JPH11281766A - 時計装置 - Google Patents

時計装置

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Publication number
JPH11281766A
JPH11281766A JP7988098A JP7988098A JPH11281766A JP H11281766 A JPH11281766 A JP H11281766A JP 7988098 A JP7988098 A JP 7988098A JP 7988098 A JP7988098 A JP 7988098A JP H11281766 A JPH11281766 A JP H11281766A
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JP
Japan
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dial
housing
movement
angle
rotation
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Application number
JP7988098A
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English (en)
Inventor
Masao Ishiyama
政夫 石山
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でありながら、設置状態を問わず
に表示時刻を迅速、かつ、正確に認識することができ、
文字盤の表示角度を任意に設定可能な面白味のある興趣
に富んだ時計装置を提供する。 【解決手段】 筐体2と、筐体2の内部に収容され、背
面側にムーブメント34が固着されている文字盤31
と、筐体側面部24の内側に形成され、筐体2の内部に
収容されている文字盤31を筐体側面部24の内面に沿
う方向に回転可能に支持し、文字盤31が回転したとき
に文字盤31をその回転位置に保持する支持部24aと
を有する時計装置1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば目覚まし時
計等に使用される時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】予め設定した時刻になるとアラーム音が
出力され、例えば就寝中のユーザ等を起床させる目覚ま
し時計は、従来広く用いられている。例えば就寝中のユ
ーザに対して目覚まし時計からアラーム音が出力された
場合、そのアラーム音で起床したユーザは、通常、鳴り
止めボタンを押してアラーム音を停止させると同時に現
在時刻の確認を行う。このため、この種の目覚まし時計
は、一般にユーザの手の届く範囲内でユーザがいつでも
容易に時刻を認識できるような位置に置かれる場合が多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】目覚まし時計の鳴り止
めスイッチは一般に時計装置の上部に設けられており、
例えば床に伏した状態であっても、手を延ばせば容易に
アラーム音を停止させることができる。これに対して、
同様に床に伏した状態で現在時刻の確認を行おうとする
と、時刻を認識し難いばかりでなく誤った時刻を認識し
てしまう恐れがある。また、何らかの事情により上体を
起こすことがでいない等の場合においても、同様の事態
が起こることが多い。
【0004】また、例えば壁掛け時計等にしても時刻の
認識性等を高めるためあるいは装飾性や趣味性をもたせ
るために文字盤面を多少傾ける場合もあり得るが、この
ような場合、従来の壁掛け時計では、時計本体を何らか
の方法で傾けてその状態で壁面に固定しなければならな
い。さらに時計を一旦固定してしまうと、その傾斜角度
を変更することは極めて困難である。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、簡単な構造でありながら、設
置状態を問わずに表示時刻を迅速、かつ、正確に認識す
ることができ、文字盤の表示角度を任意に設定可能な面
