JPH11266201A - 低優先順位トラフィックの自動保護および管理を備えた2ファイバ型双方向リングによる透過的光通信方法および装置 - Google Patents

低優先順位トラフィックの自動保護および管理を備えた2ファイバ型双方向リングによる透過的光通信方法および装置

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JPH11266201A
JPH11266201A JP16199A JP16199A JPH11266201A JP H11266201 A JPH11266201 A JP H11266201A JP 16199 A JP16199 A JP 16199A JP 16199 A JP16199 A JP 16199A JP H11266201 A JPH11266201 A JP H11266201A
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Fulvio Arecco
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークに損傷または故障が生じた
場合に優先的な通信を保護すること。 【解決手段】 それぞれのサポートされた波長の基本通
信チャネルを保護し、別個のチャネル上の臨時的なトラ
フィックをサポートする閉リング型の透過的光通信ネッ
トワーク(100)である。基本チャネル(1)に故障
または劣化が生じた場合には、これらの通信は、臨時チ
ャネル(2)に振り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、それぞれ
のサポートされている波長の基本(principal)通信チ
ャネルの保護と低優先度トラフィックの管理とを提供す
る閉リング型の透過的光通信ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】様々
な点の間の光ファイバ通信における主要な課題は、伝送
手段および/または通信装置の一部への可能性のある損
傷に対して、例えば集中管理などの通信ネットワークの
外部にある要素に依存することなく、また、伝送帯域を
同時的に最大に利用することを可能にする適切な保護を
保証することである。更に、2つのノードの間の通信の
故障(ブレークダウン)がネットワークのそれ以外のノ
ードの間の通信の故障を引き起こさないことが必要であ
る。
【0003】従来技術では、これらの課題を様々な方法
で処理することが試みられてきた。例えば、ヨーロッパ
特許第0729247号には、光ファイバによる同期式
双方向リング・ネットワークが記載されており、そこで
は、リングのそれぞれのファイバが、異なる波長を有す
る2つの信号を扱っている。例えば、1310nmの波
長の信号が動作信号として用いられ、1550nmの信
号がリザーブ信号として用いられている。このネットワ
ークは、故障のない条件では、第1の波長はネットワー
ク要素の間の交換に用いることができ、他方で、同時
に、第2の波長は伝送能力を最大化するのに用いること
ができるように構成されている。故障条件の間には、第
2の波長が用いられる。
【0004】別の例では、ヨーロッパ特許第06779
35号には、多数のステーションS1〜S3を含む通信
ネットワークが開示されている。これらのステーション
は、伝送ラインLTまたはメイン・ループの弧の上に2
つのアクセス・ノードN1、N2を有する閉じた光ルー
プ30の周囲に分配されている。これらの2つのノード
からの情報は、異なる波長の上を搬送される。このルー
プは、また、非常用の光ファイバ31を含み、いずれか
のノードの故障に関して保護されている。データの受信
のためには、ステーションは、通常のループ上の2つの
波長の一方を、または、他方が故障している場合には、
非常用ループを選択する。
【0005】ヨーロッパ特許第0769859号には、
透明的で自己治癒リング型(transparent self-healing
ring)の光通信ネットワークが開示されている。この
ネットワークは、少なくとも2つの光信号追加/脱落ノ
ードに結合された2つの光通信ラインから構成されてい
る。このネットワークでは、追加/脱落ノードの中の少
なくとも1つが、ラインの1つから光信号を選択的に脱
落させることができ、また、ラインのそれぞれに少なく
とも1つの光信号を同時に入力することもできる。
【0006】従来技術では、とりわけ、ITU―Tによ
る勧告G.803では、様々な保護方式を、特に、経路
保護、マルチプレクス・セクション保護(MSP)、マ
