JPH11262215A - モータアクチュエータ装置 - Google Patents

モータアクチュエータ装置

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JPH11262215A
JPH11262215A JP10057260A JP5726098A JPH11262215A JP H11262215 A JPH11262215 A JP H11262215A JP 10057260 A JP10057260 A JP 10057260A JP 5726098 A JP5726098 A JP 5726098A JP H11262215 A JPH11262215 A JP H11262215A
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fixed
motor
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Takayuki Imamura
隆幸 今村
Yoshiaki Sasaki
義明 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ部が一体に形成されたケーシングが
コネクタ部と離間した位置で固定される場合にこのケー
シングを確実に固定できその固定の信頼性を確実に確保
できるモータアクチュエータ装置を得る。 【解決手段】 モータアクチュエータ装置10では、ケ
ーシング26は螺子42によってハウジング12に固定
されるのみならず、ハウジング12に固定されたカプラ
24の嵌合凹部34に、ケーシング26の嵌合凸部40
が嵌合することで支持固定される。したがって、コネク
タ部44に外部電源接続コネクタが差し込まれる際に、
差し込み挿入力に起因したモーメントは嵌合凹部34及
び嵌合凸部40によって受け止められ、螺子42による
固定部位に前記モーメントが集中して作用することがな
く、ケーシング26の固定の信頼性を確実に確保でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のワイパ装
置やエアコンディショナーの風量調節ダンパ等に用いら
れるモータアクチュエータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用のワイパ装置やエアコン
ディショナーの風量調節ダンパ等には、モータアクチュ
エータ装置が用いられている。さらに、このモータアク
チュエータ装置のうち、モータを制御するための制御回
路部がモータ本体部に一体に取り付けられた構成のもの
がある。
【0003】この種のモータアクチュエータ装置の制御
回路部は、電気配線がプリントされると共にリレーや回
路素子類が搭載され電気回路を構成する基板プレート
と、この基板プレートを収容する樹脂製のケーシングと
によって構成されており、ケーシングがモータ本体部に
ネジ止めされて固定された構成となっている。またさら
に、ケーシングには、基板プレートの電気回路と外部電
源とを接続するためのコネクタ部が一体に形成されてい
る。
【0004】これにより、モータアクチュエータ装置が
全体として小型(コンパクト)の形状になり、また制御
回路部をモータ本体部に接続するリード線等が不要でコ
ストの低減を図ることもできる。
【0005】ところで、前述の如きモータアクチュエー
タ装置においては、図3(A)乃至図3(C)に示す如
く、ケーシング200に設けられたコネクタ部202
は、ケーシング200の何れかの角部あるいはその周縁
部に一体に形成されており、さらに、通常は、ケーシン
グ200の内壁に沿って壁面を共有するように形成され
ている。一方、このケーシングは、例えば、図3(A)
に示す如くそれ自身の中央部分を1個のネジ204によ
ってモータ本体部に固定する構成となっていたり、図3
(B)や図3(C)に示す如くその何れか複数の角部を
2個またはそれ以上のネジ204によってモータ本体部
に固定する構成が一般的である。これにより、ケーシン
グ200をモータ本体部にネジ止めして固定する際の作
業工数及び部品(ネジ204)点数を極力低減できかつ
