JPH1127572A - 遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法 - Google Patents

遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法

Info

Publication number
JPH1127572A
JPH1127572A JP9174777A JP17477797A JPH1127572A JP H1127572 A JPH1127572 A JP H1127572A JP 9174777 A JP9174777 A JP 9174777A JP 17477797 A JP17477797 A JP 17477797A JP H1127572 A JPH1127572 A JP H1127572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
range
driving
imaging
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9174777A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Tamayama
研 玉山
Tadafusa Tomitaka
忠房 富高
Masakazu Koyanagi
正和 小柳
Toshiyuki Iijima
利幸 飯島
Naoyasu Hosonuma
直泰 細沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9174777A priority Critical patent/JPH1127572A/ja
Publication of JPH1127572A publication Critical patent/JPH1127572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔操作が容易で正確な撮像装置を提供す
る。 【解決手段】 撮像装置10とサーバコンピュータ20
とクライアントコンピュータ30のブロックで構成され
ていて、クライアントコンピュータ30から入力される
操作者の指示はインターネット等の通信回線を介してサ
ーバコンピュータ20に伝達され、更にRS232C等
を介して遠隔地に設定されている撮像装置10に伝達さ
れる。また撮影された映像はこれら通信回線を介してク
ライアントコンピュータ30に送られ、モニター34に
表示される。操作者はこれを観視しながら操作指示す
る。操作指示の撮影方向と画角は1回の操作で駆動する
量が予め設定されていて、パンチルタ制御マイコン3で
パンチルタ4のパンモータ5とチルトモータ6を駆動制
御して撮影方向を設定し、また、カメラ制御マイコン2
で撮像装置10のズームモータ17を駆動制御して撮影
画角を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信回線を介して遠
隔地のカメラを操作し、画像を得る、遠隔操作撮像装置
とその撮影方向の決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔地にある撮影装置、例えばビ
デオカメラを制御する場合、モニターで映像を確認しな
がら上下左右に駆動するボタンを押し、目的の方向に達
したところでボタンを離す等の方法で所望の方向に撮影
装置を向け、また、所望の画角になるまでズームのボタ
ンを押しつづける等の方法で画角を制御してきた。ま
た、これらの方法で得た方向や画角を記憶させておき、
撮影の際にはこの記憶させた方向や画角まで絶対値で駆
動する方法が採られてきた。
【0003】しかしながら、従来の技術では遠隔地のビ
デオカメラに対し、回線容量の少ないネットワークを用
いて、映像、制御情報のやり取りをした場合、通信の遅
延、映像情報の欠落、また、動画の場合に生じるフレー
ム間隔の不規則性による問題が生じていた。例えば、コ
マが欠落し、しかも遅延のある映像に対し、パンチルタ
やズームを従来の方法で制御すると、送られてくる映像
を確認しながら所望の位置にパンチルタやズームを駆動
し停止の指示を出しても、回線遅延のためにすぐには停
止せず、目的の位置とはずれた位置で停止するという問
題が発生していた。また、画像の欠落やフレーム間隔も
回線の混み具合により不規則となり、映像を予測しなが
らパンチルタやズームを制御することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、遠隔
地のビデオカメラ等の撮像装置を遠隔操作によりパンチ
ルタやズームの制御を行う場合の、通信回線の遅延等に
より映像のリアルタイム性が失われることによる制御の
不安定性を防止し、撮像装置の状態を正確に把握できる
