JPH11279026A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH11279026A
JPH11279026A JP10095324A JP9532498A JPH11279026A JP H11279026 A JPH11279026 A JP H11279026A JP 10095324 A JP10095324 A JP 10095324A JP 9532498 A JP9532498 A JP 9532498A JP H11279026 A JPH11279026 A JP H11279026A
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JP
Japan
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amphoteric surfactant
surfactant
hair
hair cosmetic
higher fatty
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Application number
JP10095324A
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English (en)
Inventor
Takayuki Omura
孝之 大村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に、優れた光沢を与え、なめらかな感触
を付与し、くせ毛のばし効果に優れた毛髪化粧料を提供
すること。 【解決手段】 (1)両性界面活性剤及び/又は半極性
界面活性剤と、高級脂肪酸とを混合して得られる複合体
と、(2)カラスムギの種子またはオートミールの抽出
物とを含有することを特徴とする毛髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に関す
る。さらに詳しくは、毛髪に優れた光沢を与え、なめら
かな感触を付与し、さらに、くせ毛のばし効果に優れた
毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料には、毛髪に光沢やな
めらかさを与えたり、くせ毛をのばす目的で、シリコー
ン油、エステル油、炭化水素油などの油分を、可溶化、
乳化または溶解して用いられていた。
【0003】特に、シリコーン油は、表面張力が低いた
め毛髪へになじみに優れ、また、優れた光沢が得られる
ことから、近年多用されているものである。
【0004】また、毛髪になめらかさを付与する目的
で、カチオン界面活性剤も多用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記目
的を達成するために油分を多量に用いたり、長期間使用
すると、頭髪が脂ぎるという問題点があった。
【0006】また、カチオン界面活性剤においても、望
ましい光沢を与えるものではなく、多量の配合は、安全
性上、好ましくないという問題点があった。
【0007】さらに、従来の油分のみではくせ毛のばし
効果が必ずしも十分とはいえなかった。
【0008】本発明者は、上記問題点に鑑み、毛髪に優
れた光沢を与え、なめらかな感触を賦与し、さらにくせ
毛のばし効果のある毛髪化粧料を得るべく鋭意研究を行
った結果、両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤
と高級脂肪酸とを混合して得られる複合体と、カラスム
ギの種子またはオートミールの抽出物とを毛髪化粧料に
含有させることにより、上記目的を達成できることを見
出しこの知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0009】本発明は、毛髪に優れた光沢を与え、なめ
らかな感触を賦与し、さらにくせ毛のばし効果に優れた
毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤と、
高級脂肪酸とを混合して得られる複合体と、(2)カラ
スムギの種子またはオートミールの抽出物とを含有する
ことを特徴とする毛髪化粧料を提供するものである。
【0011】また、本発明は、前記両性界面活性剤及び
/または半極性界面活性剤が、下記一般式(1)〜
(6)で表される界面活性剤からなる群から選択した一
種又は二種以上の界面活性剤であることを特徴とする前
記の毛髪化粧料を提供するものである。 一般式(1):アミドベタイン型両性界面活性剤
【化8】 一般式(2):アミドスルホベタイン型両性界面活性剤
【化9】 一般式(3):ベタイン型両性界面活性剤
【化10】 一般式(4):スルホベタイン型両性界面活性剤
【化11】 一般式(5):イミダゾリニウム型両性界面活性剤
【化12】 一般式(6):第3級アミンオキサイド型半極性界面活
性剤
【化13】 [ただし、一般式(1)〜(6)において、R1は炭素
原子数9〜21のアルキル基またはアルケニル基、R2
