JPH11250682A - 半導体記憶装置及びそれを用いた半導体装置 - Google Patents

半導体記憶装置及びそれを用いた半導体装置

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JPH11250682A
JPH11250682A JP6420998A JP6420998A JPH11250682A JP H11250682 A JPH11250682 A JP H11250682A JP 6420998 A JP6420998 A JP 6420998A JP 6420998 A JP6420998 A JP 6420998A JP H11250682 A JPH11250682 A JP H11250682A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高電圧デコーダにチャージポンプを用いず
に、低電圧駆動が可能でレイアウト設計の自由度が高ま
る半導体記憶装置。 【解決手段】 行デコーダは、EEPROMのメモリ素
子に対するデータの書換え、消去、読出しに応じ、ソー
ス線Sとワード線WLとに電源電圧以下の電圧を供給す
る。2本のワード線WLO,WL1と1本の共通ソース
線S1とを一組とするライン群に対し一つ設けられ、高
電圧発生回路110からの高電圧を、各ライン群に供給
する複数の高電圧デコーダ104を有する。高電圧デコ
ーダは、高電圧発生回路の出力をワード線及び共通ソー
ス線への供給ライン途中に接続したp型半導体スイッチ
120と、p型半導体スイッチを行デコーダの出力に基
づきオン、オフするレベルシフタ130とを有し、レベ
ルシフタは、第1のn型半導体スイッチ132と、第1
のp型半導体スイッチ134と、第2のp型半導体スイ
ッチ136とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの書き換え
時及び消去時に高電圧を必要とする半導体記憶装置に関
する。
【0002】
【背景技術】この種の半導体記憶装置として、フラッシ
ュメモリであるEEPR0M(Electrically Erasable
Programmable Read-only Memory)を挙げることができ
る。フラシュメモリの回路レイアウトとして、従来より
図8と図9の2種のタイプが知られている。図8に示す
タイプは、メモリ素子アレイ領域300の片側例えば左
側に、行デコーダ302と昇圧回路304とを配置した
ものである。図9に示すタイプは、メモリ素子アレイ領
域の例えば左側に行デコーダ302を、メモリ素子アレ
イ領域300の例えば右側に昇圧回路304を配置した
ものである。
【0003】図8に示すタイプよりも、図9に示すタイ
プの方が、回路レイアウトの自由度が高く設計し易いも
のとなる。
【0004】ここで、図9に示すタイプに用いられる昇
圧回路として、米国特許第4,511,811に開示さ
れたものが知られており、その回路図を図10に示す。
図10において、ワード線8が非選択のときには、ワー
ド線8の電位はOVであり、ノード42もOVとなる。
トランジスタ44のゲートはノード42に接続され、そ
のソース・ドレインは発振器38に接続されている。発
振器38の出力は波高値Vddの矩形波である。トラン
ジスタ44をオンさせるためには、ノード42の電圧
は、発振器38の出力電圧Vddにトランジスタ44の
しきい値電圧Vth44を加算した電圧(Vdd+Vth
44)以上でなければならない。従って、ワード線8が非
選択の時にはトランジスタ44はオンせず、発振器38
とノード42とにカップリングは生じない。しかも、ト
ランジスタ46のゲートも0Vが印加されるので、トラ
ンジスタ46はオンせず、ワード線8に電流が流れるこ
とはない。
【0005】一方、ワード線8が図9の行デコーダ30
2によって選択されると、その電位はワード線8の寄生
容量CWLによってほぼ電源電圧Vddとなる。ここ
で、高電圧発生回路34の出力電圧を15Vとすると、
ダイオードとして機能するトランジスタ50のソース線
52の電圧は、トランジスタ50のしきい値電圧分のド
ロップにより13.5Vとなる。この電圧はトランジス
タ40のドレインに印加される。トランジスタ40のゲ
ートに印加される電源電圧Vddを5Vとし、トランジ
スタ40のしきい値電圧を0.5Vとすると、トランジ
スタ40のソース、すなわちノード42の電位は4.5
Vとなる。
【0006】ここで、トランジスタ46のしきい値電圧
を1Vとすると、初期状態においてノード42の電圧が
6V(ワード線8の電位5V+トランジスタ46のしき
い値1V)となれば、トランジスタ46がオンし、ワー
ド線8が昇圧される。このノード42の電圧は、トラン
ジスタ44の容量とトランジスタ46の容量との比によ
って定まり、発振器38からの波高値Vddの電圧がト
ランジスタ44に印加されることで、ノード42の電圧
を4.5Vから6Vまで上げることが可能となる。
【0007】以降は、昇圧されたワード線8の電圧がト
ランジスタ40に印加され続けることで、ノード42の
電圧が図11に示すようにポンピングされながら上昇
し、それに応じてワード線8の電位も上昇して行く。
【0008】図11に示すノード42の電位及びワード
線8の電位の上昇について、さらに詳しく説明する。ト
ランジスタ44はMOSキャパシタとして機能し、その
容量が有効になる条件は、そのゲート電圧をVGとし、
ソース電圧(ドレイン電圧VDと等しい)をVSとし、
しきい値をVth44とすると、VG−VS>Vth44で
ある。
【0009】トランジスタ40は、イントリンシック
(通常そのしきい値Vth40がほぼ0V)なトランジス
タで構成される。このトランジスタ40に13.5V位
のバックバイアイスが印加されると、そのしきい値Vt
h40=0.5V程度となる。一方、トランジスタ46,
50は共にエンハンスメントトランジスタであり、その
しきい値Vth46,Vth50は、通常は0.5V〜0.