と共に操作性のよい遠隔操作の撮像システムを提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたものであり、被写体を撮影し、その映像信号を
出力する撮像手段と、前記撮像手段の撮影方向を変更す
る駆動手段と、前記駆動手段に対し、目標とする撮影方
向に所定量だけ駆動制御する制御手段と、前記制御手段
に、撮影方向の情報を入力する駆動方向入力手段とを具
備し、1回の駆動指示に対し、前記撮像手段を前記駆動
方向入力手段により指示のあった駆動方向に所定量だけ
駆動する遠隔操作撮像装置を構成する。
【0006】また、この遠隔操作撮像装置の撮像手段に
画角を制御する機能と画角を変化させる画角入力手段と
を具備し、1回の画角変更指示に対して所定量だけ画角
変更が行える構成とする。更に、撮影方向に対する1回
の駆動指示による駆動量は任意に設定でき、また、画角
に対する1回の変化指示による画角変化量は任意に設定
できる構成とする。
【0007】現に撮影されている範囲、および現に撮影
されている範囲と隣接した撮影範囲を、撮像手段の視点
を中心とした極座標上の長方形で近似して求めると共
に、現に撮影されている範囲を撮影後、隣接した撮影範
囲に撮像手段を駆動して撮影方向を決定する方法と遠隔
操作撮像装置を構成する。
【0008】現に撮影されている範囲、および現に撮影
されている範囲と所定の重なりを有する撮影範囲を、撮
像手段の視点を中心とした極座標上の長方形で近似して
求めると共に、現に撮影されている範囲を撮影後、つぎ
の重なりを有する撮影範囲に撮像手段を駆動して撮影方
向を決定する方法と遠隔操作撮像装置を構成する。
【0009】1回の駆動指示に対して目標とする撮影方
向に所定量だけ駆動する制御手段を有しているので、1
回毎の駆動指示に対して撮影方向が確認できる。また、
1回の画角変更指示に対して所定量だけ画角変更が行え
るので、1回毎の変更指示に対して画角が確認できる。
更に、撮影方向に対する1回の駆動指示による駆動量は
任意に設定でき、また、画角に対する1回の変化指示に
よる画角変化量は任意に設定することが可能となる。
【0010】現に撮影されている範囲と、現に撮影され
ている範囲と隣接した撮影範囲、または所定の重なりを
有する撮影範囲を撮像手段の視点を中心とした極座標上
の長方形で近似して求め、現に撮影されている範囲を撮
影後、つぎの撮影範囲に撮像手段を駆動して撮影するた
め、撮影範囲の確認が容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は上述したように遠隔地に
ある撮像装置の制御を的確に行うためのものであり、通
信回線の不都合を回避して、撮影方向と撮影画角の制御
指示に対して結果が予想できる、フィードフォワード制
御を導入している。
【0012】本発明は、撮影された被写体の映像を電気
信号に変換し、映像信号として出力する撮像装置と、撮
像方向を駆動する駆動装置と、駆動量を制御する制御装
置と、画角を制御する制御装置と、遠隔地にある指示入
力装置と、撮影された映像を表示する表示装置と、撮影
された映像を記録する記録装置と、これら遠隔地にある
装置と撮像装置とを接続する通信回線等で基本的に構成
されている。
【0013】遠隔地にいる操作者は表示装置で現に撮影
中の映像を観視しながら、指示入力装置で撮像方向や画
角を入力し、通信回線を介して撮像装置に伝達する。操
作指示があれば、撮像装置の視点を中心とし、駆動装置
の軸を座標軸とした極座標に変換した撮像範囲を求め、
つぎに極座標の角度2軸を2次元の直交座標に変換し、
前記撮像範囲に内接する長方形を求める。このとき直交
座標の2軸として、例えば経度・パン方向を横軸に、経
度・チルト方向を縦軸にする。また、前記長方形は用途
によっては近似的に撮像範囲に外接するものであっても
よい。尚、以後、上述したようにして求められた長方形
を「制御画角」と称する。
【0014】指示入力装置より与えられた駆動指示は制
御装置に入力され、制御装置は現在の撮像範囲、撮像画
角、指示内容とから新たな撮像範囲、撮像画角を求め
る。求められた新たな撮像範囲、撮像画角とから制御装
置は駆動装置の駆動量および撮像装置の画角変更量を求
め、駆動装置および撮像装置に伝達し、新たな撮像範囲
を決定する。撮像範囲は順次隣接して設定する他に、重
なり合って設定してもよい。
【0015】本発明に係わる実施の形態例について図1
および図5を参照して説明する。図1は本発明の遠隔操
作撮像装置のシステム構成であり、図2は撮像画角の決
定と駆動量について説明するための図である。図3はサ
ーバコンピュータのアルゴリズムを示す図であり、図4
および図5はクライアントコンピュータのアルゴリズム
を示す図である。
【0016】実施の形態例の構成は図1に示すように撮
像装置10とサーバコンピュータ20とクライアントコ
ンピュータ30のブロックで構成されていて、撮像装置
