JPH11261683A - 電話装置、プログラムを記録した記録媒体及びデータを記録した記録媒体 - Google Patents

電話装置、プログラムを記録した記録媒体及びデータを記録した記録媒体

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JPH11261683A
JPH11261683A JP10058504A JP5850498A JPH11261683A JP H11261683 A JPH11261683 A JP H11261683A JP 10058504 A JP10058504 A JP 10058504A JP 5850498 A JP5850498 A JP 5850498A JP H11261683 A JPH11261683 A JP H11261683A
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JP
Japan
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voice
recognition
function
input
unit
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JP10058504A
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Katsumi Shiono
勝美 塩野
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NEC Saitama Ltd
Original Assignee
NEC Saitama Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声入力により種々のファンクション機能や
サービス機能を自動的に設定することができる電話装置
を提供する。 【解決手段】 ユーザがマイク8により電話機の所望の
機能名を発声すると、その音声認識処理が行われる。そ
の認識結果に基づいてその機能の設定処理が行われるが
このとき機能設定のためのガイダンスがスピーカ9から
発声されるので、ユーザはこれを聞きながら、ガイダン
スに沿ってキー操作や音声入力を順次行うことにより、
所望の機能が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの音声によ
る指示を受けて動作する電話装置及びこの電話装置で用
いられるプログラムやデータを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクから入力された音声を
音声認識回路にて解読して音声に対応したコード信号を
出力し、処理手段による制御によりこのコード信号に基
づいて音声によるダイヤル番号の入力を検索し、検索し
たダイヤル番号に対応した相手方との交信を行う携帯電
話機や自動車電話機が種々提案されている。
【0003】本発明と技術分野が類似する従来例として
特開平3−45057号公報の“自動ダイヤル式車載用
携帯電話機”がある。本従来例は、図3に示されるよう
に音声入力部11、音声分析手段12、スピーカ13、
音声合成部14、表示部15、ダイヤル番号送出部1
6、音声認識手段17、検索処理部18、キー情報入力
部19、音声標準パターンメモリ20、情報メモリ21
などを有して構成される。そして、音声入力による自動
ダイヤルを行う場合、ユーザがマイク等の音声入力部1
1を用いて相手先の氏名を入力すると、音声分析手段1
2がその音声の特徴量を抽出する。音声認識手段17は
抽出された特徴量に基づいて音声標準パターンメモリ2
0に予め登録されたアドレス情報を検索する。次に検索
処理部18は上記アドレス情報に基づいて情報メモリ2
1に予め登録された相手先の氏名、電話番号を検索す
る。検索された氏名、電話番号は表示部15で表示され
ると共に、音声合成部14で音声に合成されてスピーカ
13から発声される。ユーザはこの発声を聞いて「正」
又は「誤」を音声入力し、「正」であれば、ダイヤル番
号送出部16によりダイヤル動作が行われ、「誤」であ
れば、ユーザは再び相手先の音声入力からやり直す。
尚、上記特徴量の抽出によりアドレス情報が求められた
ときにも、スピーカ13からそれを知らせる音が出され
る。また、各メモリ20、21への登録は、登録モード
においてユーザが音声入力部11やキー情報入力部19
のキー操作により予め行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例には以下のような問題がある。第1の問題点は音
声でダイヤル発信の機能しか行えないことである。この
ため、アイズフリーで携帯電話を使用したり、視覚障害
者が携帯電話を使用するときに使える機能が限定されて
しまう。
【0005】第2の問題点は、認識を間違えたとき再度
認識動作を行わなければならないことである。このた
め、認識を間違えやすい言葉については誤認識処理を繰
り返し続けてしまう。
【0006】第3の問題点は、音声認識で認識させる言
葉を事前に登録しなければならないことである。このた
め、認識語を増やすたびに登録を行わなければならず、
また、録音を行うときの環境が認識率に影響するため、
常にどこにいても新しい認識語の登録が行なえる訳では
ないという問題がある。また、音声認識を行うときには
事前に登録した音声を発声して認識処理を行うため、事
前に発声した言葉を覚えていなければならない。
【0007】本発明は、上記の問題を解決して種々のフ
ァンクション機能やサービス機能を音声入力で容易に行
えるようにした電話装置及びこの電話装置で用いられる
プログラムやデータを記録した記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の電話装置は、操作者の音声を入力する音声
入力手段と、ファンクション機能、サービス機能の機能
名や登録された名前及び電話番号を音声認識のための認
識語として記憶する記憶手段と、音声入力手段より入力
された音声の特徴量を抽出して記憶手段に記憶した認識
語と比較することにより入力された音声を認識する音声
認識手段と、音声認識手段による認識結果を表示する表
示手段と、音声認識手段による認識結果を音声で出力す
