JPH11262030A - ディジタル・スチル・カメラおよびその動作制御方法 - Google Patents

ディジタル・スチル・カメラおよびその動作制御方法

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JPH11262030A
JPH11262030A JP10076508A JP7650898A JPH11262030A JP H11262030 A JPH11262030 A JP H11262030A JP 10076508 A JP10076508 A JP 10076508A JP 7650898 A JP7650898 A JP 7650898A JP H11262030 A JPH11262030 A JP H11262030A
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JP
Japan
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subject
reference board
image
image data
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Prior art date
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Pending
Application number
JP10076508A
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English (en)
Inventor
Hideki Kashima
秀樹 鹿島
Koichi Sakamoto
浩一 坂本
Norihisa Haneda
羽田  典久
Mikio Watanabe
幹緒 渡邉
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像ファイルを自動分類する。 【構成】 キーワードが記述された撮影用基準ボードを
被写体とともにディジタル・スチル・カメラ10で撮影す
る。カメラ10において,被写体像と撮影用基準ボード画
像を表す対象画像データからキーワードを抽出して画像
ファイルに格納して,メモリ・カードに記録する。画像
ファイル自動分類システムにメモリ・カードを装填し
て,メモリ・カードに記録されている画像ファイルから
キーワードを読み取る。読み取ったキーワードにもとづ
いて画像ファイルを対応するフォルダに入るように分類
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ディジタル・スチル・カメラ
およびその動作制御方法,画像データ分類装置および方
法,データベース作成装置および方法ならびにディジタ
ル・スチル・カメラによって被写体を撮影するときに用
いられる撮影用基準ボードに関する。
【0002】
【発明の背景】ディジタル・スチル・カメラによって被
写体を撮像すると,被写体像を表す画像データはメモリ
・カードのような記録媒体に記録される。画像データは
メモリ・カードの容量が一杯となると,パーソナル・コ
ンピュータなどによってメモリ・カードに記録されてい
る画像データが読み出され,ハードディスクその他の記
録媒体に記録される。
【0003】パーソナル・コンピュータなどによって記
録媒体に画像データが記録された場合には,画像データ
の数が多くなると,煩雑となりどのような画像を表すも
のかわかりにくくなってしまうので,画像の種類に対応
していくつかのフォルダを作成し,対応するフォルダに
画像データ(画像ファイル)を格納している。対応する
フォルダへの画像データの格納は,画像データを表すア
イコンを,マウスを用いて一つ一つドラッグすることに
より行うのが一般的である。
【0004】しかしながら,このようなドラッグ操作は
面倒であり,画像データの数が多くなればなるほど煩雑
となる。
【0005】
【発明の開示】この発明は,ディジタル・スチル・カメ
ラを用いて撮像することにより得られた画像データ(画
像ファイル)を比較的簡単に分類して記憶することがで
きるようにすることを目的とする。
【0006】また,この発明は,撮影によって得られた
被写体像の色補正を比較的簡単に行うことを目的とす
る。
【0007】第1の発明によるディジタル・スチル・カ
メラは,被写体に関する情報が色によって表された基準
ボードの画像と被写体を表す被写体像とを含む撮影対象
画像を表す撮影対象画像データを出力する撮影手段,上
記撮影手段から出力される撮影対象画像データから上記
基準ボード画像の中の被写体情報を表すデータを抽出す
る被写体情報抽出手段,および上記撮影手段から出力さ
れた撮影対象画像データと上記被写体情報抽出手段によ
って抽出された上記被写体情報データとを関連づけて出
力する手段を備えていることを特徴とする。
【0008】第1の発明は,上記ディジタル・スチル・
カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわ
ち,この方法は,被写体に関する情報が色によって表さ
れる基準ボードを被写体とともに撮影し,被写体を表す
被写体像と上記基準ボードを表す基準ボード画像を含む
撮影対象画像を表す撮影対象画像データを得,得られた
撮影対象画像データから上記基準ボード画像の中の被写
体情報を表すデータを抽出し,撮影によって得られた上
記撮影対象画像データと抽出された上記被写体情報デー
タとを関連づけて出力することを特徴とする。
【0009】第1の発明によって記録媒体に記録された
上記撮影対象画像データと上記被写体情報データとは次
のようにして読み取られ,分類される。この分類のため
の発明が第2の発明である。
【0010】第2の発明による画像データ記録装置は,
被写体を表す被写体像と被写体に関する情報が色によっ
て表されている基準ボードを表す基準ボード画像とを含
む撮影対象画像を表す撮影対象画像を表す撮影対象画像
データと,対応する被写体情報データとが関連づけられ
て記録されている記録媒体から,上記撮影対象画像デー
タおよび上記被写体情報データをそれぞれ読み取る読取
手段,ならびに上記読取手段によって読みとられた上記
被写体情報データによって表される被写体情報にもとづ
いて上記撮影対象画像データを分類する分類手段を備え
ていることを特徴とする。
【0011】第2の発明は,上記画像データ記録装置に
適した方法も提供している。すなわち,この方法は,被
写体を表す被写体像と被写体に関する情報が色によって
表されている基準ボードを表す基準ボード画像とを含む
撮影対象画像を表す撮影対象画像を表す撮影対象画像デ
ータと,対応する被写体情報データとが関連づけられて
記録されている記録媒体から,上記撮影対象画像データ
および上記被写体情報データをそれぞれ読み取り,読み
とられた上記被写体情報データによって表される被写体
情報にもとづいて上記撮影対象画像データを分類するこ
とを特徴とする。
【0012】上記画像データ分類方法を実施するための
プログラムを記録媒体に格納してもよい。
【0013】この発明によると,被写体とともに上記基
準ボードが撮影される。この撮影により,上記撮影対象
画像データが得られる。得られた撮影対象画像データか
ら上記被写体情報が抽出される。上記撮影対象画像デー
タと上記被写体情報とが関連づけられて出力され,たと
えば記録媒体に記録される。
【0014】上記において,上記撮影対象画像上におけ
る上記基準ボード画像の位置を表す基準ボード位置情報
を入力する基準ボード位置情報入力手段をさらに備え,
上記被写体情報抽出手段が,上記基準ボード位置情報入
力手段から入力した基準ボード位置情報にもとづいて上
記被写体情報を表すデータを抽出するものであることが
好ましい。
【0015】基準ボード位置入力手段により基準ボード
の位置情報が入力されるので,入力された基準ボード位
置情報にもとづいて上記被写体情報を表すデータを抽出
することが比較的容易となる。
【0016】記録媒体に上記撮影対象画像データと上記
被写体像情報とが記録されると,上記撮影対象画像デー
タと上記被写体像情報がそれぞれ読み取られる。読み取
られた上記被写体情報にもとづいて上記撮影対象画像デ
ータが分類される。
【0017】ユーザが上記撮影対象画像データを表すア
イコンを,画像データの種類に応じて一つ一つドラッグ
することなく分類できる。
【0018】また上記被写体情報にもとづいて上記撮影