10はサーバコンピュータ20と例えば通信回線である
RS232Cを介して接続されて制御されており、また
サーバコンピュータ20とクライアントコンピュータ3
0は例えば通信回線であるインターネットを介してデー
タの授受が行われる。
【0017】撮像装置10は例えばビデオカメラであっ
て、被写体から到達する撮像光をレンズブロック11の
レンズ、絞りを通して固体撮像素子であるCCD12上
に結像させて視野映像を映像信号に変換した後、信号分
離、自動利得調整を行う。信号分離、自動利得調整はS
H/AGC13により、映像信号をサンプルホールドす
ると共に、オートアイリスの制御信号によって所定のゲ
インとなるように利得制御が行われる。
【0018】このようにして得られた映像信号はA/D
(アナログデジタル変換装置)14でデジタル信号に変
換され、信号処理装置15に供給される。信号処理装置
15では供給された信号を輝度、色差、ビデオ信号等の
信号に変換し、サーバコンピュータ20に内蔵するビデ
オキャプチャー装置21にRS232C回線を介して供
給する。
【0019】また、撮像装置10のレンズブロック11
は変倍用レンズ16を駆動することによって撮像する画
角を変化させることが可能なズームレンズであり、カメ
ラ制御マイコン2の駆動命令により、例えばステッピン
グモータ等を用いたズームモータ17を回転させ、変倍
用レンズ16を駆動する。このカメラ制御マイコン2は
撮像装置10のフォーカス、ズーム等のレンズ制御、絞
り、ゲイン、電子シャッタースピード等の露出制御、ホ
ワイトバランス制御、画質制御等を常時行うと共に、シ
ステム制御マイコン1と撮像装置10との間のインター
フェースをとっている。
【0020】また、撮像装置10はパン、チルトといっ
た2軸の回転方向に自由度を有する装置、例えばパンチ
ルタ4の上に設置されていて、パンチルタ制御マイコン
3の駆動命令により、ステッピングモータ等を用いたパ
ンモータ5、およびチルトモータ6を回転させ、パンチ
ルタ4は2つの軸方向に駆動される。このパンチルタ制
御マイコン3はシステム制御マイコン1より送られてく
るパンチルタ4のパン、チルトの各々の方向の駆動要求
に対して、パンチルタ4が要求された位置に駆動される
ように制御信号をモータのドライバーに出力すると共
に、現在のパンチルタ4の位置を常時システム制御マイ
コン1に伝達する。
【0021】上述したようにシステム制御マイコン1は
パンチルタ4、撮像装置10の設定状態、その他外部か
ら入力される情報に従い、システムを制御するが、この
システム制御マイコン1はサーバコンピュータ20と例
えばRS232Cを介して接続され、サーバコンピュー
タ20から撮像装置10およびパンチルタ4の位置制御
の指令が出される。
【0022】サーバコンピュータ20には撮像装置10
からの映像を受け取るビデオキャプチャー装置21と、
この映像を記憶する記憶装置22と、撮像装置10とパ
ンチルタ4を入力される指示に基づいて制御する制御プ
ログラム23と、回線の接続に係わるネットワークイン
ターフェース24とが含まれている。
【0023】また、クライアントコンピュータ30はサ
ーバコンピュータ20との回線の接続に係わるネットワ
ークインターフェース31と、システムを制御する操作
・表示プログラム32と、指示入力のポインティングデ
バイス33とを含んで構成され、さらにモニター34に
画像や指示内容が表示される。
【0024】クライアントコンピュータ30に対しサー
バコンピュータ20からは取り込んだ画像を、インター
ネットを介してユーザ向け映像データ(例えばJPEG
形式のファイル)として送られてくる。クライアントコ
ンピュータ30の上で走るグラフィカルユーザインター
フェース、およびポインティングデバイス33が指示入
力手段であり、ユーザの指示入力をサーバコンピュータ
20に送信する。
【0025】実際のクライアントコンピュータ30の操
作入力は、サーバコンピュータ20から送られてくる画
像を表示しながら、グラフィカルユーザインターフェー
ス上のボタンやスライダをマウスでクリックまたはドラ
ッグすることで与える。例えば右方向にパンするボタン
を押す等のカメラ駆動指示や、1回の駆動指示に対する
駆動量の設定等が操作入力である。操作入力は直ちにサ
ーバコンピュータ20に伝達される。
【0026】さて、サーバコンピュータ20は周期的に
システム制御マイコン1と通信していてパンチルタ4の
各軸の方向やズームの状態を問い合わせている。このと
きシステム制御マイコン1から返ってくる値は撮像装置
10やパンチルタ4の内部で用いられる値であり、直接
撮像方向や画角を表すものではない。従って、撮像装置
10やパンチルタ4の情報に基づいて撮像方向や画角に
変換する必要がある。即ち、クライアントコンピュータ
30からの操作入力を受けると、現在の撮像画角を計算
