JPH11269939A - 車両走行油圧回路 - Google Patents

車両走行油圧回路

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JPH11269939A
JPH11269939A JP10368613A JP36861398A JPH11269939A JP H11269939 A JPH11269939 A JP H11269939A JP 10368613 A JP10368613 A JP 10368613A JP 36861398 A JP36861398 A JP 36861398A JP H11269939 A JPH11269939 A JP H11269939A
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pressure
motor
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琢磨 遠藤
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和典 小川
Hisashi Nakajima
寿資 中島
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陽次 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クローラ車両走行用モータを具備した走行フ
レーム部およびスイベルジョイントを介して該走行フレ
ーム部に旋回可能に設けられた上部旋回部からなるクロ
ーラ車両において、従来2つに分けられていた走行モー
タのコントロール部を全て走行フレーム部側に取付ける
ことにより走行モータの制御を容易にするとともに2つ
に分けられていた制御部(方向切換弁−ブレーキ弁)間
の圧力管路を少なくして高圧管路を減少し耐圧信頼性を
向上する。 【構成】 走行用モータ(19)の電磁比例制御弁(方
向切換弁)(15)をスイベルジョイント(41)と走
行用モータ(19)との間に設置する。 【効果】 スイベルジョイント(41)内の高圧油路を
減少することができ、耐圧性能の向上により小型化する
ことができ、パワーショベルの走行油圧回路が安価にで
きるとともに油漏れの可能性が少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクローラ車両走行用モー
タを具備した走行フレーム部およびスイベルジョイント
を介して該走行フレーム部に旋回可能に設けられた上部
旋回部からなるパワーショベル等のクローラ車両の走行
油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、従来のパワーショ
ベル等のクローラ車両1では、スイベルジョイント2の
上部の上部旋回部にある図示しない操作弁(コントロー
ルバルブ)により油路の方向を切換え、その操作弁から
の圧油を、旋回体の中心にあるスイベルジョイント2を
通し、左右の走行モータ3に取付けられているブレーキ
バルブ等の制御弁に導いて走行モータの制御を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパワ
ーショベル等のクローラ車両の走行モータ油圧回路で
は、次の問題がある。
【0004】(1)走行モータをコントロールする制御
部が、方向切換弁と、ブレーキバルブ等の制御弁との2
つに分けられているために、走行モータの制御系が複雑
である。
【0005】(2)制御系が2つに分けられているた
め、それらを結ぶ圧力管路が必要であり、この圧力管路
は左・右走行モータで最低5本の油路(4本は走行モー
タ駆動のための高圧管路、1本はドレーン管路)が必要
となり、現在クローラ車両の高圧化が進む中では高圧管
路およびスイベルジョイントを高耐圧としようとすると
コストが高くなる。
【0006】
【発明の目的】上述した従来技術に付随する問題点に鑑
み、本発明は以下の目的を達成するものである。
【0007】(1)従来2つに分けられていた走行モー
タのコントロール部を、全て走行モータの設けられてい
る走行フレーム部側に取付けることにより、走行モータ
の制御を容易にすること。
【0008】(2)2つに分けられていた制御部(方向
切換弁−ブレーキ弁)間の圧力管路を少なくして高圧管
路を減少し耐圧信頼性を向上すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の目的をクローラ車両走行用モータを具備した走行フレ
ーム部およびスイベルジョイントを介して該走行フレー
ム部に旋回可能に設けられた上部旋回部からなるクロー
ラ車両において、前記走行用モータの方向切換弁を前記
スイベルジョイントと前記走行用モータとの間に設置し
たことを特徴とするクローラ車両走行油圧回路により達
成する。
【0010】本発明の方向切換弁は電磁ソレノイドを具
備した電磁式流量方向制御弁とすることが好ましい。こ
