JPH11252544A - 動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体 - Google Patents

動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体

Info

Publication number
JPH11252544A
JPH11252544A JP5083998A JP5083998A JPH11252544A JP H11252544 A JPH11252544 A JP H11252544A JP 5083998 A JP5083998 A JP 5083998A JP 5083998 A JP5083998 A JP 5083998A JP H11252544 A JPH11252544 A JP H11252544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit stream
partial
unit
output
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5083998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhito Muranushi
一仁 村主
Mitsuro Ikeda
充郎 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP5083998A priority Critical patent/JPH11252544A/ja
Publication of JPH11252544A publication Critical patent/JPH11252544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化効率および拡張性の増加を図った動画
像符号化装置を安価に実現する。 【解決手段】 ヘッダ選択部2は、付加するヘッダ情報
の有無を入力した部分領域の原画像中での位置に応じて
決定するので、BS(ビットストリーム)再構成部32
におけるオーバヘッドが削減される。また、境界情報判
定部14は部分BSの境界情報を出力し、BS再構成部
32ではこの境界情報に基づいて再構成を行うため、境
界を検出するための復号処理が不要になり、オーバヘッ
ドを削減できる。さらに、出力権設定部16は、出力権
を有している場合のみ部分BSを出力し、一連の部分B
Sの出力が終了すると出力権を次に譲渡するので、BS
再構成部32において部分BSを保持するバッファが不
要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原画像を空間分割
または時間分割して符号化するための動画像符号化装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像を実時間で符号化するための装置
において、符号化対象となる原画像が高精細である場合
や、より精度の高い演算を行って符号化効率を高める必
要がある場合などに、その要求演算量が膨大になり、単
独の動画像符号化装置の処理能力では実行できなくなる
場合がある。このような場合、複数の演算装置を並列動
作させることで演算量の増加に対応し、各演算装置が、
空間分割または時間分割された原画像の部分領域の符号
化する場合が多い。
【0003】本明細書では、空間分割または時間分割さ
れた原画像の部分領域の符号化するための装置を単位符
号化装置と呼ぶ。ここで、単位符号化装置は、専用ハー
ドウェアによって構成される場合、汎用プロセッサもし
くはDSP(DigitalSignal Proce
ssor)で実行されるソフトウェアによって構成され
る場合、これらの組み合わせによって構成される場合が
ある。
【0004】図6は、第1の従来の動画像符号化装置の
構成を示したブロック図であり、[Yoshiyuki Yashima
et al.: An HDTV Paralled Coding Method Ba
sedon Image Division., International Workshop
on HDTV '94, 8-A-1,Oct. 1994]で紹介されてい
るものである。
【0005】この第1の従来の動画像符号化装置は、図
6に示されるように、画像分割部10と、単位符号化装
置71〜74と、ビットストリーム再構成部30とから
構成されている。
【0006】入力原画像は画像分割部10によって分割
され、分割された各部分領域はそれぞれ単位符号化装置
71〜74に入力される。図6の動画像符号化装置で
は、入力原画像を空間分割する場合の例を図示してい
る。
【0007】各単位符号化装置71〜74は、符号化ア
ルゴリズムに基づき、入力された部分領域を符号化し、
ヘッダ情報と、ヘッダ情報に続くデータから構成される
ビットストリームを生成する。各単位符号化装置71〜
74によって生成されるビットストリームは、原画像の
一部の領域を符号化した結果であるので、本明細書中に
おいてはこの信号を部分ビットストリームと称すること
とする。
【0008】また、各単位符号化装置71〜74は、そ
れぞれヘッダ生成部1と、データ生成部4と、ビットス
トリーム(BS)構成部3とから構成されている。
【0009】ヘッダ生成部1は、ヘッダ情報を生成して
いる。データ生成部2は、画像分割部により分割された
部分領域を画像データに変換している。ビットストリー
ム構成部3は、ヘッダ生成部1により生成されたヘッダ
情報とデータ生成部2により生成された画像データに基
づいて部分ビットストリームを生成している。
【0010】ビットストリーム再構成部30は、各単位
符号化装置71〜74から出力される部分ビットストリ
ームを一旦各FIFO(First In First
Out:先入れ先出し型メモリ)5に格納し、各部分
ビットストリームを所定の順序で連結し、原画像の符号
化結果としてのビットストリームを出力する。ビットス
トリーム再構成部30で部分ビットストリームを所定の
順序で連結するためには、各FIFO5からのデータ読
み出し順序を適切に制御する必要がある。このために、
各FIFO5に格納された部分ビットストリーム間の境
界をビットストリーム解析部7で解析し、その解析結果
をもとに、出力されるビットストリームが符号化の規則
に違反しないように、FIFO5からの読み出し順序を
FIFO制御部6によって制御する。
