JPH1124671A - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JPH1124671A
JPH1124671A JP9191934A JP19193497A JPH1124671A JP H1124671 A JPH1124671 A JP H1124671A JP 9191934 A JP9191934 A JP 9191934A JP 19193497 A JP19193497 A JP 19193497A JP H1124671 A JPH1124671 A JP H1124671A
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JP
Japan
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noise
sound absorbing
detector
film
cooling pipe
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JP9191934A
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Inventor
Hiroyuki Kondo
弘之 近藤
Hiroshi Iketani
弘 池谷
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音検出器や消音偏差検出器を熱や排気ガス
から保護しながら、従来よりS/Nを向上させて検出す
べき音を正確に検出することができる消音装置を提供す
るすること。 【解決手段】 騒音検出器2(消音偏差検出器3も同
様。)と吸音ダクト31の内部空間とを区画するように
設けられた断熱性の皮膜35の周縁部に共鳴振動防止手
段としてのダンパ38を設け、また、内部に吸音材39
a、39bを設けた冷却管37を介して騒音検出器2を
吸音ダクト31に取り付けると共に、この冷却管37を
防振部材61を介して吸音ダクト31に接続する。皮膜
35は熱や排気ガスから騒音検出器2を保護すると共に
ダンパ38により共鳴振動が防止され、冷却管37によ
り放熱効果を高められると共に内部の吸音材39a、3
9bによって振動による異音の発生が防止される。これ
によりS/Nが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブ・ノイ
ズ・コントロール(ANC)技術を用いた消音装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば図7に
示すような構成を有する消音装置がある。本従来例によ
る消音装置は、吸音ダクト31内を矢印の方向に伝播す
る騒音Pを検出する騒音検出器2と、音波発生器として
のスピーカ4と、消音偏差レベルを検出する消音偏差検
出器3と、騒音検出器2の出力x及び消音偏差検出器3
の出力eを受けて、騒音Pと大きさが等しく、かつ逆位
相の消音用音波を吸音ダクト31内に向けてスピーカ4
から発生させるための消音信号yを形成する消音信号発
生装置5とから構成されている。
【0003】騒音検出器2および消音偏差検出器3はそ
れぞれ、吸音ダクト31の側壁に設けられた接続部3
2、52にガスケット33、53を介して一体的に取り
付けられたケーシング34、54の内部において例えば
ゴムで成る弾性支持部材36、56により支持されてい
る。スピーカ4は、接続部42にガスケット43を介し
て取り付けられたケーシング44の内部においてスピー
カ取付部材46に固定されている。これら騒音検出器
2、消音偏差検出器3及びスピーカ4の前面には、吸音
ダクト31の内部空間と区画するように断熱性の皮膜3
5、55、45が設けられている。
【0004】図8を参照して消音信号発生装置5の詳細
について説明すると、騒音検出器2の出力xは増幅器1
1、A/Dコンバータ12を介してアダプティブ・フィ
ルタ(以下、ADFと略称する。)14及び遅延フィル
タ13に供給される。また、消音偏差検出器3の出力e
は増幅器16、A/Dコンバータ17を介して係数演算
器15に供給される。ADF14はN個のタップを有
し、これらは係数演算器15の出力によりその係数が更
新される。遅延フィルタ13はスピーカ4から消音偏差
検出器3までの経路に相当する音響的な伝達特性を備え
ている。すなわち、この時間遅れを考慮して遅延フィル
タ13の係数を定めており、これは予め計測または同定
されたものである。さらに、係数演算器15はADF1
4に与える最適係数を逐次算出するための適応アルゴリ