のように電磁式流量方向制御弁とすることにより、スイ
ベルジョイント部を通過する油圧配管の本数を減らすこ
とができ、スイベルジョイント部の構造が簡単化でき
る。また、方向切換弁を電磁式流量方向制御弁とするこ
とにより、電磁ソレノイドをコントローラからの電気信
号により操作して走行モータを電気的に操作することが
でき、現在のクローラ車両の電子制御化にも対応でき
る。
【0011】切換弁を電磁式流量方向制御弁とした場合
に、この電磁式流量方向制御弁を走行モータおよびそれ
に付属するブレーキ弁等と一体にしてもよい。
【0012】他の方法として、電磁式流量方向制御弁を
スイベルジョイントの真下に、スイベルジョイントと重
ねて配置してもよい。この場合に左右の車輪用の電磁式
流量方向制御弁は上下に重ねられる。このようにスイベ
ルジョイントに重ねて電磁式流量方向制御弁を設けるこ
とにより、配管および電気配線が簡単となる。
【0013】また、電磁式流量方向制御弁が高い位置に
設けられるため、湿地帯等での作業が多いクローラ車両
にあっても、電気系統の故障を防止できる。
【0014】走行モータへの一対の高圧配管、または走
行モータからの一対の低圧配管はそれぞれスイベルジョ
イントの下方で接続してもよい。
【0015】また、電磁式流量方向制御弁等の方向切換
弁の制御圧として走行モータに供給される配管圧力から
減圧弁を通して減圧した圧力を用いるようにしてもよ
い。このようにすることにより切換弁の制御部の耐久性
の向上と小形化を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説
明する。図1は本発明をパワーショベルに適用した実施
例であり、本発明に係るクローラ車両(パワーショベ
ル)は、走行用モータを具備した走行フレーム部および
スイベルジョイントを介して走行フレーム部に旋回可能
に設けられた上部旋回部からなっている。
【0017】図1は本発明に係るパワーショベル走行油
圧回路の一実施例の回路図であり、図2は本発明に係る
スイベルジョイントの一実施例の概念断面図、図3は本
発明に係るスイベルジョイントの他の実施例の概念断面
図である。
【0018】パワーショベルは通常左右の車輪がそれぞ
れ別個の走行用モータにより駆動されるが、図1におい
ては左側の走行モータのみの油圧回路を示しており、右
側については左側と同様であるので細部の図示を省略し
ている。
【0019】図1においてオイルタンク10から油圧ポ
ンプ11、21により汲上げられた圧油は高圧配管13
からスイベルジョイント41を通り、更に高圧配管14
を通り、本発明の方向切換弁の一実施例である電磁比例
制御弁15の入力ポートに供給される。なお、油圧ポン
プ11、21とスイベルジョイント41の間の高圧配管
13には、通常のパワーショベル走行油圧回路と同様
に、リリーフ弁12、22が設けられている。
【0020】電磁比例制御弁15の出口ポートはカウン
ターバランス弁16に連結しており、カウンターバラン
ス弁16の配管にはリリーフ弁17が設けられており、
カウンターバランス弁16およびリリーフ弁17により
所謂ブレーキバルブ18が構成されている。
【0021】ブレーキバルブ18から、高圧選択弁3
5、パイロット弁36およびモータ容量制御(二速制
御)アクチュエータ37を介して、パワーショベル走行
モータ19に連結している。更に、パワーショベル走行
モータ19からの戻り油は排油管路38を介してオイル
タンク10に戻入される。
【0022】パイロット弁36は、クローラ車両の上部
旋回部に設置された運転席のマニュアルレバー31a付
きの二速切換弁31からモータ容量制御ライン32を通
じて供給される制御油圧により制御され、パワーショベ
ル走行用モータ19の容量制御(二速制御)を行い、パ
ワーショベルの走行モードを高速モード、低速モードに
切換えるものである。
【0023】また、電磁比例制御弁15は、上部旋回部
に設けられたジョイスティック(図示せず)等から発せ
られ制御線39から伝えられる電気信号により制御さ
れ、パワーショベル走行用モータ19への圧力流体の供
給を制御してパワーショベルの前進、後進および停止を
制御するものである。
【0024】図2においては、走行フレーム部と上部旋
回部との間に設けられ、上部旋回部を走行フレーム部に
に対して旋回可能とするスイベルジョイント41の概念
断面図を示している。
【0025】図2に示されるように、本実施例のスイベ
ルジョイント41には、2本の高圧ライン(高圧管路)
13、13、1本の低圧ライン(排油管路)38、モー
タ容量制御ライン32および電磁比例制御弁15の制御
線39の通過孔40等の配管供給口が設けられているに
過ぎず、本発明によれば従来装置に比較して高圧ライン
の本数を少なくできるために、スイベルジョイント41
に設ける穴の数を少なくすることができるという利点が
ある。
【0026】更に、図3に示すように、高圧ライン13
を1つに纏めることにより、スイベルジョイント41に
形成する孔の数を更に減少させることもできる。
