JPH11271074A - 目印画像照合装置及び目印画像照合方法及びプログラム記憶媒体 - Google Patents

目印画像照合装置及び目印画像照合方法及びプログラム記憶媒体

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JPH11271074A
JPH11271074A JP10071790A JP7179098A JPH11271074A JP H11271074 A JPH11271074 A JP H11271074A JP 10071790 A JP10071790 A JP 10071790A JP 7179098 A JP7179098 A JP 7179098A JP H11271074 A JPH11271074 A JP H11271074A
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JP10071790A
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Yoshiharu Maeda
芳晴 前田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、目印画像照合装置及び目印画像照
合方法及び及びプログラム記憶媒体に関し、地図上に表
現された場所と現実世界の場所とを照合することを目的
とする。 【解決手段】 目印画像照合装置100は、車両の現在
位置を推定する現在位置推定部1と、車両の周囲の画像
を撮影する画像撮影部5と、目印画像を格納する目印画
像データベースシステム6と、画像撮影部5によって撮
影された画像と、現在位置推定部1により推定された現
在位置に関連する目印画像であって目印画像データベー
スシステム6に格納された目印画像とを照合する画像照
合部7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目印画像照合装置
及び目印画像照合方法及びプログラム記憶媒体に関し、
特に、地図上に表現された場所と現実世界の場所とを照
合する目印画像照合装置及び目印画像照合方法及びプロ
グラム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーションシステムは、車両や歩行
者が目的地点に移動する際の現在位置推定や移動経路誘
導等のために用いられる。従来のナビゲーションシステ
ムは、CD−ROMやDVD等の記憶媒体に記録された
道路地図データと、ナビゲーションシステムを搭載した
機器の地図上の現在位置(推定現在位置)を推定する手
段と、推定現在位置と道路地図データとを照合する手段
と、出発地点と目的地点との間の経路を計画する手段
と、計画した経路に従って運転者を案内する手段と、道
路地図データ等の大量のデータを検索する手段と、ディ
スプレイや音声を用いて出力する手段等により構成され
る。
【0003】このような構成により、従来のナビゲーシ
ョンシステムは、運転者が目的地点に向かって車両を運
転している場面において、車両の推定現在位置を画面の
地図上で表示し、計画された経路に従って交通案内を行
い、運転者の運転を支援することができる。
【0004】従来のナビゲーションシステムの本質的な
機能は、現在位置を推定する(推定現在位置を得る)手
段と、推定現在位置と道路地図データとを照合する手段
とにある。現在位置を推定する手段には、人工衛生から
の電波を用いるGPS(Global Positioning System )
及びD−GPS(Differential GPS)、車両に搭載され
たジャイロセンサと車速センサとを利用して走行距離及
び走行方向を積算していく自律航行法、予め道路に位置
を特定する機能を有する装置を設置しておく方法等があ
る。推定現在位置と道路地図データとを照合する手段に
は、いわゆるマップマッチング法がある。これは、例え
ば、一般的には車両は道路上を走行するというルールを
利用して、推定現在位置を道路地図データの道路上に重
ね合わせ、車両が不自然な位置に存在しないようにする
ものである。
【0005】一方、ナビゲーションシステムとは異なる
が、車両にカメラを搭載して車両の周囲(前方、側方、
後方)を撮影し、得られた画像データを利用する技術が
知られている。この技術は、車両の自動運転を実現する
ために道路、他の車両、障害物等を認識すること、自車
両の周囲を走行中の他の車両や歩行者を認識することに
より事故回避の支援を行うこと、道路標識を認識するこ
とで道路標識に従った移動経路の誘導を行うこと等を目
的としている。
【0006】また、ナビゲーションシステムとは異なる
が、車両にカメラを搭載して道路及びその周囲を撮影す
ることにより、道路地図データの収集を行う技術も知ら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、運転者
がナビゲーションシステムを利用して現実世界の現在位
置を認識する過程は、順に、第1にナビゲーションシス
テムが地図上の推定現在位置を得て、第2にナビゲーシ
ョンシステムが推定現在位置と道路地図データとを照合
し、第3にナビゲーションシステムが照合結果を画像や
音声を介して運転者に報告し、第4に運転者が周囲を見
て現実世界における現在位置を確認する、というもので
ある。
【0008】即ち、ナビゲーションシステムの本質は、
第1の現在位置の推定過程及び第2の推定現在位置と道
路地図データとの照合過程にある。第3の照合結果の報
告過程は、運転者とナビゲーションシステムとのインタ
フェースである。第4の運転者による現実世界における
現在位置の確認過程は、ナビゲーションシステムではな
く、運転者が行うべきものである。
【0009】従って、従来、ナビゲーションシステム
は、この第1の推定過程及び第2の照合過程における各
々の精度を向上することにより、運転者による現在位置
の認識を支援しようとしている。また、第3の報告過程
を改良することにより、情報の判りやすさを向上した
り、車両の運転等運転者の作業になるべく支障をきたさ
ないようにしている。
【0010】しかし、従来のナビゲーションシステム
は、運転者にとって最も重要な過程である第4の確認過
程についての支援は行っていない。即ち、第4の確認過
程についての処理を行う装置は存在しなかった。従っ
て、従来、ナビゲーションシステムから得られる情報と
現実世界との照合は、運転者自身が行わなければならな
かった。
【0011】具体的には、例えば、運転者がナビゲーシ
ョンシステムにより経路誘導されている場合において、
目印のある交差点を曲がるように案内されることがあ
る。目印としては、特定のガソリンスタンドやコンビニ
エンスストア等がある。
【0012】この場合、運転者は、車両を運転しなが
ら、同時に周囲を見渡して目印を自分で見つけ出さなけ
ればならない。また、例えば、目的地点に近づいた場合
でも、運転者自身で目的地点を特定する目印を探さなけ
ればならない。このように、運転者が運転中に周囲の目
印を探すことは視線を不必要に前方からそらすことにな
る。このため、初心者には容易でない、安全性を損なう
可能性がある、目印を見落とす可能性がある、等の理由
で好ましくない。
【0013】一方、前述のように、ナビゲーションシス
テムとは無関係に車両にカメラを搭載して画像データを
得る技術が知られている。しかし、これらは車両の自動
運転や道路地図データの収集を目的とするものであっ
て、ナビゲーションシステムの第4の確認過程について
の支援に何らの貢献をしようとするものではない。
【0014】本発明は、地図上に表現された場所と現実
世界の場所とを照合する目印画像照合装置を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、地図上に表現された