白味のある興趣に富んだ時計装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の時計装置は、筐体と、前記筐体内部に収容
され、背面側にムーブメントが固着されている文字盤
と、前記筐体内面側に形成され、前記筐体内部に収容さ
れている文字盤を前記筐体内面に沿う方向に回転可能に
支持し、前記文字盤が回転したときに当該文字盤をその
回転位置に保持する支持部とを有する。
【0007】また、本発明の時計装置は、筐体と、前記
筐体内部に収容されている文字盤と、前記筐体内面側に
形成され、前記筐体内部に収容されている文字盤を前記
筐体内面に沿う方向に回転可能に支持し、前記文字盤が
回転したときに当該文字盤をその回転位置に保持する支
持部と、前記文字盤が回転したときの当該文字盤の回転
角度を検出する角度検出手段と、前記角度検出手段によ
る検出角度に基づいて、指針を当該検出角度だけ駆動す
る指針駆動手段とを有し、前記筐体内面側に形成された
支持部には、ムーブメントが固着されている。
【0008】本発明の時計装置によれば、支持部によっ
て筐体内部に支持された文字盤は、例えば筐体外部に露
出した一部の領域である文字盤部分を移動させることに
より筐体内側面に沿う方向に回転する。また、その露出
した文字盤部分の移動動作を停止すると、文字盤は上述
した支持部によってその停止位置に保持される。このと
き、文字盤の背面側にはムーブンメントが固着されてい
るため、文字盤の移動動作と合わせて指針も同じ回転角
度だけ移動する。これにより、文字盤を回転しても表示
時刻は常に正確な時刻が表示されることになる。
【0009】また、本発明の時計装置によれば、支持部
によって筐体内部に支持された文字盤は、例えば筐体外
部に露出した一部の領域である文字盤部分を移動させる
ことにより筐体内側面に沿う方向に回転する。また、そ
の露出した文字盤部分の移動動作を停止すると、文字盤
は上述した支持部によってその停止位置に保持される。
このとき、ムーブメントは支持部により所定の位置に固
定されているため、文字盤の回転とともに回転しない。
この場合、指針位置と文字盤とがずれた状態となるた
め、角度検出手段によって文字盤の回転角度が検出され
ると、この検出結果に基づいて指針駆動手段によって指
針が文字盤の回転角度だけ移動し、常に正確な時刻表示
が維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明の目覚まし時計の一実施の形態を示す正面
図、図2は、図1に示す目覚まし時計の蓋体および蓋体
が取り外された状態を示す背面図、図3は、図1に示す
本発明の目覚まし時計の側面図、図4は、図1に示す目
覚まし時計のA−A線に沿う断面図である。
【0011】図1に示す目覚まし時計1は、略円柱状に
形成された筐体2内にアラーム機能を有する計時部3が
収容された構成となっている。筐体2は、図2および図
4に示すように、筐体正面部21と、筐体2の裏蓋とし
ての筐体裏面部22とを、略円筒形状に形成された筐体
側面部24の両開口部に嵌合することによって構成され
る。
【0012】筐体正面部21は、表示時刻が外部から視
認できるように透明プラスチック等で構成され、図4か
ら判るように表面部が半径の大きな球面が形成されてい
る。筐体正面部21は、上述したように筐体側面部24
の一側の開口部に隙間無く嵌合される。
【0013】筐体裏面部22は、筐体正面部21と同様
に筐体側面部24の他端側の開口部に隙間無く嵌合さ
れ、嵌合した状態で筐体側面部24と図示しないビスに
よって締結される。筐体裏面部22には、図2に示すよ
うに、後述するムーブメント34に軸支された指針位置
修正つまみ34aが後述する文字盤31の回転によって
移動するときに、その移動動作を案内するとともに、文
字盤31の回転角度を規制する案内溝22aが形成され
ている。また案内溝22aと同様に、目安針修正つまみ
34bの移動動作を案内するとともに、文字盤31の回
転角度を規制する案内溝22bが形成されている。な
お、案内溝22a,22bは、目覚まし時計1の当初仕
様に基づいて適宜変更される。
【0014】筐体裏面部22には、図2に示すように、
後述するムーブメント34に内蔵された図示しない発音
体からの電子音を筐体2の外部に導出させる音抜き穴2
2cが形成されている。また筐体裏面部22には、同様
