JPH11281805A - レンズシートおよびその製造方法 - Google Patents

レンズシートおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH11281805A
JPH11281805A JP10081504A JP8150498A JPH11281805A JP H11281805 A JPH11281805 A JP H11281805A JP 10081504 A JP10081504 A JP 10081504A JP 8150498 A JP8150498 A JP 8150498A JP H11281805 A JPH11281805 A JP H11281805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
active energy
energy ray
curable composition
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10081504A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Okawa
真 大川
Masao Hamada
雅郎 濱田
Akira Motonaga
彰 元永
Yukichi Konami
諭吉 小並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP10081504A priority Critical patent/JPH11281805A/ja
Priority to TW89111036A priority patent/TW476006B/zh
Priority to TW88113355A priority patent/TW476005B/zh
Publication of JPH11281805A publication Critical patent/JPH11281805A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性エネルギー線硬化性組成物の重合収縮に
よるレンズ形状の変形を緩和させ、斑点状の模様等の光
学欠陥の発生のない優れた光学特性を有するレンズシー
トを提供する。 【解決手段】 透明基材の少なくとも一方の面に、活性
エネルギー線硬化樹脂により多数のレンズ単位からなる
レンズ部が形成されてなるレンズシートにおいて、前記
透明基材上に厚さ1〜1000μmの緩和層を介して多
数のレンズ単位が形成されているレンズシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
使用されるバックライト等において、その正面輝度を、
向上させるために使用されるレンズシートおよびその製
造方法に関し、さらに詳しくは斑点状の模様等の光学欠
陥のない優れたレンズシートおよびこのようなレンズシ
ートを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー液晶表示装置を備えた携帯
用ノートパソコンや、カラー液晶パネルを使った携帯用
液晶TVあるいはビデオ一体型液晶TVなどのバッテリ
ー駆動製品においては、液晶表示装置の消費電力がバッ
テリー駆動時間を伸ばすための障害になっている。中で
も、液晶表示装置に使われているバックライトの消費電
力の割合は大きく、この消費電力をできる限り低く抑え
ることがバッテリー駆動時間を伸ばし、上記製品の実用
価値を高める上で重要な課題とされている。しかし、バ
ックライトの消費電力を抑えることによって、バックラ
イトの輝度を低下させたのでは液晶表示が見難くなり好
ましくない。そこで、実開平3−69184号公報等で
は、バックライトの光学的な効率を改善することによ
り、バックライトの輝度を犠牲にすることなく消費電力
を抑えるために、表面にプリズム列等のレンズ単位を多
数形成したレンズシートを、導光体の出射面側に載置し
たバックライトが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなレンズシー
トとしては、特開平5−196808号公報や特開平6
−59129号公報等で提案されているように、レンズ
パターンの精確な転写性や生産性等の観点から、紫外線
硬化性組成物等の活性エネルギー線硬化性組成物を用い
てレンズ部を形成したものが使用されてきている。例え
ば、透明樹脂フィルムや透明樹脂シート等の透明基材上
に活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物からなるレン
ズ部が一体に形成されている。
【0004】しかしながら、このような活性エネルギー
線硬化樹脂によってレンズ部が形成されるレンズシート
においては、活性エネルギー線硬化性組成物が硬化、賦
型される際に発生する重合収縮によるレンズ形状の微妙
