JPH11271428A - Fm−cwレーダ装置 - Google Patents

Fm−cwレーダ装置

Info

Publication number
JPH11271428A
JPH11271428A JP10074121A JP7412198A JPH11271428A JP H11271428 A JPH11271428 A JP H11271428A JP 10074121 A JP10074121 A JP 10074121A JP 7412198 A JP7412198 A JP 7412198A JP H11271428 A JPH11271428 A JP H11271428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
voltage
small
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10074121A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kawakubo
淳史 川久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10074121A priority Critical patent/JPH11271428A/ja
Publication of JPH11271428A publication Critical patent/JPH11271428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電圧制御型発振器の電圧−周波数特性の劣化を
自動補正する検出精度の高いFM−CWレーダ装置を提
供すること。 【解決手段】周波数変調が施された連続波信号を送信信
号として送信し、送信信号が目標物で反射して戻ってき
た受信信号と送信信号とのビート信号周波数から目標物
を検出するFM−CWレーダ装置であって、送信信号を
出力する手段であって印加電圧に応じて出力信号周波数
が変化する電圧制御型発振器と、電圧制御型発振器から
線形の周波数変調が繰り返し施された送信信号が出力さ
れるように制御電圧を電圧制御型発振器に与える電圧制
御手段と、線形の周波数変調区間を複数の小区間に時間
分割して各小区間ごとのビート信号周波数スペクトラム
を検出するスペクトラム検出手段と、スペクトラム検出
手段で検出された小区間毎のビート信号周波数スペクト
ラムを比較し、比較結果に応じて制御電圧を補正する補
正手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM−CWレーダ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FM−CWレーダ装置は、特開昭58−
72078号公報に開示されているように、周波数変調
が施された連続波信号を送信信号として送信し、送信信
号が目標物で反射して戻ってきた受信信号と送信信号と
をミキシングしてビート信号を生成し、そのビート信号
の周波数から目標物の位置および相対速度を検出するも
のである。
【0003】FM−CWレーダ装置における送信信号発
生器には、バイアス電圧に応じて出力周波数が制御され
る電圧制御型発振器(VCO)が一般に用いられる。V
COにおける制御電圧と発振周波数との関係はあらかじ
めわかっているので、所望の周波数変調を制御電圧の調
整により達成できる。
【0004】ところで、制御電圧と発振周波数の関係
は、温度の影響を受ける場合が多い。FM−CWレーダ
装置では、一般に三角波変調を行うことが多く、直線的
に変調させている区間におけるビート信号を検出するの
であるが、温度の影響で変調の直線性が崩れてしまう
と、目標物の正確な検出が不可能となってしまう。
【0005】そこで、特開昭62−177468号公報
に開示された技術では、発振周波数対制御電圧の関係を
温度の影響も考慮して予め記憶しておくことにより、温
度が変化しても適切な周波数変調を達成するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、制御電圧と発
振周波数の関係、すなわち、電圧−周波数特性は、温度
の影響だけでなく、使用年数等の影響もうける。また、
温度に起因する特性の変化の程度は、VCO毎に必ずし
も同じではない。したがって、従来技術のように、温度
の影響のみを考慮して制御電圧と発振周波数の関係を予
め記憶させるだけでは、所望の周波数変調を行うことが
できない。
【0007】また、この従来技術と同様の技術的思想に
基づいて、電圧−周波数特性を、経年変化や個別の温度
変化に対応させて予め記憶させておくことも考えられる
が、現実的ではない。
【0008】本発明は、経年変化がある場合や、VCO
毎に温度変化量が異なる場合でも、所望の周波数変調を
維持することができるFM−CWレーダ装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のFM−CWレー
ダ装置は、周波数変調が施された連続波信号を送信信号
として送信し、送信信号が目標物で反射して戻ってきた
受信信号と送信信号とのビート信号周波数から目標物を
検出するFM−CWレーダ装置であって、送信信号を出
力する手段であって印加電圧に応じて出力信号周波数が
変化する電圧制御型発振器と、電圧制御型発振器から線
形の周波数変調が繰り返し施された送信信号が出力され