【0011】この第1の従来例は、空間分割された原画
像の部分領域の各々を、独立動作する単位符号化装置7
1〜74でそれぞれ符号化し、各単位符号化装置71〜
74から出力される部分ビットストリームをそのまま束
ねることで動画像符号化装置のビットストリーム出力を
得ることに特徴がある。この構成は、処理能力の低い既
存のシステムを単位符号化装置として使用可能であり、
動画像符号化装置を比較的安価に実現できる利点があ
る。しかし、各部分領域を独立して扱うため、動画像符
号化装置から出力されるビットストリームには本来不必
要なヘッダなどが含まれており、この分、符号化効率が
低下する欠点がある。
【0012】例えば、MPEG2[ITU−T勧告書H
−262]で規定されるピクチャヘッダは、原画像の左
上角の部分領域Aの符号化を行う単位符号化装置71が
生成するヘッダ情報のみに含まれていればよく、他の部
分ビットストリーム中に含まれるヘッダ情報は冗長であ
る。
【0013】次に、第2の従来の動画像符号化装置を図
7を参照して説明する。
【0014】この第2の従来の動画像符号化装置は、図
6の第1の従来の動画像符号化装置に対して、ビットス
トリーム再構成部30をビットストリーム再構成部34
に置き換えたものである。
【0015】ビットストリーム再構成部34は、図6に
おけるビットストリーム再構成部30に対して、各単位
符号化装置71〜74から出力される部分ビットストリ
ーム中の不要なヘッダ情報などを削除するためのヘッダ
削除部19を設け、FIFO制御部6、ビットストリー
ム解析部7をそれぞれFIFO制御部76、ビットスト
リーム解析部77に置き換えたものである。
【0016】この第2の従来例ではヘッダ情報を削除す
るため、第1の従来例の場合と比べて、ビットストリー
ム解析部77とFIFO制御部76に要求される機能に
も違いがある。第1の従来例では、部分ビットストリー
ム中のヘッダとデータを分離せずにヘッダ情報を残した
ままでビットストリームを出力することと、FIFO5
をオーバーフロさせないことがビットストリーム再構成
部30への要求条件であり、読み出し対象となるFIF
O5の切替え順序に制約はなかった。しかし、第2の従
来例のように、ビットストリームを再構成する際にヘッ
ダ情報を削除する場合には、FIFO5の切替え順序も
適切に制御する必要がある。
【0017】図8に、原画像を2つの部分領域に分割し
た場合について、ビットストリーム再構成部の処理内容
を示す。この説明における、動画像符号化装置は画像分
割部10と、単位符号化装置80A、80Bと、ビット
ストリーム再構成部35とから構成されている。また、
ビットストリーム再構成部35は、2つのFIFO5
と、FIFO制御部86と、ビットストリーム解析部8
7とから構成されている。
【0018】動画像符号化装置においては、原画像に対
するビットストリームは、ラスタスキャン順で生成され
る必要があり、ビットストリーム再構成部35から、A
0、B0、A1、B1・・・の順で出力されなければな
らない。単位符号化装置80AはA0、A1・・・の順
で、単位符号化装置80BはB0、B1・・・の順で生
成した部分ビットストリームをFIFO5に書き込むた
め、ビットストリーム解析部87がA0とA1の境界を
検出したら、FIFO制御部86はB0が格納されてい
るFIFO5からの読み出しを開始し、ビットストリー
ム解析部87がB0とB1の境界を検出したら、FIF
O制御部86はA1の格納されているFIFO5からの
読み出しを開始するように制御している。
【0019】第2の従来例は、第1の従来例と同様、既
存のシステムを単位符号化装置として使用可能であり、
かつ、動画像符号化装置から出力されるビットストリー
ムに不要なヘッダなどを含まないため、符号化効率の低
下を防ぐことができる利点がある。しかし、ビットスト
リーム再構成部で不要なヘッダを削除するためには、単
位符号化装置から得られるビットストリームを詳細に解
析する必要があり、ほとんど完全な復号化装置を必要と
する。このため、ビットストリーム再構成部の規模が大
きくなる欠点がある。また、単位符号化装置をいくつ使
用するかによってビットストリーム再構成部の変更が必
要になり、動画像符号化装置の拡張性に乏しい欠点もあ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来の動画
像符号化装置では、下記のような問題点があった。 (1)単位符号化装置が不要なヘッダを出力することに
より符号化効率の低下を招いたり、ビットストリームを
再構成するためのオーバヘッドが大きくなる。 (2)ビットストリーム再構成部の構成が、前段の単位
符号化装置数に依存するため、拡張性に乏しい。
【0021】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、符号化効率の低下を防
ぐとともに、より拡張性に富んだ動画像符号化装置を提
供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の動画像符号化装置は、動画像である原画像
を空間分割または時間分割して複数の部分領域とする画
像分割部と、前記画像分割部において分割された各部分
領域をそれぞれ符号化して部分ビットストリームとして
出力する複数の単位符号化装置と、前記各単位符号化装
置から出力された各部分ビットストリームを再構成して
ビットストリームとして出力するビットストリーム再構
成部とを有する動画像符号化装置において、前記各単位
符号化装置は、生成した部分ビットストリームに付加す
るヘッダ情報の有無を、入力した部分領域の原画像中で
の位置に応じて決定するヘッダ選択手段を有することを
特徴とする。
【0023】本発明は、各単位符号化装置におけるヘッ
ダ選択手段が、生成した部分ビットストリームに付加す
るヘッダ情報の有無を、入力した部分領域の原画像中で
の位置に応じて決定することにより各部分ビットストリ
ームに不要なヘッダが含まれないようにしたものであ
る。
【0024】したがって、ビットストリーム再構成部に
おいて不要なヘッダな削除せずに各単位符号化装置から
出力される部分ビットストリームを単純に繋ぐだけで、
ビットストリームの再構成をすることができ、ビットス
トリーム再構成部におけるオーバヘッドを削減すること
ができる。
【0025】また、本発明の動画像符号化装置は、動画
像である原画像を空間分割または時間分割して複数の部
分領域とする画像分割部と、前記画像分割部において分
