JPH11279030A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH11279030A
JPH11279030A JP10095328A JP9532898A JPH11279030A JP H11279030 A JPH11279030 A JP H11279030A JP 10095328 A JP10095328 A JP 10095328A JP 9532898 A JP9532898 A JP 9532898A JP H11279030 A JPH11279030 A JP H11279030A
Authority
JP
Japan
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oil
alcohol
hair
hair cosmetic
weight
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10095328A
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English (en)
Inventor
Takayuki Omura
孝之 大村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に対して、優れた光沢を与え、なめらか
な感触を付与しながら、かつ毛髪の枝毛部分を接着させ
修復させることができ、乳化安定性に優れたアルコール
中油型乳化毛髪化粧料を提供すること。 【解決手段】 (a)油分と、(b)低級アルコール
と、(c)水と、(d)特定構造を有するポリエーテル
変性シリコーンの一種または二種以上と、(e)カラス
ムギの種子またはオートミールの抽出物とを含有するこ
とを特徴とするアルコール中油型乳化毛髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコール中油型
乳化毛髪化粧料に関する。更に詳細には、毛髪に対し、
優れた光沢を与え、なめらかな感触を付与しながら、か
つ毛髪の枝毛部分を接着させ、修復させることができる
アルコール中油型乳化毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料には、毛髪になめらか
さを与える目的で、シリコーン油、高分子量のジメチル
ポリシロキサン、高分子量のメチルフェニルポリシロキ
サン、エステル油、炭化水素油などの油分が、可溶化、
乳化、溶解して用いられている。
【0003】特に、シリコーン油は、表面張力が低く、
毛髪のなじみに優れ、良好な光沢が得られることから、
近年多用されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油分の
もつ限界があり、多量に用いたり、長期間使用すると、
毛髪が脂ぎるという問題点があった。
【0005】また、毛髪になめらかさを付与する目的で
カチオン活性剤も多用されているが、充分に満足できる
なめらかさを与えるものではなく、多量に配合すると、
安全性上もこのましくないという問題点があった。
【0006】また、一般に、毛髪は、洗髪、ブラッシン
グ、ドライヤーによる熱、ヘアカラー、ブリーチ剤等に
よる美容処理を頻繁にくり返し行うと、著しく損傷化
し、その結果、乾燥してぱさついたり、枝毛、切れ毛、
抜け毛等の増加および強度低下を引き起こすことがよく
知られている。
【0007】一方、従来、毛髪の枝毛部分をコートする
ことを目的として、毛髪化粧料にジメチルシリコーンガ
ム、ポリビニルピロリドン系ポリマー、アクリル酸系ポ
リマー、多糖類、ポリペプチド等が配合されている。
【0008】また、最近では、ポリシロキサン−オキシ
アルキレン共重合体の一種とシリコーン誘導体とを併用
した毛髪化粧料が、毛髪に良好な感触を付与し枝毛部分
の接着に優れているという報告がなされている(特開平
6−157247号公報)。
【0009】しかしながら、これらの方法では、毛髪に
優れた感触を付与する点においては良好であるものの、
枝毛部分の接着効果および毛髪のつやの点ではいまだ不
完全であった。
【0010】また、他の高分子化合物を配合した場合に
は、枝毛部分の接着効果はあるものの、一度剥がれてし
まうと、その効果は再現できないばかりでなく、きし
み、パサつき、ゴワつき等の感触面での問題が多く、し
かも、フレーキング等、外観上の問題もあった。
【0011】したがって、これらの問題点を解決し、枝
毛部分を効率良く接着することができるとともに、毛髪
につやを与え、毛髪に良好な感触を付与できる毛髪化粧
料が望まれていた。
【0012】本発明者は、上述の観点に鑑みて鋭意研究
を行った結果、特定のポリーテル変性シリコーンを唯一
の乳化剤として得られるアルコール中油型エマルジョン
に、カラスムギの種子またはオートミールの抽出物を配
合すると上記課題を解決でき、乳化安定性に毛髪化粧料
が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
【0013】本発明は、枝毛の修復機能に優れ、毛髪を
なめらかにして良好な感触を付与し枝毛の発生を防止す
ると同時に毛髪に良好なつやを与えることができる毛髪
化粧料を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(a)油分と、(b)低級アルコールと、(c)水と、
(d)下記一般式(1)で示されるポリエーテル変性シ
リコーンの一種または二種以上と、(e)カラスムギの
種子またはオートミールの抽出物とを含有することを特
徴とするアルコール中油型乳化毛髪化粧料を提供するも
のである。
【化2】一般式(1) [式中、Aはメチル基、フェニル基または一般式:−C3
6O(C24O)a(C36O)bR’(式中、R’は
水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル基
からなる群から選択される基であり、aは5〜50の整
数であり、bは5〜50の整数である。)で示されるポ
リオキシアルキレン基であり、Rはメチル基またはフェ
ニル基であり、mは50〜1000の整数であり、nは
0〜40の整数である。ただし、分子中に少なくとも1
個はポリオキシアルキレン基を有する。]
【0015】また、本発明は、前記ポリエーテル変性シ
リコーンが乳化剤として作用し、実質的に他の乳化剤を
含有しないことを特徴とする前記のアルコール中油型乳
化毛髪化粧料を提供するものである。
【0016】さらに、本発明は、アルコール中油型乳化
毛髪化粧料全量に対して、(a)油分を0.5〜70.