る音声出力手段と、上記各手段を制御する制御手段とを
有することを特徴としている。
【0009】本発明の電話装置は、操作者からの設定を
入力する操作入力手段を有し、制御手段は、音声認識手
段による認識結果を表示手段により表示、または音声出
力手段により出力した結果、音声入力手段または操作入
力手段よりスクロールの指示が入力されると、音声認識
手段に記憶手段に記憶した情報をスクロールさせて再度
音声認識を行わせ、認識結果を再度表示手段に表示させ
る、または音声出力手段より出力させる制御を行うとよ
い。
【0010】上記の制御手段は、音声認識手段による認
識結果を表示手段に表示、または音声出力手段より出力
した後に、音声入力手段または操作入力手段より処理を
実行せよとの指示が入力されると、音声認識手段による
音声認識結果に従い、該音声認識結果が登録された名前
または電話番号であった場合、該認識した電話番号にダ
イヤルするダイヤル処理を、また認識結果がファンクシ
ョン機能またはサービス機能であった場合、ファンクシ
ョン機能またはサービス機能を実現するための制御を行
うとよい。
【0011】上記の記憶手段は、一つの機能名について
複数の認識語を記憶するとよい。
【0012】上記の記憶手段には登録された電話番号及
び名前が単音の文字や数字で記憶され、音声認識手段
は、音声入力手段より入力された相手先の名前の一部及
び/又はダイヤル番号の一部の音声により検索を行うと
よい。
【0013】上記の記憶手段には、各機能の操作設定手
順を示す音声ガイダンス語が記憶され、制御手段は、音
声入力手段または操作入力手段より入力された機能の操
作手順を示す音声ガイダンス語を音声出力手段より出力
する制御を行うとよい。
【0014】上記の制御手段は、操作入力手段からの設
定入力に従い音声ガイダンス語を音声出力手段より出力
するか否かを切り替える制御を行うとよい。
【0015】上記の制御手段は、操作入力手段より機能
の名称が新たに入力されると記憶手段に該入力された機
能の名称を登録する制御を行うとよい。
【0016】上記の音声認識手段による音声認識処理は
不特定話者方式で行われるとよい。
【0017】本発明のプログラムを記録した記録媒体
は、音声入力手段より入力された音声を記憶する入力音
声記憶処理と、音声入力手段より入力された音声の特徴
量を抽出し、記憶手段に記憶した認識語と比較して入力
された音声を認識する音声認識処理と、音声認識処理に
よる認識結果を表示手段にて表示させる表示処理と、音
声認識処理による認識結果を音声として音声出力手段よ
り出力させる音声出力処理とを実行させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴としている。
【0018】上記のプログラムを記録した記録媒体は、
音声認識処理による認識結果を出力する表示処理または
音声出力処理終了後に、操作者からの正誤判断を音声入
力手段、または操作入力手段より入力する正誤判断入力
処理と、正誤判断入力処理により、認識結果が誤ってい
るとの入力を受けると、音声認識処理を行い、該音声認
識処理による認識結果を表示処理により表示手段に表示
させる、または音声出力処理により音声出力手段より出
力させる処理を再度行う処理と、正誤判断入力処理によ
り、認識結果が正しいとの入力を受けると、音声認識処
理による認識結果に従い、該認識結果が登録された名前
または電話番号であった場合、該認識した電話番号にダ
イヤルするダイヤル処理を、また認識結果がファンクシ
ョン機能またはサービス機能であった場合、ファンクシ
ョン機能またはサービス機能を実現する処理を実行させ
るためのプログラムを記録しているとよい。
【0019】本発明のデータを記録した記録媒体は、電
話装置のファンクション機能及びサービス機能の機能名
をデータとして記録したことを特徴としている。
【0020】上記の認識語は一つの機能名に対して複数
個あるとよい。
【0021】本発明のデータを記録した記録媒体は、登
録された名前及び電話を単音の文字や数字の状態のデー
タとして記録したことを特徴としている。
【0022】本発明のデータを記録した記録媒体は、電
話装置のファンクション機能及びサービス機能を設定す
るためのガイダンス語をデータとして記録したことを特
徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
電話装置及びこの電話装置ので用いられるプログラムや
データを記録した記録媒体の実施の形態を詳細に説明す
る。図1及び図2を参照すると本発明の電話装置及びプ
ログラムやデータを記録した記録媒体の一実施形態が示
されている。なお、図1は本発明の電話装置及びプログ
ラムやデータを記録した記録媒体を移動電話機に適用し
た実施形態の構成を表すブロック図、図2は図1に示さ
れた実施形態による動作手順を表すフローチャートが示
されている。
【0024】図1に示された本実施形態は、無線部1、
操作部2、表示部3、記憶装置4A、ROM4B、メイ
ンCPU5、音声認識部6、A/Dコンバータ7、マイ
ク8、スピーカ9、D/Aコンバータ10を具備してい
る。
【0025】無線部1は不図示の基地局と無線信号の送
受信を行う。操作部2はテンキーやその他のファンクシ
ョンキーを有しており、電話機のキー操作を行う。ま
た、ダイヤル機能の外に種々のファンクション機能やサ
ービス機能を実現する場合にも用いられる。記憶装置4
Aには操作部により入力設定された相手の名前や電話番
号などが記憶されておりメモリダイヤルとして機能す
る。また、記憶装置4Aにはファンクション機能及びサ
ービス機能を音声入力により実現するため、ファンクシ
ョン機能及びサービス機能の機能名を複数認識語として
記憶している。ROM4BにはメインCPU5の後述す
る図2のフローチャートによる処理を含む制御プログラ
ム等が格納されている。音声認識部6はマイク8より入
力された音声を認識し、認識結果をメインCPU5に送
信する。A/Dコンバータ7はマイク8からのアナログ
信号である音声信号をA/D変換してデジタル信号に変
換しメインCPU5または音声認識部に送信する。D/
Aコンバータ10は音声認識部による認識結果に基づき
該当する相手先の名前または機能名を読み出し、アナロ
グ信号に変換してスピーカから出力させる。
【0026】尚、記憶装置4A、ROM4Bは、本発明
