JPH11248726A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

Info

Publication number
JPH11248726A
JPH11248726A JP5457698A JP5457698A JPH11248726A JP H11248726 A JPH11248726 A JP H11248726A JP 5457698 A JP5457698 A JP 5457698A JP 5457698 A JP5457698 A JP 5457698A JP H11248726 A JPH11248726 A JP H11248726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
hardened
mounting hole
raceway
bearing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5457698A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakamura
雄二 中村
Hironari Miyazaki
裕也 宮崎
Shuichi Ishikawa
修一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP5457698A priority Critical patent/JPH11248726A/ja
Priority to US09/262,022 priority patent/US6287009B1/en
Priority to EP20030004545 priority patent/EP1324047B1/en
Priority to EP19990301703 priority patent/EP0940682B1/en
Priority to DE1999613404 priority patent/DE69913404T2/de
Priority to DE69941798T priority patent/DE69941798D1/de
Publication of JPH11248726A publication Critical patent/JPH11248726A/ja
Priority to US09/901,123 priority patent/US6568855B2/en
Priority to US10/395,289 priority patent/US20030185476A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型且つ軽量な構造で、センサ18を支持固
定する為の取付孔17の加工を容易にする。 【解決手段】 外輪軌道12、12部分に形成した焼き
入れ硬化層24、24の形成範囲を内周面の面方向(特
に軸方向)に互り規制し、上記取付孔17部分の硬度を
抑える。これにより、外輪軌道部分の耐久性を損うこと
なく、この取付孔17の加工を容易にし、加工コストの
低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る回転速度検出
装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置
に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速
度を検出する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。
又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラク
ションコントロールシステム(TCS)を制御する為に
は、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この
為、上記転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み
込んだ、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットによ
り、上記車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると
共に、この車輪の回転速度を検出する事が、近年広く行
なわれる様になっている。
【0003】この様な回転速度検出装置付転がり軸受ユ
ニットは、外輪の内径側にハブを、複数の転動体を介し
て回転自在に支持している。これと共に、上記ハブの一
部に固定した、円周方向に亙る特性を交互に且つ等間隔
に変化させたエンコーダの回転速度を、上記外輪の一部
に支持したセンサにより検出自在としている。又、この
センサを、上記外輪の軸方向中間部に、この外輪の直径
方向に亙り形成した取付孔内に支持した状態で、このセ
ンサの検出部を上記エンコーダの大径円筒部の外周面に
対向させる事も、例えば特開昭63−59769号公
報、特開平6−109027号公報、同8−27065
9号公報等、多くの刊行物に記載されている様に、従来
から広く知られている。
【0004】上述の様な回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットの使用時には、上記外輪を懸架装置に支持する
と共に、上記ハブの一端部で上記外輪から外れた部分に
車輪を固定し、この車輪を上記懸架装置に対して回転自
在に支持する。車輪の回転に伴って上記エンコーダが回
転すると、検出部をこのエンコーダに対向させたセンサ
の出力が変化する。このセンサの出力が変化する周波数
は、上記車輪の回転速度に比例する。従って、このセン
サの出力信号を上記車輪の回転速度を求める制御器に送
れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な各公報に記
載された回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場
合、外輪の耐久性確保と取付孔の加工容易性との両立を
考慮していなかった。即ち、外輪の内周面に形成した複
列の外輪軌道の表面及びこの表面近傍部分には、これら
各外輪軌道の転がり疲れ寿命確保を目的として、硬度が