るように制御電圧を電圧制御型発振器に与える電圧制御
手段と、線形の周波数変調区間を複数の小区間に時間分
割して各小区間ごとのビート信号周波数スペクトラムを
検出するスペクトラム検出手段と、スペクトラム検出手
段で検出された小区間毎のビート信号周波数スペクトラ
ムを比較し、比較結果に応じて制御電圧を補正する補正
手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】線形変調領域における変調の線形性が保持
されていれば、線形変調領域内の各小区間毎に検出され
たビート信号の周波数スペクトラムが一致している。逆
に、線形性が崩れていると、小区間毎のビート信号周波
数スペクトラムが不一致となる。したがって、小区間毎
のビート信号周波数スペクトラムを比較することにより
送信信号における変調の線形性の保持状態が検出でき、
線形性が崩れていると判断した場合には、電圧制御型発
振器に与えられる制御電圧を補正するので、送信信号に
おける変調の線形性が常に維持される。
【0011】ビート信号の周波数スペクトラムを比較す
る際には、スペクトラムのQ値を比較することが望まし
い。変調の直線性が高い小区間では、スペクトラムが鋭
くなりQ値が大きくなるので、スペクトラムのQ値が小
さい小区間について制御電圧を補正すれば、線形変調領
域全体の線形性が高くなる。
【0012】制御電圧の補正方向、すなわち、電圧を上
げる補正を行うか、下げる補正を行うかは、選択された
2つの各小区間のビート信号周波数の大小に基づいて決
定することが望ましい。
【0013】さらに、周波数スペクトラムのQ値が小さ
い一方の小区間のビート信号周波数が、他方の小区間の
ビート信号周波数よりも小さい場合には、一方の小区間
の送信信号周波数を上げる方向に制御電圧を補正し、一
方の小区間のビート信号周波数が他方の小区間のビート
信号周波数よりも大きい場合には、一方の小区間の送信
信号周波数を下げる方向に制御電圧を補正することが望
ましい。
【0014】このように補正すると、線形変調領域の線
形性が精度よく保たれる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示す
ブロック図である。FM−CWレーダ装置1のフロント
エンド部10は送信部と受信部とで構成されており、送
信部は電圧制御型発振器11と、バッファアンプ12
と、送信アンテナ13を備える。
【0016】電圧制御型発振器11は、後述するD/A
変換器20から与えられる制御電圧により、周波数f0
(たとえば76GHz)の搬送波に対して周波数変調幅
ΔFの三角波変調を掛けた信号、すなわち周波数f0±
ΔF/2の被変調波(送信信号)を出力する。被変調波
はバッファアンプ12で増幅され、送信アンテナ13か
ら電磁波として放射される。送信信号の一部は受信検波
用のローカル信号として受信部のミキサ16に与えられ
る。
【0017】電圧制御型発振器11は、出力される発振
周波数が制御電圧に比例するようになっている。
【0018】図2は、一般的な電圧制御型発振器の制御
電圧に対する発振周波数を示すものである。横軸に制御
電圧、縦軸に発振周波数をとっており、実線30が電圧
制御型発振器の電圧−周波数特性曲線である。この図か
らわかるように、制御電圧V0〜V1の間では、制御電
圧に対して発振周波数がF0〜F1の間でリニアに変化
するので、通常はこの領域を用いて発振周波数制御がな
される。
【0019】ところが、この電圧−周波数特性は、温度
や使用年数によって、たとえば、一点鎖線31や32に
示すように変化することがある。このように、電圧−周
波数特性が初期状態から変化してしまうと、正常な変調
を行うことができなくなる。しかし、本実施形態では、
後述する補正装置により制御電圧の補正を行うので所望
の周波数変調を維持できる。
【0020】電圧制御型発振器11には、三角波発生装
置24で生成されたデジタル三角波信号をD/A変換器
20でアナログ電圧信号変換したものが与えられる。三
角波発生装置24は、予め設定された周波数および振幅
の三角波をデジタル形式で出力するものであるが、補正
装置23からの指令に基づいて出力波形を適宜補正する
ことが可能である。
【0021】フロントエンド部10の受信部は、受信ア
ンテナ14と、RFアンプ15と、ミキサ16と、アン
プ17と、フィルタ18を備えている。目標物で反射さ
れた送信信号は受信信号として受信アンテナ14で受信
される。受信信号はRFアンプ15で増幅された後、ミ
キサ16で送信信号とミキシングされ、両信号のビート
信号が取り出される。ビート信号はアンプ17およびフ
ィルタ18を経てフロントエンド部10から出力され、
A/D変換器21でデジタル信号に変換されFFT処理
装置22に入力される。
【0022】FFT処理装置22は、三角波のアップ区
間およびダウン区間においてそれぞれFFT処理を行
い、それぞれの区間におけるビート信号の周波数スペク
トラムを生成する。ここで得られたビート信号の周波数
は、外部処理装置25に入力され、目標物の検出に利用
される。
【0023】すなわち、外部処理装置25ではつぎの演
算が行われる。三角波変調FM−CW方式において、相
対速度が零のときのビート周波数をfr、相対速度に基
づくドップラ周波数をfd、周波数が増加する区間(ア
ップ区間)のビート周波数をfb1、周波数が減少する
区間(ダウン区間)のビート周波数をfb2とすると、 fb1=fr−fd …(1) fb2=fr+fd …(2) が成り立つ。
