JPH11266170A - 受信機 - Google Patents
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- JPH11266170A JPH11266170A JP6816198A JP6816198A JPH11266170A JP H11266170 A JPH11266170 A JP H11266170A JP 6816198 A JP6816198 A JP 6816198A JP 6816198 A JP6816198 A JP 6816198A JP H11266170 A JPH11266170 A JP H11266170A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DC−DCコンバータ及び局部発振回路を備
えた受信機において、DC−DCコンバータ用発振器か
らのノイズによる受信妨害を低減する。 【解決手段】 電源電圧を昇圧するDC−DCコンバー
タを、受信機が備えた受信のための局部発振回路の局部
発振周波数をそのまま利用し、その周波数で駆動する。
これにより従来のDC−DCコンバータ専用の発振器か
らのノイズによる受信妨害がなくなる。DC−DCコン
バータとして、PWM方式DC−DCコンバータやコッ
ククロフト・ウォルトン回路を用いる。
えた受信機において、DC−DCコンバータ用発振器か
らのノイズによる受信妨害を低減する。 【解決手段】 電源電圧を昇圧するDC−DCコンバー
タを、受信機が備えた受信のための局部発振回路の局部
発振周波数をそのまま利用し、その周波数で駆動する。
これにより従来のDC−DCコンバータ専用の発振器か
らのノイズによる受信妨害がなくなる。DC−DCコン
バータとして、PWM方式DC−DCコンバータやコッ
ククロフト・ウォルトン回路を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機、より詳細
には、DC−DCコンバータ及び局部発振回路を備えた
受信機に関する。
には、DC−DCコンバータ及び局部発振回路を備えた
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポータブルラジオを例に説明す
る。図5は、従来のポータブルラジオの回路ブロック図
である。アンテナ61より電波が入力され、RFアンプ
62で増幅され、ミキサー63で、局部発振回路64で
の発振信号と混合され中間周波数に変換され、中間周波
数フィルタ65により希望する中間周波数のみの信号と
され、検波回路66で音声信号となり、低周波数増幅器
67を経て、スピーカ68より音声が出力される。この
とき電子同調式受信機では、バリアブルキャパシタ69
に加える電圧を、PLL回路70でコントロールするこ
とにより局部発振回路64の発振周波数を受信周波数よ
り中間周波数分離れた周波数で発振させているが、バリ
アブルキャパシタ69に印加する電圧は高い電圧を必要
としPLL回路70には、6V以上を使用している。そ
こで、乾電池2本程度で動作するポータブルラジオで
は、DC−DCコンバータ71を使用して高い電圧をつ
くりだしている。72はDC−DCコンバータを駆動す
るための発振器(DC−DCコンバータ用発振器)であ
る。
る。図5は、従来のポータブルラジオの回路ブロック図
である。アンテナ61より電波が入力され、RFアンプ
62で増幅され、ミキサー63で、局部発振回路64で
の発振信号と混合され中間周波数に変換され、中間周波
数フィルタ65により希望する中間周波数のみの信号と
され、検波回路66で音声信号となり、低周波数増幅器
67を経て、スピーカ68より音声が出力される。この
とき電子同調式受信機では、バリアブルキャパシタ69
に加える電圧を、PLL回路70でコントロールするこ
とにより局部発振回路64の発振周波数を受信周波数よ
り中間周波数分離れた周波数で発振させているが、バリ
アブルキャパシタ69に印加する電圧は高い電圧を必要
としPLL回路70には、6V以上を使用している。そ
こで、乾電池2本程度で動作するポータブルラジオで
は、DC−DCコンバータ71を使用して高い電圧をつ
くりだしている。72はDC−DCコンバータを駆動す
るための発振器(DC−DCコンバータ用発振器)であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このときDC−DCコ