な変形が原因と考えられる斑点状の模様が発生し、この
斑点模様が光学欠陥となりバックライトの光学特性を低
下させるという問題点を有していた。
【0005】そこで、本発明の目的は、レンズシート製
造時の活性エネルギー線硬化性組成物の重合収縮による
レンズ形状の変形を抑止して、斑点状模様等の光学欠陥
のない優れた光学特性を有するレンズシートを提供する
とともに、このようなレンズシートを製造する方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記のよ
うな従来の問題点を解決するために、レンズシートの構
成、製造方法について検討を行い、透明基材上に特定厚
さの緩和層を設けることによって、活性エネルギー線硬
化性組成物の重合収縮によるレンズ形状の変形を緩和す
ることができることを見出した。
【0007】すなわち、本発明のレンズシートは、透明
基材の少なくとも一方の面に、活性エネルギー線硬化樹
脂により多数のレンズ単位からなるレンズ部が形成され
てなるレンズシートにおいて、前記透明基材上に厚さ1
〜1000μmの緩和層を介して多数のレンズ単位が形
成されていることを特徴とするものである。また、本発
明のレンズシートの製造方法は、レンズパターンが形成
されたレンズ型のレンズパターン形成面と透明基材との
間に活性エネルギー線硬化性組成物を注入する工程、透
明基材の外面側に配置されたニップロールで活性エネル
ギー線硬化性組成物の厚さを均一にする工程、透明基材
を通して活性エネルギー線を照射して活性エネルギー線
硬化性組成物を硬化、賦型する工程、レンズ型から離型
する工程からなるレンズシートの製造方法において、圧
力機構によりニップロールのニップ圧を調整することに
よって活性エネルギー線硬化性組成物の厚さを均一化し
緩和層を形成することを特徴とするものである。
【0008】このような本発明は、圧力機構によりニッ
プロールのニップ圧を調整することによって活性エネル
ギー線硬化性組成物の厚さを均一化し、透明基材上に緩
和層を形成させ、活性エネルギー線硬化性組成物の硬化
時の重合収縮によるレンズ形状の変形を形成される緩和
層によって緩和させることができ、斑点状模様等の光学
欠陥のない優れた光学特性を有するレンズシートを提供
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のレンズシートは、図1に
示したように、透明基材3の少なくとも一方の面に多数
のレンズ単位が形成されたレンズ部2が活性エネルギー
線硬化樹脂により形成され、透明基材3とレンズ部2の
間に緩和層1が形成されている。緩和層1は、透明基材
3とレンズ単位の谷部4との間に設けられるものであ
り、通常は、レンズ部2と同一の活性エネルギー線硬化
樹脂で一体的に形成される。この緩和層1を、厚さ1〜
1000μmの範囲で形成することによって、活性エネ
ルギー線硬化性組成物の硬化時の重合収縮による斑点状
模様の発生を抑止することができる。この緩和層1の厚
さが1μm未満であると、緩和層での重合収縮によるレ
ンズ形状の変形を十分に緩和させることができない傾向
にあり、逆に1000μmを超えると緩和層の厚み斑の
制御が困難となり、厚み斑による光学特性の低下を招く
傾向にある。緩和層1の厚さは、好ましくは1〜500
μmの範囲であり、液晶表示装置のバックライト用のプ
リズムシート等の数十μm程度の微細なレンズ単位を形
成する場合には、より薄いものが好ましく、例えば、1
〜100μm、さらに好ましくは1〜50μm、より好
ましくは1.5〜10μmの範囲である。
【0010】本発明においては、レンズシートのレンズ
部2の形状は、その目的に応じて、プリズム列が平行に
多数形成されたプリズム面、リニアあるいはサーキュラ
ーフレネルレンズが形成されたフレネルレンズ面、断面
半円状あるいは半楕円状等のレンチキュラーレンズが平
行に多数形成されたレンチキュラーレンズ面や波型レン
ズ面等の種々のレンズ面が形成される。これらレンズ部
2は、透明基材3の両表面に同一または異なるレンズ形
状を形成することもできる。また、本発明のレンズシー
トにおいては、レンズ部2の厚さは10〜500μm程
度、レンズ単位のピッチは10μm〜500μm程度と
することが好ましい。さらに、レンズ単位がプリズム列
である場合には、プリズム列の頂角は50〜150゜の
範囲内とすることが好ましい。一般的に、液晶表示装置
のバックライトでは、プリズム面が液晶パネル側となる
ように配置する場合には、頂角は80〜100゜程度の
範囲であり、好ましくは90〜100゜の範囲である。
一方、プリズム面が導光体側となるように配置する場合
には、50〜75゜程度の範囲であり、好ましくは55
〜70゜の範囲である。活性エネルギー線硬化樹脂から
なるレンズ部2は、バックライトの輝度の向上等の点か
ら、高い屈折率を有するものが好ましく、具体的には、
その屈折率が1.55以上、さらに好ましくは1.6以