ズムである。消音信号発生装置5は以上のような公知の
ANC制御技術が用いられた構成となっている。
【0005】従来の消音装置は以上のように構成される
ことにより、騒音Pの大きさが大幅に低減もしくはゼロ
にされ、吸音ダクト31の排出端から排出される。ま
た、断熱性の皮膜35、45及び55によって、騒音源
がエンジンの場合における吸音ダクト31内の高温の排
気ガスから騒音検出器2、消音偏差検出器3及びスピー
カ4を保護し、それらの耐久性を高めるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成される従来の消音装置では、騒音検出器2お
よび消音偏差検出器3は、皮膜35、55を振動させる
ことによって吸音ダクト31内の騒音P及び消音偏差レ
ベルを検出するようにしているので、これら皮膜35、
55のもつ固有振動数が吸音ダクト31内の音波の周波
数に近づくか又は一致すると、皮膜35、55が共鳴振
動を起こしてしまうという問題がある。皮膜35、55
に共鳴振動が起きると、振幅が異常に大きくなって、そ
の振動モードのピークの所で特定の騒音周波数だけ非常
に高いレベルで透過させてしまい、これによりS/Nが
低下して正確な音波の検出を行うことができなくなって
しまう。
【0007】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、騒音
検出器や消音偏差検出器を熱や排気ガスから保護しなが
ら、従来よりS/Nを向上させて検出すべき音を正確に
検出することができる消音装置を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、騒音源の
騒音(例えば実施例における参照符号Pに相当する。以
下同様。)を検出する騒音検出器(2)と、消音偏差レ
ベルを検出する消音偏差検出器(3)と、前記騒音検出
器(2)の出力(x)及び前記消音偏差検出器(3)の
出力(e)を受け、前記騒音(P)と大きさが等しく、
かつ逆位相の音波を吸音ダクト(31)内に向けて音波
発生器(4)から発生させるための消音信号(y)を形
成する消音信号発生装置(5)とを備え、前記騒音検出
器(2)及び/又は前記消音偏差検出器(3)と、前記
吸音ダクト(31)の内部空間とを区画するように断熱
性の皮膜(35、55)を設けた消音装置において、前
記皮膜(35、55)に、該皮膜(35、55)の共鳴
振動を防止する共鳴振動防止手段(38、58)を設け
たことを特徴とする消音装置、によって解決される。
【0009】本発明は、皮膜(35、55)に共鳴振動
防止手段(38、58)を設けることにより、吸音ダク
ト(31)内の音波を忠実に騒音検出器(2)や消音偏
差検出器(3)へ伝播することができ、よって、騒音や
消音偏差レベルを正確に検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る共鳴振動防止手段の
構成例としては、皮膜の周縁部にダンパを取り付けて皮
膜の振動ピークを落として共鳴振動を防止したり、皮膜
の振動面に補強用のリブを設けて皮膜自体の剛性を高め
ることにより共鳴振動を防止するようにしている。ま
た、皮膜の中心部に所定重量の重りを設けて騒音の周波
数領域とは異なる周波数領域に皮膜の共鳴周波数を設定
するようにしている。
【0011】皮膜は断熱性の材料で形成されるが、騒音
源がエンジンの場合は排気ガス中の酸、アルカリ等の腐
食性の成分に対しても耐性を有するものが望ましい。例
えばカーボンやカーボンクロス、セラミック、石綿、マ
イカあるいはポリテトラフルオロエチレン(商標名テフ
ロン)等のフッ素樹脂が挙げられる。
【0012】また、騒音源がエンジンであれば排気ガス
は高温であるので、吸音ダクトからの伝熱作用により騒
音検出器や消音偏差検出器に対する排気ガスの熱からの
保護が不十分となる場合がある。このような場合に、こ
れら騒音検出器や消音偏差検出器を冷却管を介して吸音
ダクトに取り付けて放熱効果を高める構成が公知となっ
ている。これは金属製の管状部材から成るもので、これ
により放熱効果を高めて騒音検出器や消音偏差検出器を
熱から保護するようにしている。しかし、冷却管自体が
外部からの影響を受けて音を発する性質を有するので、
冷却管に吸音ダクトの振動が伝播することによって冷却
管内部に異音を発生させてしまうという新たな問題を有
し、これがS/Nの低減につながっていた。
【0013】本発明は、このような冷却管を設けた構成
においても音波を正確に検出することができるようにも
なされたものであるが、以下の実施例において詳細に説
