JPH11258948A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

Info

Publication number
JPH11258948A
JPH11258948A JP10078521A JP7852198A JPH11258948A JP H11258948 A JPH11258948 A JP H11258948A JP 10078521 A JP10078521 A JP 10078521A JP 7852198 A JP7852198 A JP 7852198A JP H11258948 A JPH11258948 A JP H11258948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separation
fixing device
pair
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10078521A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Matsuo
啓介 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10078521A priority Critical patent/JPH11258948A/ja
Publication of JPH11258948A publication Critical patent/JPH11258948A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一対の回転体が離隔状態にある定
着装置が画像形成装置に装着されるのを防止することが
できる定着装置又はこの定着装置を備える画像形成装置
の提供を目的とする。 【解決手段】 ロックレバー38は、離隔レバー22が
B位置に位置するときには、C位置からD位置に回動す
ることができないようになっていることにより達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着画像を担持
した記録媒体に定着処理を施す定着装置であって画像形
成装置に着脱自在な定着装置及びこの定着装置を備える
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに圧接された一対の回転体の間に形
成されたニップ部に未定着画像を担持したの記録媒体を
通過せしめながら、商用電源からの電力供給を受けて点
灯する加熱手段の加熱により前記記録媒体に定着処理を
施す定着装置にあっては、装置の小型化及び低コスト化
が進み、以て、一対の回転体が設けられた定着装置本体
を画像形成装置に着脱自在とすることにより、使用者に
よる定着装置の交換が行われる機会が増えてきている。
【0003】又、近年にあっては、組立時等における一
対の回転体の変形等を防止するために一対の回転体を互
いに離隔せしめた状態にて定着装置が出荷されている。
【0004】そこで、従来にあっては、定着装置の交換
においては、新たな定着装置の離隔している一対の回転
体を互いに圧接せしめたのち前記新たな定着装置の定着
装置本体を画像形成装置に装着されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける定着装置の定着装置本体は、離隔状態にある一対
の回転体を互いに圧接せしめることなく画像形成装置に
装着可能であった。
【0006】故に、一対の回転体が互いに離隔されてい
る定着装置本体を使用者が誤って画像形成装置に装着し
た場合には、前記画像形成装置から定着装置本体を脱着
し離隔状態にある一対の回転体を互いに圧接せしめたの
ち、再度、定着装置本体を画像形成装置に装着するとい
う煩わしい作業を使用者が行う必要があった。
【0007】そこで、本発明は、一対の回転体が離隔状
態にある定着装置が画像形成装置に装着されるのを防止
することができる定着装置又はこの定着装置を備える画
像形成装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、上記目
的は、互いに圧接された一対の回転体の間に形成された
ニップ部に未定着画像を担持したの記録媒体を通過せし
めながら、商用電源からの電力供給を受けて点灯する加
熱手段の加熱により前記記録媒体に定着処理を施す定着
装置であって、一方の回転体を他方の回転体側に付勢す
ることにより前記一方の回転体を他方の回転体に圧接せ
しめる付勢手段と、圧接状態にある一対の回転体を離隔
せしめることが可能な離隔操作手段と、一対の回転体、
加熱手段、付勢手段及び離隔操作手段が設けられ画像形
成装置にて着脱自在に支持される定着装置本体とを備え
る定着装置において、定着装置本体は、一対の回転体が
離隔操作手段により互いに離隔されているときには、画
像形成装置への装着が妨げられるようになっているとい
う第一の発明により達成される。
【0009】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、定着装置本体は、画像形成
装置の所定位置に配置された装置本体を画像形成装置に
固定する固定手段が設けられており、固定手段は、一対
の回転体が離隔操作手段により互いに離隔されていると
きには、定着装置本体の画像形成装置への固定が行えな
いようになっているという第二の発明によっても達成さ
れる。
【0010】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第二の発明において、離隔操作手段は、一対の
回転体を圧接状態及び離隔状態のいずれかにせしめる離
隔操作体を備え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の
回転体を互いに離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔
状態にある一対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる
圧接位置の間を移動自在であり、固定手段は、定着装置
本体にて回動自在に支持され、第一の所定位置から第二
の所定位置に回動されることにより定着装置本体を画像
形成装置に固定せしめ、又、第二の所定位置から第一の
所定位置に回動されることにより定着装置本体の画像形
成装置への固定を解除せしめる固定操作体を備えてお
り、固定操作体は、離隔操作体が離隔位置に位置すると
きには、第一の所定位置から第二の所定位置に回動する
ことができないようになっているという第三の発明によ
っても達成される。
【0011】又、本出願に依れば、上記目的は、互いに
圧接された一対の回転体の間に形成されたニップ部に未
定着画像を担持したの記録媒体を通過せしめながら、商
用電源からの電力供給を受けて点灯する加熱手段の加熱
により前記記録媒体に定着処理を施す定着装置であっ
て、一方の回転体を他方の回転体側に付勢することによ
り前記一方の回転体を他方の回転体に圧接せしめる付勢
手段と、圧接状態にある一対の回転体を離隔することが
可能な離隔操作手段と、一対の回転体、加熱手段、付勢
手段及び離隔操作手段が設けられ画像形成装置にて着脱
自在に支持される定着装置本体とを備える定着装置にお
いて、離隔状態にある一対の回転体は、定着装置本体の
画像形成装置への装着に伴い付勢手段により互いに圧接
されるようになっているという第四の発明によっても達
成される。
【0012】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第四の発明において、画像形成装置は、駆動力
提供源たる駆動機構及び駆動機構からの駆動力を一方の
回転体に伝達せしめる駆動力伝達手段を備え、離隔操作
