JPH11282363A - プラズマディスプレイパネル用フィルター - Google Patents

プラズマディスプレイパネル用フィルター

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Publication number
JPH11282363A
JPH11282363A JP10079964A JP7996498A JPH11282363A JP H11282363 A JPH11282363 A JP H11282363A JP 10079964 A JP10079964 A JP 10079964A JP 7996498 A JP7996498 A JP 7996498A JP H11282363 A JPH11282363 A JP H11282363A
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JP
Japan
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layer
infrared absorbing
electromagnetic wave
absorbing layer
filter
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Application number
JP10079964A
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English (en)
Inventor
Tomomi Nakano
智美 中野
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波シールド層の表面において近赤外線吸
収層の周囲に導電性接着剤を配置する時、導電性接着剤
に含まれる溶剤による近赤外線吸収層への浸食作用を防
止することにより近赤外線吸収層の周囲部付近を透過す
るプラズマディスプレイパネルからの光が色ムラとなっ
て現れるのを防止し、全体的に鮮明なカラー画像を得る
ことのできるプラズマディスプレイパネル用フィルター
を提供すること。 【解決手段】 基材となる樹脂フィルム11の一方の面
に電磁波シールド層12を形成し、この電磁波シールド
層12における周囲領域を除いた表面上には近赤外線吸
収層13が形成され、電磁波シールド層12の表面周囲
領域における近赤外線吸収層非形成領域に導電性接着剤
層14が近赤外線吸収層13との間に空間部15を設け
て形成され、この空間部15を大気に連通すべくこの空
間部に沿って、支持フィルム11を含む積層体に複数の
残溶剤抜き穴16を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネル用フィルターに関し、更に詳細には例えばプラ
ズマディスプレイパネルの前面に取り付けて使用するフ
ィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】軽量且つ薄型でありながら輝度が高く、
しかも大画面が得られるプラズマディスプレイパネル
(以下、PDPと称する)は、すでによく知られてい
る。このPDPについて簡単にその構造を説明すると、
この種のPDPは、間隔をあけて配置された前面ガラス
基板と後面ガラス基板(以下、管と称する)のその間隔
部内に多数のセルを形成すると共にその管内にキセノン
ガスを封入し、前面ガラス基板の内面に形成した誘電体
層及び保護層の表面で面放電を起こしてキセノンガス分
子を励起し、紫外線を発生させてセル内の蛍光体を発光
させる構造となっている。
【0003】管内にキセノンガスを封入したこの種のP
DPにおいては、蛍光体を発光させるために発生させる
紫外線と共に近赤外線及び電磁波も発生し、その一部が
管外へ放出する。そのため、従来のPDPの前面には近
赤外線カット(吸収)性能、電磁波シールド性能、傷付
き防止性能、反射防止性能などを備えたフィルターが取
り付けられていた。
【0004】ところで、このような近赤外線吸収層や電
磁波シールド層を備えるPDP用フィルターは、一般的
に、次のように構成されている。すなわち、基材である
ポリエチレンフィルムに電磁波シールド層として銀蒸着
膜が形成され、その銀蒸着膜の上に近赤外線吸収剤をコ