ルチプレクス・セクション専用保護リング(MS―DP
RING)、マルチプレクス・セクション共有保護リン
グ(MS―SPRING)を指示している。
【0007】経路保護は、単方向リングだけに適用さ
れ、作業および保護ブランチ上の伝送を複写すること
と、受信機だけにスイッチを設けることから構成され
る。従って、単一のノードが保護を実行し、APS(自
動保護スイッチ)プロトコルを有していないシングルエ
ンドの動作が存在する。経路保護は、また、サブネット
ワーク接続保護としても定義される。
【0008】マルチプレクス・セクション保護(MS
P)は、マルチプレクス・セクション・レベルでの故障
検出に基づく。これは、一方が保護に用いられる2つ以
上の並列マルチプレクス・セクションを特徴とする。故
障の最後においてAPSプロトコルを用いた保護ライン
上の通信のために2つのノードの間の通信が必要となる
ので、これは、デュアル・エンドの動作を有する。
【0009】マルチプレクス・セクション専用保護リン
グ(MS―DPRING)は、1+1の保護を有する単
一方向のリングである。故障条件の下では、データ・ス
トリームの全体は、故障の両側の2つのノードによっ
て、保護チャネルにループされる。このタイプのリング
・クラスの動作は、常に、デュアル・エンドである。S
DHレベルでは、APSプロトコルが要求される。
【0010】マルチプレクス・セクション共有保護リン
グ(MS―SPRING)は、双方向リングであり、内
部および外部リングの容量の半分は、保護のための予備
とされる。この容量は、複数のリンクによって共有され
ることが可能であり、それによって、ネットワークのス
ループットが増加する。しかし、このシステムは、TD
M多重化のためだけに用いることができ、WDM多重化
には用いることができない。
【0011】本出願の発明者らは、基本(principal)
チャネルに故障(breakdown)または劣化が存在すると
きには、異なる波長で送信することを必要とせずに、中
央での制御なしで、そして、通信チャネルの電気・光変
換なしで、臨時的なまたは予備のチャネルに基本チャネ
ルの方向を決定するWDM光通信ネットワークの必要性
を発見した。
【0012】また、発明者らは、故障のない条件下で
は、特定の波長でネットワークの第1の通信アークを介
して優先的な信号(priority signals)を送受信し、更
に、それと同じ波長で通信ネットワークの第2の通信ア
ークを介して臨時的なトラフィックを送受信することに
よって、通信容量の100%を利用できるように、光通
信ネットワークを構成することができることを発見し
た。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、一般
に、大きな通信容量が必要とされるときに、複数のサイ
トの間での通信に用いることができる。更に、本発明に
よれば、損傷または故障が生じた場合に優先的な通信を
保護する機構が得られる。臨時的(occasional)なチャ
ネルを管理することにより、ネットワークへの損傷がな
いときに動作時間の全体にわたって、伝送容量を100
%利用することが可能になる。優先的なチャネルに故障
または劣化がある場合には、優先的なトラフィックは、
予備的なチャネルに方向転換される(方向を再決定され
る、redirected)。
【0014】従って、本発明は、上述した従来技術によ
る構成における制限や短所の1つ又は複数を実質的に解
消する臨時的なトラフィックの自動保護および管理を備
えている2ファイバ型の双方向リングを有する透明的な
光通信ネットワークを提供する方法および装置に関す
る。本発明の目的暴騰および効果は、冒頭の特許請求の
範囲に特に記載されている要素と組合せとによって、実
現され得られる。本発明の更なる目的および効果は、部
分的には以下の説明に記載され、部分的には以下の説明
から明らかであり、または、本発明を実施することによ
って、知ることができる。
【0015】これらのおよびそれ以外の目的および効果
を達成するため、また、具体化されこの出願に広く説明
されている本発明の目的に従い、本発明は、複数の波長
の光信号を双方向的に搬送することができる光通信ネッ
トワークであって、複数の波長を第1の方向に搬送する
ことができる内部光ファイバ・リンクと、複数の波長を
第1の方向とは逆の第2の方向に搬送することができる
外部光ファイバ・リンクと、複数の中の少なくとも第1
の波長のための第1の通信チャネルであって、内部およ
び外部光ファイバ・リンクの第1の部分を備えており、
2つのノードによって終端されている第1の通信チャネ