0重量%と、(b)低級アルコールを30.0〜95.
0重量%と、(c)水を0.5〜20.0重量%と、
(d)ポリエーテル変性シリコーンを1.0〜30.0
重量%と、(e)カラスムギの種子またはオートミール
の抽出物を0.001〜10.0重量%とを含有するこ
とを特徴とする前記のアルコール中油型乳化毛髪化粧料
を提供するものである。
【0017】また、本発明は、(b)低級アルコールの
含有量が、(c)水の含有量の3〜30倍量(重量比)
であることを特徴とする前記のアルコール中油型乳化毛
髪化粧料を提供するものである。
【0018】さらに、本発明は、(d)ポリエーテル変
性シリコーンと、(b)低級アルコールの配合比(重量
比)が、(d):(b)=1:9〜5:5であることを
特徴とする前記のアルコール中油型乳化毛髪化粧料を提
供するものである。
【0019】また、本発明は、(e)カラスムギの種子
またはオートミールの抽出物が、水及び多価アルコール
を抽出溶媒に用いて抽出したものであることを特徴とす
る前記のアルコール中油型乳化毛髪化粧料を提供するも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0021】本発明の毛髪化粧料は、水に対して、低級
アルコールが過剰に存在する油−低級アルコール−水系
で、前記一般式(1)で示されるポリエーテル変性シリ
コーンの一種または二種以上を用いたアルコール中油型
乳化毛髪化粧料である。
【0022】このアルコール中油型乳化毛髪化粧料は、
従来の乳化とは全く異なり、親水性非イオン性界面活性
剤を用いず、むしろ水と接触するとゲル化するポリエー
テル変性シリコーンを唯一の乳化剤として、高アルコー
ル濃度中で油分を乳化した、全く新しいアルコール中油
型のエマルションに、カラスムギの種子またはオートミ
ールの抽出物を含有したアルコール中油型乳化毛髪化粧
料である。
【0023】本発明に用いる(d)ポリエーテル変性シ
リコーンは、前記一般式(1)で示されるポリオキシア
ルキレン基を有するオルガノポリシロキサンであり、特
開平5−311076号公報に開示されたものである。
本発明においては市販品を利用できる。
【0024】ポリオキシアルキレン基中のR’のアシル
基としては、具体的には、ホルミル基、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、アクリロイル基、ベンゾイ
ル基、トルオイル基等が例示され、炭素数1〜4のアル
キル基として、具体的には、メチル基、エチル基、i−
プロピル基、n−プロピル基、t−ブチル基、n−ブチ
ル基が例示される。
【0025】なお、ポリオキシアルキレン基において、
aまたはbが5未満である場合には、ポリエーテル変性
シリコーンが十分な界面活性効果を示さなくなり、ま
た、aまたはbが50を越える場合には、得られた毛髪
化粧料がべとつき感を有するようになる。
【0026】ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキ
シアルキレン基の含有量が、特に限定されないが、ポリ
オキシアルキレン基の含有量が20重量%を越えるもの
が望ましい。これは、ポリオキシアルキレン基の含有量
が20重量%以下の場合には、ポリエーテル変性シリコ
ーンの乳化効果が著しく低下するためである。
【0027】また、mは50〜1000の整数であり、
nは0〜40の整数である。これは、mが50未満であ
る場合には、乳化安定性に乏しく、また、mが1000
を越え、かつnが40を越える場合には、得られた毛髪
化粧料がべとつき感を有するようになるからである。
【0028】ポリエーテル変性シリコーンの分子量は特
に限定されないが、安定性、使用性の面から20000
以上が好ましく、さらに好ましくは、30000〜80
000の範囲が好ましい。
【0029】また、ポリエーテル変性シリコーンの25
℃における粘度は特に限定されないが、特に安定性のあ
るエマルジョンを形成し、さらさら感を有する毛髪化粧
料とするためには、オクタメチルテトラシロキサンまた
はイソパラフィンまたはイソノナン酸イソノニルの50
重量%溶液とした時の粘度が1000〜100000m
Pa・sの範囲となるようなものであることが好まし
い。
【0030】また、本発明に用いるポリエーテル変性シ
リコーンの配合量は特に限定されないが、毛髪化粧料全
量に対して、好ましくは、1.0〜30.0重量%、さ
らに好ましくは、3.0〜20.0重量%である。ポリ
エーテル変性シリコーンの配合量が1.0重量%未満で
あると、安定な乳化が難しく、また、30.0重量%を
越えると、毛髪化粧料がべたつき感を有するようになる
ためである。
【0031】本発明に用いる(b)低級アルコールの種
