JPH11265500A - 広域作業管理システム - Google Patents

広域作業管理システム

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Publication number
JPH11265500A
JPH11265500A JP8820198A JP8820198A JPH11265500A JP H11265500 A JPH11265500 A JP H11265500A JP 8820198 A JP8820198 A JP 8820198A JP 8820198 A JP8820198 A JP 8820198A JP H11265500 A JPH11265500 A JP H11265500A
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JP
Japan
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management
work
mobile
computer
data
Prior art date
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Application number
JP8820198A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Watanabe
博明 渡辺
Akira Tomioka
彰 富岡
Hisao Kubo
久男 久保
Shunji Ogawa
俊二 小川
Hiroshi Shiozaki
弘 塩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の作業車両や作業船が交錯したり作業工程
に余裕がない場合であっても、それらの運行状況や作業
状況をリアルタイムかつ正確に把握し、高い施工能率と
安全性を確保する。 【解決手段】本発明の広域作業管理システム1は、土運
船2等にそれぞれ搭載されたGPS測量装置3、8、移
動側無線設備4、9及び移動側コンピュータ5、10
と、土運船等から離間した位置に設置された管理側コン
ピュータ13とからなり、該管理側コンピュータは、各
GPS測量装置で計測された土運船2等ごとのGPS測
量データを個別に受信しそれらのGPS測量データを用
いて土運船2等の相対位置関係がわかる形でモニタ15
に表示し、移動側コンピュータ5は、かかる相対位置管
理データを相対位置関係がわかる形でモニタ15に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海上、陸上等にお
いて大規模施工を行う際に使用される広域作業管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】海上に人工島を建設したり、陸上での大
規模土砂採取や宅地造成を行う場合には、その施工領域
は広範囲に及ぶ。したがって、かかる大規模施工におい
ては、各車両や船が自分の位置を正確に知ることが施工
精度の面できわめて重要となるが、最近では、このよう
な位置測量を行う方法としてGPSが広く採用されるよ
うになってきた。
【0003】GPSは、GPS衛星からの電波信号を受
信することによって自分自身の位置を求めることができ
る測位システムであり、航空機等の動体のナビゲーショ
ン(航法支援)や時刻情報の提供を目的として当初開発
されたものの、現在では、単独測位方式、干渉測位方
式、ディファレンシャル方式(DGPS)といったさま
ざまな測位方式が開発され、測量分野でも広く使用され
ている。
【0004】ここで、GPSを用いた広域施工において
は、各作業車両や作業船が自分自身の位置をGPS測量
で計測し、他の作業車両あるいは作業船との相対位置関
係や作業の順序等については、無線による音声を介して
連絡をとりあうことで衝突や作業の相互干渉を回避して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、音声連
絡を主体とするこのような方法では、情報伝達に時間差
が生じたり正確性に欠けたりするのを避けることはでき
ず、作業車両や作業船の数が多い場合や作業工程に余裕
がない場合には特に、各作業車両あるいは作業船間で作
業が干渉し合って施工能率が低下したり、最悪の場合、
接触事故を回避できないおそれがあるという問題を生じ
ていた。
【0006】また、各作業車両や作業船が自分自身の施
工実績を把握ないしは管理することはできても、他の作
業車両や作業船に関する施工実績あるいは作業状況を管
理するについては、上述したように即時性や精度の面で
どうしても限界があるという問題を生じていた。
【0007】このような問題は、各作業車両及び各作業
船の運行状況並びに工事全体の進捗状況を集中管理する
場合においても同様に生じ、集中管理側からの作業指示
や運行指示といった情報伝達が遅れたり、集中管理側で
判断が不正確になったりといった事態を招いていた。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、多数の作業車両や作業船が交錯したり作業工
程に余裕がない場合であっても、それらの運行状況や作
業状況をリアルタイムかつ正確に把握し、高い施工能率
と安全性を確保可能な広域作業管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る広域作業管理システムは請求項1に記
載したように、車両、船舶等の複数の作業用移動体にそ
れぞれ搭載されたGPS測量装置、移動側無線設備及び
移動側コンピュータと、前記作業用移動体から離間した
位置に設置された管理側無線設備及び管理側コンピュー
タとからなり、該管理側コンピュータは、前記各GPS