ルと、第1の波長のための第2の通信チャネルであっ
て、内部および外部光ファイバ・リンクの第2の部分を
備えており、2つのノードによって終端されている第2
の通信チャネルと、第1の通信チャネルにおける劣化を
判断する検出回路と、検出回路によって付勢され、第1
の通信チャネルにおける劣化の検出時には、第1の通信
チャネルから第2の通信チャネルへの第1の波長での通
信の方向を再決定する複数の光スイッチと、を備えてい
る光通信ネットワークから構成される。
【0016】別の側面では、本発明は、光通信ネットワ
ークにおける光ファイバ・リンクの故障(failure)を
訂正する方法であって、複数の波長の光を搬送すること
ができる少なくとも2つの光ファイバ・リンクを提供す
るステップと、光ファイバ・リンクから、複数の中の少
なくとも第1の波長のための少なくとも2つの光通信チ
ャネルを形成するステップと、光チャネルの任意のもの
における伝送の質の劣化を検出するステップと、光スイ
ッチを付勢して、第1の波長の伝送を、劣化が検出され
るチャネルから別のチャネルに切り換えるステップと、
を含む方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】添付の図面は、この出願に組み入
れられこの出願の一部を構成するが、本発明の複数の実
施例を図解しており、ここでの説明と共に、本発明の原
理を説明する役割を有している。
【0018】次に、本発明の現在の好適実施例を詳細に
参照するが、その例が、添付の図面に図解されている。
可能であればどの場合にも、同じまたは類似の部分を参
照するためには、同じ参照番号を図1および図2にわた
って用いている。
【0019】本発明によると、このネットワークのリン
グ・アーキテクチャによって実現する以下の分離経路
(disjunct paths)により2つのノードを接続する2つ
の異なる送信(sending)および伝送(transmitting)
チャネル(基本および臨時)を配分するため2つのノー
ドの間の通信のそれぞれの波長を用いることによって、
通信ネットワークの外部および内部リングを備えている
2つの光ファイバの伝送容量を、完全に利用することが
可能である。通常動作であるという条件下では、2つの
ノードの間の通信は、両方のチャネル上で行われること
が可能であり、他方で、基本チャネルの故障または劣化
があるという条件下では、基本チャネルでの通信は、通
常であれば臨時チャネルによる経路上に方向を再決定さ
れる(再度振り分けられる、redirected)。そのような
方向の再決定によって、臨時チャネルでの通信は、その
故障または劣化の継続時間中は中断される。
【0020】本発明によると、ノード間の接続の再構成
は、光学的なレベルで、すなわち、通信チャネルの電気
・光(electro-optical)変換を伴わずに生じ、問題の
ノードの間の集中的な管理または制御通信のシステムを
必要としない。1つの波長に割り当てられたそれぞれの
チャネルは様々な波長のそれ以外のチャネルとは独立で
あり、2つのノードの間の接続の再構成プロセスは、ネ
ットワークのそれ以外のノードの間の通信状態には影響
しない。チャネルの保護は、ネットワークの通常動作の
間ははるかに大きな伝送容量を依然として保証しなが
ら、こうして達成される。
【0021】図1は、本発明によるリング通信ネットワ
ークのブロック図である。通信ネットワーク100は、
好ましくは、様々なノードを相互接続する2つの光ファ
イバを備えている。示されているように、2つの光ファ
イバは、外部ファイバ110と内部ファイバ120とで
ある。様々なノードの間で交換されるデータ・フロー
は、2つの光ファイバ110および120の上を、逆方
向に通信ネットワーク100を横断する。光ネットワー
クの場合には、ネットワーク100における総称的な対
であるノードAおよびBは、搬送波として適切なWDM
コーム(comb)の1つの波長を用いて、双方向的に通信
する。その波長は、ネットワーク100の他のノードに
よる伝送のために共有することはできない。他のノード
によるその波長のタッピングおよび検出(ブロードキャ
スト伝送モード)は可能であるが、故障に対する保護
は、保証されていない。
【0022】本発明によると、アーク(arc)伝送経路
が、第1のノードAから第2のノードBへの外部光ファ
イバ110上のデータ交換に用いられる。同じ経路が、
第2のノードBから第1のノードAへのデータ交換に、
内部光ファイバ120上の逆方向に用いられる。このよ
うにして、ノードAおよびBの間の双方向の通信が、通
