JPH11276758A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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Publication number
JPH11276758A
JPH11276758A JP10083936A JP8393698A JPH11276758A JP H11276758 A JPH11276758 A JP H11276758A JP 10083936 A JP10083936 A JP 10083936A JP 8393698 A JP8393698 A JP 8393698A JP H11276758 A JPH11276758 A JP H11276758A
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JP
Japan
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washing
rotating
drying
laundry
dewatering tub
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Application number
JP10083936A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Saito
猛 斉藤
Hideyo Uchida
秀世 内田
Katsunori Ishii
克典 石井
Kunio Inose
邦夫 猪瀬
Mamoru Katano
衛 片野
Yoshio Yoshida
義雄 吉田
Shinichi Nakamura
新一 中村
Masaji Kukino
政次 久木野
Shinsuke Ise
伸介 伊勢
Kazuhiko Mantani
和彦 萬谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥行程で洗濯兼脱水槽の槽回転も行う場合
には、槽回転が行われる毎にその後、掻き落としの有無
を検出でき、乾燥行程において常に正しい負荷量を検出
でき、洗濯物の乾燥具合も正しく判定できる洗濯乾燥機
の運転制御方法を得る。 【解決手段】 回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱
水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風
を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行程は、前記洗
濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転させて洗
濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返す組み合わせ
であり、前記回転翼の回転状態を検出する回転状態検出
手段を有する洗濯乾燥機において、乾燥行程で、前記回
転翼回転状態検出手段からの出力に基づいて、回転翼の
それぞれの正逆回転動作行程の前半で洗濯兼脱水槽の壁
面に張り付いた洗濯物の掻き落としの正否の判定を行
い、後半で洗濯物の乾燥具合検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を洗濯兼脱
水槽内で脱水後、乾燥させることのできる洗濯乾燥機の
運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】脱水行程終了後の乾燥行程で、洗濯兼脱
水槽内に加熱装置および送風機より発生する温風を送
り、乾燥行程の途中で回転翼を回転させて洗濯物をほぐ
しながら洗濯物を乾かす洗濯乾燥機として、例えば図5
に示すものがあり、1は外箱、2はこの外箱1内に配設
する外槽、3は外箱1の内底部に配置される加熱装置4
および送風機5より発生する温風を後述する洗濯兼脱水
槽の上方開口部へ案内するためのフレキシブルチュー
ブ、27は該フレキシブルチューブ3の先端部に装着さ
れて温風を吹き出すための吹き出しノズル、6は外槽2
の上部周縁に設けられる防水板である。
【0003】また、7は外槽2の外底部に配置するモー
タ、8はモータ7の回転駆動をモータプーリ9から主軸
プーリ10へ伝達するベルト、11は減速機12からの
回転駆動を後述する洗濯兼脱水槽に伝達するかまたは回
転翼に伝達するかを切り換えるためのクラッチ、13は
外槽2の下方端部に取り付けられる排水ホース14から
洗濯液を外部へ排出制御するための排水バルブ、15は
外槽2内に回転自在に設けられる洗濯兼脱水槽、16は
