JPH11255644A - 経皮吸収型解熱消炎鎮痛剤 - Google Patents
経皮吸収型解熱消炎鎮痛剤Info
- Publication number
- JPH11255644A JPH11255644A JP5658398A JP5658398A JPH11255644A JP H11255644 A JPH11255644 A JP H11255644A JP 5658398 A JP5658398 A JP 5658398A JP 5658398 A JP5658398 A JP 5658398A JP H11255644 A JPH11255644 A JP H11255644A
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- JP
- Japan
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- diclofenac sodium
- plaster
- amount
- tocopherol
- patch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジクロフェナクナトリウムの皮膚透過性に優
れ、全身的に解熱消炎鎮痛作用を示すことができるジク
ロフェナクナトリウム含有貼付剤の提供。 【解決手段】 膏体中に(i)ジクロフェナクナトリウ
ムを膏体全体に対して5〜40重量%、及び(ii)炭素
数18の不飽和脂肪酸をジクロフェナクナトリウムに対
する重量比で0.1〜3を含有する親油性貼付剤。
れ、全身的に解熱消炎鎮痛作用を示すことができるジク
ロフェナクナトリウム含有貼付剤の提供。 【解決手段】 膏体中に(i)ジクロフェナクナトリウ
ムを膏体全体に対して5〜40重量%、及び(ii)炭素
数18の不飽和脂肪酸をジクロフェナクナトリウムに対
する重量比で0.1〜3を含有する親油性貼付剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジクロフェナクナ
トリウムを有効成分とし、全身作用、即ち解熱消炎鎮痛
作用を有する貼付剤に関する。
トリウムを有効成分とし、全身作用、即ち解熱消炎鎮痛
作用を有する貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】非ステロイド系消炎鎮痛薬は優れた消炎
鎮痛効果を発揮する薬剤である。全身作用を目的とした
非ステロイド系消炎鎮痛薬の投与形態は経口剤、注射剤
及び坐剤であるが、胃腸障害等の副作用、初回通過効果
の点で問題がある。このような問題を回避するため、非
ステロイド系消炎鎮痛薬としてジクロフェナクナトリウ
ムを配合した貼付剤が開発されているが(特開昭61−
60608号公報、特開昭63−91318号公報、特
開平5−32544号公報、特開平7−89853号公
報)、いずれも有効成分であるジクロフェナクナトリウ
ムの皮膚透過性が不十分であるため、全身作用を発現す
る血中濃度は得られない。
鎮痛効果を発揮する薬剤である。全身作用を目的とした
非ステロイド系消炎鎮痛薬の投与形態は経口剤、注射剤
及び坐剤であるが、胃腸障害等の副作用、初回通過効果
の点で問題がある。このような問題を回避するため、非
ステロイド系消炎鎮痛薬としてジクロフェナクナトリウ
ムを配合した貼付剤が開発されているが(特開昭61−
60608号公報、特開昭63−91318号公報、特
開平5−32544号公報、特開平7−89853号公
報)、いずれも有効成分であるジクロフェナクナトリウ
ムの皮膚透過性が不十分であるため、全身作用を発現す
る血中濃度は得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ジクロフェ
ナクナトリウムの皮膚透過性に優れ、全身的に解熱消炎
鎮痛作用を示すことができるジクロフェナクナトリウム
含有貼付剤を提供することを目的とする。
ナクナトリウムの皮膚透過性に優れ、全身的に解熱消炎
鎮痛作用を示すことができるジクロフェナクナトリウム
含有貼付剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、膏体中にジ
クロフェナクナトリウム及び炭素数18の不飽和脂肪酸
を特定の割合で配合することにより、当該課題を解決し
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明は、以下の発明を包含する。 (1)膏体中に(i)ジクロフェナクナトリウムを膏体
全体に対して5〜40重量%、及び(ii)炭素数18の
不飽和脂肪酸をジクロフェナクナトリウムに対する重量
比で0.1〜3を含有する親油性貼付剤。 (2)膏体中に末梢血管を拡張する成分を含有する前記
(1)に記載の貼付剤。 (3)末梢血管を拡張する成分がトコフェロール又はそ
のエステルである前記(2)に記載の貼付剤。 (4)トコフェロール又はそのエステルの含有量が膏体
全体に対して0.1〜10重量%である前記(3)に記
載の貼付剤。
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、膏体中にジ
