JPH1125A - 走行式茎処理機の茎処理機構 - Google Patents

走行式茎処理機の茎処理機構

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Publication number
JPH1125A
JPH1125A JP15550397A JP15550397A JPH1125A JP H1125 A JPH1125 A JP H1125A JP 15550397 A JP15550397 A JP 15550397A JP 15550397 A JP15550397 A JP 15550397A JP H1125 A JPH1125 A JP H1125A
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JP
Japan
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nipping
stem
conveying
stalk
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP15550397A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Tani
一郎 谷
Minoru Kuwabara
桑原  穣
Tomoyuki Kuroda
智之 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の走行式茎処理機に設けた、左右挟持搬
送ベルトを挟持方向に付勢する挟持バネに、搬送される
茎が絡まったり、土や泥などが付着して、挟持バネの付
勢力が適正な状態に保たれなくなり、挟持搬送ベルトに
よる茎の挟持が適正に行なわれなくなる場合があった。 【解決手段】 左右挟持搬送ベルト24に、該左右挟持
搬送ベルト24を挟持方向に付勢する挟持バネ75を設
けて、該挟持バネ75を覆うカバー体76・77を設
け、該カバー体76・77を伸縮可能に構成し、該カバ
ー体76・77が左右挟持搬送ベルト24後部の回動動
作に連動して伸縮するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高畝栽培や平畝栽
培された甘薯や馬鈴薯等の茎を根元から引きちぎって、
搬送装置により掻上げ、該畝から離れた畝の側に集める
ことができる走行式茎処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、甘薯や馬鈴薯等の茎を、掻込
装置により掻き込むとともに挟持搬送装置により引き上
げて、畝内の芋と該茎との間を引きちぎる走行式茎処理
機は、同一出願人より先願がなされている。この走行式
茎処理機の茎処理機構においては、茎を搬送する挟持搬
送ベルトを機体左右に配設し、該左右挟持搬送ベルト後
部を左右回動可能に構成し、該左右挟持搬送ベルトを挟
持方向に付勢する挟持バネを設けて、左右挟持搬送ベル
トが左右に回動しても確実に茎を挟持して搬送できるよ
うに構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
茎処理機構においては、挟持搬送ベルトに挟持されて搬
送される茎が、搬送途中で落下したり、挟持バネに接触
する場合がある。そして、このように、落下した茎や挟
持バネに接触した茎が、該挟持バネに絡まったり、それ
に伴って茎に付着していた土や泥などが挟持バネに付着
することがあった。その結果、挟持バネの付勢力が適正
な状態に保たれなくなり、挟持搬送ベルトによる茎の挟
持が適正に行なわれなくなる場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、走行しながら茎を引き抜いて
排出する走行式茎処理機の茎処理機構において、茎を搬
送する挟持搬送ベルトを機体左右に配設し、該左右挟持
搬送ベルト後部を左右回動可能に構成し、該左右挟持搬
送ベルトを挟持方向に付勢する挟持バネを設け、該挟持
バネを覆うカバー体を設けたである。
【0005】また、前記カバー体を伸縮可能に構成した
ことである。
【0006】また、前記カバー体が、左右挟持搬送ベル
ト後部の回動動作に連動して伸縮するよう構成したこと