対象画像データについてのデータベースを作成すること
もできる。
【0019】第3の発明のディジタル・スチル・カメラ
は,被写体に関する情報が色によって表された基準ボー
ドの画像と被写体を表す被写体像とを含む撮影対象画像
を表す撮影対象画像データを出力する撮影手段,上記撮
影対象画像上における上記基準ボード画像の位置を表す
基準ボード位置情報を入力する基準ボード位置情報入力
手段,および上記撮影手段から出力された撮影対象画像
データと上記基準ボード位置情報入力手段から入力され
た対応する基準ボード位置情報とを関連づけて出力する
手段を備えていることを特徴とする。
【0020】第3の発明は,上記ディジタル・スチル・
カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわ
ち,被写体に関する情報が色によって表される基準ボー
ドを被写体とともに撮影し,被写体を表す被写体像と上
記基準ボードを表す基準ボード画像とを含む撮影対象画
像を表す撮影対象画像データを得,上記撮影対象画像上
における上記基準ボード画像の位置を表す基準ボード位
置情報を入力し,撮影によって得られた上記撮影対象画
像データと入力された対応する基準ボード位置情報とを
関連づけて出力するものである。
【0021】第3の発明によって記録媒体に記録された
上記撮影対象画像データと上記基準ボード位置情報とは
次のようにして読み取られ,上記撮影対象画像データが
分類される。この分類のための発明が第4の発明であ
る。
【0022】第4の発明による画像データ分類装置は,
被写体を表す被写体像と被写体に関する情報が色によっ
て表されている基準ボードを表す基準ボード画像とを含
む撮影対象画像を表す撮影対象画像データと,対応する
上記基準ボード画像の位置を表す基準ボード位置情報と
が関連づけられて記録されている記録媒体から上記撮影
対象画像データおよび上記基準ボード位置情報とをそれ
ぞれ読み取る読取手段,上記読取手段によって読み取ら
れた上記基準ボード位置情報にもとづいて,上記読取手
段によって読み取られた撮影対象画像データから上記基
準ボード画像の中の被写体情報を抽出する被写体情報抽
出手段,ならびに上記被写体情報抽出手段によって抽出
された上記被写体情報にもとづいて上記撮影対象画像デ
ータを分類する分類手段を備えていることを特徴とす
る。
【0023】第4の発明は,上記画像データ分類装置に
適した方法も提供している。すなわち,被写体を表す被
写体像と被写体に関する情報が色によって表されている
基準ボードを表す基準ボード画像とを含む撮影対象画像
を表す撮影対象画像データと,対応する上記基準ボード
画像の位置を表す基準ボード位置情報とが関連づけられ
て記録されている記録媒体から上記撮影対象画像データ
および上記基準ボード位置情報とをそれぞれ読み取り,
読み取られた上記基準ボード位置情報にもとづいて,読
み取られた撮影対象画像データから上記基準ボード画像
の中の被写体情報を抽出し,抽出された上記被写体情報
にもとづいて上記撮影対象画像データを分類するもので
ある。
【0024】上記画像データ記録方法を実施するための
プログラムを格納した記録媒体を構成してもよい。
【0025】この発明によると,上記基準ボードが被写
体とともに撮影される。この撮影によって上記撮影対象
画像データが得られる。また,上記基準ボードの位置情
報が入力される。入力された基準ボードの位置情報と上
記撮影対象画像データとが関連づけられて記録媒体に記
録される。
【0026】記録媒体に上記基準ボードの位置情報と上
記撮影対象画像データとが記録されると,これらの位置
情報及び撮影対象画像データがそれぞれ読み取られる。
読み取られた上記位置情報にもとづいて上記撮影対象画
像データから上記基準ボード画像の中の上記被写体情報
が抽出される。抽出された上記被写体情報にもとづいて
上記撮影対象画像データが分類される。
【0027】この発明においてもユーザが上記撮影対象
画像データを表すアイコンを一つ一つドラッグすること
なく,上記撮影対象画像データを分類することができ
る。
【0028】好ましくは,上記基準ボードには色補正の
ための基準色を含ませる。色補正により上記撮影対象画
像が適正な色となる。上記撮影対象画像が適正な色とな
るので,上記被写体情報の抽出も正確となる。
【0029】記録媒体に上記撮影対象画像データを記録
する前に色補正を行い,色補正された上記撮影対象画像
データを上記第1の記録媒体に記録してもよいし,第2
の記録媒体に上記撮影対象画像データを記録する前に色
補正を行い,色補正された上記撮影対象画像データを上
記第2の記録媒体に記録してもよい。この場合にも抽出
された被写体情報にもとづいて上記撮影対象画像データ
についてのデータベースを作成できる。
【0030】この場合にも抽出された被写体情報にもと
づいて上記撮影対象画像データについてのデータベース
を作成できる。
【0031】第5の発明によるディジタル・スチル・カ
メラは,被写体を撮像し,被写体像を表す画像データを
出力する撮影手段,上記撮影手段から出力される画像デ
ータによって表される被写体像を表示画面上に表示する
表示装置,上記表示装置の表示画面上に表示された被写
体像の一部を囲むことにより特定する囲みカーソルを上
記表示装置の表示画面上に表示するように制御するカー
ソル制御手段,および上記撮影手段から出力された画像
データに,上記囲みカーソルの位置を表すデータを関連
づけて出力する手段をさらに備えていることを特徴とす
る。
【0032】この発明によると,撮影によって被写体像
が上記表示装置の表示画面上に表示される。表示画面上
に表示された被写体像の一部を囲むことによりその被写
体像の一部を特定するためのカーソルが表示される。被
写体が撮像されると,このカーソルによって囲まれた位
置を表すデータが,被写体像を表すデータに関連づけら
れて出力され,たとえば記録媒体に記録される。
【0033】被写体像の一部の画像がカーソルによって
囲まれているので,その一部の画像部分を明確に特定で
きる。
【0034】第6の発明によるディジタル・スチル・カ
メラは,色補正のための基準色を含む基準ボードの画像
と被写体を表す被写体像とを含む撮影対象画像を表す撮
影対象画像データを出力する撮影手段,上記撮影手段か
ら出力された撮影対象画像データから上記基準ボード画
像の中の基準色を表すデータを抽出する基準色データ抽
出手段,および上記基準色データ抽出手段によって抽出
された上記基準色データを用いて上記撮影対象画像デー
タを色補正する色補正手段,上記色補正手段によって色
補正された撮影対象画像データを出力する手段を備えて
いることを特徴とする。
【0035】この発明によると,上記基準ボードととも
に被写体が撮影されることにより,上記対象画像データ
が出力される。上記対象画像データから上記基準色デー
タが抽出され,抽出された基準色データを用いて上記対
象画像データが色補正される。色補正された上記対象画
像データが出力され,たとえば記録媒体に記憶される。
【0036】上記記録媒体に記録される上記対象画像デ
ータは,適正な色補正が行われた画像データとなる。
【0037】色によって被写体に関する情報が表され,
撮影により得られる被写体像の色補正のための基準色を
表した撮影用基準ボードを単独で構成してもよい。
【0038】撮影用基準ボードを撮影したときに得られ
る画像データによって表される画像を上記基準色の画像
データを用いて色補正ができる。
【0039】
【実施例の説明】(1) 第1実施例 図1は,第1の実施例による画像ファイルの自動分類の
手順を概念的に示すものである。
【0040】第1の実施例においては,キーワード(被
写体に関する情報)が記述された撮影用基準ボードが用
意され,この撮影用基準ボードとともに被写体がディジ
タル・スチル・カメラ10によって撮影される。ディジタ
ル・スチル・カメラ10において,被写体と撮影用基準ボ
ードとを含む対象画像を表す対象画像データが得られ
る。
【0041】ディジタル・スチル・カメラ10において,
対象画像データから撮影用基準ボードに記述されたキー
ワードが抽出され,ヘッダ・データ記録領域にキーワー
ドが格納された画像ファイルが得られる。画像ファイル
は,ディジタル・スチル・カメラ10に装着されるメモリ
・カードに記録される。
【0042】ディジタル・スチル・カメラ10からメモリ
・カードが抜かれ,メモリ・カードが画像ファイル自動
分類システムに装着されると,画像ファイルが,キーワ
