JPH1125547A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

Info

Publication number
JPH1125547A
JPH1125547A JP9189216A JP18921697A JPH1125547A JP H1125547 A JPH1125547 A JP H1125547A JP 9189216 A JP9189216 A JP 9189216A JP 18921697 A JP18921697 A JP 18921697A JP H1125547 A JPH1125547 A JP H1125547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
track
angle
speed
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9189216A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Wakui
喜明 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP9189216A priority Critical patent/JPH1125547A/ja
Priority to EP19980305069 priority patent/EP0889463B1/en
Priority to DE69818360T priority patent/DE69818360D1/de
Priority to CN98115191A priority patent/CN1091289C/zh
Publication of JPH1125547A publication Critical patent/JPH1125547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/008Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
    • G11B5/00813Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
    • G11B5/00847Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
    • G11B5/0086Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/1808Driving of both record carrier and head
    • G11B15/1875Driving of both record carrier and head adaptations for special effects or editing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/44Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive transfer means therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/09Digital recording

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル方式のビデオテープレコーダ(V
TR)に適用される回転ヘッド装置の小型化を図る。 【解決手段】 回転ドラム12の回転数及び磁気テープ
の走行時の第1,第2速度をそのまま固定した上で、固
定ドラム11及び回転ドラム12のドラム径を規格化さ
れたドラム径より小径に形成した新たな回転ヘッド装置
であって、小径の固定ドラム11に形成したリード11
bのリード角θを、第1速度時による第1傾斜トラック
TP1の第1トラック角αに合せたリード角θ1と、第
2速度時による第2傾斜トラックTP2の第2トラック
角βに合せたリード角θ2との中間値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル方式の
ビデオテープレコーダなどに適用される小型の回転ヘッ
ド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式のビデオテープレ
コーダ(以下、VTRと記す)が盛んに開発されてお
り、この種のVTRでは略180°の角度範囲に亘って
回転ドラムの外周面に斜めに巻回されつつ一定方向に走
行する磁気テープに対して、上記回転ドラムの外周面に