によるデータを記録した記録媒体及びプログラムを記録
した記録媒体を構成する。この記録媒体としては、半導
体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体
等を用いてよく、それらをメモリカード、CD−RO
M、フロッピーデスク等に構成して用いてよい。
【0027】次に上記構成による動作について説明す
る。音声入力により相手先の電話番号を検出してダイヤ
ルする処理は、まず操作部2をキー操作して音声認識を
開始する。ユーザはマイク8を用いて音声を入力する
と、その音声信号はA/Dコンバータ7を介してメイン
CPU5に加えられ、さらに音声認識部6で認識処理が
行われる。メインCPU5は音声認識部6からの認識結
果に基づいてメモリダイヤルを参照して相手先の名前や
ダイヤル番号を特定する。そして特定した相手先の名前
やダイヤル番号をD/Aコンバータ10を介してスピー
カから出力したり、または表示部に表示したりする。ユ
ーザにより認識結果が正しいと判断されると、メインC
PU5により検出した番号にダイヤルされる。
【0028】さらに本実施形態では、音声入力を認識し
てメモリダイヤルを検索する際、誤認識を行っても、ス
クロールキーの操作又は音声入力により、音声認識に対
応したメモリダイヤルをスクロールすることにより、メ
モリダイヤルを検索すると共に、スクロールしたメモリ
ダイヤルを表示部3で表示し、スピーカ9からの音声に
よりダイヤル名を知らせるようにしている。これによ
り、誤認識を行っても、再度音声認識処理を行う必要が
ない。
【0029】以上のようにして音声入力による番号また
は名前の検出が行われるが、さらに本実施形態では、マ
イクより入力された相手方の電話番号または名前がその
電話番号または名前の一部分であっても、メモリダイヤ
ルの検索を行うことができる。これは音声認識の辞書と
して単音の文字や数字を用意することにより音声認識部
が電話番号または名前の一部分からでも記憶装置に記憶
した相手方の電話番号を検索することができるからであ
る。また、音声認識処理としては、認識する言葉を発声
する話者が特定の人物に限定されない不特定話者方式を
用いている。
【0030】次に、ファンクション機能やサービス機能
を音声入力により行う場合について説明する。記憶装置
4Aにはファンクション機能やサービス機能の機能名が
音声認識のための辞書として複数登録されている。これ
により、ユーザは特定の言葉を覚えることなく、所望す
る機能に対応した言葉を発声することで、その機能を呼
び出すことができる。さらに呼び出された機能を音声や
キー操作等で設定する順序を示すガイダンスの言葉が登
録されている。これによりユーザはそのガイダンスを聞
きながら音声入力、キー操作を順次行うことによりその
機能を容易に設定することができる。また、ファンクシ
ョン機能やサービス機能名の認識語については予め登録
されている言葉に加えてユーザが各機能に対する認識語
を操作部2より入力して登録することができる。これに
より、本装置が予め登録されている認識語に対して認識
処理が正しく行えなくても、ユーザにより認識しやすい
言葉を改めて登録することでこの不具合を改善すること
ができる。
【0031】ファンクション機能やサービス機能を音声
入力により行う場合、ユーザはマイク8から所望する機
能名を発声する。そしてマイクから入力された音声の認
識が音声認識部で行われ、メインCPU5が音声認識部
の認識結果に基づいて該当する機能名を記憶装置から読
み出す。そして、その読み出された機能名は表示部3に
表示されるか、またはスピーカ9から出力される。ユー
ザにより認識結果が正しいと判断されると、その機能を
設定するための音声入力、キー操作が順次スピーカ9か
ら音声ガイダンスとして出力される。ユーザは音声ガイ
ダンスに従って設定を行っていくことにより、機能の設
定方法が判らなくても容易に本装置を操作することがで
きる。またユーザはスピーカ9から出力されるガイダン
スの出力のON/OFFの設定を行うことができる。
【0032】図2に示されたフローチャートを用いて音
声入力による番号または名前の検出、ファンクション機
能、サービス機能を実行するための処理手順を説明す
る。まず音声認識を行うためのキーが操作されたことを
検出すると(ステップS1)、音声認識開始を知らせる
音をスピーカ9から発音する(ステップS2)。次にユ
ーザの音声を入力し(ステップS3)、入力された音声
の識識を行う(ステップS4)。この音声認識は、音声
認識部6で入力された音声の特徴量を抽出し、この特徴
量を記憶装置に記憶した認識語と比較することにより行
われる。認識結果が確定すると(ステップS5/YE
S)、メインCPUは認識した結果を表示する制御を行
う(ステップS6)。また認識結果は、スピーカからも
出力される(ステップS7)。そしてユーザにより認識
結果が正しいか否かが判断される。認識結果が正しかっ
た場合、メインCPUが認識結果に対応する処理を実行
する(ステップS8)。認識結果が登録された相手の電
話番号または名前であった場合、認識した電話番号にダ
イヤルされる。また認識結果がファンクション機能及び
サービス機能の名称であり、さらに音声ガイダンスの設
定がONに設定されていた場合、該当する機能の音声ガ
イダンスをスピーカより出力し、ガイダンスに従う操作
者からの入力を受け付ける。また、認識結果が正しくな
かった場合、スクロールキーの操作又は音声入力によ
り、音声認識に対応したメモリダイヤルをスクロールす
ることにより、メモリダイヤルを検索すると共に、スク
ロールしたメモリダイヤルを表示部3で表示し、スピー
カ9からの音声によりダイヤル名を知らせる。これによ
り、誤認識を行っても、再度音声認識処理を行う必要が
ない。
【0033】上述の実施形態は、音声認識の辞書として
ファンクションやサービス機能名を複数登録し、音声に
よりファンクションやサービス機能名が入力されると、
記憶手段に記憶した認識語を用いて入力された機能名を
認識し、認識した結果を表示部に表示したり、スピーカ
から出力するので、確実に音声入力により機能を呼び出
すことができる。また本装置が備える機能の設定方法が
判らない場合でも、機能設定のための音声ガイダンスが
出力されることにより容易に機能設定することができ