明するものとする。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例による消音装置を示し
ているが、図7に対応する部分については同一の符号を
付すものとし、その詳細な説明は省略する。
【0015】本実施例では、騒音検出器2および消音偏
差検出器3はそれぞれ、吸音ダクト31の接続部32、
52に対し冷却管37、57を介して取り付けられてい
る。これら冷却管37、57はともに同一構成であるの
で、代表的に騒音検出器2側の冷却管37の詳細につい
て図2を参照して説明する。
【0016】冷却管37は金属製で、37a及び37b
の2部材から成り、ダストシール64を介して図示せず
ともボルトにより一体的に固定されている。皮膜35
は、冷却管37と吸音ダクト31の接続部32との間に
断熱パッキン60及びゴムで成る防振部材61を介して
その周縁部が固定されている。これらはゴム部材65を
介してのボルト62及びナット63の締付けにより一体
的に固定されている。冷却管37の内壁面および底壁面
には、例えばガラス繊維で成る吸音材39a及び39b
が張り付けられている。騒音検出器2は、弾性支持部材
30を介して冷却管37の内部に支持されている。
【0017】本実施例による皮膜35は断熱性の材料で
形成されるだけでなく、酸やアルカリの腐食性のガスに
対する耐性を有する材料、例えばカーボンクロス、セラ
ミック、石綿、マイカ、シリカあるいはテフロン(商標
名)等のシート材で成る。すなわち、排気ガスに対して
耐性を有する材料で形成されている。
【0018】皮膜35の下方周縁部には、当該皮膜35
の共鳴振動を防止する共鳴振動防止手段としてのダンパ
38が取り付けられている。ダンパ38は環状の弾性材
料(例えばウレタンゴム、ウレタンフォーム等)で成
り、その上端部を皮膜35の下面に当接させた状態で固
定されている。
【0019】また、本実施例では、冷却管37の内部に
て発生する音波の共鳴(いわゆる気柱の共鳴)を防止す
べく、その開口部から底部までの長さLを消音すべき騒
音の最高周波数の1/2波長よりも短くしている。すな
わち、冷却管37の内部において共鳴が生じるのに必要
な長さLは、その一次共鳴の波長をλ、周波数をf、音
速をVとすると、L=λ/2=V/(2f)となるの
で、これよりLを短くすれば共鳴の発生を防止すること
ができる。そこで、音速V=340m/sとすると騒音
周波数が300Hzのとき57cm、500Hzのとき
34cm、800Hzのとき21cmというように、騒
音周波数が高くなれば長さLは短くなる。よって、上式
より、冷却管37の長さLを消音すべき騒音の最高周波
数の1/2波長より短くすれば、冷却管37の内部にお
ける音波の共鳴を防止することができる。
【0020】消音偏差検出器3側の冷却管57もまた同
様に構成されるのでその詳細な説明は省略するが、図1
に示すように、冷却管57と吸音ダクト31の接続部5
2との間に設けられる皮膜55の周縁部下方に共鳴振動
防止手段としてのダンパ58が設けられると共に、冷却
管57の内部に吸音材59a、59bを設けられてい
る。また、消音偏差検出器3は、ゴムで成る弾性支持部
材50を介して冷却管57の内部に支持されている。
【0021】本実施例による消音装置は以上のように構
成されるのであるが、次にこの作用について説明する。
【0022】図示しない騒音源であるエンジンから発生
した騒音Pは吸音ダクト31を伝播し、皮膜35を介し
て騒音検出器2により検出される。この皮膜35は騒音
Pの大きさ(振幅)や周波数に合わせて振動し、騒音P
を騒音検出器2へ向けて透過させる。また、騒音Pと共
に吸音ダクト31内を流れる排気ガスから騒音検出器2
を保護し、その耐久性を高めるようにしている。一方の
消音偏差検出器3側に設けられた皮膜55もまた同様な
作用を行い、吸音ダクト31内を流れる排気ガスから消
音偏差検出器3を保護するようにしている。
【0023】また、皮膜35が騒音Pの大きさ(振幅)
や周波数に合わせて振動する際、ある特定の騒音の周波
数領域が皮膜35の固有振動数に近づくか又は一致して
皮膜35の共鳴振動を誘発するのであるが、本実施例に
よれば、皮膜35の周縁部に設けたダンパ38により皮
膜35の振動ピークを抑制することができるので、大き
な振幅で振動する皮膜35の共鳴振動を抑制することが
できる。これにより、S/Nが向上し、騒音検出器2は
吸音ダクト31内の騒音Pを正確に検出することができ
る。また同様に、消音偏差検出器3は消音偏差レベルを
正確に検出することができる。
【0024】さらに、冷却管37、57は吸音ダクト3
1内の熱を外部へ放熱する作用を行うので、これにより