ーティングして近赤外線吸収層が形成されている。銀蒸
着膜からなる電磁波シールド層の表面において、近赤外
線吸収層の周囲には、導電性塗料(接着剤)が塗布さ
れ、導電性接着剤層が形成されている。このように構成
されたフィルムは、通常、機能性フィルムと呼ばれてい
る。
【0005】この機能性フィルムは、基板であるポリカ
ーボネート樹脂板の表面に貼り付けられる。この基板の
全周囲には、導電テープが予め額縁状即ち基板の外周縁
部を、表面側から側面を介して裏面側に至る断面コ字状
に覆い、それが全周に亘るように設けられている。従っ
て機能性フィルムを基板に貼り合わせると、導電性塗料
は基板周囲に設けられた導電テープ上に重なって接着
し、その結果、導電テープは導電性塗料を介して電磁波
シールド層と電気的導通状態となる。
【0006】必要に応じてこの機能性フィルム付き基板
の両面には、反射防止層が形成され、更に外周囲に電極
となる銅箔テープを取り付け、前述した導電テープと部
分的に重ねて相互の電気的導通をとり、これにより最終
的にPDP用フィルターが構成(完成)される。
【0007】このPDP用フィルターは、PDPの前面
側周囲に設けられたフレームによりPDPの前面に取り
付けられる。その際、このフレームに構成された外部ア
ース用端子にPDPフィルターの銅箔テープが接触し、
その結果電磁波シールド層はアースされ、その機能を発
揮することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基材で
あるポリエチレンフィルム表面上の電磁波シールド層上
に形成された近赤外線吸収剤層の周囲に導電性塗料(接
着剤)を塗布すると、導電性塗料に含まれている溶剤が
隣接する近赤外線吸収層を浸食し、その部分を透過する
プラズマディスプレイパネルからの光が色ムラとなる、
という問題があった。
【0009】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、電磁波シールド層の表面
において近赤外線吸収層の周囲に導電性接着剤を配置す
る時、導電性接着剤に含まれる溶剤による近赤外線吸収
層への浸食作用を防止することにより近赤外線吸収層の
周囲部付近を透過するプラズマディスプレイパネルから
の光が色ムラとなって現れるのを防止し、全体的に鮮明
なカラー画像を得ることのできるプラズマディスプレイ
パネル用フィルターを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はプラズマディス
プレイパネル用フィルターであり、前述の技術的課題を
解決するために以下のような構成とされている。すなわ
ち、本発明は、プラズマディスプレイパネルの前面に取
り付けられるフィルターであって、基材となる樹脂フィ
ルムと、この樹脂フィルムの一方の面に形成された電磁
波シールド層と、この電磁波シールド層における周囲領
域を除いた表面上に形成された近赤外線吸収層と、電磁
波シールド層の表面周囲領域における近赤外線吸収層非
形成領域に、前記近赤外線吸収層との間に空間部を設け
て形成された導電性接着剤層とを含み、この導電性接着
剤層と近赤外線吸収層との空間部を大気に連通すべくこ
の空間部に沿って、前記支持フィルムを含む積層体に複
数の残溶剤抜き穴を形成したことを特徴とする。
【0011】<本発明における付加的構成>本発明のプ
ラズマディスプレイパネル用フィルターは、前述した必
須の構成要素からなるが、その構成要素に更に以下のよ
うな構成を加えた場合であっても成立する。その付加的
構成要素とは、前記近赤外線吸収層とその周囲に形成さ
れた導電性接着剤層とが基板に貼り合わされ、導電性接
着剤層が位置する基板表面の周囲領域において基板と導
電性接着剤層との間に配置され、外部アース用端子に導
電性接着剤層を電気的に導通させる導電材を少なくとも
備え、電磁波シールド層が導電性接着剤層及び導電材を
介して外部アース用端子に電気的に接続される構造とさ
れていることを特徴とする。
【0012】<本発明における具体的構成>本発明のプ
ラズマディスプレイパネル用フィルターは、前述した必
須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下
のような場合であっても成立する。その具体的構成要素
とは、導電材が少なくとも基板の側面にまで及んで設け
