JPH1127325A - Atm通信網 - Google Patents

Atm通信網

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JPH1127325A
JPH1127325A JP17846697A JP17846697A JPH1127325A JP H1127325 A JPH1127325 A JP H1127325A JP 17846697 A JP17846697 A JP 17846697A JP 17846697 A JP17846697 A JP 17846697A JP H1127325 A JPH1127325 A JP H1127325A
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JP
Japan
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cell
route
wavelength
communication network
access control
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Application number
JP17846697A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Nabeshima
正義 鍋島
Naoaki Yamanaka
直明 山中
Haruhisa Hasegawa
治久 長谷川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMによる複数のLAN相互間のトラヒッ
クは、LANの規模の拡大とともに増大し、対応が困難
になる。 【解決手段】 LAN相互間をスター状にセンタ網に接
続する。このセンタ網は波長毎に固定的に転送経路が定
められた光波長ルーティング網である。自LAN以外の
宛先のセルが到来した場合については、とりあえず、こ
のセルが到来した方路以外の方路にセルを転送する。こ
れにより、このセルは最終的には所望の宛先のLANに
到達することができる。OAMセルを定期的に送受信す
ることにより伝送路の故障を検出し復旧させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode)通信に利用する。本発明は、複数のA
TMによるローカル・エリア網(以下、LANと記す)
を含む大規模なATM通信網に利用するに適する。特
に、ATMによるLAN相互間の通信における伝送路の
故障検出および故障復旧技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信網では、複数のATMによる
LANを相互に接続することにより大規模なATM通信
網を構成することが行われている。この従来例を図21
を参照して説明する。図21は従来のATM通信網を示
す図である。
【0003】従来のATM通信網では、例えば、LAN
2−1に接続されている通信端末10が通信端末20に
セルを転送するときには、まず、LAN2−1内におい
て宛先となる通信端末20を検索し、LAN2−1に通
信端末20が存在しないことを認識すると、次に、LA
N2−2にセルを転送する。ここでも宛先となる通信端
末20を検索し、LAN2−2に通信端末20が存在し
ないことを認識すると、次に、LAN2−3にセルを転
送する。このような手順を繰り返すことにより、最終的
にLAN2−4に接続された通信端末20にセルは到着
する。このようなセルの流れが定常的に発生する場合に
は、専用線30を設けることにより対処する。
【0004】また、LAN2−1〜2−4間をつなぐブ
リッジ40〜42には、このブリッジ40〜42を頻繁
に通過するセルについて、そのセルの宛先が当該ブリッ
ジ40〜42を通過した先に存在したか否かを学習する
ことができるため、セルの転送を円滑に行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のAT
M通信網では、LAN2−1〜2−4の規模が大きくな
るにつれ、ブリッジ40〜42を通過するトラヒックの
量も増大する。
【0006】このためには、専用線30を設けたり、ブ
リッジ40〜42の回線容量を増やすことにより対応し
なければならず、やがて、さらにLAN2−1〜2−4
の規模が大きくなれば対応しきれなくなる。
【0007】また、ブリッジ40〜42のトラヒックの
分布は必ずしも各ブリッジ40〜、42に平均的に分布