ンバータには、発振回路72を使用しており受信の妨害
となるノイズを発生している。そのため、シールド等の
不要輻射対策に、多くのコストがかかったり、発振回路
自体も高調波の少ない正弦波発振を使用したり、また急
激な電流変化を防ぐため整流回路に抵抗を挿入したりし
て、非常に変換効率も低く電池寿命を短くしているとい
った欠点があった。そこで、本発明の目的は、局部発振
回路を備えた受信機の内部に既にある局部発振周波数を
DC−DCコンバータの駆動用発振にも用いることによ
り受信妨害のない高効率の受信機を提供することであ
る。
ンバータには、発振回路72を使用しており受信の妨害
となるノイズを発生している。そのため、シールド等の
不要輻射対策に、多くのコストがかかったり、発振回路
自体も高調波の少ない正弦波発振を使用したり、また急
激な電流変化を防ぐため整流回路に抵抗を挿入したりし
て、非常に変換効率も低く電池寿命を短くしているとい
った欠点があった。そこで、本発明の目的は、局部発振
回路を備えた受信機の内部に既にある局部発振周波数を
DC−DCコンバータの駆動用発振にも用いることによ
り受信妨害のない高効率の受信機を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電源
電圧より高い電圧を供給するDC−DCコンバータ及び
局部発振回路を備えた受信機において、前記局部発振回
路の局部発振周波数で前記DC−DCコンバータを駆動
することを特徴とする受信機である。
電圧より高い電圧を供給するDC−DCコンバータ及び
局部発振回路を備えた受信機において、前記局部発振回
路の局部発振周波数で前記DC−DCコンバータを駆動
することを特徴とする受信機である。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載の受信
機において、前記DC−DCコンバータは、その出力電
圧を一定値に制御するPWM方式DC−DCコンバータ
であることを特徴とする受信機である。
機において、前記DC−DCコンバータは、その出力電
圧を一定値に制御するPWM方式DC−DCコンバータ
であることを特徴とする受信機である。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載の受信
機において、前記DC−DCコンバータは、コッククロ
フト・ウォルトン回路から構成されることを特徴とする
受信機である。
機において、前記DC−DCコンバータは、コッククロ
フト・ウォルトン回路から構成されることを特徴とする
受信機である。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の受信機において、2つ以上の周波数帯を受
信するための回路を備え、前記周波数帯のいずれの周波
数帯で受信するときも、前記2つ以上の周波数帯のうち
の1つの周波数帯を受信するための前記局部発振周波数
で前記DC−DCコンバータを駆動することを特徴とす
る受信機である。
れかに記載の受信機において、2つ以上の周波数帯を受
信するための回路を備え、前記周波数帯のいずれの周波
数帯で受信するときも、前記2つ以上の周波数帯のうち
の1つの周波数帯を受信するための前記局部発振周波数
で前記DC−DCコンバータを駆動することを特徴とす
る受信機である。
【0008】請求項5の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の受信機において、2つ以上の周波数帯を受
信するための回路を備え、前記2つ以上の周波数帯のう
ちの1つの周波数帯を受信するときは該周波数帯を受信
するための局部発振周波数で、それ以外の周波数帯を受
信するときは前記局部発振回路以外の発振器の周波数
で、前記DC−DCコンバータを駆動することを特徴と
する受信機である。
れかに記載の受信機において、2つ以上の周波数帯を受
信するための回路を備え、前記2つ以上の周波数帯のう
ちの1つの周波数帯を受信するときは該周波数帯を受信
するための局部発振周波数で、それ以外の周波数帯を受
信するときは前記局部発振回路以外の発振器の周波数
で、前記DC−DCコンバータを駆動することを特徴と
する受信機である。
【0009】請求項6の発明は、請求項5に記載の受信
機において、前記局部発振回路以外の発振器の発振周波
数を、前記局部発振周波数のうちの最低周波数としたこ