【0027】本実施例においては、スイベルジョイント
41の下流側に電磁比例制御弁15を設けているが、ス
イベルジョイント41部における電磁比例制御弁15へ
の信号伝達は、直流モータ等に広く使用されているブラ
シ方式を用いることにより確実に行うことができる。
【0028】なお、上記実施例においては電磁比例制御
弁15を用いているが、電磁比例制御弁15に代えて油
圧パイロット操作方式の方向切換弁とすることもでき
る。この場合にも油圧パイロット操作方式においては作
動油圧は一平方センチメートル当り35kgと低圧であ
るのでスイベルジョイント41を用いて油圧を供給する
ことができる。
【0029】他の実施例を図4を参照して説明する。図
4においては、図1と上下が逆になっていること、左右
の油圧回路が示されていること、図1の走行モータ19
が二速(高速、低速)切換え可能であったのに対し、図
4の走行モータ19が一速であること、および図4の電
磁比例制御弁15の制御圧油を走行モータ19へ供給さ
れる作動油圧を減圧弁で減圧して使用している点で大き
く相違している。
【0030】すなわち、図4においてオイルタンク10
から油圧ポンプ11により汲上げられた圧油は高圧配管
13からスイベルジョイント41を通り、更に高圧配管
14を通り、本発明の方向切換弁の一実施例である電磁
比例制御弁15の入力ポートに供給される。なお、油圧
ポンプ11とスイベルジョイント41の間の高圧配管1
3には、図1のパワーショベル走行油圧回路と同様に、
リリーフ弁(図示せず)が設けられていてもよい。
【0031】電磁比例制御弁15は、2つの電磁ソレノ
イド71、72を具備し、電磁ソレノイド71、72は
上部旋回部に設けられたジョイスティック50等から発
せられスイベルジョイント41部のブラシ式信号接続装
置51を通じ制御線39から伝えられる電気信号によ
り、例えばパルス幅変調制御(PWM)により制御さ
れ、パワーショベル走行用モータ19への圧力流体の供
給を制御してパワーショベルの前進、後進および停止を
制御するものである。なお、図4の表示においては、省
略しているが、制御線39が先の実施例と同様にスイベ
ルジョイント41を通っている。図4において、電磁比
例制御弁15の制御圧は、走行モータ19への高圧配管
14から減圧弁52を介して供給されており、制御弁1
5の制御部の耐久性の向上と小形化を図っている。
【0032】電磁比例制御弁15の出口ポート(Aポー
ト81、Bポート82)はカウンターバランス弁16に
連結しており、カウンターバランス弁16はパワーショ
ベル走行モータ19に連結している。更に、パワーショ
ベル走行モータ19からの戻り油は排油管路38を介し
てオイルタンク10に戻入される。図4の符号53はパ
ーキングブレーキであり、カウンターバランス弁16が
中立位置になると切換弁54によりパーキングブレーキ
53が作動される。
【0033】電磁比例制御弁15の取付け方法は、図5
に示すようにクローラ車両の走行装置、すなわち、ブレ
ーキ弁、走行モータの近傍に取付けてもよい。この場合
にスイベルジョイント41から電磁比例制御弁15への
配管は図5に示すようにスイベルジョイントの下部にお
いてそれぞれの走行モータ19へ分岐した2本の高圧配
管および走行モータから戻りの低圧配管38が接続する
ことになる。また、図5に示す実施例においては、油圧
モータ19からのドレン通路38と電磁比例制御弁15
内の排油通路38とを、電磁比例制御弁15のケース内
で接続しており、ドレン用の特別なパイプを設ける必要
はない。
【0034】本発明の電磁比例制御弁15の他の取付け
方法としては、スイベルジョイント41の直下にスイベ
ルジョイントと重ねて設ける方法がある。このようにす
ることにより、比較的湿地帯等において作業することが
多いクローラ車両において、比例電磁制御弁15が水な
どによって損傷したり、比例電磁制御弁15の制御用電
気信号がリークすることを防ぐことができる。
【0035】この実施例を図6から図9を参照して説明
する。図6は図4で囲まれた部分Aを示しており、図6
においてスイベルジョイント41は内部に油圧配管が形
成されている。スイベルジョイント41の回動軸61の
上部にはアース線を含む制御線に接続されたスリップリ
ング62が装着されており、このスリップリング62に
対して筒状をしたチャンバーの内部に設けられたブラシ
63a、63b、63c、63d、63eが接触し、こ
の接触により電磁比例制御弁15に信号を伝達するよう
になっている。なお、図8の符号64、65は絶縁材で
ある。上述したスリップリング62およびブラシ63
a、63b、63c、63d、63eは全体として信号
線接続装置51を構成している。スイベルジョイント4
1には前述の高圧配管13から圧油が供給され、これは
電磁比例制御弁15に高圧通路14を通じて供給され
る。また、戻りの低圧は配管38を通り戻され、そして
スイベルジョイント41を通りタンク10へ流入され
る。更に、上下2段に設けられた電磁比例制御弁15の