洗濯兼脱水槽15の上部周縁に設けられるバランサー、
17は洗濯兼脱水槽15の壁面に形成する脱水孔、18
は洗濯兼脱水槽15内に入っている洗濯物、19は洗濯
兼脱水槽15の内底部に配設する回転翼である。
【0004】20は外箱1の上部のトップカバー21内
に配置されモータ7の回転数および回転時間、加熱装置
4、送風機5などの駆動を制御する制御部、22は外箱
1の底部に形成する吸気孔、23は外箱1の上部壁面に
形成する排気孔、24は外槽2と洗濯兼脱水槽15との
空間の最上部に連通するフレキシブル排気ダクト、25
は外槽2と洗濯兼脱水槽15との空間の上部に配置する
温度検出器、26は主軸プーリ10の回転数を検出する
回転数検出器、28は回転翼19に形成された回転翼通
気孔である。
【0005】なお、前記クラッチ11は、従来周知のよ
うにクラッチ11の作動時は主軸プーリ10の回転を洗
濯兼脱水槽15へ直に伝達し、不作動時は主軸プーリ1
0の回転を減速機12を介して回転翼19へ伝達するよ
うに構成される。
【0006】かかる構成の洗濯乾燥機では、洗い行程、
すすぎ行程が終了した後に洗濯兼脱水槽15を高速回転
させて洗濯物18に含まれている水分を遠心力で飛ばす
脱水行程へと移行し、この脱水行程終了の時点では洗濯
兼脱水槽15の内壁面に遠心力によって洗濯物18が張
り付いた状態(図3のA状態)となっている。
【0007】そこで、脱水行程に続く乾燥行程では外箱
1の内底部に配置される加熱装置4および送風機5より
発生する温風を洗濯兼脱水槽15の上方開口部へフレキ
シブルチューブ3により案内し、その先端に装着されて
いる吹き出しノズル27から洗濯兼脱水槽15の上方開
口部へ吹き出して温風を供給し、洗濯兼脱水槽15内の
洗濯物18に温風を当てて乾燥させており、この乾燥行
程の間、回転翼19を回転させて洗濯物18をかき回す
とともに、この回転翼19の回転動作に洗濯兼脱水槽1
5の回転動作をさらに組み合わせ、この槽回転によって
洗濯兼脱水槽15内に温風を吸い込み、温風の洩れをな
くすようにしている。
【0008】ところで、回転翼19はこれが回転するこ
とで前記のように洗濯物18をほぐすとともに、回転翼
19にかかる洗濯物18による負荷量を検出することに
より洗濯物18の重量を算出し、この重量をもとにして
乾燥状態の検出を行っている。乾燥状態の検出は、乾燥
が進行すると、洗濯物18から水分が抜けるため、重量
が軽くなり、この重量変化により乾燥状態を判定するも
ので、具体的には例えば回転する回転翼19の慣性パル
ス数を計測したり、または、負荷量により変動するモー
タ7の電流値を測定することなどにより行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】脱水行程の最終段階で
洗濯物18が回転翼19と接触しない状態で洗濯兼脱水
槽15の壁面に横に水平に近い状態で張り付いた場合
は、乾燥行程に移行したときに回転翼19を回転させて
洗濯物18を掻き落とそうとしても、回転翼19は洗濯
物18と接触しないから、空振り状態となってしまう。
その結果、回転翼19の上に洗濯物18が無い状態で負
荷量の判定がなされることとなって、無負荷と判定さ
れ、また、洗濯物18が洗濯兼脱水槽15の壁面に張り
付いたままの状態では負荷量に変化が生じないので、短
時間で乾燥行程が終了してしまい、十分に乾燥されない
まま運転が終了する不都合がある。
【0010】さらに、乾燥行程でも該乾燥行程の進行途
中で洗濯兼脱水槽の回転動作が行われることで、乾燥行
程に移行したときに回転翼の回転動作によって洗濯物を
洗濯兼脱水槽の壁面から掻き落としておいても、この洗
濯兼脱水槽の回転動作によって、洗濯物が洗濯兼脱水槽
の壁面に再度張り付くおそれがあり、乾燥効率が低下す
る。
【0011】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、脱水行程の最終段階で洗濯物が回転翼と接触しない
状態で洗濯兼脱水槽の壁面に横に水平に近い状態で張り
付いたような場合でも、その後の掻き落としの有無を検
出でき、その結果、正しい負荷量を検出でき、これによ
り、洗濯物の乾燥具合も正しく判定でき、さらに、乾燥
行程で洗濯兼脱水槽の槽回転も行う場合には、槽回転が
行われる毎にその後、掻き落としの有無を検出でき、乾
燥行程において常に正しい負荷量を検出でき、洗濯物の
乾燥具合も正しく判定できる洗濯乾燥機の運転制御方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯
兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に
温風を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行程は、前
