JPH11264556A - 暖房床用パネル - Google Patents

暖房床用パネル

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JPH11264556A
JPH11264556A JP10066313A JP6631398A JPH11264556A JP H11264556 A JPH11264556 A JP H11264556A JP 10066313 A JP10066313 A JP 10066313A JP 6631398 A JP6631398 A JP 6631398A JP H11264556 A JPH11264556 A JP H11264556A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房床構造の施工性を向上させる。 【解決手段】 暖房床用パネル1 は、温水流通管3 が収
容された溝21を下面に有する木質板2 と、前記溝21を塞
ぐように木質板2 の下面に接合された裏打シート4 とを
備えてなる。木質板2 の上面に均熱シート5 が接合され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房床用パネルに
関する。
【0002】
【従来の技術】暖房床構造として、特開平8−2107
4号公報に開示されたものが従来より知られている。こ
の暖房床構造は、フラット床下地の上に、平板の上面に
複数の帯状板を所定間隔おきに並列状に配置固定するこ
とにより形成された木質下地パネルが設置され、下地パ
ネルにおける隣り合う帯状板どうしの間に形成された溝
内に温水流通管が収容され、下地パネルの上面に、金属
板を介して複数の木質フローリングが敷設されてなるも
のである。
【0003】また、暖房床構造として、特開平9−22
2236号公報に開示されたものも従来より知られてい
る。この暖房床構造は、フラット床下地の上に、所要の
隙間をあけて平行に配置される1対の棒状体よりなる温
水流通管収容溝形成ユニットが、所定間隔おきに並列状
に複数設置されるとともに、隣り合う前記ユニットどう
しの間に断熱材が介在され、前記ユニットおよびフラッ
ト床下地により形成された温水流通管収容溝に、該溝に
嵌められる凹陥部を有する金属板を介して、温水流通管
が収容され、前記ユニットおよび断熱材の上面に床仕上
げ材が敷設されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記2つの暖房床構造には、それぞれ次のような問題が
あった。
【0005】即ち、両床暖房構造は、建築現場において
上記のように各床材料を順次施工していくことによって
形成されるため、非常に手間がかかり、著しく作業効率
に劣っていた。
【0006】また、両床暖房構造の場合、温水流通管の
配設作業中に、温水流通管収容溝にゴミが溜まったり、
同溝に傷が付いたりすることがあった。しかも、温水流
通管収容溝に配設された温水流通管は、露出しているた
め、その後の作業中に傷が付くおそれがあった。そこ
で、このような問題に対処するために、従来の上記両暖
房床の施工にさいしては、面倒でも、設置された下地パ
ネルや温水流通管収容溝形成ユニットおよび断熱材の上
に、合板やシート等を捨て貼りしておくことが行なわれ
ていた。
【0007】特開平8−21074号公報に開示された
暖房床構造において、下地パネルと木質フローリングと
の間に介在される金属板は、均熱性の向上に寄与するも
のであり、例えば厚さ0.35mmまたは0.6mmの
亜鉛鉄板やアルミニウム板等が用いられていた。この金
属板は、通常木質フローリングの実部に斜め上方から打
ち込まれる釘によって木質フローリングとともに下地パ
ネルに止められるが、木質フローリングと比べると硬く
しかも平滑性が高いため、釘が金属板で滑って打ち込み
難かった。また、木質フローリングと金属板との硬度の
相違により、これらに打ち込まれる釘が金属板に達した
ところで一瞬減速し、その反動によって木質フローリン
グが釘頭の方に浮き上がり、そのまま釘を打ち込んでい
くと、木質フローリングが下地パネルから浮き上がった