とを特徴とする受信機である。
機において、前記局部発振回路以外の発振器の発振周波
数を、前記局部発振周波数のうちの最低周波数としたこ
とを特徴とする受信機である。
【0010】請求項7の発明は、電源電圧より高い電圧
を供給するPWM方式DC−DCコンバータと局部発振
回路を備えた受信機において、前記局部発振回路の局部
発振周波数と希望する周波数とのずれを監視するPLL
回路と、前記局部発振周波数を決定するバリアブルキャ
パシタを備え、前記局部発振回路からの出力と前記PL
L回路からの出力によって、前記PWM方式DC−DC
コンバータを制御し、その出力電圧を前記バリアブルキ
ャパシタに印加することにより、受信周波数を制御する
ことを特徴とする受信機である。
を供給するPWM方式DC−DCコンバータと局部発振
回路を備えた受信機において、前記局部発振回路の局部
発振周波数と希望する周波数とのずれを監視するPLL
回路と、前記局部発振周波数を決定するバリアブルキャ
パシタを備え、前記局部発振回路からの出力と前記PL
L回路からの出力によって、前記PWM方式DC−DC
コンバータを制御し、その出力電圧を前記バリアブルキ
ャパシタに印加することにより、受信周波数を制御する
ことを特徴とする受信機である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参考に
説明する。図1は、本発明における受信機の第一の実施
形態のブロック図であり、図中、11はアンテナ、12
はRFアンプ、13はミキサー、14は局部発振回路、
15は中間周波数フィルタ、16は検波回路、17は低
周波増幅器、18はスピーカ、19はバリアブルキャパ
シタ、20はPLL回路、21はDC−DCコンバータ
であり、細部は図5に関連して説明したものと同様であ
る。DC−DCコンバータ21に使用するクロックは局
部発振回路14の発振周波数を使用する。DC−DCコ
ンバータ21は、図1に示すように昇圧トランスで局部
発振信号を昇圧しダイオードで整流しコンデンサで平滑
化する。
説明する。図1は、本発明における受信機の第一の実施
形態のブロック図であり、図中、11はアンテナ、12
はRFアンプ、13はミキサー、14は局部発振回路、
15は中間周波数フィルタ、16は検波回路、17は低
周波増幅器、18はスピーカ、19はバリアブルキャパ
シタ、20はPLL回路、21はDC−DCコンバータ
であり、細部は図5に関連して説明したものと同様であ
る。DC−DCコンバータ21に使用するクロックは局
部発振回路14の発振周波数を使用する。DC−DCコ
ンバータ21は、図1に示すように昇圧トランスで局部
発振信号を昇圧しダイオードで整流しコンデンサで平滑
化する。
【0012】本発明における受信機の第二の実施形態を
図2及び図3を用いて説明する。図2は、PWM方式D
C−DCコンバータ(PWM方式スイッチングレギュレ
ータ)である。図3は、図2の動作を説明するための、
使用される信号の相互の関係を表した波形図であり、図
3中、Dは図2におけるPWM基準クロック入力端子4
4に入力する信号であり、図3中、A,B,Cはそれぞ
れ図2におけるA,B,Cでの信号である。図2中、3
1は電源で32は電源安定化用コンデンサ、33はステ
ップアップ用コイルで、トランジスタ34をオンするこ
とでコイル33に、電流を流しエネルギーを貯えてお
き、トランジスタ34をオフすることでコイル33に逆
起電力を発生させ整流器36にてそのパルスを整流し出
力安定化用コンデンサ37にて平滑化し負荷に昇圧され
た電圧を供給する。一方、PWM基準クロック入力端子
44に例えば図3、Dに示すような信号を入力し、他
方、積分器39にてAに図3、Aに示すような鋸波を発
生させておき、出力電圧を分圧器41で1/a倍(aは
任意の定数)したものと基準電圧(その値をEとする)
42を差動アンプ38で比較した図3、Bに示すエラー
信号をBに供給し、コンパレータ35でAとBの電圧を
比較することで図3、Cに示すエラー信号に比例したデ
ューティ比のPWM波形がCに作られる。この波形でコ
イル33にエネルギーを貯えるので出力電圧が下がれば
図3、Cに示すようにエラー信号は上がり、PWMパル
スのデューティ比が大きくなり、それに伴ってコイルに
貯えるエネルギーは多くなりトランジスタ34がオフし
たとき発生する逆起電圧は大きくなり出力電圧は上が
る。この結果出力電圧はEのa倍に制御される。ここ
