JPH11255351A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11255351A
JPH11255351A JP10074829A JP7482998A JPH11255351A JP H11255351 A JPH11255351 A JP H11255351A JP 10074829 A JP10074829 A JP 10074829A JP 7482998 A JP7482998 A JP 7482998A JP H11255351 A JPH11255351 A JP H11255351A
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sheet
roll
feeding
unit
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Yoshiaki Watanabe
嘉昭 渡邉
Tsutomu Kuno
力 久野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト増を招来せず且つ生産性の確保を図り
ながら再給紙の信頼性を向上する。 【解決手段】 用紙送り出し処理が失敗した場合、制御
手段40が駆動及び移動手段30,31を制御して、駆
動手段30を再起動するより前、若しくは再起動と同
時、または再起動してから駆動速度が所定の一定速度に
達する前で1回目の起動から用紙当接までの時間となっ
た所定時間T1より短い所定時間T2経過後まで、のう
ちの何れかの時に、給紙手段21が用紙に再当接するよ
うにし、複雑な機構を用いることなく、駆動手段30の
起動時期と給紙手段21の用紙に対する当接時期との関
係を1回目に対して変えて給紙手段21の用紙再送り出
し時の回転速度を駆動手段30の増速期間の速度とする
と共に1回目より遅くすることで、1回目より大きな用
紙搬送力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、プ
リンタ等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に
関し、詳しくは、給紙トレイ(用紙収容部)に積層され
た用紙を画像形成部に送り出す給紙装置の技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した複写機等の
画像形成装置は、一般に、給紙装置により用紙を1枚づ
つ画像形成部に送り出し、この画像形成部により用紙上
に画像を形成した後、当該用紙を装置外に排出するよう
に構成される。給紙装置は、画像形成装置の本体に着脱
可能に装着され、多数の用紙を積層した状態で収容する
給紙トレイと、この給紙トレイに積層された用紙を上か
ら順に画像形成部に送り出す給紙ロール群と、から構成
されるものが多用されている。通常、給紙ロール群は、
給紙トレイの用紙送り出し方向の端部に配設されてお
り、給紙トレイの最も上にある用紙の上面に対して当接
し回転することにより当該用紙を送り出すピックアップ
ロール(給紙手段)と、このピックアップロールにより
送り出された用紙を受けて画像形成部の方向に重送を防
止しながら用紙を送り出すロール対であるフィードロー
ル及びリタードロールより構成される。
【0003】上記ピックアップロールは、通常時は、積
層された用紙の上方に離隔配置されていて、用紙送り出
し時になると、例えばソレノイド等の駆動により下降し
て用紙の上面に当接する。また、このピックアップロー
ルとフィードロールは同一のモータにより回転駆動さ
れ、リタードロールはフィードロールの回転により連れ
回る。
【0004】このように構成された給紙装置では、用紙
の紙粉や汚れによりピックアップロールの表面が磨耗し
て当該表面の摩擦係数が低くなり、用紙の送り出しを失
敗する所謂ミスフィードが生じて、安定した給紙性能を
得ることができないといった問題があった。
【0005】そこで、この問題点を解決すべく、特開平
2−38229号公報には、供給手段(上記ピックアッ
プロールに対応)により送り出された用紙が、検出手段
により検出されない時は、供給手段を再度駆動する装置
が記載されているが、当該装置では、供給手段での送り
出しのパラメータを一切変更していないため、一度フィ
ードミスした用紙が正常に送り出される可能性は非常に
少なく、再給紙(用紙再送り出し)の信頼性を上げるこ
とは難しい。
【0006】また、特開平7−109040号公報に
は、所定の付圧で用紙に押し当てられることにより用紙
をピックアップする給紙ローラ(上記ピックアップロー
ルに対応)に対して、上記付圧の方向と反対方向に働き
給紙ローラの回転速度に比例して大きさが定まる反力を
付与する付圧可変手段を設け、ミスフィードした場合に
は、給紙ローラの回転速度を遅くすることで、上記付圧
可変手段による反力を小さくして給紙ローラの付圧を大
きくし、この大きな付圧を得た給紙ローラにより再給紙
を行う提案がなされている。しかしながら、この提案装
置では、確かに再給紙の信頼性を上げることはできる
が、高価で複雑な付圧可変手段が必要となると共に、給