信リング100の一部またはアークだけを用いることに
よって、実現される。上述のものと相補的である経路ま
たはアークを、上のチャネルと同じ波長を用いてノード
AおよびBの間の第2の双方向的な通信経路として、用
いることができる。これにより、ネットワーク100の
伝送容量を100%利用することが可能になる。
【0023】光増幅器を、ノードの間に設けて、ファイ
バ110、120に沿った減衰を補償することができ
る。
【0024】更に詳しくは、本発明によると、ノードA
とノードBとは、ネットワーク100内を波長λ1で通
信し、それにより、第1の双方向通信チャネルが、ノー
ドAの送信機TX1とノードBの受信機RX1との間
で、また、総称的なノードXを介してその逆に、実現さ
れる。同様にして、第2の双方向通信チャネルが、ノー
ドAの送信機TX2とノードBの受信機RX2との間
で、また、総称的なノードYを介してその逆に、やはり
波長λ1で実現される。
【0025】ノードAおよびBは、他のノードの間での
通信専用である不適切な波長では、光学的に透明であ
る。同じようにして、通信ネットワーク100の1つお
きのノードは、ノードAおよびBの専用である波長λ1
には透明である。図1に示されているように、Aおよび
B以外のノードにおける実線の矢印は、それらのノード
の間の通信チャネルの通常経路を示している。この伝送
経路は、通常の動作条件下での通信ネットワーク100
の伝送容量を完全に利用することを容易にする。ブロー
ドキャスト伝送の実施例では、AおよびB以外のノード
には、波長選択制のタップを設け、波長λ1の光信号の
ごく一部分を、ファイバ110および/または120か
ら引き出すことが可能である。
【0026】本発明によると、ノードA(B)上の2つ
の双方向チャネルが、別個に定義される。特に、TX1
とRX1との間のチャネル「1」は、好ましくは、「基
本」チャネルとして定義され、TX2とRX2との間の
チャネル「2」は、好ましくは、「二次的」な、すなわ
ち、臨時のチャネルとして定義される。このような定義
は、完全な保護を必要とする優先順位の高いトラフィッ
クを管理するのにはチャネル1を用い、他方で、それほ
どの保護を必要としない優先順位の低いトラフィック管
理にはチャネル2を用いることを想定している。
【0027】図1に示されている本発明の保護機構は、
チャネル1上の通信において故障や劣化が生じた場合に
は、チャネル1のトラフィックを、通常はチャネル2に
よって用いられている経路上に方向を再決定することか
ら構成される。そのような方向の再決定を達成するに
は、チャネル2上のトラフィックは、中断される。本発
明によると、通信ネットワーク100は、ノードAおよ
びBの通信端子の間に配置された複数の光スイッチ13
1−134と、導波管からなる光学的な追加/脱落(Ad
d/Drop)コンプレクスとを含む。これらは、方向の再決
定のために用いられるのであるが、以下でより詳細に説
明を行う。
【0028】本発明による基本チャネル1の保護手順
は、次のような態様と時間的なシーケンスで動作する。
第1に、チャネル1上のノードAとノードBとの間での
通信経路における故障が、受信機RX1に入る光信号が
存在しない、またはその光信号の劣化として、受信され
る。故障は、例えば、光ファイバの破損や、光増幅器に
おける故障によって引き起こされる。次に、ノードA
(B)上の適切な制御ロジックが光スイッチ131−1
34を付勢し、受信機RX1の光学的な入口と送信機T
X1の光学的な出口とを、用いられているリング経路か
ら切断して、それらを相補的な経路に接続する。これと
同じ動作により、受信機RX2と送信機TX2とを通信
ネットワーク100から切断する。この故障が基本の双
方向チャネル1の伝播の2つの方向の一方だけに関係す
る場合には、受信経路上の故障を被っているノードA
(B)が作用する前に上述の動作により、ノードB
(A)の受信機RX1上の光信号条件の不存在が強制さ
れる。これにより、結果的に、上述の保護機構がトリガ
される。そして、基本チャネル1は、両方向の伝播にお
いて、二次チャネルが先に用いていた相補的なネットワ
ークを用いる。優先順位の低いトラフィックは、状況が
通常に戻るまでは、失われる。
【0029】図1では、ノードAおよびBの間の破線の
矢印は、チャネル1における故障やチャネル1の劣化が
検出された後のネットワーク100の再構成に続く基本
チャネル1の方向再決定後の経路を表している。図1に
示されているように、ノードAの送信機TX1は、ノー
ドAの送信機TX2に方向を再決定され、外部ファイバ