手段は、他方の回転体を一方の回転体からの離隔方向に
移動することにより圧接状態の一対の回転体を互いに離
隔せしめ、定着装置本体は、圧接状態にある一対の回転
体を離隔操作手段により離隔せしめながら画像形成装置
から脱着されるようになっているという第五の発明によ
っても達成される。
【0013】又、本出願に依れば、上記目的は、互いに
圧接された一対の回転体の間に形成されたニップ部に未
定着画像を担持したの記録媒体を通過せしめながら、商
用電源からの電力供給を受けて点灯する加熱手段の加熱
により前記記録媒体に定着処理を施す定着装置であっ
て、一方の回転体を他方の回転体側に付勢することによ
り前記一方の回転体を他方の回転体に圧接せしめる付勢
手段と、圧接状態にある一対の回転体を離隔することが
可能な離隔操作手段と、一対の回転体、加熱手段、付勢
手段及び離隔操作手段が設けられ画像形成装置にて着脱
自在に支持される装置本体とを備える定着装置におい
て、画像形成装置は、一対の回転体が離隔状態にあるか
否かを検知する離隔検知手段と、一対の回転体が離隔状
態にある旨を表示する表示手段とを備えているという第
六の発明によっても達成される。
【0014】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第六の発明において、離隔操作手段は、一対の
回転体を圧接状態及び離隔状態のいずれかにせしめる離
隔操作体を備え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の
回転体を互いに離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔
状態にある一対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる
圧接位置の間を移動自在であり、離隔検知手段は、離隔
操作体が離隔位置及び圧接位置のいずれの位置に位置す
るかを検知するようになっており、表示手段は、離隔操
作体が離隔位置に位置する旨の検知結果が離隔検知手段
から出力されたときに、一対の回転体が離隔状態にある
旨を表示するようになっているという第七の発明によっ
ても達成される。
【0015】又、本出願に依れば、上記目的は、外部か
らの提供情報に応じた画像を潜像担持体に形成したの
ち、前記画像を記録媒体に定着し記録せしめる画像形成
装置であって、本出願に係る第一の発明に記載の定着装
置を着脱自在に支持するという第八の発明によっても達
成される。
【0016】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第八の発明において、定着装置本体は、画像形
成装置の所定位置に配置された装置本体を画像形成装置
に固定する固定手段が設けられており、固定手段は、一
対の回転体が離隔操作手段により互いに離隔されている
ときには、定着装置本体の画像形成装置への固定が行え
ないようになっているという第九の発明によっても達成
される。
【0017】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第九の発明において、離隔操作手段は、一対の回
転体を圧接状態及び離隔状態のいずれかにせしめる離隔
操作体を備え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の回
転体を互いに離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔状
態にある一対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる圧
接位置の間を移動自在であり、固定手段は、定着装置本
体にて回動自在に支持され、第一の所定位置から第二の
所定位置に回動されることにより定着装置本体を画像形
成装置に固定せしめ、又、第二の所定位置から第一の所
定位置に回動されることにより定着装置本体の画像形成
装置への固定を解除せしめる固定操作体を備えており、
固定操作体は、離隔操作体が離隔位置に位置するときに
は、第一の所定位置から第二の所定位置に回動すること
ができないようになっているという第十の発明によって
も達成される。
【0018】更に、本出願に依れば、上記目的は、外部
からの提供情報に応じた画像を潜像担持体に形成したの
ち、前記画像を記録媒体に定着し記録せしめる画像形成
装置であって、本出願に係る第四の発明に記載の定着装
置を着脱自在に支持するという第十一の発明によっても
達成される。
【0019】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十一の発明において、駆動力提供源たる駆動機
構及び駆動機構からの駆動力を一方の回転体に伝達せし
める駆動力伝達手段を備え、離隔操作手段は、他方の回
転体を一方の回転体からの離隔方向に移動することによ
り圧接状態の一対の回転体を互いに離隔せしめ、定着装
置本体は、圧接状態にある一対の回転体を離隔操作手段
により離隔せしめながら画像形成装置から脱着されるよ
うになっているという第十二の発明によっても達成され
る。
【0020】更に、本出願に依れば、上記目的は、外部
からの提供情報に応じた画像を潜像担持体に形成したの
ち、前記画像を記録媒体に定着し記録せしめる画像形成
装置であって、本出願に係る第六の発明に記載の定着装
置と、一対の回転体が離隔状態にあるか否かを検知する
離隔検知手段と、一対の回転体が離隔状態にある旨を表
示する表示手段とを備え、前記定着装置を着脱自在に支
持するという第十三の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十三の発明において、離隔操作手段は、一対の
回転体を圧接状態及び離隔状態のいずれかにせしめる離
隔操作体を備え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の
回転体を互いに離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔
状態にある一対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる
圧接位置の間を移動自在であり、離隔検知手段は、離隔
操作体が離隔位置及び圧接位置のいずれの位置に位置す
るかを検知するようになっており、表示手段は、離隔操
作体が離隔位置に位置する旨の検知結果が離隔検知手段
から出力されたときに、一対の回転体が離隔状態にある
旨を表示するようになっているという第十四の発明によ
っても達成される。
【0022】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、定着装置本体は、一対の回転体が離隔操作手段によ
り互いに離隔されているときには、画像形成装置への装
着が妨げられる。
【0023】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
固定手段は、一対の回転体が離隔操作手段により互いに
離隔されているときには、定着装置本体の画像形成装置
への固定が行えない。
【0024】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、固定操作体は、離隔操作体が離隔位置に位置すると
きには、第一の所定位置から第二の所定位置に回動する
ことができない。
【0025】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
離隔状態にある一対の回転体は、定着装置本体の画像形
成装置への装着に伴い付勢手段により互いに圧接され
る。
【0026】更に、本出願に係る第五の発明にあって
は、定着装置本体は、圧接状態にある一対の回転体を離
隔操作手段により離隔せしめながら画像形成装置から脱
