JPH11283364A - マルチバンクdram及びこのマルチバンクdramを備えたデータ処理システム - Google Patents

マルチバンクdram及びこのマルチバンクdramを備えたデータ処理システム

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JPH11283364A
JPH11283364A JP10084420A JP8442098A JPH11283364A JP H11283364 A JPH11283364 A JP H11283364A JP 10084420 A JP10084420 A JP 10084420A JP 8442098 A JP8442098 A JP 8442098A JP H11283364 A JPH11283364 A JP H11283364A
Authority
JP
Japan
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access
cache
row address
dram
bank
Prior art date
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Application number
JP10084420A
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English (en)
Inventor
Kiyoji Ueno
喜代治 上野
Noriyuki Ikumi
宣之 幾見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、アクセススピードを向上して効
率的なメモリアクセスをデータ処理システムに提供でき
るマルチバンクDRAM、及びこのDRAMを含んでデ
ータ処理効率を高めたデータ処理システムを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 この発明は、マルチバンクDRAMに対
してアクセスされたアドレスを保持するRAC1とその
アクセス状況を保持するASC2を設け、そのアドレス
へのアクセスは列アクセスのみの高速なアクセスを可能
とし、あたかもキャッシュメモリに入っているデータで
あるかのごとくアクセスを行うように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャッシュメモ
リのようにアクセス速度の向上を図ったマルチバンクD
RAM、ならびにこのマルチバンクDRAMを備えたデ
ータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロプロセッサではDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセスメモリ)をメイン
メモリとして用いているが、DRAMのアクセスサイク
ルはMPU(マイクロプロセッサユニット)の動作クロ
ックサイクルよりもはるかに遅いため、MPUがDRA
Mをアクセスした際にMPUの動作サイクルにおいてウ
ェイトサイクルが入ってしまうという欠点があった。こ
の欠点を克服するために従来では、DRAMのメモリセ
ルアレイのカラム(列)方向のみを高速にアクセスする
ファーストページモードと呼ばれる高速アクセスモード
であるとか、あるいはマルチバンク構成としてそれぞれ
のバンクを時分割でアクセスして見かけ上アクセススピ
ードの遅れを隠したインターリーブアクセス等によって
DRAMのアクセススピードの遅れを改善してアクセス
効率の向上を図っていた。
【0003】しかしながら、このような対処でも十分に
改善することはできなかった。そこで、頻繁にアクセス
されるデータをキャッシュメモリと呼ばれるMPUに内
蔵されるSRAM(スタティック・ランダム・アクセス
メモリ)に貯えることでメモリアクセスの高速化を図っ
ていた。さらに、MPUチップ外に第2のキャッシュメ
モリを設けたり、キャッシュメモリを階層化する場合も
あった。しかし、SRAMはDRAMに比べて構成面積
が大きくなり、高集積化の妨げとなったり、メインメモ
リとしてはチップ面積の大型化を招き非現実的であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のDRAMにあっては、メモリセルが小型に構成で
きることからメインメモリといった大容量の記憶装置に
好適であった。しかしながら、アクセススピードはSR
AMに比べてかなり遅いため、動作サイクルの速いMP
Uの記憶装置としては効率的なメモリアクセスを提供で
きず、またデータ処理システムにおいてデータ処理のス
ループットの低下を招いていた。
【0005】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、アクセススピ
ードの向上を図り、効率的なメモリアクセスをデータ処
理システムに提供できるマルチバンクDRAM、ならび
にこのマルチバンクDRAMを含んでデータ処理効率を
高めたデータ処理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数のバンクで構成された
DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセスメモリ)