極力安定して固定できるようになっている。
【0006】しかしながらここで、ケーシング200に
設けられたコネクタ部202に外部電源用の接続コネク
タが差し込まれると、この差し込みの際の力(差し込み
挿入力)は、コネクタ部202が一体に形成されたケー
シング200に作用する。さらに、前述の如くコネクタ
部202はケーシングの角部あるいはその周縁部に形成
されており、また、ケーシング200の固定位置はそれ
自身の中央部分やその角部であるため、両者(コネクタ
部202とケーシング200の固定位置)は通常離間し
ている。したがって、この場合には、ケーシング200
のコネクタ部202に外部電源接続コネクタが差し込ま
れた際に、ケーシング200の固定位置を中心としコネ
クタ部202を入力点とするモーメントが作用する。
【0007】したがって、前述の如くケーシング200
を自身の中央部分でのみ1個のネジ204によってモー
タ本体部に固定した構成や何れか複数の角部を2個また
はそれ以上のネジ204によってモータ本体部に固定し
た構成の場合には、これらのネジ204による固定位置
に前記モーメントが集中して作用するため、当該箇所に
亀裂が生じる恐れがあったり、ケーシング200の固定
状態が不安定になる恐れがあった。
【0008】この場合、前記モーメントが集中して作用
しても亀裂が生じることがなくまたケーシング200の
固定状態が不安定にならないようにするために、単にケ
ーシング200の部材肉厚寸法を増加させたりネジ止め
による固定箇所を増加させたのでは、装置が大型化した
り、ネジ止めによる固定作業工数及び部品点数が増加す
ることになり、このための対策が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、電気回路を収容するケーシングにこの電気回路と
外部電源とを接続するためのコネクタ部が一体に形成さ
れると共にコネクタ部と離間した位置でケーシングがモ
ータ本体部に固定される場合に当該ケーシングを確実に
固定することができその固定の信頼性を更に一層確実に
確保することができ、かつこれを作業工数及び部品点数
が増加することなく実現することができるモータアクチ
ュエータ装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のモ
ータアクチュエータ装置は、電気回路を収容するケーシ
ングに前記電気回路と外部電源とを接続するためのコネ
クタ部が一体に形成され、前記コネクタ部と離間した位
置で前記ケーシングが固定部材によってモータ本体部に
固定されたモータアクチュエータ装置において、前記コ
ネクタ部に隣接して前記ケーシングに一体に設けられた
嵌合部と、前記モータ本体部の側の固定基部に設けられ
前記嵌合部と嵌合し合うことにより前記ケーシングを嵌
合支持する被嵌合部と、から成る嵌合支持手段を備えた
ことを特徴としている。
【0011】請求項1記載のモータアクチュエータ装置
では、コネクタ部が一体に形成されたケーシングには、
コネクタ部に隣接して嵌合部が一体に設けられている。
一方、モータ本体部の側の固定基部には、嵌合部と嵌合
し合う被嵌合部が設けられている。
【0012】ケーシングは、コネクタ部と離間した位置
で固定部材によってモータ本体部に固定されるのみなら
ず、嵌合支持手段によってモータ本体部の側の固定基部
に支持固定される。すなわち、ケーシングのモータ本体
部への固定を固定部材のみによって行うのでなく、ケー
シングに設けられた嵌合部とモータ本体部の側の固定基
部に設けられた被嵌合部とが嵌合し合うことによって
も、ケーシングがモータ本体部に支持固定される。
【0013】ここで、嵌合支持手段(嵌合部と被嵌合
部)はケーシングのコネクタ部に隣接して設けられるた
め、この嵌合支持手段(嵌合部と被嵌合部)による支持
固定箇所(すなわち、コネクタ部)においては、ケーシ
ングをモータ本体部に支持固定する機能が発揮されるに
止まらず、特別な(別の新たな)固定部材を何ら用いる
ことなくコネクタ部自体を補強支持する機能が発揮され
る。すなわち、外部電源用の接続コネクタを抜き差しす
る度に力が作用するコネクタ部を、何ら特別な固定部材
