JPH11260706A - 照度計、照度計測方法及び露光装置 - Google Patents

照度計、照度計測方法及び露光装置

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JPH11260706A
JPH11260706A JP10074861A JP7486198A JPH11260706A JP H11260706 A JPH11260706 A JP H11260706A JP 10074861 A JP10074861 A JP 10074861A JP 7486198 A JP7486198 A JP 7486198A JP H11260706 A JPH11260706 A JP H11260706A
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illuminometer
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光装置の照明光の照度の計測作業を簡略
し、照度計測に要する時間を短縮することである。 【解決手段】 露光対象としてのウエハと同様に搬送可
能なように薄板状に形成されたダミーウエハ51に一体
的に光センサ52を設けてなるウエハ型照度計50を用
い、複数の露光装置間でこの照度計50をウエハと同様
にウエハステージ上に順次搬入及び搬出しつつ、各露光
装置の投影光学系の結像面近傍における照明光の照度を
計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照度計、照度計測
方法及び露光装置に関し、さらに詳しくは、複数の露光
装置間でそれぞれの相対的な照度を計測するために使用
される照度計、照度計測方法及び露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置等の製造に際
して、マスク又はレチクル(以下、総称して「マスク」
ともいう)等の原版に描かれたパターンを、レジストが
塗布された半導体ウエハや透明基板等の感光基板上に転
写するために、投影露光装置が用いられる。半導体装置
や液晶表示装置等の製造ラインでは、単一の投影露光装
置のみが使用されるわけではなく、一般に、複数の投影
露光装置が併用して使用される。
【0003】このような場合において、各露光装置で製
造される製品のばらつき等を低減するために、各露光装
置間の露光量をマッチングさせる必要がある。そのため
に、露光装置内には内部光センサが常設してあり、間接
的に像面上の照度を計測し、その計測結果に基づき、各
露光装置間の露光量をマッチングさせている。しかしな
がら、各露光装置毎に設けられた内部光センサが、常に
正確な照度を検出しているとは限らず、経時変化等によ
り誤差が生じることがあり、該内部光センサの較正を行
う必用がある。
【0004】また、各露光装置による処理のスループッ
トを整合させる等のために、それぞれの相対照度を集中
的に管理する必用もある。
【0005】そこで、各露光装置間での相対照度を計測
するための号機間照度計が用いられる。この照度計は、
ウエハステージ上のウエハホルダの近傍に設けられた専
用の装着部(アダプタ部)に対して着脱自在に構成され
ており、作業者は手作業により照度計を装着部に装着し
(差し込み)、像面上の照度を直接計測する。作業者
は、照度計測の終了後に照度計を装着部から取り外し、
他の露光装置について順次同様に作業することにより、
各露光装置の照度の計測を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハステ
ージの近傍には投影光学系その他の部材が存在するた
め、照度計の着脱作業は非常に限られたスペースに手を
入れて行わなければならず、また、露光装置の構成上、
作業者の位置からウエハステージの位置まではある程度
の距離があるため、その作業は容易でなく、着脱作業に
長時間を要するとともに、ウエハステージ上あるいはそ
の近傍に存在する精密部材等に接触して傷つけたり、ゴ
ミを落下させて障害を発生させることがある等の問題が
あった。
【0007】また、照度計による照度の計測は、一連の
露光処理の途中で該露光処理を中断して実施される場合
があるが、照度計の着脱作業に伴う装置本体が収容され
たチャンバの扉等の開閉により、チャンバ内の温度が乱
れ、作業終了後にチャンバ内の温度が安定するまでに長
時間を要し、その間露光処理の再開ができないという問
題もあった。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、露光装置の投影光学系の結像面における照明光の照
度計測に伴う作業を簡略し、照度計測に要する時間を短
縮することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、この項に示す説明
では、本発明を、実施形態を表す図面に示す部材符号に
対応つけて説明するが、本発明の各構成要件は、これら
部材符号を付した図面に示す部材に限定されるものでは
ない。
【0010】請求項1 本発明の請求項1に係る照度計は、照明光学系により照
明されたマスク(11)からのパターンの像を、基板ス
テージ(28)上に保持される感光基板(14)上に投
影光学系(13)により投射するようにした露光装置の
該投影光学系の結像面近傍における照明光の照度を計測
する照度計(50)において、前記感光基板と同様に搬
送可能なように薄板状に形成されたダミー基板(51)
に一体的に照度検知部(52)を設けてなることを特徴
とする。
【0011】本発明に係る照度計は、感光基板と同様に
搬送可能なように薄板状に形成されているから、この照
度計を感光基板の搬送系(103)により搬送して、基
板ステージ上に搬入・保持させ、この状態で照度の計測
を行い、照度の計測後、基板ステージから搬出すること
ができる。
【0012】従って、従来のように照度計を基板ステー
ジに対して着脱する作業が不要であり、照度計測に伴う
作業が極めて簡略となる。また、照度の計測に伴いチャ
ンバの扉等の開閉の必用が無いから、チャンバ内の空調
等との関係で露光処理の再開までに長時間を要すること
が無いばかりか、極めて短時間で照度の計測を行うこと
ができるので、照度計測に伴う露光処理の中断時間を短
縮することができ、極めて高効率的に照度の計測を行う
ことができる。
【0013】請求項2 本発明の請求項2に係る照度計測方法は、露光対象とし
ての感光基板(14)と同様に搬送可能なように薄板状
に形成されたダミー基板(51)に一体的に照度検知部
(52)を設けてなる照度計(50)を用い、複数の露
光装置(30a,30b,30c,30d)間で該照度
計を前記感光基板と同様に基板ステージ(28)上に順