る。さらにこのガイダンス音を出力するか、しないかの
設定を行うことができるので機能設定に慣れたユーザは
音声ガイダンスを消すことができる。
【0034】さらに、ファンクションやサービス機能名
を音声認識の辞書として予め用意しておくが、各機能に
対して一語でなく複数の言葉を認識語として用意してお
くことで特定の言葉を覚えることなく、機能の呼出しを
行うことができる。さらに登録した認識語が音声認識し
づらい言葉であった場合、ユーザが操作部より新たな認
識語を登録することにより、認識率を向上させることが
できる。
【0035】また、音声認識の辞書として単音の文字や
数字を用意しているため、音声認識部が音声入力された
言葉が相手方の名前や電話番号の一部であっても希望し
た相手方の電話番号や名前を認識することができる。し
たがってユーザは検索したいメモリダイヤルのすべての
情報を覚える必要がなくなる。
【0036】また、音声認識処理を不特定話者方式とす
ることにより、ユーザが特定されず誰にでも使用でき、
登録の手間を省くことができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
電話装置は、音声認識の辞書としてファンクションやサ
ービス機能名を複数登録し、音声によりファンクション
やサービス機能名が入力されると、記憶手段に記憶した
認識語を用いて入力された機能名を認識し、認識した結
果を表示部に表示したり、音声出力手段から出力するの
で、確実に音声入力でファンクション機能を呼び出すこ
とができる。また本装置が備える機能の設定方法が判ら
ない場合でも、機能設定のための音声ガイダンスが出力
されることにより容易に機能設定することができる。さ
らにこのガイダンス音を出力するか、しないかの設定を
行うことができるので機能設定に慣れたユーザは音声ガ
イダンスを消すことができる。
【0038】また、ファンクションやサービス機能名を
音声認識の辞書として予め用意しておくが、各機能に対
して一語でなく複数の言葉を認識語として用意しておく
ことで特定の言葉を覚えることなく、機能の呼出しを行
うことができる。さらに登録した認識語が音声認識しづ
らい言葉であった場合、ユーザが操作部より新たな認識
語を登録することにより、認識率を向上させることがで
きる。
【0039】また、音声認識の辞書として単音の文字や
数字を用意しているため、音声認識手段が音声入力され
た言葉が相手方の名前や電話番号の一部であっても希望
した相手方の電話番号や名前を認識することができる。
したがってユーザは検索したいメモリダイヤルのすべて
の情報を覚える必要がなくなる。
【0040】また、音声認識処理を不特定話者方式とす
ることにより、ユーザが特定されず誰にでも使用でき、
登録の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】音声認識による機能を実現するための処理を示
すフローチャートである。
【図3】従来の音声による自動ダイヤル可能な携帯電話
機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 操作部 3 表示部 4A 記憶装置 4B ROM 5 メインCPU 6 音声認識部 8 マイク 9 スピーカ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電話装置、プログラムを記録した記録
媒体及びデータを記録した記録媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの音声によ
る指示を受けて動作する電話装置及びこの電話装置で用
いられるプログラムやデータを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクから入力された音声を
音声認識回路にて解読して音声に対応したコード信号を
出力し、処理手段による制御によりこのコード信号に基
づいて音声によるダイヤル番号の入力を検索し、検索し
たダイヤル番号に対応した相手方との交信を行う携帯電
話機や自動車電話機が種々提案されている。
【0003】本発明と技術分野が類似する従来例として
特開平3−45057号公報の“自動ダイヤル式車載用
携帯電話機”がある。本従来例は、図3に示されるよう
に音声入力部11、音声分析手段12、スピーカ13、
音声合成部14、表示部15、ダイヤル番号送出部1
6、音声認識手段17、検索処理部18、キー情報入力
部19、音声標準パターンメモリ20、情報メモリ21
などを有して構成される。そして、音声入力による自動
ダイヤルを行う場合、ユーザがマイク等の音声入力部1
1を用いて相手先の氏名を入力すると、音声分析手段1
2がその音声の特徴量を抽出する。音声認識手段17は
抽出された特徴量に基づいて音声標準パターンメモリ2
0に予め登録されたアドレス情報を検索する。次に検索
処理部18は上記アドレス情報に基づいて情報メモリ2
1に予め登録された相手先の氏名、電話番号を検索す
る。検索された氏名、電話番号は表示部15で表示され
ると共に、音声合成部14で音声に合成されてスピーカ
13から発声される。ユーザはこの発声を聞いて「正」
又は「誤」を音声入力し、「正」であれば、ダイヤル番
号送出部16によりダイヤル動作が行われ、「誤」であ
れば、ユーザは再び相手先の音声入力からやり直す。
尚、上記特徴量の抽出によりアドレス情報が求められた
ときにも、スピーカ13からそれを知らせる音が出され
る。また、各メモリ20、21への登録は、登録モード
においてユーザが音声入力部11やキー情報入力部19
のキー操作により予め行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例には以下のような問題がある。第1の問題点は音
声でダイヤル発信の機能しか行えないことである。この
ため、アイズフリーで携帯電話を使用したり、視覚障害
者が携帯電話を使用するときに使える機能が限定されて
しまう。
【0005】第2の問題点は、認識を間違えたとき再度
認識動作を行わなければならないことである。このた
め、認識を間違えやすい言葉については誤認識処理を繰
り返し続けてしまう。
【0006】第3の問題点は、音声認識で認識させる言
葉を事前に登録しなければならないことである。このた
め、認識語を増やすたびに登録を行わなければならず、