紙ローラの回転速度を遅くするため、生産性の確保が難
しくなるといった問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたものであり、給紙手段により用紙を
送り出す構成の給紙装置を備えた画像形成装置におい
て、複雑な機構を必要とせずに簡易な構成で、生産性を
確保しながら、再給紙の信頼性を向上できる技術を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、画像形成部が設けられた装置本体と、装置本体に設
けられ、積層された用紙を収容する用紙収容部と、用紙
収容部に積層された用紙に当接して回転することにより
用紙を送り出す給紙手段と、給紙手段を駆動する駆動手
段と、給紙手段を、用紙収容部に積層された用紙に対し
て当接/離隔可能に移動させる移動手段と、駆動手段及
び移動手段を制御して用紙送り出し処理を実行させる制
御手段と、を備え、制御手段は、1回目の用紙送り出し
処理では、駆動手段を起動してから第1の所定時間T1
経過後に、移動手段により給紙手段を用紙に当接させ、
この1回目の用紙送り出し処理により、送り出されるべ
き用紙が送り出されない場合には、用紙再送り出し処理
として、駆動手段の駆動を一旦停止すると共に、移動手
段により給紙手段を用紙に対して離隔させ、駆動手段を
再起動するより前、若しくは再起動と同時、または再起
動してから駆動速度が所定の一定速度に達する前で第1
の所定時間T1より短い第2の所定時間T2経過後ま
で、のうちの何れかの時に、移動手段により給紙手段を
用紙に再度当接させることを特徴としている。
【0009】このように構成された本発明の画像形成装
置によれば、制御手段により駆動手段及び移動手段が制
御されて給紙手段による用紙送り出し処理が実行され
る。
【0010】ここで、給紙手段を駆動する例えばモータ
等の駆動手段は、起動してから所定時間増速して所定の
一定速度に達する。従って、1回目の用紙送り出し処理
において、給紙手段が回転を開始してから第1の所定時
間T1経過して用紙に当接した時の回転速度、すなわち
1回目の給紙手段の用紙送り出し時の回転速度を例えば
V1とすると、用紙再送り出し処理においては、駆動手
段を再起動するより前、若しくは再起動と同時、または
再起動してから駆動速度が所定の一定速度に達する前で
第1の所定時間T1より短い第2の所定時間T2経過後
まで、のうちの何れかの時に給紙手段が用紙に再度当接
する構成のため、何れの時でも給紙手段の用紙再送り出
し時(給紙手段が回転し且つ用紙に当接する時)の回転
速度V2は上記回転速度V1より遅い。ここで、給紙手
段の回転速度(駆動手段の駆動速度)と用紙搬送力との
間には、回転速度が遅いほど用紙搬送力が大きくなると
いう関係がある。従って、給紙手段による用紙搬送力は
1回目に比して大きく、用紙再送り出し処理時では、こ
の大きな用紙搬送力で用紙が送り出されることになる。
【0011】また、給紙手段による用紙再送り出し処理
を、給紙手段の回転速度を敢えて一定の低速にしてから
実行するのではなく、駆動手段が所定の一定速度に達す
るまでの増速期間に実行するようにしているため、この
用紙再送り出し処理により生産性が落ちることはない。
【0012】このような作用をなす本発明によれば、従
来技術で説明した複雑な機構を用いずに、駆動手段の起
動時期と給紙手段の用紙に対する当接時期との関係を1
回目に対して変えて給紙手段の用紙再送り出し時の回転
速度を駆動手段の増速期間の速度とすると共に1回目の
速度より遅くすることで、1回目より大きな用紙搬送力
を得ることができる。その結果、コスト増を招来するこ
となく且つ生産性の確保を図りながら、再給紙の信頼性
を向上することができる。
【0013】ここで、駆動手段としては、種々のものが
考えられるが、特にステッピングモータを用いるのが好
ましい。これは、ステッピングモータは、例えばDCモ
ータ等に比して、立ち上げプロファイル時間内でステッ
プ状に安定して増速し、ねらいの駆動速度に所定の時間
で達するため、例えば給紙手段が用紙に再度当接する時
期を、駆動手段を再起動してから第1の所定時間T1よ
り短い第2の所定時間T2経過後までとした場合におい
ては、用紙再送り出し時の速度がばらつくことなく正確
に管理され、すなわち1回目より大きな用紙搬送力が安
定して得られ、再給紙の信頼性がより高められるからで
ある。
【0014】また、制御手段は、用紙収容部に収容され
た用紙の種類に応じて、駆動手段を再起動する時期と移
動手段により給紙手段を用紙に対して再度当接させる時
期との関係を決定するのが好ましく、例えば紙厚の異な
る用紙を用いる場合、厚紙は腰があり送り出し難いの
で、厚紙の場合には例えば給紙手段を用紙に当接してお
いて駆動手段を起動し、薄紙の場合には例えば駆動手段
を起動してから給紙手段を用紙に当接するというよう
に、厚紙の場合は薄紙に比して、用紙再送り出し時の給
紙手段の回転速度が遅くなるようにするのが良く、ま
た、例えば紙種の異なる用紙を用いる場合、コート紙は
普通紙に比して送り出し難いので、コート紙の場合は普
通紙に比して、用紙再送り出し時の給紙手段の回転速度
が遅くなるようにするのが良い。このように、用紙の種