8Vであるが、15V程度のバックバイアスが印加され
ると1.5V程度になる。
【0010】ワード線8の非選択時にあっては、ワード
線8の電位は0Vなので、トランジスタ40はオンしな
い。一方、ワード線8の選択時にあっては、ワード線8
の電位がほぼVddとなるので、トランジスタ40を介
してノード42の電位がVdd−Vth40となる。ただ
し、このときトランジスタ40へのバックバイアスがほ
ぼ0Vなので、トランジスタ40のしきい値Vth40は
ほぼ0Vとなり、ノード42の電位はほぼVddとなる
(図11参照)。この状態が、ノード42の電位の初期
状態であり、発振器38からのクロックはロー(0V)
とする。
【0011】次に、発振器38からのクロックがハイ
(Vdd)となると、ノード42の電位がVdd+αV
dd(αはポンピング効率)に持ち上がり、ワード線8
にはほぼ、Vdd+αVdd−Vth46の電圧が供給さ
れる(図11参照)。
【0012】その後、発振器38からのクロックがロー
になると、ノード42の電位はVdd+αVdd−Vt
h46に下がり、MOSキャパシタ44にこの電圧がチャ
ージされる。
【0013】その後は、クロックが再度ハイとなると、
ノード42の電位がさらにαVddだけ持ち上がり、以
降は、クッロクのハイ/ローの変化で上記内容の動作を
繰り返す。これにより、ワード線8の電位が順次上昇
し、これに伴いトランジスタ40のゲート電位も上昇す
るので、トランジスタ40は高電圧Vppに近い電圧を
通過し易くなる。そして、最終的にワード線8の電位は
ほぼ、Vpp−Vth50−Vth40+αVdd−Vth
46となる。
【0014】なお、上記とほぼ同様な技術が、1983 IEE
E Internatinal Solid-State Circuits Conferance DIG
EST OF TECNICAL PAPERSの第167頁及び第169頁に
記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図9のタイプのレイア
ウトを採用するために、図10の昇圧圧回路を採用する
と、以下のような問題が生ずる。
【0016】(1)図10中のノード42に接続されて
いる素子の耐圧を過度に高くする必要がある。
【0017】上述の通り、ノード42の電圧は徐々に高
くなり、最終的にはノード42の電圧はVpp−Vth
50−Vth40+αVddとなる。従って、このノード4
2に接続されているトランジスタ40のソース耐圧、ト
ランジスタ46のドレイン耐圧及びMOSキャパシタ4
4のゲート耐圧を、ノード電位の最大電圧より高い値に
する必要がある。
【0018】(2)図10の回路は低電圧駆動すること
が不可能である。
【0019】n型トランジスタ46に15V以上のバッ
クバイアスがかかり、トランジスタ46のしきい値が高
くなる。ワード線8が昇圧されるとき、トランジスタ4
6のしきい値分のドロップ電圧が生ずるため、なおさら
ノード42の電圧を上げなければならない。ノード42
の電圧を高くするためには、発振器38からのクロック
の振幅を大きくしなければならず、結果として電源電圧
Vddを高くする必要が生ずる。
【0020】(3)図10の回路は、多段のチャージポ
ンプで構成される高電圧発生回路34に加えてさらに、
ポンピングを行うための1段のチャージポンプを各ワー
ド線8毎に必要としている。このワード線8毎に必要な
チャージポンプでも変換効率αは1未満であり、変換ロ
スが生ずる。
【0021】(4)図10の回路ではクロックに従って
ポンピングするため、ワード線を高電圧まで昇圧するの
に時間を要する。
【0022】(5)図10の回路中のトランジスタ40
は、昇圧電圧のロスを避けるためにインシトリックなト
ランジスタとしているが、このために半導体製造プロセ
スにおいて余分なイオン注入工程を必要としていた。
【0023】(6)図10の回路中のトランジスタ44
は容量として用いられるため、他のトランジスタと比べ
て面積が大きくなり、結果として昇圧回路の占める面積
が大きくなる。
【0024】このように、図9に示すレイアウトを実現
するための昇圧回路には、上述したような問題が生じて
いた。
【0025】そこで、本発明の目的は、ワード線毎にチ
ャージポンプを用いずに、低電圧駆動が可能でしかもレ
イアウト設計の自由度が高まる半導体記憶装置及びそれ
を用いた半導体装置を提供することにある。
【0026】本発明の他の目的は、素子耐圧が低く製造
が容易な半導体記憶装置及びそれを用いた半導体装置を
提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、各々の高電圧デコー
ダの占有面積を小さくすることができる半導体記憶装置
及びそれを用いた半導体装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ソー
ス・ドレイン領域と、フローティンクゲートと、コント
ロールゲートとを有するメモリ素子を多数配列して成る
半導体記憶装置において、各々の前記メモリ素子に対す
るデータの書き換え、消去、読み出しに応じて、前記コ
ントロールゲートに接続されて行方向に延びる複数のワ
ード線に、第1の電圧以下の複数電圧を選択的に供給す
る行デコーダと、前記第1の電圧より高電圧の第2の電
圧が入力される高電圧入力端子と、前記複数のワード線
の少なくとも1本の被昇圧線に対して一つ配置され、前
記高電圧入力端子からの前記第2の電圧に基づいて、複
数の前記被昇圧線をそれぞれ選択的に昇圧する複数の高
電圧デコーダと、を有し、各々の前記高電圧デコーダ
は、前記高電圧入力端子と前記少なくとも1本の被昇圧
線とを接続する供給ライン途中に設けられたp型半導体
スイッチと、前記p型半導体スイッチのゲート電位を、
前記行デコーダの出力に基づいて、オン電位とオフ電位
の間でレベルシフトさせるレベルシフタと、を有するこ
とを特徴とする。
【0029】請求項7の発明は、請求項1の発明中の被
昇圧線をソース線とした発明を定義している。なお、請
求項1の発明は、ソース線が行方向に延びていないタイ
プの半導体記憶装置を包含している。この種の半導体記
憶装置として、全ソース領域を同一電位に設定するタイ
プを挙げることができる。
【0030】請求項1の発明によれば、高電圧入力端子
と被昇圧線との間の供給経路途中にp型半導体スイッチ
を設け、そのゲート電位を行デコーダからの出力に基づ
いてレベルシフタによりオン電位、オフ電位に切り替え
ている。p型半導体スイッチを用いると、そのしきい値
電圧に相当する電圧降下が高電圧の供給経路にて生じな
いので、高電圧発生回路にて過度に高い電圧を出力する
必要が無くなる。しかも、レベルシフタは、行デコーダ
からの第1の電圧以下の電圧に基づいて駆動されるの
で、低電圧駆動が可能となる。また、複数の高電圧デコ
ーダの各々は、チャージポンプを必要としないので、被
昇圧線を昇圧するのに時間を要せず、しかも変換ロスが
生ずることがない。また、容量として用いるトランジス
タを必要としないため、各高電圧デコーダの占める面積
を小さくできる。
【0031】請求項2の発明は、請求項1において、前
記複数の高電圧デコーダは、列方向にて隣り合う2本の
ワード線と、該2本のワード線に接続されて列方向にて
隣り合う前記メモリ素子のソース領域に接続された1本
の共通ソース線とを一組とするライン群に対して一つず
つ設けられていることを特徴とする。
【0032】請求項2の発明によれば、データ消去動作
を後述するようにペイジ走査によって実現できる。しか
も1本のワード線毎に高電圧デコーダを設けるものと対