次搬入及び搬出しつつ、各露光装置の投影光学系(1
3)の結像面近傍における照明光の照度を計測するよう
にしたことを特徴とする。
【0014】本発明に係る照度計測方法によると、感光
基板と同様に搬送可能なように薄板状に形成された照度
計を用い、この照度計を感光基板と同様に基板ステージ
上に搬入及び搬出しつつ各露光装置の照度を計測するよ
うにしたから、従来のように照度計を基板ステージに対
して着脱する作業が不要となり、照度計測に伴う作業が
極めて簡略となる。
【0015】また、照度の計測に伴いチャンバの扉等の
開閉の必用が無いから、チャンバ内の空調等との関係で
露光処理の再開までに長時間を要することが無いばかり
か、極めて短時間で照度の計測を行うことができるの
で、複数の露光装置等を備えたリソグラフィ・システム
(半導体装置等の製造ライン)における各露光装置にお
いて、非常に短時間で照度計測を行うことができ、露光
処理の中断時間を短くすることができ、各露光装置の照
度の管理も容易になる。
【0016】請求項3 本発明の請求項3に係る露光装置は、照明光学系により
照明されたマスク(11)からのパターンの像を、基板
ステージ(28)上に載置された基板ホルダ(151)
に保持される感光基板(14)上に投影光学系(13)
により投射するようにした露光装置において、前記基板
ホルダは、前記基板ステージに対して着脱自在に構成さ
れ、かつ前記感光基板に対する保持面に一体的に照度検
知部(52)を有することを特徴とする。
【0017】本発明に係る露光装置は、基板ステージに
対して着脱自在に構成され、かつ照度検知部を有する基
板ホルダを備えているから、例えば、基板ホルダを搬送
系(103)により搬送して、基板ステージ上に搬入・
載置し、この状態で照度の計測を行い、照度の計測後、
基板ステージから搬出することが可能である。従って、
従来のように照度計を基板ステージに対して着脱する作
業が不要であり、照度計測に伴う作業が極めて簡略とな
る。また、照度の計測に伴いチャンバの扉等の開閉の必
用も無くすことができるから、チャンバ内の空調等との
関係で露光処理の再開までに長時間を要することが無い
ばかりか、極めて短時間で照度計測を行うことができる
ので、露光処理の中断時間を短くすることができ、高効
率的に照度の計測を行うことができる。
【0018】請求項4 本発明の請求項4に係る照度計測方法は、基板ステージ
(28)に対して着脱自在に構成され、かつ一体的に照
度検知部(52)を有する基板ホルダ(151)を、複
数の露光装置(30a,30b,30c,30d)の基
板ステージ上に順次載置しつつ、各露光装置の投影光学
系の結像面近傍における照度を計測するようにしたこと
を特徴とする。
【0019】本発明に係る照度計測方法によると、基板
ステージに対して着脱自在に構成され、かつ照度検知部
を有する基板ホルダを用い、この基板ホルダを基板ステ
ージ上に搬入及び搬出しつつ各露光装置の照度を計測す
るようにしたから、従来のように照度計を基板ステージ
に対して着脱する作業が不要であり、照度計測に伴う作
業が極めて簡略となる。
【0020】また、照度の計測に伴いチャンバの扉等の
開閉の必用が無いから、チャンバ内の空調等との関係で
露光処理の再開までに長時間を要することが無いばかり
か、極めて短時間で照度の計測を行うことができるの
で、複数の露光装置等を備えたリソグラフィ・システム
(半導体装置等の製造ライン)における各露光装置にお
いて、非常に短時間で照度計測を行うことができ、露光
処理の中断時間を短くすることができ、各露光装置の照
度の管理も容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。一実施形態 図1は本発明の一実施形態に係る照度計の回路構成の概
略を示すブロック図、図2は図1に示す照度計における
主要回路の特性を示す概略図、図3はリソグラフィ・シ
ステムを示す概略図、図4は露光装置の一例を示す概略
図、図5はウエハステージの概略斜視図、図6は照度計
の較正方法の一例を示す概略図、図7は露光装置のウエ
ハの搬送系等の構成を示す平面断面図、図8はウエハス
テージ及びウエハホルダの要部構成を示す断面図、図9
はダミーウエハに一体的に光センサを設けてなるウエハ
型照度計の外観構成を示す斜視図である。
【0022】(1)リソグラフィ・システム 本発明が適用されるリソグラフィ・システムは、マイク
ロデバイスとしての半導体装置を製造するシステムであ
り、図3に示すように、KrFエキシマレーザを露光用
照明光源とする露光装置30aと、ArFエキシマレー
ザを露光用照明光源とする露光装置30b〜30dとが
混在されて構成されている。これら二種類の露光装置3
0a〜30dは、同一のホストコンピュータ76に接続
されており、それぞれの稼働状況等がモニターされ、生
産管理されている。これらの各露光装置30a〜30d
の照度は、号機間照度計としてのウエハ型照度計50に
より計測され、露光装置間の露光量をマッチング等させ
るために使用される。なお、この一実施形態では、光源
が異なる二種類の露光装置が混在したシステムについて
説明するが、単一種類の複数の露光装置から構成される
システムでも、あるいはさらに複数種類の露光装置から
構成されるシステムでもよい。
【0023】(2)露光装置の光学系 まず、図4に基づき、一つの露光装置30aの主として
光学系について説明する。図3に示す他の露光装置30
b〜30dについての説明は省略するが、基本的な構成
は、図4に示すものと同様であり、露光用照明光のため
の光源の種類が異なるのみである。
【0024】図4に示すように、本実施形態に係る露光
装置30aは、いわゆるステップ・アンド・スキャン方
式の露光装置であり、マスクとしてのレチクル11上の
パターンの一部を投影光学系13を介して基板としての
レジストが塗布されたウエハ14上に縮小投影露光した
状態で、レチクル11とウエハ14とを、投影光学系1
3に対して同期移動させることにより、レチクル11上
のパターンの縮小像を逐次ウエハ14の各ショット領域
に転写し、ウエハ14の上に半導体装置を製造するよう
になっている。
【0025】本実施形態の露光装置30aは、露光用光
源1としてKrFエキシマレーザ(発振波長248n
m)を有する。露光用光源1からパルス発光されたレー
ザビームLBは、ビーム整形・変調光学系2へ入射する
ようになっている。本実施形態では、ビーム整形・変調
光学系2は、ビーム整形光学系2aと、エネルギー変調
器2bとから成る。ビーム整形光学系2aは、シリンダ
レンズやビームエキスパンダ等で構成してあり、これら
により、後続のフライアイレンズ5に効率よく入射する
ようにビームの断面形状が整形される。
【0026】図4に示すエネルギー変調器2bは、エネ
ルギー粗調器及びエネルギー微調器等で構成してあり、