110に沿って、総称的なノードYを介して、ノードB
の受信機RX2まで伝送される。同様にして、ノードB
の送信機TX1は、内部ファイバ120上をノードAの
受信機RX2まで伝送されるように、ノードBの送信機
TX2に方向を再決定され、受信機RX2は受信機RX
1に方向を再決定される。このようにして、基本チャネ
ルは、典型的にはネットワーク100の左側のアーク上
を伝送されるのであるが、その代わりに、典型的には臨
時トラフィックのために用いられる右側のアーク上を伝
送される。
【0030】図2は、図1に示された通信ネットワーク
のより詳細なブロック図である。特に、図2では、例を
用いることにより、4波長型のWDMリング・ネットワ
ークの場合の、図1に示されたノードAのより詳細な構
成を図解している。しかし、例えば、8、16、32な
ど、異なる数の波長を用いる用いることもできる。必要
な場合には、この技術分野の当業者であれば、ここで説
明する実施例を明らかに変更し、4以外の多数の波長を
用いることができる。ノードBは、好ましくは、ノード
Aと同様に構成される。図2に示されているように、外
部ファイバ110と内部ファイバ120とは、それぞれ
が、4つの波長λ1、λ2、λ3、λ4を搬送する。従
って、この構成では、8つのノードの間に8つの双方向
リンクを与えることができる。ネットワークの容量の半
分は基本トラフィックのために用いられ、ネットワーク
の残りの半分は臨時トラフィックのために用いられる。
【0031】図2に示されているように、光信号は、通
信ネットワーク100の内部ファイバ120または外部
ファイバ110のどちらか一方から、ノードAに入る。
外部ファイバ110または内部ファイバ120のどちら
か一方の上の信号が、波分割多重化(wave division mu
ltiplexing = WDM)デマルチプレクス・ユニット21
1、212に入力される。デマルチプレクス・ユニット
211および212は、波長を分離し、選択された波長
λ1を光スイッチ132に出力する。本発明によると、
光スイッチ131、132は、それぞれが、JDS FITEL
SW22B4-20FP光スイッチング・モジュールなどのデバイ
スを備えている。
【0032】デマルチプレクス動作が実行されて、異な
る経路に沿った異なる波長または異なる波長群を分離す
る。こうして、図2に示されているように、内部ファイ
バ120上のλ1はデマルチプレクス・ユニット211
から受信機RX2に入力され、他方で、外部ファイバ1
10上のλ1はデマルチプレクス・ユニット212から
光スイッチ132を介して受信機RX1に入力される。
【0033】フィルタリング動作が行われ、信号が次に
説明する検出回路に入力される前に過剰なノイズが除去
される。リング・ネットワークに光増幅器が設けられて
いる場合には、フィルタリングによって、光増幅器にお
いて発生したASEのレベルを低く維持することができ
る。フィルタは、光経路のそれぞれに沿って、デマルチ
プレクス・ユニット211、212の出力において提供
される。しかし、好適実施例では、フィルタリング機能
は、デマルチプレクス・ユニット211、212および
/またはマルチプレクス・ユニット213、214によ
って、直接的に与えられる。本発明によると、デマルチ
プレクス・ユニット211、212は、それぞれが、ピ
レリ(Pirelli)社の4WSデマルチプレクス・ユニッ
トなどのデバイスを備えている。他の例では、デマルチ
プレクス・ユニット211、212は、アレイ型導波格
子(Arrayed Waveguide Grating = AWG)デバイスであ
る。
【0034】ノードAおよびBが与えられていない内部
および外部ファイバ120および110上の波長、すな
わち、λ1以外の波長は、対応する経路のWDMマルチ
プレクス・ユニット213、214に直接に伝送され
る。マルチプレクス・ユニット213および214は、
その成分の波長(component wavelengths)から信号を
再構成する。本発明によると、マルチプレクス・ユニッ
ト213および214は、それぞれが、AWGデバイス
だけでなく、ピレリ社の4WMマルチプレクス・ユニッ
トなどのデバイスを備えている。
【0035】ノードAの送信機TX1およびTX2は、
それぞれが、TX1およびTX2が放出する波長のノー
ドAによって管理される波長λ1への変換を提供するト
ランスポンダ215および216に接続されている。本
発明によると、トランスポンダ215、216は、それ
ぞれが、ピレリ社のTXT/EMトランスポンダ・ユニ
ットなどのデバイスを備えている。