場所と現実世界の場所とを照合する目印画像照合方法を
提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、地図上に表現された場所
と現実世界の場所とを照合する目印画像照合装置を実現
するプログラム記憶媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明による目印画像照合装置100の構成
を示す。本発明の目印画像照合装置100は、当該車両
の現在位置を推定する現在位置推定部1と、当該車両の
周囲の画像を撮影する画像撮影部5と、目印画像を格納
する目印画像データベースシステム6と、画像撮影部5
によって撮影された画像と目印画像データベースシステ
ム6に格納された目印画像であって現在位置推定部1に
より推定された現在位置に関連する目印画像とを照合す
る画像照合部7とを備える。
【0017】本発明の目印画像照合装置100によれ
ば、現在位置推定部1により推定された現在位置を用い
て現実世界との照合を行う。即ち、推定された現在位置
を目印画像データベースシステム6内の当該現在位置に
関連する目印画像で代表させ、現実世界における位置を
画像撮影部5により撮影した当該車両の周囲の画像で代
表させ、画像照合部7が両者を照合する。これにより、
データ上の位置と現実世界の位置とを照合することがで
きる。従って、目印画像照合装置100は、地図上の情
報と現実世界との照合を運転者自身が行う必要をなく
し、運転者にとって最も重要な現実世界での現在位置の
確認を支援することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】最初に、図2を参照して、以下の
説明を判りやすくするために、本発明の目印画像照合装
置100が使用される代表的な場面について説明する。
【0019】図2において、本発明の目印画像照合装置
100が車両101に搭載される。車両101を運転者
102が運転して、道路104上を矢印方向に走行中で
ある。道路104に面して、ある特定の目印103(例
えば、有名なガソリンスタンドのマーク)が存在する。
ここでは、目印103は「星印」であるとする。目印1
03は、例えば、運転者102の目的地点への経路の途
中に存在し、目印103を現実世界における位置の確認
に用いるとする。
【0020】目印画像照合装置100は、運転者102
に対して、目印103が存在することを案内し、かつ、
当該目印103の現実世界における位置を特定しこれを
案内する。このために、目印画像照合装置100は、現
在位置推定部1により推定された現在位置の近傍(例え
ば、100m乃至200m先)の目印103を画像撮影
部5によって撮影し、現実世界の目印103の画像を得
る。一方、目印画像照合装置100は、現在位置推定部
1により推定された現在位置に関連する(例えば、10
0m乃至200m先)目印画像を目印画像データベース
システム6から読み出して、これと現実世界の目印10
3の画像とを、画像照合部7によって照合する。画像照
合部7は、照合に成功すると(双方の画像が一致する
と)、(図3の出力装置9を介して)運転者102に対
して、「現実世界において当該目印103が例えば10
0m先に存在することを確認した」ことを案内する。
【0021】従って、運転者102は、車両101を運
転しながら目印103を自分で見つける必要がない。即
ち、現在の位置から少し先にある現実世界の目印103
を直ちに容易に発見できる。また、何らかの理由で当該
目印103が運転者102の視野に無くとも、その位置
を容易に予測して、この予測に基づいた運転をすること
ができる。これにより、運転者102が運転中に周囲の
目印103を探すために視線を不必要に前方からそらす
ことがないので、初心者の障害とならず有効な支援がで
き、安全性を損なうことや目印103を見落とすことを
防止できる。
【0022】なお、従来は、前述のように、運転者10
2は目印103のある交差点を曲がるようにナビゲーシ
ョンシステムにより案内される。しかし、運転者102
は、車両101を運転しながら、同時に周囲を見渡して
目印103を自分で見つけ出さなければならなかった。
【0023】図3は目印画像照合装置構成図であり、本
発明の適用される目印画像照合装置100の構成を示
す。目印画像照合装置100は、現在位置推定部1、地
図データベースシステム2、地図照合部3、経路計画部
4、画像撮影部5、目印画像データベースシステム6、
画像照合部7、入力装置8及び出力装置9を備える。
【0024】現在位置推定部1は当該目印画像照合装置
100の搭載された車両101の現在位置を推定する。
現在位置推定部1については図5を参照して後述する。
地図データベースシステム2は地図データを格納する。
地図データベースシステム2については図6を参照して
後述する。地図照合部3は現在位置推定部1により推定
された現在位置と地図データベースシステム2に格納さ
れた地図上の位置とを照合することにより地図データ上
における推定現在位置を得る。地図照合部3については
図7を参照して後述する。
【0025】経路計画部4は、所定のデータを用いて、
当該車両101の移動経路を計画する。所定のデータと
しては、入力装置8により指定された条件、地図データ
ベースシステム2に格納された地図データ、及び、VI
CS(Vehicle Information and Communication System)
情報のような交通情報がある。入力装置8により指定さ
れる条件としては、出発地点、経由地点(例えば、経由
する道路、観光地等)、目的地点等がある。移動経路の
計画の手段としては、周知のグラフにおける頂点間の最
短経路問題手法(例えば、Dijkstra法等)が用いられ
る。計画された移動経路は出力装置9に出力される。
【0026】目印画像照合装置100は、以上に説明し
た現在位置推定部1、地図データベースシステム2、地
図照合部3及び経路計画部4からなるナビゲーションシ
ステムに、以下に説明する画像撮影部5、目印画像デー
タベースシステム6及び画像照合部7を付加したもので
ある。従って、目印画像照合装置100は、ナビゲーシ
ョンシステムとしての機能と画像照合処理を行う目印画
像照合装置としての機能を併せ持つ。
【0027】本発明による画像照合処理を行わない場合
でも、目印画像照合装置100は、現在位置推定部1等
により、ナビゲーションシステムとしての処理を実行す
ることができる。この場合、画像撮影部5、目印画像デ
ータベースシステム6及び画像照合部7は動作しない。
本発明による画像照合処理を行う場合、目印画像照合装
置100は、ナビゲーションシステムとしての処理を実
行し、かつ、画像撮影部5、目印画像データベースシス
テム6及び画像照合部7による画像照合処理をも実行す
る。
【0028】画像撮影部5は当該車両101の周囲の画
像を撮影する。画像撮影部5については図8を参照して
後述する。目印画像データベースシステム6は予め定め
られた目印画像を格納する。目印画像データベースシス
テム6については図9及び図10を参照して後述する。
画像照合部7は、画像撮影部5によって撮影された画像
データと、目印画像データベースシステム6に格納され
た目印画像であって地図照合部3により得た推定現在位
置に関連する目印画像とを照合する。画像照合部7につ
いては図11を参照して後述する。
【0029】入力装置8は、運転者102が種々のデー
タを当該目印画像照合装置100に入力するためのもの
である。即ち、運転者102は、入力装置8から、地図
データベースシステム2の格納する地図データの表示の
指示、運転者102が移動しようとしている目的位置、
当該目的位置への移動経路の条件等を入力する。目的位
