JPH11249194A - カメラのアイリス装置 - Google Patents

カメラのアイリス装置

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JPH11249194A
JPH11249194A JP10051942A JP5194298A JPH11249194A JP H11249194 A JPH11249194 A JP H11249194A JP 10051942 A JP10051942 A JP 10051942A JP 5194298 A JP5194298 A JP 5194298A JP H11249194 A JPH11249194 A JP H11249194A
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iris
motor
control voltage
aperture
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JP10051942A
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Akio Yonetani
昭夫 米谷
Tatsuya Yoshida
達也 吉田
Kunikazu Nishi
邦一 西
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 モータ回転角度位置検出手段の設置位置ずれ
による絞り開口のオフセットを補正し、高精度の絞り開
口制御を可能にする。 【解決手段】 モータ31を駆動源としてその絞り開口
が変化されるアイリス機構16と、16の絞り開口を透
過された被写体像の輝度を測光する測光手段(撮像素
子)12と、31の回転角度位置を検出するモータ回転
角度位置検出手段31dと、12で検出される被写体の
輝度に対応する絞り開口を得るためのアイリス制御電圧
を記憶する第1の記憶手段(ROM)57と、31dの
設置位置ずれ量をオフセット電圧として記憶する第2の
記憶手段(EEPROM)58と、12で検出された被
写体の輝度に基づいて57からアイリス制御電圧を読み
出し、31dからの検出値に基づいてアイリス制御電圧
を補正し、さらに58から読み出したオフセット電圧に
よりアイリス制御電圧をオフセット補正する制御手段
(CPU)53とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラの撮
像光学系に配設される絞り装置としてのアイリス装置に
関し、特に被写体の輝度に応じて絞り値を自動制御する
アイリス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の銀塩フィルムを用いるカメラある
いは撮像素子で撮像を行うデジタルカメラでは、フィル
ムや撮像素子に到達される被写体の光量を調節するため
の絞りとしてのアイリス機構が設けられる。近年、デジ
タルカメラの軽量化、小型化の要求に伴って、アイリス
機構も小型化が図られており、その一つとして、絞り開
口を駆動する絞り羽根を駆動する駆動源としてのモータ
にメータ方式のモータを用いたアイリス装置が提案され
ている。このメータ方式のモータは、コイルをステータ
とし、マグネットをロータとしたモータとして構成され
ており、コイルに制御電圧を印加したときに生じる磁界
とマグネットの磁界とで生じる磁力によって、前記マグ
ネットを前記制御電圧に対応した角度位置に回動させる
ものである。このため、従来のモータに比較してコアが
不要であり、小型のアイリス機構を構成することができ
るとともに、高速なアイリス制御が可能となる。
【0003】ところで、この種のアイリス機構は、前記
したメータ方式のモータによってアイリス機構の絞り羽
根を駆動してアイリス、すなわち絞り開口を変化制御し
ているが、モータの角度位置変化がそのまま絞り開口の
変化となる。したがって、絞り開口を高精度に制御する
ためにはモータの回転角度位置を高精度に制御する必要
がある。特に、デジタルカメラでは撮像素子の光量変化
に対する撮像信号の出力変化の特性が急峻な特性である
ため、撮像素子での受光量は銀塩フィルム方式のカメラ