例えばHv500以上である焼き入れ硬化層を、転動体か
ら加わる応力に基づく剪断力が最大となる深さ(自動車
用の転がり軸受ユニットの場合には0.5mm程度)の3
倍以上の深さ(同じく1.5mm程度)にまで形成する必
要がある。又、この焼き入れ硬化層の最深部と、焼き入
れされない、所謂生の部分との間には、厚さが0.5mm
程度の遷移層が存在する。そして、この遷移層部分で
は、上記焼き入れ硬化層から生の部分にかけて、次第に
硬度が低下する。
【0006】上述の様な各外輪軌道部分の焼き入れ硬化
層を形成する為に従来は、厚さ方向に関して焼き入れ深
さを制御する事は考慮しても、焼き入れ層の形成範囲を
外輪の内周面の面方向(特に軸方向)に亙り規制する事
は考慮していなかった。即ち、厚さ方向に関しては、上
記外輪の靱性を確保する為、この外輪の外周寄り部分に
生の部分を残留させる事を考慮する事はあるが(例え
ば、実用新案登録第2529597号公報参照)、面方
向に関しては特に考慮していなかった。この様に、焼き
入れ硬化層の範囲を厚さ方向のみ考慮し、面方向に就い
て考慮する事なく、上記各外輪軌道部分に焼き入れ硬化
層を形成すると、この焼き入れ硬化層の範囲が、これら
各外輪軌道の端部から10mm程度若しくはそれ以上にま
で達する場合がある。そして、上記遷移層を含めて、上
記各外輪軌道の端縁から10.5mm程度若しくはそれ以
上離れた部分まで、硬度が高くなる。
【0007】一方、近年に於ける自動車の省燃費化の要
求に応じて、車輪を支持する為の転がり軸受ユニットの
小型・軽量化を図る為、この転がり軸受ユニットの軸方
向寸法の短縮化が進められている。この様な短縮化に基
づき、上記外輪の内周面に設けた各外輪軌道の端縁と取
付孔との距離が短くなり、この距離を10.5mm以上確
保できない場合が生じている。この為、上記取付孔を形
成すべき部分の硬度までが高くなり、この取付孔の加工
が面倒になる。この取付孔の加工を、上記各外輪軌道部
分に焼き入れ硬化層を形成する以前に行なえば良いが、
取付孔の加工後に焼き入れ硬化処理を施す場合には、こ
の取付孔部分に熱応力の集中等による欠陥が生じる事を
防止する為の考慮が必要になる等、焼き入れ処理作業が
面倒になる。
【0008】又、車輪が縁石にぶつかる等により、ハブ
及び転動体を介して外輪に衝撃荷重が加わった場合で
も、この外輪が塑性変形しにくくする事により、この外
輪を含む回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの耐久
性向上を図る為、複列の外輪軌道同士の間にも焼き入れ
硬化層を形成する事が、前記実用新案登録第25295
97号公報に記載されている様に、従来から知られてい
る。この様に、複列の外輪軌道同士の間にも焼き入れ硬
化層を形成した場合には、小型の転がり軸受ユニットは
勿論、上記外輪の内周面に設けた各外輪軌道の端縁と取
付孔との距離が大きい、比較的大型の回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットの場合でも、上記取付孔の加工が
面倒になる。本発明は、上述の様な事情に鑑みて、特に
焼き入れ処理を面倒にする事なく、上記取付孔の加工作
業を容易にできる回転速度検出装置付転がり軸受ユニッ
トを実現すべく発明したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットは何れも、従来から知られてい
る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと同様に、外
周面に複列の内輪軌道を有し、使用時に車輪と共に回転
するハブと、内周面で上記複列の内輪軌道と対向する位
置に複列の外輪軌道を有し、使用時に懸架装置に支持さ
れて回転しない外輪と、上記各内輪軌道と上記各外輪軌
道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けた転動体
と、上記ハブの中間部外周面で上記複列の内輪軌道の間
部分に外嵌固定した、円周方向に亙る特性を交互に且つ
等間隔に変化させたエンコーダと、検出部を有し、この
検出部を上記エンコーダに対向させた状態で上記外輪の
軸方向中間部に設けた取付孔内に支持し、上記エンコー
ダの特性の変化に対応して出力信号を変化させるセンサ
とを備える。そして、上記外輪の内周面で上記各外輪軌
道部分に焼き入れ硬化層を形成している。
【0010】特に、請求項1に記載した回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットは、上記複列の外輪軌道のう
ち、上記取付孔に近い外輪軌道の端縁とこの取付孔との
距離が10.5mm以下のものを対象としている。そし
て、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットに於いては、上記取付孔を形成した部分が焼き
入れ硬化されておらず、且つ、上記取付孔に近い外輪軌
道部分に形成した焼き入れ硬化層の厚さが1.5mm以上
である。又、請求項2に記載した回転速度検出装置付転
がり軸受ユニットは、上記複列の外輪軌道のうち、上記
取付孔に近い外輪軌道の端縁とこの取付孔との距離が2
〜10.5mmの範囲内であり、且つ、上記各外輪軌道部
分に形成した硬度がHv500以上である焼き入れ硬化層
と上記取付孔との最小距離が0.5mm以上である。又、
請求項3に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニ
ットは、上記複列の外輪軌道部分にそれぞれ設けた上記
焼き入れ硬化層同士が、上記取付孔から円周方向に外れ
た位置に設けた繋ぎ硬化層により互いに連続しており、
且つ、上記取付孔を形成した部分が、焼き入れ硬化され
ていない。更に、請求項4に記載した回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットは、上記複列の外輪軌道部分にそ
れぞれ設けた上記焼き入れ硬化層同士が、上記取付孔か
ら円周方向に外れた位置に設けた、硬度がHv500以上
である繋ぎ硬化層により互いに連続しており、この繋ぎ
硬化層と上記取付孔との最小距離が0.5mm以上であ
る。
【0011】