最下段部には減圧弁52が取付けられており、スイベル
ジョイントから供給される通路14の圧油をブロック5
3内部で受取り、作動油圧の一部を減圧し、これをブロ
ック53内に設けた図示しない通路を通って上下2段に
設けられた左右の走行モータ19用の電磁比例制御弁1
5のCポート76に制御圧として導くようになってい
る。
【0036】この実施例に用いている電磁比例制御弁1
5の構造を図9に基いて説明する。電磁比例制御弁15
には2つの電磁弁、すなわち、電磁弁71および電磁弁
72を有しており、また電磁比例制御弁15内には両端
部に2つの室、Aチャンバー73および左側のBチャン
バー74が設けられており、この間の円筒部にスプール
75が左右に移動可能に密封状に装着されている。スプ
ール75には2つのランド、すなわち、Aポート81に
対向するランド75aおよびBポート82に対向するラ
ンド75b、並びに高圧配管14に連なるPポート83
に対向するランド75cが設けられている。符号77は
公知のスプールセタリング機構を示す。
【0037】前述の減圧弁52により減圧された圧油は
Cポート76に供給される。Cポート76は電磁弁71
を介してAチャンバー73に、また電磁弁72を介して
Bチャンバー74に連通しており、電磁弁71を励磁す
ることによりCポート76からの制御圧をAチャンバー
73に流入可能の構造となっており、これにより高圧配
管13に繋がるPポート83とBポート82が接続し、
タンク10に繋がるTポート84とAポート81が繋が
る。一方、電磁弁72を励磁するとCポート76からの
制御圧をBチャンバー74に流入可能としており、高圧
配管14に繋がるPポート83とAポート81が接続
し、タンク10に繋がるTポート84とBポート82が
接続する。
【0038】上述のようにして、電磁弁71および電磁
弁72を作動させることにより、比例電磁流量方向制御
弁15からの圧油の方向および流量を制御することがで
きる。なお、電磁弁71を通電していないときは、Aチ
ャンバー73は電磁弁71を介して低圧通路に接続して
いる。一方、同様に電磁弁72を通電していないときは
Bチャンバー74を電磁弁72を介して低圧通路に接続
するようにしている。
【0039】本発明は、クローラ車両走行用モータを具
備した走行フレーム部およびスイベルジョイントを介し
て該走行フレーム部に旋回可能に設けられた上部旋回部
からなるクローラ車両であれば、パワーショベルに限ら
ず、ミニショベルを含み、いかなる形式のクローラ車両
にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によればスイベルジョイント内の
高圧油路の数を減少することができ、耐圧性能の向上に
より小型化することができ、パワーショベル等のクロー
ラ車両の走行油圧回路が安価にできる。
【0041】また本発明によれば、高圧油圧配管を減少
することができるので油漏れの可能性が少なくできる。
【0042】また図面に示した実施例のように走行用モ
ータの方向切換弁を電磁比例制御弁とすれば、走行モー
タを直接制御でき、安全でこまやかな制御が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をパワーショベル走行油圧回路に実施し
た一実施例の回路図である。
【図2】本発明に係るスイベルジョイントの一実施例の
概略断面図である。
【図3】本発明に係るスイベルジョイントの他の実施例
の概略断面図である。
【図4】本発明をパワーショベル走行油圧回路に実施し
た他の実施例の回路図である。
【図5】本発明の電磁比例制御弁を走行モータの近傍に
取付けた実施例の斜視図である。
【図6】本発明の電磁比例制御弁をスイベルジョイント
の直下に重ねて配置した実施例の一部断面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6に示すスイベルジョイントのVIII−VIII断
面図である。
【図9】図6および図7に示した比例制御弁の断面図で
ある。
【図10】従来装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 オイルタンク 11 油圧ポンプ 12 リリーフ弁 13 高圧配管 14 高圧配管 15 電磁比例制御弁 16 カウンターバランス弁 17 リリーフ弁 18 ブレーキバルブ 19 走行モータ 21 油圧ポンプ 22 リリーフ弁 31 二速切換弁 32 モータ容量制御ライン 35 高圧選択弁 36 パイロット弁 37 モータ容量制御(二速制御)アクチュエータ 38 排油管路 39 電磁比例制御弁の制御線 40 制御線の通過孔 41 スイベルジョイント
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両走行油圧回路
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記各々の方向制御弁が各々の油圧モー
タと一体化されていることを特徴とする請求項に記載