相対向して取り付けられた複数の磁気ヘッドに圧縮した
ディジタル信号を供給して磁気テープ上にディジタル信
号による傾斜トラックを記録し、この傾斜トラックのデ
ィジタル信号を磁気ヘッドにより再生することができる
ようになっている。
【0003】図3(A),(B)は従来の回転ヘッド装
置を拡大して示した上面図,正面図、図4は従来の回転
ヘッド装置を用いて磁気テープにディジタル信号を記録
した傾斜トラックのトラック角を説明するための図であ
り、(A)は第1速度(標準モードの速度…SP)時の
トラック角を示し、(B)は第2速度(長時間モードの
速度…LP)時のトラック角を示した図、図5は従来の
回転ヘッド装置を適用したディジタル方式のビデオテー
プレコーダを説明するためのブロック図、図6は図5に
示したディジタル方式のビデオテープレコーダで記録し
た1本のトラックの記録フォーマットの一例を示した
図、図7は従来の回転ヘッド装置の小型化を図る際に、
固定ドラムに形成したリードのリード角の設定を説明す
るための図、図8は図7に示した傾斜トラックの直線性
を説明するための図である。
【0004】図3(A),(B)に示した如く、ディジ
タル方式のVTR(ビデオテープレコーダ)などに適用
される従来の回転ヘッド装置10Aは、図示しないシャ
ーシに固定され、且つ、磁気テープTを規格化されたド
ラム径(φ21.7mm)の外周面11aに沿って所定
の角度(略180°)に亘って螺旋状に巻き付けるため
に所定のリード角θ(θ=9.150°)でリード11
bを形成した固定ドラム11と、この固定ドラム11と
対向する側で複数の磁気ヘッド13を規格化されたドラ
ム径(φ21.7mm)の外周面12aに僅かに突出さ
せて一体的に取り付け且つ固定ドラム11に対して軸1
4を中心に同軸的に所定の回転数(9000rpm)で
矢印方向に回転する回転ドラム12とで概略構成されて
いる。この際、複数の磁気ヘッド13(13L,13
R)はディジタル信号を記録再生できる兼用ヘッドを回
転ドラム12の外周面12aに180°離れてL,Rチ
ャンル用として一対取り付けられている。
【0005】また、回転ヘッド装置10Aの左右には、
図示しないテープカセットから磁気テープTを引き出し
た後に磁気テープTと一体に回転ヘッド装置10Aの左
右まで移動して磁気テープTを回転ヘッド装置10Aに
螺旋状に巻き付けるように案内する傾斜ポール15,1
6が設けられている。
【0006】更に、回転ヘッド装置10Aの右側には、
図示しないキャプスタンモータによって磁気テープTを
第1速度(標準モードの速度…SP)又は第1速度より
遅い第2速度(長時間モードの速度…LP)で矢印方向
に走行させるように回転するキャプスタン17と、この
キャプスタン17との間で磁気テープTを挟持しながら
従動するピンチローラ18とが設けられている。
【0007】そして、複数の磁気ヘッド13に圧縮した
ディジタル信号を供給して、回転ドラム12と一体に回
転する複数の磁気ヘッド13により、磁気テープT上に
は、図4(A)に示したような第1速度時による規格化
された第1トラック角α(α=9.1668°)を有す
る第1傾斜トラックTP1、又は、図4(B)に示した
ような前記第2速度時による規格化された第2トラック
角β(β=9.1612°)を有する第2傾斜トラック
TP2を記録している。この際、磁気テープT上に記録
される第1,第2傾斜トラックTP1,TP2の第1,
第2トラック角α,βは、固定ドラム11に形成したリ
ード11bのリード角θと、回転ドラム12の回転数
と、磁気テープTを走行する時の第1,第2速度とによ
って相対的に決定されるものであり、回転ドラム12の
回転速度は一定だが、磁気テープを走行する時の第1,
第2速度が異なるため、両者の合成ベクトルにより第
1,第2トラック角α,βが僅かに異なっているもので
ある。そして、第1,第2傾斜トラックTP1,TP2
の第1,第2トラック角α,βを規格化することによ
り、後述のVTR20(図5)で記録再生する際に磁気
テープTの互換性を維持している。
【0008】また、第1傾斜トラックTP1のトラック
幅W1は0.010mmと幅広く設定され、一方、第2
傾斜トラックTP2のトラック幅W2は0.00667
mmと幅狭く設定されているので、トラック幅W1に対
するトラック幅W2の比率=W2/W1は2/3とな
る。
【0009】次に、従来の回転ヘッド装置10Aを適用
したディジタル方式のVTR20について図5を用いて
説明する。
【0010】図5に示したVTR20では、記録時に記
録すべきディジタルデータ(ヘッダ含む)がバスインタ
フェース(I/F)21を介してメモリコントローラ2