上である。
【0011】また、本発明のレンズシートを構成する透
明基材3は、紫外線、電子線等の活性エネルギー線を透
過する材料であれば特に限定されず、柔軟な硝子板等を
使用することもできるが、ポリエステル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等の透明樹脂シートや
フィルムが好ましい。特に、レンズ部2の屈折率よりも
屈折率が低く、表面反射率の低いポリメチルメタクリレ
ート、ポリメチルアクリレートとポリフッ化ビニリデン
系樹脂との混合物、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂からなるも
のが好ましい。透明基材3の厚さは、その用途によって
も異なるが、50μm〜500μm程度の範囲のものが
使用される。なお、透明基材3には、活性エネルギー線
硬化樹脂からなるレンズ部2と透明基材3との密着性を
向上させるために、その表面にアンカーコート処理等の
密着性向上処理を施したものが好ましい。
【0012】レンズシートの緩和層1およびレンズ部2
を形成する活性エネルギー線硬化樹脂としては、紫外
線、電子線等の活性エネルギー線で硬化させたものであ
れば特に限定されるものではないが、例えば、ポリエス
テル類、エポキシ系樹脂、ポリエステル(メタ)アクリ
レート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリレート系樹脂等が
挙げられる。中でも、(メタ)アクリレート系樹脂がそ
の光学特性等の観点から特に好ましい。このような硬化
樹脂に使用される活性エネルギー線硬化性組成物として
は、取扱い性や硬化性等の点で、多価アクリレートおよ
び/または多価メタクリレート(以下、多価(メタ)ア
クリレートと記載)、モノアクリレートおよび/または
モノメタクリレート(以下、モノ(メタ)アクリレート
と記載)、および活性エネルギー線による光重合開始剤
を主成分とすものが好ましい。代表的な多価(メタ)ア
クリレートとしては、ポリオールポリ(メタ)アクリレ
ート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、エポキ
シポリ(メタ)アクリレート、ウレタンポリ(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。これらは、単独あるいは2
種以上の混合物として使用される。また、モノ(メタ)
アクリレートとしては、モノアルコールのモノ(メタ)
アクリル酸エステル、ポリオールのモノ(メタ)アクリ
ル酸エステル等が挙げられるが、後者の場合には、遊離
の水酸基の影響であると思われるが、金属型との離型性
が悪くなるので金属型を使用する場合には多量に使用し
ないほうがよい。また、(メタ)アクリル酸およびその
金属塩についても、高い極性を有していることから、金
属型を使用する場合には多量に使用しないほうがよい。
【0013】次に、本発明に関わるレンズシートの製造
方法について、図2を参照して説明する。
【0014】図中5は、多数のレンズ単位が刻印された
レンズパターンを有するレンズ型であり、アルミニウ
ム、黄銅、鋼等の金属製の金属型や、シリコン樹脂、ポ
リウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、フッソ樹
脂、ポリメチルペンテン樹脂等の合成樹脂製の樹脂型、
Ni電鋳法で作製した電鋳型等が使用される。特に、図
2に示したようなロール型の場合には、耐熱性や強度等
の観点から金属型を使用することが望ましい。本発明に
おいては、ロール型に限らず、平板状の平型であっても
よい。ロール型の場合には、図3に示すように、レンズ
パターンが形成された薄板レンズ型13を円筒状ロール
14に巻き付けて固定したものを使用することもでき
る。また、緩和層1を均一に形成するためには、図5に
示すような端部に厚肉部分を形成した薄板段付きレンズ
型18を、円筒状ロール14に巻き付けて固定した円筒
状段付きレンズ型を使用することが好ましい。このよう
なレンズ型には、各種腐食防止のために銅やニッケル等
のメッキを表面に施すことが好ましい。さらに、切削素
材粒子の均一化および微細化のために、銅やニッケル等
のメッキを厚肉に形成して、メッキ層部分にレンズパタ
ーンを形成することも可能である。
【0015】レンズ型5には、そのレンズパターン形成
面に沿って透明基材7が供給されており、レンズ型5と
透明基材7の間に活性エネルギー線硬化性組成物8が樹
脂タンク10から連続的に供給される。透明基材7の外
側には、供給された活性エネルギー線硬化性組成物8の
厚さを均一にさせるためのニップロール6が設置されて
いる。ニップロール6としては、金属製ロール、ゴム製
ロール等が使用される。また、活性エネルギー線硬化性
組成物8の厚さを均一にさせるためには、ニップロール