【0036】トランスポンダ215、216の出力は、
伝送光スイッチ131に接続され、このスイッチ131
の出力は、マルチプレクス・ユニット213、214そ
れぞれに接続されている。マルチプレクス・ユニット2
13、214から出力されたWDM多重化された光信号
は、通信ネットワークに再び導入されるのに先立って、
光増幅器213、214によってそれぞれ増幅される。
本発明によると、光増幅器217および218は、それ
ぞれが、ピレリ社のOLA/E―MW光ライン増幅器な
どのデバイスを備えている。
【0037】図2に示されているように、受信光スイッ
チ132は、基本チャネルの受信機RX1が外部または
内部経路110、120のWDMデマルチプレクス・ユ
ニット211、212にそれぞれ接続されることが可能
になるように、接続されている。伝送光スイッチ131
は、基本チャネルの送信機TX1が外部または内部経路
110、120のWDMマルチプレクス・ユニット21
4、213にそれぞれ接続されることが可能になるよう
に、接続されている。
【0038】基本チャネルに沿って伝送される信号の不
存在またはその劣化は、例えば5%未満である、受信さ
れた光学的なパワーの一部分を引き出す(withdraw)ス
プリッタ222を備えている検出回路によって検出する
ことができる。スプリッタの出力は、光学的なパワーの
レベルを判断するフォトダイオード219に入力され
る。フォトダイオード219の出力は、スレショルド検
出器220に結合された電気信号であり、この検出器2
20の出力は、制御ロジック221に結合されている。
制御ロジック221は、必要な場合には、破線で示され
ている電気スイッチ駆動信号を光スイッチ131および
132に出力し、再構成を行う。スプリッタ222、フ
ォトダイオード219、スレショルド検出器228およ
び制御ロジックを備えている検出回路は、光スイッチ1
31および132をサポートするのと同じカード上に与
えることが可能である。示されてはいないが、同様の検
出回路を用いて内部ファイバ120上の通信における故
障またはその劣化を検出することもできる。
【0039】また、あるいは、組合せによれば、受信機
RX1は、受信信号の、例えば、10-8より大きなビッ
ト・エラー・レート(BER)の故障または劣化を検出
して、受信警告信号を制御ロジック221に出力するこ
とができる。上述のように、制御ロジック221は、次
に、スイッチ駆動信号を光スイッチ131および132
に出力し、基本チャネルの伝送経路の再構成を行う。
【0040】ある例では、本発明による双方向リング・
ネットワークは、それぞれが約64kmの長さを有する
2つのスパンのシングル・モード光ファイバによってリ
ンクされ約512kmのリングの円周を達成している8
つのノードを有している。この例では、それぞれのノー
ドは、エルビウムの増幅帯域における異なる波長の4つ
の信号に、6dBの減衰を与える。約22dBのゲイン
を提供する全体で16個のエルビウムがドープされた光
増幅器(ピレリ社のOLA−MW)が、内部および外部
ファイバ・リングの両方の上で、それぞれのノードの出
力において配列されている。ノード対の間の2.5Gb
/s(SDH−STM16)の4つの保護されていない
双方向リンクが、そのようにして与えられる。
【0041】本発明の別の実施例では、伝送光スイッチ
131は、ノードAの送信機TX1およびTX2とトラ
ンスポンダ・ユニット215、216との間に配置さ
れ、再構成の際に、基本チャネルが予備チャネルのトラ
ンスポンダ・ユニット216を用いることを可能にして
いる。このようにして、基本チャネルのトランスポンダ
・ユニット215を保護することができる。よって、基
本チャネル上の故障したトランスポンダをバイパスする
ことができる。
【0042】受信機および光増幅器への入口における光
学的なパワー・ダイナミクス(dynamics)が観察されて
いる場合には、上述のシステムは、任意の数の波長およ
びノードを備えたWDMネットワークに応用することが
できることを理解すべきである。更に、本発明の構造
は、総称的なノードを単一の波長の使用に限定すること
はない。図2から明らかであるが、受信機/送信機RX
1/TX1およびRX2/TX2の第2の対は、抽出さ
れた別の波長に接続し、光スイッチの第2の対によって
付勢される別個の保護ロジックを備えたデマルチプレク
スおよびマルチプレクスWDMユニットによって、ネッ
トワークに再度挿入されることができる。従って、単一
のノードを様々な追加的なノードに接続することが可能
であり、双方向チャネルは、常に、それぞれのチャネル