ードに応じて対応するフォルダに格納される。また,キ
ーワードは,データベースに格納される。より詳細なこ
とは以下の説明によって明らかとなるであろう。
【0043】図2は,被写体とともに撮影される撮影用
基準ボードを示している。
【0044】撮影用基準ボードには多数の基準の色(グ
レイ,赤,青,黄,白,黒など)が表されている基準色
表示領域A1,ユーザが自由に書き込める用途別記述領
域A2およびキーワード・カード貼付領域A3が含まれ
ている。これらの各領域の大きさおよび位置はあらかじ
め定められている。
【0045】この実施例では,被写体が工事現場である
ことが念頭に置かれており,用途別記述領域A2には,
工事名,工事種目および施工内容ならびに図面が記載さ
れている。もちろん,被写体は工事現場に限らず他のも
のであってもよいのはいうまでもない。
【0046】キーワード・カード貼付領域A3には複数
のキーワード・カードを貼付することができる。複数の
キーワード・カードを組み合わせることにより,または
1枚のキーワード・カードによりキーワードが表現され
る。この実施例では,キーワードは数字によって表され
ている(もちろん,漢字,ひらがな等によって表しても
よい)。キーワード・カードの表面には色が塗られてお
り,その色によって対応する数字(キーワード)が規定
される。したがって,所望のキーワードを表現するため
に所望の色のキーワード・カードを選択し,撮影用基準
ボードのキーワード・カード貼付部に貼付することとな
る。
【0047】図2に示す例では,用途部記述部A2の工
事名の欄には1枚の赤色のキーワード・カードが貼付さ
れている。赤色のキーワード・カードは,キーワード
「1」を示している。工事名「1」のキーワードは○○
ビル新築工事であることがあらかじめ決められており,
この工事名の欄に貼付されている赤色のキーワード・カ
ードを見ることにより基準ボードとともに撮影された被
写体は○○ビル新築工事のものであることがわかる。
【0048】また,工事種目の欄には,「1」を示す赤
色のキーワード・カードと「2」を示すキーワード・カ
ードとが貼付されており,これは,タイル工事であるこ
とを示している。さらに,施工内容の欄には,「1−12
−15」を示すキーワード・カードが貼付されており,こ
れは,モルタル工事であることを示している。
【0049】いずれにしても表面に色が塗られたキーワ
ード・カードが,撮影用基準ボードのキーワード・カー
ド貼付部A3に貼付されることにより,被写体の情報を
表すキーワードを示すこととなる。
【0050】図3は,キーワードとその意味との関係を
示している。キーワードのもつ意味にはフォルダ分類と
データベース・キーワードとがある。フォルダ分類は,
画像ファイルをフォルダに格納するかどうか,フォルダ
に格納するとしたらどのフォルダ名をもつフォルダに格
納するかを示すものである。データベース・キーワード
はデータベースに格納されるキーワードを示している。
たとえばキーワード「1」であれば,そのキーワード
「1」をもつ画像ファイルはフォルダには格納されず,
データベース・キーワードは「○○ビル新築工事」であ
ることを示している。またキーワード「1−12−15」で
あれば,キーワード「1−12−15」をもつ画像ファイル
は○○ビル新築工事¥タイル工事¥モルタルというフォ
ルダ名をもつフォルダに格納されることとなる。
【0051】図4は,ディジタル・スチル・カメラ10の
外観を示している。図5は,ディジタル・スチル・カメ
ラの背面に設けられている液晶画面を示している。
【0052】ディジタル・スチル・カメラ10の背面には
被写体像を表示するための液晶画面が設けられている。
この実施例によるディジタル・スチル・カメラ10におい
ては,被写体とともに撮影された撮影用基準ボードの位
置を指定するために液晶画面上に基準ボード位置指定カ
ーソルCが表示される。
【0053】ディジタル・スチル・カメラ10の上面には
被写体を撮影するときに押されるシャッタ・レリーズ・
ボタン11,基準ボード位置指定カーソルCを液晶画面19
上に表示するときに押される基準ボード位置指定カーソ
ル表示ボタン12,基準ボード位置指定カーソルの原点を
指定するときに押される基準ボード位置指定カーソル表
示ボタン13,基準ボード位置指定カーソルの縦の長さを
指定するときに押される縦ボタン14,基準ボード位置指
定カーソルの横の長さを指定するときにおされる横ボタ
ン15,基準ボード位置指定カーソルの大きさを大きくす
るときに押されるプラスボタン17および基準ボード位置
指定カーソルの大きさを小さくするときに押されるマイ
ナス・ボタン18が設けられている。
【0054】これらのボタン12〜17を操作して,ユーザ
は,液晶表示画面19上に表示された撮影用基準ボード画
像を囲むように基準ボード位置指定Cカーソルを動か
す。
【0055】図6は,ディジタル・スチル・カメラの電
気的構成を示すブロック図である。
【0056】ディジタル・スチル・カメラの全体の動作
はCPU1によって統括される。上述した各ボタン11〜
17の押し下げを示す信号は,CPU1に入力する。CP
U1によってカーソルCを表す画像データが発生し,ボ
タン12〜17の押し下げに応じて表示画面19上にカーソル
を表示する。
【0057】撮像回路2によって基準ボードとともに被
写体が撮像されることにより,被写体像と基準ボード画
像とを含む対象画像を表す対象画像信号が出力される。
撮像回路2から出力する対象画像信号は,アナログ処理
回路3に入力し,増幅され,アナログ/ディジタル変換
回路4に入力する。対象画像信号は,アナログ/ディジ
タル変換回路4において,ディジタル対象画像データに
変換され,フレーム・メモリ5に一時記憶される。
【0058】ディジタル対象画像データはフレーム・メ
モリ5から読み出され,ディジタル/アナログ変換回路
6においてアナログ対象画像信号に戻される。このアナ
ログ対象画像信号が液晶表示装置19に与えられることに
より撮像した対象画像が液晶表示装置19の表示画面に表
示される。
【0059】ディジタル・スチル・カメラは撮影対象画
像データをメモリ・カード20に記録することもできる。
フレーム・メモリ5に一時記憶された撮影対象画像デー
タはフレーム・メモリ5から読み出され圧縮伸張回路8
に入力する。撮影対象画像データは圧縮伸張回路9にお
いてデータ圧縮が行われる。データ圧縮された撮影対象
画像データはカード制御回路9の制御のもとにディジタ
ル・スチル・カメラに装着されたメモリ・カード20に記
録される。
【0060】図7は,ディジタル・スチル・カメラ10を
用いて対象画像を撮影し,ディジタル・スチル・カメラ
10において対象画像データからキーワードを抽出して,
メモリ・カードにキーワードと対象画像データとを記録
し,かつそのメモリ・カードをパーソナル・コンピュー
タに装填することにより,対象画像データが格納されて
いる画像ファイルをキーワードに応じた画像ファイルに
格納するときの処理手順を示すフローチャートである。
【0061】撮影用基準ボードが用意され,被写体に応
じたキーワードを特定するキーワード・カードが撮影用
基準ボードのキーワード・カード貼付領域A3に貼付さ
れる(ステップ31)。
【0062】つづいて,ディジタル・スチル・カメラ10
の電源がオンとされ(ステップ32),被写体の近くに撮
影用基準ボードが配置される。被写体とともに撮影用基
準ボードが撮影されると,ディジタル・スチル・カメラ
10の液晶画面19上に被写体像のほかに撮影用基準ボード
画像が含まれている対象画像が表示される(ステップ3
3)。
【0063】液晶画面上に表示されている撮影用基準ボ
ード画像IBを見ながら,撮影用基準ボードの配置が決
定すると(ステップ34),ボタン12が押されることによ
り液晶画面19上に基準ボード位置指定カーソルCが表示
される。ボタン13から17を操作することにより,液晶画
面19上に表示されている撮影用基準ボード画像IBを囲
むように基準ボード位置指定カーソルCの表示位置およ
び大きさが決められる(ステップ35)。
【0064】具体的には,まず原点ボタン13が押された
あとに,プラス・ボタン16が押されることによりカーソ
ルの原点(左上の頂点)が水平の正方向に移動し,マイ
ナス・ボタン17が押されることにより,カーソルの原点
が水平の負方向に移動する。原点ボタン13が再び押され
ることによりカーソル原点のX座標が決定する。その後
プラス・ボタン16が押されることによりカーソルの原点
