JPH11269065A - 癌細胞のアポトーシス耐性の克服剤 - Google Patents

癌細胞のアポトーシス耐性の克服剤

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JPH11269065A
JPH11269065A JP6966398A JP6966398A JPH11269065A JP H11269065 A JPH11269065 A JP H11269065A JP 6966398 A JP6966398 A JP 6966398A JP 6966398 A JP6966398 A JP 6966398A JP H11269065 A JPH11269065 A JP H11269065A
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JP
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cells
apoptosis
adriamycin
cancer
formula
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JP6966398A
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English (en)
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Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Kazuo Umezawa
一夫 梅澤
Tsutomu Sawa
力 澤
Takashi Hori
隆 堀
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Microbial Chemistry Research Foundation
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Microbial Chemistry Research Foundation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドリアマイシンのような抗癌剤によりアポ
トーシス細胞死を誘導されるのに耐性を有する種類のヒ
ト癌細胞を、アポトーシス感受性に改変する作用を有す
る新しい薬剤を提供することを目的とする。 【解決手段】 2,5−ジヒドロキシ桂皮酸エチルエス
テルは膵癌細胞のアポトーシス耐性を解消又は軽減する
作用を有することが発見されて、該化合物を有効成分と
する癌細胞アポトーシス耐性の克服剤又は軽減剤が得ら
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、癌細胞にアポトー
シスを誘発する作用を有する抗癌剤に対してアポトーシ
ス耐性を有する種類の癌細胞をアポトーシス感受性に改
変させる作用を有する、癌細胞アポトーシス耐性の克服
剤、すなわち要約的に言えば、抗癌剤に対する癌細胞ア
ポトーシス耐性の克服剤又は軽減剤に関する。
【0002】
【従来の技術】日本では毎年あたりの癌死人口が約20万
人に達しており、癌が死亡原因の第一位を占めている。
癌は正常細胞が遺伝子レベルで変異し、異常増殖能、転
移能を獲得して起こる細胞異常の疾患である。癌の治療
には外科療法、化学療法あるいは免疫療法等が行われる
が、その治療の効果は限られており、特に進行した癌の
場合では殆ど治療成果をあげていない。例えば、化学療
法においては、白血病の治療にアドリアマイシン等の抗
癌剤の投与が有効な場合があるが、膵癌等の固形癌の治
療にはすべての既用の抗癌剤は有意の効果を示さない場
合が多い。
【0003】このような固形癌に有効である新しい化学
療法剤は長年にわたり、多くの研究機関で探索されてい
るが、満足な成功を得られないで終っている。そこで、
固形癌それ自体の性質を根拠に利用する新しい方法によ
る固形癌の新化学療法と、これに用いられる有効な新薬
剤とが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、1970年代に細胞
死の新しい概念としてアポトーシスが報告された〔Int.
Rev. Cytol.68巻 251頁(1980)〕。従来から知られてい
た細胞死の概念のネクローシスと比較すると、アポトー
シスは、細胞死を起させる刺激を与えて以後、細胞死の
起きるまでの時間がネクローシスより短いこと、また癌
の周りの周辺組織に炎症を起こさないことなどの特徴が
ある。その後、アドリアマイシン、シスプラチン等の多
くの抗癌剤は、いくつかの培養細胞にアポトーシスを誘
導する作用を有することが報告された〔Cancer Res. 53
巻 1845頁(1993)およびExp. CellRes. 211巻 231頁(19
94)〕。
【0005】しかし、これらの抗癌剤としてのアドリア
マイシン、シスプラチン等は、白血病細胞や、癌ウイル
ス等で人為的に作製された実験的な癌細胞に対しては
細胞のアポトーシスを誘導するが、多くの自然発生のヒ
ト固形癌細胞に対しては アポトーシスを誘導しないこ