6の真円度、表面粗さ等について高い精度で加工された
ものが好ましく、ゴム製ロールの場合にはゴム硬度が6
0度以上の高い硬度のものが好ましい。このニップロー
ル6は、活性エネルギー線硬化性組成物8の厚さを正確
に調整することが必要であり、圧力機構9によって操作
されるようになっている。この圧力機構9としては、油
圧シリンダー、空気圧シリンダー、各種ネジ機構等が使
用できるが、機構の簡便さ等の観点から空気圧シリンダ
ーが好ましい。空気圧は、圧力調整弁等によって制御さ
れる。
【0016】レンズ型5と透明基材7の間に供給される
活性エネルギー線硬化性組成物8は、緩和層を一定に形
成させるために一定の粘度に保持することが必要であ
る。粘度範囲は、形成する緩和層の厚さによっても異な
るが、一般的には、20〜3000mPa・Sの範囲の
粘度とすることが好ましく、さらに好ましくは100〜
1000mPa・Sの範囲である。活性エネルギー線硬
化性組成物8の粘度が20mPa・S未満の場合には、
緩和層形成のためにはニップ圧を極めて低く設定する
か、成形スピードを極端に速くすることが必要となる。
しかし、ニップ圧を極めて低くすると圧力機構9の安定
作動ができなくなる傾向にあり、緩和層の厚み斑を引き
起こしやすくなる。また、成形スピードを極端に速くす
ると活性エネルギー線の照射量が不足し活性エネルギー
線硬化性組成物の硬化が不十分となる傾向にある。一
方、活性エネルギー線硬化性組成物8の粘度が3000
mPa・Sを超えると、レンズ型のレンズパターンの細
部まで十分に硬化性組成物8が行き渡らず、レンズ形状
の精確な転写が困難となったり、気泡の混入による欠陥
が発生しやすくなったり、成形速度の極端な低下による
生産性の悪化をもたらす傾向にある。このように活性エ
ネルギー線硬化性組成物8の粘度を一定に保持させるた
めには、硬化性組成物8の温度制御が行えるように、樹
脂タンク10の外部や内部にシーズヒーター、温水ジャ
ケット等の熱源設備を設置しておくことが好ましい。
【0017】活性エネルギー線硬化性組成物8をレンズ
型5と透明基材7の間に供給した後、活性エネルギー線
硬化性組成物8がレンズ型5と透明基材7の間に挟まれ
た状態で、活性エネルギー線発光光源12から活性エネ
ルギー線を透明基材7を通して照射して、活性エネルギ
ー線硬化性組成物8を重合硬化し、レンズ型5に形成さ
れたレンズパターンの転写を行う。活性エネルギー線照
射装置12としては、化学反応用ケミカルランプ、低圧
水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、
可視光ハロゲンランプ等が使用される。活性エネルギー
線の照射量としては、200〜600nmの波長の積算
エネルギーが0.1〜50J/cm2 となる程度とする
ことが好ましい。また、活性エネルギー線の照射雰囲気
としては、空気中でもよいし、窒素やアルゴン等の不活
性ガス雰囲気下でもよい。次いで、透明基材7と活性エ
ネルギー線硬化樹脂で形成されたレンズ部が一体化され
たレンズシートをレンズ型5から離型する。
【0018】本発明のレンズシートは、以上のような製
造方法により、ニップロール6の押圧と活性エネルギー
線硬化性組成物8の粘度を調整することによって、活性
エネルギー線硬化性組成物8の厚さを均一とし、緩和層
が形成された状態で活性エネルギー線を照射させるた
め、活性エネルギー線硬化性組成物8の重合硬化時の重
合収縮によるレンズ形状の変形を緩和層で緩和すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0020】実施例1 図3に示したように、厚さ1.0mm,400mm×6
90mmのJIS黄銅3種の薄板の表面に、ピッチ50
μm、頂角90゜のプリズム列が多数並列して形状され
たプリズムパターンを刻印した薄板レンズ型13を準備
した。レンズ型13には無電解ニッケルメッキを施し
た。次いで、薄板レンズ型13を固定するため、直径2
20mm、長さ450mmのステンレス製の円筒状ロー
ル14を用意し、円筒状ロール14の円周上に薄板レン
ズ型13を巻き付け、ネジで固定し、円筒レンズ型5を
得た。
【0021】図4に示したように、円筒レンズ型5に近
接するようにゴム硬度80°のNBR製ゴムロール6を
配置した。円筒レンズ型5とゴムロール6との間に円筒
レンズ型5より若干幅の広い厚さ125μmのポリエス
テルフィルム7を円筒レンズ型5に沿って供給し、ゴム
ロール6に接続した空気圧シリンダー9により、ゴムロ
ール6と円筒レンズ型5の間でポリエステルフィルム7
をニップした。この時の空気圧シリンダー9の動作圧は
0.1MPaであった。空気圧シリンダー9には、エア
チューブ直径32mmのSMC製エアシリンダーを使用
した。さらに、円筒レンズ型5の下方に紫外線照射装置
12を設置した。紫外線照射装置12は、120W/c
mの紫外線強度を持ち、容量9.6kWのウエスタンク