が垂直の正方向に移動し,マイナス・ボタン17が押され
ることによりカーソルの原点が垂直の負方向に移動す
る。原点ボタン13が再び押されることによりカーソル原
点のY座標が決定する。以上によりカーソルの原点位置
が決定する。カーソルの原点が撮影用基準ボード画像の
原点に一致させられる。
【0065】次に,縦ボタン14が押されたあとに,プラ
ス・ボタン16が押されることによりカーソルの高さが高
くなり,マイナス・ボタン17が押されることによりカー
ソルの高さが低くなるので,これらのボタン操作により
カーソルの高さと撮影用基準ボード画像の高さとが一致
させられる。さらに,横ボタン15が押されたあとに,プ
ラス・ボタン16が押されると,カーソルの横幅が大きく
なり,マイナス・ボタン17が押されると,カーソルの横
幅が狭くなるので,これらのボタン操作によりカーソル
の横幅と撮影用基準ボード画像の横幅とが一致させられ
る。
【0066】液晶表示画面19上に表示された撮影用基準
ボード画像IBと基準ボード位置指定カーソルCとが一
致すると,被写体と撮影用基準ボードとが同時に撮影さ
れる(ステップ36)。撮影により被写体像と撮影用基準
ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像デ
ータがメモリ7に一時記憶される(ステップ37)。
【0067】撮影対象画像データがメモリ7に一時記憶
されると,撮影対象画像データから,キーワードが抽出
される(ステップ38)。このキーワード抽出処理につい
て詳しくは後述する。
【0068】画像ファイルが作成され,メモリ7に一時
記憶されている撮影対象画像データ,ボタン操作によっ
て決定された基準ボード位置指定カーソルCの原点の位
置座標,横幅および縦の高さを表すデータならびにキー
ワードが格納される(ステップ39)。画像ファイルがメ
モリ・カード20に記録される(ステップ40)。
【0069】このようにして,画像ファイルがメモリ・
カード20に記録されると,メモリ・カード20がディジタ
ル・スチル・カメラ10から取り外され,画像ファイル分
類システムに装着される。メモリ・カード20に記録され
ている画像ファイルがキーワードに応じて対応するフォ
ルダに格納されることにより画像ファイルが分類される
(ステップ41)。この画像ファイル分類処理についての
詳しい処理は後述する。
【0070】図8は,メモリ・カード20に記録される画
像ファイルのフォーマットを示している。
【0071】画像ファイルにはヘッダ・データ記録領域
と画像データ記録領域とが含まれている。
【0072】ヘッダ・データ記録領域は,画像データ記
録領域に記録される画像データの付属情報を記録する領
域である。このヘッダ・データ記録領域には,画像デー
タ記録領域に記録されている画像データのデータ量を表
す画像サイズ,画像ファイル名,撮影日時,シャッタ速
度を表すデータを格納する領域,基準ボード位置指定カ
ーソルの原点の位置座標を表すデータ,基準ボード位置
指定カーソルの横幅を表すデータおよび基準ボード位置
指定カーソルの高さを表すデータをそれぞれ格納する領
域,抽出されたキーワードを格納する領域(図8におい
ては第1のキーワード記録領域から第5のキーワード記
録領域までの5つのキーワード記録領域が設定されてい
る)が含まれている。
【0073】図9は,撮影対象画像データからキーワー
ドを抽出する処理手順を示すフローチャートである。
【0074】入力された基準ボード位置指定カーソルC
によって囲まれている領域内の画像が撮影用基準ボード
の画像であるとして,そのカーソルによって囲まれてい
る画像を表す画像データが撮影対象画像データから抜き
出される(ステップ51)。
【0075】撮影対象用基準ボードは領域A1,A2お
よびA3の位置およびその大きさがあらかじめ定まって
おり,撮影対象用基準ボード画像から領域A1内の各基
準色の位置も分かる。各基準色を表すデータが撮影対象
用基準ボード画像から抜き出される(ステップ52)。
【0076】各基準色を表すデータが抜き出されると,
色補正用のパラメータが作成され(ステップ53),作成
されたパラメータを用いて撮影対象画像データの色補正
が行われる(ステップ54)。これらの色補正用パラメー
タの作成処理および色補正処理について詳しくは後述す
る。
【0077】撮影用基準ボードに示されているキーワー
ドのすべてについてキーワード抽出処理が終了したかど
うかが判断され(ステップ55),まだ抽出処理が終了し
ていないキーワードがあれば,抽出処理が終了していな
いキーワードの最初を表すキーワード開始データが検索
される(ステップ56)。
【0078】キーワード開始データが見つかると(ステ
ップ57),キーワードのすべての桁についてのキーワー
ド抽出処理がされたかどうかが判断される(ステップ5
8)。
【0079】キーワードのすべての桁についてのキーワ
ード抽出処理が終了していなければ,キーワード・カー
ドの色を表すデータが撮影用基準ボード画像データが抽
出される(ステップ59)。抽出された色データによって
表される色とキーワードとの対応表を比べてその色がど
のキーワードを表しているかが検索される(ステップ6
0)。検索されたキーワードを表すデータが画像ファイ
ルのキーワード記録領域に格納される(ステップ61)。
【0080】撮影用基準ボード画像によって表されるキ
ーワード・カードの画像すべてについてステップ55から
61までの処理が行われる。撮影用基準ボード画像に含ま
れるすべてキーワード画像についての処理が終了するこ
とにより撮影対象画像データからのキーワード抽出処理
が終了する(ステップ55でYES )。
【0081】次に色補正処理(図8ステップ53および54
の処理)について述べる。
【0082】色補正処理においては,まず,階調補正が
行われる。
【0083】撮影用基準ボードの基準色領域A1には基
準の色となるグレイが含まれている。このグレイ色の濃
度Dはあらかじめ測定されている。また,濃度Dと反射
率rとは式1によって表される。
【0084】
【数1】
【0085】さらに,ディジタル・スチル・カメラの最
適輝度信号階調曲線(最適輝度信号露出曲線)はあらか
じめ定められているものとする。
【0086】撮影用基準ボードのグレイ色(グレイ色で
なく他の色でもよい)を実際に撮影し,撮影により得ら
れたRGBデータから式2にしたがって輝度データ(輝
度信号)を得る(図10撮影輝度信号レベル)。
【0087】
【数2】
【0088】グレイ色の撮影輝度信号レベルと最適輝度
信号階調曲線とから,撮影用基準ボードのグレイ色を実
際に撮影した場合の反射率r1が得られる。また,上述
の式1から撮影用基準ボードのグレイ色の理論上の反射
率r2が得られる。
【0089】ディジタル・スチル・カメラにおいて,γ
特性が一定であるとすると,任意の階調値の最適輝度信
号階調曲線上の点における反射率r3と,その任意の階
調値の推定輝度信号階調曲線上の点における反射率r4
とは式3の関係が成立する。
【0090】
【数3】
【0091】式3を用いて図10(A) に示すように実際の
撮影時の推定輝度信号階調曲線が得られる。
【0092】最適輝度信号階調曲線と推定輝度信号階調
曲線とから図10(B) に示す輝度信号変換曲線を用いて撮
影によって得られた画像データ(RGBデータ)を最適
露出の階調値(画像データ)に変換できる。
【0093】以上の処理により階調補正が終了する。
【0094】複数の色を撮影することにより,推定輝度
信号階調曲線を複数算出し,その平均を平均輝度信号階
調曲線としてもよい。
【0095】次に色相補正および彩度補正が行われる。
【0096】撮影用基準ボードの基準色は基準条件(こ
の基準条件とは,昼光などの基準光の条件下で撮影され
たときの目標階調値でも,好ましい色再現における目標
階調値でも,測色再現における目標階調値のいずれでも
よい)下におけるRGB階調値(目標階調値)があらか
じめ定められているものとする。
【0097】階調補正が行われたあとで,基準色のRG
B階調値と目標階調値との間で最小自乗法などにより変
換行列Aを算出する。この行列Aを用いて式4によって
色相補正および彩度補正された画像データR2,G2,
およびB2データが得られる。ここで目標階調値として
グレイ色を含めておくことによりグレイ・バランス調整
も行われることとなる。
【0098】
【数4】
【0099】次にキーワード抽出処理につい述べる。
【0100】上述のようにして補正された撮影対象画像