【0024】したがって、変調サイクルのアップ区間と
ダウン区間のビート周波数fb1およびfb2を別々に
測定すれば、次式(3)(4)からfrおよびfdを求
めることができる。
【0025】 fr=(fb1+fb2)/2 …(3) fd=(fb2−fb1)/2 …(4) frおよびfdが求まれば、目標物の距離Rと速度Vを
次の(5)(6)式により求めることができる。
【0026】 R=(C/(4・ΔF・fm))・fr …(5) V=(C/(2・f0))・fd …(6) ここに、Cは光の速度、fmはFM変調周波数である。
【0027】図3(a)、(b)および(c)は、それ
ぞれ、電圧制御型発振器11の電圧−周波数特性が所望
の制御電圧区間においてリニアである場合の送受信周波
数、ビート信号周波数およびビート信号スペクトラムを
示す波形である。なお、ここでは簡単のために目標物の
相対速度が零の場合を示しており、fb1=fb2=f
rである。
【0028】また、図4(a)、(b)および(c)
は、それぞれ、電圧制御型発振器11の電圧−周波数特
性が所望の制御電圧区間におけるリニアリティが温度等
の影響で維持されなくなった場合の送受信周波数、ビー
ト信号周波数およびビート信号スペクトラムを示す波形
である。この図も、目標物の相対速度が零の場合を示し
ており、図4(a)を図3(a)に示す適正な波形と対
比すると明らかなように周波数の高い領域において制御
電圧に対する発振周波数が落ち込み気味になっている。
そのために、本来は図3(b)に示すように均一な値を
とるべきビート信号周波数が図4(b)に示すように不
均一となる。これにより、FFT周波数スペクトラムが
図4(c)に示すように図3(c)と比較して鋭さがな
くなり、しかも、頂点の位置がずれるため正確なビート
信号周波数を検出できなくなる。
【0029】そこで、このような状態を補正装置23に
おいて検出すると共に制御電圧を補正し、変調波形のア
ップ区間およびダウン区間の線形性を維持させる。
【0030】補正装置23による制御電圧の補正を行う
ために、FFT処理装置22では目標物検出のためのの
FFT処理とは異なるFFT処理を行う。すなわち、F
FT処理装置22は、目標物の検出のために、上述した
ように三角波変調サイクルのアップ区間とダウン区間に
おいてそれぞれFFT処理を行っているが、併せて、電
圧制御型発振器11に対する制御電圧を補正するため
に、アップ区間またはダウン区間をさらに2つの小区間
に時間分割し、それぞれの小区間AおよびBにおいても
FFT処理を行う。
【0031】図5(a)、(b)および(c)は、それ
ぞれ、図4のときと同様に電圧制御型発振器11の電圧
−周波数特性が所望の制御電圧区間におけるリニアリテ
ィが温度等の影響で維持されなくなった場合の送受信周
波数、ビート信号周波数およびビート信号スペクトラム
を示す波形であるが、アップ区間を2つの小区間Aおよ
びBに区分してそれぞれに対してFFT処理を行い、周
波数スペクトラムを生成している。
【0032】小区間AおよびBにおけるFFT処理の結
果である周波数スペクトラムAおよびBは補正装置23
入力され、補正装置23では周波数スペクトラムAおよ
びBに対して所定の処理を施し、その処理結果に基づい
て三角波発生装置24に対して補正指令を出す。
【0033】図6は補正装置23の動作を示すフローチ
ャートである。
【0034】ステップ61では、FFT処理装置22に
おいて求められた小区間AおよびBにおけるFFT処理
の結果である周波数スペクトラムAおよびBを取り込
む。ステップ62では、ターゲット(目標物)が存在す
るか否かをステップ61で取り込んだ周波数スペクトラ
ムAまたはBを用いて判断する。すなわち、周波数スペ
クトラムAまたはBのピーク値が所定値以下であれば、
目標物が存在しないと判断し、以下の制御電圧補正処理
を実行することなくステップ61に戻る。
【0035】ステップ62で目標物が存在すると判断さ
れた場合にはステップ63に進み、周波数スペクトラム
AとBの重なり具合を判定する。上述したように、送信
信号のアップ区間またはダウン区間における変調の線形
性が維持されていれば、こららの区間内のいずれの小区
間でFFT処理を施しても、その周波数スペクトラムは
ほぼ一致する。したがって、周波数スペクトラムAおよ
びBがほぼ一致していれば制御電圧を補正する必要がな
く、ステップ64以下の補正処理を行わずにステップ6
1に戻る。周波数スペクトラムAおよびBが図5(c)
に示すようにずれていた場合には、このステップ64で
一致していないと判断されステップ64に進む。
【0036】ステップ64では、周波数スペクトラムA
およびBのそれぞれについてスペクトラム波形の鋭さを
示すQ値を求め、両者を比較する。既に述べたようにQ
値は変調の線形性が維持された領域では大きな値とな
り、逆に、線形性が崩れている領域では小さな値とな
る。
【0037】図5に示す例では、同図(a)に示すよう
に、小区間Aの方が小区間Bよりも線形性が良好に維持
されているので、同図(c)に示すように、小区間Aで
の周波数スペクトラムの方が小区間Bでの周波数スペク
トラムよりも鋭い波形となっている。したがって、周波
数スペクトラムAのQ値(A)の方が周波数スペクトラ
ムBのQ値(B)よりも大きくなる。この場合はステッ
プ66を経てステップ67または68に進み、小区間B
の制御電圧を補正する。逆に、Q値(B)がQ値(A)