また、録音を行うときの環境が認識率に影響するため、
常にどこにいても新しい認識語の登録が行なえる訳では
ないという問題がある。また、音声認識を行うときには
事前に登録した音声を発声して認識処理を行うため、事
前に発声した言葉を覚えていなければならない。
【0007】本発明は、上記の問題を解決して種々のフ
ァンクション機能やサービス機能を音声入力で容易に行
えるようにした電話装置及びこの電話装置で用いられる
プログラムやデータを記録した記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の電話装置は、操作者の音声を入力する音声
入力手段と、ファンクション機能、サービス機能の機能
名を音声認識させるための認識語として記憶する記憶手
段と、音声入力手段より入力された音声の特徴量を抽出
して記憶手段に記憶した認識語と比較することにより入
力された音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段
による認識結果を表示する表示手段と、音声認識手段に
よる認識結果を音声で出力する音声出力手段と、上記各
手段を制御する制御手段とを有することを特徴としてい
る。
【0009】上記の制御手段は、音声認識手段による認
識結果を表示手段により表示、または音声出力手段によ
り出力した結果、音声入力手段によりスクロールの指示
の音声が入力されると、記憶手段に記憶されている情報
をスクロールさせて音声認識手段により再度音声認識を
行わせ、認識結果を再度表示手段により表示、または音
声出力手段より出力させる制御を行うとよい。
【0010】本発明の電話装置は、さらに操作者からの
設定を入力する操作入力手段を有し、制御手段は、音声
認識手段による認識結果を表示手段により表示、または
音声出力手段により出力した結果、操作入力手段により
スクロールの指示が入力されると、記憶手段に記憶され
ている情報をスクロールさせて音声認識手段により再度
音声認識を行わせ、認識結果を再度表示手段に表示させ
る、または音声出力手段より出力させる制御を行うとよ
い。
【0011】上記の制御手段は、音声認識手段による認
識結果を表示手段に表示、または音声出力手段より出力
した後に、音声入力手段または操作入力手段により処理
を実行せよとの指示が入力されると、音声認識手段によ
る認識結果に従い、認識結果がファンクション機能また
はサービス機能であった場合、ファンクション機能また
はサービス機能を実現するための制御を行うとよい。
【0012】上記の記憶手段は、一つの機能名について
複数の認識語を記憶するとよい。
【0013】上記の記憶手段は、ファンクション機能及
びサービス機能の操作設定手順を示す音声ガイダンス語
が記憶され、制御手段は、音声入力手段または操作入力
手段より入力された機能の操作手順を示す音声ガイダン
ス語を音声出力手段より出力する制御を行うとよい。
【0014】上記の制御手段は、操作入力手段からの設
定入力に従い音声ガイダンス語を音声出力手段より出力
するか否かを切り替える制御を行うとよい。
【0015】上記の制御手段は、操作入力手段より機能
の名称が新たに入力されると記憶手段に該入力された機
能の名称を登録する制御を行うとよい。
【0016】上記の音声認識手段による音声認識処理は
不特定話者方式で行われるとよい。
【0017】本発明のプログラムを記録した記録媒体
は、音声入力手段より入力されたファンクション機能
名、サービス機能名、名前及び電話番号の音声を認識語
として記憶する入力音声記憶処理と、音声入力手段より
入力された音声の特徴量を抽出し、入力音声記憶処理に
より記憶されている認識語と比較して入力された音声を
認識する音声認識処理と、音声認識処理による認識結果
を表示手段にて表示る表示処理と、音声認識処理によ
る認識結果を音声として音声出力手段より出力させる音
声出力処理とを実行させるためのプログラムを記録し
たことを特徴とする。
【0018】上記のプログラムを記録した記録媒体は、
音声認識処理による認識結果を出力する表示処理または
音声出力処理終了後に、操作者からの正誤判断を音声入
力手段より入力する正誤判断入力処理と、正誤判断入力
処理により、認識結果が誤っているとの入力を受ける
と、音声認識処理を行い、音声認識処理による認識結果
を表示処理により表示手段に表示させる、または音声出
力処理により音声出力手段より出力させる処理を再度行
う処理と、正誤判断入力処理により、認識結果が正しい
との入力を受けると、音声認識処理による認識結果に従
、認識結果が登録された名前または電話番号であった
場合、該認識した電話番号にダイヤルするダイヤル処理
を、また認識結果がファンクション機能またはサービス
機能であった場合、ファンクション機能またはサービス
機能を実現する処理を実行させるためのプログラムを記
録しているとよい。
【0019】本発明のデータを記録した記録媒体は、電
話装置のファンクション機能及びサービス機能の機能名
をデータとして記録したことを特徴としている。
【0020】上記の認識語は一つの機能名に対して複数
個あるとよい。
【0021】本発明のデータを記録した記録媒体は、
話装置のファンクション機能及びサービス機能を設定す
るためのガイダンス語をデータとして記録したことを特
徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
電話装置及びこの電話装置ので用いられるプログラムや
データを記録した記録媒体の実施の形態を詳細に説明す
る。図1及び図2を参照すると本発明の電話装置及びプ
ログラムやデータを記録した記録媒体の一実施形態が示
されている。なお、図1は本発明の電話装置及びプログ
ラムやデータを記録した記録媒体を移動電話機に適用し
た実施形態の構成を表すブロック図、図2は図1に示さ
れた実施形態による動作手順を表すフローチャートが示
されている。
【0023】図1に示された本実施形態は、無線部1、
操作部2、表示部3、記憶装置4A、ROM4B、メイ
ンCPU5、音声認識部6、A/Dコンバータ7、マイ
ク8、スピーカ9、D/Aコンバータ10を具備してい
る。
【0024】無線部1は不図示の基地局と無線信号の送
受信を行う。操作部2はテンキーやその他のファンクシ
ョンキーを有しており、電話機のキー操作を行う。ま
た、ダイヤル機能の外に種々のファンクション機能やサ