を用いることなく補強的に支持することができる。
【0014】したがって、このコネクタ部に外部電源用
接続コネクタが差し込まれる際にはこの差し込み挿入力
がケーシングに作用して固定部材によるケーシングの固
定位置を中心とするモーメントが作用しようとするが、
コネクタ部は嵌合支持手段(嵌合部と被嵌合部)によっ
て補強支持固定されているため(換言すれば、前記差し
込み挿入力は嵌合部と被嵌合部とによって受け止められ
るため)、固定部材によるケーシングの固定位置に前記
モーメントが集中して作用することがない。
【0015】特に、嵌合部と被嵌合部とが嵌合すること
で支持固定された構成であるため、嵌合部と被嵌合部と
の嵌合方向以外からの力に対しては構造上極めて強く、
前記嵌合方向以外からの力が作用しても当該部分の補強
支持状態が解除されることはない。
【0016】このように、コネクタ部と離間した位置で
ケーシングが固定部材によってモータ本体部に固定され
ていても、固定部材による固定位置にモーメントが集中
して作用することがないため、当該箇所に亀裂を生じる
恐れがなく、ケーシングの固定状態が不安定になること
がない。
【0017】またこの場合、単にケーシングの部材肉厚
寸法を増加させたり固定部材(例えば、ネジ止め)によ
る固定箇所を増加させた構成ではないため、装置が大型
化したり固定作業工数や部品点数が増加することがな
い。
【0018】またさらに、嵌合部と被嵌合部とが嵌合す
ることでケーシングがモータ本体部(固定基部)に支持
固定された構成であるため、この嵌合部と被嵌合部によ
る補強支持は、組付工程において固定部材によるケーシ
ングのモータ本体部への固定が完了するまでの仮固定と
しての機能を発揮する。換言すれば、固定部材によって
ケーシングをモータ本体部へ完全に固定するまでの間
に、嵌合部と被嵌合部とが嵌合することでケーシングを
モータ本体部に仮止め状態とすることができる。したが
って、ケーシングのモータ本体部への組付け作業性も向
上する。
【0019】このように、請求項1記載のモータアクチ
ュエータ装置では、電気回路を収容するケーシングにこ
の電気回路と外部電源とを接続するためのコネクタ部が
一体に形成されると共にコネクタ部と離間した位置でケ
ーシングがモータ本体部に固定される場合に当該ケーシ
ングを確実に固定することができその固定の信頼性を更
に一層確実に確保することができ、かつこれを作業工数
及び部品点数が増加することなく実現することができ
る。
【0020】請求項2に係る発明のモータアクチュエー
タ装置は、請求項1記載のモータアクチュエータ装置に
おいて、前記コネクタ部は、前記ケーシングの周囲壁を
共有して一体に形成されることを特徴としている。
【0021】請求項2記載のモータアクチュエータ装置
では、ケーシングの周囲壁とコネクタ部の周囲壁とが共
有して一体に形成される。したがって、コネクタ部のレ
イアウトをコンパクトに纏めることができる。さらに、
ケーシングの周囲壁とコネクタ部の周囲壁とが互いにリ
ブの役目を有し(リブとしての機能を発揮し)、相互に
高い剛性を得ることができる。
【0022】請求項3に係る発明のモータアクチュエー
タ装置は、請求項1または請求項2記載のモータアクチ
ュエータ装置において、前記嵌合部の被嵌合部への嵌合
方向を、外部電源コネクタの前記コネクタ部への挿入接
続方向に対して垂直の方向に設定したことを特徴として
いる。
【0023】請求項3記載のモータアクチュエータ装置
では、ケーシングの嵌合部とモータ本体部の被嵌合部と
の嵌合方向が、外部電源コネクタのコネクタ部への挿入
接続方向に対して垂直の方向に設定されている。したが
って、嵌合部と被嵌合部との嵌合方向に対して垂直の方
向(すなわち、外部電源コネクタのコネクタ部への挿入
接続方向)からの力に対しては構造上極めて強く、前記
外部電源コネクタのコネクタ部への挿入接続方向から力
が作用しても当該部分の補強支持状態が解除されること
はない。すなわち、外部電源コネクタを抜き差しする度
にコネクタ部に力が作用しても、嵌合部と被嵌合部によ
る支持固定状態は確実に確保(維持)される。したがっ
て、ケーシングのモータ本体部に対する固定状態を確実
