JPH11247964A - 変速比無限大無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

変速比無限大無段変速機の変速制御装置

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JPH11247964A
JPH11247964A JP5318798A JP5318798A JPH11247964A JP H11247964 A JPH11247964 A JP H11247964A JP 5318798 A JP5318798 A JP 5318798A JP 5318798 A JP5318798 A JP 5318798A JP H11247964 A JPH11247964 A JP H11247964A
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JP
Japan
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pressure
transmission
torque
control
continuously variable
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Application number
JP5318798A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Sakai
弘正 酒井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーローラのトルク伝達力制御を高精度で
行って、動力循環モードのギアードニュートラルポイン
トを維持可能にする。 【解決手段】 トラニオンを介してトロイダル型無段変
速機のパワーローラを駆動する油圧シリンダ30と、車
両の運転状態に応じて油圧シリンダ30の油室30A、
30Bの差圧を制御する+トルクコントロールバルブ4
0及び−トルクコントロールバルブ45を設け、ライン
圧回路101からの供給圧PLを連続的に減圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れる変速比無限大無段変速機の変速制御装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から車両の変速機として、ベルト式
やトロイダル型の無段変速機が知られており、このよう
な無段変速機の変速領域をさらに拡大するために、無段
変速機に一定変速機と遊星歯車機構を組み合わせて変速
比を無限大まで制御可能とする変速比無限大無段変速機
が知られており、例えば、特許第2557269号公報
などがある。
【0003】これは、エンジンに連結される変速比無限
大無段変速機のユニット入力軸に変速比を連続的に変更
可能なフルトロイダル型の無段変速機と、一定変速機
(減速機)を並列的に連結するとともに、これらの出力
軸を遊星歯車機構で選択的に結合したもので、無段変速
機の出力軸を遊星歯車機構のサンギアに、一定変速機の
出力軸は動力循環モードクラッチを介して遊星歯車機構
のキャリアに連結される。
【0004】サンギアと連結した無段変速機出力軸は、
直結モードクラッチを介して変速比無限大無段変速機の
出力軸であるユニット出力軸に結合される一方、遊星歯
車機構のリングギアもユニット出力軸に結合される。
【0005】このような変速比無限大無段変速機では、
図9に示すように、動力循環モードクラッチを接続する
一方、直結モードクラッチを遮断することにより、無段
変速機と一定変速機の変速比の差に応じて、ユニット変
速比(図中IVT比でユニット入力軸回転数/ユニット
出力軸回転数)を負の値から正の値まで無限大(=ギア
ードニュートラルポイント)を含んで連続的に変速制御
を行う動力循環モードと、動力循環モードクラッチを遮
断する一方、直結モードクラッチを接続して無段変速機
の変速比に応じて変速制御を行う直結モードを選択的に
使用することができる。
【0006】そして、フルトロイダル型の無段変速機
は、入出力ディスクに挟持されるパワーローラの駆動
を、ブリードオフ回路で制御される油圧アクチュエータ
によって行っている。
【0007】この油圧アクチュエータには、ピストンの
表裏に油圧を加える対向する油室には、2系統の油圧ポ
ンプがそれぞれの油室へ連通し、各油室の下流には流量
制御弁が配設され、油圧ポンプからの吐出流量は、全量
が2つの油室を通過して下流の流量制御弁によってピス
トンに加わる表裏の差圧を変更することで、パワーロー
ラの傾転を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、ピストンの表裏に設けた2つの油室