記洗濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転させ
て洗濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返す組み合
わせであり、前記回転翼の回転状態を検出する回転状態
検出手段を有する洗濯乾燥機において、乾燥行程で、前
記回転翼回転状態検出手段からの出力に基づいて、回転
翼のそれぞれの正逆回転動作行程の前半で洗濯兼脱水槽
の壁面に張り付いた洗濯物の掻き落としの正否の判定を
行い、後半で洗濯物の乾燥具合検出を行うことにより、
乾燥行程で洗濯兼脱水槽が回転動作するごとに、その直
後の回転翼回転動作のときに洗濯物の掻き落としの正否
と、洗濯物の乾燥具合が直ぐに判定されるから、掻き落
としがされていない場合は直ちにこれを検出でき、ま
た、乾燥具合も時々刻々と検出されるからきめ細かな運
転ができる。
【0013】第2に、回転翼を回転する洗濯行程と、洗
濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内
に温風を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行程は、
前記洗濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転さ
せて洗濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返す組み
合わせであり、前記回転翼の回転状態を検出する回転状
態検出手段を有する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱
水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転させて洗濯物を
回転する回転動作とを交互に繰り返す組み合わせを乾燥
行程終了まで断続的に所定時間行い、乾燥行程の前半に
洗濯兼脱水槽の壁面に張り付いた洗濯物の掻き落としの
正否の判定を行い、後半に洗濯物の乾燥具合検出を行う
ことにより、洗濯兼脱水槽が回転動作するごとに洗濯物
が洗濯兼脱水槽の壁面に再度張り付きやすい乾燥行程前
半では、洗濯物の掻き落としの判定のみを行い、乾燥が
進行した乾燥行程後半では、乾燥具合を判定する。よっ
て、回転翼の回転状態を検出する回転状態検出手段から
の出力を有効に利用して運転をスムーズに進行させるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗濯乾燥機の
運転制御方法の第1実施形態を示す動作のフローチャー
トで、本発明の方法が実施される洗濯乾燥機の構造につ
いては図5について既に説明したとおりであるから、こ
こでの詳細な説明は省略する。本発明の方法も洗い行
程、すすぎ行程、脱水行程と運転が自動的に進行し〔ス
テップ(1)〜(3)〕、次の乾燥行程に移行すると、
図2の動作シーケンスに示すように、まず、脱水行程で
は900rpmに近い高速で回転していた洗濯兼脱水槽
15の回転が一旦停止する。
【0015】この脱水行程から乾燥行程に移行した状態
では、脱水行程での洗濯兼脱水槽15の高速回転により
遠心力によって洗濯物18は洗濯兼脱水槽15の内壁面
に張り付いている。そこで、回転翼19を正逆反転させ
て〔ステップ(4)〕、洗濯物18を壁面から回転翼1
9の上に掻き落とす。この回転翼19の反転動作は、例
えば回転速度130rpmでオン1秒、オフ0.5秒の
周期で右回転と左回転とを交互に繰り返して往復する。
【0016】ここで掻き落としがなされれば、回転翼1
9の上に洗濯物18が落下することになるから回転翼1
9の回転に変化が生じる。本発明ではこの変化を検知す
る手段として回転翼回転状態検出手段を設け、該回転翼
回転状態検出手段からの出力を制御部20に導入した。
この回転翼回転状態検出手段は、例えばモータ7に取り
付けたパルス発生装置、主軸プーリ10の回転数を検出
する回転数検出器26、モータ7を使用するもので、パ
ルス発生装置で検出される慣性回転パルス数や変動する
モータ7の電流値により回転翼19の回転の変化を検知
するものであり、回転翼19の上に洗濯物18があると
回転翼19が慣性で回転した後に停止するまでの時間が
短くなるから、この慣性回転パルス数を計測する。
【0017】そして、洗濯物18が洗濯兼脱水槽15の
内壁に水平横状態で張り付いたままの状態であれば、回
転翼回転状態検出手段で検出される負荷量は無である
が、回転翼19の回転によってその上に掻き落とされれ
ば無負荷ではなくなり負荷量が多くなり、その慣性回転
パルス数が計測されるから〔ステップ(5)(6)〕、