割された各部分領域をそれぞれ符号化して部分ビットス
トリームとして出力する複数の単位符号化装置と、前記
各単位符号化装置から出力された各部分ビットストリー
ムを再構成してビットストリームとして出力するビット
ストリーム再構成部とを有する動画像符号化装置におい
て、前記各単位符号化装置は、生成した部分ビットスト
リームに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領
域の原画像中での位置に応じて決定するヘッダ選択手段
と、入力した部分ビットストリーム間の境界検出を行な
い、該境界検出によって得られた情報をビットストリー
ム境界情報として出力する境界情報検出手段とを有し、
前記ビットストリーム再構成部は、前記ビットストリー
ム境界情報を用いて前記各部分ビットストリームの再構
成を行うことを特徴とする。
【0026】本発明は、部分ビットストリームの生成を
行う単位符号化装置が部分ビットストリームの境界位置
に関連する情報をビットストリーム境界情報として出力
するようにし、ビットストリーム再構成部ではこのビッ
トストリーム境界情報に基づいて各部分ビットストリー
ムの再構成を行うようにしたものである。
【0027】したがって、ビットストリーム再構成部で
は、部分ビットストリームの境界を検出するために必要
な各部分ビットストリームの復号処理が不要になり、ビ
ットストリーム再構成部におけるオーバヘッドを削減す
ることができる。
【0028】また、本発明の動画像符号化装置は、動画
像である原画像を空間分割または時間分割して複数の部
分領域とする画像分割部と、前記画像分割部において分
割された各部分領域をそれぞれ符号化して部分ビットス
トリームとして出力する複数の単位符号化装置と、前記
各単位符号化装置から出力された各部分ビットストリー
ムを再構成してビットストリームとして出力するビット
ストリーム再構成部とを有する動画像符号化装置におい
て、前記各単位符号化装置は、生成した部分ビットスト
リームに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領
域の原画像中での位置に応じて決定するヘッダ選択手段
と、入力した部分ビットストリーム間の境界検出を行な
い、該境界検出によって得られた情報をビットストリー
ム境界情報として出力する境界情報検出手段と、他の単
位符号化装置から部分ビットストリームの出力権を譲渡
されると生成した部分ビットストリームの出力許可を行
ない、前記ビットストリーム境界情報を入力することに
より前記ビットストリーム再構成部から連続して出力さ
れるべき符号化対象領域の部分ビットストリームの出力
が終了したことを検出すると部分ビットストリームの出
力を停止するとともに前記出力権を続く画像領域を符号
化する他の単位符号化装置に譲渡する出力権設定手段と
を有していることを特徴とする。
【0029】本発明は、各単位符号化装置が、部分ビッ
トストリームの出力権が与えられている場合のみ部分ビ
ットストリームを出力し、ビットストリーム再構成部か
ら連続して出力されるべき符号化対象領域の部分ビット
ストリームの出力が終了するとその出力権を次の単位符
号化装置に譲渡するようにしたものである。
【0030】したがって、ある時刻で部分ビットストリ
ームの出力を行う単位符号化装置は常に1つであるた
め、ビットストリーム再構成部において各単位符号化装
置から出力される部分ビットストリームを保持しておく
ためのバッファ記憶手段をもつ必要がなくなる。
【0031】また、本発明の実施態様によれば、前記境
界情報検出手段が、部分ビットストリームが発生するデ
ータ量をカウントするための発生データ量カウント手段
と、連続して出力されるべき部分ビットストリーム毎に
前記発生データ量カウント手段の最終値を格納するため
のデータ量記憶手段と、前記ビットストリーム再構成部
に出力されるデータ量をカウントしている出力データ量
カウント手段と、前記出力データ量カウント手段におけ
るカウント値と前記データ量記憶手段の先頭に格納され
ている値とを比較することにより、出力中の符号化対象
領域の部分ビットストリームと他の符号化対象領域の部
分ビットストリームとの境界検出を行ない、該境界検出
によって得られた情報を前記部分ビットストリーム境界
情報として出力する境界判定部とから構成されている。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0033】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態の動画像符号化装置の構成を示したブロック
図である。図6中と同番号は同じ構成要素を示す。
【0034】本実施形態の動画像符号化装置は、図6の
第1の従来の動画像符号化装置に対して単位符号化装置
71〜74を単位符号化装置21〜24に置き換えたも
のである。
【0035】単位符号化装置21〜24は、図6におけ
る単位符号化装置71〜74に対して、ヘッダ生成部1
とビットストリーム構成部3との間にヘッダ選択部2を
設けたものである。
【0036】ヘッダ選択部2は、ヘッダ生成部1によっ
て生成されたヘッダのうち、必要なヘッダのみを選択し
てビットストリーム構成部3に出力する。図1では、ヘ
ッダ選択部2は、ピクチャの先頭に設けられるヘッダの
みをビットストリーム構成部3に出力している。
【0037】次に、本実施形態の動画像符号化装置の動
作について図1を用いて説明する。
【0038】本実施形態の単位符号化装置21〜24
は、ヘッダ生成部1で生成されたヘッダ情報をデータ生
成部4で生成されたデータに付加するか否かを、ヘッダ
選択部2によって選択し、データに付加されるべき必要
なヘッダ情報のみが部分ビットストリームに含まれるよ
うにする。ヘッダ選択部2によって選択されるヘッダ情
報は、単位符号化装置21〜24毎に変更することが可
能であり、図1では、単位符号化装置21でのみヘッダ
情報を付加する例を示している。
【0039】ビットストリーム再構成部30は、各単位
符号化装置21〜24から出力される部分ビットストリ
ームを解析し、スライスヘッダ数をカウントすることに
より、単位符号化装置21〜24から連続的に出力され
る部分ビットストリームから1フレーム分の部分ビット
ストリームを抽出することができる。これは、各単位符
号化装置21〜24から出力される1フレーム分の部分
ビットストリームが、ヘッダ情報から始まり、部分領域
に含まれるスライス数と同数のスライスヘッダに続くス