において、前記DRAMに対してアクセスされた行アド
レスを保持し、保持された行アドレスとアクセスされて
いる行アドレスを比較し、両者の一致(ヒット)/不一
致(ミス)を判別して判別結果を出力し、ミスした場合
には保持されていた行アドレスをアクセスされている行
アドレスに更新する行アドレスキャッシュと、前記DR
AMのアクセスを制御する制御信号を受けて、該制御信
号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記憶更新す
るアクセスステータスキャッシュと、選択されたワード
線をラッチするワード線ラッチと、前記行アドレスキャ
ッシュの判別結果と前記アクセスステータスキャッシュ
の前記DRAMのアクセス状態を受けて、前記ワード線
ラッチを制御し、かつ前記行アクセスキャッシュにより
ヒットが判別されて前記アクセスステータスキャッシュ
により前記DRAMがアクセス可能状態であることが判
別された場合は列アクセスを開始させ、前記行アドレス
キャッシュによりミスが判別された場合には前記行アド
レスキャッシュの更新を制御し、前記バンクを切り換え
て行アクセスを開始させる制御回路とをそれぞれのバン
クに備えてなることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、複数のバンクで構
成されたDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス
メモリ)において、前記DRAMに対してアクセスされ
た行アドレスを保持し、保持された行アドレスとアクセ
スされている行アドレスを比較し、両者の一致(ヒッ
ト)/不一致(ミス)を判別して判別結果を出力し、ミ
スした場合には保持されていた行アドレスをアクセスさ
れている行アドレスに更新する行アドレスキャッシュ
と、前記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受け
て、該制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態
を記憶更新するアクセスステータスキャッシュと、アク
セスデータをラッチするセンスアンプと、前記行アドレ
スキャッシュの判別結果と前記アクセスステータスキャ
ッシュの前記DRAMのアクセス状態を受けて、かつ前
記行アクセスキャッシュによりヒットが判別されて前記
アクセスステータスキャッシュにより前記DRAMがア
クセス可能状態であることが判別された場合は前記セン
スアンプにラッチされたアクセスデータの列アクセスを
開始させ、前記行アドレスキャッシュによりミスが判別
された場合には前記行アドレスキャッシュの更新を制御
し、前記バンクを切り換えて行アクセスを開始させる制
御回路とをそれぞれのバンクに備えてなることを特徴と
する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のマルチバンクDRAMと、前記マルチバンクDRA
Mをアクセスし、データ処理の制御中枢となるMPU
(マイクロプロセッサユニット)とを有することを特徴
とする。
【0009】請求項4記載の発明は、複数のバンクで構
成されたDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス
メモリ)と、前記マルチバンクDRAMをアクセスし、
データ処理の制御中枢となるMPU(マイクロプロセッ
サユニット)と、前記DRAMに対してアクセスされた
行アドレスを保持し、保持された行アドレスとアクセス
されている行アドレスを比較し、両者の一致(ヒット)
/不一致(ミス)を判別して判別結果を出力し、ミスし
た場合には保持されていた行アドレスをアクセスされて
いる行アドレスに更新する行アドレスキャッシュと、前
記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、該
制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記憶
更新するアクセスステータスキャッシュと、選択された
ワード線をラッチするワード線ラッチと、前記行アドレ
スキャッシュの判別結果と前記アクセスステータスキャ
ッシュの前記DRAMのアクセス状態を受けて、前記ワ
ード線ラッチを制御し、かつ前記行アクセスキャッシュ
によりヒットが判別されて前記アクセスステータスキャ
ッシュにより前記DRAMがアクセス可能状態であるこ
とが判別された場合は列アクセスを開始させ、前記行ア
ドレスキャッシュによりミスが判別された場合には前記
行アドレスキャッシュの更新を制御し、前記バンクを切
り換えて行アクセスを開始させる制御回路とを有し、前
記行アドレスキャッシュ、前記アクセスステータスキャ
ッシュ、前記ワード線ラッチならびに前記制御回路はそ
れぞれのバンク毎に対応して設けられてなることを特徴
とする。
【0010】請求項5記載の発明は、複数のバンクで構
成されたDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス
メモリ)と、前記マルチバンクDRAMをアクセスし、
データ処理の制御中枢となるMPU(マイクロプロセッ
サユニット)と、前記DRAMに対してアクセスされた