である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の分草ガイドを備えた走行式茎処理
機を示す全体側面図、図2は同じく全体平面図、図3は
茎処理機構を枢支する枢支点部を示す断面図、図4は掻
込装置及び挟持搬送機構前部を示す平面図、図5は挟持
搬送機構後部を示す平面図、図6は同じく側面図、図7
はスクレイパ及び挟持搬送ベルトを示す側面断面図、図
8はスクレイパの別実施例を示す側面図、図9は左右の
挟持搬送ベルトを付勢する付勢バネを示す正面図であ
る。
【0008】まず、本発明の実施例としての走行式茎処
理機の全体構成について説明する。図1、図2におい
て、走行機構Bは左右の走行車輪11・11とエンジン
Eと操向ハンドルHを主体として構成されている。該エ
ンジンEの進行方向の左側面にミッションケースMが固
設されており、エンジンEのクランクシャフトが該ミッ
ションケースMの内部に動力を伝達する。該ミッション
ケースMの内部で変速した後に、走行駆動ケース13を
介して走行車輪11・11に動力が伝達されている。エ
ンジンE及びミッションケースMの部分から機体の前端
に渡って、走行機構Bを支持する走行フレーム19が配
設されており、左右に設けた堀起板16・16とガイド
輪G・Gは、該走行フレーム19に支持されている。該
走行フレーム19の前後方向の途中部に枢支点Pが設け
られ、掻込装置14・14と畝押さえローラ機構Tと挟
持搬送装置Fなどとにより構成された茎処理機構Aが、
該枢支点Pを中心に上下回動可能に構成されている。
【0009】該走行駆動ケース13の前端は走行フレー
ム19から下方に突出した車輪高さフレーム17に対し
て、ボルトにより上下位置調節可能に取付けられてお
り、走行駆動ケース13の後端は、ミッションケースM
に対して上下回動可能に枢支部18で枢支されている。
故に、該走行駆動ケース13と車輪高さフレーム17と
の取付け位置を調節することにより、走行機構Bの地面
に対する高さを調節可能とし、これにより、畝の高さに
対する茎処理機構Aの高さが調節可能になっている。
【0010】走行機構Bを構成するエンジンEとミッシ
ョンケースMとは一体的に固定されており、該エンジン
E及びミッションケースMの部分から前方に、前記走行
フレーム19が突出している。該走行フレーム19より
上方後方に向かって、操向ハンドルHが突出され、該操
向ハンドルHはエンジンEの上方まで延設されている。
ミッションケースMの前部からはPTO軸が突出されて
おり、該PTO軸にPTOジョイント軸15が連結され
ている。該PTOジョイント軸15の前端は、走行フレ
ーム19に回動可能に配設された回動中心ギアケースK
へ動力を伝達しており、該回動中心ギアケースKに前記
枢支点Pが設けられている。
【0011】前記茎処理機構Aは、掻込装置14・14
と、畝押さえローラ機構Tと、挟持搬送装置Fなどとか
ら一体的に構成されており、該茎処理機構Aの駆動軸3
1が回動中心ギアケースK内の水平駆動軸25により枢
支されており、該水平駆動軸25の軸心を枢支点Pとし
ている。畝押さえローラ機構Tの支持フレーム46は、
挟持搬送装置Fの前部下面に固設したブラケット49に
吊着され、該畝押さえローラ機構Tの左右ローラユニッ
ト2L・2Rは上下回動可能に、また、上下位置調節可
能に構成されている。
【0012】また、水平駆動軸25には、回動用フレー
ム40を固設して下方に突出させ、エンジンEの下方に
は伸縮可能に構成した伸縮パイプ41を配設して、該伸
縮パイプ41の先端と回動用フレーム40の下端とを回
動可能に連結している。伸縮パイプ41は、該パイプ4
1の後端に回転自在に取付けた調節レバー42を回転す
ることで、伸縮するよう構成している。そして、調節レ
バー42を回転すると、伸縮パイプ41が伸縮するとと
もに回動用フレーム40が前記枢支点Pを中心に回動し
て、該回動用フレーム40と一体的に茎処理機構Aが上
下回動する。これにより、畝高さに合わせて、茎処理機
構Aの先端位置を上下方向に調節することができる。ま
た、茎処理機構Aと走行機構Bとの間にはガススプリン
グ機構などからなる弾性体Sが介装されている。
【0013】機体先端部に配設された堀起板16・16
及びガイド輪G・Gは、前記走行機構Bを構成する走行
フレーム19に支持されている。該堀起板16・16