2を介してランダム・アクセス・メモリ(RAM)23
に供給されて一時記憶される一方、外符号生成回路24
に供給され、ここで1本のトラックに記録されるデータ
分の誤り訂正符号(外符号)に生成された後、メモリコ
ントローラ22に供給される。
【0011】メモリコントローラ22は、この外符号と
入力データとを内符号生成回路25に供給し、ここで1
データブロック(シンクブロック)単位で、例えば8バ
イトの誤り訂正符号(内符号)を生成させる。この内符
号は入力されたデータ及び外符号と共に記録回路26に
供給される。また、次の1トラック分のデータも同様に
して外符号及び内符号と共に記録回路27に入力され
る。
【0012】記録回路26,27はそれぞれ同一構成で
あるので、記録回路27の構成及び動作について説明す
るに、入力ディジタル信号(入力データ、外符号及び内
符号)は、同期ビット・ID付加回路28で同期ビット
とアドレス情報等の識別情報であるIDとがそれぞれ1
シンクブロック単位で付加された後、加算器29に供給
されてM系列符号発生器30よりのM系列符号と対応す
るビット同士で排他的論理和加算されることでスクラン
ブル処理される。
【0013】加算器29より並列出力されたデータは、
並直列変換回路31に供給されて直列信号に変換された
後、変調回路32で所定方式(例えばNRZIその他)
の変調が施され、更に記録アンプ33で増幅されてLチ
ャンネル用の磁気ヘッド13Lに供給される。同様にし
て記録データが記録回路26で記録処理が施されて記録
アンプ34で増幅されてRチャンネル用の磁気ヘッド1
3Rに供給される。上記の磁気ヘッド13L,13Rに
より2本の傾斜トラックが並列に磁気テープ11上に記
録される。
【0014】次に、再生時は、上記の磁気テープ11に
記録されている2本の傾斜トラックから磁気ヘッド13
L,13Rにより再生され、その再生ディジタル信号が
プリアンプ35,36で別々に前置増幅された後、再生
回路37,38に別々に供給されて再生処理が施され
る。再生回路37,38は同一構成であるので、再生回
路37の動作について説明するに、復調回路39により
復調された再生ディジタル信号は、同期保護回路40及
びID保護回路41をそれぞれ介して加算器42に供給
され、ここでM系列符号発生器43よりのM系列符号と
対応するビット同士で排他的論理和演算される。
【0015】ここで、M系列符号発生器43よりのM系
列符号は、記録回路26,27内のM系列符号発生器3
0よりのM系列符号と同一であるので、上記の排他的論
理和演算によりデスクランブル処理されて、スクランブ
ル処理される前のディジタル信号に戻される。加算器4
2の出力ディジタル信号は、誤り訂正回路44に供給さ
れる。同様にして再生回路38により同時に再生処理さ
れた再生ディジタル信号も誤り訂正回路44に供給され
る。
【0016】誤り訂正回路44は、内符号を用いて1シ
ンクブロック単位の誤り訂正処理したディジタル信号
を、メモリコントローラ45を介してRAM46に供給
して一時記憶させる。更に、メモリコントローラ45に
よりRAM46から読み出したディジタル信号は、誤り
訂正回路47に供給されて、ここで外符号を用いて誤り
訂正処理された後、再びメモリコントローラ45に供給
され、更に、バスI/F21へ出力される。
【0017】以上は一般的なディジタル信号の記録再生
処理であるが、ここで磁気テープT上に記録された1本
のトラックの記録フォーマットの一例を図6を用いて簡
略に説明すると、マージン領域51、プリアンブル領域
52、サブコード領域53、ポストアンブル領域54、
IBG領域55、プリアンブル領域56、主要データ領
域57、ポストアンブル領域58及びマージン領域59
からなる、全部で356シンクブロックで構成されてい
る。なお、トラックの両端に配置されているマージン領
域51とマージン領域59は、それぞれ2シンクブロッ
クである。
【0018】ここで、主要データ領域57はデータ領域
と誤り訂正符号領域からなる全部で336シンクブロッ
クからなり、そのうちデータ領域は6シンクブロックの
倍数の306シンクブロックに設定され、また、誤り訂
正符号領域は、前記外符号生成回路24(図5)により
生成された、誤り訂正のための外符号(C3符号)が記
録される領域で、30シンクブロック(SB)からな
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の回転
ヘッド装置10Aをディジタル方式のVTR20に適用
すれば、ディジタル信号を良好に記録再生することがで
きるものの、この回転ヘッド装置10AをVTR20と
一体に周知のビデオカメラ(図示せず)に搭載した場
合、固定ドラム11の外周面11a及回転ドラム12の
