JPH11268593A - 車載用音響装置の自動調整装置及び車内における乗車者位置認識装置 - Google Patents

車載用音響装置の自動調整装置及び車内における乗車者位置認識装置

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JPH11268593A
JPH11268593A JP7792898A JP7792898A JPH11268593A JP H11268593 A JPH11268593 A JP H11268593A JP 7792898 A JP7792898 A JP 7792898A JP 7792898 A JP7792898 A JP 7792898A JP H11268593 A JPH11268593 A JP H11268593A
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JP
Japan
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user
vehicle
sound
microphones
automatic adjustment
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JP7792898A
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Mitsuru Yamane
満 山根
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内における乗車者の位置を認識して各再生
信号の時間軸上の補正を自動的に行なうことができる車
載用音響装置の自動調整装置及び車内における乗車者位
置認識装置を提供すること。 【解決手段】 複数個のスピーカ21L〜24Rを備え
た車載用音響装置10における音響調整を行なう際、車
内の複数箇所にそれぞれ配設され、前記車内にいるユー
ザの声を検出する複数個のマイク31〜33と、前記各
マイクからの検出信号の時間差を検出して、前記ユーザ
の位置を演算する信号処理部40と、前記信号処理部で
演算された前記ユーザの位置に基づいて、前記各スピー
カからの音声が前記ユーザの位置に同時に達するよう
に、複数の再生信号を時間軸上の補正により音響調整し
てそれぞれ対応する前記スピーカに出力する調整部12
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個のスピーカ
を備えた車載用音響装置における音響調整を行なうため
の自動調整装置及び車内における乗車者の位置を認識す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用音響装置は、例えばカセッ
トテーププレーヤ,コンパクトディスク(CD:登録商
標)プレーヤ,ミニディスク(MD:登録商標)プレー
ヤやFM−AMチューナ等の再生信号を生成するための
再生部と、再生部で生成された再生信号に関して音響調
整を行なう調整部と、調整部で音響調整された再生信号
を増幅する増幅部と、増幅部で増幅された再生信号を音
声に変換するスピーカとを備えている。
【0003】ここで、スピーカは、ステレオ再生のため
に自動車の車室内にて少なくとも左右に配設、例えば図
4に示すように、複数個(この例では8個)のスピーカ
21L,21R,22L,22R,23L,23R,2
4L,24Rが、左右対称の複数箇所(この例では8個
所)にそれぞれ配設されている。このような構成におい
て、再生部からの複数の再生信号が、調整部及び増幅部
を介してスピーカ21L〜24Rにそれぞれ入力される
ことにより、音声が各スピーカ21L〜24Rから発生
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
車載用音響装置が設置される自動車の車室内は狭いた
め、各スピーカ21L〜24RとシートSとの配置の自
由度が小さくなり、シートSに座っているユーザが例え
ば左右のスピーカ21L,21Rの中間位置で音声を聴
取することは実際には不可能である。このため、調整部
において各スピーカ21L〜24Rに対する再生信号を
時間軸上にて補正することにより、各スピーカ21L〜
24Rからの音声がシートSに座っているユーザに同時
に達するようにしている。
【0005】これにより、シートSに座っているユーザ
は、各スピーカ21L〜24Rからの音声を時間差なし
に聴取できることになり、各スピーカ21L〜24Rの
中間位置に居る場合と同様の音声を聴取することができ
る。しかしながら、上述した調整部における各再生信号
の時間軸上の補正は、シートSに座っているユーザが、
各スピーカ21L〜24Rからの音声を聴きながら、手
作業によって行なっているので、正確な時間軸上の補正
を行なうことは困難であった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、車内における
乗車者の位置を認識して各再生信号の時間軸上の補正を
自動的に行なうことができる車載用音響装置の自動調整
装置及び車内における乗車者位置認識装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、複数個のスピーカを備えた車載用音響装置におけ
る音響調整を行なうための自動調整装置であって、車内