は、フレーム19の先端に配置されており、側面視略三
角形状に形成された板状部材により構成されている。そ
して、該堀起板16・16は、畝と畝との間の溝内部を
通過して、該溝内に根を張った状態の茎を掘り起こし
て、茎処理機構Aを構成する掻込装置14・14へ搬送
するのである。
【0014】堀起板16・16により土中に根を張った
茎を引き上げ、該茎を掻込装置14・14の掻込タイン
27・27により掻込んで、挟持搬送装置Fの挟持搬送
ベルト24により挟持しながら上後方へ搬送するととも
に、畝押さえローラ機構Tにより畝内の芋を浮き上がら
ないように押さえ付けることにより、芋茎の元部分を引
きちぎるのである。この芋茎の元部分をカッターなどに
より切断することもできるが、芋を傷める恐れがあるの
で、畝押さえローラ機構Tで押さえて挟持搬送ベルト2
4で引っ張るという作用で、茎を引きちぎるように構成
している。
【0015】また、堀起板16・16で分草して掻込装
置14・14で掻込む場合において、茎が隣の畝にまで
繁茂したり、隣の畝の茎が作業を行っている畝へ進入し
てきたりして、茎同士が縺れている場合がある。このよ
うな状態にある茎をそのまま引っ張ると、押さえられて
いない隣の畝の芋を掘り上げてしまう恐れがあるので、
これを阻止するための茎切断装置Cを、フレーム19の
先端に配設している。茎切断装置Cは上下方向に配置さ
れた往復運動刃により構成されており、茎処理機構Aの
駆動を切り換える作業クラッチレバー81のON操作と
連動して、又は、別に茎切断装置クラッチ機構を設け
て、駆動を開始するよう構成されている。そして、該茎
切断装置Cの上方には分草ガイド43を配設し、該分草
ガイド43により畝上方の茎を茎切断装置Cへガイドし
て、掻込装置14・14により茎を掻込むようにしてい
る。また、回動中心ギアケースKの側方には、クランク
ケース23などで構成されるクランク部が配設されてお
り、該クランク部により、クランク連動リンク12を介
して茎切断装置Cが駆動され、回動中心ギアケースKに
は、該茎切断装置Cの駆動クラッチ機構が配設されてい
る。
【0016】掻込装置14・14の掻込タイン27・2
7により掻込まれて引きちぎられた茎は、挟持搬送ベル
ト24により後方へ搬送されながら、掻込装置14・1
4から、該掻込装置14・14の上方後方に配設した挟
持搬送機構Fの搬送タイン26・26に受け継がれる。
そして、該搬送タイン26と挟持搬送ベルト24とによ
ってさらに後方に搬送されて、機体後方へ排出される。
このように、茎処理機構Aは、機体前部から後部へかけ
て配設した挟持搬送ベルト24・24と、該挟持搬送ベ
ルト24・24の上方に、前後で2分割して配設したタ
インベルトの前部ベルトである掻込タイン27・27及
び、後部ベルトである搬送タイン26などとで構成し
て、畝上の茎を引きちぎり、搬送して排出するのであ
る。
【0017】図2に示す如く、挟持搬送装置Fは、その
上部を左右に回動することで茎の排出方向を左右に切換
えられるように構成している。挟持搬送装置Fを左右に
屈曲させずに直線状にすれば、当該茎切りを行なってい
る畝の後方に茎を落下させることができ、左右に屈曲さ
せれば隣の条の溝へ排出したり、さらには2条隣や3条
隣の条の溝に茎を排出することができる。このように、
本実施例においては左右各3段階に回動可能にし、中央
の位置を加えて7段階の位置に排出位置切換え調整が可
能なように構成している。この調整段数は本実施例の段
数に限るものではなく、適切な段数に適宜構成すればよ
い。
【0018】次に、図3においては、回動中心ギアケー
スKの動力伝達構成を示している。該回動中心ギアケー
スKの内部の駆動軸部分にラックギア20が配設されて
おり、該ラックギア20と、前記PTOジョイント軸1
5の先端に固定されたピニオンギアとが噛合して、該ピ
ニオンギアがラックギア20を回転している。該ラック
ギア20の回転を、ベベルギア22・21により水平方
向の駆動軸25へ伝達し、該駆動軸25によりクランク
連動リンク12を駆動するクランクケース23が駆動さ
れている。また、ラックギア20の回転により搬送ベル
ト駆動軸31が回転して、挟持搬送ベルト24が駆動さ
れている。
【0019】次に、茎処理機構Aについて説明する。図
4乃至図6において、茎処理機構Aの前部には掻込装置