ライスデータで終ることが符号化規格によって規定され
ているからである。ビットストリーム再構成部30は、
こうして抽出された1フレーム分の部分ビットストリー
ムを所定の順序で繋げることで、原画像に対するビット
ストリームを出力することができる。
【0040】本実施形態では、ヘッダ選択部2は、ピク
チャの先頭に設けられるヘッダのみを選択して出力する
ものであったが、本発明はこれに限定されるものではな
く、当該部分領域の原画像中での位置に応じて、生成す
る部分ビットストリームに付加するヘッダ情報を変更す
るようにすれば様々な画像データに対応することができ
る。
【0041】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の動画像符号化装置について説明する。
【0042】上記第1の実施形態では、各単位符号化装
置21〜24が連続的に部分ビットストリームを出力す
るため、ビットストリーム再構成部30で、部分ビット
ストリームを解析する必要がある。この解析は、実際に
は復号処理であって、動画像符号化装置には本来は不必
要な処理であり、システム構成上のオーバーヘッドとな
る。本実施形態は、このオーバヘッドを低減することを
目的としたものである。
【0043】図2は、本発明の第2の実施形態の動画像
符号化装置の構成を示したブロック図である。図1中と
同番号は同じ構成要素を示す。
【0044】本実施形態は、画像分割部10と、単位符
号化装置41〜44と、ビットストリーム再構成部31
とから構成されている。
【0045】本実施形態における単位符号化装置41〜
44は、第1の実施形態における単位符号化装置21〜
24に対して、部分ビットストリーム間の境界情報を検
出するための境界情報検出部11をそれぞれ追加したも
のである。
【0046】境界情報検出部11は、発生データ量カウ
ンタ12と、データ量FIFO13と、境界判定部14
と、出力データ量カウンタ15とから構成されている。
【0047】発生データ量カウンタ12は、ビットスト
リーム構成部3において部分ビットストリームが発生す
るデータ量をカウントしている。
【0048】データ量FIFO13は、連続して出力さ
れるべき部分ビットストリームごとに発生データ量カウ
ンタ12の最終値を格納する。
【0049】出力データ量カウンタ15は、ビットスト
リーム構成部3からビットストリーム再構成部31に出
力されるデータ量をカウントしている。
【0050】境界判定部14は、出力データ量カウンタ
15によってカウントされた値とデータ量FIFO13
の先頭に格納されている値とを比較することにより、そ
の時点で出力中の符号化対象領域の部分ビットストリー
ムと他の符号化対象領域の部分ビットストリームとの境
界を判定し、その結果を部分ビットストリーム境界情報
として出力している。
【0051】また、ビットストリーム再構成部31は、
FIFO制御部36と、4つのFIFO5とから構成さ
れている。
【0052】FIFO制御部36は、各FIFO5に記
憶されている部分ビットストリームが適切な順序で連結
されることによりビットストリームが生成されるよう
に、各単位符号化装置41〜44から送られるビットス
トリーム境界情報に基づいてFIFO5の読み出し順序
を制御している。
【0053】次に、本実施形態の動作について図2を参
照して説明する。
【0054】単位符号化装置41〜44は、ビットスト
リーム再構成部31から連続して出力されるべき部分ビ
ットストリームの生成終了ごとに、発生データ量カウン
タ12はそのカウンタ値をデータ量FIFO13に書き
込む。また、出力データ量カウンタ15は、ビットスト
リーム構成部3からビットストリーム再構成部31への
出力データ量をカウントする。そして、境界判定部14
では、出力データ量カウント部15によってカウントさ
れた値とデータ量FIFO13の先頭に格納されている
値とを比較することにより、その時点で出力中の符号化
対象領域の部分ビットストリームと他の符号化対象領域
の部分ビットストリームとの境界を判定し、その結果を
部分ビットストリーム境界情報として出力する。
【0055】そして、ビットストリーム再構成部31
は、各単位符号化装置41〜44から送られるビットス
トリーム境界情報をもとにFIFO5の読み出し順序を
制御し、部分ビットストリームを適切な順序で連結した
ビットストリームを出力可能になる。
【0056】例えば、ビットストリーム境界情報をもと
にFIFO5内に格納された部分ビットストリームのデ
ータ量を監視し、FIFO5から読み出されたデータ量
と比較することで、データ読み出し対象のFIFO5を
切替える制御方法や、ビットストリーム境界情報をFI
FO5に直接書き込むことで、FIFO5からビットス
トリーム境界情報が出力された時点でデータ読み出し対
象のFIFO5を切替える制御方法などが考えられる。
【0057】本実施形態では、単位符号化装置41〜4
4から出力される部分ビットストリームをビットストリ
ーム再構成部31において解析する必要がなくなる。ま
た、単位符号化装置41〜44に追加される境界情報検
出部11は、発生データ量カウンタ12と出力データ量
カウンタ15という2つのカウンタと、データ量FIF
O13という1つのFIFOのみで構成可能であり、こ
れらのカウンタやFIFOの制御タイミングが、「部分
ビットストリームの終了」という符号化処理の制御上必
要不可欠なタイミングであるため、単位符号化装置の構
成を複雑にすることなく追加可能である。
【0058】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態の動画像符号化装置について説明する。
【0059】上記第2の実施形態では、各単位符号化装
置41〜44が同時に部分ビットストリームを出力する
ため、ビットストリーム再構成部31では、各部分ビッ
トストリームを所定の順序でつなぎ合わせるためのバッ
ファであるFIFO5を複数設ける必要があった。本実
施形態は、このバッファを無くすことによりビットスト
リーム再構成部を簡素化または不要とすることを目的と
するためのものである。
【0060】図3は、本発明の第3の実施形態の動画像
符号化装置の構成を示したブロック図である。図2中と
同番号は同じ構成要素を示す。
【0061】本実施形態は、画像分割部10と、単位符
号化装置51〜54と、ビットストリーム再構成部32
とから構成されている。
【0062】単位符号化装置51〜54は、図2の単位
符号化装置41〜44に対して、それぞれ出力権設定部