に確保でき、コネクタ部等の耐久性も向上する。
【0024】請求項4に係る発明のモータアクチュエー
タ装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のモー
タアクチュエータ装置において、前記電気回路はモータ
制御用のリレーを有し、前記ケーシングは、前記コネク
タ部に連続して形成され前記リレーを収容するリレー収
容部を有する、ことを特徴としている。
【0025】請求項4記載のモータアクチュエータ装置
では、リレーを収容するリレー収容部がコネクタ部に連
続して形成されるため、コネクタ部の周囲壁とリレー収
容部の周囲壁とが互いにリブの役目を有し(リブとして
の機能を発揮し)、相互に高い剛性を得ることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係るモータアクチュエータ装置10の全体構成が分
解斜視図にて示されている。また、図2にはこのモータ
アクチュエータ装置10の主要部の構成が一部の部品を
省略した状態で平面図にて示されている。
【0027】このモータアクチュエータ装置10は、例
えば車両のリヤガラスを払拭するためのワイパ装置に適
用され、モータ本体部としてのモータ部10A及びギヤ
&リンク機構部10Bと、さらにリレーユニット部10
Cとによって構成されている。
【0028】モータ部10Aの回転軸(アーマチャシャ
フト)はギヤ&リンク機構部10B内へ延出されてお
り、先端にはウォームギヤ(図示省略)が形成されてい
る。このウォームギヤは、ギヤ&リンク機構部10B内
に配置された回転ギヤホイール(図示省略)に噛み合っ
ている。また、ギヤ&リンク機構部10Bには、ハウジ
ング12に軸受ホルダ14が設けられており、さらに、
この軸受ホルダ14によってピボットシャフト16が回
転可能に支持されている。このピボットシャフト16は
図示を省略した連結リンクを介して前記回転ギヤホイー
ルに連結されており、さらに、ピボットシャフト16の
先端にはワイパアーム&ブレード(図示省略)が連結固
定される。これにより、モータ部10Aが作動してその
回転軸が回転すると、この回転力がウォームギヤ、回転
ギヤホイール、及び連結リンクを介してピボットシャフ
ト16へ伝達されて、ピボットシャフト16(すなわ
ち、ワイパアーム&ブレード)が正逆方向に往復回動す
るように構成されている。
【0029】また、モータ部10Aとギヤ&リンク機構
部10Bとの連結部位近傍のハウジング12には、取付
面18が設けられている。この取付面18には一対のカ
シメ凸部20及び螺子孔22が形成されており、後述す
るリレーユニット部10Cの固定用とされている。
【0030】一方、前記取付面18には、リレーユニッ
ト部10Cが取り付けられている。リレーユニット部1
0Cは、固定基部としてのカプラ24、及びケーシング
26を備えている。カプラ24は、全体として薄肉のブ
ロック状に構成されており、さらに、取付面18に形成
された一対のカシメ凸部20及び螺子孔22に対応し
て、一対のカシメ孔28及び透孔30が形成されてい
る。このカシメ孔28にカシメ凸部20が嵌合してカシ
メられることにより、カプラ24が取付面18すなわち
ハウジング12に一体的に固定される構成である。ま
た、このカプラ24には、一対のプレート端子32が一
体的に圧入固定されている。プレート端子32は、薄肉
板状の導電材により舌状に形成されており、一端部(先
端部)はカプラ24の裏面側からハウジング12の側へ
向けて延出され、他端部(基端部)はカプラ24の表面
側からハウジング12と反対側へ向けて延出されてい
る。このプレート端子32の前記一端部(先端部)は、
カプラ24の固定状態において、ハウジング12(ギヤ
&リンク機構部10B)の内部に入り込んでおり、先端
が回転ギヤホイールに設けられた電極板に摺接してスイ
ッチ機構を構成している。これにより、回転ギヤホイー
ルすなわちピボットシャフト16(ワイパアーム&ブレ
ード)の回転位置を制御できるようになっている。
【0031】また、図2に詳細に示す如く、カプラ24
の一端部(プレート端子32と反対側端部)には、嵌合