類に応じて用紙再送り出し時の給紙手段の回転速度を変
えることで、最適な用紙搬送力が得られ、再給紙の信頼
性がより高められるようになる。
【0015】また、本発明の画像形成装置は、画像形成
部が設けられた装置本体と、装置本体に設けられ、積層
された用紙を収容する用紙収容部と、用紙収容部に積層
された用紙に当接して回転することにより用紙を送り出
す給紙手段と、給紙手段を駆動する駆動手段と、給紙手
段を、用紙収容部に積層された用紙に対して当接/離隔
可能に移動させる移動手段と、駆動手段及び移動手段を
制御して用紙送り出し処理を実行させる制御手段と、を
備え、制御手段は、1回目の用紙送り出し処理では、駆
動手段を起動してから第1の所定時間T1経過後に、移
動手段により給紙手段を用紙に当接させ、この1回目の
用紙送り出し処理により、送り出されるべき用紙が送り
出されない場合には、用紙再送り出し処理として、駆動
手段の駆動を一旦停止し、所定時間T3経過後に、駆動
手段を再起動することを特徴としている。
【0016】このように構成された本発明の画像形成装
置によれば、1回目の用紙送り出し処理が失敗した場
合、給紙手段が用紙に当接したままで駆動手段が再起動
される。このため、上記発明の作用と同様に、給紙手段
の用紙再送り出し時の回転速度V2は回転速度V1より
遅く、給紙手段による用紙搬送力は1回目に比して大き
くなり、再給紙の信頼性を向上することができる。
【0017】また、給紙手段としては、種々のものが考
えられるが、例えばロール状部材を採用できる。ここ
で、このロール状部材による用紙搬送方向下流近傍に
は、一般的に、用紙をさらに用紙搬送方向下流に搬送す
るフィードロールが設けられているが、このフィードロ
ールの駆動源を上記駆動手段と兼用にし、用紙再送り出
し処理においてロール状部材により送り出された用紙が
フィードロールに到達した時点で、当該フィードロール
の回転速度が、所定の一定速度に達しているのが好まし
い。
【0018】このような構成を採用した場合、ロール状
部材により送り出された用紙がフィードロールに到達し
た時には、当該フィードロールは既に所定の一定速度に
達しているため、当該用紙はこのフィードロールにより
素早く用紙搬送方向下流に搬送され、生産性の確保がよ
り良好になされるようになる。また、駆動源が兼用され
るため、低コスト化も図られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係
る複写機(画像形成装置)を示す概略構成図である。こ
の複写機は概略、複写機本体1と、この複写機本体1の
上面に設置されたコピーガラス18を開閉自在に覆うよ
うに設けられた自動原稿搬送装置2と、から構成され
る。
【0020】複写機本体1の内部には、自動原稿搬送装
置2によりコピーガラス18上に搬送された移動原稿、
または当該コピーガラス18上に載置された固定原稿の
画像を読み取って画像信号に変換する原稿読取部3と、
この原稿読取部3からの画像信号に基づいて用紙上に可
視像を形成する画像形成部4と、この画像形成部4に対
して用紙を供給する給紙部(給紙装置)5と、が設けら
れている。
【0021】上記画像形成部4は、帯電装置(不図示)
により帯電され、露光装置9からの画像信号で変調され
たレーザビームにより露光される感光体ドラム(静電潜
像担持体)7と、この露光により感光体ドラム7上に形
成された静電潜像をトナー等の現像剤で画像として可視
化すなわち現像する現像装置6と、感光体ドラム7上に
現像された画像を給紙部5からの用紙に転写する転写装
置10と、用紙に転写された画像を当該用紙に定着する
定着装置11と、から構成される。
【0022】感光体ドラム7及び現像装置6は、複写機
本体1に着脱可能なカートリッジ43に一体に組み込ま
れている。このカートリッジ43は、現像剤を収容する
タンクを兼ねており、現像剤が消費されると新たなもの
と交換される。
【0023】現像装置6は、上記カートリッジ43と、
このカートリッジ43内の現像剤を担持して感光体ドラ
ム7に転移させる現像ロール6aと、から構成される。
【0024】転写装置10は、感光体ドラム7に対向し
て設けられた転写ロール10aで構成され、用紙は、レ
ジストロール16により用紙姿勢と搬送タイミングが整
合されて、転写ロール10aと感光体ドラム7との間に
送り込まれる。この用紙が転写ロール10aと感光体ド
ラム7との間を通過する際に、感光体ドラム7上に現像
された画像すなわち現像剤が、用紙上に静電的に転写さ
れる。
【0025】定着装置11は、加熱ロール11aと、こ
の加熱ロール11aに適宜な圧力で接触する加圧ロール
11bとの組み合わせで構成されており、両ロール11
a,11bの間を用紙が通過することにより、転写され
た画像が加熱され加圧されて用紙の第1の面(表面)に
画像が定着し、複写が完了する。
【0026】片面複写の場合には、画像定着後の用紙
は、画像面を下にして排紙ロール12により排紙トレイ
13に排紙される。
【0027】両面複写の場合には、画像定着後の用紙
は、最初に排紙ロール12により用紙の途中まで排紙ト
レイ13の方向に搬送され、次いで、排紙ロール12の
