JPH11276436A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JPH11276436A
JPH11276436A JP10084023A JP8402398A JPH11276436A JP H11276436 A JPH11276436 A JP H11276436A JP 10084023 A JP10084023 A JP 10084023A JP 8402398 A JP8402398 A JP 8402398A JP H11276436 A JPH11276436 A JP H11276436A
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eye
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optical system
subject
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JP10084023A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Takagi
和俊 高木
Hiroaki Ogushi
博明 大串
Kunihiko Hara
邦彦 原
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はアライメント時に被検眼と装置光軸
との間のずれを検出し、そのずれ量を基に検者に顎受け
を移動させるべきことおよび顎受けを移動させるべき方
向を報知して迅速なアライメントの完了が可能な眼科装
置を提供する。 【解決手段】 前眼部照明用光源25から被検眼Eに光
を照明し、その反射光をCCD14に導き、前眼部像を
取得する。取得した前眼部像を基に瞳孔像Epを抽出
し、瞳孔像Eの中心位置と装置光軸Oとの間のずれ量Δ
を演算する。位置検出部6で架台2に対する光学系収納
部3の相対位置を検出し、その相対位置を基に光学系収
納部3の移動可能距離Dを演算する。移動可能距離Dが
ずれ量Δとほとんど等しい場合または移動可能距離Dが
ずれ量Δよりも大きい場合には、モニタ18に文字「C
HIN」および矢印「↑」または「↓」を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼に対して検
査または眼圧等の測定を行う眼科装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被検眼に対して検査または眼
圧等の測定を行うためには、被検眼と、検査または眼圧
等の測定を行う光学系を収納する光学系収納部の測定光
軸(装置光軸)との間の位置合わせが必要であった。こ
のため、検者がファインダやモニタを見ながら光学系収
納部をジョイスティック等により位置調整してアライメ
ントを行う眼科装置が用いられている。また、アライメ
ント視標投影系から被検眼に対してアライメント視標光
を投影し、その角膜からの反射光をアライメント検出系
に導き、このアライメント検出系の出力を基にして被検
眼に対して光学系収納部を自動的にアライメントする眼
科装置も普及しつつある。
【0003】なお、被検者の顔の大きさには個人差があ
るので、被検眼の検査または眼圧等の測定時において被
検者の顎を載せるための顎受けを上下方向に移動させて
位置調整を行う必要もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アライメン
ト時において被検眼が光学系収納部の装置光軸から大き
くずれている場合には、検者によるジョイスティック等
を用いた位置調整操作を開始する前に、被検者の顎を載
せる顎受けの位置を概略調整することにより被検眼の前
眼部像をモニタの上下方向において中央付近に位置させ
るようにする必要がある。
【0005】しかしながら、眼科装置に不慣れな検者
は、顎受けの調整を行うことなくジョイスティック等を
用いた位置調整操作のみによりアライメントを完了させ
ようとする場合がある。この場合においては光学系収納
部をその可動範囲の限界まで移動させてはじめて顎受け
の調整が十分でないことに気付き、アライメントを最初
からやり直すということが生じていた。
【0006】この問題を解決するために、特開平7−1
36119号には、被検眼と装置光軸との間のアライメ
ント状態を光学的に検出するアライメント検出系の出力
を基にして顎受けを上下方向に移動させるためのモータ
を駆動制御することにより顎受けの位置を自動的に調整
する眼科装置が記載されている。
【0007】しかし、上記のように、顎受けが上下方向
に自動的に移動するように構成されている眼科装置で
は、被検者の予期しない時に顎受けが自動的に移動する
ので、その顎受けの移動に被検者が驚いて顎受けから顔
を離してしまったり、または顔を離さなくとも被検者の