14・14が配設され、該掻込装置14は、主に掻込タ
イン27及びプーリ50・51・52により構成されて
いる。該プーリ50・50は、茎処理機構Aを駆動する
駆動軸31に軸支され、該駆動軸31と一体的にプーリ
50・50が回転して、左右一対の掻込タイン27・2
7を駆動する。機体前部から後部にかけて挟持搬送ベル
ト24・24が配設され、該挟持搬送ベルト24・24
の前部は前記掻込装置14・14の下方に位置し、該挟
持搬送ベルト24・24の後部上方には、左右一対の搬
送タイン26・26が配設されている。これらの搬送タ
イン26・26及び挟持搬送ベルト24・24などで挟
持搬送装置Fが構成されている。
【0020】前記挟持搬送ベルト24の前部は駆動プー
リ70・53に巻回されており、駆動プーリ70は駆動
軸31に軸支され、該駆動軸31により駆動される。駆
動軸31及び駆動プーリ53を軸支する軸32にはスプ
ロケットを嵌装し、両スプロケットにチェン36を巻回
して、駆動プーリ70に連動して駆動プーリ53が駆動
されるように構成している。駆動プーリ70と駆動プー
リ53との間にはテンションローラ54・54を配設
し、挟持搬送ベルト24の内側を押圧するように付勢し
て、該挟持搬送ベルト24を緊張している。該左右テン
ションローラ54・54は、互い違いに位置をずらして
配置され、それぞれ挟持搬送ベルト24・24が、茎を
挟持できる方向に付勢している。また、駆動プーリ53
の後方には、挟持搬送ベルト24を外側から緊張する外
側テンションローラ55が配設されている。
【0021】駆動プーリ70の後方には、プーリ58・
60が配設され、挟持搬送ベルト24が巻回されてい
る。駆動プーリ70とプーリ58とが、回動アーム71
により回動可能に連結され、プーリ58とプーリ60と
が支持杆65及び付勢杆80などににより連結されてい
る。プーリ58とプーリ60との間には3連テンション
ローラ59・59・59が配設され、該3連テンション
ローラ59・59・59は連結杆66により連結されて
いる。連結杆66は、2本の付勢アーム67・67によ
って支持杆65と連結され、内側方向へ付勢されてい
る。左右の3連テンションローラ59・59・59は、
それぞれのテンションローラ59が互い違いになるよう
配置され、挟持搬送ベルト24の内側を万遍なく押圧し
て茎を確実に挟持できるよう構成している。
【0022】挟持搬送装置Fの後端を左右に回動する
と、駆動プーリ70の部分が屈折するとともにプーリ5
8の部分が折れ曲がって、挟持搬送ベルト24後部が回
動するが、前記駆動プーリ70・70の外方には2連外
側テンションローラ56・57が配設され、挟持搬送ベ
ルト24後部の回動度合によって、該ローラ56・57
の一方若しくは両方が挟持搬送ベルト24を外側から緊
張するように構成している。また、左右のプーリ58・
58を支持する回動軸34・34の間、及び、左右の支
持杆65・65の間には、挟持バネである縮小バネ75
・75が介装され、左右の挟持搬送ベルト24・24
を、茎を挟持する方向へ付勢している。該縮小バネ75
・75は伸縮自在に構成した保護カバーに覆われてい
る。そして、図6において、前記付勢杆80は、付勢バ
ネ76により前後突出方向に付勢され、挟持搬送ベルト
24を緊張させている。
【0023】挟持搬送ベルト24・24の後部上方には
搬送タイン26・26が配設され、該搬送タイン26は
プーリ68・69に巻回されている。プーリ69は、プ
ーリ60を支持する軸33に支持され、挟持搬送ベルト
24の回転によって駆動される軸33と一体的に回転す
る。プーリ68は、前記駆動軸31の略上方に位置して
いる。また、前記掻込タイン14・14は、その上方を
掻込タインカバー72・72によって覆われ、搬送タイ
ン26・26は、その上方を搬送タインカバー73・7
3により覆われている。そして、掻込タインカバー72
・72の後端部には、搬送タイン26・26の前端及び
前端部内側を覆う回動カバー74・74を配設し、特に
挟持搬送ベルト24・24の後部が回動した際に、挟持
搬送される茎が、プーリ68と搬送タイン26・26と
の間に挟み込まれないように保護している。
【0024】前記プーリ53・58・60・70にはス
クレイパ61を、プーリ51・52にはスクレイパ63
・64を、テンションローラ54・59にはスクレイパ