回転が反転して搬送ロール14により、複写機本体1の
側面に取り付けられた自動両面ユニット15に搬送され
る。当該用紙は、自動両面ユニット15内を通過するこ
とにより表裏面が反転されて、上記レジストロール16
に至り、今度は第2の面(裏面)に画像が形成されて、
排紙トレイ13に排紙される。
【0028】給紙部5は、複写機本体1の下部に設けら
れており、図2に示すように、複数(本実施形態では3
つ)の給紙トレイ(用紙収容部)17と、各給紙トレイ
17に対応して設けられたフィーダーユニット38と、
を備えている。
【0029】給紙トレイ17は、用紙Pをサイズ別また
は種別に積層収容するもので、上下に並べて複写機本体
1に対して着脱可能に装着されている。これらのうちの
何れかの給紙トレイ17から用紙Pが送り出される。こ
の給紙トレイ17の底部には、用紙Pを載置するボトム
プレート35が設けられている。このボトムプレート3
5は、反給送側(図示右側)の端部が給紙トレイ17の
底部にヒンジ結合され、給送側が上下に回動自在にされ
ており、用紙Pの積層枚数が減るに連れて上方に回動し
て用紙Pの最も上のものが所定位置に位置するように構
成される。
【0030】フィーダーユニット38は、給紙トレイ1
7の給送側上方に隣接して設けられており、給紙トレイ
17の最も上にある用紙Pを1枚づつ画像形成部4に向
かって給紙するための給紙ロール群24を有している。
【0031】この給紙ロール群24は、給紙トレイ17
の最も上にある用紙Pに当接(圧接)して当該用紙Pを
順次送り出すピックアップロール(給紙手段)21と、
このピックアップロール21により送り出された用紙P
を受けて画像形成部4に向かって重送を防止しながら用
紙Pを送り出すロール対であるフィードロール22及び
リタードロール23より構成される。
【0032】ピックアップロール21は、フィーダーユ
ニット38に設けられたピックアップソレノイド(移動
手段)31の駆動(通電のオン/オフ)により、用紙P
の上面に対して当接/離隔される。
【0033】また、このピックアップロール21及びフ
ィードロール22は、フィーダーユニット38に設けら
れたフィードモータ(駆動手段)30の駆動により、各
々回転駆動される。このフィードモータ30としては、
ステッピングモータが用いられ、フィードロール22と
対をなすリタードロール23は、フィードロール22の
回転により連れ回る。また、ロール対22,23より下
流近傍位置には、用紙Pの通過を検出するプレフィード
センサ33が配置されている。
【0034】なお、フィーダーユニット38はさらに、
給紙トレイ17の用紙Pの有無を検出するノーペーパー
センサ36、用紙Pの積載レベルを検出するトレイレベ
ルセンサ37等を備えている。
【0035】また、図1及び図2に示すように、最も下
の給紙トレイ17から上記レジストロール16までの間
には、複写機本体1の図示左側面に沿う用紙搬送路44
が形成されている。最も下の給紙トレイ17の用紙P
は、上記ロール対22,23を通過して用紙搬送路44
の全長を搬送され、それ以外の上の2つの給紙トレイ1
7の用紙Pは、ロール対22,23を通過し用紙搬送路
44の途中に合流して搬送される。
【0036】この用紙搬送路44には、上記3つの給紙
ロール群24よりさらに用紙搬送方向下流位置に、テイ
クアウェイモータ32により回転駆動されるテイクアウ
ェイロール20が各々配置されると共に、このテイクア
ウェイロール20より上流近傍位置に、用紙Pの通過を
検出するフィードアウトセンサ34が各々配置されてい
る。このテイクアウェイロール20は、フィーダーユニ
ット38により送り出された用紙Pの先端を揃えて所定
のタイミングでレジストロール16に向かって当該用紙
Pを搬送する。
【0037】また、本実施形態の複写機はさらに、図3
に示すように、上記プレフィードセンサ33及びフィー
ドアウトセンサ34からの信号に応答して、上記フィー
ドモータ30、ピックアップソレノイド31及びテイク
アウェイモータ32に所定の駆動/停止信号を送出し、
給紙処理(用紙送り出し処理)及びこの給紙処理が失敗
した場合の再給紙処理(用紙再送り出し処理)を所定に
制御するマイクロコンピュータより成るCPU(制御手
段)40を備えている。
【0038】このCPU40は、特に再給紙処理を実行
させる場合には、フィードモータ30の起動時期とピッ
クアップロール21の用紙Pに対する当接時期との関係
を1回目の給紙処理に対して変えてピックアップロール
21の再給紙時の回転速度をフィードモータ30の増速
期間の速度とすると共に1回目の給紙処理より遅くなる
ように、フィードモータ30及びピックアップソレノイ
ド31に対して指令を与える。
【0039】また、CPU40には、後述の処理動作を
行うプログラム、各種データテーブル、演算式等を固定
データの形で記憶するROM41が入力可能に接続され
ていると共に、演算結果等を一時的に記憶するRAM4
2が入出力可能に接続されている。上記ROM41に
は、図4に示すフローがプログラムとして書き込まれて
いる。
【0040】以下、プログラムに従い給紙処理及び再給
紙処理の動作について説明する。プログラムがスタート