に図2に示すように、後述するムーブメント34に装着
された乾電池35を筐体裏面部22から取り出すため
に、電池蓋23が脱着可能に装着されている。
【0015】筐体側面部24には、図4に示すように、
後述する文字盤31を指針回転軸33を中心として回転
可能に支持し、文字盤31の回転を停止させると、文字
盤31をその停止位置に保持させる支持部24aが、筐
体側面部24の内壁面全周にわたって形成されている。
また支持部24aには、後述する文字盤31の背面側周
縁部と摺動可能な突起状の摺動リブ241aが全周にわ
たって形成され、これにより文字盤31の停止状態は保
持される。
【0016】筐体側面部24には、図3に示すように、
後述する文字盤31の周縁部に固着された角度調節つま
み31bを案内し、文字盤31の回転角度を規制する案
内溝24bが形成されている。また、角度調節つまみ3
1bは、案内溝24bと係合して、回転が停止れた文字
盤31を、その停止位置に係止させる。本実施の形態で
は、図1から判るように角度調節つまみ31bが6時の
位置と12時の位置の2箇所に設けられているため、案
内溝24bは、図3に示す位置のほかに、さらにもう一
箇所形成されている。なお、案内溝24bも案内溝22
a,22bと同様に、目覚まし時計1の当初仕様に基づ
いて適宜変更される。筐体側面部24の下側には、図1
および図3に示すように、筐体2を安定させる脚部24
cが装着されている。
【0017】計時部3は、図4に示すように、筐体2の
内部を2分割するように筐体側面部24に立設され、上
述した支持部24aによって支持された文字盤31と、
指針32と、文字盤31の背面側に固着され、所定の基
準パルス信号に基づいて図示しないステッピングモータ
を駆動し、指針32が装着された指針回転軸33をいわ
ゆる時計周り方向に回転させるムーブメント34とで構
成されている。
【0018】文字盤31は、図4に示すように、文字盤
31の凹部に時刻目盛りが印字された目盛板31aが取
り付けられている。文字盤31の正面側周縁部には、文
字盤31の角度を適宜任意に変更可能な2式の角度調節
つまみ31bが、指針回転軸33に関して略点対称とな
る位置に固着されている。つまり、角度調節つまみ31
bを図1に示す矢印の方向に動かすことによって文字盤
31の角度が変更されることになる。文字盤31の背面
側周縁部は摺動リブ241aと摺動可能であるが、文字
盤31の回転時の摺動動作をより正確にするために、そ
の周縁部における摺動リブ241aとの摺動位置に、摺
動リブ241aと係合する係合溝を形成させてもよい。
【0019】指針32は、図1に示すように、秒針32
a、分針32b、時針32cおよび目安針32dを有
し、それぞれ指針回転軸33に装着されている。ムーブ
メント34は、図4に示すように、文字盤31の背面側
に固着され、文字盤31が回転するとともに指針回転軸
33を中心として回転するように構成されている。
【0020】ムーブメント34には、秒針32a、分針
32bおよび時針32cを位置を修正する指針位置修正
つまみ34aと、アラーム時刻を設定する目安針修正つ
まみ34bとがその背面側に軸支されている。またムー
ブメント34には、図2に示すように、ムーブメント3
4内の図示しないステッピングモータに駆動電流を供給
する乾電池35が装着可能であり、あた、図示しないア
ラーム音発音体が内蔵されている。本計時部3には設定
時刻になったときに発音されるアラーム音を停止させる
いわゆる鳴り止めボタン36が、筐体側面部24の最上
部に設けられている。
【0021】本実施の形態の目覚まし時計1の動作につ
いて説明する。例えばユーザが起床時間を設定するため
に、目安針修正つまみ34bにより目安針32を例えば
「5時」の位置に合わせる。床に入った状態でユーザが
目覚まし時計1をユーザの左側に載置しようとする場
合、床に入ったままでも現在時刻を正しく認識できるよ
うに、ユーザは図1に示す目覚まし時計1の角度調節つ
まみ31bを案内溝24bに沿った矢印B方向に移動さ
せる。
【0022】角度調節つまみ31bが矢印B方向に移動
すると、文字盤31は、筐体側面部24の内壁の支持部
24aに形成された摺動リブ241aと摺動しながら指
針回転軸33を中心として回転する。文字盤31の回転
に応じてその背面側に固着されたムーブメント34も回