クロフェナクナトリウム及び炭素数18の不飽和脂肪酸
を特定の割合で配合することにより、当該課題を解決し
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明は、以下の発明を包含する。 (1)膏体中に(i)ジクロフェナクナトリウムを膏体
全体に対して5〜40重量%、及び(ii)炭素数18の
不飽和脂肪酸をジクロフェナクナトリウムに対する重量
比で0.1〜3を含有する親油性貼付剤。 (2)膏体中に末梢血管を拡張する成分を含有する前記
(1)に記載の貼付剤。 (3)末梢血管を拡張する成分がトコフェロール又はそ
のエステルである前記(2)に記載の貼付剤。 (4)トコフェロール又はそのエステルの含有量が膏体
全体に対して0.1〜10重量%である前記(3)に記
載の貼付剤。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、ジクロフェナク
ナトリウムの配合量は膏体全体に対して5〜40重量%
であることが必要である。該配合量が5重量%未満であ
ると、充分な全身作用を期待できず、一方、40重量%
を超えると、皮膚貼付可能な粘着層(膏体)の調製が困
難となる。該配合量は、好ましくは7〜30重量%、更
に好ましくは10〜25重量%である。
ナトリウムの配合量は膏体全体に対して5〜40重量%
であることが必要である。該配合量が5重量%未満であ
ると、充分な全身作用を期待できず、一方、40重量%
を超えると、皮膚貼付可能な粘着層(膏体)の調製が困
難となる。該配合量は、好ましくは7〜30重量%、更
に好ましくは10〜25重量%である。
【0006】本発明の貼付剤において、炭素数18の不
飽和脂肪酸は、有効成分であるジクロフェナクナトリウ
ムの透過促進剤及び溶解補助剤として機能する成分であ
り、例えばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸が挙げ
られるが、安定性の面でオレイン酸が好ましい。前記不
飽和脂肪酸の配合量はジクロフェナクナトリウムに対す
る重量比で0.1〜3であることが必要である。該重量
比が0.1未満であると、前記の機能を充分に発揮でき
ず、一方、3を超えても前記の機能に影響がないばかり
でなく、皮膚貼付可能な粘着層(膏体)の調製が困難と
なる。該重量比は、好ましくは0.5〜2である。
飽和脂肪酸は、有効成分であるジクロフェナクナトリウ
ムの透過促進剤及び溶解補助剤として機能する成分であ
り、例えばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸が挙げ
られるが、安定性の面でオレイン酸が好ましい。前記不
飽和脂肪酸の配合量はジクロフェナクナトリウムに対す
る重量比で0.1〜3であることが必要である。該重量
比が0.1未満であると、前記の機能を充分に発揮でき
ず、一方、3を超えても前記の機能に影響がないばかり
でなく、皮膚貼付可能な粘着層(膏体)の調製が困難と
なる。該重量比は、好ましくは0.5〜2である。
【0007】本発明の貼付剤は膏体中に末梢血管を拡張
する成分を含有することが好ましい。該末梢血管を拡張
する成分としては、薬学的に許容されるものであれば特
に制限はないが、好ましくはトコフェロール又はそのエ
ステルが挙げられる。トコフェロールとしては、dl−
α−トコフェロール、天然ビタミンE(d体)が挙げら
れ、トコフェロールエステルとしては、例えば酢酸トコ
フェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコ
フェロールカルシウムが挙げられる。末梢血管を拡張す
る成分の配合量は、その機能を発揮し得る量であれば特
に制限はないが、トコフェロール又はそのエステルの場
合、膏体全体に対して0.1〜10重量%であることが
好ましい。
する成分を含有することが好ましい。該末梢血管を拡張
する成分としては、薬学的に許容されるものであれば特
に制限はないが、好ましくはトコフェロール又はそのエ
ステルが挙げられる。トコフェロールとしては、dl−
α−トコフェロール、天然ビタミンE(d体)が挙げら
れ、トコフェロールエステルとしては、例えば酢酸トコ
フェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコ
フェロールカルシウムが挙げられる。末梢血管を拡張す
る成分の配合量は、その機能を発揮し得る量であれば特
に制限はないが、トコフェロール又はそのエステルの場
合、膏体全体に対して0.1〜10重量%であることが
好ましい。
【0008】本発明の貼付剤は、膏体中に(i)ジクロ
フェナクナトリウムを膏体全体に対して5〜40重量
%、及び(ii)炭素数18の不飽和脂肪酸をジクロフェ
ナクナトリウムに対する重量比で0.1〜3を含有させ
ること以外は、通常の貼付剤の製造方法と同様に製造す
ることができ、また使用方法も通常の貼付剤と同様であ
る。
フェナクナトリウムを膏体全体に対して5〜40重量
%、及び(ii)炭素数18の不飽和脂肪酸をジクロフェ
ナクナトリウムに対する重量比で0.1〜3を含有させ
ること以外は、通常の貼付剤の製造方法と同様に製造す
ることができ、また使用方法も通常の貼付剤と同様であ