16と、切り替え器17を設けたものである。
【0063】出力権設定部16は、他の出力権設定部か
ら部分ビットストリームの出力権を譲渡されると出力許
可信号19をアクティブとし、境界判定部14から出力
されたビットストリーム境界情報により、ビットストリ
ーム再構成部32から連続して出力されるべき符号化対
象領域の部分ビットストリームの出力が終了したことを
検出すると出力許可信号19をインアクティブとすると
ともにその出力権を続く画像領域を符号化する次の単位
符号化装置に譲渡する。
【0064】切り替え器17は、出力権設定部16から
出力された出力許可信号19がアクティブの場合のみビ
ットストリーム構成部3から出力された部分ビットスト
リームをビットストリーム再構成部32に出力する。
【0065】出力権設定部16は、動画像符号化装置の
初期化時に、装置中で唯一の単位符号化装置のみが部分
ビットストリームの出力権を有するように設定される。
通常、初期化後に部分ビットストリーム出力権をもつの
は、原画像の左上角の部分領域を符号化する単位符号化
装置である。
【0066】また、ビットストリーム再構成部32は、
図2のビットストリーム再構成部31に対してFIFO
部5およびFIFO制御部36を削除し、単位符号化装
置51〜54から出力された部分ビットストリームを単
に合成してビットストリームとして出力するようにした
ものである。
【0067】図4に、本実施形態におけるビットストリ
ーム出力タイミングを示す。この図4を参照すると、各
単位符号化装置51〜54は、出力権譲渡に伴って順番
に部分ビットストリームを出力していることがわかる。
【0068】また、図3のように、各単位符号化装置5
1〜54が、水平方向に分割された原画像の部分領域を
符号化する場合、この部分ビットストリームの出力権の
譲渡は、原画像中の直下の部分領域を符号化する単位符
号化装置への譲渡となる。また、図3のように、原画像
中で最下部の部分領域を符号化する単位符号化装置54
から最上部の部分領域を符号化する単位符号化装置51
への譲渡を行うパスを設け、この部分ビットストリーム
出力権の譲渡が巡回する構成とすれば、ビットストリー
ム再構成部32からの部分ビットストリーム出力要求に
対して単位符号化装置51〜54から出力される部分ビ
ットッストリームがそのまま、再構成されたビットスト
リームとなる。これにより、ビットストリーム再構成の
ために必要な機能はほとんど無くなり、ハードウェアに
よる構成では、単位符号化装置51〜54からの部分ビ
ットストリーム出力をパス接続することで、ビットスト
リーム再構成部32が完全に不要になる。また、所要演
算量の変化に対応するためには、リング状に接続される
単位符号化装置の数を変更するだけで対応可能で、所要
演算量の変化に対して柔軟な対応が可能になり、動画像
符号化装置の拡張性が増大する。
【0069】(第4の実施形態)図5は、本発明の第4
の実施形態の動画像符号化装置の構成を示したブロック
図である。
【0070】上記第1から第3の実施形態では、原画像
を空間分割している場合の例であったが、本実施形態で
は、原画像をフレーム単位に時間分割する場合の例であ
る。
【0071】動画像は時間的に連続するフレームと呼ば
れる静止画から構成されている。そして、動画像の符号
化規格には、フレームに対するヘッダ情報を含むビット
ストリーム階層(ピクチャレイヤ)、複数の連続するフ
レーム(GOP:GroupOf Pictures)
に対するヘッダ情報を含むビットストリーム階層(GO
Pレイヤ)、複数のGOPに対するヘッダ情報を含むビ
ットストリーム階層(シーケンスレイヤ)が定義されて
いる。
【0072】画像分割部における原画像の単位符号化装
置への分配処理で、これらのビットストリーム階層に対
応したフレームやGOPを部分領域として各単位符号化
装置に分配することで、符号化処理を分散処理させるこ
とが可能になる。
【0073】本実施形態は、図3の第3の実施形態の動
画像符号化装置に対して、画像分割部10を画像分割部
40に置き換えたものである。画像分割部40は、原画
像を時間分割してそれぞれ部分領域として出力してい
る。
【0074】本実施形態は、画像分割部から各単位符号
化装置に送られる部分領域がフレーム単位となること
と、各単位符号化装置51〜54のヘッダ選択部2で取
捨選択されるヘッダ情報が異なることを除いて、第1の
実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態の構成と変
わるところはない。また、同様に、単位符号化装置51
〜54への画像分割時に時間分割と空間分割を同時に行
う構成も、画像分割部40での部分領域の分配方法と、
各単位符号化装置51〜54のヘッダ選択部2での取捨
選択されるヘッダ情報を適切に変更することで実現可能
である。
【0075】以上で説明したように、上記本実施形態の
動画像符号化装置によれば、動画像符号化装置を構成す
る単位符号化装置が、部分ビットストリームの必要部分
のみを生成するため、ビットストリーム再構成を行う際
に、各々の単位符号化装置から出力される部分ビットス
トリームを解析する必要がなく、各々の部分ビットスト
リームを所定の順序でつなぐだけで、所望のビットスト
リームを得ることができる。また、原画像を適切に空間
分割して単位符号化装置で処理すれば、ビットストリー
ム再構成は、単位符号化装置を協調動作させることで実
行可能で、かつ、単位符号化装置数に依存しない構成と
できるため、符号化装置の拡張性にも優れている。これ
らのために必要な単位符号化装置は、解像度の低い動画
像の符号化が可能な既存の装置がもつ機能を活用するた
め、比較的僅かな機能追加のみで実現可能である。
【0076】
【発明の効果】上記で説明したように、本発明の動画像
符号化装置は、原画像の空間または時間分割処理におけ
る符号化効率および拡張性を高くすることができるとと
もに低コスト化を図ることができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の動画像符号化装置の
構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の動画像符号化装置の
構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の動画像符号化装置の
構成を示したブロック図である。