データの階調値をG=(R2 ,G2,B2 )とする。補
正された階調値G=(R2 ,G2 ,B2 )と目標階調値
をそれぞれLab空間での画像データに変換する。La
b空間においてLは明るさを示し,aおよびbはそれぞ
れ色信号を表す。RGB空間の画像データとLab空間
での画像データとは以下に示すようにして変換すること
ができる。
【0101】非線形RGBデータと撮影によって得られ
た(補正された)RGB画像データは式5に示す関係を
もつ。
【0102】
【数5】
【0103】線形RGBデータから非線形RGBデータ
とは式6に示す関係をもつ。ただし,関数fは表示装置
のガンマ特性を示している。
【0104】
【数6】
【0105】三刺激値XYZと線形RGBデータとは式
7に示す関係をもつ。ただし,表示装置の赤が三刺激値
XYZにおいて(x,y)=(0.64,0.35),青が三刺
激値XYZにおいて(x,y)=(0.30,0.60),緑が
三刺激値XYZにおいて(x,y)=(0.15,0.06)で
あり白色色度点が6500Kの場合である。
【0106】
【数7】
【0107】算出されたXYZを用いて,式8にしたが
って,RGB空間での撮影対象画像データがLab空間
での撮影対象画像データに変換される。
【0108】
【数8】
【0109】ただし,
【0110】
【数9】 であり,
【0111】
【数10】
【0112】である。但し,Pn =Xn ,Yn ,Zn
白色色度点の三刺激値でのデータである。
【0113】補正された階調値のLab空間での画像デ
ータをG=(Lc ,ac ,bc ),目標階調値のLab
空間での画像データをFn=(Ln ,an ,bn )とす
る。この場合の色差Δnは式11によって表される。
【0114】
【数11】
【0115】図11に示すように,関数,色名称,目標階
調値およびキーワードをあらかじめ定めておき,すべて
の関数Fについて式11を用いて色差を求める。求められ
た色差の集合{Δn}の中の最小値色差を与える関数F
によって特定されるキーワードが抽出されたキーワード
・カードによって表されているキーワード(色)である
と判断される(基準条件におけるRGB階調値をモニタ
出力した色と,撮影して変換されたRGB階調値をモニ
タ出力した色との差が小さければ同じ色と判断してい
る)。
【0116】図12は,画像ファイルをキーワードに応じ
て自動的に分類する画像ファイル分類システムの外観
を,図13は,その電気的構成の概要をそれぞれ示してい
る。
【0117】画像ファイル分類システムはコンピュータ
70を含む。コンピュータ70にはCRT表示装置(または
液晶(LC)ディスプレイ・パネル)71,プリンタ72お
よび入力装置(キーボード73Aやマウス73B)が接続さ
れている。コンピュータ70にはFDドライブ74,CD−
ROMドライブ75およびHDユニット76ならびにメモリ
・カード・リーダ80が接続されている。FDドライブ74
はFD79へのデータの書き込みおよびFD79からのデー
タの読み出しを行う。CD−ROMドライブ75はCD−
ROM78からのデータの読み出しを行う。HDユニット
76はハードディスク(図示略)へのデータの書き込みお
よびハードディスクからのデータの読み出しを行う。メ
モリ・カード・リーダ80はメモリ・カード20に記録され
ているデータの読み出しおよびメモリ・カード20へのデ
ータの書き込みを行う。コンピュータ70はさらに内部メ
モリ(半導体メモリなど)77を含む。
【0118】図14および図15は画像ファイルの自動分類
の処理手順を示すフローチャートである。
【0119】上述のようにしてディジタル・スチル・カ
メラによって画像ファイルが記録されたメモリ・カード
が画像ファイル分類システムに装填される。メモリ・カ
ードに格納されている画像ファイルがメモリ・カード・
リーダによって読み取られ,メモリ・カード内に格納さ
れているすべての画像ファイルについて分類が終了した
かどうかが判断される(ステップ81,82)。
【0120】メモリ・カード20から読み取られた画像フ
ァイルにキーワードが含まれているかどうかが判断され
る(ステップ83)。この第1の実施例では,画像ファイ
ルのキーワード記録領域にキーワードが記録されている
から,画像ファイルにキーワードが含まれているとして
(ステップ83でYES ),すべてのキーワードについて抽
出処理が終了したかどうかが判断される(ステップ8
6)。
【0121】抽出したキーワードがデータベースを作成
するためのキーワード・テーブルから検索され(ステッ
プ87),キーワードがキーワード・テーブルにあった場
合は,そのキーワードが分類されるフォルダを指定する
ものかどうかか判断される(ステップ89,図3参照)。
フォルダを指定するものであれば,その指定されたフォ
ルダに画像ファイルが複写される(ステップ90)。これ
により画像ファイルの自動分類が行われたこととなる。
キーワードがフォルダを指定するものでなければ,ステ
ップ90の処理はスキップされる。
【0122】図3に示す表を参照して抽出されたキーワ
ードが表すデータベース・キーワードに変換され(ステ
ップ91),変換されたデータベース・キーワードがデー
タベースに登録される(ステップ92)。また,抽出され
たキーワードがキーワード・テーブルにない場合は(ス
テップ88でNO),そのキーワードが表すデータベース・
キーワードがデータベースに登録される(ステップ9
3)。これにより図16に示すようにデータベースが更新
または作成されていく(ステップ93)。
【0123】(2) 第2実施例 上述した第1実施例では,被写体像と撮影用基準ボード
画像とを含む撮影対象画像データからキーワードを抽出
する処理はディジタル・スチル・カメラ10によって行っ
ているが,第2実施例では,撮影対象画像データからキ
ーワードを抽出する処理は画像ファイル自動分類システ
ムにおいて行われる(図17参照)。
【0124】図18は,この実施例によるディジタル・ス
チル・カメラ10Bによってメモリ・カードに記録された
画像ファイルのファイル構造を示している。
【0125】画像ファイルのヘッダ・データ記録領域に
はキーワード記録領域は設けられていない。上述したよ
うに基準キーボード位置指定カーソルCにより入力され
た基準キーボード位置指定カーソルCの原点の位置座標
を表すデータ,基準位置指定カーソルの横幅を表すデー
タおよび基準位置指定カーソルの縦の高さを表すデータ
を記録する領域がそれぞれ設けられており,これらの領
域にボタン操作によって入力されたデータが格納されて
いる。
【0126】画像データ記録領域に被写体と撮影用基準
ボードとを撮影することによって得られた撮影対象画像
データが格納されている。この撮影対象画像データが上
述の画像ファイル自動分類システムによって読み取ら
れ,次に述べるようにキーワードが抽出される。
【0127】図19は,撮影対象画像データからキーワー
ドを抽出する処理手順を示すフローチャートである。
【0128】図7のステップ31からステップ36の処理が
終ると,図19のステップ42の処理に移行する。
【0129】対象画像の撮影により得られた撮影対象画
像データが画像ファイルの画像データ記録領域に格納さ
れ,ボタン操作により得られた基準位置指定カーソルの
原点の位置座標を表すデータ,基準位置指定カーソルの
横幅を表すデータおよび基準位置指定カーソルの縦の高
さを表すデータが画像ファイルに格納される(ステップ
42)。すると,画像ファイルがディジタル・スチル・カ
メラに装着されたメモリ・カード20に記録される(ステ
ップ40)。
【0130】メモリ・カードが上述した画像ファイル自
動分類システムのメモリ・カード・リーダ80に装填さ
れ,画像ファイルが読み取られることにより上述したよ
うにキーワードに応じたフォルダに画像ファイルが格納
される(ステップ41)。
【0131】ただし,この第2の実施例では画像ファイ
ルにはキーワードは格納されていないので(図14ステッ
プ83でNO),画像ファイル自動分類システムにおいて撮
影画像データからキーワードが抽出される(図14ステッ
プ85,図8の処理)。このキーワード抽出処理は,図9
に示す処理と同様となるのはいうまでもない。
【0132】(3) 第3実施例 上述した第1実施例および第2実施例においては,撮影
対象基準ボードを被写体とともに撮影し,得られた撮影
対象画像データからキーワードを抽出し,キーワードに
応じて画像ファイルを対応するフォルダに格納している