エネルギー粗調器は、回転自在なレボルバ上に透過率
(=(1−減光率)×100(%))の異なる複数個の
NDフィルタを配置したものであり、そのレボルバを回
転することにより、入射するレーザビームLBに対する
透過率を100%から複数段階で切り換えることができ
るようになっている。なお、そのレボルバと同様のレボ
ルバを2段配置し、2組のNDフィルタの組み合わせに
よってより細かく透過率を調整できるようにしてもよ
い。一方、エネルギー微調器は、ダブル・グレーティン
グ方式、又は傾斜角可変の2枚の平行平板ガラスを組み
合わせた方式等で、所定範囲内でレーザビームLBに対
する透過率を連続的に微調整するものである。ただし、
このエネルギー微調器を使用する代わりに、エキシマレ
ーザ光源1の出力変調によってレーザビームLBのエネ
ルギーを微調整してもよい。
【0027】図4において、ビーム整形・変調光学系2
から射出されたレーザビームLBは、光路折り曲げ用の
ミラーMを介してフライアイレンズ5に入射する。
【0028】フライアイレンズ5は、後続のレチクル1
1を均一な照度分布で照明するために多数の2次光源を
形成する。図4に示すように、フライアイレンズ5の射
出面には照明系の開口絞り(いわゆるσ絞り)6が配置
してあり、その開口絞り6内の2次光源から射出される
レーザビーム(以下、「パルス照明光IL」と呼ぶ)
は、反射率が小さく透過率の大きなビームスプリッタ7
に入射し、ビームスプリッタ7を透過した露光用照明光
としてのパルス照明光ILは、リレーレンズ8を介して
コンデンサレンズ10へ入射するようになっている。
【0029】リレーレンズ8は、第1リレーレンズ8A
と、第2リレーレンズ8Bと、これらレンズ8A,8B
間に配置される固定照明視野絞り(固定レチクルブライ
ンド)9A及び可動照明視野絞り9Bとを有する。固定
照明視野絞り9Aは、矩形の開口部を有し、ビームスプ
リッタ7を透過したパルス照明光ILは、第1リレーレ
ンズ8Aを経て固定照明視野絞り9Aの矩形の開口部を
通過するようになっている。また、この固定照明視野絞
り9Aは、レチクルのパターン面に対する共役面の近傍
に配置してある。可動照明視野絞り9Bは、走査方向の
位置及び幅が可変の開口部を有し、固定照明視野絞り9
Aの近くに配置してあり、走査露光の開始時及び終了時
にその可動照明視野絞り9Bを介して照明視野フィール
ドをさらに制限することによって、不要な部分(レクチ
ルパターンが転写されるウエハ上のショット領域以外)
の露光が防止されるようになっている。
【0030】図4に示すように、固定照明視野絞り9A
及び可動照明視野絞り9Bを通過したパルス照明光IL
は、第2リレーレンズ8B及びコンデンサレンズ10を
経て、レチクルステージ15上に保持されたレチクル1
1上の矩形の照明領域12Rを均一な照度分布で照明す
る。レチクル11上の照明領域12R内のパターンを投
影光学系13を介して投影倍率α(αは例えば1/4,
1/5等)で縮小した像が、フォトレジストが塗布され
たウエハ(感光基板)14上の照明視野フィールド12
Wに投影露光される。以下、投影光学系13の光軸AX
に平行にZ軸を取り、その光軸AXに垂直な平面内で照
明領域12Rに対するレチクル11の走査方向(即ち、
図4の紙面に平行な方向)をY方向、その走査方向に垂
直な非走査方向をX方向として説明する。
【0031】このとき、レチクルステージ15はレチク
ルステージ駆動部18によりY方向に走査される。外部
のレーザ干渉計16により計測されるレチクルステージ
15のY座標がステージコントローラ17に供給され、
ステージコントローラ17は供給された座標に基づいて
レチクルステージ駆動部18を介して、レチクルステー
ジ15の位置及び速度を制御する。
【0032】一方、ウエハ14は、後述するウエハホル
ダWHを介してウエハステージ28上に載置される。ウ
エハステージ28は、Zチルトステージ19と、Zチル
トステージ19が載置されるXYステージ20とを有す
る。XYステージ20は、X方向及びY方向にウエハ1
4の位置決めを行うと共に、Y方向にウエハ14を走査
する。また、Zチルトステージ19は、ウエハ14のZ
方向の位置(フォーカス位置)を調整すると共に、XY
平面に対するウエハ14の傾斜角を調整する機能を有す
る。Zチルトステージ19上に固定された移動鏡、及び
外部のレーザ干渉計22により計測されるXYステージ
20(ウエハ14)のX座標、及びY座標がステージコ
ントローラ17に供給され、ステージコントローラ17
は、供給された座標に基づいてウエハステージ駆動部2
3を介してXYステージ20の位置及び速度を制御す
る。
【0033】また、ステージコントローラ17の動作
は、不図示の装置全体を統轄制御する主制御系によって
制御されている。そして、走査露光時には、レチクル1
1がレチクルステージ15を介して+Y方向(又は−Y
方向)に速度VR で走査されるのに同期して、XYステ
ージ20を介してウエハ14は照明視野フィールド12
Wに対して−Y方向(又は+Y方向)に速度α・V
R (αはレチクル11からウエハ14に対する投影倍
率)で走査される。
【0034】また、Zチルトステージ19上のウエハ1
4の近傍に光変換素子からなる照度むらセンサ21が常
設され、照度むらセンサ21の受光面はウエハ14の表
面と同じ高さに設定されている。照度むらセンサ21と
しては、遠紫外で感度があり、且つパルス照明光を検出
するために高い応答周波数を有するPIN型のフォトダ
イオード等が使用できる。照度むらセンサ21の検出信
号が不図示のピークホールド回路、及びアナログ/デジ
タル(A/D)変換器を介して露光コントローラ26に
供給されている。
【0035】なお、図4に示すビームスプリッタ7で反
射されたパルス照明光ILは、集光レンズ24を介して
光変換素子よりなるインテグレータセンサ25で受光さ
れ、インテグレータセンサ25の光電変換信号が、不図
示のピークホールド回路及びA/D変換器を介して出力
DSとして露光コントローラ26に供給される。インテ
グレータセンサ25の出力DSと、ウエハ14の表面上
でのパルス照明光ILの照度(露光量)との相関係数は
予め照度計を用いて求められて露光コントローラ26内
に記憶されている。露光コントローラ26は、制御情報
TSを露光用光源1に供給することによって、露光用光
源1の発光タイミング、及び発光パワー等を制御する。
露光コントローラ26は、さらにエネルギー変調器2b
での減光率を制御し、ステージコントローラ17はステ
ージ系の動作情報に同期して可動照明視野絞り9Bの開
閉動作を制御する。
【0036】(3)ウエハの搬送系 次に、この露光装置のウエハの搬送系について説明す
る。この露光装置はウエハの自動搬送装置を備えてい
る。このウエハの自動搬送装置としては、例えば、特開