で、クロック入力端子44に局部発振を入力することに
より局部発振周波数のみを使った妨害のない効率の高い
PWM方式DC−DCコンバータが実現でき、これを第
一の実施形態のDC−DCコンバータに用いることで妨
害のないかつ高効率の受信機を実現することができる。
図2及び図3を用いて説明する。図2は、PWM方式D
C−DCコンバータ(PWM方式スイッチングレギュレ
ータ)である。図3は、図2の動作を説明するための、
使用される信号の相互の関係を表した波形図であり、図
3中、Dは図2におけるPWM基準クロック入力端子4
4に入力する信号であり、図3中、A,B,Cはそれぞ
れ図2におけるA,B,Cでの信号である。図2中、3
1は電源で32は電源安定化用コンデンサ、33はステ
ップアップ用コイルで、トランジスタ34をオンするこ
とでコイル33に、電流を流しエネルギーを貯えてお
き、トランジスタ34をオフすることでコイル33に逆
起電力を発生させ整流器36にてそのパルスを整流し出
力安定化用コンデンサ37にて平滑化し負荷に昇圧され
た電圧を供給する。一方、PWM基準クロック入力端子
44に例えば図3、Dに示すような信号を入力し、他
方、積分器39にてAに図3、Aに示すような鋸波を発
生させておき、出力電圧を分圧器41で1/a倍(aは
任意の定数)したものと基準電圧(その値をEとする)
42を差動アンプ38で比較した図3、Bに示すエラー
信号をBに供給し、コンパレータ35でAとBの電圧を
比較することで図3、Cに示すエラー信号に比例したデ
ューティ比のPWM波形がCに作られる。この波形でコ
イル33にエネルギーを貯えるので出力電圧が下がれば
図3、Cに示すようにエラー信号は上がり、PWMパル
スのデューティ比が大きくなり、それに伴ってコイルに
貯えるエネルギーは多くなりトランジスタ34がオフし
たとき発生する逆起電圧は大きくなり出力電圧は上が
る。この結果出力電圧はEのa倍に制御される。ここ
で、クロック入力端子44に局部発振を入力することに
より局部発振周波数のみを使った妨害のない効率の高い
PWM方式DC−DCコンバータが実現でき、これを第
一の実施形態のDC−DCコンバータに用いることで妨
害のないかつ高効率の受信機を実現することができる。
【0013】本発明の第三の実施形態を説明する。コッ
ククロフト・ウォルトン回路を用いることにより、ダイ
オードとコンデンサによって簡単にしかも安価にDC−
DCコンバータを構成することができる。即ち、第一の
実施形態におけるDC−DCコンバータにコッククロフ
ト・ウォルトン回路を使用すれば、小型で安価な受信機
を実現することができる。
ククロフト・ウォルトン回路を用いることにより、ダイ
オードとコンデンサによって簡単にしかも安価にDC−
DCコンバータを構成することができる。即ち、第一の
実施形態におけるDC−DCコンバータにコッククロフ
ト・ウォルトン回路を使用すれば、小型で安価な受信機
を実現することができる。
【0014】本発明の第四の実施形態を説明する。AM
/FMラジオの場合、局部発振周波数はAMで約1MH
z〜2MHz、FMは約60MHz〜120MHzを使
用しておりFMは高周波を使用している。そのため、F
Mの局部発振周波数を使用してDC−DCコンバータを
駆動すると、内部の素子の動作速度が追随できず効率が
下がってしまい余り効果が期待できない。そこで、FM
を受信する場合、受信周波数より十分低い、例えばAM
の局部発振周波数を使用してDC−DCコンバータを駆
動すれば、コンバータより発生するノイズのなかでFM
に影響するノイズは高次の高調波となり簡単なフィルタ
で除去できる。そこで、AMの場合は、局部発振周波数
を使用してDC−DCコンバータを駆動し、FMを受信
する場合にも、AMの局部発振周波数を使用することに
よりFM専用の発振回路を持つことなくAMの局部発振
回路のみでDC−DCコンバータが実現できる。
/FMラジオの場合、局部発振周波数はAMで約1MH
z〜2MHz、FMは約60MHz〜120MHzを使
用しておりFMは高周波を使用している。そのため、F
Mの局部発振周波数を使用してDC−DCコンバータを
駆動すると、内部の素子の動作速度が追随できず効率が
下がってしまい余り効果が期待できない。そこで、FM
を受信する場合、受信周波数より十分低い、例えばAM
の局部発振周波数を使用してDC−DCコンバータを駆
動すれば、コンバータより発生するノイズのなかでFM