より大きい場合は、小区間Aを補正すべく、ステップ6
5を経てステップ69または70に進む。
【0038】ステップ65および66では、周波数スペ
クトラムAおよびBのピーク値の周波数(A)と(B)
とをそれぞれ比較する。ステップ66において、図5
(c)のように周波数(A)が周波数(B)より大きい
場合には、小区間Bの送信信号周波数が同図(a)に示
すように理想周波数よりも低くなっているので、これを
引き上げるべくステップ67に移行し、三角波発生装置
24に対しその出力波形が小区間Bにおいて漸増するよ
うにプラス補正の指令を出力する。
【0039】逆に、周波数(A)が周波数(B)より小
さい場合には、ステップ68に移行して、三角波発生装
置24の出力波形が小区間Bにおいて漸減するようにマ
イナス補正の指令を出力する。
【0040】この補正により、小区間Bにおける変調の
線形性が回復する。補正量をどの程度にするかは適宜選
択すればよく、小さな値に設定した場合には、複数回の
補正を繰り返すことにより最終的に所望の補正を達成で
きる。
【0041】ステップ65において、周波数(A)が周
波数(B)より大きい場合には、小区間Aの送信信号周
波数が理想周波数よりも高くなっているので、これを引
き下げるべくステップ69に移行し、三角波発生装置2
4に対しその出力波形が小区間Aにおいて漸減するよう
にマイナス補正の指令を出力する。周波数(A)が周波
数(B)より小さい場合には、ステップ70に移行して
三角波発生装置24の出力波形が小区間Aにおいて漸増
するようにプラス補正の指令を出力する。これにより、
小区間Aにおける変調の線形性が回復する。
【0042】なお、本実施形態は三角波変調の場合であ
るが、本発明は、線形変調が繰り返される他の変調方
法、たとえば、のこぎり歯変調に対しても適用できる。
【0043】また、線形区間をAとBの2つ小区間に区
分した場合を示したが、3つ以上の小区間に区分し、各
小区間における周波数スペクトラムを本実施形態と同様
の思想に基づいて処理することにより制御電圧補正を行
ってもよい。
【0044】FFT処理装置22では、制御電圧補正の
ためのFFT処理とレーダ装置本来のFFT処理とを別
々に行っているが、たとえば、制御電圧補正のためのF
FT処理結果に対して所定の演算処理を施し、その結果
をレーダ装置本来のFFTデータに利用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のFM−C
Wレーダ装置によれば、小区間毎のビート信号周波数ス
ペクトラムを比較することにより送信信号における変調
の線形性の保持状態を検出し、線形性が崩れていると判
断した場合には、電圧制御型発振器に与えられる制御電
圧を補正するので、送信信号における変調の線形性が常
に維持される。しかもこの補正は、変調の線形性が崩れ
た理由がいかなるものであっても達成される。すなわ
ち、温度に起因して線形性が崩れた場合であっても、経
年変化による線形性の崩れがあっても自動補正される。
そのため、目標物を見失ったり、誤認したりすることが
なくなり、FM−CWレーダ装置の検出制度を良好に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるFM−CWレーダ装
置の構成を示すブロック図。
【図2】電圧制御型発振器の電圧−周波数特性を示す
図。
【図3】本実施形態のFM−CWレーダ装置の動作を示
す波形図。
【図4】本実施形態のFM−CWレーダ装置の動作を示
す波形図。
【図5】本実施形態のFM−CWレーダ装置の動作を示
す波形図。
【図6】補正装置の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…FM−CWレーダ装置、10…フロントエンド部、
11…電圧制御型発振器、22…FFT処理装置、23
…補正装置、24…三角波発生装置、25…外部処理装
置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変調が施された連続波信号を送信
    信号として送信し、前記送信信号が目標物で反射して戻
    ってきた受信信号と前記送信信号とのビート信号周波数
    から前記目標物を検出するFM−CWレーダ装置におい
    て、 前記送信信号を出力する手段であって印加電圧に応じて
    出力信号周波数が変化する電圧制御型発振器と、 前記電圧制御型発振器から線形の周波数変調が繰り返し
    施された送信信号が出力されるように制御電圧を前記電
    圧制御型発振器に与える電圧制御手段と、 前記線形の周波数変調区間を複数の小区間に時間分割し
    て各小区間ごとのビート信号周波数スペクトラムを検出
    するスペクトラム検出手段と、 前記スペクトラム検出手段で検出された前記小区間毎の
    ビート信号周波数スペクトラムを比較し、比較結果に応
    じて前記制御電圧を補正する補正手段とを備えたことを
    特徴とするFM−CWレーダ装置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、前記各小区間におけるビ
    ート信号の周波数スペクトラムのQ値の大小に基づいて
    前記制御電圧を補正するものであることを特徴とする請
    求項1に記載のFM−CWレーダ装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記複数の小区間のうち