するとは限らず、例えば、LAN2−4に向かうセルが
各LAN2−1、2−2、2−3から同時に発生した場
合には、LAN2−4に近い方のブリッジ42からブリ
ッジ41、ブリッジ40の順でトラヒックが偏る。した
がって、ブリッジ40〜42の容量はそれぞれATM通
信網全体で発生し得る最大トラヒックに対処できるもの
にしなければならない。
【0008】このように、従来のATM通信網では、将
来的に増加が予想されるトラヒックに対して柔軟に対応
することが困難である。
【0009】本願出願人は、先願(特願平9−1496
14号、本願出願時に未公開)により光波長ルーティン
グ網によるATM通信網を提案した。この光波長ルーテ
ィング網によるATM通信網は、各LANの拡張に対し
て柔軟に対応することができるように、各LANをスタ
ー状に収容するセンタ網を設けるものである。このセン
タ網に固定的な光波長ルーティング網を用いることによ
り、センタサーバなどの複雑な装置を用いることなく大
規模なATM通信網を簡単に実現するものである。
【0010】図22はATM通信網における故障検出を
示す図であるが、図22に示すように、電気信号のセル
を扱うクロスコネクト装置XC1〜XC3では、例え
ば、クロスコネクト装置XC1とクロスコネクト装置X
C2との間で伝送路が断となる故障が発生すると、クロ
スコネクト装置XC2が故障を検出し、さらに下流方向
にAIS(Alarm Indication Signal) が送出される。
【0011】しかし、図23は光波長ルーティング網に
おける伝送路断状況を示す図であるが、図23に示すよ
うに、光信号である光セルを扱う光波長クロスコネクト
装置3−1〜3−3では、例えば、光波長クロスコネク
ト装置WXP1と光波長クロスコネクト装置3−2との
間で伝送路が断となる故障が発生しても光波長クロスコ
ネクト装置3−2その他の光波長クロスコネクト装置で
は故障を検出することができない。
【0012】その主な原因としては、図22に示した電
気信号のセルを扱うクロスコネクト装置XC1〜XC3
の相互間には、電気ケーブルによる物理伝送路が備えら
れている。したがって、この物理伝送路の断を常時また
は周期的に監視することは容易である。例えば、常時ま
たは周期的に低いレベルの監視電圧を印加し、この電圧
値が0となれば断と判定することができる。
【0013】ところが、図23に示した光信号を扱う光
波長クロスコネクト装置3−1〜3−3の相互間には、
光ファイバあるいは単に空間などによる物理伝送路が備
えられているが、この物理伝送路が断となっても光波長
クロスコネクト装置3−2では、光セルが送信されず光
セルが到来しないのか、あるいは、物理伝送路が断とな
り光セルが到来しないのかを識別することが困難であ
る。また、光波長クロスコネクト装置3−1〜3−3に
特別な機能を設けて故障検出を行う技術も知られている
が、それらはみなSDHの故障検出機能やオペレーショ
ンシステムを利用するなど、ATMレイヤ以外の機能を
用いている。
【0014】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、トラヒックの増大に柔軟に対応することがで
きる光波長ルーティング網における伝送路の故障検出お
よび復旧制御をATMレイヤで行うことができるATM
通信網を提供することを目的とする。本発明は、大規模
かつ大容量のネットワークを簡単に構成することができ
るATM通信網を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ATMによる
複数のローカル・エリア網と、この複数のローカル・エ
リア網相互間にセルを転送するセンタ網とを備えたAT
M通信網である。本発明の特徴とするところは、前記ロ
ーカル・エリア網から到来するセルをその宛先にしたが
って定められた波長の光セルに変換し前記センタ網内に
転送する手段を備え、前記センタ網は、入力される光セ
ルの波長にしたがってその光セルの出力方路が設定され
た光波長ルーティング手段を備え、前記転送する手段に
は、伝送路の故障を検出するための保守用セルを生成す
る手段と、この保守用セルを所定の宛先に対し所定の周
期で送出する手段と、この保守用セルが所定の周期で到
来しないとき当該伝送路の故障と判定する手段とを備え
たところにある。前記センタ網は、その光セルの出力方
路が固定的に設定されることが望ましい。
【0016】これにより、各LANは、センタ網にスタ
ー状に接続されることになり、トラヒックの通過に伴う
スループットの低下を回避することができる。本発明で