に影響するノイズは高次の高調波となり簡単なフィルタ
で除去できる。そこで、AMの場合は、局部発振周波数
を使用してDC−DCコンバータを駆動し、FMを受信
する場合にも、AMの局部発振周波数を使用することに
よりFM専用の発振回路を持つことなくAMの局部発振
回路のみでDC−DCコンバータが実現できる。
【0015】本発明の第五の実施形態を説明する。第四
の実施形態において、FMを受信する場合、受信周波数
より十分低い、例えば数百KHzの周波数を使用してD
C−DCコンバータを駆動する。こうすることによりコ
ンバータより発生するノイズのなかでFMに影響するノ
イズは高次の高調波となり簡単なフィルタで除去できる
ので、AMの場合は、局部発振周波数を使用してDC−
DCコンバータを駆動し、FMの場合、受信周波数より
十分低い別の発振周波数を使用することにより効率の良
い受信機を、実現できる。
の実施形態において、FMを受信する場合、受信周波数
より十分低い、例えば数百KHzの周波数を使用してD
C−DCコンバータを駆動する。こうすることによりコ
ンバータより発生するノイズのなかでFMに影響するノ
イズは高次の高調波となり簡単なフィルタで除去できる
ので、AMの場合は、局部発振周波数を使用してDC−
DCコンバータを駆動し、FMの場合、受信周波数より
十分低い別の発振周波数を使用することにより効率の良
い受信機を、実現できる。
【0016】本発明の第六の実施形態を説明する。第五
の実施形態において、FMを受信する場合、AMの局部
発振周波数帯の中で、もっともFM帯への妨害の少ない
最低周波数に発振を固定すれば、第五の実施形態より妨
害の少ないまたノイズ対策の容易な回路が実現できる。
の実施形態において、FMを受信する場合、AMの局部
発振周波数帯の中で、もっともFM帯への妨害の少ない
最低周波数に発振を固定すれば、第五の実施形態より妨
害の少ないまたノイズ対策の容易な回路が実現できる。
【0017】本発明の第七の実施形態を説明する。図4
にPWM方式DC−DCコンバータ(PWM方式スイッ
チングレギュレータ)を使った回路例を示し説明する。
51はラジオ受信機で、その中の52は局部発振回路、
53はその発振周波数を決定するバリアブルキャパシタ
である。この回路においては、カソード側に印加する電
圧により発振周波数が変わり受信周波数を変えることが
できる。54はPLL回路で局部発振周波数が希望する
周波数で発振しているかを、監視し、ずれていればその
ずれ量をエラー信号としてFに出力する。55は第二の
実施形態で説明したPWM方式DC−DCコンバータ
で、出力電圧を入力する代わりにPLL回路54のエラ
ーを入力しコイルに貯えるエネルギーをコントロールし
出力電圧、つまりバリアブルキャパシタ53でカソード
側に印加する電圧をコントロールする。その結果、局部
発振周波数が希望する周波数で発振する電圧がバリアブ
ルキャパシタ53でカソード側に印加されることにな
る。バリアブルキャパシタ53は、ほとんど電流を流さ
ないので、DC−DCコンバータの負荷は非常に軽く、
またPWM方式DC−DCコンバータは効率が高く、そ
の結果電流消費の非常に少ない同調回路用電源を作るこ
とができる。
にPWM方式DC−DCコンバータ(PWM方式スイッ
チングレギュレータ)を使った回路例を示し説明する。
51はラジオ受信機で、その中の52は局部発振回路、
53はその発振周波数を決定するバリアブルキャパシタ
である。この回路においては、カソード側に印加する電
圧により発振周波数が変わり受信周波数を変えることが
できる。54はPLL回路で局部発振周波数が希望する
周波数で発振しているかを、監視し、ずれていればその
ずれ量をエラー信号としてFに出力する。55は第二の
実施形態で説明したPWM方式DC−DCコンバータ
で、出力電圧を入力する代わりにPLL回路54のエラ
ーを入力しコイルに貯えるエネルギーをコントロールし
出力電圧、つまりバリアブルキャパシタ53でカソード
側に印加する電圧をコントロールする。その結果、局部
発振周波数が希望する周波数で発振する電圧がバリアブ
ルキャパシタ53でカソード側に印加されることにな
る。バリアブルキャパシタ53は、ほとんど電流を流さ
ないので、DC−DCコンバータの負荷は非常に軽く、
またPWM方式DC−DCコンバータは効率が高く、そ