測量装置で計測された前記作業用移動体ごとのGPS測
量データを含む移動側データを前記移動側無線設備及び
前記管理側無線設備を介して個別に受信するとともに受
信した各移動側データに含まれるGPS測量データを相
対位置管理データとして処理して各作業用移動体の相対
位置関係がわかる形で所定の出力手段に出力するように
なっており、前記移動側コンピュータは、前記相対位置
管理データを含む管理側データを前記管理側無線設備及
び前記移動側無線設備を介して受信するとともに受信し
た管理側データに含まれる相対位置管理データを該移動
側コンピュータが搭載されている作業用移動体と他の作
業用移動体との相対位置関係がわかる形で所定の出力手
段に出力するようになっているものである。
【0010】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、前記移動側データに含
まれている前記作業用移動体ごとの移動情報が前記出力
手段に出力されるように構成したものである。
【0011】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、前記移動情報が前記管
理側データの一部として前記管理側無線設備及び前記移
動側無線設備を介して前記移動側コンピュータに送信さ
れるように構成するとともに、該移動側コンピュータ
を、受信された管理側データに含まれる前記移動情報が
前記出力手段に出力されるように構成したものである。
【0012】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、前記移動側データに基
づいて作成された運行指示情報が前記管理側データの一
部として前記管理側無線設備及び前記移動側無線設備を
介して前記移動側コンピュータに送信されるように構成
するとともに、該移動側コンピュータを、受信された管
理側データに含まれる前記運行指示情報が前記出力手段
に出力されるように構成したものである。
【0013】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、前記移動側データに含
まれている前記作業用移動体ごとの作業情報が前記出力
手段に出力されるように構成したものである。
【0014】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、前記作業情報が前記管
理側データの一部として前記管理側無線設備及び前記移
動側無線設備を介して前記移動側コンピュータに送信さ
れるように構成するとともに、該移動側コンピュータ
を、受信された管理側データに含まれる前記作業情報が
前記出力手段に出力されるように構成したものである。
【0015】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、前記移動側データに基
づいて作成された作業指示情報が前記管理側データの一
部として前記管理側無線設備及び前記移動側無線設備を
介して前記移動側コンピュータに送信されるように構成
するとともに、該移動側コンピュータを、受信された管
理側データに含まれる前記作業指示情報が前記出力手段
に出力されるように構成したものである。
【0016】また、本発明に係る広域作業管理システム
は、前記管理側コンピュータを、所定の連絡情報が前記
管理側データの一部として前記管理側無線設備及び前記
移動側無線設備を介して前記移動側コンピュータに送信
するように構成するとともに、該移動側コンピュータ
を、受信された管理側データに含まれる前記連絡情報が
前記出力手段に出力されるように構成したものである。
【0017】本発明に係る広域作業管理システムにおい
ては、車両、船舶等の複数の作業用移動体にそれぞれ搭
載されたGPS測量装置で各自の位置を計測するにとど
まるのではなく、作業用移動体ごとに計測された各GP
S測量データを移動側データの一部として管理側コンピ
ュータに送信し、管理側コンピュータでは、各作業用移
動体から送信されてきた移動側データに含まれているG
PS測量データを各作業用移動体同士の相対位置関係が
わかるように相対位置管理データとして処理し、これを
出力手段に出力するとともに、かかる相対位置管理デー
タを管理側データの一部として移動側コンピュータに送
信し、移動側コンピュータでは、これを所定の出力手段
に出力する。
【0018】このようにすると、管理側コンピュータで
は、複数の作業用移動体の相対位置関係がリアルタイム
に出力されることとなり、管理側での集中管理が可能と
なる。また、移動側コンピュータにおいても、他の作業
用移動体との相対関係において自身の位置がリアルタイ
ムに出力される。
【0019】作業用移動体は広域作業を行うことを目的
とした移動体であればどのようなものでもよく、陸上、
海上、水中、空中あるいは宇宙空間等の作業領域を問わ
ないし、埋立、計測、掘削、打込み、組立等の作業目的
も問わない。具体的には、ブルドーザ、クローラクレー
ン、ダンプカーなどの陸上土木機械や、底開パージ、ボ
ックスパージ、リクレーマ船、測量船といった埋立用船
舶はもちろん、徒歩で盛土の測量を行う測量者も本発明
で言うところの作業用移動体に含まれる。
【0020】GPS測量装置の測位方式も問わないが、
リアルタイム性という面では、単独測位方式や、干渉測
位の一種であるRTK―GPS(リアルタイムキネマテ
ィックGPS)方式、あるいはDGPS(ディファレン
シャルGPS)方式などが優れている。なお、DGPS
方式を採用する場合には、作業用移動体に搭載するGP
S測量装置のほかに、基準位置にて単独測位を行うとと
もにその結果を作業用移動体に搭載されたGPS測量装
置に送るための基準局が別途必要となることやRTK―
GPS方式の場合にも別途基準局が必要となることは言
うまでもない。