比して、高電圧デコーダの総数を減少させることができ
る。なお、この請求項2は、メモリ素子がビット線に対
して並列に接続されるいわゆるNOR型の構成を定義し
ているが、メモリ素子がビット線に対して直列に接続さ
れるいわゆるNAND型等のNOR型以外の構成にも本
発明を適用できることは言うまでもない。
【0033】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記レベルシフタは、前記高電圧入力端子とグラ
ンドとの間に設けられ、前記行デコーダの出力に基づい
て、前記p型半導体スイッチのゲートに前記オン電位を
供給する第1のn型半導体スイッチと、前記高電圧入力
端子と前記第1のn型半導体スイッチとの間に設けら
れ、前記行デコーダの出力に基づいてオンされた時に、
前記p型半導体スイッチのゲートに前記オフ電位を供給
する第1のp型半導体スイッチと、前記高電圧入力端子
と前記第1のp型半導体スイッチのゲート線との間に設
けられて、前記p型半導体スイッチと共にオン、オフさ
れ、前記p型半導体スイッチがオンの時に、前記第1の
p型半導体スイッチをオフさせる電位を該第1のp型半
導体スイッチのゲートに供給する第2のp型半導体スイ
ッチと、を有することを特徴とする。
【0034】このように構成すると、行デコーダからの
出力と、高電圧入力端子からの第2の電圧とに基づい
て、p型半導体スイッチを確実にオン、オフすることが
できる。しかも、第1のn型半導体スイッチの素子耐圧
は高電圧入力端子からの第2の電圧まで必要で、それを
越える素子耐圧は要求されない。また、第2のp型半導
体スイツチにより、第1のp型半導体スイッチのオフ状
態をラッチできる。従って、ハーフラッチ型の高電圧デ
コーダを提供できる。
【0035】請求項4の発明は、請求項3において、前
記レベルシフタは、前記第1のp型半導体スイッチのゲ
ート線とグランドとの間に設けられ、前記第1のn型半
導体スイッチとはオン、オフタイミングが逆相となる第
2のn型半導体スイッチをさらに有することを特徴とす
る。
【0036】請求項4の発明によれば、第2のn型半導
体スイッチがオンすることで、第1のp型半導体スイッ
チのオン状態もラッチでき、これによりフルラッチ機能
を有する相補型の高電圧デコーダを提供できる。
【0037】なお、請求項4に定義されたフルラッチ機
能を有する相補型の高電圧デコーダでは、請求項3に定
義されたハーフラッチ型の高電圧デコーダと比較して動
作が安定するという利点がある。特に、高電圧入力端子
からの入力電圧は、その高電圧入力端子に接続された高
電圧発生回路が通常チャージポンプにて構成されるた
め、その動作開始から停止にかけて、0V→Vdd→V
pp→Vdd→0Vと変化するが、この電圧変化があっ
ても、ラッチ状態の安定性を高く確保できる。
【0038】一方、請求項3に定義されたハーフラッチ
型の高電圧デコーダでは、請求項4に定義されたフルラ
ッチ機能を有する相補型の高電圧デコーダと比較して、
回路素子数をすくなくでき、レイアウト上有利となる。
【0039】また、請求項5及び請求項6の発明によれ
ば、図8及び図9の双方のタイプの半導体記憶装置を実
現できる。特に請求項5の発明では、回路レイアウトの
自由度が高まる効果がある。
【0040】また、本発明は請求項8に示すように、請
求項1乃至7のいずれかに記載の半導体記憶装置を用い
て半導体装置を構成することもできる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して具体的に説明する。
【0042】<第1の実施の形態>まず、本発明の第1
の実施の形態について、図1〜図4を参照して説明す
る。
【0043】(半導体記憶装置の概略説明)図1は、第
1の実施の形態に係る半導体記憶装置(EEPROM)
の概略ブロック図である。図1において、メモリ素子ア
レイ領域100の例えば左側には行デコーダ102が配
置され、右側には昇圧回路103が配置されている。昇
圧回路103には高電圧発生回路110が接続される
が、これは半導体記憶装置の内部に設ける他、その外部
に設けることもできる。いずれの場合も、昇圧回路10
3には、高電圧入力端子を介して高電圧発生回路110
から高電圧が入力される。
【0044】メモリ素子アレイ領域100の例えば下側
には、ビット線負荷回路51と、列ゲート回路50が設
けられている。この列ゲート回路50は、列デコーダ5
2からの出力に基づいて、ビット線BL0,BL1,B
L2…とセンスアンプ56との接続を切り換えるもので
ある。ビット線負荷回路51には、ビット線BL0,B
L1,BL2…に対応させて複数のn型トランジスタ5
1aが設けられている。各n型トランジスタのドレイン
は共通ドレイン線60に接続され、その各ゲートは列デ
コータ52に接続された各ゲート線62に接続され、各
ソースは対応するビット線BL0,BL1,BL2…に
接続されている。また、共通ドレイン線60には2つの
インバータ64,66を介して、データ書き込みタイミ
ング信号PROG信号が入力される。このデータ書き込
みタイミング信号PROG信号は、データ書き込み(プ
ログラム)時には例えばVdd=5Vとなり、それ以外
の時には0Vとなる。入出力回路54は、データ読み出
し時にいずれかのビット線より読み出されたデータ電位
を、センスアンプ56にて増幅した後に出力する。制御
用ロジック回路58は、チップイネーブル信号CE、ラ
イトイネーブル信号WE及びアウトプットイネーブル信
号0Eなどに基づいて、本半導体記憶装置を制御する各
種制御信号を出力する。
【0045】(メモリ素子の説明)図1のメモリ素子ア
レイ領域100には、図2に示すメモリ素子10が配列
されている。このメモリ素子10は、図2に示すよう
に、スプリットゲート型(あるいはオフセット型)の半
導体メモリ素子である。このメモリ素子10は、図3に
示すメモリ素子アレイ領域100にて、行方向及び列方
向にて多数配列されている。
【0046】このメモリ素子10は、図3の列(Y)方
向で隣合う2つのメモリ素子に共通のソース領域12
と、ドレイン領域14と、その間に形成されるチャネル
領域16とを有する。ソース、ドレイン間のチャネル領
域16上には、絶縁層を介してフローティングゲート1
8が形成され、さらに、このフローティングゲート18
上には、絶縁層を介してコントロールゲート20が形成
されている。
【0047】なお、本発明は図2に示すスプリットゲー
ト型のものに限らず、スタックド型半導体メモリ素子を
用いても良い。
【0048】図3に示すように、第1のセル群例えば第
m行目の各メモリ素子10のコントロールゲート20
は、ワード線WLmに共通接続され、この第1のセル群
と隣合う第2群例えば(m+1)行目の各メモリ素子1
0のコントロールゲート20は、ワード線WLm+1に
共通接続されている。また、m行目(第1群)及びm+
1行目(第2群)の各メモリ素子10のソース領域12
は、ソース線Snに共通接続されている。また、列
(Y)方向の各メモリ素子、例えばk列目のメモリ素子
10のドレイン領域14は、ビット線Bkに接続されて
いる。
【0049】本実施の形態では、第1群及び第2群に属
する全メモリ素子10(例えば図2のワード線WL0,
WL1、共通ソースS1に接続された全メモリ素子1
0)を一括して選択する場合の走査をページ走査または
セクタ走査と称し、データの消去動作はページ走査(セ
クタ走査)によって実施される。
【0050】以下、メモリ素子10に対するデータの書
き込み(プログラム)、消去及び読み出し動作について
説明する。