られていることを特徴とする。
【0013】また、本発明のプラズマディスプレイパネ
ル用フィルターは、前記支持フィルム表面に形成された
前記電磁波シールド層上に前記近赤外線吸収層及びその
周囲に存する前記導電性接着剤層が配置され、更にこれ
ら近赤外線吸収層及び前記導電性接着剤層の表面に、外
周に導電材が設けられた基板が順次に積層されてなるフ
ィルター本体の周囲縁部を包囲するように電極が設けら
れ、この電極が前記導電材と積層して電気的に導通し、
この電極が外部アース用端子に電気的に接続される構造
とされていることを特徴とする。
【0014】更に、本発明のプラズマディスプレイパネ
ル用フィルターでは、電磁波シールド層が樹脂フィルム
内表面に蒸着によって形成された銀蒸着膜で構成されて
いることが好ましく、更にまた導電材及び電極が金属箔
テープから構成されていることも特徴とすることができ
る。
【0015】本発明のプラズマディスプレイパネル用フ
ィルターによると、基材となる樹脂フィルムの一方の面
に形成された電磁波シールド層の表面上に近赤外線吸収
層とその表面周囲領域における近赤外線吸収層非形成領
域とが設けられ、次いでこの近赤外線吸収層非形成領域
に導電性接着剤層が近赤外線吸収層と間隔をあけて設け
られる。そして、この間隔部即ち空間部を大気に連通す
べく支持フィルムとその表面に形成された電磁波シール
ド層からなる積層体に、空間部に沿って複数の残溶剤抜
き穴が形成される。
【0016】導電性接着剤に含まれる溶剤は、導電性接
着剤が硬化する間にこれら残溶剤抜き穴から発散し、隣
接する近赤外線吸収層への浸食が防止される。その結
果、近赤外線吸収剤層の外周囲部付近を透過するプラズ
マディスプレイパネルからの光は色ムラとなって現れる
ことはなく、全体的に鮮明なカラー画像を得ることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマディスプ
レイパネル用フィルター(以下、単にPDP用フィルタ
ーと称する)をその実施形態について更に詳細に説明す
る。本発明の一実施形態に係るPDP用フィルターは、
プラズマディスプレイパネル即ちPDPの前面に取り付
けて使用される。図1には、本発明の一実施形態に係る
PDP用フィルター10の周囲付近における部分的な断
面構造が示され、図2には中央部付近における部分的な
断面構造が示されている。
【0018】このPDP用フィルター10は、基本的に
は、基材となる樹脂製の支持フィルム11と、この支持
フィルム11の一方の面に形成された電磁波シールド層
12とを含む。この電磁波シールド層12の表面には、
その周囲領域を除いて近赤外線吸収層13及びその上に
粘着剤層17が形成されている。そして、電磁波シール
ド層12の表面における周囲領域である近赤外線吸収層
非形成領域には導電性接着剤層14が近赤外線吸収層1
3の外周部と空間をあけて塗布されている。従って、こ
の空間部15は、図3(c)に示されるように近赤外線吸
収層13を取り囲む溝部となる。
【0019】そして、電磁波シールド層12の表面にお
いて近赤外線吸収層13と導電性接着剤層14との間の
空間部即ち溝部15を大気に連通すべく、支持フィルム
11とこの表面に積層された電磁波シールド層12とか
らなる積層体に複数の残溶剤抜き穴16が溝部15に沿
って設けられている。これにより、導電性接着剤層14
を形成すべく導電性接着剤が塗布された後、それが硬化
するまでの間に当該接着剤に含まれる溶剤が溝部15及
びこれらの残溶剤抜き穴16から外部に発散して逃げ、
これにより隣接する近赤外線吸収層13への浸食が防止
される。
【0020】このように構成されたフィルムが機能性フ
ィルムFである。他方、例えばポリカーボネート等よう
な透明な樹脂製の基板18の周囲には、導電材としての
導電テープ19が額縁状即ち基板18の外周縁部を表面
側から側面を介して裏面側に至る断面コ字状に覆い、そ
れが全周に亘るように設けられている。
【0021】この基板18の表面に、前述の機能性フィ
ルムFが、その粘着剤層17と導電性接着剤層14を基
板18表面に重ねるように貼り合わされる。これにより
機能性フィルムFは、近赤外線吸収層13の表面に設け
られた粘着材層17と導電性接着剤層14とにより基板
18に貼り付けられ、その際、導電性接着剤層14は、