類は限定されないが、メタノールまたはエタノールが好
ましく、安全性の面を考慮すれば、特に、エタノールが
好ましい。なお、i−プロパノール、n−プロパノー
ル、t−ブタノール、s−ブタノール等は疎水性が強す
ぎて乳化しにくいため、エタノールと併用することが望
ましい。
【0032】また、低級アルコールの配合量は、毛髪化
粧料中の水の量に対し、3倍量以上(重量比)、30倍
以下(重量比)であることが好ましい。低級アルコール
の量が3倍未満であると、ポリエーテル変性シリコーン
が油中アルコール型の乳化剤として働き、転相してしま
うためである。また、30倍量を越えると、乳化粒子の
安定性が悪くなることがある。
【0033】低級アルコールの配合量は、毛髪化粧料全
量に対して、通常、30.0〜95.0重量%配合され
る。従来技術においては、アルコール高濃度でのアルコ
ール中油型の乳化が困難であったことに照らし、低級ア
ルコールの配合量が、毛髪化粧料全量に対して、30.
0重量%以上、さらに好ましくは50.0重量%以上の
場合に、特に本発明の重要性が理解される。
【0034】(d)ポリエーテル変性シリコーンと、
(b)低級アルコールの配合比(重量比)は、(d):
(b)=1:9〜5:5であることが好ましい。(d)
/(b)=1/9未満では、ポリエーテル変性シリコー
ンの乳化剤としての機能が発揮されず、(d)/(b)
=5/5を越えると、ポリエーテルシリコーンが油中ア
ルコール型の乳化剤として働き、転相してしまうためで
ある。
【0035】本発明に用いる(c)水の配合量は、毛髪
化粧料全量に対して、0.5〜20.0重量%が好まし
く、さらに好ましくは、1.0〜15.0重量%であ
る。
【0036】本発明に用いる(e)カラスムギの種子ま
たはオートミールの抽出物は、カラスムギの種子または
オートミール(Avena sativa)から、水ま
たは有機溶媒を用いて抽出した抽出物である。特に、A
vena sativa種のカラスムギの種子から得ら
れる抽出物が好ましい。
【0037】抽出方法は特に限定されず、カラスムギの
種子またはオートミールを抽出溶媒中で加熱還流して常
法により行えばよい。カラスムギの種子またはオートミ
ールに対する抽出溶媒の量は1〜20重量倍が好まし
い。
【0038】抽出溶媒は、水及び/又は水溶性有機溶媒
が好ましい。水溶性有機溶媒としては、アルコール類、
例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等の一価アルコール、1、3−プロピレングリコ
ール等のプロピレングリコール、1、3−ブチレングリ
コール等のブチレングリコール等の多価アルコールが挙
げられ、特に、多価アルコールが好ましい。これらの水
溶性有機溶媒は、一種または二種以上を混合して用いる
ことができ、さらに、水と混合して用いるのが好まし
い。水溶性有機溶媒に対する水の割合は、重量比で、約
3:1〜1:5が好ましく、さらに好ましくは、2:1
〜1:2、最も好ましくは、約1:1である。
【0039】上記の抽出方法により得られる抽出物は、
本発明にそのまま用いることができるが、必要に応じて
濃縮したり、さらに賦型剤により粉末化して用いてもよ
い。本発明においては、粗末または粉末化した抽出物が
好ましい。
【0040】カラスムギの種子またはオートミールの抽
出物の配合量は、毛髪化粧料全量に対して、乾燥固形分
として、0.001〜10.0重量%であり、0.5〜
10.0重量%が好ましく、さらに好ましくは、1.0
〜5.0重量%、最も好ましくは、2.0〜4.0重量
%である。0.001重量%未満では抽出物配合の効果
が発揮されず、また、10.0重量%を越えるとベース
臭がして好ましくない。
【0041】本発明に用いる(a)油分としては、例え
ば、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ油、綿
実油などの油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルバナロ
ウ、キャンデリラロウなどのロウ類、流動パラフィン、
スクワラン、ワセリン、揮発性イソパラフィンなどの炭
化水素油、脂肪酸類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸
イソプロピルなどのエステル油、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコ
ーン、フッ素変性シリコーンなどのシリコーン油または
それらのガム状シリコーン、パーフルオロポリエーテル
等の油分が挙げられる。
【0042】油分の配合量は、毛髪化粧料全量に対し
て、通常、0.5〜70.0重量%、好ましくは、1.