は、それぞれ油路を介して上流側の油圧ポンプと下流側
の流量制御弁と連通しているため、油室に加わる油圧は
流量制御弁で設定した油圧よりも油路の抵抗分だけ増大
し、油圧ポンプ吐出流量が低い低回転域や、作動油の粘
性が低い高油温時などでは、この油路抵抗の影響は小さ
いが、油圧ポンプの吐出流量が多い高回転時や、作動油
の粘性が増大する低油温時などでは油路抵抗の影響が大
きくなる。
【0009】ここで、ピストンの表裏の油室は、独立し
た油圧回路によって油圧制御を行っているため、2つの
油圧ポンプの効率や、油路抵抗が完全に同一であればピ
ストン表裏の差圧制御を正確に行うことができるが、実
際には、油圧ポンプの効率のばらつきや、油路の断面積
や長さあるいは曲率の寸法公差などの誤差により、2系
統の油圧回路は流量制御弁の設定値が同一であっても、
油室に加わる油圧は油路抵抗や吐出流量の誤差によって
一致することはなく、ピストン表裏の差圧を正確に制御
することができないという問題があった。
【0010】特に変速比無限大無段変速機においては、
図9に示したように、ユニット変速比が無限大となるギ
アードニュートラルポイントを維持しようとしても、ピ
ストン表裏の差圧を0にして、パワーローラの伝達トル
クを0とすることで、車両を停止させようとしても、上
記油路抵抗の誤算等によって差圧が完全に0となること
はなく、したがって、パワーローラは差圧の誤差に応じ
て前進側や後進側へトルクを伝達することになって、ギ
アードニュートラルポイントからずれてしまい、運転者
の意図とは逆の進行方向にクリープトルクが発生する場
合では、違和感を与えてしまうという問題があった。
【0011】さらに、上記従来例では2系統の油圧回路
を必要とするため、部品点数が増大するのに加えて、構
造も複雑になり製造コストが上昇するという問題があっ
た。
【0012】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、パワーローラのトルク伝達力制御を高精度
で行って、動力循環モードのギアードニュートラルポイ
ントを維持可能にするのに加え、製造コストの低減を推
進することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入出力デ
ィスクに挟持されたパワーローラを傾転させることで変
速比を連続的に変更するトロイダル型無段変速機と一定
変速機とをユニット入力軸にそれぞれ連結するととも
に、無段変速機と一定変速機の出力軸を遊星歯車機構、
動力循環モードクラッチ及び直結モードクラッチを介し
てユニット出力軸に連結した変速比無限大無段変速機
と、前記パワーローラに作用するトルク伝達力を第1の
油室と第2の油室の差圧に応動するピストンを介して変
更可能な油圧シリンダと、車両の運転状態に応じて油圧
シリンダの差圧を制御する変速制御手段とを備えた変速
比無限大無段変速機の変速制御装置において、前記変速
制御手段は、前記第1及び第2の油室とそれぞれ連通す
るとともに、油圧源側からの供給圧を連続的に減圧可能
な第1及び第2の圧力制御弁とを備える。
【0014】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速制御手段は、差圧指令値に応じて第1及
び第2の圧力制御弁へ信号圧をそれぞれ供給する第1及
び第2の信号圧供給手段を備え、前記第1または第2の
圧力制御弁への差圧指令値が最小値のときには、前記第
1または第2の圧力制御弁は、前記第1及び第2の油室
とそれぞれ連通する出力ポートをドレーンに連通する。
【0015】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速制御手段は、差圧指令値に応じて第1及
び第2の圧力制御弁へ信号圧をそれぞれ供給する第1及
び第2の信号圧供給手段を備え、前記第1または第2の
圧力制御弁への差圧指令値が最小値のときには、前記第
1または第2の圧力制御弁は、前記第1及び第2の油室
とそれぞれ連通する出力ポートを供給圧側と連通する。
【0016】また、第4の発明は、前記第2または第3
の発明において、前記第1及び第2の信号圧供給手段
は、ソレノイドで構成されて、非通電時には差圧指令値
を最小値に設定する。
【0017】また、第5の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記第1及び第2の圧力制御弁は、単一の油圧源
から供給圧を受け、出力ポートの制御圧と供給圧の差圧
を連続的に変更可能に構成される。
【0018】また、第6の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記第1及び第2の圧力制御弁は、ドレーン側を
相互に連通させるとともに、その下流に開弁圧を所定の