62を、外側テンションローラ56・57にはスクレイ
パ91を設け、これらのプーリ及びテンションローラの
外周面に近接させて、該外周面に絡まった茎や付着した
土・泥などを掻き落とすように構成している。また、プ
ーリ50・68・69にも同様にスクレイパを設けてい
る。
【0025】スクレイパ61・62・63・64・91
などは、配設されるプーリやテンションローラの外周面
に応じた形状に形成されて、確実に茎や土・泥などを掻
き落とせるように構成している。例えば、図7に示すよ
うに、プーリ60の外周面には凹部60aが略V字状に
形成されており、前記支持杆に固設して該プーリ60に
配設されたスクレイパ61には、凹部60aと形状を合
わせた凸部61aを形成し、該凹部60aに嵌入して近
接させている。また、図8に示すように、略円筒状に形
成された外側テンションローラ56・57には、略平板
状に形成したスクレイパ91を配設し、近接している。
尚、前述のスクレイパは、配設されたプーリやテンショ
ンローラに、摺接させて設けることも可能である。
【0026】図7において、前記挟持搬送ベルト24
は、挟持面である外側面を平ベルト状に形成され、その
内側面には、ベルト外れ防止部材である凸部24aを形
成している。該凸部24aは、プーリ53・58・60
・70及びテンションローラ54・59の外周面に形成
した略V字状の凹部(例えばプーリ60における凹部6
0a)と合わせた形状に形成して、該凹部と凸部24a
とがお互いに噛み合うように構成して、これらプーリ及
びテンションローラに巻回した挟持搬送ベルト24が容
易に外れないようにしている。尚、このようなベルト外
れ防止部材は、前記掻込タイン27及び搬送タイン26
においても同様に形成されている。
【0027】前記縮小バネ75は、例えば図9に示すよ
うに、左右の回動軸34・34の下端部に固設された支
持杆79・79の間に介装されている。該縮小バネ75
は、略円筒状に形成した保護カバー76・77により覆
われており、該保護カバー76は、該保護カバー76よ
り大径の保護カバー77に摺動自在に嵌入している。保
護カバー76・77の外側端部には、それぞれ軸方向と
は垂直方向にピン78・78が貫通しており、縮小バネ
75が伸長した際に、該ピン78・78が縮小バネ75
の端部に係止するよう構成している。
【0028】そして、縮小バネ75が伸長すると、該縮
小バネ75の端部に係止したピン78・78が外側に移
動するとともに保護カバー76・77がそれぞれ外側に
移動する。逆に、伸長した縮小バネ75が縮小すると、
保護カバー76・77の外側端部が支持杆79・79に
当接し、縮小バネ75の縮小に伴って保護カバー76・
77がそれぞれ内側に移動する。また、挟持搬送ベルト
24・24後部を回動して、縮小バネ75が最大に伸長
した場合でも、保護カバー76は保護カバー77に嵌入
した状態を保っているので、挟持搬送装置F後部がどの
回動状態にあっても、常に縮小バネ75は、その全体が
保護カバー76・77により覆われることとなる。
【0029】このように、挟持搬送ベルト24・24後
部の回動動作に連動して伸縮する縮小バネ75・75と
一体的に保護カバー76・77が伸縮し、常に縮小バネ
75を該保護カバー76・77が覆うように構成したの
で、挟持搬送ベルト24・24により搬送される茎が、
搬送途中で落下したり、縮小バネ75・75に接触し
て、該縮小バネ75に絡まったり、茎に付着した土や泥
が落下して該縮小バネ75に付着することがなく、該縮
小バネ75は適正な付勢力を常に保つことができて、左
右の挟持搬送ベルト24・24を、茎を挟持する方向へ
確実に付勢することができる。これにより、挟持搬送ベ
ルト24・24は適正な挟持力で確実に茎を挟持するこ
とができる。
【0030】尚、左右の支持杆65・65の間に介装し
た縮小バネ75においても、前述の如く該縮小バネ75
を覆う保護カバーが設けられている。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、左右挟持搬送ベルトを挟持方向に付勢する挟持バネ
を設け、該挟持バネを覆うカバー体を設けたので、挟持
搬送ベルトにより搬送される茎が、搬送途中で落下した
り、縮小バネに接触して該縮小バネに絡まったり、茎に
付着した土や泥が落下して該縮小バネに付着することが
