JPH11252882A - 軸方向空隙式超小型コアレス振動モータ - Google Patents

軸方向空隙式超小型コアレス振動モータ

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Publication number
JPH11252882A
JPH11252882A JP6432398A JP6432398A JPH11252882A JP H11252882 A JPH11252882 A JP H11252882A JP 6432398 A JP6432398 A JP 6432398A JP 6432398 A JP6432398 A JP 6432398A JP H11252882 A JPH11252882 A JP H11252882A
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JP
Japan
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rotor
eccentric
magnet
casing
vibration motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6432398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みをさほど犠牲にすることなく所望の振動
量を得ることができ、偏心ウエイトに工夫を凝らしてロ
ータに確実に固着することにより耐衝撃性を確保し、偏
心ウエイトを非金属にして磁界中に配することによる渦
電流ロスを軽減させ、超小型ながらも低消費電流を得
る。 【解決手段】 ケーシング(14)の内方において複数
個の空心コイルを片側に偏寄らせて樹脂で一体化した偏
心ロータ(15)にコミュテータ(17)添設させ、前
記ロータに軸方向空隙を介してマグネット(33)を臨
ませるように載置し、このマグネットの内方において一
対のブラシ(66)を配して前記ケーシングに組み付け
てなるブラケット(22)を備えたものであって、前記
ロータの反マグネット側に体積固有抵抗が10Ω・cm
以上で比重10以上の高密度部材樹脂からなるウエイト
(16、166)を配すれば達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯用無線通信装置
のサイレントコール手段として用いられる軸方向空隙式
超小型、特に偏心ウエイトを内蔵させたコアレス振動モ
ータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ポケットベルなどの携帯用無線通信装置
のサイレントコール手段として図4に示すように円筒モ
ータMの出力軸Sにタングステン合金製の偏心ウエイト
Wを配し、回転時にこの偏心ウエイトWの遠心力の差を
利用して振動を発生させるようにしたものが知られてい
る。
【0003】ところが、上記出力軸に偏心ウエイトWを
付加するものでは、セットメーカー側においては、この
偏心ウエイトの旋回空間を設計的に配慮しなくてはなら
ないなどの問題がある。
【0004】上記欠点を克服するために偏心ウエイトを
削除し、ロータ自体を偏心させた偏平コアレス振動モー
タとして実願昭63−111868号(USP5036
239)及びこれを出願変更した特願平4−29550
3号(特公平8−10972号)を先に本出願人は提案
している。すなわち、図5に示すように、3個の電機子
コイル9a,9bおよび9cを互いに重畳しないよう
に、且つ、平面が略扇型になるように片側に偏倚して配
置し、樹脂11で一体成形したロータRを用いるもの
で、この偏心したロータRを図6に示すように扁平コア
レス振動モータとして構成させることにより回転時に振
動を発生させるようにしたものである。すなわち、1は
浅いケース、2はこのケースの開口部にかしめられたブ
ラケット、3はこのブラケットに配され、前記ロータR
に磁界を与えるマグネット、このマグネットの内側には
ブラシベース4を介してターミナル5に植設されたブラ
シ6を有している。又、図中7はシャフト、8はロータ
ホルダ、9は電機子、10は平板コミュテータ、11は
ロータRを構成する樹脂、12a,12bは前記シャフ
トを回転自在に支承する軸受け、そして、13a,13
bはスラストワッシャである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような偏心ロー
タ自体で振動を発生させるようにしたものは、直径14
mm以上の偏平コアレスモータでは、偏心量も比較的大
きくとれるので、市場でも好評であるが、直径12mm
以下の超小型が要求される場合、重心の中心からの移動