着される。
【0027】又、本出願に係る第六の発明にあっては、
表示手段は、画像形成装置は、一対の回転体が離隔状態
にある旨の検知結果が離隔検知手段から出力されたとき
に、一対の回転体が離隔状態にある旨を表示する。
【0028】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、表示手段は、離隔操作体が離隔位置に位置する旨の
検知結果が離隔検知手段から出力されたときに、一対の
回転体が離隔状態にある旨を表示する。
【0029】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
定着装置本体は、一対の回転体が離隔操作手段により互
いに離隔されているときには、画像形成装置への装着が
妨げられる。
【0030】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、固定手段は、一対の回転体が離隔操作手段により互
いに離隔されているときには、定着装置本体の画像形成
装置への固定が行えない。
【0031】又、本出願に係る第十の発明にあっては、
固定操作体は、離隔操作体が離隔位置に位置するときに
は、第一の所定位置から第二の所定位置に回動すること
ができない。
【0032】更に、本出願に係る第十一の発明にあって
は、離隔状態にある一対の回転体は、定着装置本体の画
像形成装置への装着に伴い付勢手段により互いに圧接さ
れる。
【0033】又、本出願に係る第十二の発明にあって
は、定着装置本体は、圧接状態にある一対の回転体を離
隔操作手段により離隔せしめながら画像形成装置から脱
着される。
【0034】更に、本出願に係る第十三の発明にあって
は、表示手段は、画像形成装置は、一対の回転体が離隔
状態にある旨の検知結果が離隔検知手段から出力された
ときに、一対の回転体が離隔状態にある旨を表示する。
【0035】又、本出願に係る第十四の発明にあって
は、表示手段は、離隔操作体が離隔位置に位置する旨の
検知結果が離隔検知手段から出力されたときに、一対の
回転体が離隔状態にある旨を表示する。
【0036】
【発明の実施形態】先ず、本発明における第一の実施形
態に関して図1乃至図6に基づき説明する。
【0037】図1は、本実施形態の画像形成装置を好適
に示す一例たるカラーレーザプリンタ1(以下、プリン
タ1と略称する。)の概略構成を示す模式的断面図であ
る。
【0038】プリンタ1は、ホストコンピュータ等の外
部装置(図示せず)からの提供情報に応じた画像をドラ
ム状の回転自在な潜像担持体2(以下、感光体ドラム2
と称する。)の外周面に形成したのち、前記画像を記録
媒体Pに定着し記録する形態の画像形成装置である。
【0039】即ち、プリンタ1にあっては、前記外部装
置からの提供情報に応じてスキャナユニット3がレーザ
光Lを感光体ドラム102の外周面に明滅することによ
り、前記提供情報に応じた静電潜像が前記外周面に形成
される。
【0040】次に、感光体ドラム2の外周面に形成され
た静電潜像が、回転自在な回転ユニット4に支持されイ
エロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色現像剤のい
ずれかを収容した各現像ユニット5Y,5M,5C,5
Bkから選択的に前記各色現像剤を供給されることによ
り、前記外部装置からの提供情報に応じたカラー現像剤
像に可視像化される。
【0041】故に、感光体ドラム2の外周面に形成され
たカラー現像剤像は、カセット6から給紙ローラ7によ
り取り出されたのち転写ベルト8に担持せしめられた記
録媒体Pに感光体ドラム2及び転写ベルト8の間に形成
された転写ニップ部TNにおいて転写せしめられること
により、前記記録媒体Pに未定着現像剤像として担持さ
れる。
【0042】よって、転写処理済みの記録媒体Pは、定
着装置9から定着処理を施されたのち、プリンタ1の本
体にて回転自在に支持された排紙ローラ10により前記
本体外部に設けられた排紙トレイ11上に排紙されるこ
とにより、一枚の記録媒体Pへの画像形成プロセスが終
了することとなる。
【0043】次に、定着装置9に関して図2に基づき説
明する。尚、図2は、定着装置9の概略構成を示す模式
的断面図である。
【0044】定着装置9は、図2に示すように、互いに
圧接された一対の回転体たる定着ローラ12及び加圧ロ
ーラ13の間に形成されたニップ部Nに未定着画像を担
持した記録媒体(図示せず)を通紙しながら、加熱手段
たるハロゲンヒータ14,14の加熱により前記記録媒
体に定着処理を施すようになっている。
【0045】定着ローラ12及び加圧ローラ13は、共
に、回転自在な円筒状体若しくは略円筒状体であり、各
中空部に各ハロゲンヒータ14,14が各軸方向に平行
若しくは略平行に配置されている。
【0046】即ち、本実施形態にあっては、定着ローラ
12及び加圧ローラ13の各外周面の温度を検知するサ
ーミスタ感温素子15,15(以下、サーミスタ15,
15と略称する。)が前記各外周面に当接又は近接して
配置されており、以て、サーミスタ15の検知温度に応
じて商用電源(図示せず)から各ハロゲンヒータ14,
14への電力供給が制御され各ハロゲンヒータ14,1
4における消費電力が調節されることにより定着ローラ
12及び加圧ローラ13の温調が行われるようになって
いる。
【0047】又、本実施形態にあっては、サーミスタ1
5,15の故障等に起因する定着ローラ12及び加圧ロ
ーラ13の過昇温を防止するために、前記過昇温時にお
いて前記商用電源から各ハロゲンヒータ14,14への
電力供給を遮断するためのサーモスイッチ16,16が
定着装置9の定着装置本体に取り付けられている。
【0048】加圧ローラ13は、図3に示すように、付
勢手段たる付勢バネ17,17を介して定着装置9の定
着装置本体に支持された加圧ステー18にベアリング1
9,19を介して回転自在に支持されている。
【0049】尚、図3は、加圧ステー18及びその取付
部材を示す模式的斜視図である。
【0050】即ち、本実施形態にあっては、加圧ローラ
13は、図2及び図3に示すように、加圧ステー18を
介して付勢バネ17,17から定着ローラ12側に付勢
されることにより定着ローラ12に圧接されるようにな
っている。
【0051】又、本実施形態にあっては、図3及び図4
に示すように、圧接状態にある定着ローラ12及び加圧
ローラ13は、定着装置9に設けられた離隔操作手段た
る離隔操作機構20により互いに離隔されるようになっ
ている。
【0052】尚、図4は、離隔操作機構20の概略構成
を示す模式的斜視図である。
【0053】離隔機構20は、図3及び図4に示すよう
に、定着装置9の定着装置本体にて回転自在に支持され
た円柱状若しくは略円柱状の離隔軸体21、離隔軸体2
1の一方の端部に取り付けられた離隔操作体たる離隔レ
バー22、及び、離隔軸体21の軸方向における離隔軸
体21の中央を含み前記軸方向に垂直な面を鏡面として
離隔軸体21に鏡面対称に取り付けられた離隔カム2
3,23等から構成されている。
【0054】即ち、本実施形態にあっては、離隔レバー
22を手動により圧接位置たるA位置から離隔位置たる
B位置へと回転し離隔カム23,23により加圧ステー
18に紙面下方向への力を働かせ加圧ステー18を前記
下方向に移動せしめることにより、圧接状態にある定着
ローラ12及び加圧ローラ13が互いに離隔されるよう
になっている。
【0055】一方、定着ローラ12は、図2及び図5に
示すように、定着装置9の定着装置本体にて回転自在に
支持された駆動力伝達手段たるギア24に噛み合わされ
ており、ギア24は、プリンタ1に設けられた駆動機構
(図示せず)からの駆動力をプリンタ1に設けられた駆
動力伝達手段たるギア列25から伝達されるようになっ
ている。
【0056】尚、図5は、定着装置9のプリンタ1への