支持手段を構成し被嵌合部としての嵌合凹部34が形成
されている。嵌合凹部34は、断面略C字形のレール状
に形成されている。
【0032】一方、ケーシング26は、全体として箱状
に構成されており、前記カプラ24に対応しこれが互い
に組み付き合う組付部36と、後述するリレー54を収
容するリレー収容部46が形成されている。また、ケー
シング26の中央部分には、カプラ24の透孔30(し
たがって、取付面18の螺子孔22)に対応する透孔3
8が形成されている。また、ケーシング26にはコネク
タ部44が設けられている。コネクタ部44は、外部電
源用コネクタの嵌合接続用とされており、透孔38から
離間したケーシング26の角部にリレー収容部46に連
続して設けられている。またこのコネクタ部44は、ケ
ーシング26の周囲壁を共有して一体に形成されてい
る。
【0033】また、コネクタ部44の周囲壁外側一部に
は、嵌合支持手段を構成し嵌合部としての嵌合凸部40
が形成されている。この嵌合凸部40は、図2に詳細に
示す如く、コネクタ部44に隣接し組付部36の一端側
に位置して、コネクタ部44すなわちケーシング26と
一体に設けられており、カプラ24の嵌合凹部34に対
応して断面略T字状に形成されている。ケーシング26
は、取付面18(すなわち、ハウジング12)に一体的
に固定されたカプラ24に対し、嵌合凸部40が嵌合凹
部34に嵌合してカプラ24と一体化され、かつ、固定
部材としての螺子42が透孔38(すなわち、ケーシン
グ26)及び透孔30(すなわち、カプラ24)を介し
て螺子孔22に螺合することで、カプラ24と共にハウ
ジング12に一体的に固定される構成となっている。
【0034】以上の構成のケーシング26内には、電気
回路を構成する基板プレート50が収容されている。基
板プレート50は板状に構成されており、表側に電気配
線がプリントされると共に回路素子52が搭載され、裏
面側にはモータ制御用のリレー54が搭載されている。
このリレー54は、基板プレート50がケーシング26
内に収容された状態においてケーシング26のリレー収
容部46内に収容される。また、基板プレート50の角
部には、複数のコネクト端子56が設けられている。こ
れらのコネクト端子56は、基板プレート50がケーシ
ング26内に収容された状態においてケーシング26の
コネクタ部44内に延出し、外部コネクタの接続用とさ
れる。
【0035】またさらに、基板プレート50には、コネ
クト端子56と反対側の角部に、一対の端子挿入孔58
が設けられている。この端子挿入孔58は、前述したカ
プラ24に固定されカプラ24の表面側からハウジング
12と反対側へ向けて延出されたプレート端子32の他
端部(基端部)に対応しており、プレート端子32の他
端部(基端部)が一体的に接続固定されている。
【0036】以上の構成の基板プレート50が収容され
たケーシング26にはカバー68が装着されており、ケ
ーシング26内を被覆している。
【0037】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成のモータアクチュエータ装置10では、コ
ネクタ部44が一体に形成されたケーシング26には、
コネクタ部44に隣接して嵌合凸部40が一体に設けら
れている。一方、モータ部10Aとギヤ&リンク機構部
10Bとの連結部位近傍のハウジング12に固定された
固定基部としてのカプラ24には、嵌合凸部40と嵌合
し合う嵌合凹部34が設けられている。
【0038】リレーユニット部10Cのケーシング26
は、コネクタ部44と離間した位置で螺子42によって
ハウジング12の取付面18(これに固定されたカプラ
24)に固定されるのみならず、嵌合支持手段(嵌合凸
部40及び嵌合凹部34)によってカプラ24に支持固
定される。すなわち、ケーシング26の取付面18(モ
ータ本体部)への固定を螺子42のみによって行うので
なく、ケーシング26に設けられた嵌合凸部40とモー
タ本体部の側のカプラ24に設けられた嵌合凹部34と
が嵌合し合うことによっても、ケーシング26がハウジ
ング12の取付面18(モータ本体部)に支持固定され
る。