転される。このとき、ムーブメント34に軸支された指
針修正つまみ34aおよび目安針修正つまみ34bにつ
いても案内溝22a,22bに案内されて移動すること
になる。
【0023】文字盤31が床に入った状態で最もよく視
認できる角度、例えば図1および図3に二点鎖線で示す
位置まで文字盤31を傾斜させると、角度調節つまみ3
1bは案内溝24bの端部に当接してこれ以上の文字盤
31の回転が規制される。これと同時に、指針修正つま
み34aおよび目安針修正つまみ34bについても各案
内溝22a,22bの端部に当接することになり、文字
盤31の回転が規制されることになる。なお、文字盤3
1を回転途中で停止させても、文字盤31の背面と摺動
リブ241a、および角度調整つまみ31bと案内溝2
4bのそれぞれの係合関係によって、文字盤31は所望
の角度に停止可能である。
【0024】翌朝「5時」になるとアラーム音が音抜き
孔22cから筐体2外部へ導出され、これにより、ユー
ザの起床を促すことになる。このとき、ユーザは鳴り止
めボタン36を押してアラーム音を停止させると同時に
現在時刻に確認を行うが、文字盤31が例えば45°の
角度で傾斜されているため、時刻確認動作のために一々
上体を起こす必要がなく、スピーディで正確な時刻確認
が実行できる。
【0025】以上説明したように、本実施の形態の目覚
まし時計1によれば、筐体側面部24の内側面に形成さ
れ、文字盤31を指針回転軸33を中心として回転可能
に支持する支持部24aと、筐体2の外側に露出し、文
字盤31の正面側に固着された角度調節つまみ31bと
を設けたので、角度調節つまみ31bを図1に示す矢印
B方向に動かすことにより文字盤31の表示状態の角度
を、好みの合わせて自在に変更できる。この結果、ユー
ザの姿勢状態に合わせて文字盤31の角度を変えること
が可能となり、迅速で確実に表示時刻を認識できる目覚
まし時計1を提供できる。
【0026】本実施の形態の目覚まし時計1によれば、
筐体2の外部に露出された角度調節つまみ31bの移動
動作を案内するとともに、文字盤31の回転動作範囲を
規制する案内溝24bが筐体側面部24に形成されてい
るので、文字盤31の移動動作が安定し、かつ、無理な
文字盤31の回転動作が防止できる。この結果、乱暴な
取り扱いをしても破損しにくい目覚まし時計1が提供で
きる。なお、ムーブメントに軸支された指針修正つまみ
34aおよび目安針修正つまみ34bも文字盤の回転に
伴って移動することから、これらについても上述した案
内溝24bと同様な案内溝22a,22bを設けたの
で、これにより、上述した効果と同様な効果を得ること
が可能となる。
【0027】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態について図5に基づいて説明する。図5は、第2
の実施の形態の目覚まし時計のA−A線に沿う断面図で
ある。なお、本実施の形態の符号について、第1の実施
の形態と同一の構成は同じ符号を付した。
【0028】図5に示す目覚まし時計10は、第1の実
施の形態を示す図4との対比で明らかなように、筐体側
面部25内の支持部25aが筐体2内部を2つの部室に
区分けするように形成されており、文字盤31は支持部
25aの正面側に指針回転軸33を中心として回転可能
に支持されている。また、支持部25aには、文字盤3
1の回転を停止させると、その停止位置で文字盤31を
保持する摺動リブ251aが形成されている。
【0029】また支持部25aの背面側には、ムーブメ
ント34が固着されている。つまり、角度調節つまみ3
1bを移動させて文字盤31を回転させてもムーブメン
ト34が同調して回転しない構成となっており、指針修
正つまみ34aおよび目安針修正つまみ34bの先端が
外部に突出可能な孔部が形成されていれば、図2に示す
案内溝22a,22bは不要となる。
【0030】筐体2内部には、文字盤31が回転したと
きに、文字盤31の回転度合いを検出する光検出センサ
41が装着されている。文字盤31の背面側には、光検
出センサ41からの光を反射させる図示しない反射体
が、少なくとも文字盤31の回転角度の範囲内に設けら
れている。支持部25aには、光検出センサ41と文字
盤31間での光を透過させる検出孔252aが形成され
ている。
【0031】ムーブメント34の内部には、光検出セン