極低圧に設定された保圧弁を介装する。
【0019】また、第7の発明は、前記第2または第3
の発明において、前記第1及び第2の信号圧供給手段
は、差圧指令値に応じて一方が信号圧を可変制御し、他
方は信号圧を最小値に設定する。
【0020】
【発明の効果】第1の発明は、油圧シリンダのピストン
の差圧制御を、供給圧を減圧制御する第1及び第2圧力
制御弁で行うようにしたため、ピストンの差圧を高精度
で制御し、パワーローラのトルク伝達力を高精度で行う
ことができ、動力循環モードのギアードニュートラルポ
イントでは、差圧を確実に0に設定することが可能とな
って、油圧シリンダや油路抵抗等の製造上のばらつきに
かかわらず、パワーローラのトルク伝達力を0に設定し
てギアードニュートラルを高精度で維持可能となり、前
記従来例のように、運転者が意図した進行方向とは逆方
向にトルクが発生するのを確実に防いで停車状態を維持
することができ、トロイダル型無段変速機を用いた変速
比無限大無段変速機の運転性及び信頼性を大幅に向上す
ることができるのである。
【0021】また、第2の発明は、第1及び第2圧力制
御弁は、差圧指令値に応じた第1及び第2信号圧供給手
段からの信号圧に応じて出力ポートからの制御圧を可変
制御し、差圧指令値が最小値のときには、第1または第
2の油室がドレーンに接続されるため、第1及び第2信
号圧供給手段の差圧指令値を最小値に設定すれば、確実
にピストンの差圧を0に設定でき、パワーローラの伝達
トルクを0にしてギアードニュートラルポイントを維持
することができる。
【0022】また、第3の発明は、第1及び第2圧力制
御弁は、差圧指令値に応じた第1及び第2信号圧供給手
段からの信号圧に応じて出力ポートからの制御圧を可変
制御し、差圧指令値が最小値のときには、第1または第
2の油室へ供給圧が供給されるため、第1及び第2信号
圧供給手段の差圧指令値を最小値に設定すれば、確実に
ピストンの差圧を0に設定でき、パワーローラの伝達ト
ルクを0にしてギアードニュートラルポイントを維持す
ることができる。
【0023】また、第4の発明は、第1及び第2の信号
圧供給手段をソレノイドで構成し、非通電時には差圧指
令値を最小値または最小値に等しい値に設定すること
で、ソレノイドが断線などの故障によって、非通電とな
った場合には、信号圧が最小値または最小値に等しい値
となって確実にピストンの差圧を0に設定でき、パワー
ローラの伝達トルクを0にできるため、走行中に断線な
どの故障が発生しても急激な変速やトルク変化を防いで
フェイルセーフを確保でき、また、パワーローラの伝達
トルクを0に設定するギアードニュートラルにおいて
は、ソレノイドを非通電にすることができるため、エン
ジンのアイドリング状態での電力消費を低減でき、発電
機やバッテリの小型化を推進できる。
【0024】また、第5の発明では、第1及び第2圧力
制御弁は単一の油圧源からの供給圧によって、出力ポー
トの制御圧と供給圧の差圧を連続的に変更できるため、
油圧ポンプなどの油圧源を一つにして部品点数の増大を
抑制して製造コストの低減を図りながら、ピストンの差
圧を製造誤差などのばらつきにかかわらず正確に制御す
ることが可能となる。
【0025】また、第6の発明では、第1及び第2の圧
力制御弁のドレーン側を相互に連通させるとともに、そ
の下流に開弁圧を所定の極低圧に設定された保圧弁を介
装することで、第1及び第2の油室にエアが混入するの
を防いで、油圧シリンダの制御精度を確保することが可
能となる。
【0026】また、第7の発明は、第1及び第2の信号
圧供給手段は、差圧指令値に応じて一方が信号圧を可変
制御し、他方は信号圧を最小値に設定するため、どちら
か一方のみを制御するだけでピストンの差圧制御を高精
度で行うことができ、制御を簡易にすることができる。
【0027】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0028】図1〜図4は、ハーフトロイダル型の無段
変速機2を用いて変速比無限大無段変速機を構成した一
例を示す。
【0029】図1は変速比無限大無段変速機の概略を示
し、エンジンに連結される変速比無限大無段変速機のユ
ニット入力軸1に、変速比を連続的に変更可能なトロイ
ダル型の無段変速機2と、ギア3a、3bから構成され
た一定変速機3(減速機)を並列的に連結するととも
に、これらの出力軸4、3cを遊星歯車機構5で結合し
たもので、無段変速機2の出力軸4は遊星歯車機構5の
サンギア5aに、一定変速機(減速機)3の出力軸3c
は動力循環モードクラッチ9を介して遊星歯車機構5の
キャリア5bに連結される。
【0030】サンギア5aと連結した無段変速機出力軸
4は、直結モードクラッチ10を介して変速比無限大無
段変速機の出力軸であるユニット出力軸6に結合される