外周面12aは規格化されたドラム径(φ21.7m
m)に設定されているため、大径のドラム径によって回
転ヘッド装置10Aが大型化してしまい、これに伴って
VTR20も大型になってしまう。
【0020】一方、回転ヘッド装置10Aをディジタル
方式のVTR20に適用した場合には、記録又は再生時
にディジタル信号を圧縮したり又は伸長すれば、固定ド
ラム11の外周面11a及回転ドラム12の外周面12
aのドラム径を任意な径に設定することが可能である。
【0021】そこで、回転ドラム12の回転数(900
0rpm)と、磁気テープTを走行する時の第1,第2
速度とを従来のままに固定し、且つ、固定ドラム11の
外周面11a及回転ドラム12の外周面12aを規格化
されたドラム径(φ21.7mm)より小径に設定し
て、新たな回転ヘッド装置を設計しょうとすると、磁気
テープTの第1,第2傾斜トラックTP1,TP2への
互換性を考慮しなければならないため、以下の問題点が
生じてしまう。
【0022】即ち、磁気テープTの第1,第2傾斜トラ
ックTP1,TP2への互換性を考慮する場合には、第
1,第2傾斜トラックTP1,TP2の第1,第2トラ
ック角α,βを決定する要因のうちで、回転ドラム12
の回転数(9000rpm)と、磁気テープTを走行す
る時の第1,第2速度とを従来のままに固定しているの
で、固定ドラム11に形成するリード11bのリード角
θを設定しなければならない。しかしながら、この場合
に、固定ドラムに形成するリードのリード角θは、第1
速度(標準モードの速度…SP)又は第2速度(長時間
モードの速度…LP)のいずれか一方にしか対応するこ
とができない。
【0023】上記理由を図3,図4,図7を参照して具
体的に説明する。ここでは、固定ドラム11の外周面1
1a及回転ドラム12の外周面12aのドラム径を小径
のドラム径(φ16mm)に予め設定し、且つ、第1速
度(標準モードの速度…SP)時の第1トラック角α
(α=9.1668°)を有する第1傾斜トラックTP
1を基準として固定ドラム11に形成するリード11b
のリード角θ1を第1トラック角αに合わせて算出する
と、リード角θ1=9.1440°になる。このリード
角θ1でリード11bを形成した固定ドラム11及び回
転ドラム12に沿って磁気テープTを走行させて複数の
磁気ヘッド13により磁気テープTにディジタル信号を
記録すると、第1速度(標準モードの速度…SP)で記
録した第1傾斜トラックTP1の第1トラック角αは規
格値を当然満足するものの、第2速度(長時間モードの
速度…LP)で記録した第2傾斜トラックTP2の第2
トラック角βが規格値から大幅にはずれて角度差が生じ
てしまい、且つ、第2傾斜トラックTP2の直線性も悪
くなってしまう。
【0024】尚、ここで言う直線性とは、図8に示した
如く、記録した第1,第2傾斜トラックTP2,TP2
が規格化された第1,第2トラック角α,βを基準とし
て引いた基準線に対する平行方向のずれ量Lである。こ
のずれ量Lによる直線性は、第1速度(標準モードの速
度…SP)時に3μm以内に規格化されており、幅狭い
第2傾斜トラックTP2で図示のように1μm以上ずれ
てしまうと、磁気ヘッド13によるトラッキング性能に
影響を及ぼしてしまう。
【0025】また、上記と同様に第2速度(長時間モー
ドの速度…LP)を基準として固定ドラムに形成するリ
ードのリード角を算出する場合でも、第1速度(標準モ
ードの速度…SP)時に規格値を満足できない。
【0026】そこで、固定ドラム11の外周面11a及
回転ドラム12の外周面12aのドラム径を小径にした
際に、第1,第2速度でも磁気テープTへの互換性を維
持できる回転ヘッド装置が望まれている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1速度又は該第1速度より遅
い第2速度で走行する磁気テープを規格化されたドラム
径の外周面に沿って所定の角度に亘って螺旋状に巻き付
けるために所定のリード角でリードを形成した固定ドラ
ムと、前記固定ドラムと対向する側で複数の磁気ヘッド
を規格化されたドラム径の外周面に僅かに突出させて一
体的に取り付け且つ該固定ドラムに対して同軸的に所定
の回転数で回転する回転ドラムとを備え、該回転ドラム
と一体に回転する前記複数の磁気ヘッドにディジタル信
号を供給して、前記磁気テープ上に前記第1速度時によ
る規格化された第1トラック角を有する第1傾斜トラッ
ク又は前記第2速度時による規格化された第2トラック
角を有する第2傾斜トラックを記録するように構成した
回転ヘッド装置と略同等に構成され、且つ、前記回転ド
ラムの回転数及び前記第1,第2速度をそのまま固定し