【0021】移動側コンピュータや管理側コンピュータ
をどのように構成するかは任意であり、パソコンあるい
は複数のパソコンをネットワークを介して相互に接続し
たパソコン群で構成することが可能であり、出力手段と
しては、移動側コンピュータあるいは管理側コンピュー
タの周辺機器として接続されたモニター、プロッタ、プ
リンタなどで構成することが考えられる。
【0022】ここで、管理側コンピュータを、前記移動
側データに含まれている前記作業用移動体ごとの移動情
報、例えば移動方向や移動速度といった情報が前記出力
手段に出力されるように構成したならば、管理側コンピ
ュータで複数の作業用移動体の相対位置関係がリアルタ
イムに出力されるのみならず、作業用移動体の運行予測
も可能となり、衝突や作業干渉といった事態をさらに確
実に回避することができる。
【0023】さらに、管理側コンピュータを、前記移動
情報が前記管理側データの一部として前記管理側無線設
備及び前記移動側無線設備を介して前記移動側コンピュ
ータに送信されるように構成するとともに、該移動側コ
ンピュータを、受信された管理側データに含まれる前記
移動情報が前記出力手段に出力されるように構成したな
らば、移動側コンピュータでも、他の作業用移動体との
相対関係において自身の位置がリアルタイムに出力され
るのみならず、他の作業用移動体の運行予測も可能とな
り、管理側からの指示を待たずとも、各作業用移動体が
自らの判断で衝突や作業干渉といった事態を確実に回避
することができる。
【0024】また、管理側コンピュータを、前記移動側
データに基づいて作成された運行指示情報、例えば移動
側データに含まれるGPS測量データや上述した移動情
報に基づいて管理側で作成された作業用移動体ごとの運
行指示情報が前記管理側データの一部として前記管理側
無線設備及び前記移動側無線設備を介して前記移動側コ
ンピュータに送信されるように構成するとともに、該移
動側コンピュータを、受信された管理側データに含まれ
る前記運行指示情報が前記出力手段に出力されるように
構成したならば、移動側コンピュータでも、他の作業用
移動体との相対関係において自身の位置がリアルタイム
に出力されるのみならず、管理側から与えられた運行指
示情報にしたがって各作業用移動体が運行するだけで、
各作業用移動体が自ら判断せずとも作業全体の効率化や
運行の安全性が確保される。
【0025】一方、管理側コンピュータを、前記移動側
データに含まれている前記作業用移動体ごとの作業情
報、例えば土運船であれば土砂積込投入時の時刻や土量
若しくはその位置又は開閉状態に関する情報、測量船で
あれば計測された深さデータやその計測位置といった情
報が前記出力手段に出力されるように構成したならば、
管理側コンピュータで複数の作業用移動体の相対位置関
係がリアルタイムに出力されるのみならず、各作業用移
動体による作業進捗状況、例えば埋立作業であればその
出来形や出来高を集中管理することが可能となる。
【0026】さらに、管理側コンピュータを、前記作業
情報が前記管理側データの一部として前記管理側無線設
備及び前記移動側無線設備を介して前記移動側コンピュ
ータに送信されるように構成するとともに、該移動側コ
ンピュータを、受信された管理側データに含まれる前記
作業情報が前記出力手段に出力されるように構成したな
らば、移動側コンピュータでも、他の作業用移動体によ
る作業進捗状況、例えば埋立作業であればその出来形や
出来高を把握することが可能となる。
【0027】また、管理側コンピュータを、前記移動側
データに基づいて作成された作業指示情報、例えば、該
移動側データに含まれている上述した作業情報に基づい
て土砂積込や投入を行うべき時刻や土量若しくはその位
置を土運船に指示したり、計測すべき位置を測量船に指
示したりといった情報が前記管理側データの一部として
前記管理側無線設備及び前記移動側無線設備を介して前
記移動側コンピュータに送信されるように構成するとと
もに、該移動側コンピュータを、受信された管理側デー
タに含まれる前記作業指示情報が前記出力手段に出力さ
れるように構成したならば、管理側から与えられた作業
指示情報にしたがって作業するだけで、各作業用移動体
が自ら判断せずとも効率的な作業を行うことが可能とな
る。
【0028】また、管理側コンピュータを、所定の連絡
情報、例えば気海象情報、作業領域全体の映像情報、潮
位や海図情報、業務連絡情報等が前記管理側データの一
部として前記管理側無線設備及び前記移動側無線設備を
介して前記移動側コンピュータに送信するように構成す
るとともに、該移動側コンピュータを、受信された管理
側データに含まれる前記連絡情報が前記出力手段に出力
されるように構成したならば、各作業用移動体は、周辺
の環境を把握しながら安全に作業を進めることが可能と
なる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る広域作業管理
システムの実施の形態について、添付図面を参照して説
明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0030】図1は、本実施形態に係る広域作業管理シ
ステムを示した全体ブロック図、図2は該システムを用
いて海上埋立造成を行っている様子を示した作業領域全
体の斜視図である。
【0031】これらの図でわかるように、本実施形態に
係る広域作業管理システム1は、作業用移動体である土
運船2に搭載されたGPS測量装置3、移動側無線設備
4及び移動側コンピュータ5と、やはり作業用移動体で
ある測量船7に搭載されたGPS測量装置8、移動側無
線設備9及び移動側コンピュータ10と、これら土運船
2や測量船3から離間した位置、例えば海岸沿いに設置
された工事事務所11内に設置された管理側無線設備1
2及び管理側コンピュータ13とから構成してある。