の車両走行油圧回路。
【請求項】 前記スイベルジョイントの直下に前記
々の方向切換弁を重ねて配置したことを特徴とする請求
に記載の車両走行油圧回路。
【請求項前記車両がパワーショベルであることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両
走行油圧回路。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両走行用モータを具備
した走行フレーム部、各々の油圧モータにブレーキを付
与する各々のパーキングブレーキおよびスイベルジョイ
ントを介して該走行フレーム部に旋回可能に設けられた
上部旋回部を有するパワーショベル等の車両の走行油圧
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、従来のパワーショ
ベル等の車両1では、スイベルジョイント2の上部の上
部旋回部にある図示しない操作弁(コントロールバル
ブ)により油路の方向を切換え、その操作弁からの圧油
を、旋回体の中心にあるスイベルジョイント2を通し、
左右の走行モータ3に取付けられているブレーキバルブ
等の制御弁に導いて走行モータの制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパワ
ーショベル等の車両の走行モータ油圧回路では、次の問
題がある。
【0004】(1)走行モータをコントロールする制御
部が、方向切換弁と、ブレーキバルブ等の制御弁との2
つに分けられているために、走行モータの制御系が複雑
である。
【0005】(2)制御系が2つに分けられているた
め、それらを結ぶ圧力管路が必要であり、この圧力管路
は左・右走行モータで最低5本の油路(4本は走行モー
タ駆動のための高圧管路、1本はドレーン管路)が必要
となり、現在クローラ車両の高圧化が進む中では高圧管
路およびスイベルジョイントを高耐圧としようとすると
コストが高くなる。
【0006】
【発明の目的】上述した従来技術に付随する問題点に鑑
み、本発明は以下の目的を達成するものである。
【0007】(1)従来2つに分けられていた走行モー
タのコントロール部を、全て走行モータの設けられてい
る走行フレーム部側に取付けることにより、走行モータ
の制御を容易にすること。
【0008】(2)2つに分けられていた制御部(方向
切換弁−ブレーキ弁)間の圧力管路を少なくして高圧管
路を減少し耐圧信頼性を向上すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の目的を車両走行用モータを具備した走行フレーム部
各々の油圧モータにブレーキを付与する各々のパーキン
グブレーキおよびスイベルジョイントを介して該走行フ
レーム部に旋回可能に設けられた上部旋回部を有する
両において、前記各々の油圧モータの各々の方向切換弁
を前記スイベルジョイントと前記走行用モータとの間に
設置し、油圧モータへの一対の高圧配管、油圧モータか
らの一対の低圧戻り配管を夫々前記スイベルジョイント
の下方で接続するとともに、スイベルジョイント内に油
圧モータへの一本の高圧油路、油圧モータからの一本の
低圧油路を設けたことを特徴とする車両走行油圧回路に
より達成する。
【0010】本発明の方向切換弁はスイベルジョイント
の下方に位置し、油圧モータ用の高低圧配管を夫々スイ
ベルジョイントの下方で接続するとともに、スイベルジ
ョイント内には油圧モータへの高圧油路、油圧モータか
らの低圧油路を夫々一本として油圧配管の本数を減ら
ているので、スイベルジョイント部の構造が簡単化でき
る。また、方向切換弁を電磁式流量方向制御弁とするこ
とにより、電磁ソレノイドをコントローラからの電気信
号により操作して走行モータを電気的に操作することが
でき、現在の車両の電子制御化にも対応できる。
【0011】方向切換弁としての電磁式流量方向制御弁
を走行モータおよびそれに付属するブレーキ弁等と一体
にしてもよい。
【0012】他の方法として、電磁式流量方向制御弁を
スイベルジョイントの真下に、スイベルジョイントと重
ねて配置してもよい。この場合に左右の車輪用の電磁式
流量方向制御弁は上下に重ねられる。このようにスイベ
ルジョイントに重ねて電磁式流量方向制御弁を設けるこ
とにより、配管および電気配線が簡単となる。
【0013】また、電磁式流量方向制御弁が高い位置に
設けられるため、湿地帯等での作業が多いクローラ車両
にあっても、電気系統の故障を防止できる。
【0014】走行モータへの一対の高圧配管、または走
行モータからの一対の低圧配管はそれぞれスイベルジョ
イントの下方で接続してもよい。
【0015】また、電磁式流量方向制御弁等の方向切換
弁の制御圧として走行モータに供給される配管圧力から
減圧弁を通して減圧した圧力を用いるようにしてもよ
い。このようにすることにより切換弁の制御部の耐久性
の向上と小形化を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説