の結果電流消費の非常に少ない同調回路用電源を作るこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:既存の局部発
振を使用してDC−DCコンバータを駆動させることに
より、DC−DCコンバータ専用発振器による妨害電波
発生の恐れがなくなり、従来行っていたDC−DCコン
バータの不要輻射対策が必要なくなる。
振を使用してDC−DCコンバータを駆動させることに
より、DC−DCコンバータ専用発振器による妨害電波
発生の恐れがなくなり、従来行っていたDC−DCコン
バータの不要輻射対策が必要なくなる。
【0019】請求項2に対応する効果:請求項1に対応
する効果に加えて、DC−DCコンバータとして、PW
M方式DC−DCコンバータを用いることにより、変換
効率の高いDC−DCコンバータとなるので消費電力が
少なくなる。
する効果に加えて、DC−DCコンバータとして、PW
M方式DC−DCコンバータを用いることにより、変換
効率の高いDC−DCコンバータとなるので消費電力が
少なくなる。
【0020】請求項3に対応する効果:請求項1に対応
する効果に加えて、DC−DCコンバータとして、安価
で小さなダイオードとコンデンサだけで構成するコック
クロフト・ウォルトン回路を使用することにより、受信
機の小型化とコストダウンができる。
する効果に加えて、DC−DCコンバータとして、安価
で小さなダイオードとコンデンサだけで構成するコック
クロフト・ウォルトン回路を使用することにより、受信
機の小型化とコストダウンができる。
【0021】請求項4に対応する効果:請求項1乃至3
のいずれかに対応する効果に加えて、2つ以上の周波数
帯を受信する受信機において、どの周波数帯を受信する
場合でも、前記2つ以上の周波数帯のうちの1つの周波
数帯を受信するための局部発振周波数を使用してDC−
DCコンバータを駆動させることにより、不要輻射対策
が容易になる。
のいずれかに対応する効果に加えて、2つ以上の周波数
帯を受信する受信機において、どの周波数帯を受信する
場合でも、前記2つ以上の周波数帯のうちの1つの周波
数帯を受信するための局部発振周波数を使用してDC−
DCコンバータを駆動させることにより、不要輻射対策
が容易になる。
【0022】請求項5に対応する効果:請求項1乃至3
のいずれかに対応する効果に加えて、2つ以上の周波数
帯を受信する受信機において、前記2つ以上の周波数帯
のうちの1つの周波数帯を受信する場合は、既存の局部
発振回路の局部発振周波数を使用してDC−DCコンバ
ータを駆動させることにより不要輻射対策が必要なくな
り、それ以外の周波数帯を受信する場合には、前記局部
発振回路以外の、DC−DCコンバータの内部の素子の
動作速度が追随できる周波数を発振する発振器の周波数
を使用してDC−DCコンバータを駆動させることによ
り、効率が下がることなく不要輻射対策が容易になる。
のいずれかに対応する効果に加えて、2つ以上の周波数
帯を受信する受信機において、前記2つ以上の周波数帯
のうちの1つの周波数帯を受信する場合は、既存の局部
発振回路の局部発振周波数を使用してDC−DCコンバ
ータを駆動させることにより不要輻射対策が必要なくな
り、それ以外の周波数帯を受信する場合には、前記局部
発振回路以外の、DC−DCコンバータの内部の素子の
動作速度が追随できる周波数を発振する発振器の周波数
を使用してDC−DCコンバータを駆動させることによ
り、効率が下がることなく不要輻射対策が容易になる。
【0023】請求項6に対応する効果:請求項5に対応
する効果に加えて、前記それ以外の周波数帯を受信する
場合に、前記局部発振周波数のうち最低周波数を用いて
DC−DCコンバータを駆動することにより、妨害がさ
らに少なく不要輻射対策が容易になる。
する効果に加えて、前記それ以外の周波数帯を受信する
場合に、前記局部発振周波数のうち最低周波数を用いて
DC−DCコンバータを駆動することにより、妨害がさ
らに少なく不要輻射対策が容易になる。
【0024】請求項7に対応する効果:請求項2に対応
する効果に加えて、電子同調専用のDC−DCコンバー
タとなるが、バリアブルキャパシタは、ほとんど電流を
流さないので、DC−DCコンバータの負荷は非常に軽
く、またPWM方式DC−DCコンバータは効率が高
く、その結果電流消費の非常に少ないから、DC−DC
コンバータ部だけでなく同調回路での消費電力も下げる
ことができ受信機全体でさらに低消費電力化がはかれ
る。
する効果に加えて、電子同調専用のDC−DCコンバー