【作用】上述の様に構成する本発明の回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットにより、車輪を懸架装置に対して
回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出
する際の作用は、従来から一般的に知られた回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットの場合と同様である。
【0012】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットのうち、請求項1〜2に記載した回転速度
検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、各外輪軌道
部分の焼き入れ処理を面倒にせず、又、これら各外輪軌
道部分の耐久性を損なう事なく、外輪にセンサを支持す
る為の取付孔の加工作業を容易にできる。即ち、この取
付孔部分を、焼き入れ硬化していない為、この取付孔の
加工を容易に行なえる。
【0013】例えば請求項2に記載した回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットの場合には、上記取付孔に近い
外輪軌道の端縁とこの取付孔との距離を2mm以上とした
為、上記各外輪軌道の耐久性確保の為に必要とする焼き
入れ硬化層の最低厚さ(1.5mm)を確保できる。又、
上記各外輪軌道部分に形成した焼き入れ硬化層と上記取
付孔との最小距離を0.5mm以上にした事で、この取付
孔部分を、遷移層からも外れた生の部分か、少なくとも
硬度が低い半生の部分にできて、上記各外輪軌道部分に
焼き入れ硬化層を形成した後でも、上記取付孔の加工を
容易に行なえる。
【0014】更に、請求項3〜4に記載した回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットによれば、ハブ及び転動体
を介して外輪に衝撃荷重が加わった場合でも、この外輪
が塑性変形しにくく、しかも上記取付孔の加工を容易に
行なえる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜3は、請求項1〜2に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例
の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを構成する転
がり軸受ユニットは、ハブ本体1及び内輪2を組み合わ
せて成るハブ3と、外輪4と、複数個の転動体5、5と
を備える。このうちのハブ本体1の外周面の外端部(外
とは、自動車への組み付け状態で幅方向外寄りとなる側
を言い、図1、2の左側となる。反対に幅方向中央寄り
となる側を内と言い、図1、2の右側となる。)には、
車輪を支持する為のフランジ6を設けている。又、上記
ハブ本体1の中間部外周面には、内輪軌道7を形成して
いる。尚、この内輪軌道7は、上記ハブ本体1の中間部
外周面に直接形成する他、このハブ本体1の中間部外周
面に外嵌した別体の内輪の外周面に形成する場合もあ
る。
【0016】又、上記ハブ本体1の内端部には、このハ
ブ本体1の外周面から直径方向内方に凹入する段部8
を、全周に亙りこのハブ本体1と同心に設けている。そ
して、この段部8に、外周面に別の内輪軌道7を形成し
た上記内輪2を、締り嵌めにより外嵌固定している。
又、この様に外嵌固定した状態で上記内輪2の内端部
は、上記ハブ本体1の内端面から軸方向内方に突出す
る。この内輪2の内端面は、車両への組み付け状態で、
図示しない等速ジョイントの段差面に当接する。又、や
はり車両への組み付け状態で、上記ハブ本体1の中心部
に設けたスプライン孔9には、上記等速ジョイントに付
属したスプライン軸を挿通する。そして、このスプライ
ン軸の先端部で上記ハブ本体1の外端面よりも外方に突
出した部分に設けた雄ねじ部に、やはり図示しないナッ
トを螺合し、更に緊締する。このナットの緊締に基づい
て、等速ジョイントの段差面が上記内輪2の内端面を強
く押圧し、この内輪2が上記段部8から抜け出るのを防
止する。又、上記段部8よりも大径に形成した上記ハブ
本体1の中間部のうち、上記段部8側の端部には、この
ハブ本体1の中間部よりも少しだけ小径の嵌着部10を
設けている。この嵌着部10の外径は、後述するエンコ
ーダ11の自由状態での内径よりも僅かに大きくして、
このエンコーダ11を締り嵌めにより外嵌固定自在とし
ている。又、このエンコーダ11の外径は、上記嵌着部
10に外嵌固定した状態で、ハブ本体1の中間部でこの
嵌着部10よりも外寄り部分の外径以下としている。
【0017】又、上記外輪4の内周面には、それぞれ上
記各内輪軌道7、7と対向する、複列の外輪軌道12、
12を形成している。そして、これら各内輪軌道7、7
と各外輪軌道12、12との間にそれぞれ複数個ずつの
転動体5、5を、それぞれ保持器13、13により保持
した状態で転動自在に設ける事により、上記外輪4の内
側に前記ハブ3を回転自在に支持している。尚、図示の
例では、転動体5、5として玉を使用しているが、重量
の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの場合には、これ
ら転動体としてテーパころを使用する場合もある。又、
上記外輪4の内端寄り部分の外周面には、この外輪4を
懸架装置に取り付ける為の外向フランジ状の取付部14
を設けている。又、上記外輪4の両端開口部と上記ハブ
本体1の中間部外周面及び上記内輪2の内端部外周面と
の間の隙間は、それぞれシールリング15、15により
塞いでいる。
【0018】又、上記ハブ本体1の中間部外周面の一部
で上記嵌着部10に、エンコーダ11を、このハブ本体
1と同心に外嵌固定している。このエンコーダ11は、
鋼板等の磁性金属板により、全体を円筒状に形成したも
ので、上記嵌着部10に締り嵌めで外嵌固定する事によ
り、上記複列に設けた転動体5、5の列の間部分に配置
している。又、このエンコーダ11の軸方向中間部には
複数の透孔16、16を、円周方向に亙って等間隔に形
成する事により、上記エンコーダ11の外周面の磁気特
性を、円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させて
いる。