ともわかってきた〔臨床医,21巻 No.9, 42−45頁(199
5)〕。そこで、これらの従来の既用の抗癌剤に対しては
これら抗癌剤によりアポトーシスを誘導されない性質を
有する、すなわちアポトーシス耐性である種類のヒト固
形癌細胞を、アポトーシス感受性である性質に改変する
作用を有する新しい薬剤が新らたに見出されて、これを
固形癌の担癌患者に既用の抗癌剤と共に併用投与すれ
ば、従来既用の抗癌剤が、固形癌細胞にも有効になると
予想的に考えられる。
【0006】本発明の目的は、アドリアマイシンのよう
な、ある種の癌細胞に対してアポトーシスを誘導させる
作用を有する抗癌剤に対してはアポトーシス耐性である
性質をもつ種類のヒト固形癌細胞を、アポトーシス感受
性である性質に改変できる薬理作用を有する新しい薬剤
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような本発明の目
的を達成するために、本発明者らは種々研究を行ってき
た。その結果、毒性の少ないチロシン・キナーゼ阻害剤
として既知である2,5−ジヒドロキシ桂皮酸エチルエ
ステルの薬理作用を調べる過程において、アドリアマイ
シンに対してアポトーシス耐性であると本発明者らによ
り今回発見されたヒト膵癌細胞AsPC-1細胞がin vitro
試験でアドリアマイシンと2,5−ジヒドロキシ桂皮酸
エチルエステルとの両方を併用して処理された時にアポ
トーシスによる細胞死を誘導できたことが見出された。
この場合、2,5−ジヒドロキシ桂皮酸エチルエステル
単独を用いて上記AsPC-1細胞を処理しても、アポトー
シスによる細胞死を全く誘導できないことも認められ
た。
【0008】従って、本発明においては、次式 で表される2,5−ジヒドロキシ桂皮酸エチルエステル
を有効成分として含有することを特徴とする、抗癌剤に
対する癌細胞のアポトーシス耐性の克服剤が提供され
る。
【0009】本発明による癌細胞のアポトーシス耐性の
克服剤は、有効成分としての上記の式(A)の化合物
を、通常の固体状又は液体状の担体、例えばでんぷん、
グルコース、水、生理食塩水、エタノールと混和してあ
る組成物の形に調合できる。そして、経口投与あるいは
静脈内投与に適する既知の剤型に製剤できる。
【0010】式(A)の化合物、すなわち2,5−ジヒ
ドロキシ桂皮酸エチルエステルは、アドリアマイシンの
ような抗癌剤に対してアポトーシス耐性を示す種類の癌
細胞を、アポトーシス感受性である性質に改変する作用
を上記のように有するが、この作用は全く予想外のこと
である。何故ならば、この作用は対応の2,5−ジヒド
ロキシ桂皮酸ブチルエステルもヘキシルエステルも示さ
ないからである。
【0011】本発明のアポトーシス耐性克服剤は、抗癌
剤に対してアポトーシス耐性を有する種類の癌細胞の該
アポトーシス耐性を解消又は軽減する薬剤であると見る
こともでき、そして本発明による克服剤は、膵癌等のよ
うに、抗癌剤の投与によっては癌細胞のアポトーシスを
起こしにくい癌細胞で起された癌の治療において、その
抗癌剤に対する癌細胞のアポトーシス耐性を克服又は軽
減できる癌治療薬である。本発明の薬剤を抗癌剤と併用
して投与すると、癌細胞のアポトーシス耐性を克服又は
軽減できることにより固形がん患者に治療効果を奏する
ことができる。
【0012】上記の式(A)の化合物は、チロシン・キ
ナーゼ阻害剤として合成された化合物〔J. Antibiot. 4
5巻、280頁(1992)〕であり、ヒト上皮癌A431細胞のEG
FレセプターのチロシンキナーゼをIC50濃度が0.17μ
g/ml(0.81μM)で阻害する酵素阻害活性を有するもの
である。
【0013】ヒト膵癌細胞AsPC-1細胞は「In Vitro. 18
巻 24頁(1982)」に記載される癌細胞であり、これはア
ドリアマイシンのような抗癌剤に対してきわめて強いア
ポトーシス耐性を示すが、他方、別のヒト膵癌細胞BxPC
-3細胞〔CancerInvestigation, 4巻 15頁(1986)に記
載〕はアドリアマイシンによるアポトーシス感受性であ
る。例えばアドリアマイシンは3μg/mlの濃度で24時間
内にBxPC-3細胞にアポトーシスを誘導するが、AsPC-1細
胞には30μg/mlの濃度でもアポトーシスを誘導しないこ
とが今回認められた。アドリアマイシンは前記の両方の
細胞にIC50濃度が0.06−0.07 μg/mlで細胞増殖の抑
制効果と細胞周期の抑制効果とを示すので、アドリアマ
イシンに対するAsPC-1細胞の耐性は一般にみられる薬剤
排出による薬剤耐性ではなくて、アポトーシス耐性であ
ると認められる。このAsPC-1細胞をアドリアマイシンと
共に式(A)の化合物で処理すると、アドリアマイシン
によるアポトーシスが誘導できるようになるのであるこ
とが本発明者らにより今回、発見された。
【0014】本発明の克服剤において有効成分として用
いられる式(A)の化合物の製造方法は「J. Antibio
t.」45巻 280頁(1992)に記載される。次に、ブロモ酢酸
エチルから出発する式(A)の化合物の製造例を下記の
参考例1を示す。
【0015】参考例1 ブロモ酢酸エチルは市販品(東京化成社製)を用いた。こ
のブロモ酢酸エチルの4mlとトリフェニルホスフィン9.