装着工程を説明する模式的説明図である。
【0057】即ち、定着ローラ12は、図2及び図5に
示すように、ギア24及びギア列25等を介して前記駆
動機構からの駆動力を受けることにより、紙面における
時計方向に回転駆動されるようになっている。
【0058】故に、定着ローラ12及び加圧ローラ13
が互いに圧接されているときに、定着ローラ12が前記
駆動機構からの駆動力を受けて回転することにより、加
圧ローラ13が定着ローラ12の回転に従動して紙面に
おける反時計方向に回転されるようになっている。
【0059】よって、定着装置9の定着装置本体に取り
付けられた入口ガイド26によりニップ部Nへと案内さ
れた記録媒体は、互いに圧接された定着ローラ12及び
加圧ローラ13に狭持され搬送されることによりニップ
部Nを紙面右側から紙面左側に通紙され、以て、前記記
録媒体に担持された未定着画像が、前記通紙中に亘り、
各ハロゲンヒータ14,14から加熱され溶融し前記記
録媒体に染み込むことにより、前記記録媒体に定着処理
が施されることとなる。
【0060】次に、定着装置9における定着処理工程に
関して図2に基づき説明する。
【0061】先ず、未定着画像を担持した記録媒体が、
入口ガイド26によりニップ部Nに案内されることによ
り、ニップ部Nに突入する。
【0062】故に、ニップ部Nへの突入を開始した記録
媒体は、定着ローラ12及び加圧ローラ13に挟持され
搬送されることによりニップ部Nを通紙されながら、前
記記録媒体に担持され各ハロゲンヒータ14,14の加
熱により溶融した未定着画像が定着されることにより、
前記未定着画像が定着画像として記録される。
【0063】よって、定着処理済みの記録媒体が、定着
装置9の定着装置本体にて回動自在に支持された分離爪
27,27により定着ローラ12及び加圧ローラ13の
各外周面から分離されたのち、前記本体に設けられた排
紙上ガイド28及び排紙下ガイド29の各々にて回転自
在に支持され互いに当接された排紙コロ30及び排紙ロ
ーラ31に挟持され搬送されることにより、前記定着装
置本体外部に排紙され、以て、定着処理工程が終了する
こととなる。
【0064】尚、本実施形態にあっては、定着装置9の
定着装置本体外部に設けられた加圧機構(図示せず)か
ら加圧された排紙コロ30が排紙ローラ31に圧接され
るようになっており、以て、排紙コロ30が外部から駆
動力を受けて回転し排紙ローラ31が前記回転に従動す
ることにより、定着処理済みの記録媒体の前記定着装置
本体外部への排紙が行われるようになっている。
【0065】次に、本実施形態における定着装置9のプ
リンタ1の本体への装着過程に関して図2及び図5に基
づき説明する。
【0066】本実施形態にあっては、定着装置9は、プ
リンタ1の本体にて装着自在に支持されるようになって
いる。
【0067】即ち、図5に示すように、先ず、定着装置
9の定着装置本体底面に設けられたスライド32,32
をプリンタ1の本体にてスライド32,32に応じて設
けられた載せ台33(図5にあっては、一方のスライド
に応じた載せ台のみ描かれている。)にマウントしたの
ち、前記定着装置本体を紙面における手前から奥に向け
てスライドせしめる。
【0068】故に、載せ台33は、図5に示すように、
載せ台33の上部の紙面における奥側が傾斜した形状で
あることから、定着装置9の定着装置本体は、その進行
方向における前部が紙面下方向に傾きながらプリンタ1
の本体に押し込まれる。
【0069】よって、プリンタ1の本体に設けられたピ
ン受入体34,34に定着装置9の定着装置本体におい
て各ピン受入体34,34に応じて設けられたピン35
(図2参照。尚、図2にあっては、一方のピン受入体に
応じたピンのみ描かれている。)が挿入されると共に、
前記定着装置本体に設けられたフック係合穴36,36
にプリンタ1の本体に設けられたフック37,37が係
合されることにより、定着装置9がプリンタ1の本体に
装着される。
【0070】即ち、本実施形態にあっては、ピン35が
ピン受入体34に挿入されフック37がフック係合穴3
6に係合されることにより、プリンタ1の本体における
定着装置9の設置方向及び位置の調整が図られるように
なっている。
【0071】又、本実施形態にあっては、定着装置9が
プリンタ1の本体に装着されると同時に、ギア24がギ
ア列25の一つのギアに噛み合わされるようになってい
る。
【0072】而して、定着装置9の定着装置本体にて回
動自在に支持された固定操作体たるロックレバー38,
38を、図6に示すように、第一の所定位置たるC位置
から第二の所定位置たるD位置へと回動せしめることに
より、プリンタ1の本体における所定位置に設置された
定着装置9が前記本体に固定されるようになっている。
【0073】尚、図6は、定着装置9のプリンタ1の本
体への固定過程を説明する模式的説明図である。
【0074】即ち、本実施形態にあっては、図6に示す
ように、離隔レバー22における取手が位置Bに位置し
ているとき、つまり、定着ローラ12及び加圧ローラ1
3が互いに離隔されているときには、ロックレバー38
が位置Cから位置Dへと回動できず、以て、定着ローラ
12及び加圧ローラ13が互いに離隔されているときに
は、定着装置9がプリンタ1の本体に固定できないよう
になっている。
【0075】よって、本実施形態にあっては、ロックレ
バー38は、離隔レバー22がB位置に位置するときに
は、C位置からD位置に回動することができないので、
定着ローラ12及び加圧ローラ13が離隔状態にある定
着装置本体がプリンタ1に装着されるのを確実に防止す
ることができる。
【0076】(第二の実施形態)次に、本発明における
第二の実施形態に関して図7及び図8に基づき説明す
る。尚、本実施形態における画像形成装置の概略構成
は、第一の実施形態における画像形成装置の概略構成と
同様であることから、図1に代えて説明を省略する。
【0077】図7は、本実施形態の定着装置を好適に示
す一例(以下、定着装置39と称する。)の概略構成を
示す模式的断面図であり、一方、図8は、定着装置39
の定着装置本体に設けられた加圧ステー40及びその取
付部材を示す模式的斜視図である。
【0078】尚、図7及び図8と図2及び図3との共通
箇所に同符号を付与することにより、前記共通箇所に関
する説明を省略する。
【0079】本実施形態にあっては、定着装置39は、
図7及び図8に示すように、離隔操作手段たる上ハンド
ル41,41及び下ハンドル42,42を備えており、
上ハンドル41,41は、加圧ステー40に一体的に設
けられ、一方、下ハンドル42,42は、定着装置39
の定着装置本体における各上ハンドル41,41に応じ
た位置にて前記定着装置本体に一体的に設けられてい
る。
【0080】即ち、本実施形態にあっては、各上ハンド
ル41,41及び各上ハンドル41,41に応じた下ハ
ンドル42,42を使用者が摘むことにより、加圧ステ
ー40が付勢バネ17,17からの付勢に抗して紙面下
方向に移動し圧接状態にある定着ローラ12及び加圧ロ
ーラ13を互いに離隔せしめるようになっている。
【0081】よって、本実施形態にあっては、各上ハン
ドル41,41及び各上ハンドル41,41に応じた下
ハンドル42,42が使用者により摘まれることによ
り、圧接状態にある定着ローラ12及び加圧ローラ13
が互いに離隔されることから、ギア24及びギア列25
の間における噛合力が前記圧接状態より軽減されるよう
になっている。
【0082】又、本実施形態にあっては、各上ハンドル
41,41及び各上ハンドル41,41に応じた下ハン
ドル42,42が使用者により摘まれていない状態にあ
るときには、加圧ローラ13は、加圧ステー40を介し
て付勢バネ17,17により定着ローラ12側へと付勢
され定着ローラ12に圧接されるようになっている。
【0083】故に、本実施形態にあっては、定着装置3