基板18の表面周囲に位置する導電テープ19に対応し
て当該導電テープ19上に重なって接着される。
【0022】換言すれば、導電性接着剤層14を形成す
るために電磁波シールド層12の周囲に設けられる近赤
外線吸収層非形成領域の幅寸法(支持フィルム中央側へ
の領域の深さ)と導電テープ19の基板18の表面上の
幅とをほぼ同じ寸法にするように予め設計されているた
め、機能性フィルムFを前述したように基板18に貼り
合わせると、導電性接着剤層14は基板18の表面上に
位置する導電テープ19にほぼ一致して重ね合わされ
る。
【0023】このようにして形成された機能性フィルム
付き基板即ちフィルター本体は、その周囲にプロテクト
テープ20(図3(e)参照)が額縁状に取り付けられ
る。その際、支持フィルム11の周囲表面上に貼り付け
られるプロテクトテープ20の一部は、支持フィルム1
1を貫通して溝部15に連通する残溶剤抜き穴16を塞
ぐ位置まで及んでいる。
【0024】その後、このフィルター本体は、反射防止
のためのディッピング処理がなされて、支持フィルム1
1と基板19のそれぞれ外側表面に反射防止層21が形
成される。その後、プロテクトテープ20が取り除かれ
て、当該フィルター本体の周囲に額縁状に銅箔テープか
らなる電極22が取り付けられ、その一部が導電テープ
19に重なって電気的に導通状態とされる。この電極2
2の取付けにあたって、図1に示されるように支持フィ
ルム11の表面外周に位置する銅箔テープの端部は、前
述した残溶剤抜き穴16を塞ぐように位置している。
【0025】このようなPDP用フィルター10は、プ
ラズマディスプレパネル(図示せず)の前面に設けられ
ている取付け構造体に装着される。その時、取付け構造
体に設けられた外部アース用端子に電極22が接触し、
PDP用フィルター10の電磁波シールド層12は、導
電性接着剤層14及び導電テープ19を介して外部アー
ス用端子に電気的に導通し、電磁波シールド層12がそ
の機能を発揮することになる。
【0026】次に、このPDP用フィルター10の製造
方法を図3(a)〜図3(h)を参照して説明する。図3(a)
に示されるように、既に電磁波シールド層12が一表面
に形成された長尺な支持フィルム11が近赤外線吸収剤
コーティング装置30の供給ロール31に巻かれてセッ
トされる。この供給ロール31から送り出された支持フ
ィルム11は、近赤外線吸収剤コーティング装置30を
通過する時、電磁波シールド層12の表面に部分的に近
赤外線吸収剤が連続的にコーティングされ、巻取りロー
ル32に巻き取られる。
【0027】電磁波シールド層12の表面上への近赤外
線吸収剤の部分的なコーティングとは、図4に示される
ように長尺な支持フィルム11の両側縁から内側へ所定
の幅だけ余白部をとるようにし、同時に支持フィルムの
送給方向には所定の間隔をあけるようにしてコーティン
グすることである。このようにして、電磁波シールド層
12の表面上に部分的に近赤外線吸収層13が形成さ
れ、巻取りロール32に巻き取られた長尺な支持フィル
ム11は、図3(b)に示されるように粘着剤コーティン
グ装置33の供給ロール34としてセットされる。
【0028】この供給ロール34から送り出された支持
フィルム11は、粘着剤コーティング装置33を通過す
る時、各近赤外線吸収層13の全面にそれぞれ粘着剤が
コーティングされ、機能性フィルムFとなって巻取りロ
ール35に巻き取られる。巻取りロール35に巻き取ら
れた機能性フィルムFは、次いで、支持フィルム11の
表面上にその長尺方向に所定の間隔をあけて配置形成さ
れた近赤外線吸収層等からなる積層部分のその相互間隔
中央部で順次切断されて、個々の機能性フィルムFに分
けられる。
【0029】そして、図3(c)に示されるように各機能
性フィルムFについて、近赤外線吸収層等からなる積層
部分体の周囲余白部における電磁波シールド層12の表
面上に導電性塗料(接着剤)を、近赤外線吸収層13と
その上にコーティングされた粘着剤層17とからなる積
層部分の外周端から間隔をあけて塗布し、導電性接着剤
層14を形成する。
【0030】図3(c)には、この空間部が、近赤外線吸
収層13及びその上にコーティングされた粘着剤層17
からなる積層部分と導電接着剤層14との境界を形成す
るように溝部15となって表れている。このようにして