した後、新たな制御画角を決定し、パン、チルト、ズー
ムの制御目標を変換してRS232C回線、システム制
御マイコン1を介して、撮像装置10やパンチルタ4に
制御目標を伝達する。
【0027】クライアントコンピュータ30から駆動指
示が来ると、サーバコンピュータ20は、まず現在の撮
像方向および画角を、パンチルタ4の回転中心を原点と
し、パン軸を極とする極座標上で算出する。つぎにこれ
をパン(経度)角を横軸、チルト(緯度)角を横軸にと
った直交座標(以下、「パノラマ座標」と称す)上に写
像する。図2に示すように、パノラマ座標上の撮像範囲
に近似的に内接する長方形を、撮像範囲の各頂点および
上下の辺の中点を通る座標軸に平行な直線群によって作
られる長方形のうち最も内側のものを選ぶことによって
決定し、これを現在の撮像画角とする。ここで、例えば
「見落としなく1画面分右へパンせよ」という内容の駆
動指示があった場合、新たな撮像画角が現在の撮像画角
と隣接するように駆動量を決める。即ち、長方形のパン
方向の長さだけパンさせることになる。
【0028】また、クライアントコンピュータ30上の
グラフィカルユーザインターフェースを用いて、パンチ
ルタ4に与える1回の駆動指示に対する駆動量を任意の
値として、撮像画角の大きさに対する相対値として予め
設定しておく方法も採ることができる。この方法は画像
を重なりを有して撮影する場合にも用いることができ
る。
【0029】つぎに、サーバコンピュータ20の動作ア
ルゴリズムについて図3を参照して説明する。まず、プ
ログラムがスタートすると、モニター上の操作および表
示領域の初期化した後(S301)、タイマーイベント
の設定を行う(S302)。つぎにネットワーク受信が
あるか否かを調べ(S303)、ネットワーク受信があ
れば、更に画像要求があるか否かを調べる(S30
4)。画像要求があれば最新の画像をクライアントコン
ピュータ30に送信し(S305)、その後イベントが
発生するまで待機する(S306)。
【0030】S304で画像要求がない場合、制御画角
を用いて駆動位置目標を計算し(S307)、システム
制御マイコンに駆動位置目標を送信し(S308)、そ
の後イベントが発生するまで待機する(S306)。
【0031】また、S303でネットワーク受信がない
場合、つぎにRS232C受信があるか否かを調べる
(S309)。RS232C受信があるとパンチルタの
方向とズームの状態から制御画角を求める(S31
0)。一方、RS232C受信がない場合、パンチル
タ、ズームの位置の問い合わせをRS232Cから送信
し(S311)、その後イベントが発生するまで待機す
る(S306)。
【0032】つぎに、クライアントコンピュータ30の
動作アルゴリズムについて図4および図5を参照して説
明する。まず、プログラムがスタートすると、ネットワ
ークイベントとマウスイベントを初期化した後(S40
1)、画像提供要求を送信する(S402)。つぎにネ
ットワーク受信があるか否かを調べ(S403)、ネッ
トワーク受信があれば新着画像を表示し、画像提供要求
を送信し(S404)、その後イベントが発生するまで
待機する(S405)。
【0033】S403でネットワーク受信がない場合、
マウスプレスを調べる(S406)。マウスプレスがあ
れば、後段で詳述するマウスプレス処理を行い(S40
7)、その後イベントが発生するまで待機する(S40
5)。
【0034】また、マウスプレスがなければドラッグ中
である否かを調べ(S408)、ドラッグ中でなけれ
ば、そのままイベントが発生するまで待機する(S40
5)。一方、ドラッグ中であればマウスリリースを調べ
(S409)、リリースされていなければグラフィック
ユーザインターフェースのスライダをドラッグし(S4
10)、その後イベントが発生するまで待機する(S4
05)。
【0035】また、S409でリリースされていれば、
グラフィックユーザインターフェースのスライダにより
駆動量を設定し(S411)、ドラッグを終了させた後
(S412)、イベントが発生するまで待機する(S4
05)。
【0036】図5はマウスプレス処理(S407)のア
ルゴリズムであって、グラフィックユーザインターフェ
ースのカーソル位置にボタンがあることを確認して(S
501)、ボタンに対応する駆動指示をサーバコンピュ
ータ20に送信し、S405に入る。一方、S501で
カーソル位置にボタンがない場合、さらにカーソル位置
にスライダがあるか否かを調べ(S503)、スライダ
がある場合はスライダをドラッグした後(S504)、
また、スライダがない場合はそのままでS405に入
る。
【0037】以上のサイクルの間に、ネットワークの特
性による伝達の遅延等により、不定の時間が経過する虞
れがあるが、ユーザを介したフィードバックを行うこと
なくユーザは望んだ方向・画角の画像が得られるため、
操作性が損なわれることはない。