た上で、固定ドラム及び回転ドラムのドラム径を規格化
された前記ドラム径より小径に形成した新たな回転ヘッ
ド装置であって、小径の固定ドラムに形成したリードの
リード角を、前記第1トラック角に合致させたリード角
と、前記第2トラック角に合致させたリード角との中間
値に設定したことを特徴とする回転ヘッド装置である。
【0028】また、上記発明の回転ヘッド装置におい
て、小径の固定ドラムに形成したリードのリード角を設
定する際、前記第1,第2傾斜トラックのトラック幅の
比率を係数として取り込んだことを特徴とするものであ
る。
【0029】また、上記発明の回転ヘッド装置におい
て、前記回転ドラムに取り付けた前記複数の磁気ヘッド
あることを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る回転ヘッド装
置の一実施例を図1乃至図2を参照して<第1実施例
>,<第2実施例>の順に詳細に説明する。
【0031】<第1実施例>図1は本発明に係る第1実
施例の回転ヘッド装置において、小径の固定ドラムに形
成したリードのリード角を説明するための図である。
尚、説明の便宜上、先に従来例で用いた図3,図4を併
用し、且つ、従来例で示した構成部材と同一構成部材に
対しては同一の符号を付して適宜説明すると共に、従来
例と異なる点を中心に説明する。
【0032】本発明に係る第1実施例の回転ヘッド装置
10Bは、先に図3を用いて説明した従来の回転ヘッド
装置10Aと略同一に構成されている。
【0033】ここで、従来の回転ヘッド装置10Aと異
なる点を説明すると、第1実施例の回転ヘッド装置10
Bでは、固定ドラム11の外周面11a及回転ドラム1
2の外周面12aのドラム径を規格化さたドラム径され
たドラム径(φ21.7mm)より小径に設定して、新
たな回転ヘッド装置10Bを設計するにあたって、回転
ドラム12の回転数(9000rpm)と、磁気テープ
Tを走行する時の第1速度(標準モードの速度…SP)
及び第2速度(長時間モードの速度…LP)とを従来の
ままに固定した上で、磁気テープT上で規格化された第
1,第2トラック角α,βを有する第1,第2傾斜トラ
ックTP1,TP2に対して互換性を維持できるよう
に、固定ドラム11に形成するリード11bのリード角
θを以下の手順で設定している。
【0034】まず、固定ドラム11の外周面11a及回
転ドラム12の外周面12aのドラム径を小径のドラム
径(φ16mm)に設定し、且つ、第1速度(標準モー
ドの速度…SP)時の第1トラック角α(α=9.14
68°)を有する第1傾斜トラックTP1を基準として
固定ドラム11に形成するリード11bのリード角θ1
を第1トラック角αに合わせて算出すると、リード角θ
1=9.144027°になる。
【0035】次に、第2速度(長時間モードの速度…L
P)時の第2トラック角β(β=9.1612°)を有
する第2傾斜トラックTP2を基準として固定ドラム1
1に形成するリード11bのリード角θ2を第2トラッ
ク角βに合わせて算出すると、リード角θ2=9.14
59943°になる。
【0036】その後、固定ドラム11に形成するリード
11bのリード角θを、上記リード角θ1と上記リード
角θ2との中間値に設定する。即ち、リード角θは、θ
=(θ1+θ2)/2……式によって算出する。この
式に、θ1=9.144027°,θ2=9.145
9943°を夫々代入すれば、θ=9.1450°が得
られる。
【0037】上記のようにリード角θを設定すると、こ
のリード角θで磁気テープT上に記録された第1,第2
傾斜トラックTP1,TP2の第1,第2トラック角
α,βは、図1に示したように、第1,第2速度時に規
格化された第1,第2トラック角α,βに対して、角度
差0.001°,−0.001°が夫々発生するもの
の、この程度の角度差ならば、リード加工精度のバラツ
キとか、回転ヘッド装置10Bの組立時のバラツキの範
囲以内であり、磁気テープTへの互換性を十分維持する
ことができる。また、先に説明したトラックの直線性も
トラック直線性測定の測定誤差範囲内であり何等の支障
もなく、無視することができる。
【0038】従って、小径の固定ドラム11に形成した
リード11bのリード角θを、上記第1トラック角αに
合せたリード角θ1と、上記第2トラック角βに合せた
リード角θ2との中間値に設定したため、第1,第2速
度時に磁気テープTの互換性を十分維持でき、しかも、
小型化した回転ヘッド装置10BをVTR20に適用し
てこれを周知のビデオカメラに搭載すれば、ビデオカメ
ラも当然小型軽量化できるので携帯性が一段と向上する
などの利点がある。
【0039】また、小型化した回転ヘッド装置10Bの