顔が眼科装置本体に対して曲がってしまうことがある。
従って、このような場合には、迅速にアライメントを完
了させることができなかった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、迅速にアライメントを完了させ
ることが可能な眼科装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、被検者の被検眼を撮像す
るための撮像手段と、前記被検者の顔を固定するととも
に上下方向に移動可能に構成された顔固定手段とを備え
た眼科装置において、前記撮像手段の出力結果を基にし
て前記被検眼の所定位置からのずれ量を検知するずれ量
検知手段と、前記ずれ量検知手段の出力結果を基にして
前記顔固定手段の移動に関する情報を報知する報知手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】上記請求項1に記載の発明の眼科装置にお
いて、請求項2に記載の発明は、前記被検眼を検査また
は測定するための光学系を収納するとともに、少なくと
も上下方向に移動可能に構成された光学系収納部と、前
記光学系収納部の可動範囲を検知するための可動範囲検
知手段と、前記可動範囲検知手段の出力結果と前記ずれ
量検知手段の出力結果とを比較する比較手段とを備え、
前記報知手段は前記比較手段の比較結果を基にして前記
顔固定手段の移動に関する情報を報知することを特徴と
する。
【0011】上記請求項1または2に記載の発明の眼科
装置において、請求項3に記載の発明は、前記ずれ量検
知手段は、前記撮像手段によって撮像された被検眼の前
眼部像から瞳孔像を抽出するとともに、前記瞳孔像の位
置を基にして前記被検眼の所定位置からのずれ量を検知
することを特徴とする。
【0012】上記請求項1乃至3のいずれかに記載の発
明の眼科装置において、請求項4に記載の発明は、前記
顔固定手段の移動に関する情報は、前記顔固定手段を移
動させるべきことを示す情報または前記顔固定手段を移
動させるべき方向を示す情報の少なくとも一方を含むこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態の眼科装置を検
者側から見た外観構成を示す図、図2は本発明の実施の
形態の眼科装置を被検者側から見た外観構成を示す図、
図3は本発明の実施の形態の眼科装置の構成を示す図、
図4は本発明の実施の形態の眼科装置の制御に関する構
成を示すブロック図である。
【0015】図1および図2に示すように、本発明の実
施の形態の眼科装置は、図示しないテーブル等に設置さ
れるベース1と、ベース1上に移動可能に設けられてい
る架台2と、架台2に移動可能に取り付けられ、被検眼
Eに対して検査または眼圧等の測定を行うための光学系
を収納した光学系収納部3と、被検者の顔を固定すると
ともに上下方向に移動可能な顎受け7aを備えた顎受け
部7とによって構成されている。
【0016】架台2上にはジョイスティック4および操
作ボタン9が設けられている。
【0017】ジョイスティック4は、検者によるマニュ
アル操作で左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)、
および前後方向(Z方向)に光学系収納部3を移動させ
るためのコントロールレバーとして用いられる。
【0018】操作ボタン9には、顎受け7aを上方向に
移動させるためのUボタン(UPボタン)9aと顎受け
7aを下方向に移動させるためのDボタン(DOWNボ
タン)9bとが設けられ、Uボタン9aまたはDボタン
9bを検者が押すことによりモータ8を駆動制御して顎
受け7aを上方向または下方向に移動させる。
【0019】また、架台2は、検者によるジョイスティ
ック4の操作により光学系収納部3を3次元的(X方
向、Y方向、およびZ方向)に移動させるための3次元
駆動部5と、光学系収納部3の架台2に対する相対位置
を検出する位置検出部6とを備えている。
【0020】位置検出部6は、光学系収納部3が移動可
能な移動可能距離D、すなわち検出した相対位置から光
学系収納部3がどの方向(上方向、下方向)に関しては
どれだけ(例えば数mmから数cm程度)移動可能であ
るかについての演算を行う機能を有している。具体的に
は、例えば上方向に3cmまで、右方向に5cmまで移
動可能であるというような演算が行われる。なお、光学
系収納部3の可動範囲に関する情報(例えばX方向、Y
方向、およびZ方向の各方向における所定の基準座標を
基にした移動限界座標)は眼科装置の機構上の理由等に
応じてメモリ20に予め記憶されている。また、位置検
出部6に用いられる検出素子としては、ポテンショメー
タやインクリメンタルエンコーダ等を用いることが可能
である。
【0021】光学系収納部3は、被検眼Eに対向して設
けられる対物レンズ10と、ハーフミラー11と、リレ
ーレンズ12と、被検眼Eに対して検査または眼圧等の