置は、表示された地図データ上の位置の入力により、又
は、ランドマークの入力により指定される。
【0030】出力装置9は、運転者102に対して、種
々の情報を表示する。即ち、地図データベースシステム
2の格納する地図データ、地図照合部3における照合結
果(推定現在位置)、経路計画部4の計画した移動経
路、画像撮影部5の撮影した画像(カメラ画像)、目印
画像データベースシステム6に格納される目印画像、画
像照合部7における画像照合の結果(現実世界の位置)
等を表示する。
【0031】例えば、地図データ、カメラ画像、目印画
像は、出力装置9の表示画面を適宜画面分割して表示さ
れる。推定現在位置及び移動経路は地図データに重ねて
表示される。現実世界の位置は、地図データに重ねて、
又は、地図データとは別に表示される。出力装置9は例
えば液晶表示装置からなり、音声出力用として当該車両
101に備えられたオーディオ装置も利用する。
【0032】図4は目印画像照合装置構成図であり、本
発明の適用される目印画像照合装置100のハードウェ
アの構成を示す。目印画像照合装置100は、CPU8
1、メモリ82、記憶装置83、入力装置8、出力装置
9、カメラ52、GPS受信機11、車速センサ12、
ジャイロセンサ13及びその他のセンサ15を備える。
これらはバス84を介して相互に接続される。
【0033】カメラ52は画像撮影部5を構成する。G
PS受信機11、車速センサ12、ジャイロセンサ13
及びその他のセンサ15は現在位置推定部1を構成す
る。記憶装置83は、例えば半導体メモリ、CD−RO
M、DVD等の補助記憶装置からなる。記憶装置83上
には、地図データベースシステム2及び目印画像データ
ベースシステム6が構築される。メモリ82は半導体メ
モリからなる主メモリである。メモリ82上には、現在
位置推定部1、地図データベースシステム2、地図照合
部3、経路計画部4、画像撮影部5、目印画像データベ
ースシステム6、画像照合部7を構成するプログラムが
格納される。これらのプログラムはCPU81上で実行
され、これらのプログラムとCPU81とで現在位置推
定部1等の各処理部を構成する。
【0034】図5は現在位置推定部説明図であり、現在
位置推定部1の周知の構成を示す。現在位置推定部5
は、GPS受信機11、車速センサ12、ジャイロセン
サ13(及びその他のセンサ15)のセンサ類と、位置
方位算出手段14とからなる。位置方位算出手段14
は、各センサ11乃至13からの検出信号を用いて、当
該目印画像照合装置100を搭載している車両101の
地図上での現在の位置を算出する(推定する)。
【0035】例えば、位置方位算出手段14は、周知の
方法により、GPS受信機11によりGPS衛星からの
電波を受信して、現在位置を推定する。また、位置方位
算出手段14は、周知の方法により、車速センサ12及
びジャイロセンサ13を用いて、各々、車両101の走
行距離及び走行方位を求め、これらの双方を用いて現在
位置を推定する(自律航行法)。トンネル内においては
GPS衛星からの電波を受信できない等の理由から、位
置方位算出手段14は、通常、GPS受信機11、車速
センサ12、ジャイロセンサ13を併用して、正確な現
在位置の推定を行う。
【0036】現在位置は座標で表示される。座標は緯度
及び経度を用いて記述される。位置方位算出手段14の
推定した車両101の現在位置は、地図照合部3及び画
像照合部7に送出される。当該現在位置は、地図照合部
3において推定現在位置の算出に用いられ、画像照合部
7において当該現在位置に関連する目印画像を取得する
ために用いられる。
【0037】図6は地図データベースシステム説明図で
あり、地図データベースシステム2の周知の構成を示
す。地図データベースシステム2は、記憶装置21、地
図データベース22及び検索手段23からなる。
【0038】地図データベース22は当該地図データベ
ースシステム2の内容である地図データを格納する。地
図データはCD−ROM、DVD又は半導体メモリ等の
媒体に格納されて予め提供される。地図データベース2
2は、例えば、CD−ROM等、これらに格納された地
図データ、CD−ROM等の読み出し装置及びドライバ
からなる。
【0039】検索手段23は地図データの検索を行う。
即ち、検索手段23はCD−ROM等上の地図データベ
ース22を検索し、地図データを出力する。この検索は
入力装置8からの検索条件に従って行われる。入力装置
8からの検索条件は、例えば出発地点、目的地点、経由
地点等の検索用データである。検索用データは、例えば
全国、関東地方、神奈川県、川崎市等の表示範囲の指
定、地図の縮尺の指定、地図の表示の方向(北を画面の
上にする等)の指定、有名な観光地や建造物の指定等で
ある。
【0040】検索手段23による検索結果である地図デ
ータは出力装置9に表示される。運転者102は、出力
装置9へ出力された地図データを見ながら入力装置8か
らの検索条件の入力を繰り返して、所望の地図データを
検索結果として得て出力装置9に表示させる。
【0041】記憶装置21は、当該地図データベースシ
ステム2の利用時に発生した各種の情報を記憶する。例
えば、入力装置8からの指示入力に従って地図データベ
ース22を検索することにより地図データ上において特
定された目的地や経由地点が、当該地図データと共に記
憶される。
【0042】地図データベースシステム2は、地図照合
部3、経路計画部4、目印画像データベースシステム
6、出力装置9へ地図データを出力する。地図データベ
ースシステム2から送出された地図データは、地図照合
部3において推定現在位置の算出に用いられ、経路計画
部4において移動経路の作成に用いられ、目印画像デー
タベースシステム6においてこれと連携して目印画像の
取得に用いられ、出力装置9においてその表示画面に表
示される。
【0043】図7は地図照合部説明図であり、地図照合
部3の構成を示す。地図照合部3は、画像位置判定手段
31、マップマッチング手段32、統合部33からな
る。マップマッチング手段32は、周知の方法により、
現在位置推定部1により得た現在位置と地図データベー
スシステム2からの地図データとを照合し、「走行中の
車両101は地図の道路104上にある」というルール
を利用して、車両101の推定現在位置を地図データベ
ースシステム2の当該地図データ上において求める(マ
ッチングする)。
【0044】なお、従来のナビゲーションシステムにお
いては、地図照合部3はマップマッチング手段32のみ
からなり、画像位置判定手段31及び統合部33は設け
られておらず、マップマッチング手段32でのマッチン
グの結果が出力装置9に出力されていた。画像位置判定
手段31は、本発明に従い画像照合部7を設けたことに
伴い、画像照合部7と地図照合部3との照合結果の調整
(一致)のために設けられる。統合部33は、画像位置
判定手段31を設けたことに伴い、これとマップマッチ
ング手段32との双方の出力である現在位置の調整(一
致)のために設けられる。
【0045】画像位置判定手段31は、画像照合部7に
おいて現在位置に関連する目印画像データが現実世界の
画像(カメラ画像)と照合できた場合、当該目印画像が
現実世界に存在することを確認したと判定し、現実世界
における位置は当該現在位置に関連する位置であると判
定する。例えば、現在位置から100m先に存在すると
されている目印画像とカメラ画像とが照合できた場合、
当該現在位置の100m先に当該目印画像が存在するこ
とを確認したことになる。このために、画像照合部7か
ら画像位置判定手段31に対して、画像照合の成功/不
成功が通知され、成功した場合には更に当該照合に成功
した現在位置(又は現在位置に関連する位置)が通知さ
れる。
【0046】統合部33は、マップマッチング手段32