が,第3実施例においてはディジタル・スチル・カメラ
にキーワード入力装置100 が接続され,このキーワード
入力装置100 から入力されたキーワードが画像ファイル
に格納される(図20参照)。
【0133】図21は,ディジタル・スチル・カメラ10B
とディジタル・スチル・カメラ10Bと接続されるキーワ
ード入力装置100 の外観を示している。
【0134】ディジタル・スチル・カメラ10Bには外部
装置接続端子21が設けられている。この外部装置接続端
子21によりカメラ10Bとキーワード入力装置100 とがケ
ーブル(たとえばRS232Cケーブル)によって接続されて
いる。これによりキーワード入力装置100 とカメラ10B
との間で通信が可能となる。
【0135】キーワード入力装置100 には,カメラ接続
端子101 が含まれており,このカメラ接続端子101 によ
りディジタル・スチル・カメラ10Bとケーブルで接続さ
れる。
【0136】キーワード入力装置100 の上面(図21に示
されている面)には,キーワードを入力するためのキー
ワード入力部102 が含まれている。キーワード入力部10
2 は「0」から「9」までの数字が表されているテン・
キーパーッドおよび「−」キーパッドが含まれている。
キーワード入力装置100 のユーザは,キーワード入力部
102 に含まれているテン・キーパッドを用いてキーワー
ドを入力する。
【0137】キーワード入力装置100 にはさらに,入力
されたキーワードをディジタル・スチル・カメラ10Bに
送信するときにユーザによって押されるキーワード送信
ボタン103 ,入力したキーワードをクリアするときにユ
ーザによって押されるクリア・ボタン104 ,入力された
キーワードが表示されるキーワード表示部105 が含まれ
ている。
【0138】図22は,キーワード入力装置100 を用いて
キーワードを入力し撮影によって得られた被写体像を表
す画像データとともに,キーワードを画像ファイルに格
納するときの処理手順を示すフローチャートである。
【0139】ディジタル・スチル・カメラ10Bの接続端
子21とキーワード入力装置100 の接続端子101 とがケー
ブルによって接続される(ステップ111 )。カメラ10B
とキーワード入力装置100 とが接続されると,カメラ10
Bの電源と入力装置100 の電源がそれぞれオンとされる
(ステップ112 )。
【0140】ユーザは,キーワード入力装置100 のキー
ワード入力部102 のキーパッドを操作してキーワードを
入力する(ステップ113 )。入力されたキーワードは,
キーワード表示部105 に表示される。
【0141】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラ10Bに記録される画像ファイルにおいては,図23に
示すように第1のキーワード記録領域から第5のキーワ
ード記録領域まで5つのキーワードを記録する領域があ
る。このため,キーワードを入力するときに,まず,キ
ーワードを格納するキーワード記録領域を指定する必要
がある。そこで,最初にキーワード入力部102 を用いて
キーワードを記録する領域を指定する。キーワード記録
領域の指定が終了すると,「−」ボタンが押され,指定
されたキーワード記録領域へのキーワードが入力され
る。
【0142】キーワードが入力されると,ユーザによっ
て送信ボタン103 がおされ,入力されたキーワードを表
すデータがキーワード入力装置100 からディジタル・ス
チル・カメラ10Bに送信される(ステップ114 )。
【0143】キーワード入力装置100 から送信されたキ
ーワードを表すデータがディジタル・スチル・カメラ10
Bにおいて受信され(接続端子21を介して入力したキー
ワードを表すデータは,インターフェイス(図示略)を
介してCPUに入力する),カメラのメモリ7に一時記
憶される(ステップ115 )。
【0144】メモリ7に一時記憶したキーワードに対応
する被写体がディジタル・スチル・カメラ10Bによって
撮影され,被写体像を表す画像データが得られる(ステ
ップ116 )。メモリ7に一時記憶されているキーワード
・データが読み出され,被写体像を表す画像データとと
もに,画像ファイルに格納される(ステップ117 )。こ
のとき,画像データは画像ファイルの画像データ記憶領
域に格納され,キーワード・データは,ヘッダ・データ
記憶領域のキーワード・データ記憶領域に格納されるの
はいうまでもない。
【0145】画像ファイルは,ディジタル・スチル・カ
メラ10Bに装着されているメモリ・カードに記録される
(ステップ118 )。
【0146】画像ファイルが記録されたメモリ・カード
がディジタル・スチル・カメラから取り外され,画像フ
ァイル分類装置に装填されることにより,上述した図14
および図15に示す処理手順と同様にして画像ファイルが
分類されるのは第1実施例と同じである。
【0147】キーワード記録領域を指定できるので,所
望の記録領域に記録されたキーワードを更新できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像ファイルを自動分類する概要を示してい
る。
【図2】撮影用基準ボードを示している。
【図3】キーワードとその意味を示している。
【図4】ディジタル・スチル・カメラの外観を示してい
る。
【図5】ディジタル・スチル・カメラの液晶画面を示し
ている。
【図6】ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示
している。
【図7】キーワードを抽出する処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】画像ファイル・フォーマットの構成を示してい
る。
【図9】撮影対象画像からキーワードを抽出する処理手
順を示している。
【図10】(A) は最適輝度信号階調曲線と推定輝度信号
階調曲線を示し,(B) は撮影時の階調値と変換後の階調
値との関係を示している。
【図11】キーワードと色との関係を示している。
【図12】画像ファイル自動分類システムの外観を示し
ている。
【図13】画像ファイル自動分類システムの電気的構成
の概要を示している。
【図14】画像ファイルの分類の処理手順を示してい
る。
【図15】画像ファイルの分類の処理手順を示してい
る。
【図16】作成されたデータベースを示している。
【図17】画像ファイルの分類の概要を示している。
【図18】画像ファイル・フォーマットを示している。
【図19】画像ファイル自動分類システムにおいてキー
ワードを抽出する処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図20】画像ファイルの自動分類の概要を示してい
る。
【図21】ディジタル・スチル・カメラとキーワード入
力装置とを示している。
【図22】キーワード入力装置を用いてキーワードを入
力する処理手順を示すフローチャートである。
【図23】画像ファイル・フォーマットを示している。
【符号の説明】
1 CPU 2 撮像回路 9 カード制御回路 10,10A,10B ディジタル・スチル・カメラ 12 カーソル表示ボタン 13 原点ボタン 14 縦ボタン 15 横ボタン 16 プラス・ボタン 17 マイナス・ボタン 19 液晶表示装置 20 メモリ・カード 70 コンピュータ 71 表示装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第2の発明による画像データ記録装置は,
被写体を表す被写体像と被写体に関する情報が色によっ
て表されている基準ボードを表す基準ボード画像とを含
む撮影対象画像を表す撮影対象画像データと,対応する
被写体情報データとが関連づけられて記録されている記
録媒体から,上記撮影対象画像データおよび上記被写体
情報データをそれぞれ読み取る読取手段,ならびに上記
読取手段によって読みとられた上記被写体情報データに
よって表される被写体情報にもとづいて上記撮影対象画
像データを分類する分類手段を備えていることを特徴と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第2の発明は,上記画像データ記録装置に
適した方法も提供している。すなわち,この方法は,被
写体を表す被写体像と被写体に関する情報が色によって
表されている基準ボードを表す基準ボード画像とを含む
撮影対象画像を表す撮影対象画像データと,対応する被