の複数箇所にそれぞれ配設され、前記車内にいるユーザ
の声を検出する複数個のマイクと、前記各マイクからの
検出信号の時間差を検出して、前記ユーザの位置を演算
する信号処理部と、前記信号処理部で演算された前記ユ
ーザの位置に基づいて、前記各スピーカからの音声が前
記ユーザの位置に同時に達するように、複数の再生信号
を時間軸上の補正により音響調整してそれぞれ対応する
前記スピーカに出力する調整部とを備えることにより達
成される。
【0008】上記構成によれば、信号処理部は、各マイ
クによって拾われたユーザが発した調整のための声の時
間差を検出し、この時間差から音速によって距離差を演
算し、既知のスピーカの位置に基づいてユーザの位置を
演算する。調整部は、信号処理部で演算されたユーザの
位置に基づいて、各スピーカに対する再生信号の時間軸
上の補正を行なう。従って、各スピーカからの音声は、
ユーザの位置に同時に達するようになるので、ユーザ
は、各スピーカの中間位置に居るのと同様の音声を聴取
することになり、臨場感のある再生音を鑑賞することが
可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に
述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの態様に限られるものではな
い。
【0010】図1は、本発明による自動調整装置の一実
施形態を備えた車載用音響装置の構成を示している。こ
の車載用音響装置10は、再生信号を生成するための再
生部11と、再生部11で生成された再生信号に関して
音響調整を行なう調整装置12と、調整装置12で音響
調整された再生信号を増幅する増幅部13と、増幅部1
3で増幅された再生信号を音声に変換するスピーカシス
テム20と、さらに車内に居るユーザの声を検出するマ
イクシステム30と、マイクシステム30で検出された
声の信号を処理する信号処理部40を備えている。
【0011】再生部11は、例えばカセットテーププレ
ーヤ,コンパクトディスク(CD)プレーヤ,ミニディ
スク(MD)プレーヤやFM−AMチューナ等であっ
て、各媒体の再生を行なうことにより、あるいは電波を
受信することにより、公知の如く再生信号を生成するよ
うに構成されている。調整装置12は、再生部11から
の複数の再生信号をそれぞれ時間軸上にて補正を行なう
と共に、例えばイコライズ等の各種音響調整を行なうよ
うに構成されている。
【0012】増幅部13は、各再生信号をそれぞれ増幅
するように構成されている。スピーカシステム20は、
例えば図4に示すように、自動車の車室内にて左右対称
の複数箇所(この例では8個所)に配設された複数個
(この例では8個)のスピーカ21L,21R,22
L,22R,23L,23R,24L,24Rから構成
されている。
【0013】マイクシステム30は、例えば図4に示す
ように、自動車の車室内でシートSに座るユーザを包囲
するように分散配置された複数個(この例では3個)の
マイク31,32,33から構成されている。尚、これ
らのマイク31,32,33のうち、例えば車室前側に
配設されているマイク33は、他の車載用機器、例えば
車載用携帯電話の所謂ハンズフリー装置におけるマイク
を利用するものであってもよい。信号処理部40は、マ
イク31,32,33からの検出信号に基づいてそれら
の信号の時間差を検出し、この時間差に基づいてシート
Sに座っているユーザ位置を演算するように構成されて
いる。
【0014】このような構成において、その動作例を説
明する。再生部11からの複数の再生信号が、調整装置
12によって音響調整された後、増幅部13によって増
幅されてスピーカ21L〜24Rに入力されることによ
り、音声が各スピーカ21L〜24Rから発生される。
ここで、各再生信号の時間軸上の補正は、図2のフロー
チャートに示すようにして行なわれる。先ず、ステップ
ST1にて、ユーザがシートSに座った状態で調整用の
声を発すると、この声が各マイク31,32,33によ
って集音される。
【0015】続いて、ステップST2にて、各マイク3
1,32,33からの検出信号が信号処理部40に入力
されると、この信号処理部40は、最初に声が達するマ
イク33による検出信号に対する他のマイク31,32
による検出信号の遅延時間(時間差)T1,T2を検出
する。ここで、図3に示すように、ユーザの位置を(x
0,y0)とし、各マイク31,32,33の位置をそ
れぞれ(x1,y1),(x2,y2),(x3,y
3)とすると、ユーザの声が各マイク31,32,33
に達する時間は、ユーザと各マイク31,32,33と
の間の距離に比例する。
【0016】従って、ステップST3にて、信号処理部
40は、上記遅延時間(時間差)T1,T2に音速を乗
ずることにより、ユーザの位置(x0,y0)とマイク
33の位置(x3,y3)の距離R0と、ユーザの位置
(x0,y0)と各マイク31,32の位置(x1,y
1),(x2,y2)の距離との距離差R1,R2を次
式(1)〜(3)により求める。
【0017】 (x1−x0)2 +(y1−y0)2 =(R0+R1)2 ・・・(1) (x2−x0)2 +(y2−y0)2 =(R0+R2)2 ・・・(2) (x3−x0)2 +(y3−y0)2 =R02 ・・・(3) 従って、ステップST4にて、信号処理部40は、これ
ら3つの連立方程式から3つの未知数x0,y0,R0