サ41と反射体との光の授受回数に基づいて回転角度を
検出する角度検出手段としての検出回路と、その検出結
果に基づいて図示しないステッピングモータを駆動して
指針32を正規時刻の位置に移動させる指針駆動手段と
しての駆動回路が内蔵されている。なお、上述した構成
については、特許公報第2577839号「アナログ時
計装置」に詳細に記載されている。本実施の形態のその
他の部分の構成は、既に説明した第1の実施の形態と同
一なので重複する説明は行わない。
【0032】本実施の形態では、ユーザが角度調節つま
み31bを用いて文字盤31を回転させてもムーブメン
ト34はそれに合わせて回転しない。つまり、指針32
も文字盤31と同時には移動しない。文字盤31が回転
すると光検出センサ41によってその回転方向と光の授
受回数がカウントされ、検出回路によって回転角度が求
められる。その検出結果に基づいて駆動回路によってス
テッピングモータが駆動され、各指針21が指針回転軸
33を中心に回転して文字盤31の回転角度に合致した
位置で停止される。
【0033】このように本実施の形態の目覚まし時計1
0によれば、光検出センサ41からの情報に基づいて文
字盤31の回転方向および回転角度を検出する検出回路
と、その検出結果に基づいて指針32をそれぞれ駆動し
て文字盤31の傾斜角度と合致させる駆動回路を設けた
ので、ムーブメント44と文字盤31とが一体的に回転
する必要がなくなる。これにより、支持部25aの強度
に余裕が生まれ、文字盤31をよりスムーズに無理なく
回転させることができる。本実施の形態のその他の動作
および効果は、既に説明した第1の実施の形態の動作お
よび効果と同一である。
【0034】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態について図6〜8に基づいて説明する。図6は、
第3の実施の形態の目覚まし時計を示す正面図、図7
は、図6に示す目覚まし時計の背面図、図8は、図6に
示す目覚まし時計のC−C線に沿う断面図である。な
お、本実施の形態の符号について、第1の実施の形態と
同一の構成は同じ符号を付した。
【0035】図6に示す目覚まし時計12は、角柱状に
形成された筐体2の正面側に文字盤31の一部の領域を
露出させ、その露出部分を移動させることによって文字
盤31が回転するように構成されている。図6から判る
ように、筐体2の正面側の図中右側部分がえぐり取られ
ており、そのえぐられた部分から外周面に歯部が形成さ
れた文字盤31の領域の一部が露出している。また文字
盤31は、図8に示すように、筐体側面部24の内側面
に形成された支持部24aによって筐体2の前後方向か
ら支持されている。また、支持部24aには、文字盤3
1の回転を停止させると、その停止位置で文字盤31を
保持する摺動リブ241aが両側に形成されている。な
お、本実施の形態のその他の部分の構成は、既に説明し
た第1の実施の形態と同一なので重複する説明は行わな
い。
【0036】本実施の形態では、図6に示すように、文
字盤31のうち、筐体2の正面側に露出した部分を図中
矢印Dのいずれかの方向に移動させることによって文字
盤31が指針回転軸33を中心として回転される。文字
盤31には第1の実施の形態のように筐体2の外部に突
出した角度調節つまみ31bが存在しない、つまり、文
字盤31が筐体2の側面部と一切干渉すること無く回転
可能であるため、文字盤31が極めて大きな角度、例え
ば300度程度回転可能である。
【0037】図7に示すように、指針修正つまみ34a
および目安針修正つまみ34bをそれぞれ案内する案内
溝22a,22bの周縁部の強度が、目覚まし時計12
としての使用に十分耐えられるか、あるいは筐体裏面部
22に指針修正つまみ34aおよび目安針修正つまみ3
4bが突出しないように構成すれば、文字盤31を36
0度回転させることが可能となる。
【0038】このように本発明の目覚まし時計12によ
れば、角柱状の筐体2の内部に文字盤31を設け、さら
に筐体2の正面側に文字盤31の周縁領域の一部を露出
させた構成としたので、角度調節つまみ31bを設ける
必要がなく、また、文字盤31の回転可能範囲も拡大で
きる。その結果、コンパクトであり、実用性が高く、か
つ、興趣に富んだ目覚まし時計12を提供することがで