【0038】上述した動作アルゴリズムに沿ってサーバ
コンピュータ20とクライアントコンピュータ30は作
動し、遠隔地にある撮像装置の制御が行われる。尚、上
述した動作アルゴリズムは本発明に適用する1例であっ
て、本発明の技術的思想を実現する他のアルゴリズム構
成にしてもよいことは当然である。
【0039】また、本発明は上述した構成に限ることな
く、ズーム、パンチルタ等の機能を有するカメラであれ
ば如何なるものを用いても構成できることは当然であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の遠隔操作撮像装置によると、操作指示によるパンチル
タの到達する方向やズームの大きさが予め予測できるの
で、特にインターネットのような回線特性に依存する通
信の遅延、画像データの欠落等がある場合でも、操作者
は視認性のよい状態を確保することができ、正確な操作
を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる、遠隔操作撮像装置のシステ
ム構成である。
【図2】 制御画角の決定と駆動量について説明するた
めの図である。
【図3】 サーバコンピュータのアルゴリズムを示す図
である。
【図4】 クライアントコンピュータのアルゴリズムを
示す図である。
【図5】 クライアントコンピュータのアルゴリズムを
示す図である。
【符号の説明】
1…システム制御マイコン、2…カメラ制御マイコン、
3…パンチルタ制御マイコン、4…パンチルタ、5…パ
ンモータ、6…チルトモータ、10…撮像装置、11…
レンズブロック、12…CCD、13…SH/AGC、
14…A/D、15…信号処理装置、16…変倍用レン
ズ、17…ズームモータ、20…サーバコンピュータ、
21…ビデオキャプチャー装置、22…記憶装置、23
…制御プログラム、24,31…ネットワークインタフ
ェース、30…クライアントコンピュータ、32…操作
・表示プログラム、33…ポインティングデバイス、3
4…モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 利幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 細沼 直泰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影し、その映像信号を出力す
    る撮像手段と、 前記撮像手段の撮影方向を変更する駆動手段と、 前記駆動手段に対し、目標とする撮影方向に所定量だけ
    駆動制御する制御手段と、 前記制御手段に、撮影方向の情報を入力する駆動方向入
    力手段とを具備し、 1回の駆動指示に対し、前記撮像手段を前記駆動方向入
    力手段により指示のあった駆動方向に所定量だけ駆動す
    ることを特徴とする遠隔操作撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は画角を制御する機能を有
    すると共に、 前記撮像手段の画角を変化させる画角入力手段とを具備
    し、 1回の画角変更指示に対して所定量だけ画角変更を行う
    ことを特徴とする、請求項1に記載の遠隔操作撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 撮影方向に対する1回の駆動指示による
    駆動量は任意に設定できることを特徴とする、請求項1
    に記載の遠隔操作撮像装置。
  4. 【請求項4】 画角に対する1回の変化指示による画角
    変化量は任意に設定できることを特徴とする、請求項2
    に記載の遠隔操作撮像装置。
  5. 【請求項5】 現に撮影されている範囲、および現に撮
    影されている範囲と隣接した撮影範囲を、撮像手段の視
    点を中心とした極座標上の長方形で近似して求めると共
    に、現に撮影されている範囲を撮影後、隣接した撮影範
    囲に撮像手段を駆動して撮影方向の決定をすることを特
    徴とする、請求項1に記載の遠隔操作撮像装置の撮影方
    向の決定方法。
  6. 【請求項6】 現に撮影されている範囲、および現に撮
    影されている範囲と隣接した撮影範囲を、撮像手段の視
    点を中心とした極座標上の長方形で近似して求める手段
    を具備し、 現に撮影されている範囲を撮影後、隣接した撮影範囲に
    撮像手段を駆動して撮影することを特徴とする、請求項
    1または請求項2に記載の遠隔操作撮像装置。
  7. 【請求項7】 現に撮影されている範囲、および現に撮
    影されている範囲と所定の重なりを有する撮影範囲を、
    撮像手段の視点を中心とした極座標上の長方形で近似し
    て求めると共に、現に撮影されている範囲を撮影後、つ
    ぎの重なりを有する撮影範囲に撮像手段を駆動して撮影