は、このセンタ網に光波長ルーティング手段を用いるこ
とにより、センタサーバなどの複雑な装置を設ける必要
のないATM通信網を実現することを最も主要な特徴と
する。したがって、センタサーバなどの複雑な装置を設
けた場合に比較すると、センタ網の保守点検に手間がか
からず、また、故障などの障害が発生する確率も低い。
このように故障の発生する確率の低い光波長ルーティン
グ網を用いるが、本発明では故障の検出を行い、故障箇
所の復旧処置を速やかに実行することができる。
【0017】なお、セルはLANの段階においてすでに
光セルであってもよいし、LANの段階では電気信号の
セルであって前記転送する手段において光セルに変換す
るようにしてもよい。
【0018】前記転送する手段には、宛先となるローカ
ル・エリア網とこのローカル・エリア網に転送するため
の波長情報とが記録されたテーブルを含むことが望まし
い。
【0019】前記保守用セルには、特定の波長が割当て
られることが望ましい。あるいは、前記保守用セルに
は、特定のペイロードタイプ識別子が書込まれることが
望ましい。
【0020】前記センタ網には、現用ルートおよび予備
ルートが設定され、前記転送する手段は、前記判定する
手段により故障が検出された伝送路があるときこの伝送
路に設定された現用ルートを予備ルートに切替える切替
指示が書込まれた切替セルを生成しこの現用ルートの終
点となるノードにこの切替セルを転送する手段を含み、
この終点となるノードに含まれる前記転送する手段は、
前記切替セルを受け取り当該現用ルートをその予備ルー
トに切替えるとともにこの予備ルートに割当てられた波
長による新たな切替セルを生成し前記故障が検出された
伝送路の始点となるノードにこの切替セルを転送する手
段を含み、この始点となるノードに含まれる前記転送す
る手段は、この切替セルを受け取り当該現用ルートを予
備ルートに切替える手段を含むことが望ましい。
【0021】このとき、現用ルートおよび予備ルートに
それぞれ割当てられた波長情報が記録されたテーブルを
備えることが望ましい。
【0022】現用ルートに割当てられた波長情報とこの
現用ルートの帯域情報とが記録されたテーブルを備え、
前記判定する手段の判定結果または前記切替セルの到着
にしたがって予備ルートを設定しこのテーブルの帯域情
報を更新する手段を備える構成とすることもできる。こ
れにより、故障が検出された後に予備ルートを柔軟に設
定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
3を参照して説明する。図1は本発明第一実施例の全体
構成図である。図2は本発明第一実施例のアクセス制御
部の要部ブロック構成図である。図3はアクセス制御部
の宛先テーブルを示す図である。
【0024】本発明は、ATMによるLAN2−1〜2
−4と、このLAN2−1〜2−4相互間にセルを転送
するセンタ網50とを備えたATM通信網である。
【0025】ここで、本発明の特徴とするところは、L
AN2−1〜2−4から到来するセルをその宛先にした
がって定められた波長の光セルに変換しセンタ網50内
に転送する手段としてのアクセス制御部1−1〜1−4
を備え、センタ網50は、入力される光セルの波長にし
たがってその光セルの出力方路が設定された光波長ルー
ティング手段としての光波長クロスコネクト装置3−1
〜3−4を備え、アクセス制御部1−1〜1−4には、
伝送路の故障を検出するための保守用セルとしてのOA
M(Operation And Maintenance) セルを生成する手段と
してのOAMセル発生部34と、このOAMセルを所定
の宛先に対し所定の周期で送出する手段としての送信タ
イマ部22と、このOAMセルが所定の周期で到来しな
いとき当該伝送路の故障と判定する手段としての受信タ
イマ部24とを備えたところにある。センタ網50は、
その光セルの出力方路が固定的に設定されている。
【0026】アクセス制御部1−1〜1−4には、宛先
となるLAN1−1〜1−4とこのLAN1−1〜1−
4に転送するための波長情報とが記録された宛先テーブ
ルTを含む。
【0027】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例を図1を参照して説明
する。図1は本発明第一実施例の全体構成図である。本
発明第一実施例は故障検出についての実施例である。図
1において、符号1−1〜1−4はアクセス制御部、符
号2−1〜2−4はATMによるLAN、符号3−1〜
3−4は光波長クロスコネクト装置、符号50はセンタ
網である。実線はアクセス制御部1−1〜1−4の現用