【0051】ここで、データの消去、書き込みには、2
通りの規格があり、これらを規格1,2として下記に示
す。なお、規格1,2のいずれも、データ消去後のデー
タの状態をデータ「1」と定義する。
【0052】(規格1) 消去動作:図2に示すフローティングゲート18から電
荷が抜かれる状態となる。
【0053】データを0とするための書き込み動作:フ
ローティングゲート18に電荷を注入する。
【0054】データを1とするための書き込み動作:フ
ローティングゲート18の電荷を消去時のままとする。
【0055】(規格2) 消去動作:フローティングゲート18に電荷が注入され
た状態となる。
【0056】データを0とするための書き込み動作:フ
ローティングゲート18から電荷を抜く。
【0057】データを1とするための書き込み動作:フ
ローティングゲート18の電荷を消去時のままとする。
【0058】次に、規格1に基づいて、メモリ素子10
に対するデータ消去、書き込み及び読み出しの各動作に
ついて説明する。なお、メモリ素子10のアドレスを
(X,Y)で示し、データ消去は1ペイジ走査で行われ
るが、以下の説明ではY方向にて隣り合うアドレス
(0,0)及びアドレス(0,1)のメモリ素子10に
対するものとする。また、データ書き込み及び読み出し
については、通常例えば8ビット毎(8ビット線毎)に
行われるが、説明の便宜上1ビットに対して行うものと
する。
【0059】上述の各動作を実施するために、ワード線
WL0、ワード線WL1、ソース線S1、ビット線B0
及びビット線B1の電圧は、下記の通りとなる。
【0060】 (1)データ消去動作 ライン種 S1 WL0 BL0 WL1 BL1 印加電圧 0V 15V 0V 15V 0V ここで、ソース線S1の電圧(0V)は行デコーダ10
2により設定され、ワード線WL0,WL1の電圧(1
5V)は昇圧回路103により設定される。また、ビッ
ト線BL0,BL1の電圧は下記のようにして設定され
る。すなわちデータ消去時には、図1のビット線負荷回
路51中の全てのn型トランジスタ51aが列デコーダ
52によってオンされる。また、データ消去時にはPR
OG信号が0Vであるため、各n型トランジスタ51a
のソース電位は0Vとなる。従って、ビット線BL0,
BL1はOVとなる。
【0061】この場合には、図2のコントロールゲート
20とフローティングゲート18との間に高電界が生
じ、フローティングゲート20に溜まっていた電子はコ
ントロールゲート20側に抜けて、データが消去され
る。
【0062】(2)データ書き込み動作 (2−1)アドレス(0,0)のメモリ素子10にデー
タ0を書き込む場合 この場合、ビット線BLとワード線WLなどに印加され
る電圧は下記の通りとなる。
【0063】 ライン種 S1 WL0 BL0 他のワード線 他のビット線 印加電圧 12V 2V 0V 0V 4V ここで、ソース線S1の電圧(12V)は昇圧回路10
3により設定され、選択されるワード線WL0の電位
(2V)及び他のワード線の電位(0V)は、それぞれ
行デコーダ102により設定される。また、ビット線B
L0,BL1の電圧は下記のようにして設定される。す
なわち、アドレス(0,0)のメモリ素子10にデータ
0を書き込む場合には、図1のビット線負荷回路51中
のn型トランジスタ51aのうち、ビット線BL0に接
続されたn型トランジスタ51aのみがオフとなり、他
のn型トランジスタ51aは全てオンされる。オンされ
た他のn型トランジスタ51aのソース電位は、PRO
G信号がVddであるため、Vdd−Vth51a=4V
となる。従って他のビット線の電位は4Vとなる。一
方、ビット線BL0の電位は下記のようにして設定され
る。ビット線BL0は、列デコーダ52からの出力信号
に基づいて、列ゲート回路50を介して入出力回路54
に接続される。ここで、入出力回路54には列ゲート回
路50への入出力線に接続された図示しないトランジス
タが配置され、入出力回路54に入力される信号に基づ
いて該トランジスタがオンされる。従って、ビット線B
LOは入出力回路50内のトランジスタを介してローレ
ベルに設定される。
【0064】この場合、アドレス(0,0)のメモリ素
子10のフローティングゲート18とソース領域12と
の間に強い容量カップリングが生じ、フローティングゲ
ート18の電位はほぼ10V付近となる。このため、ド
レイン領域14からソース領域12に流れる電子の一部
がチャネル ホット エレクトロンとしてフローティン
グゲート18に注入され、書き込みが行われる。従っ
て、後の読み出し時にはフローティングゲート18の下
にはチャネルが形成されず、ドレイン領域14から電流
が流れないので、データは0となる。
【0065】(2−2)アドレス(0,0)のメモリ素
子10にデータ0を書き込まない場合 この場合、ビット線BLとワード線WLなどに印加され
る電圧は下記の通りとなる。
【0066】 ライン種 S1 WL0 BL0 他のワード線 他のビット線 印加電圧 12V 2V 4V 0V 4V アドレス(0,0)のメモリ素子10にデータ0を書き
込まない場合には、(2−1)の場合と異なる点とし
て、図1のビット線負荷回路51中の全てのn型トラン
ジスタ51aが列デコーダ52からの出力に基づいてオ
ンされる。従って、ビット線BL0の電位は、他のビッ
ト線と同じく4Vとなる。
【0067】この場合、(2−1)の場合とは異なり、
図1のフローティングゲート18には電子が注入されな
い。従って、その後の読み出し時にはフローティングゲ
ート18の下にはチャネルが形成され、ドレイン領域1
4から電流が流れて、データ1の読み出しが可能とな
る。
【0068】なお、メモリ素子アレイ領域100にてマ
トリクス状に配置されたトランジスタに印加される信号
は、(WL,BL)=(2V,0V),(0V,4
V),(2V,4V),(0V,0V)の4つの組合せ
が存在する。そして、(2V,0V)のときのみデータ
0が書き込まれ、(0V,4V),(2V,4V),
(0V,0V)のときにはいずれも消去時のデータのま
ま変化しない。
【0069】 (3)データ読み出し動作 ライン種 S1 WL0 BL0 印加電圧 0V 4V 2Vまたは0V この場合、ソース線S1、ワード線WL0が行デコーダ
102の出力に基づいて上記電位に設定される。また、
図1のビット線負荷回路51中のn型トランジスタ51
aのうち、ビット線BL0に接続されたn型トランジス
タ51aのみがオフとなり、他のn型トランジスタ51
aは全てオンされる。PROG信号が0Vであるため、
オンされた他のn型トランジスタ51aのソース電位は
0Vとなり他のビット線の電位は0Vとなる。アドレス
(0,0)のメモリ素子10からのデータ読み出し時に
は、ビット線BL0のみが列ゲート回路50を介してセ
ンスアンプ56と接続される。従って、(2−1)また
は(2−2)の書き込み状態に応じて、ビット線BL0
から0Vまたは2Vが出力される。すなわち、フローテ
ィングゲート18に電子が溜まっていなければ、フロー
ティングゲート18の下にはチャネルが形成され、ドレ
イン領域14から電流が流れて、データ1(2V)の読
み出しが可能となる。逆に、フローティングゲート18
に電子が溜まっていれば、フローティングゲート18の
下にはチャネルが形成されず、ドレイン領域14から電
流が流れないため、データ0(OV)の読み出しが可能
となる。このデータ電位は、図1のセンスアンプ50で
増幅され、入出力回路54を介して外部に出力される。
【0070】(ワード線、ソース線の電圧設定のための
構成の説明)上記の通り、ソース線S1,ワード線WL