る。
【0009】例えば、ジクロフェナクナトリウム、炭素
数18の不飽和脂肪酸、好ましくは、更に末梢血管を拡
張する成分を粘着剤に混合して得られた膏体を柔軟な支
持体上に塗布することにより製造することができる。粘
着剤としては、例えばアクリル酸エステル系(例えば、
アクリル酸エステル共重合体)、ゴム系(例えば、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体)、シリ
コーン系の粘着剤が挙げられる。支持体は、柔軟で薬物
を透過しないものであれば特に限定されず、具体的に
は、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフィルムや
シート、更にこれらの2種以上を用いた積層シートが挙
げられる。膏体中には、前記有効成分、粘着剤の他、必
要に応じて、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、芳香族炭
化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、石油樹脂、エステル
ガム、油脂性フェノール樹脂等の粘着付与剤;ミリスチ
ン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、ポリブテン、
イソポリブテン、流動パラフィン、スクワレン、シリコ
ーン油、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ヤシ油、牛脂
等の軟化剤;カオリン、タルク、ベントナイト、酸化チ
タン、炭酸水素カルシウム、硫酸アルミニウム、無水ケ
イ酸、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ等の粉体;BHT、
BHA、グアヤコールエステル、ノルジヒドログアヤレ
チック酸等の酸化防止剤;ポリプロピレンアルコール、
クロタミトン、ベンジルアルコール、エタノール、ジエ
チルセバケート、ミリスチン酸イソプロピル等の吸収助
剤を含有させてもよい。
数18の不飽和脂肪酸、好ましくは、更に末梢血管を拡
張する成分を粘着剤に混合して得られた膏体を柔軟な支
持体上に塗布することにより製造することができる。粘
着剤としては、例えばアクリル酸エステル系(例えば、
アクリル酸エステル共重合体)、ゴム系(例えば、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体)、シリ
コーン系の粘着剤が挙げられる。支持体は、柔軟で薬物
を透過しないものであれば特に限定されず、具体的に
は、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフィルムや
シート、更にこれらの2種以上を用いた積層シートが挙
げられる。膏体中には、前記有効成分、粘着剤の他、必
要に応じて、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、芳香族炭
化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、石油樹脂、エステル
ガム、油脂性フェノール樹脂等の粘着付与剤;ミリスチ
ン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、ポリブテン、
イソポリブテン、流動パラフィン、スクワレン、シリコ
ーン油、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ヤシ油、牛脂
等の軟化剤;カオリン、タルク、ベントナイト、酸化チ
タン、炭酸水素カルシウム、硫酸アルミニウム、無水ケ
イ酸、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ等の粉体;BHT、
BHA、グアヤコールエステル、ノルジヒドログアヤレ
チック酸等の酸化防止剤;ポリプロピレンアルコール、
クロタミトン、ベンジルアルコール、エタノール、ジエ
チルセバケート、ミリスチン酸イソプロピル等の吸収助
剤を含有させてもよい。
【0010】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に
限定されるものではない。 (実施例1〜8及び比較例1〜4) (1)テープ剤の製造 表1に示す組成のトルエン溶液及び表2に示す組成の酢
酸エチル溶液をポリエステル製剥離フィルム上に乾燥後
の厚みが60μmとなるように塗布した。これを温度9
0℃で4分間乾燥させ、ジクロフェナクナトリウム含有
接着層(膏体)を得た。得られた接着層を厚み25μm
のポリエステル製支持体に貼り合わせた後、23℃で少
なくとも7日間放置後、以下の試験に用いた。
具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に
限定されるものではない。 (実施例1〜8及び比較例1〜4) (1)テープ剤の製造 表1に示す組成のトルエン溶液及び表2に示す組成の酢
酸エチル溶液をポリエステル製剥離フィルム上に乾燥後
の厚みが60μmとなるように塗布した。これを温度9