及び画像位置判定手段31における処理の結果を統合し
て、出力装置9に送出する。これにより、当該処理結果
は画像や音声を介して、運転者102に伝えられる。
【0047】当該目印画像照合装置100がナビゲーシ
ョンシステムとしてのみ動作している場合、統合部33
は、マップマッチング手段32において求めた推定現在
位置を、そのまま出力装置9に出力する。一方、当該目
印画像照合装置100が画像照合処理を行っている場
合、統合部33は、画像照合部7において照合に成功し
た場合に、マップマッチング手段32において求めた推
定現在位置を、画像位置判定手段31の受け取った照合
に成功した現在位置(又は現在位置に関連する位置)に
より修正して、正しい(現実世界と一致する)位置を得
る。
【0048】なお、運転者102にから見ると、統合部
33による出力装置9への出力は、ナビゲーションシス
テムのそれと同様に見える。即ち、推定現在位置を示し
ているように見えるのみである。但し、実際には、画像
照合部7における照合により、現実世界の位置に一致す
るように正確に修正されている。従って、本発明の目印
画像照合装置100はナビゲーションシステムとしても
運転者102を正確に支援できる。
【0049】図8は画像撮影部説明図であり、画像撮影
部5の構成を示す。画像撮影部5は、画像記録部51、
カメラ52、カメラ制御部53からなる。画像撮影部5
は、カメラ52を用いて、当該車両101の周囲の画像
を撮影する。画像撮影部5の出力は目印画像データベー
スシステム6及び画像照合部7に送出される。
【0050】カメラ52は、例えばCCDカメラからな
り、車両101の所定の位置に上下方向及び水平方向に
回転可能に設けられる。カメラ52は、その撮影した画
像(カメラ画像)を目印画像データベースシステム6、
画像照合部7及び出力装置9に送出する。これらはリア
ルタイムのカメラ画像である。即ち、現実世界における
現在位置に関連する(例えば、現在位置の100m先に
存在する)カメラ画像である。このリアルタイムのカメ
ラ画像は、目印画像データベースシステム6において目
印画像データの検索に用いられ、画像照合部7において
画像照合処理に用いられ、出力装置9においてリアルタ
イムの表示に用いられる。
【0051】後述するように、目印画像照合装置100
における目印画像データの検索は、通常は画像照合部7
から検索手段63への検索依頼によって行われる。この
検索で得られる目印画像データが、画像照合の基準とさ
れる。従って、これは、与えられた目印画像に一致する
現実世界の画像を現実世界から探索する処理の一部であ
る。
【0052】しかし、また、本発明では、リアルタイム
のカメラ画像を用いて、目印画像データの検索を行うこ
とができる。この検索は、出力装置9に映されたリアル
タイムのカメラ画像を見た運転者102が入力装置8へ
所定の指示入力をすることにより行われる。リアルタイ
ムのカメラ画像について後述のカメラ52の状態情報を
用いた逆演算を行って得た画像が、目印画像データベー
スシステム6の検索に用いられる。検索の結果である目
印画像データが画像照合部7に送られ、当該リアルタイ
ムのカメラ画像と照合される。照合の結果が一致すれ
ば、当該リアルタイムのカメラ画像が目印画像であるこ
とが確認される。
【0053】この場合の画像照合の基準は、リアルタイ
ムのカメラ画像である。従って、これは、与えられた現
実世界の画像に一致する目印画像をデータベースから探
索する処理の一部である。このように、本発明の目印画
像照合装置100によれば、任意のカメラ画像を用い
て、現実世界における任意の地点における現在位置の特
定を行うことができる。
【0054】カメラ制御部53はカメラ52の方向やズ
ーム等を制御する。具体的には、例えば、カメラ52の
上下方向の角度φ、カメラ52の水平方向の角度θ、カ
メラ52から当該カメラ画像までの距離d、ズームZを
制御する。これらの角度φ、角度θ、距離d及びズーム
Zをカメラ52又は当該カメラ画像の状態情報という。
なお、例えば、角度φは当該車両101の水平方向(例
えば、車軸又は道路104の路面)を基準線とし、これ
とカメラ52のCCDの受光面の垂線が作る角度であ
る。また、角度θは当該車両101の進行(直進)方向
を基準線とし、これとカメラ52のCCDの受光面の垂
線が作る角度である。
【0055】カメラ制御部53はカメラ52の状態情報
を目印画像データベースシステム6及び画像照合部7に
送出する。これらはリアルタイムのカメラ画像について
の状態情報である。あるカメラ画像についての状態情報
が判れば、当該カメラ画像であるマーク等の本来の大き
さや形状を、周知の逆演算により容易に算出することが
できる。カメラ52の状態情報は、前述のリアルタイム
のカメラ画像と共に、目印画像データベースシステム6
において目印画像データの検索に用いられ、画像照合部
7において画像照合処理に用いられる。
【0056】画像記録部51は、カメラ52が撮影した
画像(カメラ画像)の内の記録する必要のある画像を取
り出して記録する。この記録は入力装置8からの指示に
従って行われる。運転者102は、カメラ52から出力
装置9に映されたリアルタイムのカメラ画像を見て、保
存したい場合に入力装置8から保存を指示する。これに
より、その時点で出力装置9に表示されているカメラ画
像が画像記録部51に保存される。なお、この時、カメ
ラ制御部72から得られる当該カメラ画像についての状
態情報を同時に格納するようにしても良い。
【0057】この保存されたカメラ画像は、後に、運転
者102の入力装置8からの指示により、画像記録部5
1から目印画像データベースシステム6に送られ、目印
画像データベース62に目印画像として登録される。こ
れにより、運転者102は自分の選択による目印画像デ
ータベースシステム6を作成する(カスタマイズする)
ことができる。
【0058】図9は目印画像データベースシステム説明
図であり、目印画像データベースシステム6の構成を示
す。目印画像データベースシステム6は、登録削除手段
61、目印画像データベース62、検索手段63からな
る。
【0059】目印画像データベース62は特定の位置と
関連付けられた目印画像データを格納するデータベース
である。目印画像データベース62は図10に示すよう
なデータ構造とされ、複数の目印画像データを当該目印
画像データの属性データと共に格納する。目印画像デー
タベース62は、半導体メモリ、CD−ROM DVD
登録の媒体に格納され予め提供される。また、運転者1
02によりこれらの媒体に新たな目印画像データを登録
し、不要な目印画像データを削除することが可能とされ
る。従って、これらの媒体はデータの書き込み及び消去
可能な記憶媒体である必要がある。目印画像データベー
ス62は、例えば半導体メモリ、これに格納された目印
画像データ、半導体メモリの読み出し/書き込み制御装
置及びドライバ等からなる。
【0060】登録削除手段61は、目印画像データベー
ス62に対して新しい目印画像データを登録する登録手
段であり、また、既に目印画像データベース62に登録
されている目印画像データの内の不要になったものを削
除する削除手段である。登録削除手段61による登録及
び削除は、入力装置8からの指示入力に従って実行され
る。新たに登録される目印画像データは、例えば、画像
撮影部5からのカメラ画像(及びその状態情報)であ
る。このカメラ画像は、カメラ52が撮影して、画像記
録部51に記録してあった画像である。
【0061】検索手段63は、入力装置8、地図データ
ベースシステム2、画像照合部7からの検索依頼を受け
て、当該検索条件に基づいて目印画像データベース62
を検索する。検索結果である目印画像データは、目印画
像データベース62から画像照合部7及び出力装置9に