0,WL1の設定電圧には、電源電圧(例えば5V)以
下の電圧と、それを越える12V,15Vの電圧とが必
要である。以下、上記の各動作毎にソース線、ワード線
に所定の電圧を印加するための構成について、図3を参
照して説明する。
【0071】図3に示す通り、メモリ素子アレイ領域1
00を挟んで例えば左側に行デコーダ102を、右側に
昇圧回路103を有する。行デコーダ102は、各種動
作状態に応じて、ソース線、ワード線に電源電圧以下の
電圧を印加するものである。また、昇圧回路103は、
各種動作状態に応じて、ソース線、ワード線に電源電圧
を越える電圧を印加するものである。昇圧回路103は
大別して、一つの高電圧発生回路110と、複数の高電
圧デコーダ104とを有する。
【0072】以下、本実施の形態の特徴的構成を有する
昇圧回路103、特に高電圧デコーダ104の詳細につ
いて、図4をも参照に加えて説明する。
【0073】各々の高電圧デコーダ104は、図3に示
すように、列(Y)方向で隣合う2本のワード線例と、
その2本のワード線に接続された各メモリ素子10のソ
ース領域12に接続された1本のソース線に、電源電圧
を越える電圧を印加するものである。
【0074】各々の高電圧デコーダ104に共通接続さ
れる構成として、図3に示すように、チャージポンプ1
06と、レギュレータ108とで構成される高電圧発生
回路110が設けられている。レギュレータ108から
の高電圧Vppとして、データ書き込み時にはソース線
Sに供給される高電圧12Vが、データ消去時にはワー
ド線WLに供給される高電圧15Vが得られる。
【0075】チャージポンプ106は、公知の通り、単
位チャージポンプを多段に配列することにより構成され
る。このチャージポンプ106は、電源電圧Vddとク
ロックCLKとを入力し、レギュレータ108から得ら
れる高電圧Vpp以上の高電圧を出力するものである。
レギュレータ108は、チャージポンプ106からの出
力電圧と、データ書き込みタイミング信号PROGとデ
ータ消去タイミング信号ERASEとを入力し、上述し
た2種の高電圧Vppを出力する。
【0076】次に、高電圧発生回路110からの高電圧
Vppが入力される各々の高電圧デコーダ104の詳細
について、図4を参照して説明する。ここで、各々の高
電圧デコーダ104は同一の構成を有するため、以下で
はソース線WL0,WL1及びソース線S1に接続され
た高電圧デコーダ104について説明する。
【0077】この高電圧デコーダ104は、高電圧発生
回路110の出力線111と、ソース線WL0,WL1
及びソース線S1を結線した第1の共通線112との間
に、p型半導体スイッチ120を有する。このp型半導
体スイッチ120がオンすると、高電圧発生回路110
からの高電圧Vppがソース線WL0,WL1及びソー
ス線S1に供給される。
【0078】特に本実施の形態においては、高電圧デコ
ーダ104内では、ソース線WL0,WL1及びソース
線S1に高電圧Vppを供給する経路途中にはp型半導
体スイッチ120のみが存在している。このため、図1
0の従来技術のように、供給経路途中にn型半導体スイ
ッチ46を有するものと比較して、n型半導体スイッチ
46によるしきい値電圧Vth分の電圧降下が生じな
い。特に図10のn型トランジスタ46には10V以上
のバックバイアスがかかり、トランジスタ46のしきい
値電圧が高くなり、上記の降下電圧も大きくなる。一
方、本発明の実施の形態では、高電圧発生回路110か
ら出力される高電圧Vppとして、上記の降下電圧を見
込んだより高い電圧を発生する必要が無くなり、低電圧
駆動が可能となる。
【0079】また、ソース線WL0,WL1及びソース
線S1途中には、高電圧Vppを選択的に供給するため
の半導体スイッチ122,124,126がそれぞれ設
けられている。半導体スイッチ122,124のゲート
に印加される電圧wlhvは、データ消去タイミング信
号ERASEがハイのとき、すなわちデータ消去時に例
えば17Vとなり、半導体スイッチ122,124がオ
ンされる。半導体スイッチ126のゲートに印加される
電圧shvは、データ書き込みタイミング信号PROG
がハイのとき、すなわちデータ書き込み時に例えば14
Vとなり、半導体スイッチ126がオンされる。
【0080】よって、データ書き込み時には、高電圧発
生回路110、p型半導体スイッチ120及び半導体ス
イッチ126を介して、高電圧Vpp=12Vが、ソー
ス線S1に供給されることになる。一方、データ消去時
には、高電圧発生回路110、p型半導体スイッチ12
0及び半導体スイッチ122,124を介して、高電圧
Vpp=15Vが、ワード線WL0,WL1にそれぞれ
供給されることになる。
【0081】p型半導体スイッチ120をオン、オフす
るために、そのゲートに印加される電圧のレベルを変化
させるレベルシフタ130が設けられている。
【0082】このレベルシフタ130は、データ書き込
み時及びデータ消去時に、p型半導体スイッチ120を
オンさせる第1のn型半導体スイッチ132と、それ以
外の時にp型半導体スイッチ120をオフさせる第1,
第2のp型半導体スイッチ134,136を有する。第
1のp型半導体スイッチ134及び第1のn型半導体ス
イッチ132は、高電圧発生回路110の出力線112
とグランドとを結ぶライン113に直列に配置されてい
る。なお、このライン113には、第1のp型半導体ス
イッチ134と第1のn型半導体スイッチ132との間
に、常時オン状態のn型半導体スイッチ138が接続さ
れている。
【0083】また、第2のp型半導体スイッチ136
は、高電圧発生回路110の出力線111と第1のp型
半導体134のゲート線114との間に接続されてい
る。そして、p型半導体スイッチ120と第2のp型半
導体スイッチ136の共通ゲート線115は、第1のp
型半導体スイッチ134と第2のn型半導体スイッチ1
38とを接続するライン113途中に接続されている。
【0084】ここで、本実施の形態によれば、第2のp
型半導体スイッチ136がオンしても、ゲート線114
の電圧がVppであり、このゲート線114に接続され
たn型半導体スイッチ140の耐圧はVppとなり、図
10の従来技術のn型トランジスタ44,46のよう
に、Vpp以上の素子耐圧が要求されない。第1のn型
半導体スイッチ132及びn型半導体スイッチ138
も、ライン113の電位が最大でVppであるので、V
ppを越えた素子耐圧が要求されない。
【0085】また、第1のp型半導体スイッチ134の
ゲート線114は、n型半導体スイッチ140を介し
て、第1のn型半導体スイッチ132のゲート線116
と接続され、共通ゲート線117となる。この共通ゲー
ト線117は、n型半導体スイッチ142を介して、ソ
ース線WL0,WL1及びソース線S1を結線した第2
の共通線118に接続される一方で、n型半導体スイッ
チ144を介してグランドにも接続されている。
【0086】このn型半導体スイッチ142,144の
各ゲートには、論理が相反する信号が入力され、その一
方がオンのときは他方がオフとなる。すなわち、データ
書き込みタイミング信号PROGとデータ消去タイミン
グ信号ERASEとが2入力されるノア回路146と、
第1のインバータ148とが設けられている。インバー
タ148の出力は、そのままn型半導体スイッチ142
のゲートに印加されるルートと、第2のインバータ15
0を介してn型半導体スイッチ144のゲートに印加さ
れるルートとに2分されている。
【0087】(ワード線及びソース線の昇圧動作)次