写体情報データとが関連づけられて記録されている記録
媒体から,上記撮影対象画像データおよび上記被写体情
報データをそれぞれ読み取り,読みとられた上記被写体
情報データによって表される被写体情報にもとづいて上
記撮影対象画像データを分類することを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】キーワードのすべての桁についてのキーワ
ード抽出処理が終了していなければ,キーワード・カー
ドの色を表すデータが撮影用基準ボード画像データから
抽出される(ステップ59)。抽出された色データによっ
て表される色とキーワードとの対応表を比べてその色が
どのキーワードを表しているかが検索される(ステップ
60)。検索されたキーワードを表すデータが画像ファイ
ルのキーワード記録領域に格納される(ステップ61)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】三刺激値XYZと線形RGBデータとは式
7に示す関係をもつ。ただし,表示装置の赤がxy色度
座標において(x,y)=(0.64,0.35),青がxy色
度座標において(x,y)=(0.30,0.60),緑がxy
色度座標において(x,y)=(0.15,0.06)であり色
温度が6500Kの場合である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】算出されたXYZを用いて,式8にしたが
って,RGB空間での撮影対象画像データがCIELA
B空間(CIELAB空間におけるデータは*を付けて
表記するのが一般的だがここでは*を付すのを省略す
る)での撮影対象画像データに変換される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】
【数8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G06F 17/30 (72)発明者 渡邉 幹緒 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に関する情報が色によって表され
    た基準ボードの画像と被写体を表す被写体像とを含む撮
    影対象画像を表す撮影対象画像データを出力する撮影手
    段,上記撮影手段から出力される撮影対象画像データか
    ら上記基準ボード画像の中の被写体情報を表すデータを
    抽出する被写体情報抽出手段,および上記撮影手段から
    出力された撮影対象画像データと上記被写体情報抽出手
    段によって抽出された上記被写体情報データとを関連づ
    けて出力する手段,を備えたディジタル・スチル・カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 上記出力手段が記録媒体に記録するもの
    である,請求項1に記載のディジタル・スチル・カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記撮影対象画像上における上記基準ボ
    ード画像の位置を表す基準ボード位置情報を入力する基
    準ボード位置情報入力手段をさらに備え,上記被写体情
    報抽出手段が,上記基準ボード位置情報入力手段から入
    力した基準ボード位置情報にもとづいて上記被写体情報
    を表すデータを抽出するものである,請求項1に記載の
    ディジタル・スチル・カメラ。
  4. 【請求項4】 被写体に関する情報が色によって表され
    た基準ボードの画像と被写体を表す被写体像とを含む撮
    影対象画像を表す撮影対象画像データを出力する撮影手
    段,上記撮影対象画像上における上記基準ボード画像の
    位置を表す基準ボード位置情報を入力する基準ボード位
    置情報入力手段,および上記撮影手段から出力された撮
    影対象画像データと上記基準ボード位置情報入力手段か
    ら入力された対応する基準ボード位置情報とを関連づけ
    て出力する手段,を備えたディジタル・スチル・カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 上記出力手段が記録媒体に記録するもの
    である,請求項4に記載のディジタル・スチル・カメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 上記基準ボードに色補正のための基準色
    が含まれている,請求項4に記載のディジタル・スチル
    ・カメラ。
  7. 【請求項7】 上記色補正のための基準色にもとづいて
    上記撮影手段から出力される上記撮影対象画像データを
    色補正する色補正手段をさらに備え,上記出力手段が,
    上記色補正手段により色補正された上記撮影対象画像デ
    ータを出力するものである,請求項4に記載のディジタ
    ル・スチル・カメラ。
  8. 【請求項8】 被写体を表す被写体像と被写体に関する
    情報が色によって表されている基準ボードを表す基準ボ
    ード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像を表
    す撮影対象画像データと,対応する被写体情報データと
    が関連づけられて記録されている記録媒体から,上記撮
    影対象画像データおよび上記被写体情報データをそれぞ
    れ読み取る読取手段,ならびに上記読取手段によって読
    みとられた上記被写体情報データによって表される被写
    体情報にもとづいて上記撮影対象画像データを分類する
    分類手段,を備えた画像データ分類装置。
  9. 【請求項9】 被写体を表す被写体像と被写体に関する
    情報が色によって表されている基準ボードを表す基準ボ
    ード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像デー
    タと,対応する上記基準ボード画像の位置を表す基準ボ
    ード位置情報とが関連づけられて記録されている記録媒
    体から上記撮影対象画像データおよび上記基準ボード位
    置情報とをそれぞれ読み取る読取手段,上記読取手段に
    よって読み取られた上記基準ボード位置情報にもとづい
    て,上記読取手段によって読み取られた撮影対象画像デ
    ータから上記基準ボード画像の中の被写体情報を抽出す
    る被写体情報抽出手段,ならびに上記被写体情報抽出手
    段によって抽出された上記被写体情報にもとづいて上記
    撮影対象画像データを分類する分類手段,を備えた画像
    データ分類装置。
  10. 【請求項10】 上記基準ボード画像データに色補正の
    ための基準色データが含まれており,上記色補正のため
    の基準色データにもとづいて上記読取手段により読み取
    られた撮影対象画像データによって表される撮影対象画
    像の色を補正する色補正手段をさらに備えた請求項9に
    記載の画像データ分類装置。
  11. 【請求項11】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像を
    表す撮影対象画像データと,対応する被写体情報データ
    とが関連づけられて記録されている記録媒体から,上記
    撮影対象画像データおよび上記被写体情報データをそれ
    ぞれ読み取る読取手段,ならびに上記読取手段によって
    読みとられた上記被写体情報データによって表される被
    写体情報にもとづいて上記撮影対象画像データについて
    のデータベースを作成する手段,を備えたデータベース
    作成装置。
  12. 【請求項12】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像デ
    ータと,対応する上記基準ボード画像の位置を表す基準
    ボード位置情報とが関連づけられて記録されている記録
    媒体から上記撮影対象画像データおよび上記基準ボード
    位置情報とをそれぞれ読み取る読取手段,上記読取手段
    によって読み取られた上記基準ボード位置情報にもとづ
    いて,上記読取手段によって読み取られた撮影対象画像
    データから上記基準ボード画像の中の被写体情報を抽出
    する被写体情報抽出手段,ならびに上記被写体情報抽出
