JPH11265217A - 圧力式流量制御装置 - Google Patents

圧力式流量制御装置

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JPH11265217A
JPH11265217A JP10089464A JP8946498A JPH11265217A JP H11265217 A JPH11265217 A JP H11265217A JP 10089464 A JP10089464 A JP 10089464A JP 8946498 A JP8946498 A JP 8946498A JP H11265217 A JPH11265217 A JP H11265217A
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JP
Japan
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valve
control valve
fluid control
flow rate
fluid
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JP10089464A
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English (en)
Inventor
Satoru Yasukochi
悟 安河内
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Stec KK
Fujikin Inc
Original Assignee
Stec KK
Fujikin Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の孔径に簡単に設定することができ、安
定した流量制御を行うことができるようにした圧力式流
量制御装置を提供すること。 【解決手段】 流体制御弁5の下流側に絞り機構7を設
け、この絞り機構の上流側の圧力を下流側の圧力の約2
倍以上に保持した状態でガスの流量制御を行う圧力式流
量制御装置において、前記絞り機構を、前記流体制御弁
と同一構造の弁で構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスなどの流体
の流量を制御する圧力式流量制御装置、特に、流体制御
弁の下流側に絞り機構を設け、この絞り機構の上流側の
圧力を下流側の圧力の約2倍以上に保持した状態でガス
の流量制御を行う圧力式流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノズルを通るガス流の特徴の一つに、ノ
ズルの上流側圧力P1 と下流側圧力P2 の圧力比P2
1 がガスの臨界圧力比(空気や窒素などの場合約0.
5)が0.5以下になると、ノズルを通るガスの流速が
音速となって、ノズル下流側の圧力変動が上流側に伝播
しなくなり、ノズル上流側の状態に相応した安定した質
量流量を得ることができるといった事象がある。
【0003】上述の事象を応用した装置として、例えば
特開平8−335117号公報や特開平8−33854
6号公報に開示された圧力式流量制御装置がある。この
圧力式流量制御装置は、流体制御弁の下流側に音速ノズ
ルのような絞り機構を設け、この絞り機構の上流側の圧
力を下流側の圧力の約2倍以上に保持した状態で流体の
流量制御を行うもので、従来のマスフローコントローラ
などの流体制御装置に比べて、流量制御を高精度で行う
ことができるといった利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている圧力式流量制御装置においては、絞
り機構における孔を機械加工によって形成しており、し
かも、その径は固定的に定められるものであった。この
ため、機械加工のばらつきが即、流量や差圧の個体差に
結びつき、安定した制御が行えないことがある。そし
て、絞り機構における孔径が固定的であるため、特定の
流量にしか設定できないといった不都合があった。
【0005】また、前記絞り機構における孔の径は、例
えば0.1〜0.7mm程度と微細であり、このような
微細な孔は、放電、プレス、エッチングなどの特殊な加
工方法によらねばならず、製作の面でも煩わしいもので
あった。
【0006】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、所望の孔径に簡単に設定するこ
とができ、安定した流量制御を行うことができるように
した圧力式流量制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、流体制御弁の下流側に絞り機構を設
け、この絞り機構の上流側の圧力を下流側の圧力の約2
倍以上に保持した状態でガスの流量制御を行う圧力式流
量制御装置において、前記絞り機構を、前記流体制御弁
と同一構造の弁で構成している。
【0008】上記圧力式流量制御装置においては、絞り
機構を、これの上流側に設けられる流体制御弁と同一構
造のバルブで構成しているので、オリフィスの径をアナ
ログ的に変化させることができ、絞り機構におけるオリ
フィス径を機械加工を厳密に行うことなく、所望の孔径
に設定することができ、制御流量の可変範囲が広くなる
とともに、安定した流量制御を行うことができる。
【0009】流体制御弁および絞り機構をピエゾ式バル
ブで構成した場合、その弁またはオリフィスにおける制
御をより簡単に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1および図2は、この発明の第1の
実施の形態を示す。まず、図1は、この発明の圧力式流
量制御装置の一例を示し、この図において、1は例えば
直方体状の本体ブロックで、耐化学薬品性を有する素
材、例えばステンレス鋼よりなる。この本体ブロック1
の左右両端には、それぞれ、ガスなど流体の導入用およ
び導出用の継手ブロック2,3が溶接によって一体的に
連設されている。これらの継手ブロック2,3も例えば
ステンレス鋼よりなる。
【0011】前記本体ブロック1の内部には、上流側が