【0019】一方、上記外輪4の軸方向中間部で上記エ
ンコーダ11の直径方向外方位置には、取付孔17を、
上記外輪4の内周面と外周面とを互いに連通させる状態
で形成している。そして、この取付孔17内に、検出素
子を合成樹脂中に包埋しているセンサ18を挿入固定
し、このセンサ18の先端面(図1の下端面)に設けた
検出部を、上記エンコーダ11の外周面に、微小隙間を
介して対向させている。この様に取付孔17にセンサ1
8を挿入固定した状態で、このセンサ18は、上記エン
コーダ11の回転速度を検出自在である。
【0020】又、上記外輪4の外周面で上記取付孔17
の外端開口の周囲部分には、この取付孔17の中心軸に
対して直交する方向に存在する、平坦な取付面19を形
成している。そして、この取付面19と上記取付孔17
の内周面との連続部に、円錐凹面状の面取り部20と円
筒面状の受面21とを、上記取付面19の側から順番に
形成している。一方、上記センサ18の基端部(図1の
上端部)には取付部22を固設し、この取付部22の端
部に挿通した図示しないねじにより、この取付部22を
上記外輪4に結合固定している。この状態で、上記セン
サ18の基端部に外嵌したOリング23を、この基端部
の外周面と上記受面21の内周面との間で弾性的に圧縮
する事により上記センサ18を装着した部分を密封し、
上記取付孔17を通じて、雨水等の異物が上記外輪4内
に侵入する事を防止している。
【0021】更に、上記外輪4の内周面で前記各外輪軌
道12、12部分に、硬度がHv500以上である焼き入
れ硬化層24、24を形成している。これら各焼き入れ
硬化層24、24は、前記各転動体5、5の転動面から
繰り返し加えられる荷重に拘らず、上記各外輪軌道1
2、12部分の転がり疲れ寿命を確保する為のもので、
前述した様に、1.5mm以上の厚さを有する。特に、本
発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、上記
各外輪軌道12、12部分のうち、上記取付孔17に近
い、図1〜2の右側の外輪軌道12の端縁と上記取付孔
17との距離L(図3)が、2〜10.5mmの範囲内に
あるものを対象としている。しかも、本発明のうち、特
に請求項1〜2に記載した回転速度検出装置付転がり軸
受ユニットの場合には、上記各外輪軌道12、12部分
に形成した焼き入れ硬化層24、24と上記取付孔17
との最小距離を0.5mm以上確保すべく、上記各焼き入
れ硬化層24、24の厚さT(図3)を規制して、上記
取付孔17の部分を、焼き入れ硬化していない生の鋼材
のままとするか、半生程度の軟らかい状態としている。
【0022】上記距離Lが2mm未満の場合には、上記各
外輪軌道12、12の転がり疲れ寿命の確保を図ると同
時に上記取付孔17の加工の容易化を図ると言った、本
発明のうち、請求項1〜2に記載した発明の目的を達成
できない。又、上記距離Lが10.5mmを越えた場合に
は、この請求項1〜2に記載した発明の特徴点である、
上記各焼き入れ硬化層24、24の厚さTに関する規制
を行なう事なく、上記取付孔17部分の加工を容易に行
なえる。言い換えれば、上記距離Lが10.5mmを越え
る様な、比較的大型の回転速度検出装置付転がり軸受ユ
ニットの場合には、特に請求項1〜2に記載した発明を
適用しなくても、上記取付孔17部分の加工を容易に行
なえる。更に言えば、請求項1〜2に記載した発明は、
上記各焼き入れ硬化層24、24の厚さTに関する規制
を行なわなければ、上記取付孔17部分の加工が面倒に
なる、上記距離Lが10.5mmを越えない様な、比較的
小型の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを対象と
している。
【0023】上述の様な請求項1〜2に記載した本発明
の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、ハブ
本体1の外端部に設けたフランジ6に固定した車輪を、
外輪4を支持した懸架装置に対し、回転自在に支持でき
る。又、車輪の回転に伴って内輪2に外嵌固定したエン
コーダ11が回転すると、上記センサ18の先端面に設
けた検出部の近傍を、上記エンコーダ11の軸方向中間
部に設けた透孔16、16と円周方向に隣り合う透孔1
6、16同士の間に存在する柱部とが交互に通過する。
この結果、上記センサ18内を流れる磁束の密度が変化
し、このセンサ18の出力が変化する。この様にしてセ
ンサ18の出力が変化する周波数は、車輪の回転速度に
比例する。従って、センサ18の出力を図示しない制御
器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
【0024】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットの場合には、前記各外輪軌道12、12部
分に形成する各焼き入れ硬化層24、24の焼き入れ処
理を面倒にする事なく、上記外輪4に上記センサ18を
支持する為の、前記取付孔17の加工作業を容易にでき
る。即ち、上記各外輪軌道12、12のうち、上記取付
孔17に近い図1〜2の右側の外輪軌道12の端縁と上
記取付孔17との距離Lを2mm以上とした為、この外輪
軌道12の耐久性確保の為に必要とする焼き入れ硬化層
24の最低厚さ(1.5mm)を確保できる。勿論、上記
取付孔17から遠い、図1〜2の左側の外輪軌道12部
分にも、この外輪軌道12の耐久性確保の為に必要とす
る焼き入れ硬化層24の最低厚さ(1.5mm)を確保で
きる。又、上記各外輪軌道12、12部分に形成した焼
き入れ硬化層24、24と上記取付孔17との最小距離
を0.5mm以上とした事で、この取付孔17部分を、遷
移層からも外れ、硬度が低い生の部分にできて、上記各
外輪軌道12、12部分に焼き入れ硬化層24、24を
形成した後でも、上記取付孔17の加工を容易に行なえ
る。尚、焼き入れ硬化層24、24の厚さの制御は、焼
き入れコイルへの通電量、通電時間を規制する事によ
り、比較的容易に行なえる。
【0025】次に、図4〜6は、請求項3〜4に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合には、外輪4の内周面に形成した複列の外輪軌道1
2、12部分にそれぞれ設けた焼き入れ硬化層24、2