    の任意の2つを選択し、そのうちの前記周波数スペクト
    ラムのQ値が小さい小区間の制御電圧を補正するもので
    あることを特徴とする請求項2に記載のFM−CWレー
    ダ装置。
  4. 【請求項4】前記制御電圧の補正方向は、前記選択され
    た2つの各小区間のビート信号周波数の大小に基づいて
    決定することを特徴とする請求項3に記載のFM−CW
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】前記補正手段は、前記選択された2つの小
    区間のうちの前記周波数スペクトラムのQ値が小さい一
    方の小区間のビート信号周波数が、他方の小区間のビー
    ト信号周波数よりも小さい場合には、前記一方の小区間
    の送信信号周波数を上げる方向に前記制御電圧を補正
    し、前記一方の小区間のビート信号周波数が前記他方の
    小区間のビート信号周波数よりも大きい場合には、前記
    一方の小区間の送信信号周波数を下げる方向に前記制御
    電圧を補正するものであることを特徴とする請求項4に
    記載のFM−CWレーダ装置。
JP10074121A 1998-03-23 1998-03-23 Fm−cwレーダ装置 Pending JPH11271428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10074121A JPH11271428A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 Fm−cwレーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10074121A JPH11271428A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 Fm−cwレーダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11271428A true JPH11271428A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13538066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10074121A Pending JPH11271428A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 Fm−cwレーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11271428A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082164A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Nec Corp 周波数変調レーダ、及び、レーダの周波数変調方法
JP2002156447A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Wire Device:Kk スイープ発振装置及びfmcw距離計測装置
EP1316815A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. FMCW-Radar with compensation of VCO-nonlinearity
US6825797B2 (en) 2002-04-01 2004-11-30 Murata Manufacturing Co, Ltd. Radar system
JP2005164287A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsubishi Electric Corp 周波数変調レーダ装置
US7834804B2 (en) 2006-11-30 2010-11-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radar apparatus
JP2013253936A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Musashino Kiki Kk 液位測定装置およびそのvcoキャリブレイション方法
JP2013253937A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Musashino Kiki Kk 液位測定装置およびそのvcoプリディストーション方法
JP2014092417A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Musashino Kiki Kk 液位測定装置
JP2014202716A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ 距離測定装置
JP2017181269A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社豊田中央研究所 センサ補正装置及びプログラム