【図4】図3の動画像符号化装置の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図5】本発明の第4の実施形態の動画像符号化装置の
構成を示したブロック図である。
【図6】第1の従来の動画像符号化装置の構成を示した
ブロック図である。
【図7】第2の従来の動画像符号化装置の構成を示した
ブロック図である。
【図8】ビットストリームの再構成を説明するための図
である。
【符号の説明】 1 ヘッダ生成部 2 ヘッダ選択部 3 ビットストリーム(BS)構成部 4 データ生成部 5 FIFO 6 FIFO制御部 7 ビットストリーム(BS)解析部 10 画像分割部 11 境界情報検出部 12 発生データ量カウンタ 13 データ量FIFO 14 境界判定部 15 出力データ量カウンタ 19 ヘッダ削除部 21〜24 単位符号化装置 30〜35 ビットストリーム再構成部 36 FIFO制御部 41〜44 単位符号化装置 51〜54 単位符号化装置 61〜64 単位符号化装置 71〜74 単位符号化装置 80A、80B 単位符号化装置 86 FIFO制御部 87 ビットストリーム(BS)解析部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とする画像分割部と、 前記画像分割部において分割された各部分領域をそれぞ
    れ符号化して部分ビットストリームとして出力する複数
    の単位符号化装置と、 前記各単位符号化装置から出力された各部分ビットスト
    リームを再構成してビットストリームとして出力するビ
    ットストリーム再構成部とを有する動画像符号化装置に
    おいて、 前記各単位符号化装置は、生成した部分ビットストリー
    ムに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領域の
    原画像中での位置に応じて決定するヘッダ選択手段を有
    することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とする画像分割部と、 前記画像分割部において分割された各部分領域をそれぞ
    れ符号化して部分ビットストリームとして出力する複数
    の単位符号化装置と、 前記各単位符号化装置から出力された各部分ビットスト
    リームを再構成してビットストリームとして出力するビ
    ットストリーム再構成部とを有する動画像符号化装置に
    おいて、 前記各単位符号化装置は、生成した部分ビットストリー
    ムに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領域の
    原画像中での位置に応じて決定するヘッダ選択手段と、 入力した部分ビットストリーム間の境界検出を行ない、
    該境界検出によって得られた情報をビットストリーム境
    界情報として出力する境界情報検出手段とを有し、 前記ビットストリーム再構成部は、前記ビットストリー
    ム境界情報を用いて前記各部分ビットストリームの再構
    成を行うことを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とする画像分割部と、 前記画像分割部において分割された各部分領域をそれぞ
    れ符号化して部分ビットストリームとして出力する複数
    の単位符号化装置と、 前記各単位符号化装置から出力された各部分ビットスト
    リームを再構成してビットストリームとして出力するビ
    ットストリーム再構成部とを有する動画像符号化装置に
    おいて、 前記各単位符号化装置は、生成した部分ビットストリー
    ムに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領域の
    原画像中での位置に応じて決定するヘッダ選択手段と、 入力した部分ビットストリーム間の境界検出を行ない、
    該境界検出によって得られた情報をビットストリーム境
    界情報として出力する境界情報検出手段と、 他の単位符号化装置から部分ビットストリームの出力権
    を譲渡されると生成した部分ビットストリームの出力許
    可を行ない、前記ビットストリーム境界情報を入力する
    ことにより前記ビットストリーム再構成部から連続して
    出力されるべき符号化対象領域の部分ビットストリーム
    の出力が終了したことを検出すると部分ビットストリー
    ムの出力を停止するとともに前記出力権を続く画像領域
    を符号化する他の単位符号化装置に譲渡する出力権設定
    手段とを有していることを特徴とする動画像符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 前記境界情報検出手段が、 部分ビットストリームが発生するデータ量をカウントす
    るための発生データ量カウント手段と、 連続して出力されるべき部分ビットストリーム毎に前記
    発生データ量カウント手段の最終値を格納するためのデ
    ータ量記憶手段と、 前記ビットストリーム再構成部に出力されるデータ量を
    カウントしている出力データ量カウント手段と、 前記出力データ量カウント手段におけるカウント値と前
    記データ量記憶手段の先頭に格納されている値とを比較
    することにより、出力中の符号化対象領域の部分ビット
    ストリームと他の符号化対象領域の部分ビットストリー
    ムとの境界検出を行ない、該境界検出によって得られた
    情報を前記部分ビットストリーム境界情報として出力す
    る境界判定部とから構成されている請求項2または3記
    載の動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とし、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力し、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する動画像符号化方法において、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力際に、生成した部分ビットストリ
    ームに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領域
    の原画像中での位置に応じて決定することを特徴とする