9をプリンタ1の本体における所定位置に設置せしめる
ときには、図7に示すように、各上ハンドル41,41
及び各上ハンドル41,41に応じた下ハンドル42,
42が使用者により摘まれていない状態にあるので、定
着装置39のプリンタ1への装着に伴い、定着ローラ1
2及び加圧ローラ12が自動的に圧接されるようになっ
ている。
【0084】よって、本実施形態にあっては、第一の実
施形態と同様の効果が得られると共に、定着装置本体の
プリンタ1への装着に伴い付勢バネ17,17により定
着ローラ12及び加圧ローラ13が互いに圧接されるの
で、定着装置本体の画像形成装置への装着作業の円滑化
を図ることができるという利点が得られる。
【0085】又、本実施形態にあっては、定着装置本体
は、各上ハンドル41,41及び各上ハンドル41,4
1に応じた下ハンドル42,42を使用者が摘まみなが
らプリンタ1から脱着されるので、定着装置本体のプリ
ンタ1からの脱着時における定着ローラ12及び加圧ロ
ーラ13の圧接によるギア24及びギア列25の間の噛
合力の増加を防止することができ、以て、定着装置本体
のプリンタ1からの脱着作業の円滑化を図ることができ
るという利点も得られる。
【0086】(第三の実施形態)次に、本発明における
第三の実施形態に関して図9乃至図11に基づき説明す
る。尚、本実施形態における画像形成装置の概略構成
は、第一の実施形態における画像形成装置の概略構成と
同様であることから、図1に代えて説明を省略する。
【0087】図9は、加圧ステー18及びその取付部材
を示す模式的斜視図であり、一方、図10は、本実施形
態における離隔操作手段たる離隔操作機構43の概略構
成を示す模式的斜視図である。
【0088】尚、図9及び図10と図2及び図3との共
通箇所に同符号を付与することにより、前記共通箇所に
関する説明を省略する。
【0089】離隔操作機構43は、図10に示すよう
に、離隔軸体21の他端部に略L字状の離隔アーム44
が取り付けられている。
【0090】一方、本実施形態における離隔検知手段た
る離隔検知機構45は、図11に示すように、円柱状若
しくは略円柱状の回転自在な検知軸体46、検知軸体4
6の一端部に取り付けられた板状の検知フラグ47、検
知軸体46における検知軸体46の一端部から検知軸体
46の軸方向における中央側の部位に取り付けられた板
状の離隔検知レバー48、凹部が設けられた検知センサ
49及び検知軸体46の他端部に取り付けられた板状の
ジャム検知レバー50等から構成されている。
【0091】尚、図11は、離隔検知機構45の概略構
成を示す模式的斜視図である。
【0092】次に、本実施形態における定着ローラ12
及び加圧ローラ13が離隔状態にあるか否かの検知過程
に関して図9に基づき説明する。
【0093】先ず、未定着画像を担持した記録媒体が定
着ローラ12及びと加圧ローラ13に挟持され搬送され
ることにより、前記記録媒体の先端部によりジャム検知
レバー50が跳ね上げられる。
【0094】故に、検知フラグ47が検知軸体46を中
心として回転しながら検知センサ49を凹部を通過す
る。
【0095】よって、記録媒体がニップ部Nを通紙中で
ある旨の検知結果が検知センサ49から出力される。
【0096】而して、記録媒体のサイズ及び搬送速度に
応じて定められた所定時間内に検知フラグ47が検知セ
ンサ49の凹部から離脱しないときには、プリンタ1の
本体に設けられた表示手段(図示せず)にて『ジャム発
生』の表示を行うと共に、プリンタ1が画像形成プロセ
スの継続及び移行することが防止される。
【0097】一方、定着ローラ12及び加圧ローラ13
が離隔操作機構45により互いに離隔されているときに
は、離隔レバー22がB位置に位置していることから、
離隔アーム44により離隔検知レバー48が持ち上げら
れる。
【0098】故に、検知フラグ47が検知軸体46を中
心として回転しながら検知センサ49が凹部を通過し、
以下、記録媒体がニップ部Nを通紙中である旨の検知結
果が検知センサ49から出力され、プリンタ1の本体に
設けられた表示手段にて『ジャム発生』の表示が行われ
る。
【0099】即ち、本実施形態にあっては、定着ローラ
12及び加圧ローラ13が離隔状態にある定着装置本体
がプリンタ1に装着された場合には、プリンタ1の本体
に設けられた表示手段にて『ジャム発生』の表示を行う
ことにより、定着ローラ12及び加圧ローラ13が離隔
状態にある旨を使用者に確実に認識せしめるようになっ
ている。
【0100】よって、本実施形態にあっては、第一の実
施形態と同様の効果が得られると共に、定着ローラ12
及び加圧ローラ13が離隔状態にある旨を使用者に確実
に認識せしめることができるという利点が得られる。
【0101】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に
係る第一の発明に依れば、定着装置本体は、一対の回転
体が離隔操作手段により互いに離隔されているときに
は、画像形成装置への装着が妨げられるので、一対の回
転体が離隔状態にある定着装置が画像形成装置に装着さ
れるのを確実に防止することができる。
【0102】又、本出願に係る第二の発明に依れば、固
定手段は、一対の回転体が離隔操作手段により互いに離
隔されているときには、定着装置本体の画像形成装置へ
の固定が行えないので、一対の回転体が離隔状態にある
定着装置が画像形成装置に装着されるのを確実に防止す
ることができる。
【0103】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
固定操作体は、離隔操作体が離隔位置に位置するときに
は、第一の所定位置から第二の所定位置に回動すること
ができないので、一対の回転体が離隔状態にある定着装
置が画像形成装置に装着されるのを確実に防止すること
ができる。
【0104】又、本出願に係る第四の発明に依れば、離
隔状態にある一対の回転体は、定着装置本体の画像形成
装置への装着に伴い付勢手段により互いに圧接されるの
で、一対の回転体が離隔状態にある定着装置本体が画像
形成装置に装着されるのを防止することができると共
に、定着装置本体の画像形成装置への装着作業の円滑化
を図ることができる。
【0105】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、
定着装置本体は、圧接状態にある一対の回転体を離隔操
作手段により離隔せしめながら画像形成装置から脱着さ
れるので、定着装置本体の画像形成装置からの脱着時に
おける一対の回転体同士の圧接による一方の回転体及び
駆動力伝達手段の間の抵抗力の増加を防止することがで
き、以て、定着装置本体の画像形成装置からの脱着作業
の円滑化を図ることができる。
【0106】又、本出願に係る第六の発明に依れば、表
示手段は、画像形成装置は、一対の回転体が離隔状態に
ある旨の検知結果が離隔検知手段から出力されたとき
に、一対の回転体が離隔状態にある旨を表示するので、
一対の回転体が離隔状態にある定着装置が画像形成装置
に装着されるのを確実に防止することができ、以て、一
対の回転体が離隔状態にある旨を使用者に確実に認識せ
しめることができる。
【0107】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
表示手段は、離隔操作体が離隔位置に位置する旨の検知
結果が離隔検知手段から出力されたときに、一対の回転
体が離隔状態にある旨を表示するので、一対の回転体が
離隔状態にある定着装置が画像形成装置に装着されるの
を確実に防止することができ、以て、一対の回転体が離
隔状態にある旨を使用者に確実に認識せしめることがで
きる。
【0108】又、本出願に係る第八の発明に依れば、定
着装置本体は、一対の回転体が離隔操作手段により互い
に離隔されているときには、画像形成装置への装着が妨