0℃で4分間乾燥させ、ジクロフェナクナトリウム含有
接着層(膏体)を得た。得られた接着層を厚み25μm
のポリエステル製支持体に貼り合わせた後、23℃で少
なくとも7日間放置後、以下の試験に用いた。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】(2)In vitro皮膚透過試験 8週令(体重170〜190g)の雄性ウイスターラッ
トを頸部脱臼させて屠殺した後、腹部皮膚をバリカン及
びシェーバーで除毛して摘出した。真皮側の脂肪をハサ
ミで取り除いた後、液体窒素で凍結し、保存した。皮膚
を室温下で解凍した後、角質層側に前記(1)で得たテ
ープ剤(0.95cm2 )を貼付し、予め37℃に保っ
た横型2−チャンバー拡散セル(セル容積2.5ml、
有効拡散面積0.95cm2 )に挟み、真皮側にpH
7.4等張リン酸緩衝液を適用して透過実験を行った。
実験中はセル中に入れたスターヘッド型撹拌子をマグネ
チックスターラーにより攪拌した。経時的に一定量のサ
ンプルを採取し、予め内部標準物質を含有したアセトニ
トリルに加え、高速液体クロマトグラフィーにより透過
したジクロフェナクナトリウムを定量した。透過試験開
始後、8時間目までの累積ジクロフェナクナトリウム透
過量を表3に示す。なお、同様の実験を3回行って、表
3には、累積ジクロフェナクナトリウム透過量の平均±
標準偏差(SD)を示した。
トを頸部脱臼させて屠殺した後、腹部皮膚をバリカン及
びシェーバーで除毛して摘出した。真皮側の脂肪をハサ
ミで取り除いた後、液体窒素で凍結し、保存した。皮膚
を室温下で解凍した後、角質層側に前記(1)で得たテ
ープ剤(0.95cm2 )を貼付し、予め37℃に保っ
た横型2−チャンバー拡散セル(セル容積2.5ml、
有効拡散面積0.95cm2 )に挟み、真皮側にpH
7.4等張リン酸緩衝液を適用して透過実験を行った。
実験中はセル中に入れたスターヘッド型撹拌子をマグネ
チックスターラーにより攪拌した。経時的に一定量のサ
ンプルを採取し、予め内部標準物質を含有したアセトニ
トリルに加え、高速液体クロマトグラフィーにより透過
したジクロフェナクナトリウムを定量した。透過試験開
始後、8時間目までの累積ジクロフェナクナトリウム透
過量を表3に示す。なお、同様の実験を3回行って、表
3には、累積ジクロフェナクナトリウム透過量の平均±
標準偏差(SD)を示した。
【0014】
【表3】
【0015】(3)In vivo 貼付試験 ウレタン麻酔を施した雄性ウイスターラットに前記
(1)で得た実施例1及び2並びに比較例1及び2のテ
ープ剤(55mm×55mm)を適用し、経時的にジク
ロフェナクナトリウムの血漿中濃度を測定した。結果を
図1に示す。なお、同様の実験を3回行って、図1に
は、ジクロフェナクナトリウムの血漿中濃度の平均±標
準偏差(SD)を示した。
(1)で得た実施例1及び2並びに比較例1及び2のテ
ープ剤(55mm×55mm)を適用し、経時的にジク
ロフェナクナトリウムの血漿中濃度を測定した。結果を
図1に示す。なお、同様の実験を3回行って、図1に
は、ジクロフェナクナトリウムの血漿中濃度の平均±標
準偏差(SD)を示した。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ジクロフェナクナトリ
ウムの皮膚透過性に優れ、全身的に解熱消炎鎮痛作用を
示すジクロフェナクナトリウム含有貼付剤を提供するこ
とができる。本発明の貼付剤は、慢性関節リウマチ、変
形性関節症、変形性脊髄症、腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症
候群、神経痛等のみならず、膀胱炎、手術・抜歯後の鎮
痛・消炎、急性上気道炎における解熱・鎮痛等にも適用
できる。
ウムの皮膚透過性に優れ、全身的に解熱消炎鎮痛作用を
示すジクロフェナクナトリウム含有貼付剤を提供するこ
とができる。本発明の貼付剤は、慢性関節リウマチ、変
形性関節症、変形性脊髄症、腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症
候群、神経痛等のみならず、膀胱炎、手術・抜歯後の鎮
痛・消炎、急性上気道炎における解熱・鎮痛等にも適用
できる。
【図1】In vivo 貼付試験の結果を示す図である。
● 実施例1 ▲ 実施例2 ○ 比較例1 △ 比較例2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 浩一 埼玉県川口市大字芝3165 東光薬品工業株 式会社川口研究所内 (72)発明者 松崎 賢志郎 埼玉県川口市大字芝3165 東光薬品工業株 式会社川口研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 膏体中に(i)ジクロフェナクナトリウ
ムを膏体全体に対して5〜40重量%、及び(ii)炭素
数18の不飽和脂肪酸をジクロフェナクナトリウムに対
する重量比で0.1〜3を含有する親油性貼付剤。 - 【請求項2】 膏体中に末梢血管を拡張する成分を含有
する請求項1記載の貼付剤。 - 【請求項3】 末梢血管を拡張する成分がトコフェロー