測定を行う測定部13と、被検眼Eの前眼部像を結像す
るCCD(電荷結合デバイス)14と、被検眼Eに対し
てアライメントを行うための視標を投影するための光学
系を備えたアライメント視標投影系15と、被検眼Eに
投影された視標の角膜からの反射光を検出するアライメ
ント検出系16と、被検眼Eの前眼部を照明する前眼部
照明用光源25とによって構成されており、対物レンズ
10、ハーフミラー11、CCD14等は装置光軸O上
に配置されている。
【0022】なお、対物レンズ10、CCD14、およ
び前眼部照明用光源25によって被検眼Eを撮像するた
めの前眼部観察系が構成される。被検眼Eの前眼部像の
撮像においては、前眼部照明用光源25によって被検眼
Eの前眼部を照明し、照明した被検眼Eの前眼部からの
反射光を対物レンズ10およびハーフミラー11を経て
CCD14に導き、CCD14において被検眼Eの前眼
部像を結像する。
【0023】また、対物レンズ10、ハーフミラー1
1、リレーレンズ12、および測定部13によって被検
眼測定系が構成される。被検眼Eの眼圧等の測定におい
ては、図示しない測定光源によって光を被検眼Eに照射
し、被検眼Eからの反射光を対物レンズ10、ハーフミ
ラー11、リレーレンズ12を介して測定部13に導く
ことにより測定信号を取得する。
【0024】アライメント視標投影系15はアライメン
ト視標投影用光源15a、レンズ15b、ハーフミラー
15c等によって構成されている。なお、ハーフミラー
15cは装置光軸O上に配置されている。アライメント
視標投影用光源15aからの光はレンズ15bおよびハ
ーフミラー15cを介して被検眼Eに投影される。
【0025】アライメント検出系16は、装置光軸Oを
示すアライメント位置を検出する例えばPSD(位置検
出器)を備えたアライメント検出部16a、レンズ16
b、ハーフミラー16c等によって構成されている。な
お、ハーフミラー16cは装置光軸O上に配置されてい
る。アライメント視標投影用光源15aから被検眼Eに
投影され、角膜から反射された光は対物レンズ10、ハ
ーフミラー16c、およびレンズ16bを介してアライ
メント検出部16aに導かれる。これによりアライメン
ト位置が検出される。
【0026】架台2は、さらに、眼科装置全体の動作を
制御するCPU(中央処理ユニット)等により構成され
る制御部17と、被検眼Eの前眼部像等を表示するモニ
タ18とを備えている。
【0027】制御部17は、CCD14によって取得さ
れた被検眼Eの前眼部像を基にして被検眼Eの所定位置
と装置光軸Oとの間のずれ量Δを演算する機能を有し、
後述するように、被検眼Eの所定位置と装置光軸Oとの
間のずれ量Δを光学系収納部3の移動可能距離Dと比較
し、その比較の結果を基に移動可能距離Dがずれ量Δと
ほとんど等しい場合または移動可能距離Dがずれ量Δよ
りも大きい場合(D>Δ)には、モニタ18に顎受け7
aを移動させるべきことを示す文字「CHIN」および
顎受け7aを移動させるべき方向を示す矢印「↑」また
は「↓」を表示させる。一方、移動可能距離Dがずれ量
Δと比較して無視できる程度に十分に大きい場合(D>
>Δ)には、顎受け7aの高さを調整する必要はないの
で、モニタ18には文字「CHIN」および矢印「↑」
または「↓」を表示させない。なお、文字「CHIN」
および矢印「↑」または「↓」を示すアライメント報知
情報(顎受け7aの移動に関する情報)はメモリ20に
予め記憶されており、制御部17の上記比較結果に応じ
てメモり20から必要なアライメント報知情報を読み出
してモニタ17に表示させている。
【0028】また、制御部17は、図4に示すように、
接続ライン21を介して、ジョイスティック4、3次元
駆動部5、位置検出部6、測定部13、CCD14、ア
ライメント視標投影用光源15a、アライメント検出部
16a、モニタ18、メモリ20、および前眼部照明用
光源25と接続されており、各部の動作制御を行ってい
る。
【0029】モニタ18は、被検眼Eの前眼部像やアラ
イメント報知情報である文字「CHIN」および矢印
「↑」または「↓」を表示する。
【0030】なお、図3に示すように、自動アライメン
ト可能エリアおよび自動測定可能エリアを有するエリア
M(自動測定可能エリアは自動アライメント可能エリア
の内側に設けられている)がモニタ18に表示され、ジ
ョイスティック4を用いて自動アライメント可能エリア
内に被検眼Eをアライメントすることにより自動アライ
メントが行われ、自動測定可能エリア内に被検眼Eがア
ライメントされて自動的に測定が可能となる。
【0031】次に、本発明の実施の形態の眼科装置の動
作について説明する。
【0032】図5は本発明の実施の形態の眼科装置の制
御部におけるアライメント報知処理を示すフローチャー
トである。図5において、ステップS1では、前眼部照
明用光源25から被検眼Eに対して光を照明し、その反