げられるので、一対の回転体が離隔状態にある定着装置
の装着防止が図られた画像形成装置を提供することがで
きる。
【0109】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
固定手段は、一対の回転体が離隔操作手段により互いに
離隔されているときには、定着装置本体の画像形成装置
への固定が行えないので、一対の回転体が離隔状態にあ
る定着装置の装着防止が図られた画像形成装置を提供す
ることができる。
【0110】又、本出願に係る第十の発明に依れば、固
定操作体は、離隔操作体が離隔位置に位置するときに
は、第一の所定位置から第二の所定位置に回動すること
ができないので、一対の回転体が離隔状態にある定着装
置の装着防止が図られた画像形成装置を提供することが
できる。
【0111】更に、本出願に係る第十一の発明に依れ
ば、離隔状態にある一対の回転体は、定着装置本体の画
像形成装置への装着に伴い付勢手段により互いに圧接さ
れるので、一対の回転体が離隔状態にある定着装置本体
の装着防止、及び、定着装置本体の画像形成装置への装
着作業の円滑化が図られた画像形成装置を提供すること
ができる。
【0112】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、
定着装置本体は、圧接状態にある一対の回転体を離隔操
作手段により離隔せしめながら画像形成装置から脱着さ
れるので、定着装置本体の画像形成装置からの脱着時に
おける一対の回転体同士の圧接による一方の回転体及び
駆動力伝達手段の間の抵抗力の増加を防止することがで
き、以て、定着装置本体の画像形成装置からの脱着作業
の円滑化が図られた画像形成装置を提供することができ
る。
【0113】更に、本出願に係る第十三の発明に依れ
ば、表示手段は、画像形成装置は、一対の回転体が離隔
状態にある旨の検知結果が離隔検知手段から出力された
ときに、一対の回転体が離隔状態にある旨を表示するの
で、一対の回転体が離隔状態にある定着装置が画像形成
装置に装着されるのを確実に防止することができ、以
て、一対の回転体が離隔状態にある旨の使用者における
認識の確実化が図られた画像形成装置を提供することが
できる。
【0114】又、本出願に係る第十四の発明に依れば、
表示手段は、離隔操作体が離隔位置に位置する旨の検知
結果が離隔検知手段から出力されたときに、一対の回転
体が離隔状態にある旨を表示するので、一対の回転体が
離隔状態にある定着装置が画像形成装置に装着されるの
を確実に防止することができ、以て、一対の回転体が離
隔状態にある旨の使用者における認識の確実化が図られ
た画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の定着装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
【図3】図2の加圧ローラをベアリングを介して回転自
在に支持する加圧ステー及びその取付部材を示す模式的
斜視図である。
【図4】図3に示す離隔操作機構の概略構成を示す模式
的斜視図である。
【図5】図2の定着装置を図1の画像形成装置本体への
装着過程を説明する模式的説明図である。
【図6】図2の定着装置の図1の画像形成装置本体への
固定過程を説明する模式的説明図である。
【図7】本出願に係る第二の実施形態の定着装置の概略
構成を示す模式的断面図である。
【図8】図6の加圧ローラをベアリングを介して回転自
在に支持する加圧ステー及びその取付部材を示す模式的
斜視図である。
【図9】本出願に係る第三の実施形態における加圧ロー
ラをベアリングを介して回転自在に支持する加圧ステー
及びその取付部材を示す模式的斜視図である。
【図10】図9の離隔操作機構の概略構成を示す模式的
斜視図である。
【図11】図9の離隔検知機構の概略構成を示す模式的
斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ(画像形成装置) 2 潜像担持体 9 定着装置 12 定着ローラ(回転体) 13 加圧ローラ(回転体) 14 ハロゲンヒータ(加熱手段) 15 サーミスタ感温素子 16 サーモスイッチ 17 付勢バネ(付勢手段) 18 加圧ステー 19 ベアリング 20 離隔操作機構(離隔操作手段) 21 離隔軸体 22 離隔レバー(離隔操作体) 23 離隔カム 24 ギア(駆動力伝達手段) 25 ギア列(駆動力伝達手段) 26 入口ガイド 27 分離爪 28 排紙上ガイド 29 排紙下ガイド 30 排紙コロ 31 排紙ローラ 32 スライド 33 載せ台 34 ピン受入体 35 ピン 36 フック係合穴 37 フック 38 ロックレバー(固定操作体) 39 定着装置 40 加圧ステー 41 上ハンドル(離隔操作手段) 42 下ハンドル(離隔操作手段) 43 離隔操作機構(離隔操作手段) 44 離隔アーム 45 離隔検知機構(離隔検知手段) 46 検知軸体 47 離隔検知フラグ 48 離隔検知レバー 49 離隔検知センサ 50 ジャム検知レバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接された一対の回転体の間に形
    成されたニップ部に未定着画像を担持したの記録媒体を
    通過せしめながら、商用電源からの電力供給を受けて点
    灯する加熱手段の加熱により前記記録媒体に定着処理を
    施す定着装置であって、一方の回転体を他方の回転体側
    に付勢することにより前記一方の回転体を他方の回転体
    に圧接せしめる付勢手段と、圧接状態にある一対の回転
    体を離隔せしめることが可能な離隔操作手段と、一対の
    回転体、加熱手段、付勢手段及び離隔操作手段が設けら
    れ画像形成装置にて着脱自在に支持される定着装置本体
    とを備える定着装置において、定着装置本体は、一対の
    回転体が離隔操作手段により互いに離隔されているとき
    には、画像形成装置への装着が妨げられるようになって
    いることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 定着装置本体は、画像形成装置の所定位
    置に配置された装置本体を画像形成装置に固定する固定
    手段が設けられており、固定手段は、一対の回転体が離
    隔操作手段により互いに離隔されているときには、定着
    装置本体の画像形成装置への固定が行えないようになっ
    ていることとする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 離隔操作手段は、一対の回転体を圧接状
    態及び離隔状態のいずれかにせしめる離隔操作体を備
    え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の回転体を互い
    に離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔状態にある一
    対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる圧接位置の間
    を移動自在であり、固定手段は、定着装置本体にて回動
    自在に支持され、第一の所定位置から第二の所定位置に
    回動されることにより定着装置本体を画像形成装置に固
    定せしめ、又、第二の所定位置から第一の所定位置に回
    動されることにより定着装置本体の画像形成装置への固
    定を解除せしめる固定操作体を備えており、固定操作体
    は、離隔操作体が離隔位置に位置するときには、第一の
    所定位置から第二の所定位置に回動することができない
    ようになっていることとする請求項2に記載の定着装
    置。