平7−240366号公報に開示されているようなもの
を採用することができる。この自動搬送装置を、図7を
参照して説明する。
【0037】図4に示したような露光装置の光学系10
0は、空調された第1の独立チャンバ101内に収納・
設置されている。ウエハステージ28(Zチルトステー
ジ19)上にはウエハホルダWHが真空吸着により保持
されており、露光対象としてのウエハ14はウエハホル
ダWH上に真空吸着により保持される。
【0038】ウエハ14の円形の外周の一部にオリエン
テーションフラット(又はノッチ)と呼ばれる切欠き部
が形成してあり、この切欠き部が所定の方向を向くよう
に、且つウエハ14の中心がウエハホルダWHに対して
所定の位置関係になるように、ウエハホルダWH上にウ
エハ14をロードする。本実施形態では、そのウエハホ
ルダWH上への搬入(ロード)、及びそのウエハホルダ
WHからのウエハの搬出(アンロード)を行うためのウ
エハ自動搬送装置(搬送系)103を、第1の独立チャ
ンバ101に隣接する第2の独立チャンバ102内に設
置している。
【0039】ウエハ自動搬送装置103のガイド部を、
X方向に延びた横スライダ本体104、及びY方向に延
びた縦スライダ本体105より構成し、横スライダ本体
104上にX方向に摺動自在にスカラー型ロボットハン
ド106を配置する。スカラー型ロボットハンド106
は、ウエハ14を真空吸着する吸着部を有するハンド部
107を備えた多関節ロボットであり、横スライダ本体
104に沿ってX方向に移動されるとともに、ハンド部
107をθ及びR方向に自在に移動できる。
【0040】横スライダ本体104の近傍には、ウエハ
14を保管するための保管棚108,109が固定され
ている。また、ウエハ14を一次的に載置するための仮
置き台110,111が設置されている。仮置き台11
0,111上には、ウエハ載置用の複数個(4個)のピ
ンが装着されている。保管棚108,109の近傍、並
びに仮置き台110,111の近傍の独立チャンバ10
2の側面には、それぞれ外部から保管棚108,109
等を交換するための開口112,113が設けられてい
る。これら開口112,113には、図示省略してある
開閉扉が装着された扉枠ユニットが装着される。
【0041】スカラー型ロボットハンド106のハンド
部107を独立チャンバ102の左側面の開口114か
ら突き出すことにより、外部装置(外部のフォトレジス
トのコータ、又は現像装置等)に対するウエハ14の受
け渡しを行うことができ、別の位置Q1でもウエハ14
の受け渡しを行うことができる。さらに、スカラー型ロ
ボットハンド106を位置Q7に移動させて、独立チャ
ンバ102の右側面の開口115からハンド部107を
突き出すことにより、外部装置とウエハ14の受け渡し
を行うことができ、別の位置Q8でもウエハ14の受け
渡しを行うことができる。同様に、スカラー型ロボット
ハンド106を位置Q3、Q5又はQ6に移動させるこ
とにより、それぞれの保管棚108、仮置き台110又
は仮置き台111に対するウエハ14の受け渡しを行う
ことができる。
【0042】また、縦スライダ本体105は、独立チャ
ンバ101の側面の開口及び独立チャンバ102の側面
の開口を通して独立チャンバ101内に突き出してお
り、縦スライダ本体105の側面に長手方向に摺動自在
に、ウエハ14の接触部がコの字型の2個のスライダ
(搬送アーム)116,117が取り付けられている。
これらの2個のスライダ116,117は、それぞれの
真空吸着部によりウエハ14を保持した状態で、独立チ
ャンバ101内と独立チャンバ102内との間を独立に
移動する。そして、スカラー型ロボットハンド106
は、例えば、保管棚108からウエハ14を取り出した
後、位置Q4において、上下動可能なターンテーブル1
18を介してスライダ116又は117にウエハ14を
渡す。その後、スライダ116又は117から露光後の
ウエハ14を同様にターンテーブル118の上下動を介
して受け取ったスカラー型ロボットハンド106は、そ
のウエハ14を例えば保管棚108に戻す。
【0043】また、スカラー型ロボットハンド106の
ハンド部107、スライダ116、スライダ117のよ
うにウエハ14と接触する部分は、表面が緻密な導電性
セラミック等で形成する。ただし、そのウエハ14との
接触部の表面に緻密な導電性セラミックをコーティング
等により被着してもよい。
【0044】横スライダ本体104と縦スライダ本体1
05とが交差する領域付近、即ち位置Q4の近傍には、
ターンテーブル118及びウエハ14の中心位置や姿勢
を検出するセンサ等を有するプリアライメント装置11
9等が設置されている。
【0045】スカラー型ロボットハンド106は、ウエ
ハ14の中心位置がターンテーブル118の回転中心に
合致するように、ターンテーブル118上にウエハ14
を載置する。この際にウエハ14の裏面にスライダ11
6を移動させておく。ターンテーブル118上でウエハ
14は真空吸着される。
【0046】その状態でターンテーブル118を回転さ
せ、ウエハ14の切欠き部をセンサにより検出し、この
検出結果に応じて、ウエハ14の切欠き部が、例えば横
スライダ本体104に対向する位置でターンテーブル1
18の回転を停止させる。その後、ターンテーブル11
8によるウエハ14の吸着を解除し、ターンテーブル1
18が下降し、スライダ116の上面にウエハ14を真
空吸着する。次いで、そのスライダ116を縦スライダ
本体105に沿って独立チャンバ101側に移動させ、
後述する複数の上下動可能なピン等から構成されるウエ
ハ上下動機構(受渡し手段)によりそのスライダ116
からウエハホルダWH上にウエハ14を移す。この際
に、ウエハ14の中心及び切欠き部の位置が正確に所定
の状態になってウエハ14がウエハホルダWHの上に載
置される。
【0047】次に、ウエハステージ及びウエハホルダの
要部構成を、図5及び図8を参照してさらに詳細に説明
する。ウエハホルダWHは、ウエハステージ28(Zチ
ルトステージ19)上に吸着保持される。ウエハステー
ジ28には、ウエハホルダWHの底部小径部121が嵌
合可能な丸穴122が形成されており、この丸穴122
の内底面の中央部に円形のガイド穴123が上下方向に
穿設されている。このガイド穴123の内部には、この
ガイド穴123に沿って上下動可能なホルダ支持部材1
24が挿入されており、このホルダ支持部材124は、
図示しない駆動機構によって上下動されるようになって
いる。即ち、ガイド穴123、ホルダ支持部材124及
び図示しない駆動機構によってホルダの着脱機構が構成
されている。
【0048】ホルダ支持部材124の上端には断面略U
字状の切欠き125が形成されており、これにより、ウ
エハホルダWHの交換時にこの切り欠き125を介し