に、ワード線及びソース線を、電源電圧を越える電圧値
に昇圧する動作について説明する。
【0088】(データ消去時のワード線昇圧動作)この
データ消去動作は、1ペイジ単位で行われ、例えばワー
ド線WL0,WL1に接続された全てのメモリ素子10
のデータが消去される。
【0089】このとき、図3の行デコーダ102より、
ソース線S1にはOVが供給され、ワード線WL0,W
L1には電源電圧Vdd(例えば5V)から行デコーダ
102内のn型半導体スイッチ(図示せず)のしきい値
電圧Vthを差し引いた電圧(Vdd−Vth)が供給
される。また、データ消去タイミング信号ERASEが
ハイとなり、データ書き込みタイミング信号PROGは
ローとなる。さらに、ワード線WL0,WL1途中の半
導体スイッチ122,124のゲートに印加される電圧
wlhvが17Vとなる。
【0090】上記の設定により、高電圧発生回路110
にてVpp=15Vが生成され、それが出力線111に
供給される。また、高電圧デコーダ120では、ワード
線WL0,WL1に接続された半導体スイッチ122,
124がオンされ、ソース線S1に接続された半導体ス
イッチ126はオフされる。さらに、n型半導体スイッ
チ142がオンされ、n型半導体スイッチ144はオフ
される。
【0091】このため、ワード線WL0,WL1に供給
された上記の電圧(Vdd−Vth)が、第2の共通線
118、共通ゲート線117、ゲート線116を介し
て、第1のn型半導体132に印加される。
【0092】これにより、第1のn型半導体スイッチ1
32はオフからオンに切り替わる。なお、第1のn型半
導体スイッチ132のゲート電位は上記の電圧(Vdd
−Vth)以上とはならない。従って、第1のn型半導
体スイッチ132には、図10に示す従来技術のn型半
導体スイッチ46のように高耐圧化する必要がない。
【0093】第1のn型半導体スイッチ132がオフか
らオンに切り替わると、p型半導体スイッチ120と第
2のp型半導体スイッチ136のゲート線115の電位
がローレベルとなり、それらのスイッチ120,136
がオンする。さらに、第2のp型半導体スイッチ136
がオンすることで、第1のp型半導体スイッチ134の
ゲート線114の電位はVppとなり、第1のp型半導
体スイッチ134はオフする。この第1のp型半導体ス
イッチ134のオフ状態は、第2のp型半導体136が
オンし、第1のn型半導体スイッチ132がオフされる
ことでラッチされる。一方、第1のn型半導体スイッチ
132及び第2のp型半導体スイッチ136は、第1の
p型半導体スイッチ134のオン状態については寄与し
ない。この意味で、この高電圧デコーダ104は、ハー
フラッチ型と称することができる。
【0094】p型半導体スイッチ120がオンすること
で、ワード線WL0,WL1の電位は、半導体スイッチ
122,124、第1の共通線112を介して、高電圧
発生回路110の出力線111の電位に引っ張られ、1
5Vに昇圧される。
【0095】このワード線WL0,WL1の昇圧によ
り、上述したデータ消去動作が可能となる。
【0096】(データ書き込み時の昇圧動作)このデー
タ書き込み動作は、行デコーダ102によって選択され
たワード線WLに接続されたメモリ素子10単位で行わ
れ、例えばワード線WL0に接続されたメモリ素子10
のへのデータ書き込み動作について説明する。
【0097】このとき、行デコーダ102より、ソース
線S1にはデータ消去時にワード線WL0,WL1に供
給された電圧と同じ電圧(Vdd−Vth)が供給さ
れ、ワード線WL0には2Vが供給される。また、デー
タ消去タイミング信号ERASEがローとなり、データ
書き込みタイミング信号PROGはハイとなる。さら
に、ソース線S1途中の半導体スイッチ126のゲート
に印加される電圧shvが14Vに設定される。
【0098】上記の設定により、高電圧発生回路110
にてVpp=12Vが生成され、それが出力線111に
供給される。また、高電圧デコーダ120では、ソース
線S1に接続された半導体スイッチ126がオンされ、
ワード線WL1及びワード線WL0に接続された半導体
スイッチ122,124はオフされる。さらに、n型半
導体スイッチ142がオンされ、n型半導体スイッチ1
44はオフされる。
【0099】このため、ソース線S1に供給された電圧
(Vdd−Vth)が、第2の共通線118、ゲート線
116を介して、第1のn型半導体132に印加され
る。
【0100】以降の動作は、データ消去時の動作と同様
であり、p型半導体スイッチ120がオンすることで、
ソース線S1の電位は、半導体スイッチ126、第1の
共通線112を介して、高電圧発生回路110の出力線
111の電位に引っ張られ、12Vに昇圧される。
【0101】このソース線S1の昇圧により、上述した
データ書き込み動作が可能となる。
【0102】(データ読み出し動作について)このデー
タ読み出し動作は、行デコーダ102によって選択され
たワード線WLに接続されたメモリ素子10単位で行わ
れ、例えばワード線WL0に接続されたメモリ素子10
からのデータ読み出し動作について説明する。
【0103】このときには、ワード線WL0及びソース
線S1を高電圧発生回路110により昇圧することは不
要である。従って、高電圧発生回路110から高電圧V
ppを発生することはなく、高電圧デコーダ104も動
作しない。
【0104】データ読み出し時には、行デコーダ102
より、ソース線S1にはOVが供給され、ワード線WL
0には4Vが供給される。また、データ消去タイミング
信号ERASE及びデータ書き込みタイミング信号PR
OGは共にローとなる。さらに、ワード線WL0,WL
1及びソース線S1の途中に接続された半導体スイッチ
122,124,126のゲートに印加される電圧wl
hv,shvは共に0Vとなる。
【0105】なお、データ読み出し時には、ワード線W
L0にVdd+Vth(Vthは行デコーダ102内の
トランジスタのしきい値)の電圧等を供給しても良い。
この場合、行デコーダ102からワード線に出力される
選択電圧は、読み出し時と書き込み/消去時とで異なる
電圧となる。
【0106】上記の設定により、高電圧発生回路110
では、データ消去タイミング信号ERASE及びデータ
書き込みタイミング信号PROGは共にノンアクティブ
であるため、高電圧Vppが発生することはない。
【0107】また、高電圧デコーダ120では、ワード
線WL0,WL1、ソース線S1に接続された半導体ス
イッチ122,124,126はオフされる。さらに、
n型半導体スイッチ142はオフされ、n型半導体スイ
ッチ144がオンされる。
【0108】このため、共通ゲート線117、ゲート線
114,116を介して、第1のp型半導体134と第
1のn型半導体132とのゲートにローレベルの電圧が
印加される。
【0109】これにより、第1のp型半導体134はオ
ンされ、第1のn型半導体132はオフされる。従っ
て、p型半導体スイッチ120と第2のp型半導体スイ
ッチ136のゲート線115の電位がハイレベルとな
り、それらのスイッチ120,136がオフする。
【0110】以上の動作により、ワード線WL0,WL
1及びソース線S1のいずれもが、高電圧発生回路11
0により昇圧されることはない。
【0111】このように、本実施の形態によれば、複数
の高電圧デコーダ104の各々は、チャージポンプを必
要としないので、ワード線、ソース線を高電圧まで昇圧
するのに時間を要せず、しかも変換ロスが生ずることが
ない。
【0112】<第2の実施の形態>次に、第1の実施の
形態のうち、高電圧デコーダの構成を変更した本発明の