0〜50.0重量%である。
【0043】本発明の毛髪化粧料には上記の必須成分に
加えて、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、
質的範囲で、例えば、多価アルコール、陰イオン性界面
活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤、陰イオン性高分子、陽イオン性高
分子、非イオン性高分子、多糖類、キレート剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、ビタミン等の薬剤、香料
等を添加してもよい。以下に配合可能成分の具体例を列
挙するが、本発明においては、上記必須成分と下記配合
可能成分の一種または二種以上を配合して常法により目
的とする毛髪化粧料を製造することが出来る。
【0044】多価アルコールとしては、例えば、プロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセ
リン等のポリグリセリン、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、エリスリトール、ペンタエリスリ
トール、ソルビタン、グルコース、ソルビトール、マル
チトール、シュクロース、ラフィノース、トレハロー
ス、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシ
プロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。
【0045】陰イオン性界面活性剤としては、例えば、
ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂
肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸
カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキ
シエチレンラウリル硫酸ナトリウムナトリウム等のアル
キルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナ
トリウム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイ
ル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチ
ルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリツドナ
トリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレンステアリルエーテルリン酸等のリン酸エス
テル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリ
ウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシ
エチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロ
ピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホ
コハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノー
ルアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアル
キルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン
酸モノナトリウム、Nーステアロイルグルタミン酸ジナ
トリウム、Nーミリストイル−L−グルタミン酸モノナ
トリウム等のNーアシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂
肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル
硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二
級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロール
アミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミ
ドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン
酸ジトリエタノールアミン等が用いられる。
【0046】陽イオン性界面活性剤としては、例えば、
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキル
ジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等が用い
られる。
【0047】非イオン性界面活性剤としては、例えば、
ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステア
レート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパ
ルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタン
トリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリ
セロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジ
グリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル
類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グイリ
セリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン
酸グリセリン、α,α'−オレイン酸ピログルタミン酸グ
リセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグ
リセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコ
ール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化
ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等の親油
性非イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンソルビタン
モノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等
のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポ
リオキシエチレンソルビットモノラウレート、ポリオキ
シエチレンソルビットモノオレエート、ポリオキシエチ
レンソルビットペンタオレエート、ポリオキシエチレン
ソルビットモノステアレート等のポリオキシエチレンソ
ルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセ
リンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
モノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
トリイソステアレート等のポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンモノオレエー
ト、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリオキシエ
チレンモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリ
コール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
オレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエー
テル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキ
シエチレン−2−オクチルドデシルエーテル、ポリオキ
シエチレンコレスタノールエーテル等のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテ
ル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
類、プルロニック等のプルロニック型類、ポリオキシエ
チレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレン−2−デシルテト
ラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプ
ロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレン
・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル
類、テトロニック等のテトラポリオキシエチレン・テト
ラポリオキシプロピレンエチレンジアミン縮合物類、ポ
リオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソス
テアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピロ
グルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンソルビ
ットミツロウ等のポリオキシエチレンミツロウ・ラノリ
ン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド、ラウリ
ン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールア
ミド等のアルカノールアミド、ポリオキシエチレンプロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、シ
ョ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチル
アミンオキシド、トリオレイルリン酸等が用いられる。
【0048】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチ
ル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2
−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエ
チロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活
性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミ
ドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性
剤、N−ラウリルβ−アラニン、Nーステアリルβ−ア
ラニン等のアミノ酸塩等が用いられる。
【0049】陰イオン性高分子としては、例えば、キサ
ンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ア
ラビアゴム、ペクチン、カルボキシビニルポリマー等が
である。
【0050】陽イオン性高分子としては、例えば、ポリ
(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン
性ポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムハライドと
アクリルアミドの共重合体カチオン性ポリマー、または
第4級窒素含有セルロースエーテル、またはポリエチレ
ングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン
及び牛脂脂肪酸より得られるタロイルアミンの縮合生成
物、またはビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメ
タクリレート共重合体カチオン化物等であり、ポリ(ジ
メチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性高
分子としては、マーコート100(Merquat100)という
商品名で米国メルク社(MercK&Co.Inc.)から販売され
ているものなどを挙げることができる。ジメチルジアリ
ルアンモニウムハライドとアクリルアミドの共重合体型
カチオン性ポリマーとしてはマーコート550(Merqua
t550)[米国メルク社(MercK&Co.Inc.)]などを挙げる
ことができる。ポリエチレングリコール、エピクロルヒ
ドリン、プロピレンアミン及びタロイルアミンもしく
は、ココイルアミンの縮合生成物の例としては、ポリコ
ートH(Polyquat H)という商品名で、***ヘンケル社
(Henkel InternationalCo.)から販売されているもの
などを挙げることができる。第4級窒素含有セルロース
は、ポリマーJR(Polymer JR-400)、ポリマーJR−
125(PolymerJR-125)、ポリマーJR−30M(Polym
erJR-30M)という商品名で、米国ユニオンカーバイト社
(Union Carbide Corp.)から販売されているものなど
である。ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタ
クリレート共重合体カチオン化物はガフコート755
(Gafquat 755)、ガフコート734(Gafquat 734)と
いう商品名で米国ISP社から販売されているもの等で
ある。
【0051】非イオン性高分子としては、例えば、ポリ
ビニルピロリドンおよびビニルピロリドンと酢酸ビニル
の共重合体、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロー
ス、デキストリン、ガラクタン、プルラン等で挙げられ
る。
【0052】両性高分子としては、例えば、N−メタク
リロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−
α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチ
ル共重合体等があり、ユカフォーマーAM75 SM