回転ドラム12に取り付けた複数の磁気ヘッドに記録再
生用を用いれば自己録再でき、再生専用を用いればダビ
ング済みの磁気テープを再生できることは明らかであ
る。
【0040】<第2実施例>図2は本発明に係る第2実
施例の回転ヘッド装置において、小径の固定ドラムに形
成したリードのリード角を説明するための図である。
尚、説明の便宜上、第1実施例と異なる点を中心に説明
する。
【0041】本発明に係る第2実施例の回転ヘッド装置
10Cも、先に図3を用いて説明した従来の回転ヘッド
装置10A及び第1実施例の回転ヘッド装置10Bと略
同一に構成されている。
【0042】この第2実施例の回転ヘッド装置10Cで
は、第1実施例で説明した如く、小径の固定ドラム11
に形成したリード11bのリード角θを、前記第1トラ
ック角αに合せたリード角θ1と、前記第2トラック角
βに合せたリード角θ2との中間値に設定した技術的思
想を踏まえた上で、更に、先に図4を用いて説明した第
1,第2傾斜トラックTP1,TP2のトラック幅W
1,W2を考慮してリード角θを設定している。
【0043】即ち、図4で説明したように、第1傾斜ト
ラックTP1のトラック幅W1は0.010mmと幅広
く設定され、一方、第2傾斜トラックTP2のトラック
幅W2は0.00667mmと幅狭く設定されているの
で、トラック幅W1に対するトラック幅W2の比率=W
2/W1は2/3となっている。
【0044】ここで、小径の固定ドラム11に形成した
リード11bのリード角θを設定するにあたって、第
1,第2傾斜トラックTP1,TP2のトラック幅の比
率W2/W1=2/3を係数として取り込んで、リード
角θを、 θ=θ1+2/3×(θ2−θ1)……式によって算
出する。この式に、θ1=9.144027°,θ2
=9.1459943°を夫々代入すれば、θ=9.1
45330°が得られる。
【0045】ここでは、図2に示したように、とくに、
第2速度時に幅狭く形成した第2傾斜トラックTP2の
角度差を抑えることにより、磁気ヘッド13によるトラ
ッキングが厳しい第2傾斜トラックTP2に対して有利
に補正することができるので、第2傾斜トラックTP2
へのトラッキング性能の向上に寄与している。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る回転ヘッド装
置において、請求項1記載によると、回転ドラムの回転
数及び磁気テープの走行時の第1,第2速度をそのまま
固定した上で、固定ドラム及び回転ドラムのドラム径を
規格化されたドラム径より小径に形成した際、小径の固
定ドラムに形成したリードのリード角を、第1速度時に
よる第1傾斜トラックの第1トラック角に合せたリード
角と、第2速度時による第2傾斜トラックの第2トラッ
ク角に合せたリード角との中間値に設定しているので、
第1,第2速度時に磁気テープの互換性を十分維持で
き、しかも、小型化した回転ヘッド装置をVTRに適用
してこれを周知のビデオカメラに搭載すれば、ビデオカ
メラも当然小型軽量化できるので携帯性が一段と向上す
るなどの利点がある。
【0047】また、請求項2記載によると、上記請求項
1記載の回転ヘッド装置において、小径の固定ドラムに
形成したリードのリード角を設定する際、第1,第2傾
斜トラックのトラック幅の比率を係数として取り込んだ
ため、とくに、第2速度時に幅狭く形成した第2傾斜ト
ラックの角度差を抑えることにより、磁気ヘッドによる
トラッキングが厳しい第2傾斜トラックに対して有利に
補正することができるので、第2傾斜トラックへのトラ
ッキング性能の向上に寄与している。
【0048】更に、請求項3記載によると、小型化した
回転ヘッド装置の回転ドラム12に取り付けた複数の磁
気ヘッドに記録再生用を用いれば自己録再でき、再生専
用を用いればダビング済みの磁気テープを再生できるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の回転ヘッド装置にお
いて、小径の固定ドラムに形成したリードのリード角を
説明するための図である。
【図2】本発明に係る第2実施例の回転ヘッド装置にお
いて、小径の固定ドラムに形成したリードのリード角を
説明するための図である。
【図3】(A),(B)は従来の回転ヘッド装置を拡大
して示した上面図,正面図である。
【図4】従来の回転ヘッド装置を用いて磁気テープにデ
ィジタル信号を記録した傾斜トラックのトラック角を説
明するための図である。
【図5】従来の回転ヘッド装置を適用したディジタル方
式のビデオテープレコーダを説明するためのブロック図
である。
【図6】図5に示したディジタル方式のビデオテープレ
コーダで記録した1本のトラックの記録フォーマットの