導電性接着剤層14を形成した直後に、支持フィルム1
1とその表面に形成された電磁波シールド層12からな
る積層体に、その境界部である溝部15に連通する残溶
剤抜き穴16が所定の間隔をあけ且つこの溝部15に沿
って複数形成される。
【0031】このようにして形成された機能性フィルム
Fを、図3(d)に示されるように基板18であるポリカ
ーボネート樹脂板の表面に貼り付け、機能性フィルム付
き基板即ちフィルター本体が形成される。この時、基板
18の全周囲には、導電テープ19が予め額縁状即ち基
板18の外周縁部を、表面側から側面を介して裏面側に
至る断面コ字状に覆い、それが全周に亘るように設けら
れている。
【0032】従って、機能性フィルムFを基板18に貼
り合わせると、導電性接着剤層14は基板18周囲に設
けられた導電テープ19上に重なって接着し、その結
果、導電テープ19は導電性接着剤層14を介して電磁
波シールド層12と電気的導通状態となる。
【0033】次いで、フィルター本体は、図3(e)及び
図3(f)に示されるようにその全周囲縁部にプロテクト
テープ20を額縁状に貼り付けた後、反射防止層21を
形成するためのディッピング処理(図3(g))をする。
その時、プロテクトテープ20は、支持フィルム11の
表面に開口している残溶剤抜き穴16を塞ぐ位置にまで
及んでいるので、ディッピング処理中にこの残溶剤抜き
穴16から反射防止剤が内部に浸入する恐れはない。
【0034】その後、このプロテクトテープ20を除去
した後、図3(h)に示されるようにその部分に電極22
となる銅箔テープを、支持フィルム11の表面に開口し
ている残溶剤抜き穴16を塞ぐように取り付け、前述し
た導電テープ19と部分的に重ねて相互の電気的導通を
とり、これにより最終的にPDP用フィルター10が構
成(完成)される。導電性接着剤層の硬化が終了した後
に残溶剤抜き穴16を塞ぐ理由は、近赤外線吸収剤や銀
などの劣化が酸素により促進されるのを防ぐことにあ
る。
【0035】このようなPDP用フィルター10の製造
方法は、単なる一例であって、本発明はこのような工程
によって製造されるものだけに限られない。例えば、前
述したこのPDP用フィルター10の製造方法では、支
持フィルム11表面上の電磁波シールド層12上におけ
る近赤外線吸収層等からなる積層部分の周囲余白部に導
電性塗料(接着剤)を塗布して導電性接着剤層14を形
成したが、これを貼り合わせる基板18の全周囲に前述
したように導電テープ19を設けた後に、その表面に位
置する導電テープ19面に導電性接着剤を塗布して導電
性接着剤層14を形成しておいてもよい。
【0036】ここで各層を構成する材料について簡単に
説明すると、支持フィルム11である透明樹脂フィルム
は、実質的に透明であって、吸収、散乱が大きくない樹
脂フィルムであればよく、特に制限はない。透明樹脂フ
ィルムに使用される樹脂の具体的な例としては、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリア
リレート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂等をあげるこ
とができる。
【0037】これらの中では、特に非晶質のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂が好ましく、非晶
質ポリオレフィン系樹脂の中では環状ポリオレフィン
が、ポリエステル系樹脂の中ではポリエチレンテレフタ
レートが特に好ましい。
【0038】上記樹脂には、一般的に公知である添加
剤、例えばフェノール系、燐系などの酸化防止剤、ハロ
ゲン系、燐酸系等の難燃剤、耐熱老化防止剤、滑剤、帯
電防止剤等を配合することができる。透明樹脂フィルム
は、上記樹脂を公知のTダイ成形、カレンダー成形、圧
縮成形などの方法や、有機溶剤に溶解させてキャスティ
ングする方法等を用いて成形される。
【0039】フィルムの厚みとしては、目的に応じて、
10μm〜1mmの範囲が望ましい。該透明樹脂フィル
ムは、未延伸でも延伸されていても良い。また、他のプ
ラスチック基材と積層されていても良い。更に該透明樹
脂フィルムは、コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処