明する。図1は本発明をクローラ式パワーショベルに適
用した実施例であり、本発明に係る車両は、走行用モー
タを具備した走行フレーム部、各々の油圧モータにブレ
ーキを付与する各々のパーキングブレーキおよびスイベ
ルジョイントを介して走行フレーム部に旋回可能に設け
られた上部旋回部を有している。
【0017】図1は本発明に係るパワーショベル走行油
圧回路の一実施例の回路図であり、図2は本発明に係る
スイベルジョイントの一実施例の概念断面図、図3は本
発明に係るスイベルジョイントの他の実施例の概念断面
図である。
【0018】パワーショベルは通常左右の車輪がそれぞ
れ別個の走行用油圧モータにより駆動されるが、図1に
おいては左側の走行油圧モータのみの油圧回路を示して
おり、右側については左側と同様であるので細部の図示
を省略している。
【0019】図1においてオイルタンク10から油圧ポ
ンプ11、21により汲上げられた圧油は高圧配管13
からスイベルジョイント41を通り、更に高圧配管14
を通り、本発明の方向切換弁の一実施例である電磁比例
制御弁15の入力ポートに供給される。なお、油圧ポン
プ11、21とスイベルジョイント41の間の高圧配管
13には、通常のパワーショベル走行油圧回路と同様
に、リリーフ弁12、22が設けられている。
【0020】電磁比例制御弁15の出口ポートはカウン
ターバランス弁16に連結しており、カウンターバラン
ス弁16の配管にはリリーフ弁17が設けられており、
カウンターバランス弁16およびリリーフ弁17により
所謂ブレーキバルブ18が構成されている。
【0021】ブレーキバルブ18から、高圧選択弁3
5、パイロット弁36およびモータ容量制御(二速制
御)アクチュエータ37を介して、パワーショベル走行
油圧モータ19に連結している。更に、パワーショベル
走行油圧モータ19からの戻り油は排油管路38を介し
てオイルタンク10に戻入される。
【0022】パイロット弁36は、クローラ車両の上部
旋回部に設置された運転席のマニュアルレバー31a付
きの二速切換弁31からモータ容量制御ライン32を通
じて供給される制御油圧により制御され、パワーショベ
ル走行用油圧モータ19の容量制御(二速制御)を行
い、パワーショベルの走行モードを高速モード、低速モ
ードに切換えるものである。
【0023】また、電磁比例制御弁15は、上部旋回部
に設けられたジョイスティック(図示せず)等から発せ
られ制御線39から伝えられる電気信号により制御さ
れ、パワーショベル走行用油圧モータ19への圧力流体
の供給を制御してパワーショベルの前進、後進および停
止を制御するものである。
【0024】図2においては、走行フレーム部と上部旋
回部との間に設けられ、上部旋回部を走行フレーム部に
対して旋回可能とするスイベルジョイント41の概念断
面図を示している。
【0025】図2に示されるように、本実施例のスイベ
ルジョイント41には、2本の高圧ライン(高圧管路)
13、13、1本の低圧ライン(排油管路)38、モー
タ容量制御ライン32および電磁比例制御弁15の制御
線39の通過孔40等の配管供給口が設けられているに
過ぎず、本発明によれば従来装置に比較して高圧ライン
の本数を少なくできるために、スイベルジョイント41
に設ける穴の数を少なくすることができるという利点が
ある。
【0026】更に、図3に示すように、高圧ライン13
を1つに纏めることにより、スイベルジョイント41に
形成する孔の数を更に減少させることもできる。
【0027】本実施例においては、スイベルジョイント
41の下流側に電磁比例制御弁15を設けているが、ス
イベルジョイント41部における電磁比例制御弁15へ
の信号伝達は、直流モータ等に広く使用されているブラ
シ方式を用いることにより確実に行うことができる。
【0028】なお、上記実施例においては電磁比例制御
弁15を用いているが、電磁比例制御弁15に代えて油
圧パイロット操作方式の方向切換弁とすることもでき
る。この場合にも油圧パイロット操作方式においては作
動油圧は一平方センチメートル当り35kgと低圧であ
るのでスイベルジョイント41を用いて油圧を供給する
ことができる。
【0029】他の実施例を図4を参照して説明する。図
4においては、図1と上下が逆になっていること、左右
の油圧回路が示されていること、図1の走行油圧モータ
19が二速(高速、低速)切換え可能であったのに対
し、図4の走行油圧モータ19が一速であること、およ
び図4の電磁比例制御弁15の制御圧油を走行油圧モー
タ19へ供給される作動油圧を減圧弁で減圧して使用し
ている点で大きく相違している。
【0030】すなわち、図4においてオイルタンク10
から油圧ポンプ11により汲上げられた圧油は高圧配管
13からスイベルジョイント41を通り、更に高圧配管
14を通り、本発明の方向切換弁の一実施例である電磁
比例制御弁15の入力ポートに供給される。なお、油圧
ポンプ11とスイベルジョイント41の間の高圧配管1
3には、図1のパワーショベル走行油圧回路と同様に、
リリーフ弁(図示せず)が設けられていてもよい。