【0032】土運船2は、土砂を積み込んで運搬し所定
の位置にて海中に投入する役目を果たす埋立用船舶であ
り、底開パージ、ボックスパージ、リクレーマ船などさ
まざまなタイプのものが存在する。そして、図2でよく
わかるように、埋立範囲31が広域になればなるほど、
多くの台数が同時に海上を行き来することとなる。
【0033】GPS測量装置3には、図1に示すように
DGPSビーコン受信機6を接続してあり、図2に示し
た基準局32で得られた単独測位結果データを受信でき
るようになっている。そして、GPS測量装置3は、か
かる基準局32での単独測位結果とGPS測量装置3自
身で計測された単独測位結果とを差し引きすることでリ
アルタイム性と精度とを兼ね備えたDGPS測位データ
を得ることができるようになっている。基準局32とし
ては、例えば海上保安庁の中波ビーコンによるDGPS
補正データサービスを利用することができる。
【0034】移動側コンピュータ5は、図1に示すよう
にパソコン本体14と該本体に周辺機器として接続され
たモニタ15及びプリンタ16とで構成してある。
【0035】測量船7は、海底の水深を計測して埋立の
進捗状況を把握するための船舶であり、図2では1隻の
み示したが、埋立範囲31が広域になればやはり複数が
同時に海上に行き来する場合もある。なお、測量船7に
搭載されたGPS測量装置8もGPS測量装置3と同様
の構成であって土運船2と同様のDGPSビーコン受信
機6を接続してあるとともに、移動側コンピュータ10
も土運船2と同様、パソコン本体14と該本体に周辺機
器として接続されたモニタ15及びプリンタ16とで構
成してある。
【0036】測量船7には、上述したような自己位置を
測位するシステムのほかに水深の計測及びその三次元位
置の測位を行うシステムが搭載してあり、アンテナ取付
けロッド20の上端にRTK―GPS信号を受信するア
ンテナ17を、下端に超音波センサ18をそれぞれ取り
付けるとともに、アンテナ17にはRTK―GPS受信
機19を、超音波センサ18には音響測深機21を接続
し、さらにこれらRTK―GPS受信機19及び音響測
深機21を水深データ時刻同期ユニット22を介してノ
ートパソコン23に接続してある。また、RTK―GP
S受信機19には、工事事務所11から送信されてきた
RTK―GPS補正データを受信する特定小電力無線受
信機24を接続してあり、該補正データとアンテナ17
で受信されたRTK―GPS信号とを用いて、いわゆる
RTK―GPS測位方式の測位データを演算処理できる
ようになっている。
【0037】ノートパソコン23は、超音波センサ18
及び音響測深機21を用いて計測された水深データとR
TK―GPS受信機19で演算出力された三次元位置デ
ータとを受け取り、これをグラフィックスあるいはテキ
ストとして適宜画面上に表示するとともに、これらのデ
ータを携帯電話27を介して事務所11の管理側コンピ
ュータ13に随時データ転送できるようになっている。
なお、水深データは、アンテナ取付けロッド20の鉛直
長さ及び三次元位置データの鉛直成分データを用いて適
宜補正される。
【0038】工事事務所11には、上述したように管理
側無線設備12及び管理側コンピュータ13を設置して
あり、管理側コンピュータ13は、パソコン本体14と
該本体に周辺機器として接続されたモニタ15及びプリ
ンタ16とで構成してある。なお、管理側コンピュータ
13に関しては、作業船2や測量船7の台数によって適
宜その規模を設計すればよく、台数規模が大きい場合に
は、図1に示したスタンドアローン型ではなく、複数の
パソコンをネットワーク、例えばLANで相互に接続し
たパソコン群として構成してもよい。例えば、土運船2
や測量船7からの移動側データを受信する受信専用パソ
コン、受信した移動側データから全船舶の航行位置を大
画面で表示可能なパソコンあるいは液晶プロジェクタ、
管理側データを土運船2や測量船7に送信する送信専用
パソコンなど目的別で構成することが考えられる。
【0039】また、工事事務所11には、GPS衛星か
らのRTK―GPS信号を受信するRTK―GPS信号
受信機26と、受信された信号をRTK―GPS補正信
号として測量船7に送信する無線送信機25とを設置し
てある。
【0040】移動側無線設備4、9及び管理側無線設備
12は、例えば広域データ伝送と同報通話が可能な無線
通信サービスであるデジタルMCAに対応した機器を利
用するのがよい。
【0041】一方、沖合には、図2に示すような海上施
設33を設けてある。
【0042】図3は、海上施設33の詳細斜視図であ
る。同図でわかるように、海上施設33には、工事事務
所11の無線送信機25から送信されたRTK―GPS
補正データを中継して測量船7まで確実な送信を行うた
めの中継局41を設置してある。かかる構成により、無
線送信機25の電力を抑えることが可能となり、例えば
特定小電力無線送信機を用いることが可能となる。
【0043】また、海上施設33には、周辺の様子を撮
像するテレビカメラ42と、温度、湿度等を計測する気
象観測装置43と、波の高さ、流速等を計測する海象観
測装置44とを設置してあり、テレビカメラ42で撮像
された画像データや気象観測装置43及び海象観測装置
44で観測された気海象データを工事事務所11に送信
するようになっている。なお、これらの装置を駆動する
電源として太陽電池45を設置してある。
【0044】本実施形態に係る広域作業管理システム1
においては、管理側コンピュータ13は、各GPS測量
装置3、8で計測された土運船2や測量船7ごとのGP
S測量データを含む移動側データを移動側無線設備4、
9及び管理側無線設備12を介して個別に受信するとと
もに、受信した各移動側データに含まれるGPS測量デ
ータを相対位置管理データとして処理して土運船2や測