ォーツ社製の紫外線照射ランプとコールドミラー型平行
光リフレクター及び電源からなる。紫外線硬化性組成物
8は、屈折率調整用成分および触媒等を予め混合してお
き、樹脂タンク10に投入した。樹脂タンク10は、紫
外線硬化性組成物8に接する部分は全てSUS304と
した。また、紫外線硬化性組成物8の液温度を制御する
ための温水ジャケット層を有しており、温調機15によ
り40℃に調整された温水を温水ジャケット層に供給
し、樹脂タンク10内の紫外線硬化性組成物8の液温を
40℃±1℃に保持にした。さらに、真空ポンプ16に
より樹脂タンク10内を真空状態にすることにより、投
入時に発生した泡を脱泡除去した。
【0022】紫外線硬化性組成物8は以下の通りで、粘
度は300mPa・S/25℃に調整した。
【0023】 フェノキシエチルアクリレート 50重量部 (大阪有機化学工業社製ビスコート#192) ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリレート 50重量部 (共栄社油脂化学工業社製エポキシエステル3000A) 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン (チバガイギー社製ダロキュア1173) 1.5重量部 樹脂タンク10内を常圧に戻し、タンクを密閉した後、
樹脂タンク10内に0.02MPaの空気圧をかけ、樹
脂タンク10の下部にあるバルブを開くことにより、紫
外線硬化性組成物8を温度制御された配管17を通し、
同じく温度制御された供給ノズル11からゴムロール6
と円筒レンズ型5の間にニップされているポリエステル
フィルム7上に供給した。供給ノズル11は、岩下エン
ジニアリング社製のMN−18−G13ニードルを取り
付けた同社製のAV101バルブを使用した。三菱電機
製0.2kWギアドモーター(減速比1/200)で毎
分3.5mの速度で円筒レンズ型5を回転させながら、
紫外線硬化性組成物8が円筒レンズ型5とポリエステル
フィルム7の間に挟まれた状態で、紫外線照射装置12
から紫外線を照射し、紫外線硬化性組成物8を重合硬化
させ円筒レンズ型5のプリズムパターンを転写させた。
その後、円筒レンズ型5より離型し、レンズシートを得
た。
【0024】得られたプリズムシートのレンズ断面を走
査型電子顕微鏡(日本電子社製JSM−840A、20
00倍)で確認したところ、ポリエステルフィルム7と
プリズム谷部との間に2μmの厚さの緩和層が形成され
ており、重合収縮によるプリズム形状にも殆ど変形が見
られないものであった。さらに、得られたプリズムシー
トを、冷陰極管を側面に配置したアクリル樹脂製導光体
の出射面上に拡散フィルムを介して、プリズム面が上向
きとなるように載置し、他の側面および裏面を反射シー
トで覆い、冷陰極管を点灯させて外観を確認した。その
結果、斑点状の模様等の光学欠陥の発生は見られず、光
学特性に優れたものであった。
【0025】実施例2 図5に示したように、厚さ1.0mm、450mm×6
90mmの大きさで、両端より10mmを除いた部分を
両端より0.03mm薄くしたJIS黄銅3種の薄板
に、ピッチ50μm、頂角90゜のプリズム列を多数並
列して刻印した薄板段付きレンズ型18を準備した。レ
ンズ型18には各種腐食防止のために無電解ニッケルメ
ッキを施した。次いで、レンズ型18を固定するため、
直径220mm、長さ450mmのステンレス製の円筒
状ロール14を用意し、円筒状ロール14の円周上にレ
ンズ型18を巻き付け、ネジで固定し、円筒段付きレン
ズ型5を得た。
【0026】図4に示したように、円筒段付きレンズ型
5に近接するように金属ロール6(SUS400丸棒か
ら削りだしたものに硬質クロムメッキ処理を施したも
の)を配置した。円筒段付きレンズ型5と金属ロール6
との間に円筒段付きレンズ型5より若干幅の広い厚さ1
25μmのポリエステルフィルム7を円筒レンズ型5に
沿って供給し、金属ロール6に接続した実施例1と同一
の空気圧シリンダー9により、金属ロール6と円筒段付
きレンズ型5の間でポリエステルフィルム7をニップし
た。この時の空気圧シリンダー9の動作圧は0.3MP
aであった。さらに、円筒段付きレンズ型5の下方に実
施例1と同一の紫外線照射装置12を設置した。紫外線
硬化性組成物8は、屈折率調整用成分および触媒等を予
め混合しておき、実施例1と同一の樹脂タンク10に投
入し、紫外線硬化性組成物8の液温度を40℃±1℃に
保持にした。さらに、真空ポンプ16により樹脂タンク
10内を真空状態にすることにより、投入時に発生した
泡を脱泡除去した。
【0027】紫外線硬化性組成物8は以下の通りで、粘
度は300mPa・S/25℃に調整した。