て、後述するホルダ自動搬送装置のホルダ搬送アームの
先端が挿入できるようにされている。さらに、丸穴12
2の内底面上には、ウエハ交換時にウエハを3点で支持
するとともに、上下動させるウエハ上下動機構を構成す
る3つの上下動ピン126が上下方向に設けられてい
る。これらの上下動ピン126は、ウエハホルダWHが
ウエハステージ28に吸着固定された状態では、それぞ
れの先端部がこれらの上下動ピン126に対応して設け
られた図示しない丸孔を介してウエハホルダWHを貫通
状態で上下動するようになっている。なお、ウエハホル
ダWH上には一般に同心円状の凸部127があり、これ
らの同心円状の凸部上にウエハ14が載置される。
【0049】(4)ウエハホルダの搬送系 この実施形態における露光装置は、図示は省略するが、
上述のウエハ14の自動搬送装置に加えて、ウエハホル
ダWHを自動搬送する搬送装置を備えている。ホルダ自
動搬送装置としては、例えば、特開平8−250409
号公報に開示されているようなものを採用することがで
きる。
【0050】このホルダ自動搬送装置は、ウエハホルダ
WHを吸着保持するハンド部を有する多関節ロボットや
搬送アーム等を備え、ウエハテーブル28上に吸着保持
されているウエハホルダWHを取り外して搬送し、ウエ
ハホルダ用の保管棚に収納するとともに、ウエハホルダ
用の保管棚から清浄なウエハホルダWHを取り出し、ウ
エハステージ28の近傍まで搬送して、ウエハステージ
28に吸着保持させる装置である。その構成等について
は、上述のウエハ14の自動搬送装置とほぼ同様である
ので、その詳細な説明は省略することにする。
【0051】(5)ウエハ型照度計 本実施形態では、上述したようなKrFエキシマレーザ
を露光用照明光として用いたステップ・アンド・スキャ
ン方式の投影露光装置30aと、ArFエキシマレーザ
を露光用照明光として用いたステップ・アンド・スキャ
ン方式の投影露光装置30b〜30dとが混在するリソ
グラフィ・システムを用いた半導体装置の製造方法にお
いて、各露光装置30a〜30dの照度を検出し、露光
装置間の露光量をマッチング等させるために、図1にそ
の回路構成を、図9にその外観構成を示す号機間照度計
としてのウエハ型照度計50が使用される。
【0052】この照度計50は、光センサ(照度検知
部)52と、照度計回路部54とを有する。光センサ5
2は、図9に示すように、露光対象としてのウエハ(感
光基板)14と略同一形状に形成されたダミーウエハ5
1の概略中央部に設けられている。なお、ここではダミ
ーウエハ51の外形は円形板状のものを示しているが、
このような形状に限定されるものではなく、例えば、液
晶表示素子を製造する露光装置にあっては、その露光対
象としてのガラス基板と略同一形状、即ち、矩形板状に
形成されたものであってもよい。
【0053】光センサ52には、光変換素子が内蔵して
あり、光センサ52に照射された露光用照明光の入射エ
ネルギーに応じて、電気信号を出力するようになってい
る。本実施形態において用いることができる光変換素子
としては、特に限定されず、光起電力効果、ショットキ
ー効果、光電磁効果、光導電効果、光電子放出効果、焦
電効果等を利用した光変換素子が例示されるが、本実施
形態では、所定の波長帯域にそれぞれ発振スペクトルを
有する複数の露光用照明光を検出可能な広帯域光センサ
素子が好ましい。KrFとArFとの双方の波長の光を
検出するためである。このような観点からは、焦電効果
を利用した光変換素子である焦電センサ素子が好まし
い。
【0054】照度計回路部54は、特に限定されない
が、この実施形態では光センサ52と同様にダミーウエ
ハ51に一体的に設けられている。照度計回路部54
は、図1に示すように、配線(パターン)53を介して
光センサ52からの出力信号(照度信号)が入力する増
幅回路(アンプ)56を有する。増幅回路56は、増幅
率記憶装置64に接続してあり、増幅率記憶装置64に
記憶してある増幅率で、光センサ52からの照度信号を
増幅するようになっている。
【0055】増幅率記憶装置64には、露光用照明光の
種類に応じて予め設定された増幅率が記憶してあり、本
実施形態では、KrF露光用照明光のためのKrF用増
幅率と、ArF露光用照明光のためのArF用増幅率と
が記憶してある。これら増幅率の設定の仕方については
後述する。
【0056】増幅回路56には、ピークホールド(P/
H)回路58が接続してあり、増幅回路56で増幅され
た照度信号のピーク値をホールドするようになってい
る。このピークホールド回路58は、アナログ・デジタ
ル変換(A/D)回路60に接続してあり、ピークホー
ルド回路58でホールドされた照度信号のピーク値(ア
ナログ信号)は、デジタル信号に変換される。
【0057】アナログ・デジタル変換回路60は、較正
回路62に接続してあり、アナログ・デジタル変換回路
60により変換されたデジタル信号(照度信号)は、較
正回路62により較正される。この較正回路62による
較正は、較正回路62に接続してある較正値記憶装置6
6に記憶してある較正値に基づき行われる。較正値記憶
装置66には、露光用照明光の種類に応じて予め設定さ
れた較正値が記憶してあり、本実施形態では、KrF露
光用照明光のためのKrF用較正値と、ArF露光用照
明光のためのArF用較正値とが記憶してある。これら
較正値の設定の仕方については後述する。
【0058】較正回路62による較正が必要な理由を次
に示す。即ち、較正回路62へ入力される前のデジタル
信号は、光センサ52へ入射された光の照度に対応した
量のデジタル信号ではあるが、そのデジタル信号から照
度を計算するためには、増幅回路56での増幅率や、光
センサ52で用いたセンサ素子の波長依存性等を考慮し
て補正を行う必要があるからである。このような較正を
行わない場合には、正確な照度を算出して表示すること
はできない。なお、本実施形態では、光センサ52に
は、KrFとArFとの二種類の露光用照明光が照射さ
れるので、較正回路62で行う較正値としては、KrF
露光用照明光のためのKrF用較正値と、ArF露光用
照明光のためのArF用較正値との二種類の較正値が必
要となる。
【0059】較正回路62の出力端には、結果データを
記憶保持するための記憶装置74が接続してあり、較正
回路62により較正されて照度(入射エネルギー)に換
算されたデータが、結果データ記憶装置74に記憶保持
されるようになっている。結果データ記憶装置74に記
憶保持された結果データ(較正回路62により較正され
て照度に換算されたデータ)は、データ読出装置(図示
せず)やホストコンピュータ76等を入出力端子72に
必用に応じて接続することにより読み出すことができる
ようになっている。なお、照度計回路部54に無線通信
装置を具備させて、結果データを無線通信により読み出