理、グロー放電処理、粗面化処理、薬品処理等の従来公
知の方法による表面処理や、プライマー等のコーティン
グを片面あるいは両面に施しても良い。
【0040】次に、電磁波シールド層12としては、導
電性繊維のメッシュ、導電性物質の蒸着或いはそれらの
組み合わせ等が用いられるが、視認性の点から導電性物
質の蒸着が好ましい。支持フィルム11の表面に蒸着さ
れる導電性物質は、PDPより放出される電磁波を遮蔽
する目的で蒸着されるもので、金属又は金属酸化物など
が用いられるが、400〜700nmの可視光線領域を
70%以上透過し、表面固有抵抗値が50Ω/口以下で
あれば、いかなるものであっても良い。
【0041】好ましくは、酸化スズ、酸化インジウムス
ズ(以下、ITOという)、酸化アンチモンスズ(以下
ATOという。)等の金属酸化物、あるいは金属酸化物
と金属を交互に積層させる。金属酸化物と金属の積層
は、表面固有抵抗を低くできるので、より好ましい。金
属酸化物としては、酸化スズ、ITO、ATOであり、
金属としては銀あるいは銀ーパラジウム合金が一般的で
あり、通常金属酸化物層より始まり3乃至11層程度積
層する。
【0042】また、電磁波シールド層12を形成する導
電性物質としては、更にアルミニウム酸化亜鉛(以下、
AZOという)をスパッタリングにより蒸着して構成す
ることも好ましい。このAZOは、電磁波をシールドす
る性能だけではなく、紫外線、特に350nm以下の波
長の紫外線を吸収する性能があることから、電磁波シー
ルド層12をこのAZOで構成すれば、紫外線遮蔽層を
兼用することができる。
【0043】導電性物質の膜厚は、要求される物性、用
途などにより異なるが、透明性から10〜500nm、
好ましくは50〜300nmが好ましい。膜厚は膜の各
部分が均一であることが望ましい。また、導電性物質を
透明樹脂フィルムに直接蒸着して構成することもでき
る。その際には、相互の密着性を向上させるため、予め
透明樹脂フィルムの被蒸着面にべースコート剤をコーテ
ィングしておくことが望ましい。
【0044】次に、電磁波シールド層12の表面上に設
けられる近赤外線吸収層13は、例えば近赤外線吸収剤
塗工液をコーティングすることにより得られる。近赤外
線吸収剤塗工液は、近赤外線吸収剤を有機溶剤に分散あ
るいは溶解させてバインダー樹脂を添加したもの、又は
近赤外線吸収剤を例えば、ポリウレタンアクリレートや
エポキシアクリレート等の単官能または多官能アクリレ
ートと、光重合開始剤および有機溶剤を含むハードコー
ト剤、イソシアネート系、ポリウレタン系、ポリエステ
ル系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系又はア
ルキルチタネート系などの、アンカーコート剤や接着
剤、等に添加したもので、該塗工液を電磁波シールド層
12上にコーティングする。
【0045】用いられる近赤外線吸収剤としては、有機
物質であるニトロソ化合物及びその金属錯塩、シアニン
系化合物、スクワリリウム系化合物、チオールニッケル
錯塩系化合物、フタロシアニン系化合物、ナフタロシア
ニン系化合物、トリアリルメタン系化合物、イモニウム
系化合物、ジイモニウム系化合物、ナフトキノン系化合
物、アントラキノン系化合物、又はアミノ化合物、アミ
ニウム塩系化合物、あるいは無機物であるカーボンブラ
ックや、酸化インジウムスズ、酸化アンチモンスズ、周
期表4A、5A又は6A族に属する金属の酸化物、もし
くは炭化物、又はホウ化物などが挙げられる。これらの
うち少なくとも2種類を用いる。
【0046】更に、少なくとも1種は、イモニウム系化
合物、ジイモニウム系化合物、あるいはアミニウム塩系
化合物から選ばれる近赤外線吸収剤を用いることが好ま
しい。より好ましくは、イモニウム系化合物、ジイモニ
ウム系化合物及びアミニウム塩系化合物以外の、上記近
赤外線吸収剤より選ばれる少なくとも1種を併用する。
【0047】基板18は、実質的に透明であって、吸
収、散乱が大きくない樹脂基板であればよく、特に制限
はない。用いる樹脂の具体的な例としては、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリ
レート樹脂、ボリエーテルサルホン樹脂等をあげること
ができる。