  4. 【請求項4】 互いに圧接された一対の回転体の間に形
    成されたニップ部に未定着画像を担持したの記録媒体を
    通過せしめながら、商用電源からの電力供給を受けて点
    灯する加熱手段の加熱により前記記録媒体に定着処理を
    施す定着装置であって、一方の回転体を他方の回転体側
    に付勢することにより前記一方の回転体を他方の回転体
    に圧接せしめる付勢手段と、圧接状態にある一対の回転
    体を離隔することが可能な離隔操作手段と、一対の回転
    体、加熱手段、付勢手段及び離隔操作手段が設けられ画
    像形成装置にて着脱自在に支持される定着装置本体とを
    備える定着装置において、離隔状態にある一対の回転体
    は、定着装置本体の画像形成装置への装着に伴い付勢手
    段により互いに圧接されるようになっていることを特徴
    とする定着装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置は、駆動力提供源たる駆動
    機構及び駆動機構からの駆動力を一方の回転体に伝達せ
    しめる駆動力伝達手段を備え、離隔操作手段は、他方の
    回転体を一方の回転体からの離隔方向に移動することに
    より圧接状態の一対の回転体を互いに離隔せしめ、定着
    装置本体は、圧接状態にある一対の回転体を離隔操作手
    段により離隔せしめながら画像形成装置から脱着される
    ようになっていることとする請求項4に記載の定着装
    置。
  6. 【請求項6】 互いに圧接された一対の回転体の間に形
    成されたニップ部に未定着画像を担持したの記録媒体を
    通過せしめながら、商用電源からの電力供給を受けて点
    灯する加熱手段の加熱により前記記録媒体に定着処理を
    施す定着装置であって、一方の回転体を他方の回転体側
    に付勢することにより前記一方の回転体を他方の回転体
    に圧接せしめる付勢手段と、圧接状態にある一対の回転
    体を離隔することが可能な離隔操作手段と、一対の回転
    体、加熱手段、付勢手段及び離隔操作手段が設けられ画
    像形成装置にて着脱自在に支持される装置本体とを備え
    る定着装置において、画像形成装置は、一対の回転体が
    離隔状態にあるか否かを検知する離隔検知手段と、一対
    の回転体が離隔状態にある旨を表示する表示手段とを備
    えていることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 離隔操作手段は、一対の回転体を圧接状
    態及び離隔状態のいずれかにせしめる離隔操作体を備
    え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の回転体を互い
    に離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔状態にある一
    対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる圧接位置の間
    を移動自在であり、離隔検知手段は、離隔操作体が離隔
    位置及び圧接位置のいずれの位置に位置するかを検知す
    るようになっており、表示手段は、離隔操作体が離隔位
    置に位置する旨の検知結果が離隔検知手段から出力され
    たときに、一対の回転体が離隔状態にある旨を表示する
    ようになっていることとする請求項6に記載の定着装
    置。
  8. 【請求項8】 外部からの提供情報に応じた画像を潜像
    担持体に形成したのち、前記画像を記録媒体に定着し記
    録せしめる画像形成装置であって、請求項1に記載の定
    着装置を着脱自在に支持することを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 定着装置本体は、画像形成装置の所定位
    置に配置された装置本体を画像形成装置に固定する固定
    手段が設けられており、固定手段は、一対の回転体が離
    隔操作手段により互いに離隔されているときには、定着
    装置本体の画像形成装置への固定が行えないようになっ
    ていることとする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 離隔操作手段は、一対の回転体を圧接
    状態及び離隔状態のいずれかにせしめる離隔操作体を備
    え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の回転体を互い
    に離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔状態にある一
    対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる圧接位置の間
    を移動自在であり、固定手段は、定着装置本体にて回動
    自在に支持され、第一の所定位置から第二の所定位置に
    回動されることにより定着装置本体を画像形成装置に固
    定せしめ、又、第二の所定位置から第一の所定位置に回
    動されることにより定着装置本体の画像形成装置への固
    定を解除せしめる固定操作体を備えており、固定操作体
    は、離隔操作体が離隔位置に位置するときには、第一の
    所定位置から第二の所定位置に回動することができない
    ようになっていることとする請求項9に記載の画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 外部からの提供情報に応じた画像を潜
    像担持体に形成したのち、前記画像を記録媒体に定着し
    記録せしめる画像形成装置であって、請求項4に記載の
    定着装置を着脱自在に支持することを特徴とする画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 駆動力提供源たる駆動機構及び駆動機
    構からの駆動力を一方の回転体に伝達せしめる駆動力伝
    達手段を備え、離隔操作手段は、他方の回転体を一方の
    回転体からの離隔方向に移動することにより圧接状態の
    一対の回転体を互いに離隔せしめ、定着装置本体は、圧
    接状態にある一対の回転体を離隔操作手段により離隔せ
    しめながら画像形成装置から脱着されるようになってい
    ることとする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 外部からの提供情報に応じた画像を潜
    像担持体に形成したのち、前記画像を記録媒体に定着し
    記録せしめる画像形成装置であって、請求項6に記載の
    定着装置と、一対の回転体が離隔状態にあるか否かを検
    知する離隔検知手段と、一対の回転体が離隔状態にある
    旨を表示する表示手段とを備え、前記定着装置を着脱自
    在に支持することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 離隔操作手段は、一対の回転体を圧接
    状態及び離隔状態のいずれかにせしめる離隔操作体を備
    え、離隔操作体は、圧接状態にある一対の回転体を互い
    に離隔せしめる位置たる離隔位置及び離隔状態にある一
    対の回転体を互いに圧接せしめる位置たる圧接位置の間
    を移動自在であり、離隔検知手段は、離隔操作体が離隔
    位置及び圧接位置のいずれの位置に位置するかを検知す
    るようになっており、表示手段は、離隔操作体が離隔位
    置に位置する旨の検知結果が離隔検知手段から出力され
    たときに、一対の回転体が離隔状態にある旨を表示する