状態となることがあった。
【0008】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による暖房床用パ
ネルは、温水流通管が収容された溝を下面に有する木質
板と、木質板の下面に溝を塞ぐように接合された裏打シ
ートとを備えてなるものである。
【0010】本発明による上記暖房床用パネルにおい
て、好ましくは、木質板の上面に均熱シートが接合され
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0012】図1〜図4は、本発明による暖房床用パネ
ルの構造を示している。この暖房床用パネル(1) は、温
水流通管(3) が収容された溝(21)を下面に有する木質板
(2)と、前記溝(21)を塞ぐように木質板(2) の下面に接
合された裏打シート(4) と、木質板(2) の上面に接合さ
れた均熱シート(5) とよりなる。
【0013】木質板(2) の材料は、合板、中質繊維板
(MDF)や硬質繊維板(HB)や高比重木質繊維板
(HDF)などの木質繊維板、パーティクルボード、オ
リエンテッドストランドボード、集成板、集成材等の木
質材の中から適宜に選択することができ、単一種類のも
のを用いてもよく、数種類を組合わせたものを用いても
よい。なお、釘保持力の点からいえば、木質板(2) の材
料として、合板、中質繊維板、高比重木質繊維板、集成
板または集成材が好ましい。また、寸法安定性、即ち、
吸放湿に伴う寸法変化が小さいという点からいえば、合
板が好ましく、また、加工性や均質性の点からいえば、
木質繊維板が好ましい。木質板(2) の厚みは、これの下
面に形成される溝(21)の深さよりも当然厚くする必要が
あるが、溝(21)よりも上方部分が取扱い時に破損しない
程度の厚みとなるようにする必要がある。木質板(2) が
合板よりなる場合、繊維方向が互いに交差する2層以上
の単板によって、木質板(2) における溝(21)よりも上方
部分が構成されるのが好ましく、それによれば、パネル
(1) 施工時の温水流通管(3) の損傷をより確実に防止す
ることができる。
【0014】温水流通管(3) の材料としては、例えば、
銅、鉄等の金属製パイプ、架橋ポリエチレン樹脂等の柔
軟性を有する合成樹脂製パイプなどを挙げることができ
る。但し、管どうしの接続性の点からいえば、柔軟性に
富み、例えばタケノコ継手およびパイプバンドによって
容易に接続できる合成樹脂製パイプが好ましい。
【0015】木質板(2) 下面の溝(21)は、ルーター等に
よって、収容すべき温水流通管(3)の寸法、本数および
配管パターンに応じて適宜に形成される。溝(21)の深さ
および幅は、温水流通管(3) の通水による径方向および
長さ方向の膨脹を考慮して、非通水時の温水流通管(3)
の外径よりも若干大きめに設定される。例えば、温水流
通管(3) として架橋ポリエチレン樹脂製パイプ等の柔軟
性パイプを用いる場合、これの非通水時の外径と比べ
て、溝(21)の深さを0.2mm程度、同幅を0.5mm
程度それぞれ大きく設定する。但し、熱伝導性の点から
いえば、温水流通管(3) と溝(21)底面とが必ず接してい
ることが好ましく、そのためには、温水流通管(3) とし
て柔軟性パイプを用いるとともに、溝(21)の深さを非通
水時の温水流通管(3) の外径と同一とし、溝(21)の幅を
非通水時の温水流通管(3) の外径よりも若干大きめにし
てもよい。このようにすれば、温水流通管(3) と溝(21)
底面とが必ず接するうえ、通水時の温水流通管(3) の膨
脹が溝(21)両側面との隙間に受け入れられることにな
る。温水流通管(3) の両端部を隣接パネル(1) の温水流
通管(3) の端部と接続するために、木質板(2) 下面の溝
(21)の両端は、側面に開口している(図1参照)。温水
流通管(3) は、図1および図3に示すように、通常平面
よりみて蛇行状に配管されるが、その他、例えば渦巻き
状などに配管されてもよく、任意に設定することができ
る。なお、図1および図3に示すパネル(1) では、木質
板(2) の1短辺側にやや偏って温水流通管(3) が配管さ