一例を示した図である。
【図7】従来の回転ヘッド装置の小型化を図る際に、固
定ドラムに形成したリードのリード角の設定を説明する
ための図である。
【図8】図7に示した傾斜トラックの直線性を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10B…第1実施例の回転ヘッド装置、10C…第1実
施例の回転ヘッド装置、11…固定ドラム、11a…外
周面、11b…リード、12…回転ドラム、12a…外
周面、13(13L,13R)…磁気ヘッド、20…ビ
デオテープレコーダ(VTR)、T…磁気テープ、TP
1…第1傾斜トラック、TP2…第2傾斜トラック、W
1…第1傾斜トラックのトラック幅、W2…第2傾斜ト
ラックのトラック幅、α…第1傾斜トラックのトラック
角、β…第2傾斜トラックのトラック角、θ…リード
角、θ1…第1トラック角に合せたリード角、θ2…第
2トラック角に合せたリード角。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1速度又は該第1速度より遅い第2速度
    で走行する磁気テープを規格化されたドラム径の外周面
    に沿って所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けるために
    所定のリード角でリードを形成した固定ドラムと、前記
    固定ドラムと対向する側で複数の磁気ヘッドを規格化さ
    れたドラム径の外周面に僅かに突出させて一体的に取り
    付け且つ該固定ドラムに対して同軸的に所定の回転数で
    回転する回転ドラムとを備え、該回転ドラムと一体に回
    転する前記複数の磁気ヘッドにディジタル信号を供給し
    て、前記磁気テープ上に前記第1速度時による規格化さ
    れた第1トラック角を有する第1傾斜トラック又は前記
    第2速度時による規格化された第2トラック角を有する
    第2傾斜トラックを記録するように構成した回転ヘッド
    装置と略同等に構成され、且つ、前記回転ドラムの回転
    数及び前記第1,第2速度をそのまま固定した上で、固
    定ドラム及び回転ドラムのドラム径を規格化された前記
    ドラム径より小径に形成した新たな回転ヘッド装置であ
    って、 小径の固定ドラムに形成したリードのリード角を、前記
    第1トラック角に合せたリード角と、前記第2トラック
    角に合せたリード角との中間値に設定したことを特徴と
    する回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】小径の固定ドラムに形成したリードのリー
    ド角を設定する際、前記第1,第2傾斜トラックのトラ
    ック幅の比率を係数として取り込んだことを特徴とする
    請求項1の回転ヘッド装置。
  3. 【請求項3】前記回転ドラムに取り付けた前記複数の磁
    気ヘッドは記録再生用又は再生専用であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の回転ヘッド装置。
JP9189216A 1997-06-30 1997-06-30 回転ヘッド装置 Pending JPH1125547A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189216A JPH1125547A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 回転ヘッド装置
EP19980305069 EP0889463B1 (en) 1997-06-30 1998-06-26 Structure of rotary head for use in video recorder
DE69818360T DE69818360D1 (de) 1997-06-30 1998-06-26 Rotierende Kopfstruktur zum Gebrauch in Videorekorder
CN98115191A CN1091289C (zh) 1997-06-30 1998-06-29 供录象机之用的旋转磁头的改进结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189216A JPH1125547A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 回転ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1125547A true JPH1125547A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16237512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9189216A Pending JPH1125547A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 回転ヘッド装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0889463B1 (ja)