第2の実施の形態について説明する。
【0113】(高電圧デコーダの構成)図5は、本発明
の第2の実施の形態に係る高電圧デコーダの回路図であ
る。
【0114】第1の実施の形態に係る図4の高電圧デコ
ーダ1040がハーフラッチ型であったのに対して、こ
の第2の実施の形態に係る高電圧デコーダ200はフル
ラッチ機能を有する相補型のレベルシフタを含んで構成
されている。なお、図5において、図4に示す部材と同
一機能を有するものについては、同一符号を付してその
詳細な説明を省略する。
【0115】図5において、図4と異なる部分の構成に
ついて説明すると、第1のn型半導体スイッチ132の
ゲート線116と、共通ゲート線117との間に、第
3,第4のインバータ202,204を設けている。こ
の第1のn型半導体スイッチ132のゲートに入力され
る論理レベルは、2つのインバータ202,204が追
加されても、共通ゲート線117自体の論理レベルと同
じとなる。従って、第1のn型半導体スイッチ132の
動作は、図4の場合と同じとなる。
【0116】一方、第1のp型半導体スイッチ134の
ゲート線114は、新たに設けられた第2のn型半導体
スイッチ210を介して接地されている。そして、この
第2のn型半導体スイッチ210のゲート線212に
は、第3のインバータ202の出力が入力される。
【0117】(データ消去時及びデータ書き込み時の高
電圧デコーダの動作)この場合、第1のn型半導体スイ
ッチ132がオンし、第2のn型半導体スイッチ210
はオフとなる。第1のn型半導体スイッチ132がオン
するので、p型半導体スイッチ120及び第2のp型半
導体スイッチ136のゲート電位はローレベルとなり、
それらの各スイッチ120,136がオンする。これに
より、高電圧発生回路110からの高電圧Vppが、ワ
ード線WL0,WL1またはソース線S1に供給され
る。また、第2のp型半導体スイッチ136がオンし、
かつ、第2のn型半導体スイッチ210がオフされてい
るので、第1のp型半導体スイッチ134のゲート電位
はハイレベルが維持され、第1のp型半導体134のオ
フ状態がラッチされる。
【0118】(データ読み出し時の高電圧デコーダの動
作)この場合、第1のn型半導体スイッチ132がオフ
し、第2のn型半導体スイッチ210はオンとなる。第
2のn型半導体スイッチ210がオンするので、第1の
p型半導体スイッチ134のゲート電位はローレベルと
なる。これにより、第1のp型半導体スイッチ134が
オンされ、かつ、第1のn型半導体スイッチ132はオ
フされているので、p型半導体スイッチ120及び第2
のp型半導体スイッチ136のゲート電位はハイレベル
に維持される。この結果、それらの各スイッチ120,
136がオフとなり、高電圧発生回路110からの電圧
供給ルートは遮断される。
【0119】なお、第2のn型半導体スイッチ210が
オンされ、かつ第2のp型半導体スイッチ136がオフ
されると、第1のp型半導体スイッチ134のゲート電
位はローレベルが維持され、第1のp型半導体スイッチ
134のオン状態がラッチされる。
【0120】以上により、第1のp型半導体スイッチ1
34のオン、オフの双方の状態をラッチすることができ
る。
【0121】<第3の実施の形態>図6は、図4または
図5に示す高電圧デコーダ104または120を用い
て、図8の回路配置を実現した本発明の第3の実施の形
態に係る半導体記憶装置の概略説明図である。
【0122】図6のレイアウトによれば、多数のメモリ
素子10が配列されたメモリ素子アレイ領域100に対
して、ワード線及びソース線が延びる行方向の一端に行
デコーダ102及び昇圧回路103が配置されている。
【0123】図6において、高電圧デコーダ104には
2本のワード線と1本のソース線を結線した第1,第2
の共通線112,118が接続されている点は、図3と
同じである。図6においては、高電圧デコーダ104の
入力段側にも、2本のワード線途中に半導体スイッチ1
23,125を、1本のソース線途中に半導体スイッチ
127を設けている。これら半導体スイッチ123,1
25,127は、高電圧デコーダ104の出力段側の対
応するスイッチ122,124,126と同タイミング
でオン、オフされる。ただし、これらのスイッチ12
3,125,127には、スイッチ122,124,1
26のように高電圧が印加されないので、上述したER
ASE、PROG信号によりオン、オフ動作が行われ
る。
【0124】さらに、高電圧デコーダ104をバイパス
させて、行デコーダ102の出力を2本のワード線及び
1本のソース線に接続するためのバイパス線220,2
22,224を設けている。この各バイパス線220,
222,224途中には、それぞれ対応する半導体スイ
ッチ123,125,127がオンするタイミングとは
逆相のタイミングにてオンされる半導体スイッチ23
0,232,234が設けられている。なお、半導体ス
イッチ230,232,234の上述のオンタイミング
を設定するために、インバータ240,242を設けて
いる。
【0125】この第2の実施の形態によれば、データ書
き込み時にあっては行デコーダ102からの出力がバイ
パス線220,222を介して2本のワード線WL0,
WL1に供給され、ソース線S1には高電圧デコーダ1
04からの高電圧Vpp=12Vが供給される。また、
データ消去時にあっては、行デコーダ102からの出力
がバイパス線224を介してソース線S1に供給され、
ワード線WL0,WL1には高電圧デコーダ104から
の高電圧Vpp=15Vが供給される。なお、データ読
み出し時には、行デコーダ104の出力がソース線S
1、ワード線WL0,WL1に供給される。
【0126】<第4の実施の形態>次に、第1〜第3の
実施の形態のいずれかの半導体記憶装置を含んで構成さ
れる半導体装置について、図7を参照して説明する。
【0127】図7に示す半導体装置は、プログラムメモ
リとして機能する第1の半導体記憶装置250と、デー
タメモリとして機能する第2の半導体記憶装置252と
を含んでいる。これら第1,第2の半導体記憶装置25
0,252は共に、第1〜第3の実施の形態のいずれか
と同じであり、EEPROMとして構成されている。な
お、これら第1,第2の半導体記憶装置250,252
は、図1に示す入出回路54を有しなくても良い。すな
わち、メモリ素子10から読み出されたデータ電位を図
1のセンスアンプ56にて増幅した後、直接他のブロッ
クに入力させても良い。
【0128】この半導体装置にはさらに、その制御を司
るCPU254が設けられ、このCPU254のバスラ
インには、第1,第2の半導体記憶装置250,252
の他、下記の各種回路が接続されている。RAM256
はデータを一時的に蓄えるであり、発振器258は基準
クロック等を出力する。入出力回路260はデータ、制
御信号を入出力するものであり、電源回路262は各部
に必要な電力を供給するものである。
【0129】本半導体装置にあっては、第1,第2の半
導体記憶装置250,252にて低電圧駆動が可能であ
り、しかも素子耐圧が低くて済むので製造の容易な半導
体装置を提供できる。特に第1,第2の半導体記憶装置
250,252を図9に示すレイアウトとすれば、半導
体装置全体としてのチップレイアウトの自由度が高ま
り、設計がし易くなるなどの利点がある。
【0130】以上、本発明の実施の形態について述べた
が、本発明は上述した第1〜第4の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形