    手段によって抽出された上記被写体情報にもとづいて上
    記撮影対象画像データをについてのデータベースを作成
    する手段,を備えたデータベース作成装置。
  13. 【請求項13】 被写体を撮像し,被写体像を表す画像
    データを出力する撮影手段,上記撮影手段から出力され
    る画像データによって表される被写体像を表示画面上に
    表示する表示装置,上記表示装置の表示画面上に表示さ
    れた被写体像の一部を囲むことにより特定する囲みカー
    ソルを上記表示装置の表示画面上に表示するように制御
    するカーソル制御手段,および上記撮影手段から出力さ
    れた画像データに,上記囲みカーソルの位置を表すデー
    タを関連づけて出力する手段,をさらに備えたディジタ
    ル・スチル・カメラ。
  14. 【請求項14】 色補正のための基準色を含む基準ボー
    ドの画像と被写体を表す被写体像とを含む撮影対象画像
    を表す撮影対象画像データを出力する撮影手段,上記撮
    影手段から出力された撮影対象画像データから上記基準
    ボード画像の中の基準色を表すデータを抽出する基準色
    データ抽出手段,および上記基準色データ抽出手段によ
    って抽出された上記基準色データを用いて上記撮影対象
    画像データを色補正する色補正手段,上記色補正手段に
    よって色補正された撮影対象画像データを出力する手
    段,を備えたディジタル・スチル・カメラ。
  15. 【請求項15】 色によって被写体に関する情報が表さ
    れ,かつ撮影により得られる被写体像の色補正のための
    基準色が表されている撮影用基準ボード。
  16. 【請求項16】 被写体に関する情報が色によって表さ
    れる基準ボードを被写体とともに撮影し,被写体を表す
    被写体像と上記基準ボードを表す基準ボード画像を含む
    撮影対象画像を表す撮影対象画像データを得,得られた
    撮影対象画像データから上記基準ボード画像の中の被写
    体情報を表すデータを抽出し,撮影によって得られた上
    記撮影対象画像データと抽出された上記被写体情報デー
    タとを関連づけて出力する,ディジタル・スチル・カメ
    ラの動作制御方法。
  17. 【請求項17】 被写体に関する情報が色によって表さ
    れる基準ボードを被写体とともに撮影し,被写体を表す
    被写体像と上記基準ボードを表す基準ボード画像とを含
    む撮影対象画像を表す撮影対象画像データを得,上記撮
    影対象画像上における上記基準ボード画像の位置を表す
    基準ボード位置情報を入力し,撮影によって得られた上
    記撮影対象画像データと入力された対応する基準ボード
    位置情報とを関連づけて出力する,ディジタル・スチル
    ・カメラの動作制御方法。
  18. 【請求項18】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像を
    表す撮影対象画像データと,対応する被写体情報データ
    とが関連づけられて記録されている記録媒体から,上記
    撮影対象画像データおよび上記被写体情報データをそれ
    ぞれ読み取り,読みとられた上記被写体情報データによ
    って表される被写体情報にもとづいて上記撮影対象画像
    データを分類する,画像データ分類方法。
  19. 【請求項19】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像デ
    ータと,対応する上記基準ボード画像の位置を表す基準
    ボード位置情報とが関連づけられて記録されている記録
    媒体から上記撮影対象画像データおよび上記基準ボード
    位置情報とをそれぞれ読み取り,読み取られた上記基準
    ボード位置情報にもとづいて,読み取られた撮影対象画
    像データから上記基準ボード画像の中の被写体情報を抽
    出し,抽出された上記被写体情報にもとづいて上記撮影
    対象画像データを分類する,画像データ分類方法。
  20. 【請求項20】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像を
    表す撮影対象画像データと,対応する被写体情報データ
    とが関連づけられて記録されている記録媒体から,上記
    撮影対象画像データおよび上記被写体情報データをそれ
    ぞれ読み取り,読みとられた上記被写体情報データによ
    って表される被写体情報にもとづいて上記撮影対象画像
    データについてのデータベースを作成する,データベー
    ス作成方法。
  21. 【請求項21】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像デ
    ータと,対応する上記基準ボード画像の位置を表す基準
    ボード位置情報とが関連づけられて記録されている第1
    の記録媒体から上記撮影対象画像データおよび上記基準
    ボード位置情報とをそれぞれ読み取り,読み取られた上
    記基準ボード位置情報にもとづいて,読み取られた撮影
    対象画像データから上記基準ボード画像の中の被写体情
    報を抽出し,抽出された上記被写体情報にもとづいて上
    記撮影対象画像データについてのデータベースを作成す
    る,データベース作成方法。
  22. 【請求項22】 被写体を撮像し,被写体像を表す画像
    データを得,得られた被写体像を表示装置の表示画面上
    に表示し,上記表示装置の表示画面上に表示された被写
    体像の一部を囲むことにより特定する囲みカーソルを上
    記表示装置の表示画面上に表示し,撮影によって得られ
    た画像データに,上記囲みカーソルによって特定された
    部分を表すデータを関連づけて出力する,ディジタル・
    スチル・カメラの動作制御方法。
  23. 【請求項23】 色補正のための基準色を含む基準ボー
    ドを被写体とともに撮影し,被写体を表す被写体像と上
    記基準ボードを表す基準ボード画像とを含む撮影対象画
    像を表す撮影対象画像データを得,得られた撮影対象画
    像データから上記基準ボード画像の中の基準色を表すデ
    ータを抽出し,抽出された上記基準色データを用いて上
    記撮影対象画像データを色補正し,色補正された撮影対
    象画像データを出力する,ディジタル・スチル・カメラ
    の動作制御方法。
  24. 【請求項24】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像を
    表す撮影対象画像データと,対応する被写体情報データ
    とが関連づけられて記録されている記録媒体から,上記
    撮影対象画像データおよび上記被写体情報データをそれ
    ぞれ読み取るためのプログラムであって,読みとられた
    上記被写体情報データによって表される被写体情報にも
    とづいて上記撮影対象画像データを分類させるように画
    像データ分類装置のコンピュータを制御するためのプロ
    グラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒
    体。
  25. 【請求項25】 被写体を表す被写体像と被写体に関す
    る情報が色によって表されている基準ボードを表す基準
    ボード画像とを含む撮影対象画像を表す撮影対象画像デ
    ータと,対応する上記基準ボード画像の位置を表す基準
    ボード位置情報とが関連づけられて記録されている記録
    媒体から上記撮影対象画像データおよび上記基準ボード
    位置情報とをそれぞれ読み取るためのプログラムであっ
    て,読み取られた上記基準ボード位置情報にもとづい
    て,読み取られた撮影対象画像データから上記基準ボー
    ド画像の中の被写体情報を抽出させ,抽出された上記被
    写体情報にもとづいて上記撮影対象画像データを分類さ
    せるように画像データ分類装置のコンピュータを制御す
    るためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り
    可能な記録媒体。
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