したら、先ずステップ1において、フィードモータ30
を起動する(図7(c)参照)。このフィードモータ3
0の起動により、ピックアップロール21及びフィード
ロール22が回転を開始する。この時、ピックアップソ
レノイド31の通電はオフであり、ピックアップロール
21は、給紙トレイ17の用紙Pに対して離隔した位置
にある。
【0041】次いで、ステップ2において、起動してか
ら第1の所定時間T1が経過し、給紙トレイ17からの
用紙送り出しタイミングであるプレフィードタイミング
となったら、ピックアップソレノイド31の通電をオン
し(図7(a)参照)、回転しているピックアップロー
ル21を下降させて給紙トレイ17の用紙Pの上面に当
接させる。また、これと同時にテイクアウェイモータ3
2も起動し(図7(e)参照)、テイクアウェイロール
20の回転を開始させる。
【0042】ここで、フィードモータ30として用いら
れているステッピングモータは、図5に示すような立ち
上げプロファイルを有し、当該立ち上げプロファイル時
間内でステップ状に安定して増速し、ねらいの駆動速度
(一定速度)に所定の時間で達する。
【0043】本実施形態では、上記第1の所定時間T1
を、ねらいの駆動速度に達する時間に設定しているた
め、用紙Pに当接した時のピックアップロールの回転速
度はねらいの一定速度(比較的速い速度)V1に達して
いる。用紙Pは、このねらいの速度V1で回転している
ピックアップロール21により素早く送り出される。こ
れにより送り出された用紙Pは、フィードロール22及
びリタードロール23より成るロール対に到達する。こ
の時、フィードロール22の回転速度もねらいの一定速
度V1に達しているため、用紙Pは重送が防止されなが
ら素早くさらに下流に送り出される。
【0044】次いで、ステップ3では、プレフィードタ
イミングから所定時間経過したら、プレフィードセンサ
33の出力がオンか否かを判定する。ここで、1回目の
給紙処理で用紙Pを送り出せた場合には、図7(b)に
示すように、プレフィードセンサ33の出力がオンとな
るため、この場合にはステップ4に進み、ステップ4に
おいて、ピックアップソレノイド31の通電をオフし
(図7(a)参照)、回転しているピックアップロール
21を上昇させて初期の待機位置に待機させる。
【0045】次いで、ステップ5では、上記ロール対2
2,23により送り出された用紙Pが、フィードアウト
センサ34に到達するのを待ち、用紙Pの通過によりフ
ィードアウトセンサ34の出力がオンになったら(図7
(d)参照)、ステップ6において、フィードアウトセ
ンサ34の出力がオンとなってから所定時間T4経過後
に、フィードモータ30の駆動を停止し(図7(c)参
照)、フィードロール22及び待機位置に待機している
ピックアップロール21の回転を停止させる。また、こ
れと同時にテイクアウェイモータ32の駆動も一旦停止
し(図7(e)参照)、テイクアウェイロール20の回
転も一旦停止させる。上記フィードアウトセンサ34の
出力がオンとなってからテイクアウェイモータ32の駆
動停止まで所定時間T4を待つことにより、用紙Pは、
テイクアウェイロール20より下流に所定長さが搬送さ
れて停止した状態となり、先端が必ず揃えられることに
なる。
【0046】そして、ステップ7において、所定時間経
過して、レジストロール16への用紙送り出しタイミン
グであるフィードタイミングとなったら、テイクアウェ
イモータ32を再起動する(図7(e)参照)。これに
より、テイクアウェイロール20にて先端が揃えられて
待機している用紙Pは、当該テイクアウェイロール20
により用紙搬送路44をさらに下流に搬送されて、レジ
ストロール16に至り、当該レジストロール16により
用紙姿勢と搬送タイミングが整合されてさらに搬送さ
れ、転写ロール10aによる転写工程、定着装置11に
よる定着工程を経て排紙される。
【0047】一方、ステップ3において、1回目の給紙
処理で用紙Pを送り出せなかった場合には、図8(b)
に示すように、プレフィードタイミングから1回目と同
じ所定時間が経過しても、プレフィードセンサ33の出
力はオフのままであるのでステップ8に進み、ステップ
8において、プレフィードタイミングから所定時間T5
が経過したらピックアップソレノイド31の通電を一旦
オフし(図8(a)参照)、ピックアップロール21を
上昇させて初期の待機位置に一旦待機させる。これと同
時に、フィードモータ30の駆動も停止し(図8(c)
参照)、フィードロール22及びピックアップロール2
1の回転も一旦停止させる。
【0048】そして、ステップ9において、ピックアッ
プソレノイド31の通電オフから所定時間T3経過した
ら、ピックアップソレノイド31の通電を再度オンし
(図8(a)参照)、ピックアップロール21を下降さ
せて給紙トレイ17の用紙Pの上面に再度当接させる。
また、これと同時にフィードモータ30も再起動し(図
8(c)参照)、ピックアップロール21及びフィード
ロール22を再度回転させる。すなわち、ピックアップ
ロール21が用紙Pに対して当接するのとほぼ同時に当
該ピックアップロール21が回転を開始する。
【0049】ここで、フィードモータ30の起動タイミ