一方、遊星歯車機構5のリングギア5cもユニット出力
軸6に結合される。
【0031】ユニット出力軸6には変速機出力ギア7が
設けられ、この変速機出力ギア7は差動ギア8のファイ
ナルギア12aと歯合し、所定の総減速比で差動ギア8
と結合した駆動軸11a、11bに駆動力が伝達され
る。
【0032】無段変速機2は、図1に示すように、2組
の入力ディスク21、出力ディスク22で、パワーロー
ラ20をそれぞれ挟持、押圧するダブルキャビティのト
ロイダル型で構成され、パワーローラ20は、図3、図
4に示すように、下端を油圧シリンダ30に結合して軸
方向へ変位可能かつ軸まわりに回転可能なトラニオン2
3に軸支され、トラニオン23の下端には後述するシフ
トコントロールバルブ46へ傾転角、すなわち、実変速
比をフィードバックするためのプリセスカム35が設け
られる。
【0033】入力ディスク21が図3、図4のように回
転する場合、油室30Aの油圧を増大することでパワー
ローラ20のトルク伝達力が減少する一方、油室30B
の油圧を増大させることで、パワーローラ20のトルク
伝達力が増大し、油室30A、30Bの差圧を調整する
ことで、トルク伝達力は連続的に制御される。
【0034】したがって、油室30Aの油圧をPdec、
油室30Bの油圧をPincとすると、ピストン31に加
わる差圧△Pは、 ΔP=Pinc−Pdec となり、この差圧ΔPが、トロイダル型無段変速機2の
トルク伝達力である。
【0035】ここで、トロイダル型無段変速機2のトル
ク伝達力は、エンジン側から遊星歯車機構5のサンギア
5a側へのトルク伝達力を正と考えているので、この場
合、変速機全体の駆動トルクが大きくなるほど、動力循
環モードの前進状態においては、駆動トルクはピストン
31の差圧△Pが負、すなわち差圧△Pが小(ただし絶
対値は大)ほど増大し、直結モードにおいてはその逆と
なる。
【0036】ただし、伝達トルクに釣り合わない差圧Δ
Pを与えて、ピストン31が変位するとトラニオン23
が軸方向へ変位するため、パワーローラ20が中立点
(図3、図4のように、パワーローラ20の回転軸と入
出力ディスク21、22の回転軸が交差する位置)から
ずれて傾転することになり、差圧△Pを増加させてピス
トン31が変位した場合、パワーローラ20はトロイダ
ル型無段変速機の変速比をHi側に傾転させる。また、
増加させた差圧△Pを伝達トルクに釣り合うようまで低
下させるとパワーローラは中立位置に戻り、変速が停止
する。
【0037】変速比無限大無段変速機の変速制御は、図
2に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成さ
れた変速制御コントローラ80には、ユニット入力軸1
の回転数Nt(=エンジン回転数Ne)を検出する入力
軸回転数センサ81からの出力と、無段変速機出力軸4
の回転数Noを検出する無段変速機出力軸回転数センサ
82からの出力と、ユニット出力軸6の回転数等から車
速VSPを検出する車速センサ83からの出力や、図示
しないアクセルペダルの踏み込み量等がそれぞれ入力さ
れ、変速制御コントローラ80はこれらの検出値を運転
状態として処理し、この運転状態に応じてソレノイド9
1、92を駆動することで動力循環モードクラッチ9と
直結モードクラッチ10を選択的に締結し、動力循環モ
ードと直結モードを切り換えるとともに、運転状態に応
じたユニット変速比itとなるように+トルクソレノイ
ド50または−トルクソレノイド55を選択的に駆動す
ることで無段変速機2の変速比制御を行う。
【0038】次に、図5を参照しながら油圧制御装置に
ついて詳述する。
【0039】まず、油圧制御装置は、油圧ポンプから供
給された油圧が、PLソレノイド90によって制御され
たプレッシャレギュレータ100によって調整され、供
給圧PLとしてライン圧回路101へ供給される。
【0040】そして、ライン圧回路101には、圧力制
御弁で構成された+トルクコントロールバルブ40及び
−トルクコントロールバルブ45が接続され、これらコ
ントロールバルブ40、45は、変速制御コントローラ
80によって駆動される+トルクソレノイド50及び−
トルクソレノイド55からの出力圧Psolに応じて油圧
シリンダ30の油室30A、30Bへそれぞれ制御圧P
cを供給する。なお、+トルクソレノイド50及び−ト
ルクソレノイド55は、例えば、デューティ制御などに
よって、連続的に出力圧Psolを変更可能に駆動され
る。
【0041】また、ライン圧回路101には、動力循環
モードクラッチ9を制御するソレノイド91と、直結モ
ードクラッチ10を制御するソレノイド92が配設され
る。ソレノイド91からの信号圧の増大に応じて制御弁
93は、マニュアルバルブ60からのライン圧を動力循
環モードクラッチ9へ供給して締結する一方、ソレノイ