量船7の相対位置関係がわかる形でモニタ15やプリン
タ16に出力し、移動側コンピュータ5、10は、相対
位置管理データを含む管理側データを管理側無線設備1
2及び移動側無線設備4、9を介して受信するとともに
受信した管理側データに含まれる相対位置管理データを
該移動側コンピュータが搭載されている土運船2あるい
は測量船7と他の船舶との相対位置関係がわかる形でモ
ニタ15やプリンタ16に出力する。
【0045】図4(a)、(b)は、それぞれ管理側コンピュ
ータ13、移動側コンピュータ5のモニタ15に映し出
された画面の一例を示したものであり、同図でわかるよ
うに、これらのモニタ15には、土運船2や測量船7の
相対位置関係がリアルタイムに表示される。
【0046】また、管理側コンピュータ13は、移動側
データに含まれている土運船2や測量船7ごとの移動方
向や移動速度といった移動情報をモニタ15等に出力す
るとともに、これらの移動情報を管理側データの一部と
して管理側無線設備12及び移動側無線設備4、9を介
して移動側コンピュータ5、10に送信し、移動側コン
ピュータ5、10は、受信した管理側データに含まれる
移動情報をモニタ15等に表示する。
【0047】図5(a)、(b)は、それぞれ管理側コンピュ
ータ13、移動側コンピュータ5のモニタ15に映し出
された画面の一例を示したものであり、同図でわかるよ
うに、これらのモニタ15には、土運船2や測量船7の
相対位置関係及びその移動方向及び速度がリアルタイム
に表示される。ここで、移動方向及び速度は、同図に示
すようなビジュアルなベクトル表示ではなく、数値で示
すようにしてもよい。
【0048】また、管理側コンピュータ13は、移動側
データに基づいて作成された運行指示情報、例えば移動
側データに含まれるGPS測量データや上述した移動情
報に基づいて管理側で作成された土運船2や測量船7ご
との運行指示情報を管理側データの一部として移動側コ
ンピュータ5、10に送信するとともに、移動側コンピ
ュータ5、10は、受信された管理側データに含まれる
運行指示情報をモニタ15等に出力する。
【0049】図6は、移動側コンピュータ5のモニタ1
5に映し出された画面の一例を示したものであり、同図
でわかるように、該モニタには、土運船2や測量船7の
相対位置関係及びその移動方向及び速度のみならず、自
船が移動すべき方向が運行指示情報としてリアルタイム
に表示される。
【0050】また、管理側コンピュータ13は、土運船
2から送信されてきた移動側データに含まれている土砂
積込投入時の時刻や土量若しくはその位置又は開閉状態
といった作業情報や、測量船7から送信されてきた水深
データやその計測位置といった作業情報をモニタ15に
例えば表形式で表示する。また、測量船7から送信され
てきた水深データについては、該データから埋立の出来
形や出来高を演算してモニタ15にグラフィック表示す
る。
【0051】このような作業情報や埋立の出来形あるい
は出来高は、管理側コンピュータ13の記憶装置にその
つど記憶しておき、土運船運行履歴、埋立の出来高ある
いは出来形の推移などさまざまな視点から作業日報、作
業月報といった社内管理用や発注者への報告用として随
時プリンタ16等に出力することができるように構成し
ておくのがよい。
【0052】また、管理側コンピュータ13は、上述の
作業情報を管理側データの一部として移動側コンピュー
タ5、10に送信し、該移動側コンピュータは、受信さ
れたかかる作業情報をモニター15等に出力する。
【0053】また、管理側コンピュータ13は、上述し
た作業情報に基づいて土砂積込や投入を行うべき時刻、
土量若しくはその目的地点または該目的地点までの運行
経路を土運船2に指示する作業指示情報や、水深計測を
行う範囲やその運行経路を測量船7に指示する作業指示
情報を管理側データの一部として移動側コンピュータ
5、10に送信する。作業指示情報を作成するにあたっ
ては、全体として効率的な施工が行われるように留意
し、土運船2や測量船7の進入経路や順序、投入位置、
測量範囲等は、そのときの潮位、投入場所の水深や出来
形等を考慮して適宜判断する。
【0054】図7は、特定の土運船2に搭載された移動
側コンピュータ5のモニタ画面を示したものであり、該
画面には上述の作業指示情報が土砂を投入すべき位置や
その距離あるいは方向としてグラフィック表示してあ
る。土運船2の側では、かかる画面表示内容にしたがっ
て土砂の積込や運搬を行えばよい。測量船7における場
合についてもほぼ同様であり、移動側コンピュータ10
のモニタ画面に表示された測量範囲等の作業指示情報に
したがって水深の測量を行えばよい。
【0055】また、管理側コンピュータ13は、気海象
情報、作業領域全体の映像情報、潮位や海図情報、業務
連絡情報等の連絡情報を管理側データの一部として移動
側コンピュータ5、10に送信し、該移動側コンピュー
タは、受信した管理側データに含まれる連絡情報を例え
ばテキスト形式でモニタ15等に表示する。
【0056】このような連絡情報は、管理側コンピュー
タ13の記憶装置にそのつど記憶しておき、社内管理用
や発注者への報告用として随時プリンタ16等に出力す
ることができるように構成しておくのがよい。
【0057】以上説明したように、本実施形態に係る広
域作業管理システムによれば、土運船2や測量船7にG
PS測量装置3、8及び移動側コンピュータ10を搭載
するとともに工事事務所11に管理側コンピュータ13
を設置して移動側で測位されたGPS測量データを管理
側コンピュータ13に送信し、これを該コンピュータの
モニタ15に表示するようにしたので、管理側コンピュ
ータ13では、各土運船2や各測量船7の航行位置をそ
れらの相対位置関係が一目でわかる状態でリアルタイム
にしかも一元的に管理することが可能となる。そのた