すようにすることができる。
【0060】また、この例では、光センサ52と照度計
回路部54をそれぞれ一体的にダミーウエハ51に設け
ているが、ダミーウエハ51上には光センサ52のみを
設け、照度計回路部54をダミーウエハ51とは独立に
構成して、これらの間を柔軟性を有する接続ケーブル5
3で接続するようにしてもよい。また、ダミーウエハ5
1上に光センサ52と無線通信装置を設け、照度計回路
部54をダミーウエハ51とは独立に構成して、光セン
サ52による検出値を無線通信により照度計回路部54
に転送するようにしてもよい。なお、これらの場合にお
いては、結果データ記憶部74に記憶された結果データ
を表示装置に表示させるようにするとよい。
【0061】この照度計50は、ダミーウエハ51とし
て本物のウエハ14を用い、光センサ52及び照度計回
路部54を該ウエハ上にリソグラフィ技術によって直接
的に形成することにより構成することができ、あるいは
ダミーウエハ51としてプリント配線板若しくはプリン
ト配線板を有する薄板部材(例えば、セラミックス板)
を用い、該プリント配線板上に光センサ52及び照度計
回路部54を形成する等して構成することができる。
【0062】増幅率記憶装置64及び較正値記憶装置6
6には、必要に応じて切換回路68が接続してある。切
換回路68は、増幅回路56で用いられる増幅率と、較
正回路62で用いられる較正値とを、光センサ52へ入
力される露光用照明光の種類に応じて切り替えるよう
に、記憶装置64,66及び/又は増幅回路56及び較
正回路62へ切換信号を出力する。
【0063】切換回路68からの切換信号は、入力装置
70からマニュアルで入力された選択信号に基づき発生
させても良いし、入出力端子72から入力された選択信
号に基づき発生させても良い。また、無線通信装置によ
って遠隔操作するようにしても良い。入力装置70とし
ては、特に限定されないが、ディップスイッチ等を例示
することができる。作業者は、このような入力装置70
からマニュアル式に、照度が測定されるべき露光用照明
光の種類(本実施形態では、KrF又はArF)を選択
する。入力装置70を用いて、露光用照明光の種類(本
実施形態では、KrF又はArF)を選択することで、
切換回路68から切換信号が出力し、増幅回路56で用
いる増幅率と、較正回路62で用いる較正値が決定し、
各記憶装置64及び66から読み出される。
【0064】図1に示す入出力端子72には、例えば、
光センサ52が設置されるべき露光装置30a〜30d
の各制御装置や図3に示すホストコンピュータ76等を
接続することができ、このような機器に接続すること
で、これらの機器から、照度の計測を行うべき露光装置
30a〜30dで用いる露光用照明光の種類(本実施形
態では、KrF又はArF)を示す選択信号を入力する
こともできるようになっている。
【0065】次に、図1に示す増幅率記憶装置64へ記
憶すべき増幅率と、較正値記憶装置66に記憶すべき較
正値とを設定する方法について説明する。ArFエキシ
マレーザ露光装置では、使用するレジストが、KrFエ
キシマレーザ露光装置に用いるレジストに比較して、一
般に高感度である。また、KrFエキシマレーザよりエ
ネルギー安定性の良くないArFエキシマレーザでは、
積算露光量制御の精度を向上させるために、積算パルス
数が多くなる。そのために、1パルスあたりのエネルギ
ーが、KrFエキシマレーザ露光装置の場合に比較して
小さくなる。典型的には、照度計の入射エネルギーレベ
ルで数倍〜10倍程度の差異がある。
【0066】したがって、従来では、KrFエキシマレ
ーザ露光装置で最適化した照度計を用いて、ArFエキ
シマレーザ露光装置の照度を計測しようとしても、セン
サの出力信号が低下し、直線性を持つ十分に広い計測レ
ンジが得られない可能性が高い。
【0067】また、使用波長が異なると、センサの感度
が多少変化するため、KrFエキシマレーザの場合と同
様な較正値では、正確な照度の絶対値の計測が困難であ
る。
【0068】そこで、本実施形態では、図1に示す増幅
率記憶装置64には、KrF用増幅率とArF用増幅率
との二種類の増幅率を記憶し、露光波長に応じて切り換
えて使用している。また、較正値記憶装置66には、K
rF用較正値とArF用較正値との二種類の増幅率を記
憶し、露光波長に応じて切り換えて使用している。
【0069】まず、増幅率記憶装置64に記憶すべきK
rF用増幅率とArF用増幅率との設定について説明す
る。図2に示すように、ピークホールド回路58では、
その入力信号(入力電圧)と出力信号(出力電圧)との
関係において、その入力電圧V0がV1よりも大きくV
2よりも小さい場合に、良好な直線関係(比例関係)を
持つ領域が存在する。別の言い方をすれば、照度計50
による測定の直線性は、ピークホールド回路58の追随
性に依存する。そのため、正確な照度を算出するために
は、増幅回路56において、その出力電圧V0(ピーク
ホールド回路58への入力電圧)が、V1<V0<V2
の関係となるように、増幅率を設定する必要がある。
【0070】その際に、KrFの場合の1パルスあたり
の照射エネルギーと、ArFの場合の1パルスあたりの
照射エネルギーとは、異なることから、それぞれについ
て、出力電圧がV0程度になるように、KrF用増幅率
gKrF とArF用増幅率gArF とを決定する。これらの
KrF用増幅率gKrF とArF用増幅率gArF とが、図
1に示す増幅率記憶装置64に記憶される。記憶させる
ための操作は、図1に示す入力装置70をマニュアルで
操作することにより行っても良いし、入出力端子72か
らデータを送信することにより記憶させても良い。
【0071】なお、KrFの場合の1パルスあたりの照
射エネルギーと、ArFの場合の1パルスあたりの照射
エネルギーとは、コンピュータの解析プログラムによる
シュミレーションにより求めても良いし、実測により求
めても良い。
【0072】次に、図1に示す較正値記憶装置66に記
憶すべきKrF用較正値とArF用較正値との設定につ
いて説明する。これらの較正値を求めるための一方法と
しては、例えば、図6に示すように、まず、KrFレー
ザ装置78を用い、同じレーザ装置78から出射される
光を、同時に、反射率、及び透過率が既知のビームスプ
リッタ80を介してKrF用基準照度計50aの光セン
サ52aと、較正すべき照度計50の光センサ52とに
照射する。その際には、較正すべき照度計50の増幅回
路56で用いる増幅率は、KrF用増幅率となるように
切換回路68を用いて設定しておく。次に、較正すべき
照度計50による検出値が、KrF用基準照度計50a
による検出値と同じ値となるように、ビームスプリッタ
80の反射率、及び透過率も用いてKrF用較正値を決