47gを反応させて(カルボエトキシメチル)トリフェニル
ホスホニウム・ブロマイドの白色粉末 16.94g(収率 10
0%)を得た。次に、この化合物 16.94gを水 200mlに攪
拌溶解しpH指示用のフェノールフタレイン溶液を一滴加
え、反応系の水が赤くなるまで1N NaOH水溶液を加え
た。反応が進むにつれ白色沈殿が生じた。反応系を酢酸
エチル 200mlで3回抽出し、その抽出液である有機層を
硫酸ナトリウムで脱水させて綿濾過後、その濾液を濃縮
してトリフェニルホスホラニリデン酢酸エチルエステル
の白色固体 11.10g(収率88.44%)を得た。
【0016】この白色固体の0.2301gと2,5−ジヒド
ロキシベンズアルデヒド0.0913gとを反応させると、黄
色固体の2,5−ジヒドロキシ桂皮酸エチルエステルの
0.0858g(収率62.4%)を得た。この生成物は黄色固体
であって分子式:C11124、分子量208.21であり、
シリカゲル薄層クロマトグラフィーでRf値が0.48(ク
ロロホルム/メタノール=10/1で展開)である。
【0017】次に、抗癌剤に対してアポトーシス耐性で
ある種類の癌細胞に対する式(A)の化合物の改変作用
の試験を次の試験例1に示す。
【0018】試験例1 抗癌剤アドリアマイシンに対する癌細胞のアポトーシス
耐性を克服する作用の有無について、式(A)の化合物
の効果を試験するための細胞系としてヒト膵癌細胞AsPC
-1を用いた。この細胞のアドリアマイシンに対するアポ
トーシス耐性は本発明者らにより今回発見したものであ
る。
【0019】(i)アポトーシスの誘導の評価のための
癌細胞の薬剤処理 ヒト膵癌AsPC-1細胞を1×105 cells/mlの割合で1mlず
つ、培養液を入れてあり且つあらかじめカバーガラスを
置いた12穴-プラスチックプレートに蒔き、1日培養し
た。プレート内の培養液に試験すべき供試物質の溶液を
添加して癌細胞を薬剤処理した後、48時間たってから培
養液を除去した。前記の薬剤処理において、前記の供試
物質として、アドリアマイシン(DMSOに一旦アドリアマ
イシンを溶かしその後に水で希釈したアドリアマイシン
溶液)の3μg/mlの単独あるいはチロシキナーゼ阻害剤
erbstatinの単独、もしくは2,5−ジヒドロキシ桂皮
酸のエチルエステル、ブチルエステル又はヘキシルエス
テル(メタノール溶液)の10μg/mlの単独を用いるか、
あるいはアドリアマイシンと erbstatin又は後者エステ
ルとを併用して薬剤処理した。
【0020】(ii)アポトーシスの評価 薬剤処理から24時間後に、処理された細胞にホルマリン
を1ml加え、4℃で15分間静置することで細胞を固定化
した。その後に緩衝液PBS-(NaCl 8.0g/l,KCl 0.2g/
l, Na2HPO4H2O 2.31g/l, KH2PO4 0.2g/l)で細胞を1回
洗浄し、10μg/mlの Hoechst 33258染料を含むPBS-
の1mlを加え、暗所にて5分間静置して細胞を染色し
た。この染色処理後に、PBS- で1回洗浄し、カバー
ガラスを外し、50%含水のグリセロールを一滴のせたス
ライドグラス上に移して乗せた染色細胞を、蛍光顕微鏡
にて観察した。この際に、蛍光顕微鏡の一視野の細胞数
は約100個とした。染色された細胞のうち、核の凝縮や
分断化を起こした細胞を、アポトーシスを誘導された細
胞とみなした。
【0021】アドリアマイシンおよび式(A)の化合物
(略号:2,5−EtC)の両方で薬剤処理してから48時間
後に、アポトーシスを起こしたと蛍光顕微鏡下に観察さ
れた染色ずみ細胞の全細胞数に対する百分率の値を算出
した。また、アドリアマイシン単独で細胞を処理した試
験群についても、アポトーシスを起したと観察された細
胞の全細胞数に対する百分率の値を算出した。さらに、
比較薬剤としてerbstatinの単独、あるいは2,5−ジ
ヒドロキシ桂皮酸エチルエステル(2,5−EtC)の単独
で細胞を処理した試験群と、2,5−ジヒドロキシ桂皮
酸ブチルエステル(略号:2,5−BuC)の単独で又は
2,5−ジヒドロキシ桂皮酸ヘキシルエステル(略号:
2,5−HeC)の単独で細胞を処理した試験群とについて