ービス機能を実現する場合にも用いられる。記憶装置4
Aには操作部により入力設定された相手の名前や電話番
号などが記憶されておりメモリダイヤルとして機能す
る。また、記憶装置4Aにはファンクション機能及びサ
ービス機能を音声入力により実現するため、ファンクシ
ョン機能及びサービス機能の機能名を複数認識語として
記憶している。ROM4BにはメインCPU5の後述す
る図2のフローチャートによる処理を含む制御プログラ
ム等が格納されている。音声認識部6はマイク8より入
力された音声を認識し、認識結果をメインCPU5に送
信する。A/Dコンバータ7はマイク8からのアナログ
信号である音声信号をA/D変換してデジタル信号に変
換しメインCPU5または音声認識部に送信する。D/
Aコンバータ10は音声認識部による認識結果に基づき
該当する相手先の名前または機能名を読み出し、アナロ
グ信号に変換してスピーカから出力させる。
【0025】尚、記憶装置4A、ROM4Bは、本発明
によるデータを記録した記録媒体及びプログラムを記録
した記録媒体を構成する。この記録媒体としては、半導
体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体
等を用いてよく、それらをメモリカード、CD−RO
M、フロッピーデスク等に構成して用いてよい。
【0026】次に上記構成による動作について説明す
る。音声入力により相手先の電話番号を検出してダイヤ
ルする処理は、まず操作部2をキー操作して音声認識を
開始する。ユーザはマイク8を用いて音声を入力する
と、その音声信号はA/Dコンバータ7を介してメイン
CPU5に加えられ、さらに音声認識部6で認識処理が
行われる。メインCPU5は音声認識部6からの認識結
果に基づいてメモリダイヤルを参照して相手先の名前や
ダイヤル番号を特定する。そして特定した相手先の名前
やダイヤル番号をD/Aコンバータ10を介してスピー
カから出力したり、または表示部に表示したりする。ユ
ーザにより認識結果が正しいと判断されると、メインC
PU5により検出した番号にダイヤルされる。
【0027】さらに本実施形態では、音声入力を認識し
てメモリダイヤルを検索する際、誤認識を行っても、ス
クロールキーの操作又は音声入力により、音声認識に対
応したメモリダイヤルをスクロールすることにより、メ
モリダイヤルを検索すると共に、スクロールしたメモリ
ダイヤルを表示部3で表示し、スピーカ9からの音声に
よりダイヤル名を知らせるようにしている。これによ
り、誤認識を行っても、再度音声認識処理を行う必要が
ない。
【0028】以上のようにして音声入力による番号また
は名前の検出が行われるが、さらに本実施形態では、マ
イクより入力された相手方の電話番号または名前がその
電話番号または名前の一部分であっても、メモリダイヤ
ルの検索を行うことができる。これは音声認識の辞書と
して単音の文字や数字を用意することにより音声認識部
が電話番号または名前の一部分からでも記憶装置に記憶
した相手方の電話番号を検索することができるからであ
る。また、音声認識処理としては、認識する言葉を発声
する話者が特定の人物に限定されない不特定話者方式を
用いている。
【0029】次に、ファンクション機能やサービス機能
を音声入力により行う場合について説明する。記憶装置
4Aにはファンクション機能やサービス機能の機能名が
音声認識のための辞書として複数登録されている。これ
により、ユーザは特定の言葉を覚えることなく、所望す
る機能に対応した言葉を発声することで、その機能を呼
び出すことができる。さらに呼び出された機能を音声や
キー操作等で設定する順序を示すガイダンスの言葉が登
録されている。これによりユーザはそのガイダンスを聞
きながら音声入力、キー操作を順次行うことによりその
機能を容易に設定することができる。また、ファンクシ
ョン機能やサービス機能名の認識語については予め登録
されている言葉に加えてユーザが各機能に対する認識語
を操作部2より入力して登録することができる。これに
より、本装置が予め登録されている認識語に対して認識
処理が正しく行えなくても、ユーザにより認識しやすい
言葉を改めて登録することでこの不具合を改善すること
ができる。
【0030】ファンクション機能やサービス機能を音声
入力により行う場合、ユーザはマイク8から所望する機
能名を発声する。そしてマイクから入力された音声の認
識が音声認識部で行われ、メインCPU5が音声認識部
の認識結果に基づいて該当する機能名を記憶装置から読
み出す。そして、その読み出された機能名は表示部3に
表示されるか、またはスピーカ9から出力される。ユー
ザにより認識結果が正しいと判断されると、その機能を
設定するための音声入力、キー操作が順次スピーカ9か
ら音声ガイダンスとして出力される。ユーザは音声ガイ
ダンスに従って設定を行っていくことにより、機能の設
定方法が判らなくても容易に本装置を操作することがで
きる。またユーザはスピーカ9から出力されるガイダン
スの出力のON/OFFの設定を行うことができる。
【0031】図2に示されたフローチャートを用いて音
声入力による番号または名前の検出、ファンクション機
能、サービス機能を実行するための処理手順を説明す
る。まず音声認識を行うためのキーが操作されたことを
検出すると(ステップS1)、音声認識開始を知らせる
音をスピーカ9から発音する(ステップS2)。次にユ
ーザの音声を入力し(ステップS3)、入力された音声
の識識を行う(ステップS4)。この音声認識は、音声
認識部6で入力された音声の特徴量を抽出し、この特徴
量を記憶装置に記憶した認識語と比較することにより行
われる。認識結果が確定すると(ステップS5/YE
S)、メインCPUは認識した結果を表示する制御を行
う(ステップS6)。また認識結果は、スピーカからも
出力される(ステップS7)。そしてユーザにより認識
結果が正しいか否かが判断される。認識結果が正しかっ
た場合、メインCPUが認識結果に対応する処理を実行
する(ステップS8)。認識結果が登録された相手の電
話番号または名前であった場合、認識した電話番号にダ
イヤルされる。また認識結果がファンクション機能及び
サービス機能の名称であり、さらに音声ガイダンスの設
定がONに設定されていた場合、該当する機能の音声ガ
イダンスをスピーカより出力し、ガイダンスに従う操作