射光を対物レンズ10を介してCCD14に導き、被検
眼Eの前眼部像を取得する。取得された前眼部像は制御
部17に出力される。なお、取得された前眼部像は図6
に示すようにモニタ18に表示される。
【0033】ステップS2では、取得された前眼部像を
基にして瞳孔像Epを抽出する。
【0034】ステップS3では、ステップS2において
瞳孔像Epが抽出できたかどうかを判断する。ステップ
S3におけるこの判断を行う理由は、例えば顎受け7a
の高さ調整が極めて不十分であり、従って被検眼Eが装
置光軸Oと大きくずれているために、CCD14におい
て被検眼Eの前眼部像がごく一部しか形成されずまたは
全く形成されない結果として、被検眼Eの瞳孔の位置が
検出できない場合があり得るからである。
【0035】ステップS3において瞳孔像Epが前眼部
像から抽出できないと判断された場合には、モニタ18
に顎受け7aを移動させるべきことを示す文字「CHI
N」のみを点滅表示させる(ステップS9)。これによ
り、検者は、モニタ18に表示されている文字「CHI
N」の点滅表示を見て、被検眼Eと光学系収納部3との
位置関係を確認しながら操作ボタン9を操作して顎受け
7aの高さを調整し、被検眼Eの前眼部像がモニタ18
の表示画面の中央に位置するようにする。
【0036】一方、ステップS3において瞳孔像Epが
前眼部像から抽出できた場合には、図7に示すように、
抽出された瞳孔像Eの中心位置と装置光軸Oとの間のず
れ量Δを演算する(ステップS4)。ここで、被検眼E
が装置光軸Oに対して上にずれている(すなわち被検眼
Eが装置光軸Oの上に位置している)場合と被検眼Eが
装置光軸Oに対して下にずれている(すなわち被検眼E
が装置光軸Oの下に位置している)場合があるので、上
記ずれ量Δの演算においてはどちらにずれているかのず
れ情報も取得しておく。
【0037】なお、被検眼Eにおいて瞳孔はそれ以外の
部分よりも遥かに暗く見えるので、所定の閾値を設定し
て前眼部像を2値化処理すれば容易に瞳孔像を抽出する
ことができる。もちろん、被検眼Eの瞳孔以外の例えば
強膜と角膜との間の境界部分を抽出し、これにより被検
眼Eの位置を把握することも可能である。
【0038】ステップS5では、位置検出部6において
架台2に対する光学系収納部3の相対位置が検出され
る。検出された相対位置に関する情報は制御部17に出
力される。
【0039】ステップS6では、位置検出部6において
検出された相対位置を基にして光学系収納部3の移動可
能距離Dを演算する。上述したように、光学系収納部3
の可動範囲に関する情報はメモリ20に予め記憶されて
いるので、検出された相対位置と予め記憶されている可
動範囲に関する情報とを基にして移動可能距離Dを演算
する。
【0040】ステップS7では、ステップS4で演算し
たずれ量ΔをステップS6で演算した移動可能距離Dと
比較する。その比較の結果、移動可能距離Dがずれ量Δ
とほとんど等しい場合または移動可能距離Dがずれ量Δ
よりも大きい場合(D>Δ)には、モニタ18に顎受け
7aを移動させるべきことを示す文字「CHIN」およ
び顎受け7aを移動させるべき方向を示す矢印「↑」ま
たは「↓」を表示させる(ステップS8)。なお、矢印
については、ステップS4において取得されたずれ情報
を基にして顎受け7aを移動させるべき方向を判断し、
その判断結果に応じて矢印「↑」または「↓」をモニタ
18に表示させている。
【0041】従って、検者は、モニタ18に表示された
文字「CHIN」および矢印「↑」または「↓」を見て
被検眼Eと光学系収納部3との位置関係を確認しながら
操作ボタン9を操作して顎受け7aの高さを調整し、被
検眼Eの前眼部像がモニタ18の表示画面の中央付近に
位置するようにする。
【0042】一方、ステップS7における比較の結果、
移動可能距離Dがずれ量Δと比較して無視できる程度に
十分に大きい場合(D>>Δ)には、顎受け7aの高さ
を調整する必要はなくなるので、モニタ18には文字
「CHIN」および矢印「↑」または「↓」を表示させ
ない。すなわち、この場合にジョイスティック4の操作
のみによりアライメントを行えば、アライメント視標投
影系15のアライメント視標投影用光源15aから被検
眼Eに光が投影され、角膜から反射された光がアライメ
ント検出系16のアライメント検出部16aに入射する
ようになるからである。これにより、自動アライメント
が可能となる。
【0043】以上のように、本発明では、移動可能距離
Dとずれ量Δとの比較結果を基にしてモニタ18に文字
「CHIN」および矢印「↑」または「↓」を表示さ
せ、検者に顎受け7aの移動に関する情報を報知してい
るが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明
の実施の形態の眼科装置に音声出力部を設け、移動可能
距離Dとずれ量Δとの比較結果を基にしてこの音声出力
部から「顎受けを上方向(または下方向)に移動させて