出力される。この目印画像データは、画像照合部7にお
いて画像照合に用いられ、出力装置9においてその表示
画面に表示される。
【0062】図10は目印画像データベースの一例説明
図であり、目印画像データベース62のデータ構造を示
す。目印画像データベース62を構成する個々の目印画
像データは、目印画像(照合用画像)の画像データと、
これに関連付けられた各種の属性情報からなる。属性情
報としては、名称、位置情報、地図との連携及びその他
の属性がある。目印画像の画像データはイメージデータ
として格納される。属性情報は文字データとして格納さ
れる。
【0063】目印画像(目印103)としては、例え
ば、有名なガソリンスタンドやコンビニエンスストアの
マークのように店舗を特定できるマーク、一般にある特
定の物や場所を示すものとして有名なマーク(例えば、
病院の十字のマーク)、道路標識に用いられるマーク
(例えば、法定のマーク)、道路標識に用いられる字体
の文字、当該運転者102が特に入力したマーク等があ
る。
【0064】名称は、当該目印画像がどのようなマーク
であるのかを示し、当該マークの付された建物等の名前
(通称や俗称)を示す。例えば、「星印」が有名なガソ
リンスタンドAのチェーン店であるならば、その旨が示
される。
【0065】位置情報は、当該目印画像に対応する現実
世界の場所が複数存在するか、ある特定の位置のみか、
移動可能か、指定された地域に限定されるか等を示す。
例えば、当該目印画像が有名な「ガソリンスタンドA」
のチェーン店のマーク(図中の「星印」)であれば、全
国的に「複数存在」する。当該目印画像がある特定の
「病院」のマーク(図中の「十字」)であれば、住所や
座標によって「特定の位置」に一意に定まる。当該目印
画像がある特定の「車両」のマーク(図中の「矢印」)
であれば、「移動可能」である。当該目印画像が運転者
102の登録した特殊なマーク(図中の「X印」)であ
れば、位置情報が「不明」である場合もある。当該目印
画像が交通標識における特定の「文字」、例えば「静
岡」等であれば、「複数存在」し、存在する2地域が限
定」される。なお、このように、運転者102は「X
印」のような特殊なマークでも自由に目印画像を登録で
きる。
【0066】位置情報には、当該マークの存在する位置
を表す座標(現実世界における緯度及び経度)が付加さ
れる。この座標が格納されていると、これにより当該目
印画像は地図データベース22と関連を持つ。ガソリン
スタンドAのマークは複数存在するので、複数(例え
ば、数百個)の座標のデータが格納される。特定の病院
のマークは1個のみであるので、1個の座標のデータが
格納される。車両のマークは移動可能であり、また、特
殊なマークの位置情報は不明であるので、これらの座標
データは意味を持たず格納されない。交通標識は複数存
在するので、複数の座標のデータが格納される。
【0067】位置情報に座標が付加されている場合、現
在位置推定部1において求められた座標で表される現在
位置との比較から、両者の位置の異同を知ることができ
る。この比較の結果、両者の位置の相違が予め定められ
た所定の値(例えば、数百m)以下の場合、当該位置情
報に座標が付加されている目印画像は、当該現在位置に
関連するものであると判定される。従って、与えられた
現在位置を用いて目印画像データベース62を検索する
ことにより、現在位置に関連する目印画像データを得る
ことができる。例えば、車両101が走行して目印画像
の位置情報の座標に近づくと、目印画像データベース6
2の検索により当該目印画像が検索結果として得られ
る。
【0068】地図との連携は、当該目印画像が地図デー
タベース22に格納される地図データとの関連を有する
か否かを示す。例えば、関連を有する場合には、「関連
あり」とされる。更に、関連を有する場合には、地図デ
ータベース22上においてどのように表現されているか
を示す。例えば、地図データベース22上において座標
で表示されていれば「座標検索可」とされ、地図データ
ベース22上の特定の地域(例えば、県名で指定)のみ
について照合に用いるマークであることが指定されてい
れば「地域指定」とされる。
【0069】その他の属性は当該目印画像についての種
々の属性情報からなり、例えば、「登録日時」「用途」
「意味」「ユーザ登録」登録のデータを含む。その他の
属性はこれら以外にも種々の属性情報を含む。
【0070】「登録日時」は当該目印画像が登録された
日時を示す。「登録日時」は、当該目印画像が目印画像
データベース62に予め登録されたものである場合に
は、図10に示す「星印」のように記述されず、一方、
運転者102により登録されたのである場合にはその日
時が記述される。「登録日時」は、登録削除手段61に
より、当該目印画像の目印画像データベース62への登
録時に自動的に登録される。
【0071】「用途」は当該目印画像の用途を示す。
「用途」は、当該目印画像が画像照合部7における画像
照合即ち位置の特定(後述の第1の使用方法)に用いら
れる場合には「照合」とされ、当該目印画像がそれを用
いた位置の探索(後述の第2の使用方法)に用いられる
場合には「探索」とされ、当該目印画像が前記の双方に
用いられる場合又は使用目的を運転者102がその都度
決定する場合には「任意」とされる。「用途」は、当該
目印画像の目印画像データベース62への登録時に、運
転者102により登録される。
【0072】「意味」は当該目印画像の持つ意味を示
す。「用途」は、当該目印画像がマークである場合には
「マーク」とされ、文字である場合にはその文字の持つ
意味、例えば「地名」とされる。「意味」は、当該目印
画像の目印画像データベース62への登録時に、運転者
102により登録される。
【0073】「ユーザ登録」は当該目印画像データが運
転者102の登録したデータか否かを示す。「ユーザ登
録」は、当該目印画像が目印画像データベース62に予
め登録されたものである場合には、図10に示す「星
印」のように記述されず、一方、運転者102により登
録されたのである場合には「ユーザ登録」とされる。
「ユーザ登録」は、登録削除手段61により、当該目印
画像の目印画像データベース62への登録時に自動的に
登録される。
【0074】検索手段63による目印画像データベース
62の検索は、入力装置8、地図データベースシステム
2及び画像照合部7からの検索依頼により、例えば、以
下のように行われる。
【0075】運転者102は、所望の目印画像データを
得るために、入力装置8からの入力により検索依頼を行
う。このために、目印画像データベース62に格納され
ている目印画像が先頭から順に出力装置9に表示され、
これを見た運転者102が所望の目印画像を入力装置8
から選択入力する。これにより選択された目印画像デー
タは、例えば、画像照合部7に送られ、当該画像照合処
理の終了まで目画像データバッファ72に保持される。
また、これにより選択された目印画像データは、例え
ば、登録削除手段61により削除される。また、運転者
102は、所望の目印画像データを得るために、入力装
置8からの指示入力により地図データベースシステム2
を介して検索依頼を行う。このために、地図データベー
ス22に格納されている地図データが入力装置8からの
指示入力により出力装置9に表示され、これを見た運転
者102が所望の目印画像の存在する(存在しそうな)
地図データ上の位置(例えば、有名なガソリンスタンド
の表示のある位置)を入力装置8から選択入力する。こ
の場合、地図データベースシステム2から検索手段63
に対して、当該地図データ上の位置を表す座標が送られ
る。検索手段63は、当該座標を用いて目印画像データ
ベース62を検索して、当該座標を有する目印画像デー
タを得る。この目印画像データは、例えば、画像照合部