騒音検出器2および消音偏差検出器3を熱から有効に保
護することができる。そこで本実施例によれば、冷却管
37、57は防振部材61を介して吸音ダクト31に取
り付けているので、吸音ダクト31から冷却管37、5
7への振動伝播を抑制すると共に、冷却管37、57の
内部に設けた吸音材39a、39b、59a、59bに
より冷却管37、57の振動によって発生した音波を吸
音するようにしている。よって、冷却管37、57の内
部にて異音が発生するのを確実に防止することができ、
騒音検出器2および消音偏差検出器3は高いS/Nでも
って、それぞれ騒音Pおよび消音偏差レベルを検出する
ことができる。
【0025】消音信号発生装置5は、図8を参照して説
明した従来の消音信号発生装置と同一のものであるので
その詳細な説明は省略するが、騒音検出器2の出力xお
よび消音偏差検出器3の出力eを受けて消音信号yを形
成する。この消音信号yはスピーカ4の駆動部に供給さ
れ、騒音Pと大きさが等しく、かつ逆位相の消音用音波
を吸音ダクト31内に向けて発生させる。そこで本実施
例によれば、上述したように騒音検出器2の出力xおよ
び消音偏差検出器3の出力eは、それぞれ精度高く検出
された信号であるので、スピーカ4から発生される消音
用音波によって最も効率よく消音作用を行わせることが
できる。このとき皮膜45は上記消音用音波に合わせて
振動すると共に、排気ガスからスピーカ4を保護する。
【0026】したがって、本実施例によれば騒音検出器
2、消音偏差検出器3およびスピーカ4を排気ガスから
有効に保護することができるだけでなく、特に騒音検出
器2および消音偏差検出器3を排気ガスの熱から確実に
保護しながら、冷却管37、57の内部に異音が発生す
るのを確実に防止することができるので、従来よりも高
いS/Nでもって音波を検出することができる。これに
より、消音効果を高めることができる。
【0027】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0028】例えば以上の実施例では、皮膜35、55
の共鳴振動を防止する共鳴振動防止手段としてのダンパ
38、58をそれぞれ別部材で構成したが、これに代え
て、図3で示すように冷却管37(57)の内壁面に張
り付けた吸音材21の上端部を延長してこれをダンパ2
1aとして構成するようにしてもよい。なおこの場合
は、吸音材21を例えば金属粉を混合したゴム材料等の
弾性材で形成するようにすれば皮膜のダンピング効果を
高めることができる。
【0029】あるいは図3において一点鎖線で示すよう
に、冷却管37(57)と吸音ダクト31の接続管32
(52)との間に介在させた防振部材61の内周縁部を
更に内方に延在させてこれをダンパとして構成するよう
にしてもよい。
【0030】また、他の共鳴振動防止手段として、図4
に示すように皮膜35(55)の中心部に所定重量の重
り23を設けた構成としてもよい。これは皮膜35(5
5)の固有振動数を騒音の周波数と大きく異ならせるこ
とにより皮膜の共鳴振動を防止するようにしたものであ
る。
【0031】さらに、図5及び図6に示すような共鳴振
動防止手段を構成するようにしてもよい。すなわち、皮
膜35(55)の振動面の下面に補強用のリブ25、2
5、・・・を設けることによって、皮膜の剛性を高め、
これにより皮膜の共鳴振動を防止するようにしたもので
ある。更にまた同じような趣旨で、皮膜の厚みを大きく
したり、皮膜の上下の振動面を曲面形状にすることによ
っても、同様な効果を図ることができる。
【0032】また以上の実施例では、冷却管37、57
の内部にて音波の共鳴が生じるのを防止すべく、冷却管
37、57の長さLを消音すべき騒音の最高周波数の1
/2波長よりも短くするようにしたが、冷却管内部の空
気質量と皮膜のばね定数で決定される共鳴周波数を騒音
の周波数帯域からずらすように、冷却管の長さLと内径
Dとを変更するようにしても上述と同様の効果を得るこ
とができる。
【0033】また、以上の実施例では、騒音検出器2お
よび消音偏差検出器3をそれぞれ冷却管37、57を介
して吸音ダクト31に取り付けるようにしたが、騒音源
に応じて省略してもよい。吸音ダクト31内に高熱が伴
わない場合であれば、必ずしも冷却管は必要でなないか
らである。同様に、以上の実施例では騒音検出器2およ
び消音偏差検出器3の双方に冷却管37、57を設けた
が、いずれか一方にのみ設けるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の消音装置に
よれば、騒音検出器及び/又は消音偏差検出器と吸音ダ