4同士を、取付孔17から上記外輪4の円周方向に外れ
た位置に設けた繋ぎ硬化層25により、互いに連続させ
ている。言い換えれば、上記外輪4の内周面で上記複列
の外輪軌道12、12及びこれら両外輪軌道12、12
の間部分を、上記取付孔17の周囲部分を除き、焼き入
れ硬化層24、24及び繋ぎ硬化層25により、Hv50
0以上に硬くしている。この様な本例の場合には、上記
各焼き入れ硬化層24、24と上記取付孔17との最小
距離を0.5mm以上とするだけでなく、上記繋ぎ硬化層
25と上記取付孔15との最小距離L´(図6)も0.
5mm以上としている。この様にする事により、上記取付
孔15部分を、焼き入れ硬化していない生の鋼材のまま
とするか、半生程度の軟らかい状態としている。
【0026】上述の様に構成する本例の場合には、上記
外輪4の一部で複列の外輪軌道12、12同士の間部分
が塑性変形しにくくなる。この為、車輪が縁石にぶつか
る等により、ハブ3及び転動体5、5を介して、上記外
輪4に衝撃荷重が加わった場合でも、この外輪4が塑性
変形しにくくなって、この外輪4を含む回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットの耐久性向上を図れる。尚、こ
の様な本例の場合でも、上記繋ぎ硬化層25の周囲に
は、焼き入れ硬化されていない生の部分を残して、上記
外輪4の靱性を確保し、この外輪4に上記衝撃荷重に基
づいて亀裂等の損傷が生じる事を防止している。
【0027】尚、本例の様な焼き入れ硬化層24、24
と繋ぎ硬化層25とを形成するには、例えば図7に示す
様に、取付孔17の内径側開口部に対向する部分のみが
直径方向内方に凹んだ、焼き入れコイル26を使用す
る。即ち、この焼き入れコイル26の外周面は、外輪4
の内周面形状をほぼ倣う形状としているが、上記取付孔
17の内径側開口部に対向する部分に凹部27を形成し
ている。この様な焼き入れコイル26を上記外輪4の内
側に、この外輪4と同心に配置した状態で、この焼き入
れコイル26に通電すると、この外輪4の内周面で上記
複列の外輪軌道12、12及びこれら両外輪軌道12、
12の間部分が、上記取付孔17の周囲部分を除いて加
熱され、当該加熱された部分を焼き入れ処理できる。
尚、上述の様な焼き入れコイル26を使用して上記外輪
4の内周面の所定部分のみを焼き入れ硬化する場合に、
焼き入れ硬化する部分と焼き入れ硬化しない部分との境
界をより厳密に規制する為に、上記焼き入れコイル26
の外周面と上記外輪4の内周面との距離を縮める事が考
えられる。この様な場合で、焼き入れコイル26の軸方
向両端部に存在する凸部の外径が、上記外輪4の軸方向
中間部に存在する最小径部分の内径よりも大きくなった
場合には、上記焼き入れコイル26を軸方向に亙り分割
可能な二つ割れ構造とする。尚、本例の場合には、上記
取付孔17に近い外輪軌道12の端縁とこの取付孔17
との距離が10.5mm以下である必要はないが、勿論1
0.5mm以下(但し、2mm以上)であっても良い。その
他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様であ
る。
【0028】又、図4〜6に示した本発明の実施の形態
の第2例の構造を実現する別の方法として、各外輪軌道
12、12部分の焼き入れ硬化層24、24と繋ぎ硬化
層25、25とを、時期的に前後して形成する事もでき
る。例えば、外輪4を静止した状態で上記各繋ぎ硬化層
25、25を形成した後、この外輪4を回転させながら
上記各焼き入れ硬化層24、24を形成して、これら各
焼き入れ硬化層24、24と上記各繋ぎ硬化層25、2
5とを連続させる事が考えられる。或は逆に、これら各
焼き入れ硬化層24、24を形成した後、上記各繋ぎ硬
化層25、25を形成する事もできる。
【0029】次に、図8は、やはり請求項3〜4に対応
する、本発明の実施の形態の第3例を示している。上述
した第2例が、複列の外輪軌道12、12部分にそれぞ
れ設けた焼き入れ硬化層24、24同士を連続させる繋
ぎ硬化層25を、取付孔17部分を除き、ほぼ全周に亙
って設けていたのに対して、本例の場合には、円周方向
3個所位置に間欠的に設けている。そして、上記取付孔
17を、円周方向に隣り合う繋ぎ硬化層25、25同士
の間部分に配置している。その他の構成及び作用並びに
製造方法は、上述した第2例の場合と同様である。
【0030】次に、図9〜10は、やはり請求項3〜4
に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示してい
る。本例の場合には繋ぎ硬化層25を、外輪4の内周面
の円周方向2個所位置に間欠的に設けている。そして、
上記取付孔17を、円周方向に隣り合う繋ぎ硬化層2
5、25同士の間部分に配置している。その他の構成及
び作用並びに製造方法は、上述した第3例の場合と同様
である。
【0031】尚、図示の例は、駆動輪(FR車及びRR
車の後輪、FF車の前輪、4WD車の全輪)支持用の転
がり軸受ユニットに本発明を適用した場合に就いて述べ
たが、本発明は、従動輪(FR車及びRR車の前輪、F
F車の後輪)支持用の転がり軸受ユニットにも適用でき
る。又、本発明の特徴は、軸方向寸法が小さい、小型の
回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合でも、外
輪の中間部に形成するセンサ支持固定用の取付孔の形成
作業を容易に行なえる様にすべく、上記外輪の内周面部
分に形成する焼き入れ硬化層の範囲を工夫する点にあ
る。回転速度検出装置の種類は特に限定するものではな
い。従って、回転速度検出装置は、図示の各例の様な磁
気検知式のものに限らず、渦電流式、光電式等、他の構
造のものを採用する事もできる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの
加工作業の容易化により、コスト低減を図れる。更に必
要に応じて、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの
小型・軽量化に対応する事もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】外輪のみを取り出して示す断面図。