きる。本実施の形態のその他の動作および効果は、既に
説明した第1の実施の形態の動作および効果と同一であ
る。なお、図6に示す目覚まし時計12の文字盤31の
回転機構としてクリックバネを使用し、「カチッカチ
ッ」というクリック感を味わいながら文字盤31を所望
の位置に停止できるように構成してもよい。
【0039】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
の形態について図9に基づいて説明する。図9は、第3
の実施の形態の目覚まし時計のC−C線に沿う断面図で
ある。なお、本実施の形態の符号について、第3の実施
の形態と同一の構成は同じ符号を付した。
【0040】図9に示す目覚まし時計14は、外周側面
部に図示しない歯車が形成された文字盤31を、筐体2
の内部に載置され、駆動手段としての駆動モータ51の
回転軸に軸支されたピニオンギア51aによって回転駆
動するように構成され、駆動モータ51の図示しない駆
動スイッチは、筐体裏面部22に設けられている。これ
により、図示しない駆動スイッチをONあるいはOFF
させることにより文字盤31の回転角度を様々に任意設
定することが可能となる。
【0041】また、第3の実施の形態を示す図8との対
比で明らかなように、筐体側面部25内の支持部25a
が筐体2の内部を2つの部室に区分けするように形成さ
れており、文字盤31は支持部25aの正面側に指針回
転軸33を中心として回転するように、支持部25a,
25dによって支持されている。支持部25aの背面側
には、ムーブメント34が固着されている。
【0042】本実施の形態の場合、駆動モータ51を駆
動させて電気的に文字盤31を回転させることから、第
3の実施の形態で述べたように文字盤31の一部の領域
を筐体2外部へ露出させる必要はない。本実施の形態で
は、第2の実施の形態と同様にムーブメント34が支持
部25aに固着されているため、ムーブメント34の内
部に駆動モータ51の回転方向および回転数に基づいて
文字盤31の回転角度および回転方向を検出する検出手
段としての検出回路と、その検出結果に基づいて指針3
2の図示しないステッピングモータを駆動して指針32
を正規時刻の位置に移動させる指針駆動手段としての駆
動回路が内蔵されている。なお、上述した構成について
は、特許公報第2577839号「アナログ時計装置」
に詳細に記載されている。本実施の形態のその他の部分
の構成は、既に説明した第1の実施の形態と同一なので
重複する説明は行わない。
【0043】本実施の形態では、ユーザが筐体裏面部2
2に設けられた図示しない駆動スイッチをオン状態にす
ると、文字盤31が自動的に好みの角度まで回転され
る。なお、このとき、ムーブメント34は文字盤31も
連動した回転を行わない。つまり、指針32も文字盤3
1と同時に移動しない。駆動モータ51によって文字盤
31が回転駆動された後、駆動モータ51の駆動データ
に基づいて検出回路によって回転角度が求められる。そ
の検出結果に基づいて駆動回路によってステッピングモ
ータが駆動され、各指針21が指針回転軸33を中心に
回転して文字盤31の回転角度に合致した位置で停止さ
れる。
【0044】このように本実施の形態の目覚まし時計1
0によれば、駆動モータ51からの情報に基づいて文字
盤31の回転方向および回転角度を検出する検出回路
と、その検出結果に基づいて指針32をそれぞれ駆動し
て文字盤31の傾斜角度と合致させる駆動回路を設けた
ので、ムーブメント44と文字盤31とが一体的に回転
する必要がなくなる。これにより、支持部25aの強度
に余裕が生まれ、文字盤31をよりスムーズに無理なく
回転させることができる。また、駆動モータ51をによ
って文字盤31を回転させるので、容易に文字盤31を
回転させることができるとともに、指針32も文字盤3
1に対して正確に追従することが可能となる。本実施の
形態のその他の動作および効果は、既に説明した第1の
実施の形態の動作および効果と同一である。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造でありなが
ら、設置状態を問わずに表示時刻を迅速、かつ、正確に
認識することができ、文字盤の表示角度を任意に設定可