量が少なく、モータを厚くしないと所望の振動量が得ら
れなくなるため補助的なウエイトが必要になってくる。
この補助的なウエイトを偏心ロータに添設する先行技術
として特公平7−108078号がある。ところが、単
純にロータに接着などにより金属製の補助ウエイトを添
設した場合、耐衝撃性の問題が生じやすい。すなわち、
携帯機器は取扱いミスにより常に落下の危険にさらされ
るので、耐衝撃性に十分配慮しなくてはならないが、ウ
エイト重量に携帯機器の重量が加味された振動加速度は
強大となるため単に接着だけでは問題となる。しかもウ
エイト自体が金属のため渦電流損の問題もでる。
【0006】この発明の目的は、直径12mm以下の超
小型偏平コアレスモータでも、厚みをさほど犠牲にする
ことなく所望の振動量を得ることができるようにするこ
とにある。この発明の別の目的は、偏心ウエイトに工夫
を凝らしてロータに確実に固着することにより耐衝撃性
を確保することにある。この発明のさらに別の目的は、
偏心ウエイトを非金属にして磁界中に配することによる
渦電流ロスを軽減させ、超小型ながらも低消費電流を得
ることにある。
【0007】
【課題を達成するための手段】上記課題は請求項1に示
すように、ケーシングと、このケーシングの内方におい
て複数個の空心コイルを片側に偏寄らせて樹脂で一体化
した偏心ロータと、このロータに添設されたコミュテー
タと、前記ロータに軸方向空隙を介して臨ませたマグネ
ットと、このマグネットを載置すると共にこのマグネッ
トの内方において一対のブラシを配し、前記ケーシング
に組み付けてなるブラケットを備えた軸方向空隙式超小
型コアレス振動モータにおいて、前記ロータの反マグネ
ット側に体積固有抵抗が10Ω・cm以上で比重10以
上の高密度部材からなるウエイトを配すれば達成でき
る。より具体的には請求項2に示すように、前記偏心ウ
エイトは複数個の取り付け用脚部が設けられた射出成型
品であって、この取り付け用脚部を空心コイル部分を除
いて前記ロータの厚み内に食い込むようにしたもので達
成できる。さらに請求項3に示すように前記偏心ロータ
は一体化する樹脂を比重5以上の高摺動性にし、ケーシ
ングに固定された軸に直接回転自在に支承されたものに
するのがよい。
【0008】請求項1に示す上記課題達成手段によれ
ば、ロータの重量を大きくでき、渦電流を軽減できる。
請求項2に示す上記課題達成手段によれば、偏心ウエイ
トの占める割合が大となって遠心力発生に大きく寄与で
きると共に、取り付け強度を確保できる。請求項3に示
す上記課題達成手段によれば、軸固定型にしてコストダ
ウンができると共に、ロータの重量がさらに大となって
大きな振動量が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態の構成
を図面に基づき説明する。図1は、この発明の軸方向空
隙式超小型コアレス振動モータの第一の実施の形態の断
面図、図2は同実施の形態における偏心ロータの組立図
である。そして図3は、同第二の実施の形態の要部同断
面図である。
【0010】図1,図2において、14は浅い円筒型の
ケーシングで、中央部を内側にバーリングしてなる軸保
持部14aを設けてある。この軸保持部14aに一端を
圧入した直径0.8ミリ程度の軸77が配される。この
軸77には、3個の空心コイル15a,15bおよび1
5cを60度の配置ピッチで片側に片寄らせて比重5の
高摺動性樹脂Jで一体成形してなる偏心ロータ15が直
接回転自在に支承されている。この偏心ロータ15の前
記ケーシング14との空隙側には、さらに略半月型のタ
ングステン粉末をポリアミド樹脂にバインドして射出成
形した比重11クラスの高密度偏心ウエイト16を両面
粘着層18を介して接着している。この偏心ウエイト1
6は、体積固有抵抗が50Ω・cm程度あるので、磁界
中に配されても渦電流の発生が低く押さえられる。この
他側には、印刷配線板からなる平板コミュテータ17が
一様に添設されている。前記偏心ウエイト16には、さ
らに固着強度を得るためと重量を稼ぐために偏心ロータ
15の厚み内に食い込む取付脚部16aが設けられる。
33は前記ロータ15に磁界を与えるためにわずかな空
隙を介して臨ませたリング状のネオジムマグネットで9
0度開角で4極等分着磁されてブラケット22に載置さ
れており、このマグネット33の内側において、ブラシ
ベース44が樹脂で前記ブラケット22と一体成形され
ている。このブラシベース44にはターミナル55が植
設され、このターミナル55に基端がスポットされた一
対のブラシ66が配され、このブラシ66の自由端が前
記平板コミュテータ17に適切な圧力で摺接されるよう
になっている。
【0011】図3は、第二の実施の形態を示すもので、
偏心ロータ155と偏心ウエイト166を一体成形して