【図3】図2のA部拡大図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図5】外輪のみを取り出して示す断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】外輪の内側に焼き入れコイルを設置した状態を
示す断面図。
【図8】本発明の実施の形態の第3例を示す、図6と同
様の図。
【図9】同第4例を示す、外輪の断面図。
【図10】図9のC−C断面図。
【符号の説明】
1 ハブ本体 2 内輪 3 ハブ 4 外輪 5 転動体 6 フランジ 7 内輪軌道 8 段部 9 スプライン孔 10 嵌着部 11 エンコーダ 12 外輪軌道 13 保持器 14 取付部 15 シールリング 16 透孔 17 取付孔 18 センサ 19 取付面 20 面取り部 21 受面 22 取付部 23 Oリング 24 焼き入れ硬化層 25 繋ぎ硬化層 26 焼き入れコイル 27 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01P 3/488 G01P 3/488 L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時
    に車輪と共に回転するハブと、内周面で上記複列の内輪
    軌道と対向する位置に複列の外輪軌道を有し、使用時に
    懸架装置に支持されて回転しない鋼材製の外輪と、上記
    各内輪軌道と上記各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ず
    つ転動自在に設けた転動体と、上記ハブの中間部外周面
    で上記複列の内輪軌道の間部分に外嵌固定した、円周方
    向に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させたエンコー
    ダと、検出部を有し、この検出部を上記エンコーダに対
    向させた状態で上記外輪の軸方向中間部に設けた取付孔
    内に支持し、上記エンコーダの特性の変化に対応して出
    力信号を変化させるセンサとを備え、上記外輪の内周面
    で上記各外輪軌道部分に焼き入れ硬化層を形成すると共
    に、上記複列の外輪軌道のうち、上記取付孔に近い外輪
    軌道の端縁とこの取付孔との距離が10.5mm以下であ
    る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットであって、上
    記取付孔を形成した部分が焼き入れ硬化されておらず、
    且つ、上記取付孔に近い外輪軌道部分に形成した焼き入
    れ硬化層の厚さが1.5mm以上である回転速度検出装置
    付転がり軸受ユニット。
  2. 【請求項2】 外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時
    に車輪と共に回転するハブと、内周面で上記複列の内輪
    軌道と対向する位置に複列の外輪軌道を有し、使用時に
    懸架装置に支持されて回転しない鋼材製の外輪と、上記
    各内輪軌道と上記各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ず
    つ転動自在に設けた転動体と、上記ハブの中間部外周面
    で上記複列の内輪軌道の間部分に外嵌固定した、円周方
    向に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させたエンコー
    ダと、検出部を有し、この検出部を上記エンコーダに対
    向させた状態で上記外輪の軸方向中間部に設けた取付孔
    内に支持し、上記エンコーダの特性の変化に対応して出
    力信号を変化させるセンサとを備え、上記外輪の内周面
    で上記各外輪軌道部分に、硬度がHv500以上である焼
    き入れ硬化層を形成した回転速度検出装置付転がり軸受
    ユニットであって、上記複列の外輪軌道のうち、上記取
    付孔に近い外輪軌道の端縁とこの取付孔との距離が2〜
    10.5mmの範囲内であり、且つ、上記各外輪軌道部分
    に形成した硬度がHv500以上である焼き入れ硬化層と
    上記取付孔との最小距離が0.5mm以上である回転速度
    検出装置付転がり軸受ユニット。
  3. 【請求項3】 外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時
    に車輪と共に回転するハブと、内周面で上記複列の内輪
    軌道と対向する位置に複列の外輪軌道を有し、使用時に
    懸架装置に支持されて回転しない鋼材製の外輪と、上記
    各内輪軌道と上記各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ず
    つ転動自在に設けた転動体と、上記ハブの中間部外周面
    で上記複列の内輪軌道の間部分に外嵌固定した、円周方
    向に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させたエンコー
    ダと、検出部を有し、この検出部を上記エンコーダに対
    向させた状態で上記外輪の軸方向中間部に設けた取付孔
    内に支持し、上記エンコーダの特性の変化に対応して出
    力信号を変化させるセンサとを備え、上記外輪の内周面
    で上記各外輪軌道部分に焼き入れ硬化層を形成した回転
    速度検出装置付転がり軸受ユニットであって、上記複列
    の外輪軌道部分にそれぞれ設けた上記焼き入れ硬化層同
    士が、上記取付孔から円周方向に外れた位置に設けた繋
    ぎ硬化層により互いに連続しており、且つ、上記取付孔
    を形成した部分が焼き入れ硬化されていない回転速度検
    出装置付転がり軸受ユニット。
  4. 【請求項4】 外周面に複列の内輪軌道を有し、使用時
    に車輪と共に回転するハブと、内周面で上記複列の内輪
    軌道と対向する位置に複列の外輪軌道を有し、使用時に
    懸架装置に支持されて回転しない鋼材製の外輪と、上記
    各内輪軌道と上記各外輪軌道との間にそれぞれ複数個ず
    つ転動自在に設けた転動体と、上記ハブの中間部外周面