れているが、この配管位置は、暖房床に占めるパネルの
位置等に応じて適宜に設定されるものであり、木質板
(2) のほぼ全体に温水流通管(3) が配管されるパネルも
あれば、図1および図3に示す木質板(2) よりもさらに
1短辺側に偏ったり、また1長辺側に偏って温水流通管
(3) が配管されるパネルもある。
【0016】裏打シート(4) が木質板(2) の下面に接合
されることによって、温水流通管(3) が溝(21)から脱落
するのが防止されるとともに、製造時や施工時の取扱い
中の温水流通管(3) の損傷が防止される。裏打シート
(4) の材料としては、紙、不織布、防湿シート、連続気
泡または独立気泡の発泡体シート等が挙げられ、これら
のうち単一種類のものを用いてもよく、数種類を組合わ
せた複合シートを用いてもよいが、好ましくは防湿シー
トが用いられる。裏打シート(4) が防湿シートによって
構成されていれば、後述するように防湿性を有する金属
シート等によって構成される均熱シート(5) と相俟っ
て、木質板(2) への吸湿を上下両面から抑制することが
でき、それによって木質板(2) の反りが防止される。な
お、独立発泡の発泡体シートも防湿性を有しているの
で、これを裏打シート(4) として用いた場合にも上記と
同様の効果が得られる。防湿シートの具体例としては、
金属シート、防湿塗装紙、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等の合成樹脂シート、金属シートまたは合成樹脂層や
合成樹脂シートの少なくとも片面に紙や不織布を積層し
た複合シート等が挙げられる。裏打シート(4) が紙、不
織布または最上層に紙層若しくは不織布層を有する複合
シートによって構成されている場合、木質板(2) の下面
への接着が容易である。また、裏打シート(4) が紙、不
織布または最下層に紙層若しくは不織布層を有する複合
シートによって構成されている場合、製造工程中にパネ
ル(1) または木質板(2) と裏打シート(4) との積層体を
堆積しても滑り難いという利点がある。裏打シート(4)
が金属シートまたは金属シート層を有する複合シートで
構成されている場合、該シートの上方への熱反射による
伝熱効率の向上を図ることができる。また、裏打シート
(4) が発泡体シート、不織布またはこれらの層を有する
複合シートで構成されている場合、パネル(1) が施工さ
れるフラット床下地に不陸があってもそれを吸収するこ
とができる。
【0017】均熱シート(5) は、均熱性の向上に寄与す
るものであり、通常厚さ0.3mm以下のアルミニウム
シートや鉄シート等の金属シートが用いられるが、金属
シートの少なくとも片面に紙や不織布を積層した複合シ
ートを用いてもよい。均熱シート(5) が金属シートから
なる場合、その厚みが0.3mmを越えると、均熱性は
さらに良くなるが、パネル(1) の重量が重くなるし、床
仕上げ材を止めるための釘類の貫通性が低下するうえ、
建築現場においてパネル(1) の一部を切断する必要が生
じたさいにその切断作業が困難となり切断用の鋸や丸鋸
の刃の消耗が大きくなってしまう。また、均熱シート
(5) が金属シートからなる場合において、その厚みが
0.04mm以上あれば木質板(2) との接着時にシワに
なり難く、また厚みが1mm以下であればパネル(1) を
フラット床下地に釘類で垂直止めし易い。木質板(2) と
の接着作業、取扱い作業等の作業性、均熱性および釘類
の貫通性を考慮すると、金属シートからなる均熱シート
(5) の厚みは、0.04mm〜0.55mmの範囲であ
るのが好ましい。なお、均熱シートが金属シートと紙等
との複合シートである場合、金属シート層の厚みを上記
と同様にするのが好ましい。均熱シート(5) は、木質板
(2) の上面に通常接着により固定されている。したがっ
て、床仕上げ材を止めるための釘類を斜め上方からパネ
ル(1) に打ち込んださいに均熱シート(5) が動くことが
なく、床仕上げ材が浮き上がった状態で納まることもな
い。また、パネル(1) の一部を切断する必要が生じた場
合でも、均熱シート(5) が他のパネル材料と一体化され
ているので、金属板単独を切断する場合よりも切断作業