JP (1) JPH1125547A (ja)
CN (1) CN1091289C (ja)
DE (1) DE69818360D1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2751180C2 (de) * 1977-11-16 1979-11-15 Grundig E.M.V. Elektro-Mechanische Versuchsanstalt Max Grundig, 8510 Fuerth Verfahren und Anordnung zur störungsfreien Standbildwiedergabe
JPS59142703A (ja) * 1983-02-02 1984-08-16 Hitachi Ltd 記録および/または再生装置
JPS61187103A (ja) * 1985-02-14 1986-08-20 Sony Corp オ−デイオ信号の記録/再生装置
JPH04259965A (ja) * 1991-02-15 1992-09-16 Sony Corp 情報信号記録/再生装置
JP2865002B2 (ja) * 1994-11-25 1999-03-08 日本ビクター株式会社 情報記録方法、磁気テープ及び情報記録再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0889463B1 (en) 2003-09-24
EP0889463A3 (en) 1999-01-27
CN1206177A (zh) 1999-01-27
CN1091289C (zh) 2002-09-18
EP0889463A2 (en) 1999-01-07
DE69818360D1 (de) 2003-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58128002A (ja) 記録再生装置
JPH0618047B2 (ja) デイジタルテ−プレコ−ダ
JPH1125547A (ja) 回転ヘッド装置
JP2000020906A (ja) 記録装置
JPH0384701A (ja) 磁気テープのヘリカルスキャン型記録装置
WO2002049030A1 (fr) Procede d'enregistrement/reproduction magnetique et dispositif d'enregistrement/reproduction magnetique
JP4051649B2 (ja) 情報記録再生装置及びその方法並びに情報記録装置
JP3365010B2 (ja) 映像信号記録・再生装置
JP2522314B2 (ja) 記録再生装置
JP3118274B2 (ja) 磁気記録再生装置
US6674961B1 (en) Magnetic recording device and method, magnetic reproduction device and method, and tape recording medium
JP3551023B2 (ja) 映像信号ダビング・編集装置
JPH026482Y2 (ja)
JPH08315308A (ja) 磁気記録再生装置
JPS63110881A (ja) 映像信号記録再生装置
JPH11328639A (ja) ディジタルビデオカセットレコーダ
JPH04114312A (ja) 磁気記録再生装置
JP2000182229A (ja) 磁気再生装置及び方法
JPS5975425A (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPH05314415A (ja) 磁気記録再生装置
JP2001319397A (ja) 磁気記録再生装置
JPH05234001A (ja) 磁気記録再生装置
JPH09294241A (ja) 記録再生装置
JPS6093693A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04315801A (ja) ディジタルvtrおよびそれを用いて作成する記録テープ