に対する異なる波長を用いて個別的に保護される。
【0043】更に、二次チャネルを用いることは、ネッ
トワークの正確な機能のためには不必要であり、それが
存在しない、または、その通信経路に故障が生じた場合
には、再構成動作は行われない。
【0044】本発明のこれ以外の実施例は、この出願を
考慮し、ここで開示された本発明を実施することによっ
て、当業者には明らかである。たとえば、ここで教示さ
れた概念は、すべて電気的な通信ネットワークにも適用
できる。そのような場合には、フォトダイオードと光信
号スプリッタとは、フィルタによって代替され、光スイ
ッチは、電気的なスイッチとなる。この出願の内容と実
施例とは、例示的なものとしてのみ考慮されるべきであ
り、本発明の真の範囲と精神とは、冒頭の特許請求の範
囲によって画定されているものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリング通信ネットワークのブロッ
ク図である。
【図2】図1に示されたリング通信ネットワークの更な
る詳細を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591011856 Pirelli Cavi e Sist emi S.p.A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の波長の光信号を双方向的に搬送す
    ることができる光通信ネットワークであって、 前記複数の波長を第1の方向に搬送することができる内
    部光ファイバ・リンクと、 前記複数の波長を前記第1の方向とは逆の第2の方向に
    搬送することができる外部光ファイバ・リンクと、 前記複数の中の少なくとも第1の波長のための第1の通
    信チャネルであって、前記内部および外部光ファイバ・
    リンクの第1の部分を備えており、2つのノードによっ
    て終端されている第1の通信チャネルと、 前記第1の波長のための第2の通信チャネルであって、
    前記内部および外部光ファイバ・リンクの第2の部分を
    備えており、前記2つのノードによって終端されている
    第2の通信チャネルと、 前記第1の通信チャネルにおける劣化を判断する検出回
    路と、 前記検出回路によって付勢され、前記第1の通信チャネ
    ルにおける劣化の検出時には、前記第1の通信チャネル
    から前記第2の通信チャネルへの前記第1の波長での通
    信の方向を再決定する複数の光スイッチと、 を備えていることを特徴とする該光通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光通信ネットワークにお
    いて、前記検出回路は、 電力信号を前記第1の通信チャネルから回収することが
    できる光スプリッタと、 前記光スプリッタに結合されており、前記電力信号のレ
    ベルを判断することができるフォトダイオードと、 前記フォトダイオードに結合されており、前記電力信号
    のスレショルド・レベルを判断することができるスレシ
    ョルド検出器と、 前記スレショルド検出器に結合されており、スイッチ駆
    動信号を前記複数の光スイッチの選択されたものに出力
    することができる制御ロジックと、 を備えていることを特徴とする光通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光通信ネットワークにお
    いて、前記第1の通信チャネルは、前記第1のノード内
    部の第1の送信機/受信機の対と、前記第2のノード内
    部の第2の送信機/受信機の対とを備えていることを特
    徴とする光通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光通信ネットワークにお
    いて、前記内部光ファイバ・リンク上の前記複数の波長
    は、第1のデマルチプレクス・ユニットに入力され、前
    記外部光ファイバ・リンク上の前記複数の波長は、第2
    のデマルチプレクス・ユニットに入力されることを特徴
    とする光通信ネットワーク。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光通信ネットワークにお
    いて、前記第1および第2のデマルチプレクス・ユニッ
    トは、前記第1の波長を抽出し、前記複数の波長の残り
    を通過させることを特徴とする光通信ネットワーク。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光通信ネットワークにお