7に送られ、当該画像照合処理の終了まで目画像データ
バッファ72に保持される。
【0076】画像照合部7は、通常の画像照合処理に用
いる目印画像データを得るために、検索依頼を行う。即
ち、画像照合部7からの検索依頼を受けた検索手段63
が目印画像データベース62を検索し、その検索結果が
目印画像データベース62から画像照合部7へ返され
る。この検索は、画像照合処理の間、随時繰り返され、
その都度新たな目印画像データが画像照合部7へ返され
る。
【0077】図11は画像照合部説明図であり、画像照
合部7の構成を示す。画像照合部7は、目印画像データ
ベースシステム6からの目印画像データと、画像撮影部
5からのカメラ画像とを照合する。画像照合部7は、目
印画像データ取得手段71、目印画像データバッファ7
2、画像データ処理手段73及び画像照合手段74から
なる。
【0078】目印画像データ取得手段71は、所定の条
件に従って、目印画像データベースシステム6から目印
画像データを取得する。即ち、目印画像データ取得手段
71が目印画像データベースシステム6に検索依頼を行
い、目印画像データベースシステム6が検索を行い、そ
の結果を目印画像データバッファ72に返す。目印画像
データの取得の条件は、入力装置8、現在位置推定部
1、経路計画部4のいずれかから与えられる。
【0079】取得される目印画像データは、例えば、運
転者102が入力装置8から指定した特定の目印画像デ
ータである。このために、目印画像データベース62に
格納されている目印画像が出力装置9に表示され、これ
を見た運転者102が入力装置8から所望の目印画像を
入力装置8から指定する。この場合、この目印画像デー
タを用いて探索を行うのであるから、当該目印画像は当
該画像照合処理の終了まで目画像データバッファ72に
保持される。
【0080】また、取得される目印画像データは、例え
ば、現在位置推定部1の推定した現在位置に関連する目
印画像データ、又は、経路計画部4の計画した計画経路
上の位置に関連する目印画像データである。前者の目印
画像データを用いる場合には現在位置を明確にでき、後
者の目印画像データを用いる場合にはより先行した位置
について知ることができる。これらの場合、この目印画
像データは、画像照合処理の間、随時繰り返し取得さ
れ、その都度新たな目印画像データが目画像データバッ
ファ72に保持される。
【0081】目印画像データバッファ72は目印画像デ
ータ取得手段71により目印画像データベースシステム
6から取得した目印画像データを格納する。この目印画
像データがその時点での照合の対象(現実世界において
探すべきもの)である。なお、実際は、後述するよう
に、取得した目印画像データについての画像データ処理
を実行し、その結果得た目印画像データを保持する。
【0082】画像データ処理手段73は、画像撮影部5
により撮影されたカメラ画像を一旦保持し、このカメラ
画像について所定の前処理を実行し、前処理されたカメ
ラ画像を画像照合手段74に出力する。
【0083】この前処理は、画像撮影部5からのカメラ
画像を目印画像データと照合するために必要な3次元の
画像処理であって、予備的な補正処理又は変換処理であ
る。この前処理のために、画像撮影部5におけるカメラ
制御部53からのカメラ52の状態情報が用いられる。
この前処理によって、前処理されたカメラ画像は、カメ
ラ52の状態による影響を排除してそのまま目印画像デ
ータと単純に照合できる画像とされる。
【0084】なお、画像撮影部5からのカメラ画像につ
いて前処理を行って目印画像と照合可能な画像を得るよ
りも、目印画像について前処理を行ってカメラ画像と照
合可能な画像を得る方が、処理結果が正確(現在位置を
正しく求めることになる)でCPU81の負担も小さ
い。そこで、実際は、この前処理は目印画像データバッ
ファ72によりこれに保持された目印画像について行わ
れる。このために、画像撮影部5から当該カメラ画像に
ついての状態情報が目印画像データバッファ72に送ら
れる。なお、これにより、画像データ処理手段73と目
印画像データバッファ72とで処理を分担できるので、
処理の高速化も図ることができる。
【0085】以上の理由で、画像データ処理手段73
は、画像撮影部5からのカメラ画像を保持し、当該カメ
ラ画像の中から周知の画像処理技術により照合の対象と
なる図形を抽出する。即ち、当該カメラ画像からノイズ
や周囲の不要な画像を除去し、諧調処理やエッジ検出等
により、照合の対象となる図形を抽出する。これによ
り、例えば「星印」の目印103が得られる。
【0086】また、目印画像データバッファ72は、保
持している目印画像について、前記状態情報を用いた補
正処理を行う。このために、目印画像データベースシス
テム6から目印画像データバッファ72に対して、目印
画像データとして、当該目印画像と共にその目印画像を
撮影した際におけるカメラの状態情報が与えられる。こ
のカメラの状態情報は、目印画像データベースシステム
6において、例えば「その他の属性」の一部として格納
される。
【0087】目印画像データバッファ72は、画像撮影
部5から与えられた当該カメラ画像についての状態情報
と、目印画像データベースシステム6から与えられた当
該目印画像についての状態情報とを比較する。そして、
両者の角度φ、角度θ、距離d及びズームZについての
差分を求め、これを用いて当該目印画像を補正する。即
ち、目印画像を、当該カメラ画像と同一の状態情報とな
る状態で、撮影して得た画像と同一の画像とする。
【0088】画像照合手段74は、目印画像データバッ
ファ72内の目印画像データと画像データ処理手段73
からの前処理されたカメラ画像とを照合する。この照合
処理は、特に画像認識等の処理を必要とせず、単純に目
印画像データと前処理されたカメラ画像との一致/不一
致のみを判断する(両者の画像を重ねる)処理である。
即ち、目印画像データの画素の各々と前処理されたカメ
ラ画像の画素の各々とを比較すれば良いのみである。
【0089】従って、この照合処理は、CPU81の負
担をあまり大きくすることなく、かつ、高速で行うこと
ができる。これにより、パターン認識のような複雑な処
理を不要にでき、画像照合の期間中に当該目印画像の存
在する位置を車両101が行き過ぎてしまい照合に失敗
することを殆ど防止できる。
【0090】なお、目印画像データの画素の各々と前処
理されたカメラ画像の画素の各々とが完全に一致しなく
ても、照合に成功したものとして良い。照合の対象であ
る全画素数の所定の割合、例えば90%程度が一致した
ら、照合に成功したものとして良い。
【0091】画像照合手段74における照合処理の結果
は、画像照合手段74から出力装置9及び地図照合部3
に出力される。出力装置9は、音声等の所定の手段によ
って、当該照合処理の結果を運転者102に知らせる。
この運転者102への通知は、「目印103が100m
先にあります」という案内ではなく、「目印103が1
00m先にありました」又は「目印103の100m手
前にいます」という確認の形式とされる。これにより、
運転者102は、現実世界での自己の車両101の位置
を、目印画像に相当するマーク等を探すことなく、直ち
に認識することができる。
【0092】地図照合部3は、当該画像照合処理の結果
に従って、統合部33によりマップマッチング手段32
の算出した推定現在位置を訂正して、出力装置9に出力
する。なお、当該照合処理の結果を現在位置推定部1に
送出して、現在位置を訂正しても良い。
【0093】図12は画像照合処理フローであり、画像
照合部7の実行する処理を示す。画像照合部7が、運転
者102により画像照合を行う旨の指示入力があったか
否かを調べる(ステップ1)。画像照合を行わない場
合、画像照合処理を終了する。終了の場合でも通常のナ