に比較して高精度な制御が要求される。このため、従来
から前記したモータのマグネットに対向する位置にホー
ル素子を配置しておき、マグネットの回転角度位置を前
記ホール素子の出力変化に基づいて検出し、その検出出
力に基づいて前記モータの回転角度位置をフィードバッ
ク制御することで、モータの回転角度位置、換言すれば
絞り開口を高精度に制御する方式がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
アイリス機構にモータを組み立てる際に、マグネットに
対するホール素子の設置位置に誤差が生じると、このホ
ール素子による前記したマグネットの回転角度位置の検
出出力に誤差が生じることになる。このため、このホー
ル素子の検出出力を基準としている前記モータの回転角
度位置の制御を高精度に行うことは困難になり、結果と
してアイリス機構の絞り開口を高精度に制御することが
困難になる。すなわち、ホール素子の取付誤差がそのま
まアイリス機構における絞り開口のオフセットとしての
誤差となり、アイリス機構を高精度に制御して適切な露
光制御を実現することが困難になる。
【0005】本発明の目的は、絞り開口量自体の誤差は
もちろん、アイリス機構に設けられたホール素子等のモ
ータ回転角度位置検出手段の設置位置ずれ等による絞り
開口のオフセットを補正し、高精度の絞り開口制御を可
能にしたアイリス装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータを駆動
源としてその絞り開口が変化されるアイリス機構と、前
記アイリス機構の絞り開口を透過された被写体像の輝度
を測光する測光手段と、前記モータの回転角度位置を検
出するモータ回転角度位置検出手段と、前記測光手段で
検出される被写体の輝度に対応する絞り開口を得るため
のアイリス制御電圧を記憶する第1の記憶手段と、前記
モータ回転角度位置検出手段の設置位置ずれ量をオフセ
ット電圧として記憶する第2の記憶手段と、前記測光手
段で検出された被写体の輝度に基づいて前記第1の記憶
手段からアイリス制御電圧を読み出し、かつ前記モータ
回転角度位置検出手段からの検出値に基づいて前記アイ
リス制御電圧を補正し、さらに前記第2の記憶手段から
読み出したオフセット電圧により前記アイリス制御電圧
をオフセット補正する制御手段を備える。前記制御手段
は、前記測光手段において測光された輝度に対応して実
際に前記アイリス機構のモータに供給されているアイリ
ス制御電圧を検出し、前記検出されたアイリス制御電圧
と前記測光された輝度に基づいて前記第1の記憶手段か
ら読み出されたアイリス制御電圧との差をとってオフセ
ット電圧を算出し、得られたオフセット電圧を前記第2
の記憶手段に記憶するオフセット回路を備える
【0007】本発明においては、モータ回転角度位置検
出手段の設置位置ずれによって生じるオフセット電圧を
求めて第2の記憶手段に記憶しておき、被写体の輝度に
基づいて第1の記憶手段から読み出されたアイリス制御
電圧を、前記第2の記憶手段から読み出されたオフセッ
ト電圧に基づいてオフセット補正することにより、モー
タ回転角度位置検出手段の設置位置ずれの影響のないア
イリス制御電圧が得られ、モータ回転角度位置検出手段
を用いた本来のアイリス制御電圧の補正を高精度に行う
ことができ、これにより高精度の絞り開口制御が実現で
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のアイリス装置を組み
込んだ撮像装置を備えるデジタルカメラの概略斜視図で
あり、カメラ1の前面に臨んで撮像装置10が配設され
ている。このデジタルカメラ1では、カメラ1の背面に
設けたファインダ2を通して撮像装置10で撮像した画
像を確認することができ、またカメラ1の上面に設けた
レリーズボタン3を操作することにより、レリーズ時の
撮像した画像をメモリやその他の図外の記録媒体に記録
することが可能な構成とされている。
【0009】図2(a),(b)は前記撮像装置の概略
構成を示す平面図と正面図である。前記撮像装置10は
撮像レンズ構体11と撮像素子12とで構成される。ま
た、前記撮像装置10には、AFモータを有するAF機
構(自動焦点機構)13が設けられており、前記カメラ