掻き落としが行われたものと判定される。なお、〔ステ
ップ(5)(6)〕で無負荷と判定されたままの状態で
あれば、この初期段階で掻き落としが行われなかったも
のと判断して、制御部20からの制御信号により運転が
停止して使用者に掻き落としが行われていないことを報
知する。負荷量が少なくて無の場合は、運転が停止して
もそれまでの間に乾燥が進行しているから、問題はな
い。
【0018】かかる掻き落としの判定は、回転翼の正逆
反転動作の前半で行われるものであり、さらに継続する
正逆反転動作の後半では〔ステップ(7)〕、以下に述
べる洗濯物18の乾燥具合の判定を行う。この乾燥具合
判定も回転翼回転状態検出手段で検出される負荷量の値
を基にして行うもので、乾燥が進行するにしたがい、洗
濯物18に含まれる水分が減少するから、負荷量は徐々
に小さくなり、十分に乾燥されれば負荷量に変化がなく
なり、この状態が継続するから〔ステップ(8)
(9)〕、これをもって、乾燥終了と判断するものであ
るが、現時点での回転翼19の正逆反転動作は乾燥行程
に移行してからの最初のものであるから、乾燥が未だ進
行しておらず、負荷量に変化のある状態であるから、次
の洗濯兼脱水槽15の回転による動作に移行する〔ステ
ップ(10)〕。
【0019】加熱装置4と送風機5に通電して洗濯兼脱
水槽15内に温風を送ると同時に、洗濯兼脱水槽15を
今度は例えば300rpmの低速で回転し洗濯兼脱水槽
15内に吸い込み、内部の洗濯物18に接触させる。所
定時間このような乾燥を行った後、洗濯兼脱水槽15の
回転と加熱装置4と送風機5への通電を停止し、回転翼
19を再度回転する〔ステップ(4)〕。
【0020】この回転翼19の回転は、洗濯兼脱水槽1
5の低速回転動作により洗濯物18が洗濯兼脱水槽15
の壁面に再度張り付いた場合を想定して行うものであ
り、脱水行程から乾燥行程に移行したときに行うものと
同じであり、正逆反転動作の前半で掻き落とし判定を行
い〔ステップ(5)(6)〕、後半で〔ステップ
(7)〕乾燥具合を検出する〔ステップ(8)
(9)〕。
【0021】その後、洗濯兼脱水槽15を再度300r
pmの低速で回転し、加熱装置4と送風機5に通電して
洗濯兼脱水槽15内に温風を送り、内部の洗濯物18に
接触させる〔ステップ(10)〕。
【0022】このような回転翼19の正逆反転動作と洗
濯兼脱水槽15の低速回転動作との交互の繰り返しで乾
燥行程が進行し、乾燥が進行するにしたがい、洗濯物1
8に含まれる水分が減少するから、乾燥行程の後半の段
階では負荷量は徐々に小さくなり、十分に乾燥されれば
負荷量に変化がなくなり、この状態が継続する〔ステッ
プ(8)(9)〕。このようにして洗濯の乾燥具合の検
出を行い、これをもって制御部20からの出力により加
熱装置4と送風機5は駆動を停止し乾燥行程が終了する
〔ステップ(11)〕。
【0023】以上のようにして乾燥行程では回転翼19
の回転動作と洗濯兼脱水槽15の回転動作とを交互に繰
り返し、洗濯兼脱水槽15の回転動作が行われる毎にそ
の後、掻き落としの判定と乾燥具合の検出を行うこと
で、行程途中で乾燥状態をきめ細かに制御できる。な
お、乾燥が進行している乾燥行程の後半においては、乾
燥具合の検出の精度を高めるため、温度検出器25で検
出される排気温度もデータとして制御部20に取り込ん
で乾燥具合を判断するようにしてもよい。
【0024】また、乾燥行程における洗濯兼脱水槽15
の回転数は300rpmとしたが、これに限定されるも
のではなく、水分回収効率を高めるためには例えば脱水
行程と同様の約900rpmの高速回転とすることもで
きる。
【0025】前記第1実施形態では、洗濯兼脱水槽15
が回転する毎に、その後の回転翼19の回転時に、該回
転の前半で掻き落としの判定、後半で乾燥具合の検出を
行ったが、第2実施形態では、洗濯兼脱水槽15の回転
動作と回転翼19の回転動作とを交互に繰り返す場合で
あっても、洗濯行程全体の前半における回転翼19の回
転動作時に掻き落としの判定を、後半で乾燥具合の検出
を行うようにした。
【0026】かかる動作を図3のフローチャートについ
て説明すると、洗い行程からすすぎ行程、脱水行程と進
行し〔ステップ(12)(13)(14)〕、乾燥行程
に移行すると第1実施形態と同様にして回転翼19を反
転して〔ステップ(15)〕洗濯兼脱水槽15の内壁に
張り付いている洗濯物18の掻き落としを行う。
【0027】そして、洗濯物18が回転翼19の上に落
ちることで負荷量が多くなり、掻き落としがなされたも
のと判定されれば〔ステップ(16)(17)〕、次の
洗濯兼脱水槽15の回転動作に移行し、加熱装置4と送
風機5に通電して洗濯兼脱水槽15内に温風を送ると同
時に、洗濯兼脱水槽15を今度は例えば300rpmの
低速で回転し洗濯兼脱水槽15内に吸い込み、内部の洗