およびR3は炭素原子数10〜18のアルキル基または
アルケニル基を表す。pは2〜4の整数、qは0〜3の
整数、sは1または2の整数を表す。]
【0012】さらに、本発明は、前記高級脂肪酸が、下
記の一般式(7)で表される高級脂肪酸であることを特
徴とする前記の毛髪化粧料を提供するものである。 一般式(7)
【化14】R4COOH [ただし、R4は炭素原子数7〜25の直鎖又は分岐鎖
又は水酸基を有する飽和又は不飽和炭化水素である。]
【0013】また、本発明は、前記(1)複合体中にお
ける(高級脂肪酸):(両性界面活性剤及び/又は半極
性界面活性剤)の重量比が、0.5:9.5〜9.5〜
0.5であることを特徴とする前記の毛髪化粧料を提供
するものである。
【0014】さらに、本発明は、前記(2)カラスムギ
の種子またはオートミールの抽出物が、水及び/又は多
価アルコールを抽出溶媒に用いて抽出したものであるこ
とを特徴とする前記の毛髪化粧料を提供するものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0016】本発明に用いる複合体は、両性界面活性剤
及び/又は半極性界面活性剤と高級脂肪酸とを混合して
得られるもので、高級脂肪酸のカルボキシル基部分で両
性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤と結合した複
合体であり、その詳細は特開平6−65596号に記載
されている。
【0017】この複合体は優れた乳化剤として作用する
ので、本発明の毛髪化粧料においては、他の界面活性剤
若しくは乳化剤を実質的に用いることなく、優れた乳化
組成物を製造することができる。
【0018】複合体に用いる両性界面活性剤及び/又は
半極性界面活性剤は、通常の化粧品基剤等に用いる両性
界面活性剤及び半極性界面活性剤の全てを適応すること
ができるが、好ましくは、上記一般式(1)〜(6)で
表される界面活性剤である。
【0019】上記一般式(1)〜(6)において、R1
は炭素原子数9〜21のアルキル基またはアルケニル基
であり、好ましくは炭素原子数11〜17のアルキル基
またはアルケニル基、さらに好ましくは炭素原子数11
ないし13のアルキル基またはアルケニル基である。炭
素原子数が9未満では親水性が強すぎ、一方、21を越
えると水への溶解性が悪くなる。R2およびR3は炭素原
子数10ないし18のアルキル基またはアルケニル基を
表す。pは2〜4の整数、qは0〜3の整数、sは1ま
たは2の整数を表す。
【0020】上記一般式(1)〜(6)の界面活性剤は
市販品を利用することができる。具体的には、一般式
(1)のアミドベタイン型両性界面活性剤の市販品とし
て、レボン2000(三洋化成株式会社製)、アノンB
DF(日本油脂株式会社製)などが挙げられる。
【0021】一般式(2)のアミドスルホベタイン型両
性界面活性剤の市販品として、ロンザインCS(ロンザ
社製)、ミラタインCBS(ミラノール社製)などが挙
げられる。
【0022】一般式(3)のベタイン型両性界面活性剤
の市販品として、アノンBL(日本油脂株式会社製)、
デハイントインAB−30(ヘンケル社製)などが挙げ
られる。
【0023】一般式(4)のスルホベタイン型両性界面
活性剤の市販品として、ロンザイン12CS(ロンザ社
製)などが挙げられる。
【0024】一般式(5)のイミダゾリニウム型両性界
面活性剤の市販品として、オバゾリン662N(東邦化
学社製)、アノンGLM(日本油脂株式会社製)などが
挙げられる。
【0025】一般式(6)の第3級アミンオキサイド型
半極性界面活性剤の市販品として、ユニセーフA−LM
(日本油脂株式会社製)、ワンダミンOX−100(新
日本株式会社製)などが挙げられる。
【0026】本発明に用いる複合体においては、これら
の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤は、任意の一種
又は二種以上が選ばれて用いられる。
【0027】本発明に用いる高級脂肪酸は、通常の化粧
品基剤等に用いられる高級脂肪酸の全てを適応すること
ができるが、上記一般式(7)で表される高級脂肪酸が
好ましい。
【0028】上記一般式(7)において、R4は、炭素
原子数7〜25の直鎖又は分岐鎖又は水酸基を有する飽
和、不飽和炭化水素であり、炭素原子数11〜21の直
鎖又は分岐鎖又は水酸基を有する飽和、不飽和炭化水素
が好ましい。炭素原子数7未満では、親水性が強すぎ、
複合体を形成しにくい。一方、炭素原子数が25を越え
ると、融点が高くなり、複合体を形成しにくい。
【0029】上記一般式(7)で表される高級脂肪酸の
具体例を挙げるならば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の
飽和脂肪酸、2−パルミトイン酸、ペトロセリン酸、オ
レイン酸、エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、
リノエライジン酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽
和脂肪酸、イソステアリン酸等の分岐脂肪酸、12−ヒ
ドロキシステアリン酸等のヒドロキシカルボン酸等が挙
げられる。
【0030】本発明においては、これら高級脂肪酸のう
ちの任意の一種又は二種以上が選ばれて用いられる。
【0031】複合体における高級脂肪酸と両性界面活性
剤及び/又は半極性界面活性剤との配合比率は、前者の
後者に対する重量比が、好ましくは、0.5:9.5〜
9.5〜0.5{(高級脂肪酸)/(両性界面活性剤及
び/又は半極性界面活性剤)=0.05〜19}、より
好ましくは、1:9〜9:1{(高級脂肪酸)/(両性
界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤)=0.1〜
9}となるようにするのが安定性の点でよい。
【0032】また、両性界面活性剤及び/又は半極性界
面活性剤と高級脂肪酸の合計量は、安定性の点から、
0.1〜30.0重量%とすることが好ましく、0.5
〜20.0重量%とすることがさらに好ましい。
【0033】本発明に用いる複合体は、両性界面活性剤
及び/又は半極性界面活性剤と高級脂肪酸とを混合して
から毛髪化粧料の処方に添加することができるが、処方
中で他の配合成分とともに、両性界面活性剤及び/又は
半極性界面活性剤と高級脂肪酸を混合してもよい。
【0034】本発明に用いる(2)カラスムギの種子ま
たはオートミールの抽出物は、カラスムギの種子または
オートミール(Avena sativa)から、水ま
たは有機溶媒を用いて抽出した抽出物である。特に、A
vena sativa種のカラスムギの種子から得ら
れる抽出物が好ましい。
【0035】抽出方法は特に限定されず、カラスムギの
種子またはオートミールを抽出溶媒中で加熱還流して常
法により行えばよい。カラスムギの種子またはオートミ
ールに対する抽出溶媒の量は1〜20重量倍が好まし
い。
【0036】抽出溶媒は、水及び/又は水溶性有機溶媒
が好ましい。水溶性有機溶媒としては、アルコール類、
例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等の一価アルコール、1、3−プロピレングリコ
ール等のプロピレングリコール、1、3−ブチレングリ
コール等のブチレングリコール等の多価アルコールが挙
げられ、特に、多価アルコールが好ましい。これらの水
溶性有機溶媒は、一種または二種以上を混合して用いる
ことができ、さらに、水と混合して用いるのが好まし
い。水溶性有機溶媒に対する水の割合は、重量比で、約
3:1〜1:5が好ましく、さらに好ましくは、2:1
〜1:2、最も好ましくは、約1:1である。
【0037】上記の抽出方法により得られる抽出物は、
本発明にそのまま用いることができるが、必要に応じて
濃縮したり、さらに賦型剤により粉末化して用いてもよ
い。本発明においては、抽出物中に乾燥固形分を約0.
5〜10重量%、好ましくは、約1〜5重量%、更に好
ましくは、約2〜4重量%含有している抽出物が好まし
く使用される。
【0038】カラスムギの種子またはオートミールの抽
出物の配合量は、毛髪化粧料全量に対して、乾燥固形分
として、通常、0.001〜10重量%配合され、好ま
しくは、0.1〜5重量%、さらに好ましくは、0.2
5〜2.5重量%、最も好ましくは、0.5〜1.5重
量%である。0.001重量%より少ないと、充分なく
せ毛のばし効果が得られず、また、10重量%を越えて
配合すると、べたつき、ベース臭の点で問題を生ずる。
【0039】本発明の毛髪化粧料の剤型は任意である
が、W/OまたはO/Wタイプの乳化組成物が好まし
く、乳化組成物の油分としては、例えば、オリーブ油、
ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ油、綿実油などの油脂
類、ラノリン、ホホバ油、カルバナロウ、キャンデリラ
ロウなどのロウ類、流動パラフィン、スクワラン、ワセ
リン、揮発性イソパラフィンなどの炭化水素油、脂肪酸
類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピルなど
のエステル油、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、フッ素変性
シリコーンなどのシリコーン油またはそれらのガム状シ
リコーン、パーフルオロポリエーテル等が挙げられる。
【0040】乳化組成物の場合の油分の配合量は、毛髪
化粧料全量に対して、通常、0.5〜70.0重量%、
好ましくは、1.0〜50.0重量%である。
【0041】本発明の毛髪化粧料の製品形態は任意であ
り、例えば、エアゾール、非エアゾールのいずれでも構
わない。
【0042】本発明の毛髪化粧料には、上記必須成分の
他に、必要により、一般に毛髪化粧料に用いられる配合
成分(例えば、他の界面活性剤、高分子化合物、粘度調
製剤、薬効剤、湿潤剤、防腐剤、pH調製剤、紫外線吸
収剤、用途に応じた有効成分及び薬効成分等)を本発明
の効果を損なわない範囲内で添加して目的の剤形に応じ