【0039】ここで、嵌合支持手段としての嵌合凸部4
0と嵌合凹部34は、ケーシング26のコネクタ部44
に隣接して設けられるため、この嵌合凸部40と嵌合凹
部34による支持固定箇所(すなわち、コネクタ部4
4)においては、ケーシング26をハウジング12(カ
プラ24、すなわちモータ本体部)に支持固定する機能
が発揮されるに止まらず、特別な(別の新たな)螺子4
2等を何ら用いることなくコネクタ部44自体を補強支
持する機能が発揮される。すなわち、外部電源用の接続
コネクタを抜き差しする度に力が作用するコネクタ部4
4を、何ら特別な螺子42等を用いることなく補強的に
支持することができる。
【0040】したがって、このコネクタ部44に外部電
源用接続コネクタが差し込まれる際にはこの差し込み挿
入力がケーシング26に作用して螺子42によるケーシ
ング26の固定位置(すなわち、取付面18の螺子孔2
2に対応する透孔38の形成位置)を中心とするモーメ
ントが作用しようとするが、コネクタ部44は嵌合凸部
40と嵌合凹部34によって補強支持固定されているた
め(換言すれば、前記差し込み挿入力は嵌合凸部40と
嵌合凹部34とによって受け止められるため)、螺子4
2によるケーシング26の固定位置(透孔38周辺)に
前記モーメントが集中して作用することがない。
【0041】特に、嵌合凸部40と嵌合凹部34とが嵌
合することで支持固定された構成であるため、嵌合凸部
40と嵌合凹部34との嵌合方向以外からの力に対して
は構造上極めて強く、前記嵌合方向以外からの力が作用
しても当該部分の補強支持状態が解除されることはな
い。
【0042】このように、ケーシング26がコネクタ部
44と離間した位置で螺子42によってハウジング12
の取付面18(モータ本体部)に固定されていても、螺
子42による固定位置にモーメントが集中して作用する
ことがないため、当該箇所(透孔38周辺)に亀裂を生
じる恐れがなく、ケーシング26の固定状態が不安定に
なることがない。
【0043】またこの場合、単にケーシング26の部材
肉厚寸法を増加させたり螺子42による固定箇所を増加
させた構成ではないため、装置が大型化したり固定作業
工数や部品点数が増加することがない。
【0044】またさらに、嵌合凸部40と嵌合凹部34
とが嵌合することでケーシング26がハウジング12の
取付面18に固定されたカプラ24(すなわちモータ本
体部)に支持固定された構成であるため、この嵌合凸部
40と嵌合凹部34による補強支持は、組付工程におい
て螺子42によるケーシング26の取付面18への固定
が完了するまでの仮固定としての機能を発揮する。換言
すれば、螺子42によってケーシング26を取付面18
へ完全に固定するまでの間に、嵌合凸部40と嵌合凹部
34とが嵌合することでケーシング26をカプラ24
(すなわちモータ本体部)に仮止め状態とすることがで
きる。したがって、ケーシング26のモータ本体部への
組付け作業性も向上する。
【0045】このように、本第1の実施の形態に係るモ
ータアクチュエータ装置10では、電気回路を構成する
基板プレート50を収容するケーシング26にこの基板
プレート50と外部電源とを接続するためのコネクタ部
44が一体に形成されると共にコネクタ部44と離間し
た位置でケーシング26が取付面18に固定されたカプ
ラ24(すなわち、モータ本体部)に固定される場合
に、当該ケーシング26を確実に固定することができそ
の固定の信頼性を更に一層確実に確保することができ、
さらに、これを作業工数及び部品点数が増加することな
く実現することができる。
【0046】また、モータアクチュエータ装置10で
は、ケーシング26の周囲壁とコネクタ部44の周囲壁
とが共有して一体に形成される。したがって、コネクタ
部44のレイアウトをコンパクトに纏めることができ
る。さらに、ケーシング26の周囲壁とコネクタ部44
の周囲壁とが互いにリブの役目を有し(リブとしての機
能を発揮し)、相互に高い剛性を得ることができる。ま
た同様に、リレー54を収容するリレー収容部46がコ
ネクタ部44に連続して形成されるため、コネクタ部4
4の周囲壁とリレー収容部46の周囲壁とが互いにリブ