ド91からの信号圧が減少すると制御弁93は動力循環
モードクラッチ9をドレーンに接続して解放する。
【0042】同様に、ソレノイド92からの信号圧の増
大に応じて制御弁94は、マニュアルバルブ60からの
ライン圧を直結モードクラッチ10へ供給して締結する
一方、ソレノイド92からの信号圧が減少すると制御弁
94は直結モードクラッチ10をドレーンに接続して解
放する。
【0043】上記ソレノイド91、92によって動力循
環モードクラッチ9及び直結モードクラッチ10のうち
の一方が締結されて、動力循環モードと直結モードが選
択的に切り換えられる。
【0044】ここで、油圧シリンダ30による変速制御
は、一対の圧力制御弁からなる+トルクコントロールバ
ルブ40及び−トルクコントロールバルブ45を主体に
行われ、それぞれ+トルクソレノイド50及び−トルク
ソレノイド55からの出力圧Psolを信号圧とし、その
信号圧に対してライン圧回路101の供給圧PLと、+
トルクコントロールバルブ40及び−トルクコントロー
ルバルブ45の出力圧(制御圧Pc)の差圧を制御する
ものである。
【0045】ここでは、+トルクコントロールバルブ4
0及び−トルクコントロールバルブ45も同様に構成さ
れるため、以下、+トルクコントロールバルブ40側に
ついてのみ説明する。
【0046】この+トルクコントロールバルブ40は、
+トルクソレノイド50の出力圧Psolがスプール40
sの図中上端のポート40aに接続されている。なお、
+トルクソレノイド50は、非通電時に出力圧Psolが
0となるノーマルクローズタイプで構成される。
【0047】+トルクソレノイド50の出力圧Psol
は、ポート40aを介して+トルクコントロールバルブ
40のスプール40sを図中下方へ付勢し、これに加え
て、ポート40bには出力ポート40dからの制御圧P
cがスプール40sを下方へ付勢するようフィードバッ
クされる。
【0048】そして、スプール40sの図中下端には円
筒状の可動プラグ40pが当接しており、この可動プラ
グ40pの外周に面した所定の位置には、出力圧Psol
に対向してスプール40sを上方へ付勢するよう、供給
圧PLを導くポート40fが形成されて供給圧PLがフ
ィードバックされるのに加えて、ポート40f側にはス
プール40sを図中上方へ付勢するスプリング40rが
収装される。
【0049】そして、出力圧Psolが所定値以内では、
ライン圧回路101と連通した供給圧ポート40cが、
出力ポート40dを介して油路41と連通するように構
成され、出力圧Psolが増大すると、スプール40sが
スプリング40rに抗して図中下方へ変位して、出力ポ
ート40dがドレーンポート40eに連通して、制御圧
Pcがドレーンポート40eに接続されるように構成さ
れる。
【0050】ここで、スプール40sが制御圧Pcのフ
ィードバックを受けるポート40b側の受圧面積と、供
給圧PLを受けるスプール40sに当接した可動プラグ
40pの受圧面積は等しい値Asに設定されており、供
給圧PLと制御圧Pcの差圧がスプール40sを図中上
方へ付勢するようにフィードバックされる。
【0051】ここで、スプール40sがポート40aか
らの出力圧Psolを受ける受圧面積をAsol、スプリング
40rの付勢力をFsとして、釣り合いの式を示すと、 Psol・Asol=(PL−Pc)・As+Fs ………(1) となる。よって、a=Asol/As、b=Fs/As
(定数)として上記(1)式を変形すると、 PL−Pc=a・Psol−b ………(2) で表され、図6に示すように、出力圧Psolに対応し
て、供給圧PLと制御圧Pcの差圧PL−Pcが制御可
能になる。
【0052】また、出力圧Psol=0のとき、差圧PL
−Pc<0となるが、制御圧Pcの元圧がライン圧回路
101の供給圧PLのため、制御圧Pcが供給圧PL以
上になることはなく、このときスプール40sは調圧状
態にはならず、スプリング力Fsで図中上方に押しきら
れ、供給圧ポート40cと40dが連通したPc=PL
の状態となる。
【0053】すなわち、スプリング力Fsにより調圧開
始までの不感帯が作られることなり、制御圧Pcの特性
は、出力圧Psolに対して供給圧PLが一定だと仮定し
た場合では、図6に示すようになり、出力圧Psol=0
から図中破線間での区間が上記不感帯となる。
【0054】すなわち、+トルクソレノイド50からの
出力圧Psolが増大すると、差圧PL−Pcが増大し、
また、スプリング力Fsによって、Psol=b/a=F
s/Asol以下では、上記したように、Pc=PLであ
る。
【0055】この差圧PL−Pcの特性は、供給圧PL
が変化しても、制御圧Pcも同様に変化するため変わら
ない。ただし、0≦Pc≦PLの範囲内でしかPcの値
は存在しないため、供給圧PLが低下すると差圧PL−