    方向の決定をすることを特徴とする、請求項1に記載の
    遠隔操作撮像装置の撮影方向の決定方法。
  8. 【請求項8】 現に撮影されている範囲、および現に撮
    影されている範囲と所定の重なりを有する撮影範囲を、
    撮像手段の視点を中心とした極座標上の長方形で近似し
    て求める手段を具備し、 現に撮影されている範囲を撮影後、つぎの重なりを有す
    る撮影範囲に撮像手段を駆動して撮影することを特徴と
    する、請求項1または請求項2に記載の遠隔操作撮像装
    置。
JP9174777A 1997-06-30 1997-06-30 遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法 Pending JPH1127572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9174777A JPH1127572A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9174777A JPH1127572A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1127572A true JPH1127572A (ja) 1999-01-29

Family

ID=15984493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9174777A Pending JPH1127572A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1127572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101044601B1 (ko) 2004-08-31 2011-06-29 엘지전자 주식회사 감시용 카메라의 컨트롤 정보 설정 장치 및 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101044601B1 (ko) 2004-08-31 2011-06-29 엘지전자 주식회사 감시용 카메라의 컨트롤 정보 설정 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4332231B2 (ja) 撮像装置コントローラおよび撮像システム
US8089505B2 (en) Terminal apparatus, method and computer readable recording medium
KR101760142B1 (ko) 카메라 장치, 카메라 시스템, 제어 장치 및 컴퓨터로 판독가능한 기록 매체
JP2000032319A (ja) カメラ制御システム、カメラ制御方法、カメラ制御装置、及びこれらに用いる画像処理装置、記録媒体
KR20120012399A (ko) 카메라 장치, 카메라 시스템, 제어 장치 및 프로그램
JP3744147B2 (ja) パノラマ画像生成装置および方法
JPH1118003A (ja) パノラマ撮像装置
JP2021078124A (ja) インテリジェント撮影システムの撮影制御方法、装置、記憶媒体及びシステム
JP7150456B2 (ja) 撮像システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JPH10164420A (ja) カメラ制御システム及びその装置
JPH10290387A (ja) 撮像、表示、記録、再生、伝送装置及び記録媒体
JP4332580B2 (ja) 制御装置および制御方法、並びに監視システム
JP2005354748A (ja) 撮像手段制御方法および撮像手段制御装置
JPH1127572A (ja) 遠隔操作撮像装置および撮影方向の決定方法
JPH10322581A (ja) 撮像装置コントローラおよび撮像システム
JP2992617B2 (ja) 遠隔制御カメラの撮影位置決定方法およびカメラ遠隔制御システム
JP4148251B2 (ja) 撮像装置及び表示装置
JP2005348448A (ja) パノラマ撮像装置
JP3812069B2 (ja) 撮像装置コントローラおよび撮像装置
JP3826506B2 (ja) 情報表示方法
JP2008236785A (ja) 画像提供装置、画像提供方法、および画像提供システム
JPH10257375A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2002077880A (ja) 遠隔監視システム
JP6176306B2 (ja) 電子カメラおよびプログラム
JP2017063277A (ja) 表示制御装置および表示制御方法