【0048】これらの中では、特に非晶質のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂が好ましい。上記
透明樹脂基板用樹脂には、一般的に公知である添加剤、
例えばフエノール系、燐系などの酸化防止剤、ハロゲン
系、燐酸系等の難燃剤、耐熱老化防止剤、滑剤、帯電防
止剤等を配合することができる。
【0049】透明樹脂基板18は、公知の射出成形、T
ダイ成形、カレンダー成形、圧縮成形などの方法を用
い、シート(板)状に成形される。シート状の厚みとし
ては、目的に応じて、1mm〜8mmの範囲が望まし
い。かかる透明な基板18は、他のプラスチック基材と
積層されていても良い。この透明樹脂基板の一方の面に
は、図2に示されるように傷付き防止のため傷付き防止
層23を形成することも好ましい。
【0050】この傷付き防止層即ちハードコート層23
は、例えば、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレ
ートなどの単官能あるいは多官能アクリレートと、光重
合開始剤、及び有機溶剤を主成分とするハードコート剤
より形成される。また、耐摩耗性向上のため、コロイド
状金属酸化物、有機溶剤を分散媒としたシリカゾルを加
えることもできる。
【0051】また、このPDP用フィルター10に反射
防止層21を設けることは、PDP前面にこのPDP用
フィルター10を設置した場合、PDP側の反射防止層
21がPDPからの光の透過率を上げ、逆側(人の目の
近い方)の反射防止層21が蛍光灯などの外光の写り込
みを防ぐ効果があり、画像の視認性を向上させる効果が
ある。
【0052】反射防止層21は、比較的低屈折率である
酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン、フッ化マ
グネシウム、フッ化カルシウム、酸化アルミニウム、あ
るいは特開平2ー19801号公報に開示されているよ
うな非晶性含フッ素重合体から構成される。形成方法と
しては、金属アルコキシドを塗布後焼成する方法、真空
蒸着法、スパツタリング法、イオンプレーティング法、
CVD法、あるいはロールコート法、浸漬塗装法等が挙
げられる。経済性、ハンドリングの点より、非晶性含フ
ッ素重合体をフッ素系溶剤に溶解させた溶液を、浸漬塗
装によりコーティングすることが好ましい。コーティン
グの膜厚は、10〜1000nm、好ましくは20〜5
00nmである。
【0053】本発明のPDP用フィルターは、400〜
700nmの可視光線透過率が50%以上、好ましくは
65%以上、また850〜1000nmの近赤外線透過
率が15%以下、好ましくは10%以下であり、更に3
0〜100MHzの電磁波シールド性能が30dB以上
の性能を有し、PDP用フィルターとして好適なもので
ある。
【0054】なお、前述したPDP用フィルター10の
層構成は、単に一例を挙げただけで、本発明はこのよう
な層構成に限定されるものではない。例えば、紫外線遮
蔽層を加えてもよく、また紫外線吸収剤を支持フィルム
11を形成する樹脂に、又は基板18を形成する樹脂に
練り混ぜてもよく、若しくは前述したベースコート剤等
に添加してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
ディスプレイパネル用フィルターによれば、樹脂フィル
ムの一方の面に形成された電磁波シールド層の表面上に
部分的に形成された近赤外線吸収層の周囲に導電性接着
剤層を設ける際、この導電性接着剤層と近赤外線吸収層
との間の空間部に連通する残溶剤抜き穴を支持フィルム
を含む積層体に形成したことから、導電性接着剤に含ま
れる溶剤による近赤外線吸収層への浸食作用を防止する
ことができる。
【0056】その結果、導電性接着剤と近赤外線吸収剤
との隣接部分を透過するプラズマディスプレイパネルか
らの光が色ムラとなって現れるのを防止でき、全体的に
鮮明なカラー画像を得ることのできるプラズマディスプ
レイパネル用フィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るPDP用フィルター
の端部における層構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るPDP用フィルター
の中央部における層構造を示すため、図1の2−2線に
沿って得た断面図である。