が容易であり、取扱い時に均熱シート(5) で手、指を切
傷することがない。図3に示すように、均熱シート(5)
の上面に、温水流通管(3) の配置を明確にして釘類の打
ち込みまたは打ち付け可能な箇所を表示した表示部(51)
が、スクリーン印刷等によって形成されているのが好ま
しい。なお、本発明の暖房床用パネルは均熱シートを備
えないものも含んでおり、その場合には、例えばパネル
の上に施工される床仕上げ材の下面に予め均熱シート等
の均熱材を接合しておいてもよいし、また、施工時に、
パネル(1) の木質板(2) 上面に均熱シートを接合しても
よい。
【0018】図4に詳しく示すように、木質板(2) の溝
(21)上方部分および均熱シート(5)における温水流通管
(3) の両端部に対応する箇所に、溝(21)と連なるように
切欠部(6) が形成されている。切欠部(6) の上縁寄りに
は段差(61)があり、これらの段差(61)に載るようにし
て、切欠部(6) に取り外し自在な蓋(7) が嵌められてい
る。切欠部(6) に嵌められている蓋(7) を取り外せば、
温水流通管(3) の両端部を露出させることができるの
で、例えばタケノコ継手およびパイプバンド(図示略)
を用いて接続作業を容易に行なうことができる。温水流
通管(3) の接続が終了すれば再び蓋(7) を切欠部(6) に
嵌め、金属テープ等を貼り付けて固定すればよく、これ
により温水流通管(3) の両端部が被覆されて、その後の
作業中に温水流通管(3) に傷が付いたりするおそれもな
い。なお、上述した蓋(7) は、例えば熱伝導性に優れた
アルミニウム板等の金属板によってつくられる。なお、
切欠部(6) は、温水流通管(3) どうしの接続作業が容易
となるような任意の長さに設定すればよい。また、温水
流通管(3) の接続部に対応する切欠部(6) および溝(21)
の幅は、その他の部分の幅より大きくしておいてもよ
い。
【0019】本発明による上記暖房床用パネル(1) は、
コンクリートスラブや木質板よりなるフラット床下地の
上に設置される。フラット床下地用の木質板としては、
合板、パーティクルボード、木質繊維板、オリエンテッ
ドストランドボード等の単体または複数種類を積層した
ものなどが挙げられる。木質板よりなるフラット床下地
は、根太に固定される他、高さ調整可能な床支持具に支
持される場合がある。また、フラット床下地が木質板よ
りなる場合、防音の目的でその下に例えば不織布や連続
発泡体よりなる吸音材を設置してもよい。パネル(1) の
フラット床下地への固定は、釘、木ネジ、ビス等の釘類
によって止めるか、接着剤で接着するか、または両者を
併用することによって行なわれる。なお、釘類で止める
場合、釘類を垂直方向に打ち込むのが一般的である。
【0020】図5は、パネル(1) の設置が終了した状態
を上からみた図である。なお、図5の左から2列目の2
枚のパネル(1) は、図1〜図4に示すパネル(1) と同じ
ものであるが、左から3列目の2枚のパネル(1) は、温
水流通管(3) が1本であってその両端部がパネル(1) の
左縁部に開口している。また、図5の左右両外側の列の
計4枚のパネルは、木質板(2) に温水流通管が内蔵され
ている点を除いてパネル(1) と同一の構造を有するダミ
ーパネル(8) である。ダミーパネル(8) の厚みは、パネ
ル(1) の厚みと同じである。隣接するパネル(1) の温水
流通管(3) どうしは、各パネル(1) 上面の所定箇所にあ
る蓋(7) が切欠部(6) から外された状態で、タケノコ継
手およびパイプバンド(図示略)によって接続される。
接続作業が終了したら、再び蓋(7) をパネル(1) の切欠
部(6) に嵌め、金属テープ等によって貼り付け固定して
おく。こうして、図5の内側2列の計4枚のパネル(1)
内の温水流通管(3) によって、独立した2系統の2重蛇
行状温水循環通路(30)が形成される。各温水循環通路(3
0)への温水の流入および排出は、図5の左から2列目の
2枚のパネル(1) 内の温水流通管(3) からそれぞれ別個
にパネル(1) 下方に突出するように設けられた温水流入