を演算することにより、ユーザの位置(x0,y0)を
検出する。
【0018】次に、ステップST5にて、調整装置12
は、このユーザの位置(x0,y0)に基づいて、各再
生信号について時間軸上の補正を行なうことにより、各
スピーカ21L〜24Rからの音声がユーザの位置(x
0,y0)に同時に到達するようになる。さらに、この
際、調整装置12は、例えばイコライズ等の所望の音響
調整を行なう。以上により、ユーザは、各スピーカ21
L〜24Rの中間位置に居るのと同様の音声を聴取する
ことになり、臨場感のある音声を鑑賞することが可能と
なる。
【0019】尚、上述した車内に居るユーザの声を検出
するマイクシステム30と、マイクシステム30で検出
された声の信号を処理する信号処理部40により、車内
に居るユーザの位置を認識するための乗車者位置認識装
置を構成することができる。
【0020】上述した実施形態においては、スピーカシ
ステム20は、左右対称に配設された8個のスピーカ2
1L〜24Rで構成されているが、これに限らず、任意
の個数のスピーカであっても、また特に低音用スピーカ
に関しては左右対称位置に限らず、本発明を適用するこ
とが可能である。また、マイクシステム30は、3個の
マイク31,32,33で構成されているが、これに限
らず、ユーザを包囲するように分散配置されていれば任
意の個数のマイクであっても、本発明を適用することが
可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、自
動的に各再生信号の時間軸上の補正を行なうことができ
るので、ユーザは、各スピーカの中間位置に居るのと同
様の音声を聴取することになり、臨場感のある再生音を
鑑賞することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動調整装置の一実施形態を備え
た車載用音響装置の構成を示す概略ブロック図。
【図2】図1の自動調整装置における動作を示すフロー
チャート。
【図3】図1の自動調整装置における各マイク位置とユ
ーザ位置との関係を示す概略図。
【図4】一般的な車載用音響装置のスピーカ配置と図1
の自動調整装置におけるマイク配置を示す概略平面図。
【符号の説明】
10・・・車載用音響装置、11・・・再生部、12・
・・調整装置、13・・・増幅部、20・・・スピーカ
システム、21L,21R,22L,22R,23L,
23R,24L,24R・・・スピーカ、30・・・マ
イクシステム、31,32,33・・・マイク、40・
・・信号処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のスピーカを備えた車載用音響装
    置における音響調整を行なうための自動調整装置であっ
    て、 車内の複数箇所にそれぞれ配設され、前記車内に居るユ
    ーザの声を検出する複数個のマイクと、 前記各マイクからの検出信号の時間差を検出して、前記
    ユーザの位置を演算する信号処理部と、 前記信号処理部で演算された前記ユーザの位置に基づい
    て、前記各スピーカからの音声が前記ユーザの位置に同
    時に達するように、複数の再生信号を時間軸上の補正に
    より音響調整してそれぞれ対応する前記スピーカに出力
    する調整部とを備えたことを特徴とする車載用音響装置
    の自動調整装置。
  2. 【請求項2】 前記調整部が、前記各再生信号に対し
    て、時間軸上の補正と共に、他の音響調整を行なうよう
    に構成されている請求項1に記載の車載用音響装置の自
    動調整装置。
  3. 【請求項3】 前記マイクが、他の車載用機器の音声認
    識用マイクを利用したものである請求項1に記載の車載
    用装置の自動調整装置。
  4. 【請求項4】 車内における乗車者の位置を認識する装
    置であって、 前記車内の複数箇所にそれぞれ配設され、前記車内に居
    るユーザの声を検出する複数個のマイクと、 前記各マイクからの検出信号の時間差を検出して、前記
    ユーザの位置を演算する信号処理部とを備えたことを特
    徴とする車内における乗車者位置認識装置。
  5. 【請求項5】 前記マイクが、車載用機器の音声認識用
    マイクを利用したものである請求項4に記載の車内にお
    ける乗車者位置認識装置。
JP7792898A 1998-03-25 1998-03-25 車載用音響装置の自動調整装置及び車内における乗車者位置認識装置 Pending JPH11268593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115262439A (zh) * 2022-06-15 2022-11-01 浙江高信技术股份有限公司 一种降噪护栏及用于城市快速路的主动降噪屏障

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115262439A (zh) * 2022-06-15 2022-11-01 浙江高信技术股份有限公司 一种降噪护栏及用于城市快速路的主动降噪屏障
CN115262439B (zh) * 2022-06-15 2024-01-23 浙江高信技术股份有限公司 一种降噪护栏及用于城市快速路的主动降噪屏障

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