て常法により製造することができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明は、これらの実施例により
限定されるものではない。配合量は全て重量%である。
【0044】以下の実施例において、カラスムギの種子
の抽出物、オートミールの抽出物は下記の抽出液を使用
した。
【0045】「カラスムギの種子抽出物」カラスムギの
種子(Avena sativa Linne (Gramineae))900gを予
め等量に6等分した。第1の部分(150g)を1、3
−ブチレングリコール200gを用いて、70℃で8時
間抽出した。次に、この抽出物と第2の部分(150
g)を一緒にして抽出した。これを、第6の部分まで繰
り返し、6段階の抽出を続けた。最後に得られた抽出液
は、独特の香のする黄色の液体であり、以下の特性を有
していた。 比重(20℃):1.015〜1.045 屈折率(20℃):1.385〜1.405 pH:4.5〜7.0 水分含量:43〜53% 乾燥固形分:2.4〜3.4% 強熱残分:0.5%以下
【0046】「オートミール抽出物」オーツ麦の殻を取
除いた種子を粗末にしたもの200gに、1、3−ブチ
レングリコール600g及び精製水600gを加え、抽
出温度室温で10日間、時々攪拌しながら抽出を行い、
濾別して1000gの抽出液を得た。得られた抽出液は
以下の特性を有していた。 pH:6.0 水分含量:48% 1、3−ブチレングリコール含量:49% 乾燥固形分:3% 強熱残分:0.5%以下
【0047】 実施例1.ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)ジメチルポリシロキサン(重合度:n=3000) 3.0 (3)オレイン酸 0.5 (4)1,3−ブチレングリコール 2.0 (5)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)− 2−イミダゾリンナトリウム 2.0 (6)オートミール抽出物 1.0 (7)エタノール 15.0 (8)イオン交換水 61.5 (9)香料 適量 <製法>(1)に(2)を溶解し、(3)を加える。次
に、(4)(5)(8)の混合物に加えて乳化し、
(6)(7)(9)を混合し、ヘアブローを得た。
【0048】 実施例2.トリートメントムース(登録商標) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 5.0 (3)イソステアリン酸 0.8 [商品名:イソステアリン酸EX、高級アルコール工業(株)社製] (4)プロピレングリコール 3.0 (5)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)− 2−イミダゾリンナナトリウム 3.0 (6)カラスムギの種子の抽出物 10.0 (7)カラギーナン 1.0 (8)エタノール 10.0 (9)イオン交換水 45.2 (10)n−ブタン 適量 (11)香料 適量 <製法>(1)に(2)を溶解し、(3)を加える。次
に、(4)(5)(9)の混合物に加えて乳化し、
(6)(7)(8)(11)を混合する。次に、この溶
液をエアゾール容器に入れて弁を取り付けた後に(1
0)を充填して、トリートメントムース(登録商標)を
得た。
【0049】 実施例3.ヘアクリーム (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 10.0 (2)イソパラフィン 15.0 (3)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 6.0 (4)オレイン酸 3.0 (5)グリセリン 0.3 (6)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)− 2−イミダゾリンナトリウム 2.0 (7)カラスムギの種子の抽出物 20.0 (8)エタノール 10.0 (9)イオン交換水 32.7 (10)ポリビニルアルコール 1.0 (11)香料 適量 <製法>(1)(2)の混合物に(3)を溶解し、
(4)を加える。次に、(5)(6)(9)の混合物に
加えて乳化し、(7)(8)(10)(11)を混合
し、ヘアクリームを得た。
【0050】 実施例4.トリートメントジェル (1)イソパラフィン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン(5mPa・s) 5.0 (3)ジメチルポリシロキサン(n=7000) 1.0 (4)イソステアリン酸 2.0 [商品名:ハイマリックMLKH(R)、高級アルコール(株)社製] (5)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)− 2−イミダゾリンナトリウム 2.0 (6)オートミール抽出物 5.0 (7)プロピレングリコール 3.0 (8)エタノール 3.0 (9)イオン交換水 67.15 (10)香料 適量 (11)カルボキシビニルポリマー 0.7 [商品名:ハイビスワコー104、和光純薬(株)社製] (12)水酸化ナトリウム 0.15 <製法>(1)(2)に(3)を溶解し、(4)を加え