の役目を有し、相互に高い剛性を得ることができる。
【0047】なお、上記第1の実施の形態では、嵌合凹
部34がカプラ24に、嵌合凸部40がハウジング12
に形成される構成としたが、嵌合凸部をカプラ24側
に、嵌合凹部をハウジング12に形成する構成としても
よい。
【0048】なお、前述した実施の形態においては、嵌
合凸部40と嵌合凹部34の嵌合方向が、外部電源コネ
クタのコネクタ部44への挿入接続方向と同方向に設定
した構成としたが、これに限らず、嵌合凸部40と嵌合
凹部34の嵌合方向を、外部電源コネクタのコネクタ部
44への挿入接続方向に対して垂直の方向に設定する構
成としてもよい。
【0049】この場合には、前記嵌合部と被嵌合部との
嵌合方向に対して垂直の方向(すなわち、外部電源コネ
クタのコネクタ部44への挿入接続方向)からの力に対
しては構造上極めて強く、外部電源コネクタのコネクタ
部44への挿入接続方向から力が作用しても当該部分の
補強支持状態が解除されることはない。すなわち、外部
電源コネクタを抜き差しする度にコネクタ部44に力が
作用しても、前記嵌合部と被嵌合部による支持固定状態
は確実に確保(維持)される。したがって、ケーシング
26のモータ本体部に対する固定状態を確実に確保で
き、コネクタ部44の耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るモータアクチ
ュエータ装置の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るモータアクチ
ュエータ装置の主要部の構成を示し一部の部品を省略し
た状態の平面図である。
【図3】従来のモータアクチュエータ装置におけるケー
シングの固定位置とコネクタ部との対応関係を示すケー
シングの概略的な平面図である。
【符号の説明】
10 モータアクチュエータ装置 10A モータ部 10B ギヤ&リンク機構部 10C リレーユニット部 12 ハウジング 18 取付面 22 螺子孔 24 カプラ(固定基部) 26 ケーシング 34 嵌合凹部(被嵌合部、嵌合支持手段) 38 透孔 40 嵌合凸部(嵌合部、嵌合支持手段) 42 螺子(固定部材) 44 コネクタ部 46 リレー収容部 50 基板プレート 54 リレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路を収容するケーシングに前記電
    気回路と外部電源とを接続するためのコネクタ部が一体
    に形成され、前記コネクタ部と離間した位置で前記ケー
    シングが固定部材によってモータ本体部に固定されたモ
    ータアクチュエータ装置において、 前記コネクタ部に隣接して前記ケーシングに一体に設け
    られた嵌合部と、前記モータ本体部の側の固定基部に設
    けられ前記嵌合部と嵌合し合うことにより前記ケーシン
    グを嵌合支持する被嵌合部と、から成る嵌合支持手段を
    備えたことを特徴とするモータアクチュエータ装置。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ部は、前記ケーシングの周
    囲壁を共有して一体に形成されることを特徴とする請求
    項1記載のモータアクチュエータ装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部の被嵌合部への嵌合方向を、
    外部電源コネクタの前記コネクタ部への挿入接続方向に
    対して垂直の方向に設定したことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のモータアクチュエータ装置。
  4. 【請求項4】 前記電気回路はモータ制御用のリレーを
    有し、前記ケーシングは、前記コネクタ部に連続して形
    成され前記リレーを収容するリレー収容部を有する、こ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    モータアクチュエータ装置。
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