定し、その決定されたKrF用較正値を、照度計50中
の図1に示す較正値記憶装置66に記憶させる。KrF
用較正値の決定及び記憶は、マニュアルで行っても良い
が、基準照度計50aと較正すべき照度計50とを直接
又は他の機器を介して間接的に接続し、自動的に行うよ
うにしても良い。
【0073】ArF用較正値の決定及び記憶は、図6に
示すレーザ装置78をArF用のものとすると共に、基
準照度計50aもArF用のものと交換し、さらに、較
正すべき照度計50の増幅回路56で用いる増幅率を、
ArF用増幅率となるように切換回路68を用いて設定
しておき、前記と同様な操作を行えば良い。
【0074】(6)照度計測方法 本実施形態において、照度の測定に際しては、ダミーウ
エハ51を照度計測すべき露光装置のウエハ保管棚10
8,109又は仮置き台110,111にウエハ14と
同様に収容又は載置しておき、ウエハ自動搬送装置(搬
送系)103により、通常のウエハ14と同様に搬送し
て、ウエハホルダWH上に真空吸着させる。次いで、ウ
エハステージ28を、X及びY方向に駆動制御し、図4
に示す投影光学系13を通過した露光用照明光を、ダミ
ーウエハ51上の光センサ52の光変換素子へ入射さ
せ、投影光学系13の結像面(又はその近傍)における
照明光の照度を計測する。
【0075】なお、ダミーウエハ51に一体的に設けら
れた光センサ52の受光面は、アパーチャ板の直下に近
接して設けられており、照度測定時にはそのアパーチャ
板の下面、即ち光センサ52の受光面が投影光学系13
の結像面とほぼ一致するようにダミーウエハ51の位置
がZチルトステージ19により調整される。
【0076】照度の計測が終了したならば、ウエハ自動
搬送装置103は、ダミーウエハ51をウエハホルダW
Hから受け取り、通常のウエハ14と同様に搬送して、
ウエハ保管棚108,109に戻し、又は仮置き台11
0,111上に載置させる。次いで、作業者はダミーウ
エハ51をチャンバ102内から取り出し、ホストコン
ピュータ76等に接続して、結果データ記憶装置74に
記憶保持された結果データを読み出す。なお、結果デー
タの読み出しは、1台の露光装置の照度計測が終了した
時点で行ってもよいが、複数台の露光装置の照度計測が
終了した後に行ってもよい。また、前後の露光装置間で
ダミーウエハ51を自動的に受け渡すようにして、複数
台の露光装置の照度計測を全自動で行うようにすること
もできる。
【0077】なお、本実施形態では、単一の照度計50
を用い、照度計測すべき露光装置が採用している光源に
応じて、増幅回路56で用いる増幅率と、較正回路62
で用いる較正値とを、KrF用とArF用とに切り換え
て照度を計測するようにしたから、単一の照度計50を
用いて、KrF露光装置とArF露光装置との双方の照
度を計測することができる。
【0078】照度計50を用いて計測された照度出力信
号は、露光装置に装着してあるインテグレータセンサ2
5や照度むらセンサ21等の光センサの較正に用いた
り、各露光装置30a〜30d間の露光量をマッチング
させたりすることに用いられる。
【0079】他の実施形態 次に、本発明の他の実施形態について説明する。図10
はダミーホルダに一体的に光センサを設けてなるホルダ
型照度計又は光センサを一体的に有するウエハホルダの
外観斜視図である。上述した一実施形態と実質的に同一
の構成部分については、同一の番号を付し、その説明は
省略することにする。
【0080】即ち、この実施形態のホルダ型照度計15
0は、図10に示すように、光センサ52をウエハホル
ダWHと略同一形状に形成されたダミーホルダ(ウエハ
ホルダとしての機能の有無は問わない)151の概略中
央部に設けて構成した以外は、前記一実施形態のウエハ
型照度計50とほぼ同様である。ダミーホルダ151の
外形は、図8に示したウエハホルダWHと同一形状のも
のを採用している。
【0081】本実施形態において、照度の測定に際して
は、ダミーホルダ151を照度計測すべき露光装置のホ
ルダ保管棚又は仮置き台にウエハホルダWHと同様に収
容又は載置しておき、上述したウエハホルダWHの自動
搬送装置(ウエハの自動搬送装置103とほぼ同様の構
成)により、通常のウエハホルダWHと同様に搬送し
て、ウエハステージ28上に真空吸着により保持させ
る。次いで、ウエハステージ28を、X及びY方向に駆
動制御し、図4に示す投影光学系13を通過した露光用
照明光を、ダミーホルダ151上の光センサ52の光変
換素子へ入射させ、投影光学系13の結像面(又はその
近傍)の照度を計測する。
【0082】なお、ダミーホルダ151に一体的に設け
られた光センサ52の受光面は、アパーチャ板の直下に
近接して設けられており、照度測定時にはそのアパーチ
ャ板の下面、即ち光センサ52の受光面が投影光学系1
3の像面とほぼ一致するようにダミーホルダ151の位
置がZチルトステージ19により調整される。
【0083】照度の計測が終了したならば、ホルダ自動
搬送装置はダミーホルダ151をウエハステージ28か
ら受け取り、通常のウエハホルダWHと同様に搬送し
て、ホルダ保管棚に戻し、又は仮置き台上に載置させ
る。次いで、ダミーホルダ151をチャンバ102内か
ら取り出し、ホストコンピュータ76等に接続して、結
果データ記憶装置74に記憶保持された結果データを読
み出す。なお、結果データの読み出しは、1台の露光装
置の照度計測が終了した時点で行ってもよいが、複数台
の露光装置の照度計測が終了した後に行ってもよい。ま
た、前後の露光装置間でダミーホルダ151を自動的に
受け渡すようにして、複数台の露光装置の照度計測を全
自動で行うようにすることもできる。
【0084】なお、この実施形態では、ウエハホルダW
Hと略同一の形状に形成されたダミーホルダ(ウエハホ
ルダとしての機能の有無は問わない)に光センサ52を
一体的に設けてなるホルダ型照度計を用いて、照度計測
を行うようにしているが、このようなダミーホルダ15
1ではなく、ウエハホルダWH自体に光センサ52を一
体的に付加したウエハホルダ(光センサ付きウエハホル
ダ)153により、各露光装置30a〜30dの照度計
測を行うようにしてもよい。照度計測を行わない場合に
は、通常のウエハホルダとして使用することができ、よ
り効率的である。
【0085】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。従って、
上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【0086】例えば、上述した実施形態では、ウエハ型
照度計50,ホルダ型照度計150又は光センサ付き基
板ホルダとして、KrF用とArF用の二種類について
切り換えて照度を計測できるものを説明しているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、切り換えできな