管および同排出管接続部材(9) を介して行なわれる。
【0021】図6は、本発明による暖房床用パネル(1)
を用いた暖房床構造を示している。図6において、暖房
床構造は、複数の上記暖房床用パネル(1) が、高さ調節
可能な床支持具(10)に支持された木質板製フラット床下
地(15)の上に設置され、これらのパネル(1) の上面に床
仕上げ材(16)が敷設されているものである。
【0022】フラット床下地(15)を支持する床支持具(1
0)は、べた基礎、束石、土間コンクリート床または床ス
ラブ等の床基盤(B) の上に立てられる。図6に示す床支
持具(10)は、床基盤(B) に載置される台座(11)と、台座
(11)に上向きに取り付けられかつ雄ねじを有するねじ棒
(12)と、ねじ棒(12)の雄ねじにねじ合わせられる雌ねじ
を有するスリーブ(13)と、スリーブ(13)上端のフランジ
(13a) に支持れさた受座(14)とよりなる。図示の床支持
具(10)は、ねじ棒(12)を所要の方向に回転させることに
よって高さを調整することができる。
【0023】床仕上げ材(16)としては、木質フローリン
グ、カーペット、コルク、クッションフロア等の公知の
ものであればいずれを用いてもよい。また、その施工も
公知の方法によって行なえばよいが、具体例を挙げる
と、釘類で止める方法、接着剤による接着と釘類の併
用、接着剤および接着テープによる接着ならびにこれに
更に釘類を併用する方法等が挙げられる。釘類で止める
場合、釘類を斜め上方から打ち込む他、上方から垂直方
向に打ち込むようにしてもよい。なお、床仕上げ材(16)
を釘類やステープルによってパネル(1) に止める場合、
パネル(1) 内の温水流通管(3) を避けるように注意する
必要があるが、図3に示すようにパネル(1)の均熱シー
ト(5) 上面に釘打ち可能箇所等の表示部(51)があれば、
安全に施工することができる。また、例えば木質フロー
リングのように複数の床仕上げ材(16)を用いる場合(図
6参照)、床仕上げ材(16)どうしの継目がパネル(1) ど
うしの継目と一致しないように注意する必要がある。
【0024】
【発明の効果】本発明の暖房床用パネルによれば、これ
をフラット床下地上に設置し、その上に床仕上げ材を敷
設するだけで、簡単に暖房床構造が得られるので、冒頭
の従来技術と比べて施工性が格段に向上する。また、温
水流通管が木質板下面に形成された溝に収容されるとと
もに、該溝が裏打シートによって塞がれているので、施
工時に温水流通管に傷がついたり、これが収容される箇
所にゴミが溜ったりするおそれがなく、捨て貼りも一切
不要である。
【0025】また、パネルの木質板上面に均熱シートが
接合されていれば、均熱性を向上させることができるう
え、床仕上げ材を止めるための釘類を打ち込むのも容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による暖房床用パネルを下方からみた一
部切欠き断面斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿うパネルの一部拡大垂直断
面図である
【図3】パネルの平面図である。
【図4】パネルの一端部を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明の暖房床パネルをフラット床下地上に設
置した状態を示す平面図である。
【図6】本発明の暖房床用パネルを用いた暖房床構造を
示す垂直断面図である。
【符号の説明】
(1) …暖房床用パネル (2) …木質板 (21)…溝 (3) …温水流通管 (4) …裏打シート (5) …均熱シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水流通管が収容された溝を下面に有す
    る木質板と、前記溝を塞ぐように木質板の下面に接合さ
    れた裏打シートとを備えてなる、暖房床用パネル。
  2. 【請求項2】 木質板の上面に均熱シートが接合されて
    いる、請求項1記載の暖房床用パネル。
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