ル又はそのエステルである請求項2記載の貼付剤。 - 【請求項4】 トコフェロール又はそのエステルの含有
量が膏体全体に対して0.1〜10重量%である請求項
3記載の貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5658398A JPH11255644A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 経皮吸収型解熱消炎鎮痛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5658398A JPH11255644A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 経皮吸収型解熱消炎鎮痛剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11255644A true JPH11255644A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13031203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5658398A Pending JPH11255644A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 経皮吸収型解熱消炎鎮痛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11255644A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003070228A1 (fr) * | 2002-02-19 | 2003-08-28 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Platre de type a absorption percutanee |
US8114434B2 (en) | 2001-05-23 | 2012-02-14 | Tokuhon Corporation | Diclofenac sodium patches for topical treatment of pain |
JP2015189759A (ja) * | 2014-03-30 | 2015-11-02 | 小林製薬株式会社 | 外用医薬組成物 |
JP2015189760A (ja) * | 2014-03-30 | 2015-11-02 | 小林製薬株式会社 | 外用医薬組成物 |
US11872320B2 (en) | 2021-02-25 | 2024-01-16 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Method for treating osteoarthritis |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP5658398A patent/JPH11255644A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8114434B2 (en) | 2001-05-23 | 2012-02-14 | Tokuhon Corporation | Diclofenac sodium patches for topical treatment of pain |
WO2003070228A1 (fr) * | 2002-02-19 | 2003-08-28 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Platre de type a absorption percutanee |
US8158145B2 (en) | 2002-02-19 | 2012-04-17 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Percutaneous absorption type plaster |
US8545873B2 (en) | 2002-02-19 | 2013-10-01 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Percutaneous absorption type plaster |
JP2015189759A (ja) * | 2014-03-30 | 2015-11-02 | 小林製薬株式会社 | 外用医薬組成物 |
JP2015189760A (ja) * | 2014-03-30 | 2015-11-02 | 小林製薬株式会社 | 外用医薬組成物 |
US11872320B2 (en) | 2021-02-25 | 2024-01-16 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Method for treating osteoarthritis |
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