1の前面に臨んで前記撮像装置10に隣接配置されたA
Fモジュール14から得られる測距信号に基づいて前記
AF機構13が前記撮像レンズ構体11の一部のレンズ
を光軸方向に移動させ、AF調整を行うように構成され
る。また、前記撮像素子12はフレーム15に取着され
ている。さらに、前記撮像レンズ構体11内にはアイリ
ス機構(絞り装置)16が設けられており、後述するよ
うに絞り開口を所望の開口度に自動制御することができ
るようになっている。
【0010】前記撮像レンズ構体11には前群レンズ枠
20が固定的に設けられており、この前群レンズ枠20
には前群レンズ21が支持されている。また、前記前群
レンズ枠20の両側部には、光軸と平行な一対のガイド
シャフト22が後方に向けて突出されており、これらの
ガイドシャフト22には後群レンズ24を支持する後群
レンズ枠23が支持され、かつガイドシャフト22に沿
って光軸方向に移動可能に支持されている。なお、前記
後群レンズ枠23と前群レンズ枠20との間の位置に
は、図示を省略するカム部材が設けられ、このカム部材
がAFモータ25の回転軸に取着された歯車26によっ
て回転駆動されることで、前記後群レンズ枠23、すな
わち後群レンズ24を光軸方向に移動させ、前記撮像素
子12に対する焦点合わせを行うように構成される。
【0011】前記AFモジュール14は、既に知られて
いるアクティブ方式のもの、あるいはパッシブ方式のも
のが用いられるが、ここでは被写体像を結像するための
結像レンズ27と、結像された像を受光する光センサ2
8とを備え、この光センサ28で受光した信号を利用し
た三角法によって被写体までの距離を測距する測距信号
を出力するパッシブ方式のものとして構成されている。
なお、このAFモジュール14の構成についての詳細な
説明は省略する。
【0012】また、前記撮像装置10内には、図3にそ
の部分分解斜視図を示すように、前記前群レンズ枠20
と後群レンズ枠23との間に配置されたアイリス機構1
6を備えている。このアイリス機構16は、長方形をし
たベースプレート30の一方の面に搭載されたモータ3
1と、他方の面に搭載された一対の絞り羽根32,33
とで構成されており、前記モータ31の回動によって前
記一対の絞り羽根32,33を動作して前記ベースプレ
ート30に設けられた絞り開口34を開閉ないし絞り動
作する構成とされている。すなわち、前記モータ31
は、同図には示されないが、図5を参照して後述するよ
うにステータとしてのコイル31aと、ロータとしての
マグネット31bとからなるメータ方式のモータとして
構成され、コイル31aに通電したときに生じる磁界と
マグネット31bの磁界との相互作用によって生じる磁
力によってマグネット31bと一体のモータ回転軸31
cを所要の角度範囲内で正転方向および逆転方向に任意
にその回動位置を制御することができる構成とされてい
る。また、前記マグネット31bの円周一部に臨む位置
にはホール素子31dが内装されており、このホール素
子31dの出力に基づいて前記マグネット31bの回動
位置を検出できるように構成されている。さらに、前記
モータ回転軸31cには180度の方向にそれぞれ突出
されたアーム36を有する駆動板35が取着されてお
り、これらのアーム35には前記モータ回転軸を中心と
して前記ベースプレート30に開口された一対の円弧溝
37を貫通される連結ピン38が植設され、これらの連
結ピン38にそれぞれ前記各絞り羽根32,33の各基
端部が連結されている。
【0013】前記一対の絞り羽根32,33は、それぞ
れ前記ベースプレート30の片面に沿って板厚方向に重
ねられた状態で配置されており、前記ベースプレート3
0の複数箇所に固設されたガイドピン39が前記各絞り
羽根32,33の長手方向に沿って開設された開口溝4
0,41に挿通されることで、各絞り羽根32,33は
ベースプレート30に対してその長手方向に沿って移動
可能に支持されている。また、前記各絞り羽根32,3
3の先端部は、前記ベースプレートの絞り開口34を覆
う位置にまで延長されており、一方の絞り羽根32の先
端部32aは基端方向に向けて半円状に開いた形状とさ
れ、他方の絞り羽根33の先端部33aは先端方向に向
けて半円状に開いた形状とされ、これら各絞り羽根3