    で上記複列の内輪軌道の間部分に外嵌固定した、円周方
    向に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させたエンコー
    ダと、検出部を有し、この検出部を上記エンコーダに対
    向させた状態で上記外輪の軸方向中間部に設けた取付孔
    内に支持し、上記エンコーダの特性の変化に対応して出
    力信号を変化させるセンサとを備え、上記外輪の内周面
    で上記各外輪軌道部分に、硬度がHv500以上である焼
    き入れ硬化層を形成した回転速度検出装置付転がり軸受
    ユニットであって、上記複列の外輪軌道部分にそれぞれ
    設けた上記焼き入れ硬化層同士が、上記取付孔から円周
    方向に外れた位置に設けた、硬度がHv500以上である
    繋ぎ硬化層により互いに連続しており、且つ、この繋ぎ
    硬化層と上記取付孔との最小距離が0.5mm以上である
    回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
JP5457698A 1998-03-06 1998-03-06 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Pending JPH11248726A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5457698A JPH11248726A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
US09/262,022 US6287009B1 (en) 1998-03-06 1999-03-04 Rolling bearing unit with rotation speed detection instrument for use in cars and method for working outer race for use in this bearing unit
EP20030004545 EP1324047B1 (en) 1998-03-06 1999-03-08 Method for forming a rolling bearing unit with a rotation speed detection instrument
EP19990301703 EP0940682B1 (en) 1998-03-06 1999-03-08 Roller bearing unit with rotation speed detection instrument for use in cars
DE1999613404 DE69913404T2 (de) 1998-03-06 1999-03-08 Rollenlagereinheit mit Geschwindigkeitsmessinstrument zur Verwendung in Kraftfahrzeugen
DE69941798T DE69941798D1 (de) 1998-03-06 1999-03-08 Verfahren zum Bilden einer Rollenlagereinheit mit Geschwindigkeitsmessinstrument
US09/901,123 US6568855B2 (en) 1998-03-06 2001-07-10 Rolling bearing unit with rotation speed detection instrument for use in cars and method for working outer race for use in this bearing unit
US10/395,289 US20030185476A1 (en) 1998-03-06 2003-03-25 Rolling bearing unit with rotation speed detection instrument for use in cars and method for working outer race for use in this bearing unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5457698A JPH11248726A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248726A true JPH11248726A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12974534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5457698A Pending JPH11248726A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11248726A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057686A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Ntn Corp 車両用軸受装置
JP2008057668A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nsk Ltd 車輪支持用転がり軸受ユニット
JP2008207591A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Jtekt Corp 車軸用軸受装置
JP2010048349A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Ntn Corp センサ付車輪用軸受装置
JP2010217167A (ja) * 2009-02-19 2010-09-30 Nsk Ltd 軸受装置及び工作機械の主軸装置
JP2011043181A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Jtekt Corp 車輪用転がり軸受装置