【0028】 フェノキシエチルアクリレート 50重量部 (大阪有機化学工業社製ビスコート#192) ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリレート 50重量部 (共栄社油脂化学工業社製エポキシエステル3000A) 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン (チバガイギー社製ダロキュア1173) 1.5重量部 樹脂タンク10内を常圧に戻し、タンクを密閉した後、
樹脂タンク10内に0.02MPaの空気圧をかけ、樹
脂タンク10の下部にあるバルブを開くことにより、紫
外線硬化性組成物8を温度制御された配管17を通し、
同じく温度制御され実施例1と同一の供給ノズル11か
ら金属ロール6と円筒段付きレンズ型5の間にニップさ
れているポリエステルフィルム7上に供給した。三菱電
機製0.2kWギアドモーター(減速比1/200)で
毎分3.5mの速度で円筒段付きレンズ型5を回転させ
ながら、紫外線硬化性組成物8が円筒段付きレンズ型5
とポリエステルフィルム7の間に挟まれた状態で、紫外
線照射装置12から紫外線を照射し、紫外線硬化性組成
物8を重合硬化させ円筒段付きレンズ型5のプリズムパ
ターンを転写させた。その後、円筒段付きレンズ型5よ
り離型し、レンズシートを得た。
【0029】得られたプリズムシートのレンズ断面を走
査型電子顕微鏡(日本電子社製JSM−840A、20
00倍)で確認したところ、ポリエステルフィルム7と
プリズム谷部との間に2μmの厚さの緩和層が形成され
ており、重合収縮によるプリズム形状にも殆ど変形が見
られないものであった。さらに、得られたプリズムシー
トを、冷陰極管を側面に配置したアクリル樹脂製導光体
の出射面上に拡散フィルムを介して、プリズム面が上向
きとなるように載置し、他の側面および裏面を反射シー
トで覆い、冷陰極管を点灯させて外観を確認した。その
結果、斑点状の模様等の光学欠陥の発生は見られず、光
学特性に優れたものであった。
【0030】比較例1 実施例1と同一装置を用いて、成形条件を空気圧シリン
ダー9の動作圧を0.1MPaとするとともに、紫外線
硬化性組成物8として下記のような組成のものを使用し
た以外は、実施例1と同様にして、レンズシートを得
た。なお、紫外線硬化性組成物8の粘度は15mPa・
S/25℃であった。
【0031】 フェノキシエチルアクリレート 90重量部 (大阪有機化学工業社製ビスコート#192) ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリレート 10重量部 (共栄社油脂化学工業社製エポキシエステル3000A) 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン (チバガイギー社製ダロキュア1173) 1.5重量部 得られたプリズムシートのレンズ断面を走査型電子顕微
鏡(日本電子社製JSM−840A、2000倍)で確
認したところ、ポリエステルフィルム7とプリズム谷部
との間には緩和層は形成されておらず、プリズム面が若
干凹面状に変形しているのが見られた。さらに、得られ
たプリズムシートを、冷陰極管を側面に配置したアクリ
ル樹脂製導光体の出射面上に拡散フィルムを介して、プ
リズム面が上向きとなるように載置し、他の側面および
裏面を反射シートで覆い、冷陰極管を点灯させて外観を
確認した。その結果、斑点状の模様の光学欠陥が見ら
れ、光学特性に劣るものであった。
【0032】
【発明の効果】本発明は、透明基材の少なくとも一方の
面に活性エネルギー線硬化樹脂により多数のレンズ単位
を形成したレンズシートにおいて、透明基材上に特定厚
さの緩和層を形成させることにより、活性エネルギー線
硬化性組成物の重合収縮によるレンズ形状の変形を緩和
させることにより、斑点状の模様等の光学欠陥の発生の
ない優れた光学特性を有するレンズシートを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズシートの断面図
【図2】本発明の製造工程を示す概略図
【図3】本発明の円筒レンズ型を示す概略図
【図4】本発明の具体的製造工程を示す概略図
【図5】本発明の円筒段付きレンズ型を示す概略図
【符号の説明】
1 緩和層 2 レンズ部 3 透明基材 4 レンズ谷部 5 円筒レンズ型 6 ニップロール 7 透明基材 8 活性エネルギー線硬化性組成物 9 圧力機構 10 樹脂タンク 11 供給ノズル 12 活性エネルギー線照射装置 13 薄板レンズ型 14 円筒状ロール 15 温調機 16 真空ポンプ 17 配管 18 薄板段付きレンズ型
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:32 (72)発明者 小並 諭吉 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材の少なくとも一方の面に、活性
    エネルギー線硬化樹脂により多数のレンズ単位からなる
    レンズ部が形成されてなるレンズシートにおいて、前記
    透明基材上に厚さ1〜1000μmの緩和層を介して多