2,33の先端部32a,33aが前記絞り開口34を
覆う状態が変化される構成としている。
【0014】この構成のアイリス機構によれば、モータ
31のコイル31aに給電するアイリス制御電圧を制御
することで、モータ回転軸31cの回動位置を制御し、
駆動板35のアーム36の回転位置を変化させ、連結ピ
ン38を介して絞り羽根32,33をそれぞれベースプ
レート30の長手方向に移動させる。図4(a)はモー
タを図示の反時計方向に回動した状態を示しており、こ
の状態では一方の絞り羽根32は先端側に最大に移動さ
れ、他方の絞り羽根33は基端側に最大に移動され、各
絞り羽根32,33の先端部32a,33aが絞り開口
34の両側に退避されることによって絞り開口34を最
大に開いた状態とする。また、図4(b)のように、モ
ータ31を図示の時計方向に回動した状態では、一方の
絞り羽根32は基端側に最大に移動され、他方の絞り羽
根33は先端側に最大に移動され、各絞り羽根32,3
3の先端部32a,33aがそれぞれ絞り開口34を覆
う位置に進出され、これにより絞り開口34は閉じた状
態とされる。したがって、モータ31を任意の回動位置
に制御することで、絞り開口34を全開から全閉の状態
の任意の絞り状態に設定でき、シャッタ機能を有する絞
り装置として機能させることが可能となる。
【0015】図5は前記した撮像装置10の撮像素子1
2及びアイリス機構16を含む前記カメラのブロック回
路図であり、特に本発明に関連する部分のみを示してい
る。前記撮像素子12から出力される撮像信号は信号処
理回路51に入力されており、詳細な説明は省略する
が、この信号処理回路51において所要の撮像信号処理
が行われ、画像信号として出力され、図外のモニタに撮
像画像を表示する。また、前記撮像素子12からの撮像
信号の一部はA/D変換器52においてデジタル信号に
変換された輝度信号として出力され、この輝度信号がC
PU53に入力される。さらに、前記CPU53には前
記レリーズ3からのレリーズ信号が入力される。
【0016】一方、前記CPU53において前記輝度信
号から得られる前記したアイリス制御信号により前記ア
イリス機構16が駆動制御される。前記CPU53とア
イリス機構16との間には、前記CPU53から出力さ
れる前記アイリス制御信号をD/A変換してアイリス制
御電圧とするためのD/A変換器54と、前記アイリス
制御電圧から前記ホール素子31dの出力を減算する減
算器55と、前記減算器55から出力されるアイリス制
御電圧を増幅してアイリス機構16の前記コイル31a
に印加するためのサーボアンプ56とが接続されてい
る。
【0017】さらに、前記CPU53には、前記アイリ
ス機構16を制御するためのプログラムや、前記撮像素
子12で測光された被写体の輝度に対応して前記アイリ
ス機構16の絞り開口を適正値に設定するために前記モ
ータ31に供給する設計上のアイリス制御電圧が記憶さ
れた第1の記憶手段としてのROM57が接続される。
前記ROM57に記憶されているデータは、図6に実線
で示すように、輝度変化に対してアイリス機構での絞り
開口を設定するために予め設計されたアイリス制御電圧
データである。さらに、前記CPU53には、第2の記
憶手段としてのEEPROM58と、オフセット回路5
9とが接続されている。前記オフセット回路59は、前
記撮像装置10に既知の輝度の光を入射し、その際に撮
像素子12から得られる輝度信号に基づいて前記アイリ
ス機構16のコイル31aに供給されるアイリス制御電
圧を検出する一方、その際に前記輝度に基づいて前記R
OM57から読み出されるアイリス制御電圧との差をと
ってオフセット電圧を求め、このオフセット電圧を前記
EEPROM58に記憶する機能を有する。なお、この
オフセット電圧は図6に鎖線で示す特性となる。さら
に、前記CPU53は、撮像素子12から入力される被
写体の輝度信号に基づいて前記EEPROM58に記憶
されたオフセット電圧を読み出している。
【0018】このような構成の撮像装置10では、被写
体の撮像時には、AFモジュール14から出力される被
写体の測距データがCPU53に入力されると、CPU
53はAF機構13を駆動制御し、これにより、AF機