る。次に、(5)、(7)、(9)の一部の混合物に加
えて乳化し、(6)(8)(10)を混合する。次い
で、(9)の残部に(11)を溶解したものを前記の混
合物に加え、混合し、(12)を加え、トリートメント
ジェルを得た。
【0051】 比較例1.トリートメントムース(登録商標) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エステル 2.0 (5)オートミール抽出物 3.0 (6)エタノール 10.0 (7)イオン交換水 65.0 (8)n−ブタン 7.0 (9)香料 適量 <製法>(1)に(2)を溶解し、(3)(4)の混合
物に加えて乳化し、(5)(6)(7)(9)を混合す
る。次に、この溶液をエアゾール容器に入れて弁を取り
付けたのちに(8)を充填してトリートメントムース
(登録商標)を得た。
【0052】 比較例2.ヘアクリーム (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 3.0 (3)グリセリン 3.0 (4)ポリオキシエチレン(120モル)硬化ヒマシ油エステル 3.0 (5)カラスムギの種子の抽出物 3.0 (6)エタノール 10.0 (7)イオン交換水 52.0 (8)ポリビニルアルコール 1.0 (9)香料 適量 <製法>(1)に(2)を溶解し、(3)(4)(7)
の混合物に加えて乳化し、(5)(6)(8)(9)を
混合し、ヘアクリームを得た。
【0053】 比較例3.トリートメントムース(登録商標) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)イソステアリン酸 2.0 [商品名:イソステアリン酸EX、高級アルコール工業(株)社製] (5)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)− 2−イミダゾリンナトリウム 3.0 (6)ポリビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体 [商品名:HCポリマー1、大阪有機工業(株)社製] 3.0 (7)エタノール 10.0 (8)イオン交換水 62.0 (9)n−ブタン 7.0 (10)香料 適量 <製法>(1)に(2)を溶解し、(4)を加えて乳化
し、(3)(5)(8)の混合物に加えて乳化する。さ
らに、(7)(10)を加えて混合する。次に、この溶
液をエアゾール容器に入れて弁を取り付けた後に(9)
を充填してトリートメントムース(登録商標)を得た。
【0054】 比較例4.トリートメントジェル (1)イソパラフィン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン(5mPa・s) 5.0 (3)ジメチルポリシロキサン(n=7000) 1.0 (4)オレイン酸 2.0 (5)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)− 2−イミダゾリンナトリウム 3.0 (6)プロピレングリコール 3.0 (7)エタノール 3.0 (8)イオン交換水 72.15 (9)香料 適量 (10)カルボキシビニルポリマー 0.7 (11)水酸化ナトリウム 0.15 <製法>(1)(2)に(3)を溶解し、(4)を加え
る。次に、(5)、(6)、(8)の一部の混合物に加
えて乳化し、(7)(9)を混合する。次いで、(9)
の残部に(10)を溶解したものを前記の混合物に加
え、混合し、(12)を加え、トリートメントジェルを
得た。
【0055】次に、実施例1〜4および比較例1〜4の
毛髪化粧料について、(1)手のべたつき、(2)くし
通りやすさ、(3)なめらかさ、(4)毛髪のつや、
(5)くせ毛のばし効果について評価した。その結果を
「表1」に示す。試験法と評価基準は次の通りである。
【0056】(1)手のべたつき 手のひらに、毛髪化粧料1gをとり、30秒間手でこす
った後、手のべたつきを官能評価した。 ○:全くべたつかない。 △:ややべたつきがある。 ×:かなりのべたつきがある。
【0057】(2)くし通りやすさ 毛髪ストランド(4g)に、毛髪化粧料2gを塗布し、
くしで形を整え、直後および6時間後にくし通りやすさ
を官能評価した。 ○:くし通りがよい。 △:ややひっかかる。 ×:ひっかかる。
【0058】(3)なめらかさ 上記(2)と同様に、直後および6時間後に毛髪ストラ
ンドのなめらかさを官能評価した。 ○:なめらか。 △:ややなめらか。 ×:なめらかでない。
【0059】(4)毛髪のつや 上記(2)と同様に、直後および6時間後に毛髪ストラ
ンドのつやを評価した。 ○:つやがある。 △:ややつやがある。 ×:つやがない。
【0060】(5)くせ毛のばし効果 くせ毛の毛髪ストランド(4g)に、毛髪化粧料2gを
塗布し、くしでブローし、直後および6時間後にくせ毛