【0031】電磁比例制御弁15は、2つの電磁ソレノ
イド71、72を具備し、電磁ソレノイド71、72は
上部旋回部に設けられたジョイスティック50等から発
せられスイベルジョイント41部のブラシ式信号接続装
置51を通じ制御線39から伝えられる電気信号によ
り、例えばパルス幅変調制御(PWM)により制御さ
れ、パワーショベル走行用油圧モータ19への圧力流体
の供給を制御してパワーショベルの前進、後進および停
止を制御するものである。なお、図4の表示において
は、省略しているが、制御線39が先の実施例と同様に
スイベルジョイント41を通っている。図4において、
電磁比例制御弁15の制御圧は、走行モータ19への高
圧配管14から減圧弁52を介して供給されており、制
御弁15の制御部の耐久性の向上と小形化を図ってい
る。
【0032】電磁比例制御弁15の出口ポート(Aポー
ト81、Bポート82)はカウンターバランス弁16に
連結しており、カウンターバランス弁16はパワーショ
ベル走行油圧モータ19に連結している。更に、パワー
ショベル走行油圧モータ19からの戻り油は排油管路3
8を介してオイルタンク10に戻入される。図4の符号
53は走行油圧モータ19にブレーキを付与するパーキ
ングブレーキであり、カウンターバランス弁16が中立
位置になると切換弁54によりパーキングブレーキ53
が作動される。
【0033】電磁比例制御弁15の取付け方法は、図5
に示すようにクローラ車両の走行装置、すなわち、ブレ
ーキ弁、走行モータの近傍に取付けてもよい。この場合
にスイベルジョイント41から電磁比例制御弁15への
配管は図5に示すようにスイベルジョイントの下部にお
いてそれぞれの走行モータ19へ分岐した2本の高圧配
管および走行モータから戻りの低圧配管38が接続する
ことになる。また、図5に示す実施例においては、油圧
モータ19からのドレン通路38と電磁比例制御弁15
内の排油通路38とを、電磁比例制御弁15のケース内
で接続しており、ドレン用の特別なパイプを設ける必要
はない。
【0034】本発明の方向切換弁としての電磁比例制御
弁15の他の取付け方法としては、スイベルジョイント
41の直下にスイベルジョイントと重ねて設ける方法が
ある。このようにすることにより、比較的湿地帯等にお
いて作業することが多いパワーショベルなどの車両にお
いて、比例電磁制御弁15が水などによって損傷した
り、比例電磁制御弁15の制御用電気信号がリークする
ことを防ぐことができる。
【0035】この実施例を図6から図9を参照して説明
する。図6は図4で囲まれた部分Aを示しており、図6
においてスイベルジョイント41は内部に油圧配管が形
成されている。スイベルジョイント41の回動軸61の
上部にはアース線を含む制御線に接続されたスリップリ
ング62が装着されており、このスリップリング62に
対して筒状をしたチャンバーの内部に設けられたブラシ
63a、63b、63c、63d、63eが接触し、こ
の接触により電磁比例制御弁15に信号を伝達するよう
になっている。なお、図8の符号64、65は絶縁材で
ある。上述したスリップリング62およびブラシ63
a、63b、63c、63d、63eは全体として信号
線接続装置51を構成している。スイベルジョイント4
1には前述の高圧配管13から圧油が供給され、これは
電磁比例制御弁15に高圧通路14を通じて供給され
る。また、戻りの低圧は配管38を通り戻され、そして
スイベルジョイント41を通りタンク10へ流入され
る。更に、上下2段に設けられた電磁比例制御弁15の
最下段部には減圧弁52が取付けられており、スイベル
ジョイントから供給される通路14の圧油をブロック5
3内部で受取り、作動油圧の一部を減圧し、これをブロ
ック53内に設けた図示しない通路を通って上下2段に
設けられた左右の走行モータ19用の電磁比例制御弁1
5のCポート76に制御圧として導くようになってい
る。
【0036】この実施例に用いている電磁比例制御弁1
5の構造を図9に基いて説明する。電磁比例制御弁15
には2つの電磁弁、すなわち、電磁弁71および電磁弁
72を有しており、また電磁比例制御弁15内には両端
部に2つの室、Aチャンバー73および左側のBチャン
バー74が設けられており、この間の円筒部にスプール
75が左右に移動可能に密封状に装着されている。スプ
ール75には2つのランド、すなわち、Aポート81に
対向するランド75aおよびBポート82に対向するラ
ンド75b、並びに高圧配管14に連なるPポート83
に対向するランド75cが設けられている。符号77は
公知のスプールセタリング機構を示す。
【0037】前述の減圧弁52により減圧された圧油は
Cポート76に供給される。Cポート76は電磁弁71
を介してAチャンバー73に、また電磁弁72を介して
Bチャンバー74に連通しており、電磁弁71を励磁す
ることによりCポート76からの制御圧をAチャンバー
73に流入可能の構造となっており、これにより高圧配
管13に繋がるPポート83とBポート82が接続し、