    動画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とし、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力し、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する動画像符号化方法において、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力際に、生成した部分ビットストリ
    ームに付加するヘッダ情報の有無を、入力した部分領域
    の原画像中での位置に応じて決定するとともに、入力し
    た部分ビットストリーム間の境界検出を行ない、該境界
    検出によって得られた情報をビットストリーム境界情報
    として出力し、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する際に、前記ビットストリーム境界情
    報を用いて前記各部分ビットストリームの再構成を行う
    ことを特徴とする動画像符号化方法。
  7. 【請求項7】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とし、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力し、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する動画像符号化方法において、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力際に、生成した部分ビットストリ
    ームに付加するヘッダ情報の有無を入力した部分領域の
    原画像中での位置に応じて決定するとともに、入力した
    部分ビットストリーム間の境界検出を行ない、該境界検
    出によって得られた情報をビットストリーム境界情報と
    し、 前記各部分領域のうちある1つの部分領域を符号化して
    部分ビットストリームとして出力する処理が終了する
    と、他の部分領域を符号化して部分ビットストリームと
    して出力する処理を開始し、前記ビットストリーム境界
    情報を入力することにより前記ビットストリーム再構成
    部から連続して出力されるべき符号化対象領域の部分ビ
    ットストリームの出力が終了したことを検出すると該処
    理を終了して続く画像領域を符号化する次の部分領域を
    符号化して部分ビットストリームとして出力する処理を
    開始することを特徴とする動画像符号化方法。
  8. 【請求項8】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とする処理と、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力する処理と、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力するする処理と実行するための動画像符
    号化プログラムを記録した記録媒体において、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力する処理の際に、生成した部分ビ
    ットストリームに付加するヘッダ情報の有無を、入力し
    た部分領域の原画像中での位置に応じて決定する処理を
    行うことを特徴とする動画像符号化プログラムを記録し
    た記録媒体。
  9. 【請求項9】 動画像である原画像を空間分割または時
    間分割して複数の部分領域とする処理と、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力する処理と、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する処理とを実行するための動画像符号
    化プログラムを記録した記録媒体において、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力する処理を行う際に、生成した部
    分ビットストリームに付加するヘッダ情報の有無を、入
    力した部分領域の原画像中での位置に応じて決定すると
    ともに、入力した部分ビットストリーム間の境界検出を
    行ない、該境界検出によって得られた情報をビットスト
    リーム境界情報として出力する処理と、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する処理を行う際に、前記ビットストリ
    ーム境界情報を用いて前記各部分ビットストリームの再
    構成を行う処理を実行することを特徴とする動画像符号
    化プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 動画像である原画像を空間分割または
    時間分割して複数の部分領域とする処理と、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力する処理と、 前記各部分ビットストリームを再構成してビットストリ
    ームとして出力する処理とを実行するための動画像符号
    化プログラムを記録した記録媒体において、 前記各部分領域をそれぞれ符号化して複数の部分ビット
    ストリームとして出力する処理を行う際に、生成した部
    分ビットストリームに付加するヘッダ情報の有無を入力
    した部分領域の原画像中での位置に応じて決定するとと
    もに、入力した部分ビットストリーム間の境界検出を行
    ない、該境界検出によって得られた情報をビットストリ
    ーム境界情報とする処理と、 前記各部分領域のうちある1つの部分領域を符号化して
    部分ビットストリームとして出力する処理が終了する
    と、他の部分領域を符号化して部分ビットストリームと
    して出力する処理を開始し、前記ビットストリーム境界
    情報を入力することにより前記ビットストリーム再構成
    部から連続して出力されるべき符号化対象領域の部分ビ
    ットストリームの出力が終了したことを検出すると該処
    理を終了して続く画像領域を符号化する次の部分領域を
    符号化して部分ビットストリームの出力を開始する処理
    を実行することを特徴とする動画像符号化プログラムを
    記録した記録媒体。