め、電話連絡等の手段を用いて土運船2や測量船7と随
時連絡をとることにより、衝突や作業干渉といった事態
を未然に回避することができる。
【0058】また、移動側コンピュータ5、10におい
ても、他の船舶との相対位置関係が一目で把握できる状
態でしかも同時刻に同じ内容でモニタ15に表示される
ので、工事事務所側からの連絡を待たずとも自らの判断
で衝突や作業干渉を未然に回避することができる。
【0059】埋立造成工事においては、大量の大型作業
船(土運船)を使って複数箇所からの土砂の積込み、指
定ルートに沿った航行及び指定位置への土砂投入を繰り
返し行うことによっていかに急速施工を行うかが重要と
なるが、従来のように各船舶の現在位置を音声で連絡し
合う方法では、海上で行き来する大量の土運船や測量船
をリアルタイムにかつ正確に集中管理することは不可能
であり、その意味で本実施形態に係る広域作業管理シス
テムは、上述したように相互の作業干渉を避けながらし
かも安全性を確保した状態で施工効率を大幅に向上させ
ることができる画期的なシステムと言える。
【0060】また、本実施形態によれば、移動側コンピ
ュータ5、10から送信されてきた移動側データに含ま
れている土運船2や測量船7ごとの移動方向や移動速度
といった移動情報を管理側コンピュータ13のモニタ1
5に表示するようにしたので、工事事務所11側におい
て土運船2や測量船7の運行予測が可能となり、衝突や
作業干渉といった事態をさらに確実に防止することがで
きる。
【0061】また、本実施形態によれば、管理側データ
の一部として管理側コンピュータ13から受信した上述
の移動情報を移動側コンピュータ5、10のモニタ15
に表示するようにしたので、土運船2や測量船7の側で
も他の船舶の運行予測が可能となり、管理側すなわち工
事事務所11側からの指示を待たずとも、自らの判断で
衝突や作業干渉といった事態をさらに確実に防止するこ
とができる。
【0062】また、本実施形態によれば、移動側データ
に含まれるGPS測量データや上述した移動情報に基づ
いて管理側で作成された土運船2や測量船7ごとの運行
指示情報を管理側データの一部として管理側コンピュー
タ13が送信し、これを移動側コンピュータ5、10が
受信してそれらのモニタ15に表示するようにしたの
で、土運船2や測量船7の側では、管理側から与えられ
た運行指示情報の誘導に沿って自船を航行させるだけ
で、自ら判断せずとも作業全体の効率化や航行の安全性
を確保することが可能となる。
【0063】また、本実施形態によれば、土運船2から
送信されてきた土砂積込投入時の時刻や土量若しくはそ
の位置又は開閉状態に関する作業情報や、測量船7から
送信されてきた計測水深データやその計測位置といった
作業情報を、移動側データの一部として管理側コンピュ
ータ13で受信し、これらを該コンピュータのモニタ1
5に表示するようにしたので、工事事務所11の側で
は、土運船2や測量船7による作業進捗状況、特に埋立
の出来形や出来高を集中管理することが可能となる。ま
た、このような作業情報を管理側コンピュータ13の記
憶装置に書き込んでおけば、作業日報、運土量、埋立土
量、埋立海域の水深測量結果などの施工管理記録を随時
プリンタ16等に出力し、例えば発注者への工事進捗状
況報告書とすることが可能となり、音声連絡に頼ってい
た従来の施工システムに比べて、大きな省力化、迅速化
及び精度の向上を図ることができる。
【0064】また、本実施形態によれば、このような作
業情報を管理側コンピュータ13から管理側データの一
部として送信し、これを移動側コンピュータ5、10で
受信して該コンピュータのモニタ15に表示するように
したので、土運船2や測量船7の側でも、他の船舶によ
る作業進捗状況、特に埋立の出来形や出来高を把握する
ことが可能となる。
【0065】また、本実施形態によれば、移動側データ
に含まれている上述した作業情報に基づいて土砂積込や
投入を行うべき時刻や土量若しくはその目的地点又は該
地点までの運行経路を土運船2に指示したり、計測すべ
き位置や運行経路を測量船7に指示したりといった作業
指示情報を管理側データの一部として管理側コンピュー
タ13から送信し、これを移動側コンピュータ5、10
で受信して該コンピュータのモニタ15に表示するよう
にしたので、土運船2や測量船7の側では、管理側から
与えられた作業指示情報にしたがって作業するだけで、
自ら判断せずとも効率的な作業を行うことが可能とな
る。
【0066】また、本実施形態によれば、気海象情報、
作業領域全体の映像情報、潮位や海図情報、業務連絡情
報の連絡情報を管理側データの一部として管理側コンピ
ュータ13が送信し、これを移動側コンピュータ5、1
0で受信して該コンピュータのモニタ15に表示するよ
うにしたので、土運船2や測量船7の側では、周辺の環
境を把握しながら安全に作業を進めることが可能とな
る。
【0067】本実施形態では、移動側コンピュータ5、
10から送信されてきた土運船2や測量船7ごとの移動
方向や移動速度といった移動情報を管理側コンピュータ
13のモニタ15に表示したり、かかる移動情報を移動
側コンピュータ5、10のモニタ15に表示したり、土
運船2や測量船7ごとの運行指示情報を管理側コンピュ
ータ13が送信してこれを移動側コンピュータ5、10
のモニタ15に表示したり、土運船2や測量船7からの
作業情報を管理側コンピュータ13のモニタ15に表示
したり、かかる作業情報を管理側コンピュータ13から
移動側コンピュータ5、10に送って該コンピュータの
モニタ15に表示したり、上述した作業情報に基づいて
作成された作業指示情報を管理側コンピュータ13から
送信してこれを移動側コンピュータ5、10のモニタ1
5に表示したり、さまざまな連絡情報を管理側コンピュ
ータ13が送信して移動側コンピュータ5、10のモニ