    数のレンズ単位が形成されていることを特徴とするレン
    ズシート。
  2. 【請求項2】 緩和層が活性エネルギー線硬化樹脂から
    なり、レンズ部と一体化されていることを特徴とする請
    求項1記載のレンズシート。
  3. 【請求項3】 レンズパターンが形成されたレンズ型の
    レンズパターン形成面と透明基材との間に活性エネルギ
    ー線硬化性組成物を注入する工程、透明基材の外面側に
    配置されたニップロールで活性エネルギー線硬化性組成
    物の厚さを均一にする工程、透明基材を通して活性エネ
    ルギー線を照射して活性エネルギー線硬化性組成物を硬
    化、賦型する工程、レンズ型から離型する工程からなる
    レンズシートの製造方法において、圧力機構によりニッ
    プロールのニップ圧を調整することによって活性エネル
    ギー線硬化性組成物の厚さを均一化し緩和層を形成する
    ことを特徴とするレンズシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 レンズ型が円筒状であり、円筒の端部近
    傍に他の部分よりも厚肉の段部が形成されていることを
    特徴とする請求項3記載のレンズシートの製造方法。
JP10081504A 1998-03-27 1998-03-27 レンズシートおよびその製造方法 Pending JPH11281805A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081504A JPH11281805A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 レンズシートおよびその製造方法
TW89111036A TW476006B (en) 1998-03-27 1999-08-05 Lens sheet
TW88113355A TW476005B (en) 1998-03-27 1999-08-05 Lens sheet and manufacturing process therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081504A JPH11281805A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 レンズシートおよびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006351007A Division JP2007140543A (ja) 2006-12-27 2006-12-27 レンズシートおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11281805A true JPH11281805A (ja) 1999-10-15

Family

ID=13748202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10081504A Pending JPH11281805A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 レンズシートおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11281805A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067057A (ja) * 2000-08-24 2002-03-05 Mitsubishi Rayon Co Ltd レンズシートの製造方法
JP2006164877A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Toppan Printing Co Ltd フィルム導光板とその製造方法
WO2009013856A1 (ja) * 2007-07-24 2009-01-29 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示パネル及び液晶表示パネルの製造方法
KR100936713B1 (ko) * 2008-05-28 2010-01-13 엘지전자 주식회사 광학 시트, 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 액정표시장치
JP2013076830A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toppan Printing Co Ltd 光学シートの製造方法及び光学シート、光学シートを用いたel素子及びそれを備えた照明装置