いタイプでも勿論良い。また、二種類の波長の組み合わ
せも上述のものに限定されることはなく、その他の波長
の組み合わせに対しても用いることができる。さらに、
異なる波長の組み合わせは、二つのみでなく、三つ以上
であっても良い。さらにまた、波長が同じでも、異なる
入射エネルギー範囲を持つ露光用照明光の照度を高精度
で検出するために、入射エネルギー範囲で切り換えて用
いることもできる。
【0087】また、図1に示した照度計回路部54を構
成する各回路又は装置は、その機能を実現するための電
気回路(ハード)のみで構成しても良いが、その一部又
は全部をマイクロコンピュータ及びソフトウェア・プロ
グラムによって実現しても良い。
【0088】さらにまた、上述した実施形態ではステッ
プ・アンド・スキャン方式の縮小投影型走査露光装置
(スキャニング・ステッパー)について説明したが、例
えばレチクル11とウエハ14とを静止させた状態でレ
チクルパターンの全面に露光用照明光を照射して、その
レチクルパターンが転写されるべきウエハ14上の1つ
の区画領域(ショット領域)を一括露光するステップ・
アップ・リピート方式の縮小投影型露光装置(ステッパ
ー)、さらにはミラープロジェクション方式やプロキシ
ミティ方式等の露光装置にも同様に適用することができ
る。
【0089】なお、図4に示した投影光学系13はその
全ての光学素子が屈折素子(レンズ)であるものとした
が、反射素子(ミラー等)のみからなる光学系であって
もよいし、あるいは屈折素子と反射素子(凹面鏡、ミラ
ー等)とからなるカタディオプトリック光学系であって
もよい。また、投影光学系13は縮小光学系に限られる
ものではなく、等倍光学系や拡大光学系であってもよ
い。
【0090】さらに、本発明は、光源として軟X線領域
に発振スペクトルを有するEUV(Extreme U
ltra Violet)を発生するSOR、又はレー
ザプラズマ光源等を用いた縮小投影型走査露光装置、又
はプロキシミティー方式のX線走査露光装置にも適用可
能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、照明光の照度を計測する照度計(又は照度計の一部
若しくは全部の機能を有する基板ホルダ)を露光装置が
備える感光基板の搬送系(又は基板ホルダの搬送系)に
より基板ステージ上に搬入し又は搬出できるようにした
から、照度計等を該基板ステージ上に取り付ける等の作
業が不要となり、照度の計測作業が非常に簡略化される
とともに、基板ステージ上あるいはその近傍に存在する
精密部材等を傷つけたり、ゴミの落下等による障害の発
生を防止することができる。また、照度の計測を短時間
で高効率的に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る照度計の回路構成
を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示す照度計における主要回路の特性を
示す概略図である。
【図3】 本発明の一実施形態のリソグラフィ・システ
ムの構成を示す概略図である。
【図4】 本発明の一実施形態の露光装置の一例を示す
概略図である。
【図5】 本発明の一実施形態の露光装置のウエハステ
ージの概略斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態の照度計の較正方法の一
例を示す概略図である。
【図7】 本発明の一実施形態の露光装置の要部を示す
平面断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態の露光装置のウエハステ
ージ及びウエハホルダの要部を示す断面図である。
【図9】 本発明の一実施形態の照度計の外観斜視図で
ある。
【図10】 本発明の他の実施形態の照度計又は基板ホ
ルダの外観斜視図である。
【符号の説明】
1… 露光用光源 11… レチクル(マスク) 13… 投影光学系 14… ウエハ(感光基板) 17… ステージコントローラ 19… Zチルトステージ 28… ウエハステージ 30a〜30d… 露光装置 50… ウエハ型照度計 51… ダミーウエハ 52… 光センサ 54… 照度計回路部 56… 増幅回路 58… ピークホールド回路 60… アナログ・デジタル変換回路 62… 較正回路 64… 増幅率記憶装置 66… 較正値記憶装置 68… 切換回路 70… 入力装置 72… 入出力端子 74… 結果データ記憶装置 101,102… 独立チャンバ 103… ウエハ自動搬送装置(ホルダ自動搬送装置) 106… スカラー型ロボットハンド 108,109… 保管棚 150… ホルダ型照度計 151… ダミーホルダ 153… 光センサ付きウエハホルダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光学系により照明されたマスクから
    のパターンの像を、基板ステージ上に保持される感光基
    板上に投影光学系により投射するようにした露光装置の
    該投影光学系の結像面近傍における照明光の照度を計測
    する照度計において、 前記感光基板と同様に搬送可能なように薄板状に形成さ
    れたダミー基板に一体的に照度検知部を設けてなること
    を特徴とする照度計。
  2. 【請求項2】 露光対象としての感光基板と同様に搬送
    可能なように薄板状に形成されたダミー基板に一体的に
    照度検知部を設けてなる照度計を用い、複数の露光装置
    間で該照度計を前記感光基板と同様に基板ステージ上に
    順次搬入及び搬出しつつ、各露光装置の投影光学系の結
    像面近傍における照明光の照度を計測するようにしたこ
    とを特徴とする照度計測方法。
  3. 【請求項3】 照明光学系により照明されたマスクから
    のパターンの像を、基板ステージ上に載置された基板ホ
    ルダに保持される感光基板上に投影光学系により投射す
    るようにした露光装置において、 前記基板ホルダは、前記基板ステージに対して着脱自在
    に構成され、かつ前記感光基板に対する保持面に一体的
    に照度検知部を有することを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 基板ステージに対して着脱自在に構成さ
    れ、かつ一体的に照度検知部を有する基板ホルダを、複
    数の露光装置の基板ステージ上に順次載置しつつ、各露
    光装置の投影光学系の結像面近傍における照度を計測す
    るようにしたことを特徴とする照度計測方法。
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