行アドレスを保持し、保持された行アドレスとアクセス
されている行アドレスを比較し、両者の一致(ヒット)
/不一致(ミス)を判別して判別結果を出力し、ミスし
た場合には保持されていた行アドレスをアクセスされて
いる行アドレスに更新する行アドレスキャッシュと、前
記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、該
制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記憶
更新するアクセスステータスキャッシュと、アクセスデ
ータをラッチするセンスアンプと、前記行アドレスキャ
ッシュの判別結果と前記アクセスステータスキャッシュ
の前記DRAMのアクセス状態を受けて、かつ前記行ア
クセスキャッシュによりヒットが判別されて前記アクセ
スステータスキャッシュにより前記DRAMがアクセス
可能状態であることが判別された場合は前記センスアン
プにラッチされたアクセスデータの列アクセスを開始さ
せ、前記行アドレスキャッシュによりミスが判別された
場合には前記行アドレスキャッシュの更新を制御し、前
記バンクを切り換えて行アクセスを開始させる制御回路
とを有し、前記行アドレスキャッシュ、前記アクセスス
テータスキャッシュならびに前記制御回路はそれぞれの
バンク毎に対応して設けられてなることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載のマルチバンクDRAMにおいて、前
記行アドレスキャッシュならびに前記アクセスステータ
スキャッシュは、キャッシュエントリーテーブルとして
1つのテーブルで構成されてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて発明の実施形
態を説明する。
【0013】図1は請求項1記載の発明の一実施形態に
係わるマルチバンクDRAMの構成を示す図である。
【0014】図1において、この実施形態のマルチバン
クDRAMは、メモリセルアレイならびにそのアクセス
系が複数のバンクにより構成されたDRAM(ダイナミ
ック・ランダム・アクセスメモリ)であって、DRAM
に対してアクセスされた行(ロウ)アドレスを受けて保
持し、保持された行アドレスとアクセスされている行ア
ドレスを比較し、両者の一致(ヒット)/不一致(ミ
ス)を判別して判別結果を出力し、ミスした場合には保
持されていた行アドレスをアクセスされている行アドレ
スに更新する行アドレスキャッシュ(RAC)1と、D
RAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、この制
御信号に基づいてDRAMのアクセス状態を記憶更新す
るアクセスステータスキャッシュ(ASC)2と、行ア
ドレスを受けてデコードしワード線を選択する行デコー
ダ3と、行デコーダ3のデコード結果を受けてラッチイ
ネーブル信号に基づいて選択されたワード線をラッチす
るワード線ラッチ4と、データを記憶するセルアレイ5
と、センスアンプ(SA)/入出力回路(DQ)6と、
列(カラム)アドレスを受けてデコードし列選択信号を
SA/DQ6に与える列デコーダ7と、行アドレスキャ
ッシュ1の判別結果とアクセスステータスキャッシュ2
のDRAMのアクセス状態を受けて、これらの情報に基
づいてSA/DQ6にアクセス制御信号を供給してSA
/DQ6の動作を制御し、ワード線ラッチ4にラッチイ
ネーブル信号を供給してワード線ラッチ4を制御し、ま
た行アドレスキャッシュ1及びアクセスステータスキャ
ッシュ2の動作を制御する第1の制御回路8と、行アド
レスキャッシュ1の判別結果とアクセスステータスキャ
ッシュ2のDRAMのアクセス状態を受けて、これらの
情報に基づいて列デコーダ7にアクセス制御信号を供給
して列デコーダ7の動作を制御し、また行アドレスキャ
ッシュ1及びアクセスステータスキャッシュ2の動作を
制御する第2の制御回路9とが各バンク毎に設けられ、
行アクセスキャッシュ1によりヒットが判別されてアク
セスステータスキャッシュ2によりDRAMがアクセス
可能状態であることが判別された場合は列アクセスを開
始させ、行アドレスキャッシュによりミスが判別された
場合には行アドレスキャッシュ1の更新後に列アクセス
を開始するように制御し、又はバンクを切り換えて行ア
クセスを開始させることを特徴とする。
【0015】このような構成において、MPUからDR
AMへアクセスがあるとデコードするのと並行してRA
C1をチェックしアクセスしようとしているアドレスが
キャッシュされている(RAC1にエントリされてい
る)かをチェックし、その結果(ヒット/ミス)とAS
C2に保持されているアクセス状況に基づいてアクセス
制御及び内部のタイミング生成/制御を行う。アクセス
状況としては例えば、初期状態のイニシャライズ、デコ
ードまたはビット線のセンス動作、リストア、プリチャ
ージが考えられ、それぞれの状況に応じた制御がなされ
る。
【0016】図2は上記構成におけるリード動作のフロ
ーチャートを示す図であり、図3はリード動作のタイミ
ングチャートを示す図であり、これらの図を参照してリ
ード動作を説明する。
【0017】行アドレスをデコードするとともにRAC
1でのヒットチェック、ASC2でのステータスを調べ
た結果、このバンクへの初めてのアクセスであったため