構13のAFモータ25が駆動され、カム部材を介して
後群レンズ枠23、すなわち後群レンズ24をガイドシ
ャフト22に沿って光軸方向に移動し、撮像素子12の
撮像面に対して被写体像を結像する。
【0019】また、CPU53は、撮像素子12からの
被写体の輝度信号を入力し、この輝度信号に対応する設
計上のアイリス制御電圧データをROM57から読み出
す。このアイリス制御電圧データはD/A変換器54に
おいてアイリス制御電圧とされ、減算器55及びサーボ
アンプ56を介してアイリス機構16のモータ31のコ
イル31aに供給される。これにより、モータ31はア
イリス制御電圧に応じた回転角度位置に駆動され、図4
で説明したように絞り羽根32,33の動作によってア
イリス機構16はその制御電圧に対応した開口度に絞り
開口34を制御する。このとき、モータ31のマグネッ
ト31bの回転位置はホール素子31dによって検出さ
れ、この検出電圧が減算器55に加えられる。これによ
り、減算器55から出力されるアイリス制御電圧は、マ
グネット31bの回転角度位置のずれを補正するような
フィードバック制御が行われ、より高精度な絞り開口の
制御が行われる。
【0020】また、従来技術において問題とされている
ように、前記ホール素子31dで検出される補正電圧
は、ホール素子31dの取付位置の誤差により誤差が生
じるため、この補正電圧をさらに補正することが必要と
なる。そのため、オフセット回路59は、所定の輝度の
光が撮像光学系に入射されたときに前記撮像素子12か
ら出力される輝度と、そのときにモータ31のコイル3
1aに実際に供給されているアイリス制御電圧を検出
し、この検出されたアイリス制御電圧と、これと同時に
前記輝度に基づいて前記ROM57から読み出されたア
イリス制御電圧との差を算出してオフセット電圧を求
め、このオフセット電圧データを図6の鎖線のようにE
EPROM58に記憶する。
【0021】そして、アイリス機構16での絞り開口の
制御を実行する際には、CPU53は入力される輝度
と、前記オフセット回路59からEEPROM58に記
憶されたオフセット電圧データを読み出す。次いで、前
記したようにROM57から読み出された設計値である
アイリス制御電圧データに、読み出されたオフセット電
圧データを加算してオフセット補正を行った上で、前記
したようにD/A変換器54にアイリス制御電圧データ
を出力する。したがって、アイリス機構16のモータ3
1には前記ホール素子31dの取付位置誤差によるオフ
セットを補正したアイリス制御電圧が供給されることに
なり、ホール素子31dの取付位置誤差に伴うアイリス
機構での絞り開口34の開口度誤差は補正される。これ
により、アイリス機構16の組み立て時に生じるホール
素子31dの取付位置誤差に伴う絞り開口のずれ、すな
わちカメラの絞り値の誤差が防止でき、適正露出での撮
像が可能な、高品質のデジタルカメラが得られる。
【0022】なお、前記実施形態では、モータの回転角
度位置を検出する手段としてホール素子を用いている
が、モータの回転角度位置の変化に対応する値の出力が
得られるものであれば、他の角度位置検出手段を備える
モータであってもよい。また、前記実施形態では、本発
明をデジタルカメラに適用しているが、絞り開口をフィ
ードバック制御するTTL方式の銀塩フィルム方式のカ
メラのアイリス装置として適用することも可能である。
また、本発明は、アイリス機構を製造した際に生じる絞
り開口の誤差による補正量を予め記憶させておき、この
補正量を設計値から差し引くことで絞り開口自体の誤差
を補正するように構成してもよい。このようにすれば、
回路構成が簡略化でき、かつ制御手段における制御の迅
速化が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、モータで
駆動されるアイリス機構の絞り開口を制御するためのア
イリス制御電圧を補正するために設けられているモータ
回転角度位置検出手段の設置位置ずれに対応したオフセ
ット電圧を求めて第2の記憶手段に記憶し、この第2の
記憶手段から読み出されたオフセット電圧により、第1
の記憶手段から読み出されたアイリス制御電圧をオフセ
ット補正して前記アイリス機構のモータに供給する構成