クトの内部空間とを区画する皮膜に、当該皮膜の共鳴振
動を防止する共鳴振動防止手段を設けたので、騒音検出
器及び/又は消音偏差検出器を排気ガスや熱から保護し
ながら、従来よりS/Nを向上させることができ、よっ
て騒音音波や消音偏差レベルを正確に検出することがで
きる。これにより、消音効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による消音装置を示す断面図で
ある。
【図2】同騒音検出器に関連する部分の拡大断面図であ
る。
【図3】図2の変形例を示す部分断面図である。
【図4】図2の他の変形例を示す部分断面図である。
【図5】図2の更に他の変形例を示す部分断面図であ
る。
【図6】図5における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】従来の消音装置を示す断面図である。
【図8】消音信号発生装置の一構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2 騒音検出器 3 消音偏差検出器 4 スピーカ 5 消音信号発生装置 23 重り 25 リブ 31 吸音ダクト 35 皮膜 37 冷却管 38 ダンパ 39a 吸音材 39b 吸音材 55 皮膜 57 冷却管 58 ダンパ 59a 吸音材 59b 吸音材 61 防振部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音源の騒音を検出する騒音検出器と、
    消音偏差レベルを検出する消音偏差検出器と、前記騒音
    検出器の出力及び前記消音偏差検出器の出力を受け、前
    記騒音と大きさが等しく、かつ逆位相の音波を吸音ダク
    ト内に向けて音波発生器から発生させるための消音信号
    を形成する消音信号発生装置とを備え、前記騒音検出器
    及び/又は前記消音偏差検出器と、前記吸音ダクトの内
    部空間とを区画するように断熱性の皮膜を設けた消音装
    置において、前記皮膜に、該皮膜の共鳴振動を防止する
    共鳴振動防止手段を設けたことを特徴とする消音装置。
  2. 【請求項2】 前記共鳴振動防止手段は、前記皮膜の周
    縁部に取り付けたダンパであることを特徴とする請求項
    1に記載の消音装置。
  3. 【請求項3】 前記騒音検出器及び/又は前記消音偏差
    検出器を、吸音材を内部に張り付けた所定の長さを有す
    る冷却管を介して前記吸音ダクトに取り付けると共に、
    前記冷却管を防振材を介して前記吸音ダクトに接続した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の消音装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸音材又は前記防振材の一部を前記
    ダンパとして形成したことを特徴とする請求項3に記載
    の消音装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却管の所定の長さを、消音すべき
    前記騒音の最高周波数の1/2波長よりも短くしたこと
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の消音装置。
  6. 【請求項6】 前記共鳴振動防止手段は、前記皮膜の中
    心部に所定重量の重りを設けて成ることを特徴とする請
    求項1に記載の消音装置。
  7. 【請求項7】 前記共鳴振動防止手段は、前記皮膜の振
    動面上に補強用のリブを設けて成ることを特徴とする請
    求項1に記載の消音装置。
JP9191934A 1997-07-02 1997-07-02 消音装置 Pending JPH1124671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209936A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Kyowa Kako Kk 消音ユニット及び消音ユニット用の騒音検出ユニット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209936A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Kyowa Kako Kk 消音ユニット及び消音ユニット用の騒音検出ユニット

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