ミスとなり、続出されるデータが無効であることをMP
Uに知らせる(Invalidate)。この時、必要に応じてス
テータス情報も転送すればMPU側でその情報に基づい
た効率的な動作を行うことが可能となる。データの無効
通知(Invalidate)と並行してアドレスデコードが行わ
れており、ASC1のステータスが初期状態であったこ
とからラッチイネーブル信号によりワード線ラッチ4は
イネーブル状態となりデコード結果をラッチする。その
後、データが続出されセンスアンプによりラッチされた
後、データが有効となる。図3に示すタイミングでは続
いて同じ行アドレスの異なる列アドレスにアクセスがな
されており、この時、ビット線はリストアにあるためそ
のままアクセスを行いデータを続出している。その後、
別の行アドレスがアクセスされたためミスとなりデータ
は無効(Invalid )となり、ワード線も落とされてい
る。それと同時にプリチャージが起動され、プリチャー
ジが完了するタイミングで再びヒットし、ラッチイネー
ブル信号を立ち上げる。ASC2のステータスに応じて
動作が変るが、図2に示すように、ヒットした場合には
プリチャージまで待ち、リストアの状態で列アクセスを
行う。ワード線がラッチされている、つまりヒットして
いる間はリストア状態を保持するため高速な列アクセス
が行える。
【0018】本実施形態ではプリチャージの場合にはミ
スとしているが、もちろんヒットとして処理することも
可能である。一方、ミスした場合には出力データを無効
(Invalidate)とし、ステータスがデコード中かビット
線のセンス中であればリストアまで待ち、リストアであ
ればプリチャージを起動する。プリチャージ状態であっ
た場合にはRAC1が更新されヒットになるのを待ち新
しいデコード結果をラッチしアクセスを開始する。ま
た、ミスした場合にはバンクを切り換えてアクセスを行
うようにしてもよい。
【0019】図4は上記構成におけるライト動作のフロ
ーチャートを示す図であり、図5はライト動作のタイミ
ングチャートを示す図である。ライト動作も基本的には
リード動作と同じ動作を行い、リード動作とライト動作
の切り替えはライト信号によって行われ、ライト動作の
場合には無駄なビット線の動きを抑えるように列選択信
号やセンスアンプの制御がなされる。
【0020】このように、上記実施形態にあっては、D
RAM、ならびにこのDRAMをアクセスするMPUを
含んで構成されたデータ処理システムでは、DRAMを
キャッシュメモリのように使えるため、より高速なアク
セスを可能とすることで各種のキャッシュメモリを用い
ること無く十分なシステム性能が得られるという効果が
ある。例えば上記マルチバンクDRAMが200MHz
での列アクセスが可能であり、そのバンク数が1024
で1ライン(1行)が256ビットである場合には、従
来のキャッシュメモリと同様なヒット率が得られるよう
にアドレッシングを工夫すれば、それは200MHzで
動作する32Kバイトのキャッシュメモリを持つことに
等しく、このマルチバンクDRAMのみでもキャッシュ
メモリを持つシステムと同等な性能を提供することがで
きる。
【0021】図6は請求項2記載の発明の一実施形態に
係わるマルチバンクDRAMの構成を示す図である。
【0022】図6において、この実施形態の特徴とする
ところは、図1に示す実施形態に比べて図1に示すワー
ド線ラッチ4を削除し、ワード線をラッチするのではな
くセンスアンプ6でRASサイクルに関係なく続出した
データを保持するようにしたことにあり、他の構成は図
1に示す実施形態と同様である。このような実施形態で
はヒットしている限りセンスアンプ6でラッチされてい
るデータを列アクセスで読出すことができる。ミスした
場合にはアクセス可能な状況であればアドレスをデコー
ドしている間にセンスアンプ6をイコライズするように
制御を行い、アクセスを待つ必要がある場合にはアドレ
スで命令をデコード中止するなどしてワード線を活性化
させないように制御する必要がある。
【0023】図7は請求項6記載の発明の一実施形態に
係わるマルチバンクDRAMの構成を示す図である。
【0024】図7において、この実施形態の特徴とする
ところは、図1に示す実施形態に比べて、行アドレスキ
ャッシュ(RAC)1ならびにアクセスステータスキャ
ッシュ(ASC)2をキャッシュエントリテーブル10
として図8に示すように1つのテーブルとして構成した
ことにあり、他の構成及び作用は図1に示す実施形態と
同様である。このような構成においては、図1に示す実
施形態と同様な効果を得ることができるとともに、キャ
ッシュエントリテーブル10をマルチバンクDRAMの
外部の例えばデータ処理システムに設けることが可能と
なり、マルチバンクDRAMの構成を容易に小型化でき
る。
【0025】なお、上記それぞれの実施形態のマルチバ
ンクDRAMは、このマルチバンクDRAMをアクセス
してデータ処理の制御中枢となるMPU(マイクロプロ
セッサユニット)と組み合わせてデータ処理システムを
構築することが可能であり、また、このようなデータ処
理システムを構築した場合に、行アドレスキャッシュ
(RAC)1及びアクセスステータスキャッシュ(AS
C)2、ワード線ラッチ4、又はキャッシュエントリテ
ーブル10はDRAMの外部のデータ処理システムに設
けるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、マルチバンクDRAM及びこのデータ処理システム
に含まれる上記DRAMをキャッシュメモリのように使
えるため、より高速なアクセスを可能とすることで各種
のキャッシュメモリを用いること無く十分なシステム性
能が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施形態に係わるマル
チバンクDRAMの構成を示す図である。
【図2】図1に示すDRAMのリード動作のフローチャ
ートを示す図である。
【図3】図1に示すDRAMのリード動作のタイミング
チャートを示す図である。
【図4】図1に示すDRAMのライト動作のフローチャ
ートを示す図である。
【図5】図1に示すDRAMのライト動作のタイミング
チャートを示す図である。
【図6】請求項2記載の発明の一実施形態に係わるマル
チバンクDRAMの構成を示す図である。
【図7】請求項3記載の発明の一実施形態に係わるマル
チバンクDRAMの構成を示す図である。
【図8】図7に示すキャッシュエントリテーブルの構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 行アドレスキャッシュ 2 アクセスステータスキャッシュ 3 行デコーダ 4 ワード線ラッチ 5 セルアレイ 6 センスアンプ(SA)/入出力回路(DQ) 7 列デコーダ 8 第1の制御回路 9 第2の制御回路 10 キャッシュエントリテーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバンクで構成されたDRAM(ダ
    イナミック・ランダム・アクセスメモリ)において、 前記DRAMに対してアクセスされた行アドレスを保持
    し、保持された行アドレスとアクセスされている行アド
    レスを比較し、両者の一致(ヒット)/不一致(ミス)
    を判別して判別結果を出力し、ミスした場合には保持さ
    れていた行アドレスをアクセスされている行アドレスに
    更新する行アドレスキャッシュと、 前記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、
    該制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記
    憶更新するアクセスステータスキャッシュと、 選択されたワード線をラッチするワード線ラッチと、 前記行アドレスキャッシュの判別結果と前記アクセスス
    テータスキャッシュの前記DRAMのアクセス状態を受
    けて、前記ワード線ラッチを制御し、かつ前記行アクセ
    スキャッシュによりヒットが判別されて前記アクセスス
    テータスキャッシュにより前記DRAMがアクセス可能
    状態であることが判別された場合は列アクセスを開始さ
    せ、前記行アドレスキャッシュによりミスが判別された
    場合には前記行アドレスキャッシュの更新を制御し、前
    記バンクを切り換えて行アクセスを開始させる制御回路
    とをそれぞれのバンクに備えてなることを特徴とするマ
    ルチバンクDRAM。
  2. 【請求項2】 複数のバンクで構成されたDRAM(ダ
    イナミック・ランダム・アクセスメモリ)において、 前記DRAMに対してアクセスされた行アドレスを保持
    し、保持された行アドレスとアクセスされている行アド
    レスを比較し、両者の一致(ヒット)/不一致(ミス)
    を判別して判別結果を出力し、ミスした場合には保持さ
    れていた行アドレスをアクセスされている行アドレスに
    更新する行アドレスキャッシュと、 前記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、
    該制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記
    憶更新するアクセスステータスキャッシュと、 アクセスデータをラッチするセンスアンプと、 前記行アドレスキャッシュの判別結果と前記アクセスス
    テータスキャッシュの前記DRAMのアクセス状態を受
    けて、かつ前記行アクセスキャッシュによりヒットが判
    別されて前記アクセスステータスキャッシュにより前記
    DRAMがアクセス可能状態であることが判別された場
    合は前記センスアンプにラッチされたアクセスデータの
    列アクセスを開始させ、前記行アドレスキャッシュによ
    りミスが判別された場合には前記行アドレスキャッシュ
    の更新を制御し、前記バンクを切り換えて行アクセスを
    開始させる制御回路とをそれぞれのバンクに備えてなる
    ことを特徴とするマルチバンクDRAM。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のマルチバンクDR
    AMと、前記マルチバンクDRAMをアクセスし、デー
    タ処理の制御中枢となるMPU(マイクロプロセッサユ
    ニット)とを有することを特徴とするデータ処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数のバンクで構成されたDRAM(ダ