    ようになっていることとする請求項13に記載の画像形
    成装置。
JP10078521A 1998-03-12 1998-03-12 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 Withdrawn JPH11258948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10078521A JPH11258948A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10078521A JPH11258948A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11258948A true JPH11258948A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13664245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10078521A Withdrawn JPH11258948A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11258948A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047481A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Brother Ind Ltd 画像形成装置、及び、この画像形成装置で用いられる現像ユニット
JP2011175287A (ja) * 2011-04-28 2011-09-08 Brother Industries Ltd 画像形成装置、及び、この画像形成装置で用いられる現像ユニット
CN103389637A (zh) * 2012-05-09 2013-11-13 京瓷办公信息***株式会社 图像形成装置
JP2015007813A (ja) * 2014-10-16 2015-01-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001347A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001346A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001348A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001345A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047481A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Brother Ind Ltd 画像形成装置、及び、この画像形成装置で用いられる現像ユニット
JP2011175287A (ja) * 2011-04-28 2011-09-08 Brother Industries Ltd 画像形成装置、及び、この画像形成装置で用いられる現像ユニット
CN103389637A (zh) * 2012-05-09 2013-11-13 京瓷办公信息***株式会社 图像形成装置
JP2013235138A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US9002252B2 (en) 2012-05-09 2015-04-07 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus
CN103389637B (zh) * 2012-05-09 2016-01-20 京瓷办公信息***株式会社 图像形成装置
JP2015007813A (ja) * 2014-10-16 2015-01-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001347A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001346A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001348A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016001345A (ja) * 2015-10-05 2016-01-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5552732B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7890024B2 (en) Image heating apparatus with detachable unit urging external heating member to rotational body
US7327967B2 (en) Image heating apparatus with variable timing
JP6481958B2 (ja) ベルト装置、定着装置及び画像形成装置
US11287766B2 (en) Fixing unit, image forming apparatus and image forming system
JP2009175581A (ja) 画像形成装置の転写ベルト装置
JP5339750B2 (ja) 画像形成装置
US5432593A (en) Sheet overheat prevention mechanism for fixing device
JPH11258948A (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
JP7009100B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US8582996B2 (en) Image forming apparatus having a motor to drive a developer retaining unit and a fixing unit
JP2007304180A (ja) 像加熱装置
JP2670470B2 (ja) 画像形成装置
US9952555B2 (en) Cartridge configured to be removably attachable to an image forming apparatus
JP2006003695A (ja) 画像形成装置
JP4739779B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2021099440A (ja) 画像形成装置
JP4315039B2 (ja) 定着装置
JP2015200824A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2002372829A (ja) カラー電子写真画像形成装置
JPH04125581A (ja) ベルト定着装置
JP2006292805A (ja) ユニット及び画像形成装置
EP3098665B1 (en) Image forming apparatus
JP2016126044A (ja) 画像形成装置
JP2002296956A (ja) ベルト定着装置・画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050218

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607