者からの入力を受け付ける。また、認識結果が正しくな
かった場合、スクロールキーの操作又は音声入力によ
り、音声認識に対応したメモリダイヤルをスクロールす
ることにより、メモリダイヤルを検索すると共に、スク
ロールしたメモリダイヤルを表示部3で表示し、スピー
カ9からの音声によりダイヤル名を知らせる。これによ
り、誤認識を行っても、再度音声認識処理を行う必要が
ない。
【0032】上述の実施形態は、音声認識の辞書として
ファンクションやサービス機能名を複数登録し、音声に
よりファンクションやサービス機能名が入力されると、
記憶手段に記憶した認識語を用いて入力された機能名を
認識し、認識した結果を表示部に表示したり、スピーカ
から出力するので、確実に音声入力により機能を呼び出
すことができる。また本装置が備える機能の設定方法が
判らない場合でも、機能設定のための音声ガイダンスが
出力されることにより容易に機能設定することができ
る。さらにこのガイダンス音を出力するか、しないかの
設定を行うことができるので機能設定に慣れたユーザは
音声ガイダンスを消すことができる。
【0033】さらに、ファンクションやサービス機能名
を音声認識の辞書として予め用意しておくが、各機能に
対して一語でなく複数の言葉を認識語として用意してお
くことで特定の言葉を覚えることなく、機能の呼出しを
行うことができる。さらに登録した認識語が音声認識し
づらい言葉であった場合、ユーザが操作部より新たな認
識語を登録することにより、認識率を向上させることが
できる。
【0034】また、音声認識の辞書として単音の文字や
数字を用意しているため、音声認識部が音声入力された
言葉が相手方の名前や電話番号の一部であっても希望し
た相手方の電話番号や名前を認識することができる。し
たがってユーザは検索したいメモリダイヤルのすべての
情報を覚える必要がなくなる。
【0035】また、音声認識処理を不特定話者方式とす
ることにより、ユーザが特定されず誰にでも使用でき、
登録の手間を省くことができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
電話装置は、音声認識の辞書としてファンクションやサ
ービス機能名を複数登録し、音声によりファンクション
やサービス機能名が入力されると、記憶手段に記憶した
認識語を用いて入力された機能名を認識し、認識した結
果を表示部に表示したり、音声出力手段から出力するの
で、確実に音声入力でファンクション機能を呼び出すこ
とができる。また本装置が備える機能の設定方法が判ら
ない場合でも、機能設定のための音声ガイダンスが出力
されることにより容易に機能設定することができる。さ
らにこのガイダンス音を出力するか、しないかの設定を
行うことができるので機能設定に慣れたユーザは音声ガ
イダンスを消すことができる。
【0037】また、ファンクションやサービス機能名を
音声認識の辞書として予め用意しておくが、各機能に対
して一語でなく複数の言葉を認識語として用意しておく
ことで特定の言葉を覚えることなく、機能の呼出しを行
うことができる。さらに登録した認識語が音声認識しづ
らい言葉であった場合、ユーザが操作部より新たな認識
語を登録することにより、認識率を向上させることがで
きる。
【0038】また、音声認識の辞書として単音の文字や
数字を用意しているため、音声認識手段が音声入力され
た言葉が相手方の名前や電話番号の一部であっても希望
した相手方の電話番号や名前を認識することができる。
したがってユーザは検索したいメモリダイヤルのすべて
の情報を覚える必要がなくなる。
【0039】また、音声認識処理を不特定話者方式とす
ることにより、ユーザが特定されず誰にでも使用でき、
登録の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】音声認識による機能を実現するための処理を示
すフローチャートである。
【図3】従来の音声による自動ダイヤル可能な携帯電話
機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 2 操作部 3 表示部 4A 記憶装置 4B ROM 5 メインCPU 6 音声認識部 8 マイク 9 スピーカ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者の音声を入力する音声入力手段
    と、 ファンクション機能、サービス機能の機能名や登録され
    た名前及び電話番号を音声認識のための認識語として記
    憶する記憶手段と、 前記音声入力手段より入力された音声の特徴量を抽出し
    て前記記憶手段に記憶した認識語と比較することにより
    前記入力された音声を認識する音声認識手段と、 前記音声認識手段による認識結果を表示する表示手段
    と、 前記音声認識手段による認識結果を音声で出力する音声
    出力手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する電話装置。
  2. 【請求項2】 操作者からの設定を入力する操作入力手
    段を有し、 前記制御手段は、前記音声認識手段による認識結果を前
    記表示手段により表示、または前記音声出力手段により
    出力した結果、前記音声入力手段または前記操作入力手
    段よりスクロールの指示が入力されると、前記音声認識
    手段に前記記憶手段に記憶した情報をスクロールさせて
    再度音声認識を行わせ、認識結果を再度前記表示手段に
    表示させる、または前記音声出力手段より出力させる制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記音声認識手段によ
    る認識結果を前記表示手段に表示、または前記音声出力
    手段より出力した後に、前記音声入力手段または前記操
    作入力手段より処理を実行せよとの指示が入力される
    と、前記音声認識手段による音声認識結果に従い、該音
    声認識結果が前記登録された名前または電話番号であっ
    た場合、該認識した電話番号にダイヤルするダイヤル処
    理を、また前記認識結果が前記ファンクション機能また
    はサービス機能であった場合、前記ファンクション機能
    またはサービス機能を実現するための制御を行うことを