ングと用紙搬送力との間には、図6に示すように、フィ
ードモータ30の起動タイミングが用紙送り出しタイミ
ングと同時(図6における横軸目盛0の場合であり本実
施形態での再給紙処理に該当)であれば用紙搬送力が最
も高く、フィードモータ30の起動タイミングが用紙送
り出しタイミングに対して早い(1回目の給紙処理に該
当)ほど、用紙搬送力が低下するという関係がある。こ
れは、フィードモータ30の駆動速度が遅くピックアッ
プロール21の回転速度が遅いほど、大きな用紙搬送力
が得られるからである。
【0050】前述したように、本実施形態の再給紙処理
では、フィードモータ30の起動タイミングとピックア
ップロール21の用紙Pに対する当接タイミングとをほ
ぼ同時としているため、再給紙時のピックアップロール
21の回転速度は、1回目の給紙処理時の回転速度V1
より勿論遅く、1回目の給紙処理の場合より大きな用紙
搬送力で再給紙処理が実行されることになる。
【0051】このようにして再給紙処理が実行されてピ
ックアップロール21により送り出された用紙Pは、ロ
ール対22,23に到達する。この時、フィードロール
22の回転速度は、前述したねらいの一定速度V1に既
に達しており、用紙Pは重送が防止されながら素早くさ
らに下流に送り出される。そして、ステップ3以降の動
作は前述したのと同様となる。
【0052】このように、本実施形態においては、再給
紙処理において、フィードモータ30の再起動とほぼ同
時に、ピックアップロール21が用紙Pに再度当接する
構成としているため、ピックアップロール21の再給紙
時の回転速度が上記1回目の給紙処理時の回転速度V1
より遅く、従来技術で説明した複雑な機構を用いなくて
も、大きな用紙搬送力が得られるようになっている。こ
のため、コスト増を招来することなく、再給紙の信頼性
を向上することが可能となっている。この結果、複写機
自体の信頼性も高められることになる。
【0053】また、ピックアップロール21による再給
紙処理を、ピックアップロール21の回転速度を敢えて
一定の低速にしてから実行するのではなく、フィードモ
ータ30が所定の一定の駆動速度に達するまでの増速期
間に実行するようにしているため、再給紙による生産性
の低下が防止されている。
【0054】さらにまた、ピックアップロール21によ
り送り出された用紙Pがフィードロール22に到達した
時には、当該フィードロール22は既に所定の一定速度
V1に達して、当該用紙Pはこのフィードロール22に
より素早く用紙搬送方向下流に搬送されるため、生産性
の低下がより防止されるようになっている。
【0055】図9は、他の再給紙処理を説明するための
タイミングチャートである。図9に示したタイミングチ
ャートが図8のそれと違う点は、ピックアップソレノイ
ド31の通電をオフすると共にフィードモータ30の駆
動を停止した後に、先ずフィードモータ30を再起動し
(図9(c)参照)、第2の所定時間T2が経過した
ら、ピックアップソレノイド31の通電を再度オンする
(図9(a)参照)ようにした点である。
【0056】ここで、第2の所定時間T2は、図5に示
すように、立ち上げプロファイル時間内にあり、第1の
所定時間T1より勿論短くなっている。
【0057】従って、用紙Pに当接した時(フィードモ
ータ30を起動してから第2の所定時間T2経過時)の
ピックアップロール21の回転速度V2は上記1回目の
給紙処理時の回転速度V1より遅く、このため、図8に
示したタイミングチャートの場合とほぼ同様に、大きな
用紙搬送力が得られるようになっている。
【0058】加えて、ステッピングモータは、例えばD
Cモータ等に比して、立ち上げプロファイル時間内でス
テップ状に安定して増速し、ねらいの駆動速度に所定の
時間で達するため、特にピックアップロール21が用紙
Pに再度当接する時期を、フィードモータ30を再起動
してから第1の所定時間T1より短い第2の所定時間T
2経過後までとした場合においては、再給紙時の速度が
ばらつくことなく正確に管理され、すなわち1回目より
大きな用紙搬送力が安定して得られ、再給紙の信頼性が
より高められるようになっている。
【0059】図10は、さらに他の再給紙処理を説明す
るためのタイミングチャートである。図10に示したタ
イミングチャートが図8のそれと違う点は、ピックアッ
プソレノイド31の通電をオフすると共にフィードモー
タ30の駆動を停止した後に、先ずピックアップソレノ
イド31の通電を再度オンし(図10(a)参照)、フ
ィードモータ30の駆動停止から所定時間T3が経過し
たら、フィードモータ30を再起動する(図10(c)
参照)ようにした点である。
【0060】このように、再給紙処理において、フィー
ドモータ30を再起動するより前に、ピックアップロー
ル21が用紙Pに再度当接する構成としても、図8に示
したタイミングチャートの場合と同様な効果が得られ
る。
【0061】図11は、さらに他の再給紙処理を説明す
るためのタイミングチャートである。図11に示したタ
イミングチャートが図8のそれと違う点は、ピックアッ
プソレノイド31の通電はオンしたままで(図11
(a)参照)、すなわちピックアップロール21を用紙
Pに当接したままの状態で、フィードモータ30の駆動