のばし効果を官能評価した。 ○:くせ毛・毛先のハネがない。 △:くせ毛・毛先のハネが少しある。 ×:くせ毛・毛先のハネがかなりある。
【0061】
【表1】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (1) (2) (3) (4) (5) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 実施例1 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ ○ 実施例2 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ ○ 実施例3 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ ○ 実施例4 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ ○ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 比較例1 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − △ △ △ × 比較例2 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − △ △ △ △ 比較例3 直 後 × ○ ○ ○ × 6時間後 − △ △ × × 比較例4 直 後 ○ ○ ○ ○ ○ 6時間後 − △ △ △ × ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0062】「表1」より、本発明の毛髪化粧料は、
(1)手のべたつき、(2)くし通りやすさ、(3)な
めらかさ、(4)毛髪のつや、(5)くせ毛のばし効果
のすべての点で優れていることが分かる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、毛髪に優れた光沢を与
え、べたつかず、なめらかな感触を付与し、くし通りが
よく、さらに、くせ毛のばし効果に優れた毛髪化粧料を
提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)両性界面活性剤及び/又は半極性
    界面活性剤と、高級脂肪酸とを混合して得られる複合体
    と、(2)カラスムギの種子またはオートミールの抽出
    物とを含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 前記両性界面活性剤及び/または半極性
    界面活性剤が、下記一般式(1)〜(6)で表される界
    面活性剤からなる群から選択した一種又は二種以上の界
    面活性剤であることを特徴とする請求項1記載の毛髪化
    粧料。 一般式(1):アミドベタイン型両性界面活性剤 【化1】 一般式(2):アミドスルホベタイン型両性界面活性剤 【化2】 一般式(3):ベタイン型両性界面活性剤 【化3】 一般式(4):スルホベタイン型両性界面活性剤 【化4】 一般式(5):イミダゾリニウム型両性界面活性剤 【化5】 一般式(6):第3級アミンオキサイド型半極性界面活
    性剤 【化6】 [ただし、一般式(1)〜(6)において、R1は炭素
    原子数9〜21のアルキル基またはアルケニル基、R2
    およびR3は炭素原子数10〜18のアルキル基または
    アルケニル基を表す。pは2〜4の整数、qは0〜3の
    整数、sは1または2の整数を表す。]
  3. 【請求項3】 前記高級脂肪酸が、下記の一般式(7)
    で表される高級脂肪酸であることを特徴とする請求項1
    または2記載の毛髪化粧料。 一般式(7) 【化7】R4COOH [ただし、R4は炭素原子数7〜25の直鎖又は分岐鎖
    又は水酸基を有する飽和又は不飽和炭化水素である。]
  4. 【請求項4】 前記(1)複合体中における(高級脂肪
    酸):(両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤)
    の重量比が、0.5:9.5〜9.5〜0.5であるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の毛髪化粧
    料。
  5. 【請求項5】 前記(2)カラスムギの種子またはオー
    トミールの抽出物が、水及び/又は多価アルコールを抽
    出溶媒に用いて抽出したものであることを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載の毛髪化粧料。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002308746A (ja) * 2001-04-05 2002-10-23 Dongsung Pharm Co Ltd 毛髪染色剤の組成物

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