(三菱化学社)、ユカフォーマーAM75 R205S
(三菱化学社)などが挙げられる。
【0053】ムコ多糖としては、例えば、ヒアルロン
酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫
酸、ヘパラン硫酸及びそれらの塩等が挙げられる。
【0054】紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸
系のものとして、パラアミノ安息香酸(PABAと略
す)、グリセリルPABA、エチルジヒドロキシプロピ
ルPABA、桂皮酸系のものとして、オクチルメトキシ
シンナメート、2−エトキシエチル−P−メトキシシン
ナメート、ベンゾフェノン系のものとして、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−
4’−メチルベンゾフェノン、その他のものとして、ウ
ロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチル
ベンゾキサゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチル−
ジベンゾイルメタン等が挙げられる。
【0055】防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息
香酸アルキルエステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン
酸カリウム等の化粧品に汎用される防腐剤が挙げられ
る。
【0056】薬剤としては、例えば、ビタミンC類、ビ
タミンE類等のビタミン類、胎盤エキス、各種アミノ
酸、生薬、消炎剤等の化粧品に汎用される薬剤が挙げら
れる。
【0057】本発明の毛髪化粧料は、例えば、一般整髪
料、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、セッ
ト剤、パーマネントウェーブ液およびマスカラ等の種々
の毛髪化粧料として利用することができる。また、液化
石油ガス等の噴射剤と共に用いてエアゾールタイプのも
のとしてもよい。
【0058】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明は、これらの実施例により
限定されるものではない。配合量は全て重量%である。
【0059】以下の実施例において、カラスムギの種子
の抽出物、オートミールの抽出物は下記の抽出液を使用
した。
【0060】「カラスムギの種子抽出物」カラスムギの
種子(Avena sativa Linne (Gramineae))900gを予
め等量に6等分した。第1の部分(150g)を1、3
−ブチレングリコール200gを用いて、70℃で8時
間抽出した。次に、この抽出物と第2の部分(150
g)を一緒にして抽出した。これを、第6の部分まで繰
り返し、6段階の抽出を続けた。最後に得られた抽出液
は、独特の香のする黄色の液体であり、以下の特性を有
していた。 比重(20℃):1.015〜1.045 屈折率(20℃):1.385〜1.405 pH:4.5〜7.0 水分含量:43〜53% 乾燥固形分:2.4〜3.4% 強熱残分:0.5%以下
【0061】「オートミール抽出物」オーツ麦の殻を取
除いた種子を粗末にしたもの200gに、1、3−ブチ
レングリコール600g及び精製水600gを加え、抽
出温度室温で10日間、時々攪拌しながら抽出を行い、
濾別して1000gの抽出液を得た。得られた抽出液は
以下の特性を有していた。 pH:6.0 水分含量:48% 1、3−ブチレングリコール含量:49% 乾燥固形分:3% 強熱残分:0.5%以下
【0062】以下の実施例において、(d)ポリエーテ
ル変性シリコーンは、下記一般式(2)の構造式に基づ
くものである。
【0063】
【化2】一般式(2)
【0064】 実施例1.ヘアクリーム (1)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 2.0 (2)軽質流動イソパラフィン 30.0 (3)ポリエーテル変性シリコーン 20.0 (上記一般式(2)で、m=400、n=10、a=24、b=24、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (4)エタノール 42.7 (5)オートミール抽出物 3.0 (6)イオン交換水 2.0 (7)香料 0.1 (8)パラベン 0.1 (9)酸化防止剤 0.1 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(6)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化し、次いで、(5)(7)〜(9)の混合物を添
加し、ヘアクリームを得た。
【0065】 実施例2.トリートメントミスト (1)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 4.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=1000) 4.0 (3)イオン交換水 1.0 (4)エタノール 80.8 (5)香料 0.1 (6)2-ヒト゛ロキシ 4-メトキシヘ゛ンソ゛フェノン 0.1 (7)ポリエーテル変性シリコーン 5.0 (上記一般式(2)で、m=500、n=20、a=40、b=40、 ただし、デカメチルシクロペンタシロキサンの50%溶液) (8)オートミール抽出物 5.0 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(7)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化して、(5)(6)(8)の混合物を添加してト
リートメントミストを得た。
【0066】 実施例3.トリートメントスプレー(エアゾール) (1)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 0.3 (2)ジメチルポリシロキサン(100mPa・s) 1.5 (3)アミノ変性シリコーン 0.6 (4)イソパラフィン 4.8 (5)ポリエーテル変性シリコーン 2.0 (上記一般式(2)で、m=300、n=30、a=30、b=30、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (6)エタノール 12.0 (7)香料 0.1 (8)オートミール抽出物 6.0 (9)イオン交換水 2.7 (10)液化石油ガス(LPG) 70.0 <製法>(6)(7)の混合物に(1)〜(5)を添加
して、ホモミキサーで攪拌し、乳化する。次いで、
(8)(9)を添加して、スプレー用の原液を得る。こ
の原液を缶に詰め、弁をし、(10)を充填する。
【0067】 実施例4.トリートメントローション (1)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 3.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=1000) 3.0 (3)イオン交換水 1.0 (4)エタノール 79.9 (5)香料 適量 (6)2-ヒト゛ロキシ 4-メトキシヘ゛ンソ゛フェノン 0.1 (7)ポリエーテル変性シリコーン 3.0 (上記一般式(2)で、m=300、n=30、a=30、b=30、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (8)オートミール抽出物 10.0 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(7)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化し、次いで、(5)(6)(8)(9)を添加し