を一旦停止し、所定時間T3経過後に再起動する(図1
1(c)参照)ようにした点である。
【0062】このように構成しても、図8に示したタイ
ミングチャートの場合と同様な効果が得られるというの
はいうまでもない。
【0063】また、さらに他の実施形態として、給紙ト
レイ17に収容された用紙Pの種類として、例えば紙
厚、紙種に応じて、フィードモータ30を再起動する時
期とピックアップソレノイド31によりピックアップロ
ール21を用紙Pに対して再度当接させる時期との関係
を決定することも可能である。
【0064】すなわち、例えば紙厚の異なる用紙Pとし
て例えば厚紙、薄紙を用いる場合には、厚紙は腰があり
送り出し難いので、薄紙を用いる場合に比して、再給紙
時のピックアップロール21の回転速度が遅くなるよう
にして、薄紙の場合より大きな用紙搬送力が得られるよ
うにするのが良い。これは、前述したように、厚紙の場
合には例えばピックアップロール21を用紙Pに当接し
ておいてフィードモータ30を起動し、薄紙の場合には
例えばフィードモータ30を起動してからピックアップ
ロール21を用紙Pに当接する構成を採用することによ
り達成される。また、厚紙の場合も薄紙の場合も例えば
フィードモータ30を起動してからピックアップロール
21を用紙Pに当接する場合には、厚紙の場合の方が薄
紙よりも早く用紙Pに当接する構成とすれば良い。勿
論、ピックアップロール21が用紙Pに当接した時に
は、フィードモータ30の駆動速度(ピックアップロー
ル21の回転速度)は、前述と同様に、立ち上げプロフ
ァイル時間内にあるというのが前提である。
【0065】また、例えば紙種の異なる用紙Pとして例
えばコート紙、普通紙を用いる場合には、コート紙は普
通紙に比して送り出し難いので、普通紙を用いる場合に
比して、再給紙時のピックアップロール21の回転速度
が遅くなるようにして、普通紙の場合より大きな用紙搬
送力が得られるようにするのが良い。その構成は、上記
紙厚の異なる用紙を用いる場合と同様である。
【0066】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であるというのはいうまでもなく、
例えば、上記実施形態においては、第1の所定時間T1
を、フィードモータ30のねらいの駆動速度(ピックア
ップロール21の給紙処理時の回転速度V1)に達する
時間に設定しているが、図5に示した立ち上げプロファ
イル時間内にあっても良い。このようにしても、前述し
た第2の所定時間T2を第1の所定時間T1より短くし
ていれば、勿論前述した実施形態と同様な効果を得るこ
とができる。
【0067】また、上記実施形態においては、低コスト
化を図るべく、ピックアップロール21とフィードロー
ル22の駆動源を同一としているが、駆動源は別々であ
っても良い。
【0068】また、用紙Pを送り出すものはピックアッ
プロール21に限定されるものではなく、例えば回転駆
動されるピックアップロール21とフィードロール22
との間に掛け渡されたベルト部材であっても良い。
【0069】また、上記実施形態を適宜、例えばプリン
タ等の画像形成装置に適用することも可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明による画像形成装置は、複雑な機
構を用いずに、駆動手段の起動時期と給紙手段の用紙に
対する当接時期との関係を1回目に対して変えて給紙手
段の用紙再送り出し時の回転速度を駆動手段の増速期間
の速度とすると共に1回目の速度より遅くすることで、
1回目より大きな用紙搬送力を得ることができ、その結
果、コスト増を招来することなく且つ生産性の確保を図
りながら、再給紙の信頼性を向上することができるとい
った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る複写機を示す概略構
成図である。
【図2】 図1中の給紙装置を抽出して示す概略構成図
である。
【図3】 給紙装置の制御システムを示すブロック図で
ある。
【図4】 給紙処理手順を示すフロー図である
【図5】 フィードモータの立ち上げプロファイルを示
す特性図である。
【図6】 フィードモータの起動タイミングと用紙搬送
力との関係を示す特性図である。
【図7】 給紙処理を説明するためのタイミングチャー
トであり、1回目の給紙処理が成功した場合のタイミン
グチャートである。
【図8】 1回目の給紙処理が失敗した場合の再給紙処
理を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】 他の再給紙処理を説明するためのタイミング
チャートである。
【図10】 さらに他の再給紙処理を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図11】 さらに他の再給紙処理を説明するためのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1…装置本体、4…画像形成部、5…給紙部(給紙装
置)、17…給紙トレイ(用紙収容部)、21…ピック
アップロール(給紙手段;ロール状部材)、22…フィ