濯物18に接触させる。所定時間このような乾燥を行っ
た後、洗濯兼脱水槽15の回転と加熱装置4と送風機5
への通電を停止し、回転翼19を再度回転する〔ステッ
プ(15)〕。
【0028】この回転翼19の回転は、洗濯兼脱水槽1
5の低速回転動作により洗濯物18が洗濯兼脱水槽15
の壁面に再度張り付いた場合を想定して行うものであ
り、乾燥行程全体の初期段階では前記のようにして掻き
落としの判定を行う〔ステップ(16)〕。
【0029】乾燥行程が進行して後半になると〔ステッ
プ(16)〕、洗濯物18から水分が抜けて軽くなり洗
濯物18の洗濯兼脱水槽15の内壁への張り付きも少な
くなるとともに、乾燥が進行するから、回転翼の慣性回
転パルス数をもとにして今度は、乾燥具合の検出を行
う。これは、前記のように乾燥行程の後半の段階では負
荷量は徐々に小さくなり、十分に乾燥されれば負荷量に
変化がなくなり、この状態が継続するから〔ステップ
(18)(19)〕、これをもって制御部20からの出
力により乾燥行程を終了する〔ステップ(21)〕。
【0030】なお、乾燥行程の後半で負荷量に変化があ
ったり〔ステップ(18)〕、変化がなくてもこれが継
続しない場合は〔ステップ(19)〕、乾燥がまだ不十
分であるとして次の洗濯兼脱水槽15の回転動作に移行
し〔ステップ(20)〕、再度温風を送って乾燥させ
る。
【0031】この第2実施形態でも乾燥行程後半では温
度検出器25で検出される排気温度もデータとして制御
部20に取り込んで乾燥具合を判断するようにしてもよ
い。また、乾燥行程における洗濯兼脱水槽15の回転数
は300rpmとしたが、これに限定されるものではな
く、水分回収効率を高めるためには例えば脱水行程と同
様の約900rpmの高速回転とすることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯乾燥機の
運転制御方法は、第1に、回転翼を回転する洗濯行程
と、洗濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱
水槽内に温風を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行
程は、前記洗濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆
回転させて洗濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返
す組み合わせであり、前記回転翼の回転状態を検出する
回転状態検出手段を有する洗濯乾燥機において、乾燥行
程で、前記回転翼回転状態検出手段からの出力に基づい
て、回転翼のそれぞれの正逆回転動作行程の前半で洗濯
兼脱水槽の壁面に張り付いた洗濯物の掻き落としの正否
の判定を行い、後半で洗濯物の乾燥具合検出を行うこと
により、乾燥行程で洗濯兼脱水槽が回転動作するごと
に、その直後の回転翼回転動作のときに洗濯物の掻き落
としの正否と、洗濯物の乾燥具合が直ぐに判定されるか
ら、掻き落としがされていない場合は直ちにこれを検出
でき、また、乾燥具合も時々刻々と検出されるからきめ
細かな運転ができる。
【0033】第2に、回転翼を回転する洗濯行程と、洗
濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内
に温風を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行程は、
前記洗濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転さ
せて洗濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返す組み
合わせであり、前記回転翼の回転状態を検出する回転状
態検出手段を有する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱
水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転させて洗濯物を
回転する回転動作とを交互に繰り返す組み合わせを乾燥
行程終了まで断続的に所定時間行い、乾燥行程の前半に
洗濯兼脱水槽の壁面に張り付いた洗濯物の掻き落としの
正否の判定を行い、後半に洗濯物の乾燥具合検出を行う
ことにより、洗濯兼脱水槽が回転動作するごとに洗濯物
が洗濯兼脱水槽の壁面に再度張り付きやすい乾燥行程前
半では、洗濯物の掻き落としの判定のみを行い、乾燥が
進行した乾燥行程後半では、乾燥具合を判定する。よっ
て、回転翼の回転状態を検出する回転状態検出手段から