【図3】図1に示される本発明の一実施形態に係るPD
P用フィルターを製造する工程を概略的に示す工程説明
図である。
【図4】図3に示されるPDPフィルター製造工程にお
いて電磁波シールド層が形成された支持フィルムのその
電磁シール層表面に部分的に近赤外線吸収層を形成する
状態を示す断片的な斜視図である。
【符号の説明】
10 プラズマディスプレイパネル用フィルター 11 支持フィルム 12 電磁波シールド層 13 近赤外線吸収層 14 導電性接着剤(塗料)層 15 溝部(空間部) 16 残溶剤抜き穴 17 粘着剤層 18 基板 19 導電テープ 20 プロテクトテープ 21 反射防止層 22 電極 23 ハードコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 11/02 H01J 11/02 Z H04N 5/66 101 H04N 5/66 101Z // H05K 9/00 H05K 9/00 V

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルの前面に取
    り付けられるフィルターであって、 基材となる樹脂フィルムと、この樹脂フィルムの一方の
    面に形成された電磁波シールド層と、この電磁波シール
    ド層における周囲領域を除いた表面上に形成された近赤
    外線吸収層と、前記電磁波シールド層の表面周囲領域に
    おける近赤外線吸収層非形成領域に、前記近赤外線吸収
    層との間に空間部を設けて形成された導電性接着剤層と
    を含み、この導電性接着剤層と前記近赤外線吸収層との
    前記空間部を大気に連通すべくこの空間部に沿って、前
    記支持フィルムを含む積層体に複数の残溶剤抜き穴を形
    成したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル用
    フィルター。
  2. 【請求項2】 前記プラズマディスプレイパネル用フィ
    ルターは、前記近赤外線吸収層の表面とその周囲に形成
    された前記導電性接着剤層の表面とが基板に貼り合わさ
    れ、前記導電性接着剤層が位置する前記基板表面の周囲
    領域において前記基板と前記導電性接着剤層との間に配
    置され、外部アース用端子に前記導電性接着剤層を電気
    的に導通させる導電材を少なくとも備え、前記電磁波シ
    ールド層が前記導電性接着剤層及び前記導電材を介して
    前記外部アース用端子に電気的に接続される構造とされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディ
    スプレイパネル用フィルター。
  3. 【請求項3】 前記導電材が少なくとも前記基板の側面
    にまで及んで設けられていることを特徴とする請求項2
    に記載のプラズマディスプレイパネル用フィルター。
  4. 【請求項4】 前記支持フィルム表面に形成された前記
    電磁波シールド層上に前記近赤外線吸収層及びその周囲
    に存する前記導電性接着剤層が配置され、更にこれら近
    赤外線吸収層及び前記導電性接着剤層の表面に、外周に
    導電材が設けられた基板が順次に積層されてなるフィル
    ター本体の周囲縁部を包囲するように電極が設けられ、
    この電極が前記導電材と積層して電気的に導通し、この
    電極が前記外部アース用端子に電気的に接続される構造
    とされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の
    プラズマディスプレイパネル用フィルター。
  5. 【請求項5】 前記電磁波シールド層が前記樹脂フィル
    ム内表面に蒸着された銀蒸着膜であることを特徴とする
    請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル用フィル
    ター。
  6. 【請求項6】 前記導電材及び前記電極が金属箔テープ
    から構成されていることを特徴とする請求項2〜5のい
    ずれかに記載のプラズマディスプレイパネル用フィルタ
    ー。
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