ルートを表し、破線は予備ルートを表す。LAN間トラ
ヒックは、分散的に配置されたアクセス制御部1−1〜
1−4によりルーティング処理される。
【0028】例えば、LAN2−1からLAN2−4へ
のトラヒックは、アクセス制御部1−1でλ1を選択す
れば、現用ルートとして光波長クロスコネクト装置3−
1、3−2、3−4を経由して自動的にアクセス制御部
1−4に転送されLAN2−4に転送される。このと
き、光波長クロスコネクト装置3−2は波長λ1を波長
λ2に変換するが、このように固定的に波長変換を行う
ように構成することにより、始点から終点まで一貫して
一つの波長とする場合に比較して設計の自由度を向上さ
せることができる。
【0029】また、アクセス制御部1−1で波長λ2を
選択すれば、予備ルートとして光波長クロスコネクト3
−1、3−3、3−4を経由して自動的にアクセス制御
部1−4に転送されLAN2−4に転送される。このと
き、光波長クロスコネクト装置3−3は波長λ2を波長
λ1に固定的に変換する。このようにアクセス制御部1
−1において光波長の選択のみで現用ルートの故障から
の復旧、すなわち予備ルートに切替えることができる。
【0030】図1において図示したセルはOAMセルを
表す。隣接するアクセス制御部1−1と1−2、1−1
と1−3、1−2と1−4、1−3と1−4でOAMセ
ルを一定周期毎に送受信することにより隣接するアクセ
ス制御部との接続正常性が確認され、それにより故障の
検出を行う。
【0031】図2は本発明第一実施例のアクセス制御部
のブロック構成図であるが、送信タイマ部22はコント
ローラ部21に対し一定周期毎に信号を送る。送信タイ
マ部22からコントローラ部21に対して信号が送られ
てくるとコントローラ部21はOAMセルをすべての直
接アクセス可能なアクセス制御部に送信する。例えば、
アクセス制御部1−1ならばアクセス制御部1−2およ
び1−3に送信する。
【0032】アクセス制御部1−1〜1−4では、到着
セルがOAMセルか否かをOAMセル判定部23により
判定する。図4および図5はOAMセルによる故障判定
を説明するための図であるが、判定の方法としては、図
4に示すように、OAMセルを送出するときに特定の波
長λ0 を用い、OAMセル判定部でλ0 の信号のみを選
択することにより判定する方法と、図5に示すように、
一般にOAMセルはユーザ情報セルと同じVPI値とV
CI値を有するときにはユーザ情報セルと識別可能とな
るような特定のペイロードタイプ識別子(PTI)を有
しているのでそれを利用する方法とがある。
【0033】図4に示す方法を採用する場合には、図1
に示した現用および予備のルートの他に、OAMセルを
転送するための波長λ0によるルートをさらに設けるこ
とが必要になる。この波長λ0によるルートは、現用ル
ートに並行して設けることにより現用ルートの故障を検
出することができる。
【0034】OAMセルを受信したアクセス制御部は、
OAMセル判定部23によりOAMセルの受信を認識し
受信タイマ24をリセットする。したがって、伝送路に
故障が発生してOAMセルが到着しない場合には、受信
タイマ24のリセットが行われず、受信タイマ24はや
がてタイムアップする。コントローラ部21ではこのタ
イムアップ信号をトリガとして受けて伝送路に故障が発
生したことを検出する。
【0035】(第二実施例)本発明第二実施例を図6な
いし図12を参照して説明する。図6は本発明第二実施
例の全体構成図である。図7は本発明第二実施例のアク
セス制御部の要部ブロック構成図である。図8は波長管
理テーブルを示す図である。本発明第二実施例は故障復
旧についての実施例である。ここで用いるアクセス制御
部の構成は、本発明第一実施例のアクセス制御部の構成
に波長管理テーブル25を追加した構成である。
【0036】図6において光波長クロスコネクト装置3
−1および3−2の間の伝送路で故障が発生したとす
る。アクセス制御部1−2はアクセス制御部1−1から
のOAMセルが受信できなくなり、所定時間後に図7に
示すように、受信タイマ24からコントローラ部21に
タイムアップ信号としてのトリガが送出される。そし
て、図8に示す波長管理テーブル25から波長λ1によ
り自身で終端するルートの他に、波長λ2による自身で
終端しないルートを有していることを認識し、アクセス
制御部1−4宛の受信用切替セルを受信用切替セル発生
部26により発生させ波長λ2を用いて送出する。送出
された受信用切替セルは光波長クロスコネクト装置3−
2および3−4を経由して自動的にアクセス制御部1−
4に転送される。