も、同様にして、アポトーシスを起した細胞数の百分率
(全細胞数に対する)の値を算定した。さらにまた、これ
らの比較薬剤の各々一つとアドリアマイシンとを併用し
て細胞を処理した試験群についても、アポトーシスを起
した細胞数の百分率を同様に算定した。なお、AsPC-1細
胞に代えてBxPC-3細胞をアドリアマイシン単独で同様に
処理した場合も、同様に試験した。
【0022】得られた結果を次の表1に要約して示す。
【0023】上記の表1から認められるように、AsPC-1
細胞に対して、アドリアマイシンと併用された場合の既
知のチロシンキナーゼ阻害剤 erbstatinは、若干のアポ
トーシスを誘導させたが、アドリアマイシンと併用され
た場合の本発明の有効成分化合物2,5−EtC は癌細胞
AsPC-1により強力にアポトーシスを誘導させた。2,5
−BuC と2,5−HeC には効果が認められなかった。Bx
PC-3細胞は供試物質の単独で処理した場合、その後48時
間内に細胞がはがれて浮いてしまうので、アドリアマイ
シン単独で24時間処理したところ、アドリアマイシン単
独でもアポトーシスを誘導した。
【0024】(iii) 細胞の増殖抑制 10%FBSを含むRPMI1640培地で培養しているAsPC-1細
胞、あるいはBxPC-3細胞を48穴プラスチックプレートに
3×103 cells/wellの割合で蒔き、1日後にアドリアマ
イシンを添加して処理した。アドリアマイシン添加から
48時間にわたって細胞をインキュベートした後に生細胞
数を計数した。細胞の増殖率は、薬剤を添加していない
対照試験群の各細胞数(約 1.3×104個)を 100%とす
る基準で算定された。この算定基準で、細胞の増殖を50
%阻害するアドリアマイシン濃度(IC50値)を測定し
た。
【0025】その結果を次の表2に示す。
【0026】上記の表2の結果が示すように、AsPC-1細
胞では、アポトーシス感受性型のヒト膵癌細胞BxPC-3と
比較して、細胞の増殖がアドリアマイシンにより同等な
程度に抑制されて阻害される。BxPC-3細胞ではアドリア
マイシン3μg/mlでアポトーシスが容易に誘導されるの
に対し、AsPC-1細胞では全く誘導されない。しかし、As
PC-1細胞においてアドリアマイシンに加えて2,5−Et
C を併用して処理するとアポトーシスが起きるようにな
った。
【0027】従って、臨床上は治療が殆ど不可能である
と見られている膵癌において、本発明を利用すると、ア
ドリアマイシン等の抗癌剤の作用を改善できるから、あ
る種の膵癌を治療できる可能性が得られたことが示唆さ
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(A) で表される2,5−ジヒドロキシ桂皮酸エチルエステル
    を有効成分として含有することを特徴とする、抗癌剤に
    対する癌細胞のアポトーシス耐性の克服剤。
JP6966398A 1998-03-19 1998-03-19 癌細胞のアポトーシス耐性の克服剤 Pending JPH11269065A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000061141A3 (en) * 1999-04-09 2001-03-01 Au Jessie L S Methods and compositions for enhancing delivery of therapeutic agents to tissues
WO2008020028A1 (en) * 2006-08-16 2008-02-21 Action Medicines, S.L. 2,5 dihydroxybenzene compounds for the treatment of rosacea
EP1404643A4 (en) * 2001-05-29 2008-05-07 Univ Vanderbilt CLEAR SURFACTANTS AND METHODS OF USE THEREOF

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