実施が可能である。例えば、上記の各実施の形態の説明
に用いた各種の電位は一例に過ぎず、他の電位設定であ
っても本発明を適用できることは言うまでもない。要
は、ワード線あるいはソース線を昇圧する必要がある半
導体記憶装置であれば、本発明を適用することができ
る。
【0131】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の一例を示すブロック
図である。
【図2】本発明の半導体記憶装置の用いられるメモリ素
子の一例を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装
置のレイアウトの一例を示す概略説明図である。
【図4】図3に示す高電圧デコーダの詳細を示す回路図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に用いられる高電圧
デコーダを示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装
置の概略説明図である。
【図7】本発明の半導体記憶装置が用いられる半導体装
置のブロック図である。
【図8】半導体記憶装置の従来のレイアウト例を示す概
略説明図である。
【図9】半導体記憶装置の従来の他のレイアウト例を示
す概略説明図である。
【図10】従来の高電圧デコーダの一例を示す回路図で
ある。
【図11】図11に示す高電圧デコーダのポンビング動
作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 メモリ素子 12 ソース領域 14 ドレイン領域 16 チャネル領域 18 フローティングゲート 20 コントロールゲート 100 メモリ素子アレイ領域 102 行デコーダ 103 昇圧回路 104,120 高電圧デコーダ 110 高電圧発生回路 120 p型半導体スイッチ 130 レベルシフタ 132 第1のn型半導体スイッチ 134 第1のp型半導体スイッチ 136 第2のp型半導体スイッチ 210 第2のn型半導体スイッチ WL0,WL1 ワード線 S1 ソース線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース・ドレイン領域と、フローティン
    クゲートと、コントロールゲートとを有するメモリ素子
    を多数配列して成る半導体記憶装置において、 各々の前記メモリ素子に対するデータの書き換え、消
    去、読み出しに応じて、前記コントロールゲートに接続
    されて行方向に延びる複数のワード線に、第1の電圧以
    下の複数電圧を選択的に供給する行デコーダと、 前記第1の電圧より高電圧の第2の電圧が入力される高
    電圧入力端子と、 前記複数のワード線の少なくとも1本の被昇圧線に対し
    て一つ配置され、前記高電圧入力端子からの前記第2の
    電圧に基づいて、複数の前記被昇圧線をそれぞれ選択的
    に昇圧する複数の高電圧デコーダと、 を有し、 各々の前記高電圧デコーダは、 前記高電圧入力端子と前記少なくとも1本の被昇圧線と
    を接続する供給ライン途中に設けられたp型半導体スイ
    ッチと、 前記p型半導体スイッチのゲート電位を、前記行デコー
    ダの出力に基づいて、オン電位とオフ電位の間でレベル
    シフトさせるレベルシフタと、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数の高電圧デコーダは、列方向にて隣り合う2本
    のワード線と、該2本のワード線に接続されて列方向に
    て隣り合う前記メモリ素子のソース領域に接続された1
    本の共通ソース線とを一組とするライン群に対して一つ
    ずつ設けられていることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記レベルシフタは、 前記高電圧入力端子とグランドとの間に設けられ、前記
    行デコーダの出力に基づいて、前記p型半導体スイッチ
    のゲートに前記オン電位を供給する第1のn型半導体ス
    イッチと、 前記高電圧入力端子と前記第1のn型半導体スイッチと
    の間に設けられ、前記行デコーダの出力に基づいてオン
    された時に、前記p型半導体スイッチのゲートに前記オ
    フ電位を供給する第1のp型半導体スイッチと、 前記高電圧入力端子と前記第1のp型半導体スイッチの
    ゲート線との間に設けられて、前記p型半導体スイッチ
    と共にオン、オフされ、前記p型半導体スイッチがオン
    の時に、前記第1のp型半導体スイッチをオフさせる電
    位を該第1のp型半導体スイッチのゲートに供給する第
    2のp型半導体スイッチと、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記レベルシフタは、 前記第1のp型半導体スイッチのゲート線とグランドと
    の間に設けられ、前記第1のn型半導体スイッチとはオ
    ン、オフタイミングが逆相となる第2のn型半導体スイ
    ッチをさらに有することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 多数の前記メモリ素子が配列されたメモリ素子アレイ領
    域に対して、前記ワード線及びソース線が延びる行方向
    の一端に前記行デコーダが配置され、その他端に前記複
    数の高電圧デコーダが配置されていることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 多数の前記メモリ素子が配列されたメモリ素子アレイ領
    域に対して、前記ワード線及びソース線が延びる行方向
    の一端に前記行デコーダ及び前記複数の高電圧デコーダ
    が配置されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 ソース・ドレイン領域と、フローティン
    クゲートと、コントロールゲートとを有するメモリ素子
    を多数配列して成る半導体記憶装置において、 各々の前記メモリ素子に対するデータの書き換え、消
    去、読み出しに応じて、前記ソース領域に接続されて行
    方向に延びる複数のソース線に、第1の電圧以下の複数
    電圧を選択的に供給する行デコーダと、 前記第1の電圧より高電圧の第2の電圧が入力される高
    電圧入力端子と、 前記複数のソース線の少なくとも1本の被昇圧線に対し
    て一つ配置され、前記高電圧入力端子からの前記第2の
    電圧に基づいて、複数の前記被昇圧線をそれぞれ選択的
    に昇圧する複数の高電圧デコーダと、 を有し、 各々の前記高電圧デコーダは、 前記高電圧入力端子と前記少なくとも1本の被昇圧線と
    を接続する供給ライン途中に設けられたp型半導体スイ
    ッチと、 前記p型半導体スイッチのゲート電位を、前記行デコー
    ダの出力に基づいて、オン電位とオフ電位の間でレベル
    シフトさせるレベルシフタと、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の半導
    体記憶装置と、 中央演算処理装置と、 前記半導体記憶装置及び前記中央演算装置に電力を供給
    する電源回路と、 前記半導体記憶装置及び前記中央演算装置に対するデー
    タを入出力するに湧出力回路と、 を有することを特徴とする半導体装置。
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