Pc値は、供給圧PLの値により制限されることはあ
る。
【0056】つまり、この+トルクコントロールバルブ
40は、供給圧PLと制御圧Pcの差圧を制御可能で、
かつ、電磁比例弁の+トルクソレノイド50が非通電時
では制御圧Pcが供給圧PLに等しくなるという特徴を
持っている。
【0057】なお、−トルクコントロールバルブ45
も、上記+トルクコントロールバルブ40と同様に構成
され、各ポート45a〜45f、スプール45s及びス
プリング45rも+トルクコントロールバルブ40と同
様に形成される。
【0058】これらの2つの圧力制御弁、+トルクコン
トロールバルブ40及び−トルクコントロールバルブ4
5からの制御圧Pcは、油圧シリンダ30の油室30
A、30Bへ供給され、このときに駆動されるソレノイ
ド50、55はどちらか一方だけであり、同時に双方が
通電されることはなく、通電されない方の制御圧Pcは
前述したように、供給圧PLと等しくなって、+トルク
コントロールバルブ40の制御圧Pcがピストン室30
Aに、−トルクコントロールバルブ45の制御圧Pcが
ピストン室30Bにそれぞれ供給される。
【0059】トラニオン23を軸方向へ駆動する油圧シ
リンダ30の制御は、例えば、+トルクソレノイド50
のみを駆動した場合では、−トルクソレノイド55は通
電されておらず、したがって−トルクソレノイド55か
らの出力圧Psolは0であり、−トルクコントロールバ
ルブ45の制御圧Pcは供給圧PLに等しくなる。
【0060】一方、+トルクソレノイド50の出力圧P
solは、供給圧PLと制御圧Pcとの差圧を制御する
が、結果としてこれは、−トルクコントロールバルブ4
5からの制御圧Pcと、+トルクコントロールバルブ4
0の制御圧Pcの差圧を制御することになる。
【0061】したがって、+トルクコントロールバルブ
40の制御圧Pcを制御することは、油室30Aの圧力
Pincと油室30Bの圧力Pdecの差圧ΔP=Pinc−Pd
ec(>0)、すなわち、ピストン31の前後差圧ΔPを
制御することになる。
【0062】つまり、トロイダル型無段変速機2の入力
軸側から遊星歯車機構5のサンギア5a側への正の伝達
トルクを制御することができる。
【0063】逆に、油室30Bと連通した−トルクコン
トロールバルブ45のみを駆動した場合では、同様にピ
ストン31の前後差圧ΔP=Pdec−Pinc(>0)を制
御することになり、上記とは逆向きの伝達トルク、すな
わち、遊星歯車機構5のサンギア5a側から無段変速機
2の入力軸側への負の伝達トルクを制御することができ
る。
【0064】こうして、+トルクソレノイド50と−ト
ルクソレノイド55のうち、どちらか一方を駆動するこ
とで、油圧シリンダ30のピストン31に加わる前後差
圧ΔPを高精度で制御し、パワーローラ20のトルク伝
達力制御を高精度で行うことができ、図17に示したよ
うに、動力循環モードのギアードニュートラルポイント
近傍では、パワーローラ20のトルク伝達力を高精度で
制御することができるため、油圧シリンダ30や油圧回
路等の製造上のばらつきにかかわらず、ピストン31の
前後差圧ΔP=0に設定、維持することが可能となっ
て、前記従来例のように、運転者が意図した進行方向と
は逆方向にトルクが発生するのを確実に防いで停車状態
を維持することができ、トロイダル型無段変速機2を用
いた変速比無限大無段変速機の運転性及び信頼性を大幅
に向上することができるのである。
【0065】また、+トルクソレノイド50及び−トル
クソレノイド55をノーマルクローズとしたため、ギア
ードニュートラルポイントでは双方の通電を遮断してお
けば、ピストン31の前後差圧ΔPが0となって、パワ
ーローラ20の伝達トルクを0に設定することができ、
停車状態での電力消費を低減することができ、エンジン
のアイドリング状態での電力消費を低減でき、発電機や
バッテリの小型化を図り、さらに、+トルクソレノイド
50及び−トルクソレノイド55の断線時等では、制御
圧Pc=供給圧PLとなって、ピストン31の前後差圧
ΔPは0となるため、走行中に上記断線が発生しても、
パワーローラ20のトルク伝達力が0となって、急激な
変速を防いでフェイルセーフを確保することができるの
である。
【0066】また、変速比無限大無段変速機のギアード
ニュートラルポイント及びその近辺においては、パワー
ローラ20が前進方向へ微小なトルクを伝達するようピ
ストン31の前後差圧ΔPを制御することで、従来のト
ルクコンバータを備えた車両と同様に、クリープを発生
させることができ、さらに、このクリープ力は、ピスト
ン31の前後差圧ΔPの制御によって任意の値に設定す
ることが可能となり、加えて、ギアードニュートラルポ
イント及びその近辺に制御する際は、差圧ΔPが小さく
なるが、油室30A、30Bの油圧は供給圧PL近傍で