タとなるが、バリアブルキャパシタは、ほとんど電流を
流さないので、DC−DCコンバータの負荷は非常に軽
く、またPWM方式DC−DCコンバータは効率が高
く、その結果電流消費の非常に少ないから、DC−DC
コンバータ部だけでなく同調回路での消費電力も下げる
ことができ受信機全体でさらに低消費電力化がはかれ
る。
【図1】本発明の受信機の第一の実施形態を説明するた
めの回路ブロック図である。
めの回路ブロック図である。
【図2】本発明の受信機の第二の実施形態を説明するた
めの回路ブロック図である。
めの回路ブロック図である。
【図3】図2のPWM方式DC−DCコンバータの動作
説明をするための、使用される信号の相互の関係を表し
た波形図である。
説明をするための、使用される信号の相互の関係を表し
た波形図である。
【図4】本発明の受信機の第三の実施形態を説明するた
めの回路ブロック図である。
めの回路ブロック図である。
【図5】従来の技術を用いたポータブルラジオの回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
11…アンテナ、12…RFアンプ、13…ミキサー、
14…局部発振回路、15…中間周波数フィルタ、16
…検波回路、17…低周波増幅器、18…スピーカ、1
9…バリアブルキャパシタ、20…PLL回路、21…
DC−DCコンバータ、31…電源、32…電源安定化
用コンデンサ、33…ステップアップ用コイル、34…
スイッチング用トランジスタ、35…コンパレータ、3
6…整流用ダイオード、37…出力安定化用コンデン
サ、38…差動アンプ、39…積分器、40…積分器用
差動アンプ、41…分圧器、42…出力電圧設定用基準
電圧、43…積分器用基準電圧、44…PWM基準クロ
ック入力端子、45…DC出力端子、51…ラジオ受信
機本体部、52…局部発振回路、53…バリアブルキャ
パシタ、54…PLL回路、55…PWM方式DC−D
Cコンバータ、61…アンテナ、62…RFアンプ、6
3…ミキサー、64…局部発振回路、65…中間周波数
フィルタ、66…検波回路、67…低周波増幅器、68
…スピーカ、69…バリアブルキャパシタ、70…PL
L回路、71…DC−DCコンバータ、72…DC−D
Cコンバータ用発振器、A…図2のAでの鋸波形、B…
図2のBでのエラー波形、C…図2のCでのPWM波
形、D…図2の44に入力するPWM基準クロック、F
…局部発振周波数エラー信号。
14…局部発振回路、15…中間周波数フィルタ、16
…検波回路、17…低周波増幅器、18…スピーカ、1
9…バリアブルキャパシタ、20…PLL回路、21…
DC−DCコンバータ、31…電源、32…電源安定化
用コンデンサ、33…ステップアップ用コイル、34…
スイッチング用トランジスタ、35…コンパレータ、3
6…整流用ダイオード、37…出力安定化用コンデン
サ、38…差動アンプ、39…積分器、40…積分器用
差動アンプ、41…分圧器、42…出力電圧設定用基準
電圧、43…積分器用基準電圧、44…PWM基準クロ
ック入力端子、45…DC出力端子、51…ラジオ受信
機本体部、52…局部発振回路、53…バリアブルキャ
パシタ、54…PLL回路、55…PWM方式DC−D
Cコンバータ、61…アンテナ、62…RFアンプ、6
3…ミキサー、64…局部発振回路、65…中間周波数
フィルタ、66…検波回路、67…低周波増幅器、68
…スピーカ、69…バリアブルキャパシタ、70…PL
L回路、71…DC−DCコンバータ、72…DC−D
Cコンバータ用発振器、A…図2のAでの鋸波形、B…
図2のBでのエラー波形、C…図2のCでのPWM波
形、D…図2の44に入力するPWM基準クロック、F
…局部発振周波数エラー信号。
Claims (7)
- 【請求項1】 電源電圧より高い電圧を供給するDC−
DCコンバータ及び局部発振回路を備えた受信機におい
て、前記局部発振回路の局部発振周波数で前記DC−D
Cコンバータを駆動することを特徴とする受信機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の受信機において、前記
DC−DCコンバータは、その出力電圧を一定値に制御
するPWM方式DC−DCコンバータであることを特徴
とする受信機。 - 【請求項3】 請求項1に記載の受信機において、前記
DC−DCコンバータは、コッククロフト・ウォルトン