タンク10に繋がるTポート84とAポート81が繋が
る。一方、電磁弁72を励磁するとCポート76からの
制御圧をBチャンバー74に流入可能としており、高圧
配管14に繋がるPポート83とAポート81が接続
し、タンク10に繋がるTポート84とBポート82が
接続する。
【0038】上述のようにして、電磁弁71および電磁
弁72を作動させることにより、比例電磁流量方向制御
弁15からの圧油の方向および流量を制御することがで
きる。なお、電磁弁71を通電していないときは、Aチ
ャンバー73は電磁弁71を介して低圧通路に接続して
いる。一方、同様に電磁弁72を通電していないときは
Bチャンバー74を電磁弁72を介して低圧通路に接続
するようにしている。
【0039】本発明は、車両走行用モータを具備した走
行フレーム部、各々の油圧モータにブレーキを付与する
パーキングブレーキおよびスイベルジョイントを介して
該走行フレーム部に旋回可能に設けられた上部旋回部か
らなる車両であれば、パワーショベルに限らず、ミニシ
ョベルを含み、いかなる形式の車両にも適用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によればスイベルジョイント内の
高圧および低圧油路の数を減少することができ、耐圧性
能の向上により小型化することができ、パワーショベル
等の車両の走行油圧回路が安価にできる。
【0041】また本発明によれば、高圧油圧配管を減少
することができるので油漏れの可能性が少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をパワーショベル走行油圧回路に実施し
た一実施例の回路図である。
【図2】本発明に係るスイベルジョイントの一実施例の
概略断面図である。
【図3】本発明に係るスイベルジョイントの他の実施例
の概略断面図である。
【図4】本発明をパワーショベル走行油圧回路に実施し
た他の実施例の回路図である。
【図5】本発明の方向切換弁としての電磁比例制御弁を
走行モータの近傍に取付けた実施例の斜視図である。
【図6】本発明の方向切換弁としての電磁比例制御弁を
スイベルジョイントの直下に重ねて配置した実施例の一
部断面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6に示すスイベルジョイントのVIII−VIII断
面図である。
【図9】図6および図7に示した比例制御弁の断面図で
ある。
【図10】従来装置の概略斜視図である。
【符号の説明】 10 オイルタンク 11 油圧ポンプ 12 リリーフ弁 13 高圧配管 14 高圧配管 15 電磁比例制御弁(方向切換弁) 16 カウンターバランス弁 17 リリーフ弁 18 ブレーキバルブ 19 走行油圧モータ 21 油圧ポンプ 22 リリーフ弁 31 二速切換弁 32 モータ容量制御ライン 35 高圧選択弁 36 パイロット弁 37 モータ容量制御(二速制御)アクチュエータ 38 排油管路 39 電磁比例制御弁の制御線 40 制御線の通過孔 41 スイベルジョイント

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ車両走行用モータを具備した走
    行フレーム部およびスイベルジョイントを介して該走行
    フレーム部に旋回可能に設けられた上部旋回部からなる
    クローラ車両において、前記走行用モータの方向切換弁
    を前記スイベルジョイントと前記走行用モータとの間に
    設置したことを特徴とするクローラ車両走行油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記方向切換弁が電磁ソレノイドを具備
    した電磁式流量方向制御弁であることを特徴とする請求
    項1に記載のクローラ車両走行油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記電磁式流量方向制御弁が走行モータ
    と一体化されていることを特徴とする請求項2に記載の
    クローラ車両走行油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記スイベルジョイントの直下に前記電
    磁式流量方向切換弁を重ねて配置したことを特徴とする
    請求項2に記載のクローラ車両走行油圧回路。
  5. 【請求項5】 一対の高圧配管、一対の低圧配管を夫々
    前記スイベルジョイントの下方で接続したことを特徴と
    する請求項2に記載のクローラ車両走行油圧回路。
  6. 【請求項6】 前記方向切換弁と前記走行モータへの供
    給配管の間に減圧弁を設け、該方向切換弁の制御圧に減
    圧弁圧力を用いるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のクローラ車両走行油圧回路。
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