ビゲーションシステムとしての処理を行うことができ
る。なお、実際は、運転者102が車両101のエンジ
ンを始動すると、画像照合を行わない旨の入力がない限
り、画像照合を行うように設定される。
【0094】画像照合を行う場合、画像照合部7の目印
画像データ取得手段71が、目印画像データベースシス
テム6から目印画像データを取得して、これを目印画像
データバッファ72に保持する(ステップ2)。
【0095】画像照合部7の画像データ処理手段73
が、画像撮影部5からカメラ画像を取得し、取得したカ
メラ画像について所定の前処理を実行する(ステップ
3)。なお、実際は、前述のように、取得したカメラ画
像についての状態情報に基づいて、目印画像データバッ
ファ72に保持された目印画像データが補正される。
【0096】画像照合部7の画像照合手段74が、目印
画像データバッファ72に保持されている目印画像デー
タと取得したカメラ画像とを照合する(ステップ4)。
画像照合部7が、画像照合手段74における照合が成功
したか否かを調べる(ステップ5)。
【0097】照合が成功した場合、画像照合部7からの
照合成功の通知に従って出力装置9が所定の処理を行っ
て運転者102に現実世界において目印画像である目印
103が存在したこと及びその位置を知らせ(ステップ
6)、この後、ステップ1以下を繰り返す。
【0098】照合が失敗した場合、画像照合部7が画像
照合を継続するか否かを調べる(ステップ7)。画像照
合を継続する場合、ステップ3以下を繰り返す。画像照
合を継続しない場合、画像照合部7が、一旦画像照合を
中断し(ステップ8)、この後、ステップ1以下を繰り
返す。
【0099】図3に戻って、本発明の目印画像照合装置
100の実行する目印画像照合処理について、図13を
参照しつつ、詳細に説明する。目印画像照合装置100
の実行する目印画像照合処理はその使用方法により、少
し異なる。
【0100】第1の使用方法は、最も通常の使用方法で
あって、目印画像照合装置100の本来の使用方法であ
る目印画像照合装置100による照合である。即ち、運
転者102が経路誘導されている場合において、現在位
置推定部1により現在位置が求められる。この時、目印
画像データベースシステム6から当該現在位置に関連す
る目印画像を取り出し、一方、現実世界から画像撮影部
5によりカメラ画像を得る。この両者の照合に成功すれ
ば、地図データ上の位置と現実世界の位置との照合を行
うことができる。
【0101】第2の使用方法は、本発明の目印画像照合
装置100に特有の使用方法であって、目印画像照合装
置100による探索である。即ち、目印画像照合装置1
00は、地図と現実世界との照合に限らず、車両101
により移動しながら周囲から任意の物についての探索を
行う。運転者102は探索の対象物Aを特定できる目印
画像を目印画像データベースシステム6に予め登録す
る。運転者102が車両101により移動しながら、カ
メラ画像を得て目印画像と照合する。これにより、任意
の対象物Aを車両101の周囲の環境の中から探索する
ことができ、また、任意の対象物Aについての情報を収
集することができる。
【0102】いずれの使用方法による場合でも、照合の
対象物は移動しても固定されていても良く、また、予め
目印画像データベースシステム6に登録されていても運
転者102が自身で登録しても良い。
【0103】まず、第1の使用方法による場合における
目印画像照合装置100の実行する処理について説明す
る。運転者102が車両101のエンジンを始動する
と、目印画像照合装置100が自動的に起動されて、そ
の出力装置9に画像照合処理及びナビゲーション処理の
初期画面(メニュー画面)が表示される。運転者102
はこの初期画面を見て、入力装置8から画像照合処理の
実行の指示を入力する。なお、前述のように、画像照合
処理を行わない場合でも、通常のナビゲーションシステ
ムとしての処理を実行することができる。
【0104】次に、出力装置9に所定の入力画面が表示
される。この入力画面を見た運転者102は、入力装置
8から、目的位置、当該目的位置への移動経路の条件等
を入力する。これらのデータを用いて、経路計画部4が
車両101の移動経路を計画する。計画された移動経路
は随時出力装置9に出力される。移動経路の途中に、
「星印」からなる目印103が存在する。
【0105】ここで、「星印」からなる目印103は当
初から目印データベースシステム6に登録されており、
一方、「十字」からなる目印103及び「X印」からな
る目印103は、ユーザ登録のデータであり、目印デー
タベースシステム6に未だ登録されていないものとす
る。
【0106】次に、運転者102が車両101の運転を
開始する。この走行開始に応じて、現在位置推定部1は
車両101の現在位置を推定する。地図照合部3は現在
位置推定部1により推定された現在位置と地図データベ
ースシステム2に格納された地図上の位置とを照合する
ことにより推定現在位置を得る。一方、走行開始に応じ
て、画像撮影部5は車両101の周囲の画像を撮影して
いる。
【0107】しばらく車両101が走行すると、現在位
置推定部1により推定された現在位置が目印103の位
置に近づく。即ち、目印103の位置が推定現在位置と
関連する位置となり、図13に示すような位置関係とな
る。
【0108】そこで、画像照合部7は、目印画像データ
ベースシステム6から、推定現在位置と関連する位置に
ある「星印」からなる目印103の目印画像を取得し
て、これを目印画像データバッファ72に保持する。ま
た、画像照合部7は、画像撮影部5からカメラ画像を取
得する。画像照合部7は、画像撮影部5からのカメラ画
像と、目印画像データベースシステム6から取得した推
定現在位置に関連する目印画像とを照合する。
【0109】例えば、図13に示すように、最初に得た
カメラ画像が「十字」からなる目印103であるとする
と、これと「星印」からなる目印103の目印画像との
照合は失敗する。そこで、照合を継続して、「X印」か
らなる目印103のカメラ画像を取得し、再度目印画像
との照合を行うが、これも失敗する。そこで、更に照合
を継続して、「星印」からなる目印103のカメラ画像
を取得し、再度目印画像との照合を行う。この照合は成
功するので、画像照合部7は、出力装置9を介して運転
者102に対して、当該目印103の現実世界での位置
が例えば100m先であることを案内する。運転者10
2は現在の位置から少し先にある現実世界の目印103
を発見できる。
【0110】この後、画像照合部7は、目印画像データ
ベースシステム6から、車両101の走行により更新さ
れた推定現在位置と関連する新たな目印103の目印画
像を取得して、照合を繰り返す。
【0111】なお、照合の失敗を繰り返している間に、
車両101の走行により、保持していいる「星印」から
なる目印103の目印画像の推定現在位置に車両101
が近づき過ぎた(又は、行き過ぎた)場合、画像照合部
7は、照合を継続することなく一旦中断する。そして、
画像照合部7は、更新された推定現在位置と関連する新
たな目印103の目印画像を取得して、照合を繰り返
す。
【0112】次に、第2の使用方法による場合における
目印画像照合装置100の実行する処理について説明す
る。前述のように走行中に、例えば珍しいマークである
「X印」からなる目印103のカメラ画像を運転者10
2が画像記録部51に記録させ、これを更に登録削除手
段61により目印画像データベース62に登録する。
【0113】その後、日時を経て、運転者102が、先
に登録した珍しいマークである「X印」からなる目印1
03を目的地として、再度車両101を運転する。運転
者102は画像照合部7に「X印」からなる目印103
の目印画像を取得させる。具体的には、運転者102に