【0037】図9は本発明第二実施例のアクセス制御部
1−4の要部ブロック構成図であり、図10はこのアク
セス制御部1−4のルート管理テーブルを示す図である
が、アクセス制御部1−4は受信用切替セル判定部27
で自身宛の受信用切替セルを受信したことを確認する
と、自身が送受信端となるルートを管理している図10
に示すルート管理テーブル28での情報からアクセス制
御部1−1宛の送信用切替セルを予備ルートを経由する
波長λ1を用いて送出する。そして、ルート管理テーブ
ル28から現用ルートを削除し、予備ルートを現用ルー
トとする。
【0038】送出された送信用切替セルは光波長クロス
コネクト装置3−4、3−3、3−1を経由して、自動
的にアクセス制御部1−1に転送される。なお、光波長
クロスコネクト装置3−3では波長λ1は波長λ2に変
換される。
【0039】図11は本発明第二実施例のアクセス制御
部1−1の要部ブロック構成図であり、図12はこのア
クセス制御部1−1のルート管理テーブルを示す図であ
るが、図11に示すように、アクセス制御部1−1は送
信用切替セル判定部31で自身宛の送信用切替セルを受
信したことを確認すると、現用ルートをルート管理テー
ブル28から削除し、ルート管理テーブル28の予備ル
ートを現用ルートとすることにより故障復旧を行う。
【0040】(第三実施例)本発明第三実施例を図13
ないし図16を参照して説明する。本発明第一および第
二実施例では、あらかじめ予備ルートの帯域が確保され
ているとして説明したが、本発明第三実施例では、図6
において予備ルートの帯域は確保されていないものとす
る。
【0041】図13は本発明第三実施例のアクセス制御
部1−4の要部ブロック構成図であるが、アクセス制御
部1−4は受信用切替セル判定部27で自身宛の受信用
切替セルを受信したことを確認すると、未だ予備ルート
の帯域が確保されていないので、帯域管理テーブル33
から他のルートの帯域を削減することによりアクセス制
御部1−3までの帯域を確保して送信用切替セルをアク
セス制御部1−3に送出する。そして、図10に示した
ように、ルート管理テーブル28から現用ルートを削除
し、予備ルートを現用ルートとする。
【0042】図15は送信または受信用切替セルのフォ
ーマットを示す図であるが、図15に示すように、送信
用切替セルには宛先となるアクセス制御部の情報が含ま
れているのでアクセス制御部1−3はその送信用切替セ
ルが自身宛でないことが分かる。そこで、アクセス制御
部1−3は上述したように隣接するアクセス制御部でか
つ宛先となるアクセス制御部1−1までの帯域を確保
し、アクセス制御部1−1宛に送信用切替セルを送出す
る。図14は本発明第三実施例のアクセス制御部1−1
の要部ブロック構成図であるが、自身宛の送信用切替セ
ルを受信したアクセス制御部1−1は、図11に示した
ように現用ルートをルート管理テーブル28から削除
し、ルート管理テーブル28の予備ルートを現用ルート
とすることにより故障復旧を行う。
【0043】(第四実施例)本発明第四実施例を図16
を参照して説明する。図16は本発明第四実施例の全体
構成図である。本発明第一ないし第三実施例では、OA
Mセルの送受信はセンタ網50に全体規模で行われ、す
べてのアクセス制御部1−1〜1−4相互間で行われて
いるとして説明したが、本発明第四実施例は、所定のア
クセス制御部間のみで行われる例である。
【0044】例えば、アクセス制御部1−1と1−4と
の間でOAMセルを一定周期毎に送受信することにより
アクセス制御部1−1とアクセス制御部1−4との接続
性が確認できそれにより故障の検出を行う。アクセス制
御部は図2に示した本発明第一実施例で説明したものと
同様である。ただし、OAMセルは受信側のアクセス制
御部に対してのみ送信される。
【0045】本発明第四実施例によれば、局部的に故障
検出を行うことができるので、例えば、頻繁に通信を行
うルートだけの故障検出を行うことができる。あるい
は、故障が発生し、通信が途絶しても大きな影響を受け
ることのない種類の情報の送受信を行っているルートに
ついては故障検出を行わないようにすることができる。
これにより、故障検出および速やかな故障復旧の必要性
が低いルートにまでOAMセルを送出するための帯域を
確保する必要がなくなり、網資源を有効に利用すること
ができる。
【0046】(第五実施例)本発明第五実施例を図17
ないし図19に示す。本発明第五実施例は、光波長クロ
スコネクト装置3−1および3−2の間の故障に伴いア
クセス制御部1−4が自律的に行う故障検出および故障