であるので、モータ回転角度位置検出手段の設置位置ず
れに伴うアイリス制御電圧の変動が防止でき、モータ回
転角度位置検出手段の設置位置ずれの影響が解消でき、
モータ回転角度位置検出手段を用いた本来のアイリス制
御電圧の補正による高精度のアイリス制御が実現でき
る。これにより、撮像素子における高精度の露出制御が
可能となり、結果として高品質のデジタルカメラを構成
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルカメラの概略構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の撮像装置の概略構成を示す平面図と正
面図である。
【図3】アイリス機構の部分分解斜視図である。
【図4】アイリス機構の動作を説明するための正面図で
ある。
【図5】本発明のカメラの主要部のブロック構成図であ
る。
【図6】ROM及びEEPROMに記憶されるアイリス
制御電圧データとオフセット電圧データを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 撮像装置 11 撮像レンズ構体 12 撮像素子 13 AF機構 14 AFモジュール 16 アイリス機構 30 ベースプレート 31 モータ 31a コイル 31b マグネット 31d ホール素子 32,33 絞り羽根 34 絞り開口 53 CPU 57 ROM 58 EEPROM 59 オフセット回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動源としてその絞り開口が変
    化されるアイリス機構と、前記アイリス機構の絞り開口
    を透過された被写体像の輝度を測光する測光手段と、前
    記モータの回転角度位置を検出するモータ回転角度位置
    検出手段と、前記測光手段で検出される被写体の輝度に
    対応する絞り開口を得るためのアイリス制御電圧を記憶
    する第1の記憶手段と、前記モータ回転角度位置検出手
    段の設置位置ずれ量に対応するオフセット電圧を記憶す
    る第2の記憶手段と、前記測光手段で検出された被写体
    の輝度に基づいて前記第1の記憶手段からアイリス制御
    電圧を読み出し、かつ前記モータ回転角度位置検出手段
    からの検出値に基づいて前記アイリス制御電圧を補正
    し、さらに前記第2の記憶手段から読み出したオフセッ
    ト電圧により前記アイリス制御電圧をオフセット補正す
    る制御手段を備えることを特徴とするカメラのアイリス
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記測光手段において
    測光された輝度に対応して実際に前記アイリス機構のモ
    ータに供給されているアイリス制御電圧を検出し、前記
    検出されたアイリス制御電圧と前記測光された輝度に基
    づいて前記第1の記憶手段から読み出されるアイリス制
    御電圧との差をとってオフセット電圧を算出し、得られ
    たオフセット電圧を前記第2の記憶手段に記憶する機能
    を有する請求項1に記載のカメラのアイリス装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶手段はROMであり、前
    記第2の記憶手段はEEPROMである請求項1または
    2に記載のカメラのアイリス装置。
  4. 【請求項4】 前記アイリス機構のモータは、ステータ
    としてのコイルと、ロータとしてのマグネットとを有
    し、前記コイルに印加される制御電圧に対応して前記マ
    グネットの回転角度位置が制御されるメータ方式のモー
    タであり、前記モータ回転角度位置検出手段は前記マグ
    ネットの角度位置変化に追従して電気出力が変化される
    ホール素子である請求項1ないし3のいずれかに記載の
    カメラのアイリス装置。
JP10051942A 1998-03-04 1998-03-04 カメラのアイリス装置 Pending JPH11249194A (ja)

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