    いて、前記内部および外部光ファイバ・リンクは、光増
    幅器を備えていることを特徴とする光通信ネットワー
    ク。
  7. 【請求項7】 光通信ネットワークにおける光ファイバ
    ・リンクの故障を訂正する方法であって、 複数の波長の光を搬送することができる少なくとも2つ
    の光ファイバ・リンクを提供するステップと、 前記光ファイバ・リンクから、前記複数の中の少なくと
    も第1の波長のための少なくとも2つの光通信チャネル
    を形成するステップと、 前記光チャネルの任意のものにおける伝送の質の劣化を
    検出するステップと、 光スイッチを付勢して、前記第1の波長での伝送を、劣
    化が検出されるチャネルから別のチャネルに切り換える
    ステップと、 を含むことを特徴とする方法。
JP16199A 1997-12-31 1999-01-04 低優先順位トラフィックの自動保護および管理を備えた2ファイバ型双方向リングによる透過的光通信方法および装置 Pending JPH11266201A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97123013 1997-12-31
EP97123013:1 1997-12-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11266201A true JPH11266201A (ja) 1999-09-28

Family

ID=8227903

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16199A Pending JPH11266201A (ja) 1997-12-31 1999-01-04 低優先順位トラフィックの自動保護および管理を備えた2ファイバ型双方向リングによる透過的光通信方法および装置

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JP (1) JPH11266201A (ja)
AU (1) AU9824598A (ja)
BR (1) BR9805814A (ja)
CA (1) CA2257052A1 (ja)
DE (1) DE69835579T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600696B1 (ko) * 1999-12-09 2006-07-14 주식회사 케이티 광학적 절체 기능을 갖는 광통신 네트워크
KR100606419B1 (ko) * 2003-06-18 2006-07-31 엘에스산전 주식회사 광 데이터 링크 장치 및 그를 이용한 광 루프망 접속방법
US7424220B2 (en) 2004-07-15 2008-09-09 Fujitsu Limited Optical transmission system with two-mode ring protection mechanism for prioritized client signals

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KR100600696B1 (ko) * 1999-12-09 2006-07-14 주식회사 케이티 광학적 절체 기능을 갖는 광통신 네트워크
KR100606419B1 (ko) * 2003-06-18 2006-07-31 엘에스산전 주식회사 광 데이터 링크 장치 및 그를 이용한 광 루프망 접속방법
US7424220B2 (en) 2004-07-15 2008-09-09 Fujitsu Limited Optical transmission system with two-mode ring protection mechanism for prioritized client signals

Also Published As

Publication number Publication date
DE69835579T2 (de) 2007-08-09
CA2257052A1 (en) 1999-06-30
DE69835579D1 (de) 2006-09-28
BR9805814A (pt) 1999-12-21
AU9824598A (en) 1999-07-22

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