なく、該縮小バネが適正な付勢力を保つことができて、
左右の挟持搬送ベルトが適正な挟持力で確実に、茎を挟
持することができた。
【0032】また、請求項2記載の如く、前記カバー体
を伸縮可能に構成したので、挟持搬送ベルト後部が左右
に回動して縮小バネが伸縮したとしても、該縮小バネの
伸縮状態に合わせた長さにカバー体を伸縮させることが
でき、常に、縮小バネ全体が該カバー体によって覆われ
ることとなり、該縮小バネは常に適正な付勢力を保つこ
とができて、左右の挟持搬送ベルトは、常に適正な挟持
力で確実に、茎を挟持することができた。
【0033】また、請求項3記載の如く、前記カバー体
が、左右挟持搬送ベルト後部の回動動作に連動して伸縮
するよう構成したので、挟持搬送ベルト後部が左右に回
動して縮小バネが伸縮したとしても、自動的に、該縮小
バネの伸縮状態に合わせた長さにカバー体が伸縮するの
で、常に、縮小バネ全体が該カバー体によって覆われる
こととなり、特別な作業を行なうことなく、左右の挟持
搬送ベルトが常に適正な挟持力で確実に、茎を挟持する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分草ガイドを備えた走行式茎処理機を
示す全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】茎処理機構を枢支する枢支点部を示す断面図で
ある。
【図4】掻込装置及び挟持搬送機構前部を示す平面図で
ある。
【図5】挟持搬送機構後部を示す平面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】スクレイパ及び挟持搬送ベルトを示す側面断面
図である。
【図8】スクレイパの別実施例を示す側面図である。
【図9】左右の挟持搬送ベルトを付勢する付勢バネを示
す正面図である。
【符号の説明】
A 茎処理機構 B 走行機構 C 茎切断装置 E エンジン F 挟持搬送装置 H ハンドル K 回動中心ギアケース M ミッションケース T 畝押さえローラ機構 24 挟持搬送ベルト 34 回動軸 75 縮小バネ 76・77 保護カバー 78 ピン 79 支持杆

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行しながら茎を引き抜いて排出する走
    行式茎処理機の茎処理機構において、茎を搬送する挟持
    搬送ベルトを機体左右に配設し、該左右挟持搬送ベルト
    後部を左右回動可能に構成し、該左右挟持搬送ベルトを
    挟持方向に付勢する挟持バネを設け、該挟持バネを覆う
    カバー体を設けたことを特徴とする走行式茎処理機の茎
    処理機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行式茎処理機の茎処理
    機構において、前記カバー体を伸縮可能に構成したこと
    を特徴とする走行式茎処理機の茎処理機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走行式茎処理機の茎処理
    機構において、前記カバー体が、左右挟持搬送ベルト後
    部の回動動作に連動して伸縮するよう構成したことを特
    徴とする走行式茎処理機の茎処理機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4653850A (en) * 1983-05-31 1987-03-31 Compagnie Industrielle Des Telecommunications Cit-Alcatel Space division optoelectronic switch device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4653850A (en) * 1983-05-31 1987-03-31 Compagnie Industrielle Des Telecommunications Cit-Alcatel Space division optoelectronic switch device

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