JP2019066247A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社デンソーテン レーダ装置およびレーダ装置の調整方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082164A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Nec Corp 周波数変調レーダ、及び、レーダの周波数変調方法
JP2002156447A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Wire Device:Kk スイープ発振装置及びfmcw距離計測装置
EP1316815A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. FMCW-Radar with compensation of VCO-nonlinearity
US6756933B2 (en) 2001-11-30 2004-06-29 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radar system and characteristic adjustment method thereof
US6825797B2 (en) 2002-04-01 2004-11-30 Murata Manufacturing Co, Ltd. Radar system
JP2005164287A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsubishi Electric Corp 周波数変調レーダ装置
US7834804B2 (en) 2006-11-30 2010-11-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radar apparatus
JP2013253936A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Musashino Kiki Kk 液位測定装置およびそのvcoキャリブレイション方法
JP2013253937A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Musashino Kiki Kk 液位測定装置およびそのvcoプリディストーション方法
JP2014092417A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Musashino Kiki Kk 液位測定装置
JP2014202716A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ 距離測定装置
JP2017181269A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社豊田中央研究所 センサ補正装置及びプログラム
JP2019066247A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社デンソーテン レーダ装置およびレーダ装置の調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11215705B2 (en) Radar device
KR100487756B1 (ko) 레이더장치
US6384768B1 (en) FM pulse Doppler radar apparatus
US8232914B2 (en) Radar apparatus
US7336218B2 (en) Radar system with peak frequency analysis and window functions
JP4232570B2 (ja) 車両用レーダ装置
US7786927B2 (en) Radar, radio frequency sensor, and radar detection method
US6674393B2 (en) FM-CW radar processing device
JP3988571B2 (ja) レーダ装置
JP3753652B2 (ja) Fm−cwレーダのミスペアリング判定及び信号処理方法
US20130106646A1 (en) Radar apparatus with different operation modes
JPH1130663A (ja) レーダ装置
JPH11271428A (ja) Fm−cwレーダ装置
US20030184470A1 (en) Radar system
US6674395B2 (en) Radar system and method of adjusting characteristics thereof
US7439905B2 (en) Radar apparatus
JP2009036514A (ja) 車載用レーダ装置
KR102169591B1 (ko) 주파수변조연속파 레이더시스템 및 그 운용방법
JP2020165810A (ja) レーダ装置およびレーダ装置の干渉推定方法
JP2002162460A (ja) Dbfレーダ装置
JP2006105968A (ja) レーダ装置
JPH10115677A (ja) Fm−cwレーダ
JP2002181924A (ja) レーダー装置
JP3500629B2 (ja) Dbfレーダ装置
JPH0318784A (ja) Fm―cw測距方法