JP2014132291A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Sumitomo Chemical Co Ltd 光学フィルムの製造方法、偏光板、画像表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067057A (ja) * 2000-08-24 2002-03-05 Mitsubishi Rayon Co Ltd レンズシートの製造方法
JP4502296B2 (ja) * 2000-08-24 2010-07-14 三菱レイヨン株式会社 レンズシートの製造方法
JP2006164877A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Toppan Printing Co Ltd フィルム導光板とその製造方法
JP4604696B2 (ja) * 2004-12-10 2011-01-05 凸版印刷株式会社 フィルム導光板とその製造方法
WO2009013856A1 (ja) * 2007-07-24 2009-01-29 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示パネル及び液晶表示パネルの製造方法
KR100936713B1 (ko) * 2008-05-28 2010-01-13 엘지전자 주식회사 광학 시트, 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 액정표시장치
JP2013076830A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toppan Printing Co Ltd 光学シートの製造方法及び光学シート、光学シートを用いたel素子及びそれを備えた照明装置
JP2014132291A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Sumitomo Chemical Co Ltd 光学フィルムの製造方法、偏光板、画像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6628460B1 (en) Lens sheet and method for producing the same
KR100937292B1 (ko) 프리즘 시트 및 그 제조 방법 및 면 광원 장치
WO2008069324A1 (ja) 光拡散性光学フィルム及びその製造方法、プリズムシート、並びに面光源装置
WO2004103683A1 (ja) 光学シートの製造方法及び光学シート
JPWO2008072581A1 (ja) 防眩性フィルム及びそれを用いた表示装置、並びに光拡散フィルム及びそれを用いた面光源システム
JPWO2007129609A1 (ja) プリズムシート付き液晶表示素子及びそれを用いた液晶表示装置
JP5603541B2 (ja) プリズムシート
KR100630920B1 (ko) 광학필름 제조방법 및 제조장치
JP2001021706A (ja) 光拡散フィルム、面光源装置、及び表示装置
JP2007140543A (ja) レンズシートおよびその製造方法
JPH11281805A (ja) レンズシートおよびその製造方法
JP4306940B2 (ja) 光学シート製造用円筒形状型の洗浄方法
JP2010060889A (ja) レンズシート、面光源装置及び液晶表示装置
JP2004322566A (ja) 成型シート及びその製造方法
JP4502296B2 (ja) レンズシートの製造方法
JP2002148417A (ja) 光学シートとその製造方法、面光源装置、および表示装置
JP2000238052A (ja) レンズシートの製造方法
JP2008134631A (ja) レンズシート、面光源装置及び液晶表示装置
JP2004163530A (ja) レンチキュラーレンズシートの製造方法
JP2002113728A (ja) レンズシートの製造方法
JP5603542B2 (ja) プリズムシート
JP2009292060A (ja) レンズシート製造方法
JP2010250237A (ja) レンズシート製造方法
JP2000047008A (ja) 両面レンチキュラーレンズシートおよびその製造方法
JP2004333697A (ja) レンズシート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060828

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061227

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070307

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070518