制御可能なため、作動油に混入したエアに体積弾性係数
の低下による影響を抑制して、パワーローラ20のトル
ク伝達力及び傾転角の制御精度を向上させることができ
るのである。
【0067】さらに、油圧供給源は単一の回路でよく、
前記従来例のように、複数の油圧供給源を設ける必要が
なくなるため、部品点数を削減でき、製造コストを抑制
することができるのである。
【0068】図7、図8は第2の実施形態を示し、前記
第1実施形態の+トルクコントロールバルブ40及び−
トルクコントロールバルブ45の配置を変更するととも
に、構成の一部を変更したもので、その他の回路構成
は、前記第1実施形態と同様である。
【0069】+トルクコントロールバルブ40及び−ト
ルクコントロールバルブ45と油圧シリンダ30の油室
30A、30Bの接続は、前記第1実施形態とは逆に、
+トルクコントロールバルブ40の出力ポート40dを
油室30Bに接続する一方、−トルクコントロールバル
ブ45の出力ポート45dを油室30Aに接続するとと
もに、供給圧PLをスプール40s、45sへフィード
バックするポート40f、45f及び可動プラグ40
p、45pを廃止したものである。
【0070】そして、+トルクコントロールバルブ40
及び−トルクコントロールバルブ45のドレーンポート
40e、45eは相互に連通するとともに、保圧弁47
を介して図示しないタンクに接続される。
【0071】この保圧弁47は、開弁圧がほぼ0に等し
く設定されて、+トルクコントロールバルブ40及び−
トルクコントロールバルブ45を介して油室30B、3
0Aにエアが混入するのを防いで、油圧シリンダ30の
制御精度を確保するものである。
【0072】+トルクコントロールバルブ40のスプー
ル40sの下端には、+トルクソレノイド50の出力圧
Psolが加わって、スプール40sをスプリング40r
に対向する図中上方へ付勢し、これに加えて、ポート4
0b’には出力ポート40dからの制御圧Pcがスプー
ル40sを下方へ付勢するようフィードバックされる。
【0073】そして、ポート40aの出力圧Psolが増
大し、スプール40sがスプリング40rの付勢力Fs
に抗して図中上方へ変位すると、供給圧ポート40cと
出力ポート40dが連通して、油圧シリンダ30の油室
30Bへの制御圧Pcが増大し、出力圧Psolと制御圧
Pcの関係は図8に示すようになる。
【0074】このとき、−トルクソレノイド55は前記
と同様に非通電であり、ノーマルクローズの−トルクコ
ントロールバルブ45の出力ポート45dからの制御圧
Pcは0のままである。
【0075】したがって、油圧シリンダ30のピストン
31に加わる差圧ΔPは、油室30Aの油圧をPdec、
油室30Bの油圧をPincとすると、 ΔP=Pinc−Pdec となり、パワーローラ20のトルク伝達力と釣り合うよ
うに制御される。
【0076】逆に、−トルクソレノイド55の作動時に
は、+トルクソレノイド50は非通電であり、油圧シリ
ンダ30のピストン31に加わる差圧ΔPは、 ΔP=Pdec−Pinc となり、パワーローラ20のトルク伝達力は、前記第1
実施形態とは逆向きに制御されることになる。
【0077】こうして、+トルクコントロールバルブ4
0及び−トルクコントロールバルブ45のスプール40
s、45sへ供給圧PLのフィードバックを行う必要が
なくなって、フィードバック用のポート40f、45f
や可動プラグを不要にして、構造を簡易にすることがで
き、製造コストの低減を推進することができ、スプール
40s、45sの構造も簡易になって、小型化を推進で
きるため、小型化によって摺動抵抗を低減して制御精度
のさらなる向上を図ることができる。
【0078】また、+トルクコントロールバルブ40及
び−トルクコントロールバルブ45のドレーンポート4
0e、45eを相互に連通するとともに、その下流に開
弁圧が極めて低く設定された保圧弁47を介して図示し
ないタンクに接続されるため、車両の長時間放置などに
よって、+トルクコントロールバルブ40及び−トルク
コントロールバルブ45を介して油室30B、30Aに
エアが混入するのを防いで、油圧シリンダ30の制御精
度を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す変速比無限大無段変
速機の概略構成図。
【図2】同じく変速比無限大無段変速機の制御概念図。
【図3】トロイダル型無段変速機の概念図。
【図4】図3のA矢示図。
【図5】油圧制御装置の構成を示す概略回路図。
【図6】ソレノイド出力圧Psolと制御圧Pc及びライ
ン圧PLの関係を示す図。
【図7】第2の実施形態を示し、油圧制御装置の構成を
示す概略回路図。
【図8】ソレノイド出力圧Psolと制御圧Pcの関係を
示す図。
【図9】従来例を示し、無段変速機の変速比とユニット