て、トリートメントローションを得た。
【0068】 実施例5.トリートメントジェル (1)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 8.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=2000) 8.0 (3)イオン交換水 3.0 (4)エタノール 61.8 (5)香料 0.1 (6)オクチルメトキシシンナメート 0.1 (7)ポリエーテル変性シリコーン 15.0 (上記一般式(2)で、m=300、n=30、a=30、b=30、 ただし、デカメチルシクロペンタシロキサンの50%溶液) (8)オートミール抽出物 4.0 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(7)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化し、次いで、(5)(6)(8)を添加してトリ
ートメントジェルを得た。
【0069】 実施例6.トリートメントローション (1)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 15.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=5000) 15.0 (3)イオン交換水 5.0 (4)エタノール 39.9 (5)香料 適量 (6)オクチルメトキシシンナメート 0.1 (7)ポリエーテル変性シリコーン 12.5 (上記一般式(2)で、m=500、n=20、a=40、b=40、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (8)オートミール抽出物 12.5 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(7)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化し、次いで、(5)(6)(8)の混合物を添加
してトリートメントローションを得た。
【0070】 実施例7.ヘアクリーム (1)ジメチルポリシロキサン(n=5000) 2.0 (2)軽質流動イソパラフィン 30.0 (3)ポリエーテル変性シリコーン 20.0 (上記一般式(2)で、m=450、n=15、a=30、b=30、 ただし、イソノナン酸イソノニルの50%溶液) (4)エタノール 42.7 (5)カラスムギの種子の抽出物 3.0 (6)イオン交換水 2.0 (7)香料 0.1 (8)パラベン 0.1 (9)酸化防止剤 0.1 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(6)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化し、次いで、(5)(7)〜(9)の混合物を添
加し、ヘアクリームを得た。
【0071】 実施例8.トリートメントミスト (1)ジメチルポリシロキサン(5mPa・s) 2.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=500) 2.0 (3)イオン交換水 1.0 (4)エタノール 80.8 (5)香料 0.1 (6)オクチルメトキシシンナメート 0.1 (7)ポリエーテル変性シリコーン 5.0 (上記一般式(2)で、m=500、n=15、a=35、b=35、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (8)カラスムギの種子の抽出物 9.0 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、(7)を室
温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を加え
て乳化して、(5)(6)(8)の混合物を添加してト
リートメントミストを得た。
【0072】 比較例1.ヘアクリーム (1)カラギーナン 1.0 (2)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 1.0 (3)カルボキシビニルポリマー 0.6 (商品名:カーボポール940、BF.Good rich社製) (4)ジメチルポリシロキサン(n=1000) 5.0 (5)トリエタノールアミン 適量(pH=7.5) (6)グリセリン 2.0 (7)香料 0.1 (8)オクチルメトキシシンナメート 0.1 (9)エタノール 25.0 (10)イオン交換水 62.2 (11)オートミール抽出物 3.0 <製法>(6)に(2)(4)を加えて乳化する(乳化
パーツ)。(10)に(1)(3)を加えて均一に溶解
した後、(5)(7)(8)(9)(11)を加えて得
た混合物に乳化パーツを混合し、ヘアクリームを得た。
【0073】 比較例2.トリートメントミスト (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 4.0 (3)ジメチルポリシロキサン(n=1000) 3.0 (4)1,3−ブチレングリコール 3.0 (5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (6)エタノール 5.0 (7)イオン交換水 73.9 (8)加水分解コラーゲン 3.0 [商品名:プロモイスW−42、成和化成(株)社製] (9)香料 0.1 <製法>(1)(2)に(3)を溶解し、(4)(5)
の混合物に加えて乳化して、(6)(7)(8)(9)
を混合し、トリートメントミストを得た。
【0074】 比較例3.トリートメントローション (1)加水分解コラーゲン 5.0 [プロモイスW−42、成和化成(株)社製] (2)セチル−2−エチルヘキサノエート 1.0 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3 (4)エタノール 70.0 (5)イオン交換水 23.6 (6)香料 0.1 <製法>(4)(5)を攪拌・溶解し、さらに(1)〜
(3)および(6)を溶解してセットローションを得
た。
【0075】 比較例4.トリートメントスプレー(エアゾール) (1)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 1.5 (2)軽質流動イソパラフィン 1.5 (3)ポリエーテル変性シリコーン 6.0 (上記一般式(2)で、m=300、n=10、a=30、b=30、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (4)エタノール 19.5 (5)ゼニアオイ抽出物 0.9 (6)イオン交換水 0.6 (7)香料 適量 (8)パラベン 適量 (9)酸化防止剤 適量 (10)液化石油ガス(LPG) 70.0 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、及び(6)