タ15に表示するようにしたが、かかる構成について
は、作業エリアの大きさや作業台数あるいは作業目的を
勘案しながらその必要性を適宜判断し、任意に採用すべ
き事項である。
【0068】また、本実施形態では、特に言及しなかっ
たが、埋立に引き続いて盛土を行う際、作業用移動体で
ある測量者が移動側コンピュータとしてのノートパソコ
ン、GPS測量装置及び移動側無線設備としてのデジタ
ル携帯電話を保持し、該盛土の出来形を測量船7で採用
したと同様のRTK―GPS測位方式で測量を行い、ノ
ートパソコンで計測データを表示するとともに、該計測
データをデジタル携帯電話を介して工事事務所11の管
理側コンピュータ13に送信するようにしてもよい。ま
た、測量すべき範囲を作業情報として管理側コンピュー
タ13からデジタル携帯電話を介して移動側コンピュー
タであるノートパソコンで受信し、該作業指示にしたが
って盛土の測量を行うようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の広域作業管理システムによれば、管理側コンピュー
タでは、各作業用移動体の位置をそれらの相対位置関係
が一目でわかる状態でリアルタイムにしかも一元的に管
理することが可能となる。そのため、電話連絡等の手段
を用いて各作業用移動体と随時連絡をとることにより、
衝突や作業干渉といった事態を未然に回避することがで
きる。また、移動側コンピュータにおいても、他の作業
用移動体との相対位置関係が一目で把握できる状態でし
かも同時刻に同じ内容で出力されるので、管理側からの
連絡を待たずとも自らの判断で衝突や作業干渉を未然に
回避することができる。
【0070】また、請求項2に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、管理側において各作業用移動体の
移動予測が可能となり、衝突や作業干渉といった事態を
さらに確実に防止することができるという効果も奏す
る。
【0071】また、請求項3に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、各作業用移動体の側でも他の作業
用移動体の移動予測が可能となり、管理側からの指示を
待たずとも、自らの判断で衝突や作業干渉といった事態
をさらに確実に防止することができるという効果も奏す
る。
【0072】また、請求項4に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、各作業用移動体の側では、管理側
から与えられた運行指示情報の誘導に沿って移動するだ
けで、自ら判断せずとも作業全体の効率化や移動の安全
性を確保することが可能となるという効果も奏する。
【0073】また、請求項5に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、管理側では、各作業用移動体によ
る作業進捗状況を集中管理することが可能となる。ま
た、このような作業情報を管理側コンピュータの記憶装
置に書き込んでおけば、さまざまな施工管理記録を随時
出力手段に出力することが可能となり、音声連絡に頼っ
ていた従来の施工システムに比べて、大きな省力化、迅
速化及び精度の向上を図ることができるという効果も奏
する。
【0074】また、請求項6に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、各作業用移動体の側でも、他の作
業用移動体による作業進捗状況を把握することが可能と
なるという効果も奏する。
【0075】また、請求項7に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、各作業用移動体の側では、管理側
から与えられた作業指示情報にしたがって作業するだけ
で、自ら判断せずとも効率的な作業を行うことが可能と
なるという効果も奏する。
【0076】また、請求項8に係る本発明の広域作業管
理システムによれば、各作業用移動体の側では、周辺の
環境を把握しながら安全に作業を進めることが可能とな
るという効果も奏する。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る広域作業管理システムの全体
ブロック図。
【図2】本実施形態に係る広域作業管理システムを用い
て海上埋立造成を行っている様子を示した作業領域全体
の斜視図。
【図3】海上施設33の詳細斜視図。
【図4】管理側コンピュータ13、移動側コンピュータ
5のモニタ15に土運船2等の現在位置が表示されてい
る様子をそれぞれ示した図。
【図5】管理側コンピュータ13、移動側コンピュータ
5のモニタ15に土運船2等の現在位置及び移動方向並
びに移動速度が表示されている様子をそれぞれ示した
図。
【図6】移動側コンピュータ5のモニタ15に他船との
相対位置関係、その移動方向及び速度並びに自船が移動
すべき方向が運行指示情報として表示されている様子を
示した図。
【図7】移動側コンピュータ5のモニタ15に他船との
相対位置関係、その移動方向及び速度並びに自船の投入
位置が作業指示情報として表示されている様子を示した
図。
【符号の説明】
1 広域作業管理システム 2 土運船(作業用移動体) 3、8 GPS測量装置 4、9 移動側無線設備 5、10 移動側コンピュータ 7 測量船(作業用移動体) 12 管理側無線設備 13 管理側コンピュータ 15 モニタ(出力手段) 16 プリンタ(出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 俊二 愛知県名古屋市東区東桜1−10−19 株式 会社大林組名古屋支店内 (72)発明者 塩崎 弘 愛知県名古屋市東区東桜1−10−19 株式 会社大林組名古屋支店内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両、船舶等の複数の作業用移動体にそ