ードロール、30…フィードモータ(駆動手段)、31
…ピックアップソレノイド(移動手段)、33…プレフ
ィードセンサ、40…CPU(制御手段)、P…用紙。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部が設けられた装置本体と、 前記装置本体に設けられ、積層された用紙を収容する用
    紙収容部と、 前記用紙収容部に積層された用紙に当接して回転するこ
    とにより前記用紙を送り出す給紙手段と、 前記給紙手段を駆動する駆動手段と、 前記給紙手段を、前記用紙収容部に積層された用紙に対
    して当接/離隔可能に移動させる移動手段と、 前記駆動手段及び前記移動手段を制御して用紙送り出し
    処理を実行させる制御手段と、を備え、 前記制御手段は、1回目の用紙送り出し処理では、前記
    駆動手段を起動してから第1の所定時間T1経過後に、
    前記移動手段により前記給紙手段を前記用紙に当接さ
    せ、 この1回目の用紙送り出し処理により、送り出されるべ
    き用紙が送り出されない場合には、用紙再送り出し処理
    として、前記駆動手段の駆動を一旦停止すると共に、前
    記移動手段により前記給紙手段を前記用紙に対して離隔
    させ、 前記駆動手段を再起動するより前、若しくは再起動と同
    時、または再起動してから駆動速度が所定の一定速度に
    達する前で前記第1の所定時間T1より短い第2の所定
    時間T2経過後まで、のうちの何れかの時に、前記移動
    手段により前記給紙手段を前記用紙に再度当接させるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、ステッピングモータで
    あり、 前記第2の所定時間T2は、前記ステッピングモータの
    駆動速度が所定の一定速度に達するまでの立ち上げプロ
    ファイル時間内にあることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記用紙収容部に収容
    された用紙の種類に応じて、前記駆動手段を再起動する
    時期と前記移動手段により前記給紙手段を前記用紙に対
    して再度当接させる時期との関係を決定することを特徴
    とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成部が設けられた装置本体と、 前記装置本体に設けられ、積層された用紙を収容する用
    紙収容部と、 前記用紙収容部に積層された用紙に当接して回転するこ
    とにより前記用紙を送り出す給紙手段と、 前記給紙手段を駆動する駆動手段と、 前記給紙手段を、前記用紙収容部に積層された用紙に対
    して当接/離隔可能に移動させる移動手段と、 前記駆動手段及び前記移動手段を制御して用紙送り出し
    処理を実行させる制御手段と、を備え、 前記制御手段は、1回目の用紙送り出し処理では、前記
    駆動手段を起動してから第1の所定時間T1経過後に、
    前記移動手段により前記給紙手段を前記用紙に当接さ
    せ、 この1回目の用紙送り出し処理により、送り出されるべ
    き用紙が送り出されない場合には、用紙再送り出し処理
    として、前記駆動手段の駆動を一旦停止し、 所定時間T3経過後に、前記駆動手段を再起動すること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙手段は、ロール状部材であっ
    て、当該ロール状部材による用紙搬送方向下流近傍に、
    前記駆動手段により前記ロール状部材と共に回転駆動さ
    れて前記用紙をさらに用紙搬送方向下流に搬送するフィ
    ードロールを備え、 当該フィードロールの回転速度は、前記用紙再送り出し
    処理において前記ロール状部材により送り出された用紙
    が前記フィードロールに到達した時点で、所定の一定速
    度に達していることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    一項に記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356278C (zh) * 2003-07-11 2007-12-19 三星电子株式会社 控制成像***中的纸张拾取的方法和装置
WO2008096425A1 (ja) * 2007-02-08 2008-08-14 Glory Ltd. 紙葉類繰出装置、紙葉類処理機、および紙葉類繰出方法
US7600745B2 (en) 2007-06-26 2009-10-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording-sheet supplying apparatus and image recording apparatus
JP2021046298A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置

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