継手ブロック2に連なり、下流側が継手ブロック3に連
なるガス流路4が形成され、このガス流路4の途中にガ
ス流量を制御する流体制御弁5、圧力センサ6および絞
り機構7がこの順に設けられている。なお、前記流路4
は、継手ブロック2の入口から流体制御弁5までの流路
4aと、流体制御弁5から絞り機構7までの流路4b
と、絞り機構7から継手ブロック3の出口までの流路4
cとからなる。
【0012】前記流体制御弁5は、例えばピエゾ式バル
ブよりなり、次のように構成されている。すなわち、本
体ブロック1の上面側に延設された上流側のガス流路4
aには、弁口8と、下流側のガス流路4bに連なる流路
9とを備えたオリフィスブロック10が設けられるとと
もに、弁頭部11とプランジャ部12とからなり、弁口
8の開度を調節する弁体13が弁頭部11を弁口8に近
接した状態で設けられている。そして、この弁体13
は、本体ブロック1の上部に設けられた弁ブロック14
の下部空間内に設けられた金属製のダイヤフラム15に
よって、通常時、オリフィスブロック10の上面との間
に若干の隙間が形成されるように、上下動自在に保持さ
れている。
【0013】16は弁体13を上下方向に押圧駆動する
圧電素子型アクチュエータで、弁ブロック14に螺着さ
れた筒状のケース17内に収容されている。この圧電素
子型アクチュエータ16に所定の電圧を加えることによ
り、伝達部材としてのルビーボール18を介して弁体1
3が押圧駆動され、これによって、弁口8の開度が調整
され、流体流路4を流れるガスの流量が制御される。
【0014】前記圧力センサ6は、例えば歪みセンサよ
りなり、流体制御弁5の下流側の流路4bに形成された
凹部19に臨むようにして設けられている。
【0015】次に、絞り機構7の構成について、図2を
も参照しながら説明する。この絞り機構7は、流体制御
弁5と同様に、ピエゾ式バルブよりなり、次のように構
成されている。すなわち、本体ブロック1の上面側に延
設されたガス流路4bに、オリフィス20と、下流側の
ガス流路4cに連なる流路21とを備えたオリフィスブ
ロック22が設けられるとともに、オリフィス20の開
度を調節する弁体としてのニードル23が弁口8に近接
した状態で設けられている。そして、このニードル23
は、本体ブロック1の上部に設けられた弁ブロック24
の下部空間内に設けられた金属製のダイヤフラム25の
下面に取付け部材26を介して取付けられている。
【0016】27はダイヤフラム25を上下方向に押圧
駆動する圧電素子型アクチュエータで、弁体13を押圧
駆動する圧電素子型アクチュエータと同様の構成であっ
て、弁ブロック24に螺着された筒状のケース28内に
収容されている。29はダイヤフラム25の上面に当接
するように配置される押圧部材、30はこの押圧部材2
9と圧電素子型アクチュエータ27の下部出力部27a
との間に介装される伝達部材としてのルビーボールであ
る。
【0017】上記構成の圧力式流量制御装置において、
上流側の流体制御弁5において、圧電素子型アクチュエ
ータ16に所定の電圧を加えることにより、伝達部材と
してのルビーボール18を介して弁体13が押圧駆動さ
れ、これによって、弁口8の開度が調整され、流体流路
4を流れるガスの流量が制御される。そして、流体制御
弁5の下流側に設けられた絞り機構7においても、圧電
素子型アクチュエータ27に所定の電圧を加えることに
より、ダイヤフラム25が押圧駆動され、これに取り付
けられたニードル23によってオリフィス20の開度が
調整され、流体流路4を流れるガスの流量が制御され、
制御流量の可変範囲が広くなる。
【0018】つまり、この発明においては、本体ブロッ
ク1に設けられる流体制御弁5の下流側に設けられる絞
り機構7を、流体制御弁5と同様の構成よりなるピエゾ
式バルブで構成しているので、オリフィス20の径をア
ナログ的に変化させることができる。したがって、絞り
機構7におけるオリフィス径を機械加工を厳密に行うこ
となく、所望の孔径に設定することができ、安定した流
量制御を行うことができる。
【0019】なお、上記実施の形態のように、流体制御
弁5および絞り機構7をピエゾ式バルブで構成した場
合、その弁口8およびオリフィス20における開度調整
のための制御が簡単であるが、この発明はこれに限られ
るものではなく、流体制御弁5や絞り機構7を他の駆動
原理によるバルブで構成してもよいことは言うまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】この発明の圧力式流量制御装置は、絞り
機構を、これの上流側に設けられる流体制御弁と同一構
造のバルブで構成しているので、オリフィスの径をアナ
ログ的に変化させることができ、絞り機構におけるオリ
フィス径を機械加工を厳密に行うことなく、所望の孔径
に設定することができ、制御流量の可変範囲が広くなる
とともに、安定した流量制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の圧力式流量制御装置の一例を示す縦
断面図である。
【図2】前記圧力式流量制御装置に用いられる絞り機構
の近傍を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
5…流体制御弁、7…絞り機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体制御弁の下流側に絞り機構を設け、
    この絞り機構の上流側の圧力を下流側の圧力の約2倍以
    上に保持した状態でガスの流量制御を行う圧力式流量制
    御装置において、前記絞り機構を、前記流体制御弁と同
    一構造の弁で構成したことを特徴とする圧力式流量制御
    装置。
  2. 【請求項2】 流体制御弁および絞り機構をピエゾ式バ
    ルブで構成した請求項1に記載の圧力式流量制御装置。
JP10089464A 1998-03-17 1998-03-17 圧力式流量制御装置 Pending JPH11265217A (ja)

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