    れぞれ搭載されたGPS測量装置、移動側無線設備及び
    移動側コンピュータと、前記作業用移動体から離間した
    位置に設置された管理側無線設備及び管理側コンピュー
    タとからなり、該管理側コンピュータは、前記各GPS
    測量装置で計測された前記作業用移動体ごとのGPS測
    量データを含む移動側データを前記移動側無線設備及び
    前記管理側無線設備を介して個別に受信するとともに受
    信した各移動側データに含まれるGPS測量データを相
    対位置管理データとして処理して各作業用移動体の相対
    位置関係がわかる形で所定の出力手段に出力するように
    なっており、前記移動側コンピュータは、前記相対位置
    管理データを含む管理側データを前記管理側無線設備及
    び前記移動側無線設備を介して受信するとともに受信し
    た管理側データに含まれる相対位置管理データを該移動
    側コンピュータが搭載されている作業用移動体と他の作
    業用移動体との相対位置関係がわかる形で所定の出力手
    段に出力するようになっていることを特徴とする広域作
    業管理システム。
  2. 【請求項2】 前記管理側コンピュータを、前記移動側
    データに含まれている前記作業用移動体ごとの移動情報
    が前記出力手段に出力されるように構成した請求項1記
    載の広域作業管理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理側コンピュータを、前記移動情
    報が前記管理側データの一部として前記管理側無線設備
    及び前記移動側無線設備を介して前記移動側コンピュー
    タに送信されるように構成するとともに、該移動側コン
    ピュータを、受信された管理側データに含まれる前記移
    動情報が前記出力手段に出力されるように構成した請求
    項2記載の広域作業管理システム。
  4. 【請求項4】 前記管理側コンピュータを、前記移動側
    データに基づいて作成された運行指示情報が前記管理側
    データの一部として前記管理側無線設備及び前記移動側
    無線設備を介して前記移動側コンピュータに送信される
    ように構成するとともに、該移動側コンピュータを、受
    信された管理側データに含まれる前記運行指示情報が前
    記出力手段に出力されるように構成した請求項2記載の
    広域作業管理システム。
  5. 【請求項5】 前記管理側コンピュータを、前記移動側
    データに含まれている前記作業用移動体ごとの作業情報
    が前記出力手段に出力されるように構成した請求項1記
    載の広域作業管理システム。
  6. 【請求項6】 前記管理側コンピュータを、前記作業情
    報が前記管理側データの一部として前記管理側無線設備
    及び前記移動側無線設備を介して前記移動側コンピュー
    タに送信されるように構成するとともに、該移動側コン
    ピュータを、受信された管理側データに含まれる前記作
    業情報が前記出力手段に出力されるように構成した請求
    項5記載の広域作業管理システム。
  7. 【請求項7】 前記管理側コンピュータを、前記移動側
    データに基づいて作成された作業指示情報が前記管理側
    データの一部として前記管理側無線設備及び前記移動側
    無線設備を介して前記移動側コンピュータに送信される
    ように構成するとともに、該移動側コンピュータを、受
    信された管理側データに含まれる前記作業指示情報が前
    記出力手段に出力されるように構成した請求項5記載の
    広域作業管理システム。
  8. 【請求項8】 前記管理側コンピュータを、所定の連絡
    情報が前記管理側データの一部として前記管理側無線設
    備及び前記移動側無線設備を介して前記移動側コンピュ
    ータに送信するように構成するとともに、該移動側コン
    ピュータを、受信された管理側データに含まれる前記連
    絡情報が前記出力手段に出力されるように構成した請求
    項1記載の広域作業管理システム。
JP8820198A 1998-03-17 1998-03-17 広域作業管理システム Pending JPH11265500A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202589A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Ohbayashi Corp 広域作業管理システム
JP2001319300A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Ohbayashi Corp 航行水域管理システム
JP2002358598A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の稼働台数出力方法及びその装置並びに稼働台数管理システム
JP2004110458A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fukuyama Consultants Co Ltd 計測地点データの作成方法、データ処理方法、データ処理装置及びデータ処理システム、並びにプログラム及び情報記憶媒体
JP2008226259A (ja) * 2008-04-04 2008-09-25 Toa Harbor Works Co Ltd 船舶運航管理システム

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