    イナミック・ランダム・アクセスメモリ)と、 前記マルチバンクDRAMをアクセスし、データ処理の
    制御中枢となるMPU(マイクロプロセッサユニット)
    と、 前記DRAMに対してアクセスされた行アドレスを保持
    し、保持された行アドレスとアクセスされている行アド
    レスを比較し、両者の一致(ヒット)/不一致(ミス)
    を判別して判別結果を出力し、ミスした場合には保持さ
    れていた行アドレスをアクセスされている行アドレスに
    更新する行アドレスキャッシュと、 前記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、
    該制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記
    憶更新するアクセスステータスキャッシュと、選択され
    たワード線をラッチするワード線ラッチと、 前記行アドレスキャッシュの判別結果と前記アクセスス
    テータスキャッシュの前記DRAMのアクセス状態を受
    けて、前記ワード線ラッチを制御し、かつ前記行アクセ
    スキャッシュによりヒットが判別されて前記アクセスス
    テータスキャッシュにより前記DRAMがアクセス可能
    状態であることが判別された場合は列アクセスを開始さ
    せ、前記行アドレスキャッシュによりミスが判別された
    場合には前記行アドレスキャッシュの更新を制御し、前
    記バンクを切り換えて行アクセスを開始させる制御回路
    とを有し、 前記行アドレスキャッシュ、前記アクセスステータスキ
    ャッシュ、前記ワード線ラッチならびに前記制御回路は
    それぞれのバンク毎に対応して設けられてなることを特
    徴とするデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 複数のバンクで構成されたDRAM(ダ
    イナミック・ランダム・アクセスメモリ)と、 前記マルチバンクDRAMをアクセスし、データ処理の
    制御中枢となるMPU(マイクロプロセッサユニット)
    と、 前記DRAMに対してアクセスされた行アドレスを保持
    し、保持された行アドレスとアクセスされている行アド
    レスを比較し、両者の一致(ヒット)/不一致(ミス)
    を判別して判別結果を出力し、ミスした場合には保持さ
    れていた行アドレスをアクセスされている行アドレスに
    更新する行アドレスキャッシュと、 前記DRAMのアクセスを制御する制御信号を受けて、
    該制御信号に基づいて前記DRAMのアクセス状態を記
    憶更新するアクセスステータスキャッシュと、アクセス
    データをラッチするセンスアンプと、 前記行アドレスキャッシュの判別結果と前記アクセスス
    テータスキャッシュの前記DRAMのアクセス状態を受
    けて、かつ前記行アクセスキャッシュによりヒットが判
    別されて前記アクセスステータスキャッシュにより前記
    DRAMがアクセス可能状態であることが判別された場
    合は前記センスアンプにラッチされたアクセスデータの
    列アクセスを開始させ、前記行アドレスキャッシュによ
    りミスが判別された場合には前記行アドレスキャッシュ
    の更新を制御し、前記バンクを切り換えて行アクセスを
    開始させる制御回路とを有し、 前記行アドレスキャッシュ、前記アクセスステータスキ
    ャッシュならびに前記制御回路はそれぞれのバンク毎に
    対応して設けられてなることを特徴とするデータ処理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記行アドレスキャッシュならびに前記
    アクセスステータスキャッシュは、キャッシュエントリ
    ーテーブルとして1つのテーブルで構成されてなること
    を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のマルチ
    バンクDRAM。
JP10084420A 1998-03-30 1998-03-30 マルチバンクdram及びこのマルチバンクdramを備えたデータ処理システム Pending JPH11283364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483331B2 (en) 2006-03-17 2009-01-27 Fujitsu Microelectronics Limited Semiconductor memory, memory system, and operation method of memory system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483331B2 (en) 2006-03-17 2009-01-27 Fujitsu Microelectronics Limited Semiconductor memory, memory system, and operation method of memory system

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