回路から構成されることを特徴とする受信機。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の受信
機において、2つ以上の周波数帯を受信するための回路
を備え、前記周波数帯のいずれの周波数帯で受信すると
きも、前記2つ以上の周波数帯のうちの1つの周波数帯
を受信するための前記局部発振周波数で前記DC−DC
コンバータを駆動することを特徴とする受信機。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の受信
機において、2つ以上の周波数帯を受信するための回路
を備え、前記2つ以上の周波数帯のうちの1つの周波数
帯を受信するときは該周波数帯を受信するための局部発
振周波数で、それ以外の周波数帯を受信するときは前記
局部発振回路以外の発振器の周波数で、前記DC−DC
コンバータを駆動することを特徴とする受信機。 - 【請求項6】 請求項5に記載の受信機において、前記
局部発振回路以外の発振器の発振周波数を、前記局部発
振周波数のうちの最低周波数としたことを特徴とする受
信機。 - 【請求項7】 電源電圧より高い電圧を供給するPWM
方式DC−DCコンバータと局部発振回路を備えた受信
機において、前記局部発振回路の局部発振周波数と希望
する周波数とのずれを監視するPLL回路と、前記局部
発振周波数を決定するバリアブルキャパシタを備え、前
記局部発振回路からの出力と前記PLL回路からの出力
によって、前記PWM方式DC−DCコンバータを制御
し、その出力電圧を前記バリアブルキャパシタに印加す
ることにより、受信周波数を制御することを特徴とする
受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6816198A JPH11266170A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6816198A JPH11266170A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266170A true JPH11266170A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13365767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6816198A Pending JPH11266170A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11266170A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008077558A1 (de) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Atmel Duisburg Gmbh | Schaltungsanordnung und integrierte schaltung zum bereitstellen einer spannungsgesteuerten frequenz |
JP2009118149A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | 携帯通信端末 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP6816198A patent/JPH11266170A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008077558A1 (de) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Atmel Duisburg Gmbh | Schaltungsanordnung und integrierte schaltung zum bereitstellen einer spannungsgesteuerten frequenz |
JP2009118149A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | 携帯通信端末 |
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