復旧手順についての実施例である。この実施例は、第四
実施例で説明したような、特定のアクセス制御部1−1
および1−4間だけでOAMセルによる故障検出が行わ
れている場合に適用される。すなわち、他から切替セル
による通知を受けずに自ら故障検出する場合の手順につ
いての実施例である。
【0047】図17は本発明第五実施例の全体構成図で
ある。図18は本発明第五実施例のアクセス制御部1−
1〜1−4の要部ブロック構成図である。図19は本発
明第五実施例の波長管理テーブルを示す図である。図1
7に示すように、光波長クロスコネクト装置3−1およ
び3−2の間の伝送路で故障が発生したとすると、図1
8に示すアクセス制御部1−4はアクセス制御部1−1
からのOAMセルが受信できなくなり、一定周期後、受
信タイマ部24からコントローラ部21にタイムアップ
信号としてのトリガが送出される。コントローラ部21
はこのトリガを受けて送信用切替セル発生部29により
送信用切替セルを発生させる。この送信用切替セルは図
19に示す波長管理テーブル25を参照して予備ルート
を経由する波長λ1を用いて送出する。
【0048】この送信用切替セルは光波長クロスコネク
ト装置3−4、3−3、3−2を経由してアクセス制御
部1−1に到着する。アクセス制御部1−1では、送信
用切替セル判定部31により送信用切替セルの到着を認
識し、すでに説明した手順にしたがって現用ルートを予
備ルートに切替える。
【0049】(第六実施例)本発明第六実施例を図20
を参照して説明する。本発明第六実施例は、本発明第五
実施例と同様に、光波長クロスコネクト装置3−1およ
び3−2の間の故障に伴いアクセス制御部1−4が自律
的に行う故障検出および故障復旧手順についての実施例
である。この実施例は、第四実施例で説明したような、
特定のアクセス制御部1−1および1−4間だけでOA
Mセルによる故障検出が行われている場合に適用され
る。すなわち、他から切替セルによる通知を受けずに自
ら故障検出する場合の手順についての実施例である。本
発明第六実施例では、予備ルートの帯域はあらかじめ確
保されていないものとする。
【0050】図20は本発明第六実施例のアクセス制御
部1−4の要部ブロック構成図である。アクセス制御部
1−4はアクセス制御部1−1からのOAMセルが受信
できなくなり、一定周期後、受信タイマ部24からコン
トローラ部21にタイムアップ信号としてのトリガが送
出される。予備ルートの帯域が確保されていないので、
帯域管理テーブル33から他のルートの帯域を削減する
ことによりアクセス制御部1−3までの帯域を確保して
送信用切替セルをアクセス制御部1−3に送出する。以
下は前述した手順と同様である。
【0051】(実施例まとめ)本発明実施例では、説明
をわかりやすくするために、各アクセス制御部1−1〜
1−4の構成をそれぞれ異なる構成であるかのように図
示し説明した。また、同じ位置のアクセス制御部につい
て各実施例において異なる構成であるかのように図示し
説明した部分がある。しかし、実際には、各アクセス制
御部1−1〜1−4を共通の構成とし、そのときの状況
に応じて相互に任意の立場をとることができるように構
成することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トラヒックの増大に柔軟に対応することができる光波長
ルーティング網における伝送路の故障検出および復旧制
御をATMレイヤで行うことができる。本発明によれ
ば、大規模かつ大容量のネットワークを簡単に構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の全体構成図。
【図2】本発明第一実施例のアクセス制御部の要部ブロ
ック構成図。
【図3】本発明第一実施例のアクセス制御部の宛先テー
ブルを示す図。
【図4】OAMセルによる故障判定を説明するための
図。
【図5】OAMセルによる故障判定を説明するための
図。
【図6】本発明第二実施例の全体構成図。
【図7】本発明第二実施例のアクセス制御部の要部ブロ
ック構成図。
【図8】本発明第二実施例のアクセス制御部の波長管理
テーブルを示す図。
【図9】本発明第二実施例のアクセス制御部の要部ブロ
ック構成図。
【図10】本発明第二実施例のアクセス制御部のルート
管理テーブルを示す図。
【図11】本発明第二実施例のアクセス制御部の要部ブ
ロック構成図。
【図12】本発明第二実施例のアクセス制御部のルート
管理テーブルを示す図。
【図13】本発明第三実施例のアクセス制御部の要部ブ
ロック構成図。
【図14】本発明第三実施例のアクセス制御部の要部ブ