の出力を有効に利用して運転をスムーズに進行させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第1実施
形態の動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第1実施
形態の動作シーケンス図である。
【図3】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第2実施
形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の洗濯乾燥機の運転制御方法の第2実施
形態の動作シーケンス図である。
【図5】本発明方法が実施される洗濯乾燥機の縦断側面
図である。
【符号の説明】
1…外箱, 2…外槽, 3…フ
レキシブルチューブ,4…加熱装置, 5…送風
機, 6…防水板,7…モータ, 8
…ベルト, 9…モータプーリ10…主軸プー
リ, 11 …クラッチ, 12…減速機,13…
排水バルブ 14…排水ホース, 15…洗濯兼
脱水槽,16…バランサー, 17…脱水孔,
18…洗濯物,19…回転翼, 20…制御
部, 21…トップカバー,22…吸気孔,
23…排気孔, 24…排気ダクト,25…
温度検出器, 26…回転数検出器, 27…吹き出
しノズル,28…回転翼通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 克典 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 猪瀬 邦夫 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 片野 衛 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 吉田 義雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中村 新一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久木野 政次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊勢 伸介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 萬谷 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱
    水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風
    を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行程は、前記洗
    濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転させて洗
    濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返す組み合わせ
    であり、前記回転翼の回転状態を検出する回転状態検出
    手段を有する洗濯乾燥機において、乾燥行程で、前記回
    転翼回転状態検出手段からの出力に基づいて、回転翼の
    それぞれの正逆回転動作行程の前半で洗濯兼脱水槽の壁
    面に張り付いた洗濯物の掻き落としの正否の判定を行
    い、後半で洗濯物の乾燥具合検出を行うことを特徴とす
    る洗濯乾燥機の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱
    水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風
    を供給する乾燥行程とを有し、この乾燥行程は、前記洗
    濯兼脱水槽の回転動作と前記回転翼を正逆回転させて洗
    濯物を回転する回転動作とを交互に繰り返す組み合わせ
    であり、前記回転翼の回転状態を検出する回転状態検出
    手段を有する洗濯乾燥機において、前記洗濯兼脱水槽の
    回転動作と前記回転翼を正逆回転させて洗濯物を回転す
    る回転動作とを交互に繰り返す組み合わせを乾燥行程終
    了まで断続的に所定時間行い、乾燥行程の前半に洗濯兼
    脱水槽の壁面に張り付いた洗濯物の掻き落としの正否の
    判定を行い、後半に洗濯物の乾燥具合検出を行うことを
    特徴とする洗濯乾燥機の運転制御方法。
JP10083936A 1998-03-30 1998-03-30 洗濯乾燥機 Pending JPH11276758A (ja)

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