を室温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を
添加して乳化した後、(5)(7)(8)(9)の混合
物を添加し、乳化してヘアスプレーの原液とする。これ
を、エアゾール缶に詰めた後、(10)を充填し、エア
ゾールスプレーを得た。
【0076】 比較例5.ヘアクリーム (1)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 2.0 (2)軽質流動イソパラフィン 30.0 (3)ポリエーテル変性シリコーン 20.0 (上記一般式(2)で、m=400、n=10、a=24,b=24、 ただし、イソパラフィンの50%溶液) (4)エタノール 42.8 (5)イオン交換水 5.0 (6)香料 0.1 (7)パラベン 0.1 (9)酸化防止剤 適量 <製法>(1)(2)(3)(4)の一部、及び(5)
を室温でホモミキサーで攪拌しながら、(4)の残部を
加えて乳化して、次いで、(6)(7)(8)の混合物
を添加し、ヘアクリームを得た。
【0077】上記で得られた実施例1〜8、比較例1〜
5の毛髪化粧料を以下の評価方法により評価した。その
結果を「表1」に示す。
【0078】[評価方法]日本人女性枝毛毛髪30cm/
5gを束にし、シャンプ−した後、試料を毛髪に約5g
直接塗布した後、軽くすすぐ。その後、ドライヤーとブ
ラシを用い、乾燥するまでブラッシングした。枝毛修復
効果、感触、つやの各項目ついて以下の基準により判定
した。
【0079】<枝毛修復効果>ブラシを10回通した後
の剥離程度より評価を行った。 ◎:接着していて、はがれない。 ○:接着しているが、わずかにはがれる。 △:接着しているが、ほとんどはがれる。 ×:接着していない。
【0080】<感触> ◎:総合的に非常に良い感触である。 ○:総合的に良い感触である。 △:総合的にあまり良くない感触である。 ×:総合的に非常に悪い感触である。
【0081】<つや> ◎:非常につやがある。 ○:つやがある。 △:少しつやがある。 ×:全くつやがない。
【0082】
【表1】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 毛髪化粧料 枝毛修復効果 感触 つやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 実施例1 ◎ ◎ ◎ 実施例2 ◎ ◎ ◎ 実施例3 ◎ ◎ ◎ 実施例4 ◎ ◎ ◎ 実施例5 ◎ ◎ ◎ 実施例6 ◎ ◎ ◎ 実施例7 ◎ ◎ ◎ 実施例8 ◎ ◎ ◎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 比較例1 ○ △ × 比較例2 △ △ △ 比較例3 ○ × △ 比較例4 △ ○ ○ 比較例5 △ × ×ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0083】「表1」の結果から明らかなように、本発
明のアルコール中油型乳化毛髪化粧料は、枝毛修復効果
に優れ、しかも、感触がよく、つやの点でも優れたもの
である。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、毛髪に対して、優れた
光沢を与え、なめらかな感触を付与しながら、かつ毛髪
の枝毛部分を接着させ修復させることができ、乳化安定
性に優れたアルコール中油型乳化毛髪化粧料を提供でき
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)油分と、(b)低級アルコール
    と、(c)水と、(d)下記一般式(1)で示されるポ
    リエーテル変性シリコーンの一種または二種以上と、
    (e)カラスムギの種子またはオートミールの抽出物と
    を含有することを特徴とするアルコール中油型乳化毛髪
    化粧料。 【化1】一般式(1) [式中、Aはメチル基、フェニル基または一般式:−C3
    6O(C24O)a(C36O)bR’(式中、R’は
    水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル基
    からなる群から選択される基であり、aは5〜50の整
    数であり、bは5〜50の整数である。)で示されるポ
    リオキシアルキレン基であり、Rはメチル基またはフェ
    ニル基であり、mは50〜1000の整数であり、nは
    0〜40の整数である。ただし、分子中に少なくとも1
    個はポリオキシアルキレン基を有する。]
  2. 【請求項2】 前記ポリエーテル変性シリコーンが乳化
    剤として作用し、実質的に他の乳化剤を含有しないこと
    を特徴とする請求項1記載のアルコール中油型乳化毛髪
    化粧料。
  3. 【請求項3】 アルコール中油型乳化毛髪化粧料全量に
    対して、(a)油分を0.5〜70.0重量%と、
    (b)低級アルコールを30.0〜95.0重量%と、
    (c)水を0.5〜20.0重量%と、(d)ポリエー
    テル変性シリコーンを1.0〜30.0重量%と、
    (e)カラスムギの種子またはオートミールの抽出物を
    乾燥固形分として0.001〜10.0重量%とを含有
    することを特徴とする請求項1または2記載のアルコー
    ル中油型乳化毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】 (b)低級アルコールの含有量が、
    (c)水の含有量の3〜30倍量(重量比)であること
    を特徴とする請求項1、2または3記載のアルコール中
    油型乳化毛髪化粧料。
  5. 【請求項5】 (d)ポリエーテル変性シリコーンと、
    (b)低級アルコールの配合比(重量比)が、(d):
    (b)=1:9〜5:5であることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載のアルコール中油型乳化毛髪化
    粧料。
  6. 【請求項6】 (e)カラスムギの種子またはオートミ
    ールの抽出物が、水及び/又は多価アルコールを抽出溶
    媒に用いて抽出したものであることを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載のアルコール中油型乳化毛
    髪化粧料。
JP10095328A 1998-03-24 1998-03-24 毛髪化粧料 Withdrawn JPH11279030A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4990125B2 (ja) * 2005-02-21 2012-08-01 新日本製鐵株式会社 ギ酸エステル及びメタノールの製造方法、メタノール製造用触媒、並びに当該触媒の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4990125B2 (ja) * 2005-02-21 2012-08-01 新日本製鐵株式会社 ギ酸エステル及びメタノールの製造方法、メタノール製造用触媒、並びに当該触媒の製造方法

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