ロック構成図。
【図15】送信または受信用切替セルのフォーマットを
示す図。
【図16】本発明第四実施例の全体構成図。
【図17】本発明第五実施例の全体構成図。
【図18】本発明第五実施例のアクセス制御部の要部ブ
ロック構成図。
【図19】本発明第五実施例の波長管理テーブルを示す
図。
【図20】本発明第六実施例のアクセス制御部の要部ブ
ロック構成図。
【図21】従来のATM通信網を示す図。
【図22】ATM通信網における故障検出を示す図。
【図23】光波長ルーティング網における伝送路断状況
を示す図。
【符号の説明】
1−1〜1−4 アクセス制御部 2−1〜2−4 LAN 3−1〜3−4 光波長クロスコネクト装置 10、20 通信端末 21 コントローラ部 22 送信タイマ部 23 OAMセル判定部 24 受信タイマ部 25 波長管理テーブル 26 受信用切替セル発生部 27 受信用切替セル判定部 28 ルート管理テーブル 29 送信用切替セル発生部 30 専用線 31 送信用切替セル判定部 32 セル送出部 33 帯域管理テーブル 34 OAMセル発生部 40〜42 ブリッジ 50 センタ網 T テーブル XC1〜XC3 クロスコネクト装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04J 14/00 H04B 9/00 E 14/02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローカル・エリア網と、この複数
    のローカル・エリア網相互間にセルを転送するセンタ網
    とを備えたATM通信網であって、 前記ローカル・エリア網から到来するセルをその宛先に
    したがって定められた波長の光セルに変換し前記センタ
    網内に転送する手段を備え、 前記センタ網は、入力される光セルの波長にしたがって
    その光セルの出力方路が設定された光波長ルーティング
    手段を備え、 前記転送する手段には、伝送路の故障を検出するための
    保守用セルを生成する手段と、この保守用セルを所定の
    宛先に対し所定の周期で送出する手段と、この保守用セ
    ルが所定の周期で到来しないとき当該伝送路の故障と判
    定する手段とを備えたことを特徴とするATM通信網。
  2. 【請求項2】 前記センタ網は、その光セルの出力方路
    が固定的に設定された請求項1記載のATM通信網。
  3. 【請求項3】 前記転送する手段には、宛先となるロー
    カル・エリア網とこのローカル・エリア網に転送するた
    めの波長情報とが記録されたテーブルを含む請求項1記
    載のATM通信網。
  4. 【請求項4】 前記保守用セルには、特定の波長が割当
    てられた請求項1記載のATM通信網。
  5. 【請求項5】 前記保守用セルには、特定のペイロード
    タイプ識別子が書込まれた請求項1記載のATM通信
    網。
  6. 【請求項6】 前記センタ網には、現用ルートおよび予
    備ルートが設定され、前記転送する手段は、前記判定す
    る手段により故障が検出された伝送路があるときこの伝
    送路に設定された現用ルートを予備ルートに切替える切
    替指示が書込まれた切替セルを生成しこの現用ルートの
    終点となるノードにこの切替セルを転送する手段を含
    み、この終点となるノードに含まれる前記転送する手段
    は、前記切替セルを受け取り当該現用ルートをその予備
    ルートに切替えるとともにこの予備ルートに割当てられ
    た波長による新たな切替セルを生成し前記故障が検出さ
    れた伝送路の始点となるノードにこの切替セルを転送す
    る手段を含み、この始点となるノードに含まれる前記転
    送する手段は、この切替セルを受け取り当該現用ルート
    を予備ルートに切替える手段を含む請求項1記載のAT
    M通信網。
  7. 【請求項7】 現用ルートおよび予備ルートにそれぞれ
    割当てられた波長情報が記録されたテーブルを備えた請
    求項6記載のATM通信網。
  8. 【請求項8】 現用ルートに割当てられた波長情報とこ
    の現用ルートの帯域情報とが記録されたテーブルを備
    え、 前記判定する手段の判定結果または前記切替セルの到着
    にしたがって予備ルートを設定しこのテーブルの帯域情
    報を更新する手段を備えた請求項6記載のATM通信
    網。
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