EP2495466A1 (de) * 2011-12-22 2012-09-05 IMO Holding GmbH Wälzlageranordnung mit geneigt verlaufenden Härtezonen

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057686A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Ntn Corp 車両用軸受装置
JP4494128B2 (ja) * 2004-08-18 2010-06-30 Ntn株式会社 車両用軸受装置
JP2008057668A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nsk Ltd 車輪支持用転がり軸受ユニット
US8376625B2 (en) 2006-08-31 2013-02-19 Nsk Ltd. Rolling bearing unit for wheel support
JP2008207591A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Jtekt Corp 車軸用軸受装置
US8167498B2 (en) * 2007-02-23 2012-05-01 Jtekt Corporation Bearing apparatus for axle and method of manufacturing the same
JP2010048349A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Ntn Corp センサ付車輪用軸受装置
JP2010217167A (ja) * 2009-02-19 2010-09-30 Nsk Ltd 軸受装置及び工作機械の主軸装置
JP2011043181A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Jtekt Corp 車輪用転がり軸受装置
EP2495466A1 (de) * 2011-12-22 2012-09-05 IMO Holding GmbH Wälzlageranordnung mit geneigt verlaufenden Härtezonen
WO2013093609A1 (de) 2011-12-22 2013-06-27 Imo Holding Gmbh Wälzlageranordnung mit geneigt verlaufenden härtezonen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5616758B2 (ja) 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置
EP1764521B1 (en) Sensor-equipped rolling bearing assembly
EP0940682B1 (en) Roller bearing unit with rotation speed detection instrument for use in cars
US7281424B2 (en) Rotation-support apparatus with rotation sensor device for drive-wheel
JP4345988B2 (ja) 車輪用軸受装置
US6109793A (en) Rolling bearing unit with rotational speed sensor
US10598226B2 (en) Bearing device for vehicle wheel
JP2001180212A (ja) 車輪軸受装置
US6174088B1 (en) Rolling bearing unit with rotation speed sensor
JP2014013073A (ja) 車輪用軸受装置
JPH11248726A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
JP4480656B2 (ja) 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置
JPH11118816A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
JP3969142B2 (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット
JPH1172501A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとその組立方法
JP6239842B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2003307229A (ja) パルス生成環内蔵軸受およびハブユニット軸受
JP4207244B2 (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと回転速度検出装置付転がり軸受ユニット用外輪の加工方法
JP2004203209A (ja) 車輪軸受装置
JP2021032268A (ja) ハブユニット軸受用内輪の製造方法
JP2018112225A (ja) 転がり軸受ユニット
WO2015041354A1 (ja) 車輪用軸受装置
JP3491394B2 (ja) トーンホイール付転がり軸受ユニット
JP4483852B2 (ja) 車輪用回転支持装置及びその組立方法
JP4274413B2 (ja) 車輪用軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20041217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041217

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060926

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070925

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080212