なるものである。すなわち、偏心ウエイト166に、空
心コイル15a、15bおよび15cの内径に前記高摺
動性樹脂Jが回り込むように断面が皿ビス状の透孔16
bを設けて、この透孔16bより前記高摺動性樹脂Jを
射出することにより、一体化したものである。このよう
にすれば、前記の平板コミュテータ17を介して高摺動
性樹脂Jが回り込むので、体裁良く一体化できる。
【0012】上記各実施の形態ではシャフトを固定した
ものを示したが、従来のように2個の軸受けによってシ
ャフトをロータと一体にした回転型にしてもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明は、上述のとおりにしたのでサ
イズの極めて小さい扁平型振動モータが提供でき、各請
求項ごとにつぎのような効果を奏する。すなわち、請求
項1に示すような上記課題達成手段によれば、ロータの
重量を大きくでき、渦電流を軽減できる。請求項2に示
すような上記課題達成手段によれば、偏心ウエイトの占
める割合が大となって遠心力発生に大きく寄与できると
共に取り付け強度を確保できる。請求項3に示す上記課
題達成手段によれば、軸固定型にしてコストダウンがで
きると共に、ロータの重量がさらに大となって大きな振
動量が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸方向空隙型偏平コアレス振動モータ
の第一の実施の形態の断面図である。
【図2】同実施の形態における偏心ロータの組立図であ
る。
【図3】同第二の実施の形態の要部同断面図である。
【図4】従来の偏心ウエイトを外付した一般的な円筒コ
アレス振動モータの斜視図である。
【図5】従来の扁平コアレス振動モータのロータの平面
図である。
【図6】同ロータを用いる扁平コアレス振動モータの要
部断面図である。
【符号の説明】
14 ケーシング 15 ロータ 15a,15b,15c 空心コイル 16 高密度偏心ウエイト 17 平板コミュテータ 18 接着層 22 ブラケット 33 リング状マグネット 44 ブラシベース 55 ターミナル 66 ブラシ 77 シャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングの内方に
    おいて複数個の空心コイルを片側に偏寄らせて樹脂で一
    体化した偏心ロータと、この偏心ロータに添設されたコ
    ミュテータと、前記ロータに軸方向空隙を介して臨ませ
    たマグネットと、このマグネットを載置すると共にこの
    マグネットの内方において一対のブラシを配し、前記ケ
    ーシングに組み付けてなるブラケットを備えた軸方向空
    隙式超小型コアレス振動モータにおいて、前記ロータの
    反マグネット側に体積固有抵抗が10Ω・cm以上で比
    重10以上の高密度部材からなる偏心ウエイトを配した
    ことを特徴とする軸方向空隙式超小型コアレス振動モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記偏心ウエイトは複数個の取り付け用
    脚部が設けられた射出成型品であって、この取り付け用
    脚部を空心コイル部分を除いて前記ロータの厚み内に食
    い込むようにした請求項1に記載の軸方向空隙式超小型
    コアレス振動モータ。
  3. 【請求項3】 前記偏心ロータは一体化する樹脂を比重
    5以上の高摺動性にし、ケーシングに固定された軸に直
    接回転自在に支承された請求項1または2に記載の軸方
    向空隙式超小型コアレス振動モータ。
JP6432398A 1998-02-27 1998-02-27 軸方向空隙式超小型コアレス振動モータ Pending JPH11252882A (ja)

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JP (1) JPH11252882A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100422039B1 (ko) * 2001-09-10 2004-03-11 삼성전기주식회사 진동모터
JP2005192391A (ja) * 2000-06-26 2005-07-14 Samsung Electro Mech Co Ltd 扁平型振動モータの製造方法
JP2009254085A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Minebea Motor Manufacturing Corp 振動モータ

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