    特徴とする請求項1または2記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、一つの機能名について
    複数の認識語を記憶することを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段には前記登録された電話番
    号及び名前が単音の文字や数字で記憶され、 前記音声認識手段は、前記音声入力手段より入力された
    相手先の名前の一部及び/又はダイヤル番号の一部の音
    声により検索を行うことを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載の電話装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段には、前記各機能の操作設
    定手順を示す音声ガイダンス語が記憶され、前記制御手
    段は、前記音声入力手段または前記操作入力手段より入
    力された機能の操作手順を示す音声ガイダンス語を前記
    音声出力手段より出力する制御を行うことを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載の電話装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記操作入力手段から
    の設定入力に従い前記音声ガイダンス語を前記音声出力
    手段より出力するか否かを切り替える制御を行うことを
    特徴とする請求項6記載の電話装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記操作入力手段より
    機能の名称が新たに入力されると前記記憶手段に該入力
    された機能の名称を登録する制御を行うことを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載の電話装置。
  9. 【請求項9】 前記音声認識手段による音声認識処理は
    不特定話者方式で行われることを特徴とする請求項1か
    ら8のいずれかに記載の電話装置。
  10. 【請求項10】 音声入力手段より入力された音声を記
    憶する入力音声記憶処理と、 前記音声入力手段より入力された音声の特徴量を抽出
    し、記憶手段に記憶した認識語と比較して入力された音
    声を認識する音声認識処理と、 前記音声認識処理による認識結果を表示手段にて表示さ
    せる表示処理と、 前記音声認識処理による認識結果を音声として音声出力
    手段より出力させる音声出力処理とを実行させるための
    プログラムを記録したことを特徴とするプログラムを記
    録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 音声認識処理による認識結果を出力す
    る前記表示処理または前記音声出力処理終了後に、操作
    者からの正誤判断を前記音声入力手段、または操作入力
    手段より入力する正誤判断入力処理と、 前記正誤判断入力処理により、認識結果が誤っていると
    の入力を受けると、前記音声認識処理を行い、該音声認
    識処理による認識結果を前記表示処理により表示手段に
    表示させる、または音声出力処理により音声出力手段よ
    り出力させる処理を再度行う処理と、 前記正誤判断入力処理により、認識結果が正しいとの入
    力を受けると、前記音声認識処理による認識結果に従
    い、該認識結果が前記登録された名前または電話番号で
    あった場合、該認識した電話番号にダイヤルするダイヤ
    ル処理を、また前記認識結果が前記ファンクション機能
    またはサービス機能であった場合、前記ファンクション
    機能またはサービス機能を実現する処理を実行させるた
    めのプログラムを記録したことを特徴とする請求項10
    記載のプログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 電話装置のファンクション機能及びサ
    ービス機能の機能名をデータとして記録したことを特徴
    とするデータを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記認識語が一つの機能名に対して複
    数個あることを特徴とする請求項12記載のデータを記
    録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 登録された名前及び電話を単音の文字
    や数字の状態のデータとして記録したことを特徴とする
    データを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 電話装置のファンクション機能及びサ
    ービス機能を設定するためのガイダンス語をデータとし
    て記録したことを特徴とするデータを記録した記録媒
    体。
JP10058504A 1998-03-10 1998-03-10 電話装置、プログラムを記録した記録媒体及びデータを記録した記録媒体 Pending JPH11261683A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041610A1 (fr) * 2000-11-17 2002-05-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Appareil telephonique a commande vocale
JP2003533076A (ja) * 2000-01-24 2003-11-05 クゥアルコム・インコーポレイテッド 探索およびダイヤル
JP2011049885A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2012108557A (ja) * 1999-10-05 2012-06-07 Research In Motion Ltd ローカルなインターラプト検出に基づく音声認識技術

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