変速比の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ユニット入力軸 2 無段変速機 3 一定変速機 4 無段変速機出力軸 5 遊星歯車機構 6 ユニット出力軸 9 動力循環モードクラッチ 10 直結モードクラッチ 20 パワーローラ 21 入力ディスク 22 出力ディスク 23 トラニオン 30 油圧シリンダ 30A、30B 油室 31 ピストン 40 +トルクコントロールバルブ 40b、40f ポート 40c 供給圧ポート 40d 出力ポート 40e ドレーンポート 40r スプリング 40p 可動プラグ 40s スプール 45 −トルクコントロールバルブ 47 保圧弁 50 +トルクソレノイド 55 −トルクソレノイド 80 変速制御コントローラ 101 ライン圧回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力ディスクに挟持されたパワーロー
    ラを傾転させることで変速比を連続的に変更するトロイ
    ダル型無段変速機と一定変速機とをユニット入力軸にそ
    れぞれ連結するとともに、無段変速機と一定変速機の出
    力軸を遊星歯車機構、動力循環モードクラッチ及び直結
    モードクラッチを介してユニット出力軸に連結した変速
    比無限大無段変速機と、 前記パワーローラに作用するトルク伝達力を第1の油室
    と第2の油室の差圧に応動するピストンを介して変更可
    能な油圧シリンダと、 車両の運転状態に応じて油圧シリンダの差圧を制御する
    変速制御手段とを備えた変速比無限大無段変速機の変速
    制御装置において、 前記変速制御手段は、 前記第1及び第2の油室とそれぞれ連通するとともに、
    油圧源側からの供給圧を連続的に減圧可能な第1及び第
    2の圧力制御弁とを備えたことを特徴とする変速比無限
    大無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変速制御手段は、差圧指令値に応じ
    て第1及び第2の圧力制御弁へ信号圧をそれぞれ供給す
    る第1及び第2の信号圧供給手段を備え、前記第1また
    は第2の圧力制御弁への差圧指令値が最小値のときに
    は、前記第1または第2の圧力制御弁は、前記第1及び
    第2の油室とそれぞれ連通する出力ポートをドレーンに
    連通することを特徴とする請求項1に記載の変速比無限
    大無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変速制御手段は、差圧指令値に応じ
    て第1及び第2の圧力制御弁へ信号圧をそれぞれ供給す
    る第1及び第2の信号圧供給手段を備え、前記第1また
    は第2の圧力制御弁への差圧指令値が最小値のときに
    は、前記第1または第2の圧力制御弁は、前記第1及び
    第2の油室とそれぞれ連通する出力ポートを供給圧側と
    連通することを特徴とする請求項1に記載の変速比無限
    大無段変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の信号圧供給手段は、
    ソレノイドで構成されて、非通電時には差圧指令値を最
    小値または最小値と等価な値に設定することを特徴とす
    る請求項2または請求項3に記載の変速比無限大無段変
    速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の圧力制御弁は、単一
    の油圧源から供給圧を受け、出力ポートの制御圧と供給
    圧の差圧を連続的に変更可能に構成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の変速比無限大無段変速機の変速制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の圧力制御弁は、ドレ
    ーン側を相互に連通させるとともに、その下流に開弁圧
    を所定の極低圧に設定された保圧弁を介装したことを特
    徴とする請求項1に記載の変速比無限大無段変速機の変
    速制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の信号圧供給手段は、
    差圧指令値に応じて一方が信号圧を可変制御し、他方は
    信号圧を最小値に設定することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の変速比無限大無段変速機の変速制
    御装置。
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