能な面白味のある興趣に富んだ時計装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目覚まし時計の第1の実施の形態を示
す正面図である。
【図2】図1に示す目覚まし時計の蓋体および蓋体が取
り外された状態を示す背面図である。
【図3】図1に示す本発明の目覚まし時計の側面図であ
る。
【図4】図1に示す目覚まし時計のA−A線に沿う断面
図である。
【図5】第2の実施の形態の目覚まし時計のA−A線に
沿う断面図である。
【図6】第3の実施の形態の目覚まし時計を示す正面図
である。
【図7】図6に示す目覚まし時計の背面図である。
【図8】図6に示す目覚まし時計のC−C線に沿う断面
図である。
【図9】第4の実施の形態の目覚まし時計のC−C線に
沿う断面図である。
【符号の説明】
1,10,12,14…目覚まし時計 2…筐体 3…計時部 21…筐体正面部 22…筐体裏面部 22a,22b…案内溝 24,25…筐体側面部 24a,25a…支持部 241a,251a…摺動リブ 24b…案内溝 31…文字盤 31b…角度調節つまみ 32…指針 33…指針回転軸 34…ムーブメント 36…鳴り止めボタン 41…光検出センサ 51…駆動モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、 前記筐体内部に収容され、背面側にムーブメントが固着
    されている文字盤と、 前記筐体内面側に形成され、前記筐体内部に収容されて
    いる文字盤を前記筐体内面に沿う方向に回転可能に支持
    し、前記文字盤が回転したときに当該文字盤をその回転
    位置に保持する支持部とを有する時計装置。
  2. 【請求項2】前記文字盤の少なくとも一部の領域が前記
    筐体外部へ露出され、 前記文字盤は、当該露出領域の移動動作によって回転す
    る請求項1記載の時計装置。
  3. 【請求項3】前記文字盤を前記筐体内面に沿う方向に回
    転させる駆動手段を有する請求項1記載の時計装置。
  4. 【請求項4】前記文字盤には、前記筐体外部へ突起した
    少なくとも一の突起部が形成されており、 前記筐体側面部には、前記文字盤の回転動作時に前記突
    起部の移動動作を案内するとともに、前記文字盤の回転
    動作範囲を規制する溝部が形成されている請求項1記載
    の時計装置
  5. 【請求項5】前記ムーブメントには、少なくとも指針位
    置を修正する指針修正つまみが筐体裏面側に突出した状
    態で軸支されており、 前記筐体背面部には、前記文字盤の回転動作時に前記指
    針修正つまみの移動動作を案内するとともに、前記文字
    盤の回転動作範囲を規制する溝部が形成されている請求
    項1,2,3または4記載の時計装置。
  6. 【請求項6】筐体と、 前記筐体内部に収容されている文字盤と、 前記筐体内面側に形成され、前記筐体内部に収容されて
    いる文字盤を前記筐体内面に沿う方向に回転可能に支持
    し、前記文字盤が回転したときに当該文字盤をその回転
    位置に保持する支持部と、 前記文字盤が回転したときの当該文字盤の回転角度を検
    出する角度検出手段と、 前記角度検出手段による検出角度に基づいて、指針を当
    該検出角度だけ駆動する指針駆動手段とを有し、 前記筐体内面側に形成された支持部には、ムーブメント
    が固着されている時計装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015045450A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社東芝 貯蔵庫用カメラ装置及びこれを備えた貯蔵庫
US9924140B2 (en) 2013-08-28 2018-03-20 Toshiba Lifestyle Products & Services Corporation Camera device for refrigerator and refrigerator comprising same
JP2018063111A (ja) * 2017-12-20 2018-04-19 東芝ライフスタイル株式会社 貯蔵庫用カメラ装置及びこれを備えた貯蔵庫

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