ください」というメッセージを音声出力させ、検者に顎
受け7aの移動に関する情報を報知することも可能であ
り、これにより、迅速にアライメントを完了させること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上、本発明によれば、被検眼と、検査
または眼圧等の測定を行う光学系収納部との間のアライ
メントにおいて被検眼と装置光軸との間のずれを検出
し、検出したずれ量を基にして検者に顎受けを移動させ
るべきことおよび顎受けを移動させるべき方向を報知し
ているので、迅速にアライメントを完了させることが可
能となる。
【0045】特に、本発明では、顎受けを自動的に移動
させることなく、検者に移動の必要なことを知らせるこ
とにより検者に顎受けの移動の操作を委ねているので、
被検者の予期しない時に顎受けが移動し、被検者が驚い
て顎受けから顔を離してしまったり、または顔を離さな
くとも顔が眼科装置本体に対して曲がってしまうことを
防止できる。従って、より確実にかつ迅速にアライメン
トを完了させることが可能となる。
【0046】以上のことから、被検眼に対する検査また
は眼圧等の測定を迅速に行うことが可能となるので、被
検者や検者にかかる負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の眼科装置を検者側から見
た外観構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の眼科装置を被検者側から
見た外観構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の眼科装置の構成を示す図
である。
【図4】本発明の実施の形態の眼科装置の制御に関する
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態の眼科装置の制御部におけ
るアライメント報知処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の眼科装置のモニタに表示
される前眼部像を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の眼科装置によって取得さ
れた前眼部像から抽出される瞳孔像と装置光軸を示すア
ライメント位置との関係を示す図である。
【符号の説明】
E 被検眼 Ep 瞳孔像 M エリア O 装置光軸 1 ベース 2 架台 3 光学系収納部 4 ジョイスティック 5 3次元駆動部 6 位置検出部 7 顎受け部 7a 顎受け 8 モータ 9 操作ボタン 10 対物レンズ 11 ハーフミラー 12 リレーレンズ 13 測定部 14 CCD 15 アライメント視標投影系 16 アライメント検出系 17 制御部 18 モニタ 20 メモリ 21 接続ライン 25 前眼部照明用光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の被検眼を撮像するための撮像手
    段と、前記被検者の顔を固定するとともに上下方向に移
    動可能に構成された顔固定手段とを備えた眼科装置にお
    いて、 前記撮像手段の出力結果を基にして前記被検眼の所定位
    置からのずれ量を検知するずれ量検知手段と、 前記ずれ量検知手段の出力結果を基にして前記顔固定手
    段の移動に関する情報を報知する報知手段とを備えたこ
    とを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前記被検眼を検査または測定するための
    光学系を収納するとともに、少なくとも上下方向に移動
    可能に構成された光学系収納部と、 前記光学系収納部の可動範囲を検知するための可動範囲
    検知手段と、 前記可動範囲検知手段の出力結果と前記ずれ量検知手段
    の出力結果とを比較する比較手段とを備え、 前記報知手段は前記比較手段の比較結果を基にして前記
    顔固定手段の移動に関する情報を報知することを特徴と
    する請求項1に記載の眼科装置。
  3. 【請求項3】 前記ずれ量検知手段は、前記撮像手段に
    よって撮像された被検眼の前眼部像から瞳孔像を抽出す
    るとともに、前記瞳孔像の位置を基にして前記被検眼の
    所定位置からのずれ量を検知することを特徴とする請求
    項1または2に記載の眼科装置。
  4. 【請求項4】 前記顔固定手段の移動に関する情報は、
    前記顔固定手段を移動させるべきことを示す情報または
    前記顔固定手段を移動させるべき方向を示す情報の少な
    くとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の眼科装置。
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