よる入力装置8から目印画像データ取得手段71への指
示入力により、目印画像データ取得手段71が目印画像
データベースシステム6を検索して、「X印」からなる
目印103の目印画像を取得して、これを目印画像デー
タバッファ72に保持する。
【0114】一方、画像照合部7は、画像撮影部5から
カメラ画像を取得し、取得したカメラ画像について所定
の前処理を実行する後、当該カメラ画像と、「X印」か
らなる目印103の目印画像とを照合する。
【0115】例えば、前述の図13に示すように、最初
に得たカメラ画像が「十字」からなる目印103である
とすると、これと「X印」からなる目印103の目印画
像との照合は失敗する。そこで、照合を継続して、「X
印」からなる目印103のカメラ画像を取得し、再度目
印画像との照合を行う。この照合は成功するので、画像
照合部7は、出力装置9を介して運転者102に対し
て、当該目印103の現実世界での位置が例えば100
m先であることを案内する。運転者102は現在の位置
から少し先にある現実世界の「X印」からなる目印10
3を発見でき、目的地に到達することができる。なお、
この後、画像照合部7は目的地に到達したので画像照合
処理を終了する。
【0116】また、第2の使用方法による場合、目印画
像照合装置100は、以下のような処理を行うことがで
きる。例えば、図10に示すように、「静岡」なる文字
を目印画像として取得して、これを目印画像データバッ
ファ72に保持する。画像撮影部5からのカメラ画像が
「静岡」との照合に成功した場合、その都度、当該カメ
ラ画像を得た地点の座標を目印画像データベース62の
位置情報に付加する。これにより、「静岡」なる文字を
含む交通標識の存在する位置についての情報を自動的に
収集することができる。
【0117】「静岡」に代えて、「レストラン」の文字
や有名なガソリンスタンドのマークとすれば、同様の処
理によって、レストランやガソリンスタンドの存在する
位置についての情報を自動的に収集することができる。
【0118】以上、本発明をその実施の態様により説明
したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が
可能である。例えば、現在位置推定部1において推定し
た現在位置に代えて、地図照合部3において求めた地図
上の推定現在位置に関連する目印画像を、画像照合部7
におけるカメラ画像との照合に用いても良い。
【0119】また、車両101は自動車に限られず、オ
ートバイ、船舶、航空機等の移動体であれば本発明を適
用することができる。地図データは道路地図のデータに
限られず、海図等の地理的なデータであれば本発明を適
用することができる。
【0120】また、本発明は、以上に述べた処理を目印
画像照合装置であるコンピュータに実現させるプログラ
ムを格納したプログラム記憶媒体を提供する。従って、
当該プログラム記憶媒体も本発明の技術的範囲に属する
ものである。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目印画像照合装置において、現実世界を撮影して得たカ
メラ画像と目印画像データベースシステムに格納された
目印画像データとを照合することによって、現実世界に
おける位置と地図データ上における推定現在位置との照
合を行うことができるので、現実世界と地図上の情報と
の照合を運転者自身で行う必要性をなくすことができ、
かつ、運転者にとって最も重要な現実世界での位置確認
を支援することができ、結果として、従来のナビゲーシ
ョンシステムでは不可能であった現実世界と地図データ
との照合を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】目印画像照合装置説明図である。
【図3】目印画像照合装置構成図である。
【図4】目印画像照合装置構成図である。
【図5】現在位置推定部説明図である。
【図6】地図データベースシステム説明図である。
【図7】地図照合部説明図である。
【図8】画像撮影部説明図である。
【図9】目印画像データベースシステム説明図である。
【図10】目印画像データベースの一例説明図である。
【図11】画像照合部説明図である。
【図12】画像照合処理フローである。
【図13】目印画像照合処理説明図である。
【符号の説明】
1 現在位置推定部 2 地図データベースシステム 3 地図照合部 4 経路計画部 5 画像撮影部 6 目印画像データベースシステム 7 画像照合部 8 入力装置 9 出力装置 100 目印画像照合装置 101 車両 102 運転者 103 目印 104 道路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該車両の現在位置を推定する現在位置
    推定部と、 当該車両の周囲の画像を撮影する画像撮影部と、 目印画像を格納する目印画像データベースシステムと、 前記画像撮影部によって撮影された画像と、前記目印画
    像データベースシステムに格納された目印画像であって
    前記現在位置推定部により推定された前記現在位置に関
    連する目印画像とを照合する画像照合部とを備えること
    を特徴とする目印画像照合装置。
  2. 【請求項2】 前記目印画像データベースシステムは、 複数の目印画像を格納する目印画像データベースと、 前記画像撮影部の撮影した画像を前記目印画像データベ
    ースに登録する登録手段とを備えることを特徴とする請
    求項1に記載の目印画像照合装置。
  3. 【請求項3】 当該目印画像照合装置は、更に、 所定の入力を行う入力装置と、 所定のデータを用いて経路を計画する経路計画部とを備
    え、 前記画像照合部は、前記入力装置、現在位置推定部又は
    経路計画部からの指示入力に従って、前記目印画像デー
    タベースシステムから目印画像を取得する目印画像デー
    タ取得手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    目印画像照合装置。
  4. 【請求項4】 当該目印画像照合装置は、更に、 地図データを格納する地図データベースシステムと、 前記現在位置推定部により推定された前記現在位置と前
    記地図データベースシステムに格納された地図上の位置
    とを照合することにより、地図データ上における推定現
    在位置を得る地図照合部とを備え、 前記画像照合部における照合の結果に従って、前記地図
    照合部における推定現在位置を修正することを特徴とす
    る目印画像照合装置。
  5. 【請求項5】 当該車両の現在位置を推定し、 目印画像を格納する目印画像データベースシステムに格
    納された目印画像であって前記推定された現在位置に関
    連する目印画像を取得し、 当該車両の周囲の画像を撮影し、 前記推定された現在位置に関連する目印画像と前記撮影
    された画像とを照合することを特徴とする目印画像照合
    方法。
  6. 【請求項6】 当該車両の現在位置を推定する処理と、 前記推定された現在位置と地図データを格納する地図デ
    ータベースシステムに格納された地図上の位置とを照合
    することにより、地図データ上における推定現在位置を
    得る処理と、 当該車両の周囲の画像を撮影する処理と、 前記撮影された画像と、目印画像を格納する目印画像デ
    ータベースシステムに格納された目印画像であって前記
    推定現在位置に関連する目印画像とを照合する処理とを
    目印画像照合装置であるコンピュータに実現させるプロ
    グラムを格納したことを特徴とするプログラム記憶媒
    体。
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