JP5083998A 1998-03-03 1998-03-03 動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体 Pending JPH11252544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5083998A JPH11252544A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5083998A JPH11252544A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11252544A true JPH11252544A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12869924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5083998A Pending JPH11252544A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11252544A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015040824A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 送信方法、受信方法、送信装置及び受信装置
JP2015061316A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブアメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 送信方法、受信方法、送信装置及び受信装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015040824A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 送信方法、受信方法、送信装置及び受信装置
JP2015061316A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブアメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 送信方法、受信方法、送信装置及び受信装置
JP6271074B1 (ja) * 2013-09-20 2018-01-31 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 送信方法、受信方法、送信装置及び受信装置
JP2018057011A (ja) * 2013-09-20 2018-04-05 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 送信方法、受信方法、送信装置及び受信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0972405B1 (en) Computer system and process for capture, editing and playback of motion video compressed using interframe and intraframe techniques
US6357047B1 (en) Media pipeline with multichannel video processing and playback
JPH0955935A (ja) 画像および音声符号化装置
JPH10271517A (ja) 画像符号化・復号化方法、画像符号化・復号化装置、および画像符号化・復号化プログラム記録媒体
US5309528A (en) Image digitizer including pixel engine
US6940909B2 (en) Video decoding during I-frame decode at resolution change
US7936814B2 (en) Cascaded output for an encoder system using multiple encoders
JPH11252544A (ja) 動画像符号化装置および方法ならびに記録媒体
JP2005110318A (ja) マルチチャネル映像処理および再生を備えたメディア・パイプライン
US6791556B1 (en) Multiframe rendering of video data on a general purpose computer
JP2008136177A (ja) 動き検出装置、MOS(metal−oxidesemiconductor)集積回路および映像システム
JP2016103808A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JPH05260461A (ja) 動き補償予測装置
EP0676757A2 (en) Recording medium having correlation information that represents correlation between physical sectors and logical sectors, recording method for recording data thereto, and reproducing apparatus thereof
JP3812407B2 (ja) ストリーム任意領域抽出方式及び装置及びそのプログラム及びそれを記録した記録媒体
JP3290090B2 (ja) 画像データ圧縮エンコード方法および画像データ圧縮エンコーダ
US20040179592A1 (en) Image coding apparatus
JP4165567B2 (ja) ストリーム任意領域抽出方式及び装置及びそのプログラム及びそれを記録した記録媒体
JPH114443A (ja) 情報処理装置
JPH04336896A (ja) 動画像蓄積装置
JPS6235776A (ja) 画像コ−ドの復号装置
JP2003304540A (ja) 動画像データ符号化装置
JP2004007154A (ja) 動画像符号化方法
JP2002101419A (ja) 画像符号化方法及び画像符号化装置
JPH07177507A (ja) 画像データ圧縮装置