JPH11246365A - パーマネントウェーブ剤第２剤 - Google Patents
パーマネントウェーブ剤第２剤Info
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- JPH11246365A JPH11246365A JP6943598A JP6943598A JPH11246365A JP H11246365 A JPH11246365 A JP H11246365A JP 6943598 A JP6943598 A JP 6943598A JP 6943598 A JP6943598 A JP 6943598A JP H11246365 A JPH11246365 A JP H11246365A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パーマ及び縮毛矯正と同時に、毛髪に優れた
感触、すなわち、滑らかさ、くし通りの良さを与え、か
つ、しなやかさ、しっとりさも付与でき、さらに、優れ
た光沢を持つウェーブ毛が得られるパーマネントウェー
ブ剤第２剤を提供すること。 【解決手段】 酸化剤を含む水溶液に、（１）下記化学
式で表されるアミノ変性高分子シリコーンの水性エマル
ジョンと、（２）高級アルコールと、（３）陽イオン界
面活性剤と、（４）非イオン界面活性剤とを含有するこ
とを特徴とするパーマネントウェーブ剤第２剤。 ［式中、ｍは８０００〜１２０００、ｎは１〜２０の数
を表す。］
感触、すなわち、滑らかさ、くし通りの良さを与え、か
つ、しなやかさ、しっとりさも付与でき、さらに、優れ
た光沢を持つウェーブ毛が得られるパーマネントウェー
ブ剤第２剤を提供すること。 【解決手段】 酸化剤を含む水溶液に、（１）下記化学
式で表されるアミノ変性高分子シリコーンの水性エマル
ジョンと、（２）高級アルコールと、（３）陽イオン界
面活性剤と、（４）非イオン界面活性剤とを含有するこ
とを特徴とするパーマネントウェーブ剤第２剤。 ［式中、ｍは８０００〜１２０００、ｎは１〜２０の数
を表す。］
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はパーマネントウェー
ブ剤第２剤に関する。さらに詳しくは、パーマ及び縮毛
矯正施術により、髪の滑らかさ、くし通り、しなやか
さ、しっとりさ等の感触、光沢等の外観を著しく改善さ
せることが出来るパーマネントウェーブ剤第２剤に関す
る。
ブ剤第２剤に関する。さらに詳しくは、パーマ及び縮毛
矯正施術により、髪の滑らかさ、くし通り、しなやか
さ、しっとりさ等の感触、光沢等の外観を著しく改善さ
せることが出来るパーマネントウェーブ剤第２剤に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】パーマネントウェーブ剤は、還元剤及び
アルカリ剤を主剤とする第１剤及び酸化剤を主剤とする
第２剤とからなり、パーマネントウェーブによる毛髪損
傷を防いだり、髪の滑らかさ、くし通り、しなやかさ、
しっとりさ等の感触、光沢等の外観を良くする目的で多
くの試みがなされている。
アルカリ剤を主剤とする第１剤及び酸化剤を主剤とする
第２剤とからなり、パーマネントウェーブによる毛髪損
傷を防いだり、髪の滑らかさ、くし通り、しなやかさ、
しっとりさ等の感触、光沢等の外観を良くする目的で多
くの試みがなされている。
【０００３】例えば、パーマネントウェーブ剤第２剤に
シリコーン重合体の水性乳濁液を配合したもの（特開昭
６０−８２１６号号公報）、特定のシリコーン重合体を
配合したもの（特開昭６３−３１３７１７号公報、特開
平１−１１０６１１号公報、特開平２−２５５６０８号
公報）等が提案されている。
シリコーン重合体の水性乳濁液を配合したもの（特開昭
６０−８２１６号号公報）、特定のシリコーン重合体を
配合したもの（特開昭６３−３１３７１７号公報、特開
平１−１１０６１１号公報、特開平２−２５５６０８号
公報）等が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単にシ
リコーン重合体を配合したものの場合、髪の滑らかさ、
くし通りは良いものの、さらに、しなやかさ、しっとり
さを求める場合には不向きな仕上がりになるという問題
点があった。
リコーン重合体を配合したものの場合、髪の滑らかさ、
くし通りは良いものの、さらに、しなやかさ、しっとり
さを求める場合には不向きな仕上がりになるという問題
点があった。
【０００５】本発明者らはこのような事情に鑑み、パー
マ及び縮毛矯正と同時に、毛髪に優れた感触、すなわ
ち、滑らかさ、くし通りの良さを与え、かつ、しなやか
さ、しっとりさも付与でき、さらに、優れた光沢を持つ
ウェーブ毛が得られるようなパーマネントウェーブ剤第
２剤が得られないか鋭意研究を重ねた結果、特定のシリ
コーン重合体の水性乳濁液と、高級アルコール、陽イオ
ン界面活性剤及び非イオン界面活性剤とを配合すると、
上述の問題点が解決されることを見出し本発明を完成す
るに至った。
マ及び縮毛矯正と同時に、毛髪に優れた感触、すなわ
ち、滑らかさ、くし通りの良さを与え、かつ、しなやか
さ、しっとりさも付与でき、さらに、優れた光沢を持つ
ウェーブ毛が得られるようなパーマネントウェーブ剤第
２剤が得られないか鋭意研究を重ねた結果、特定のシリ
コーン重合体の水性乳濁液と、高級アルコール、陽イオ
ン界面活性剤及び非イオン界面活性剤とを配合すると、
上述の問題点が解決されることを見出し本発明を完成す
るに至った。
【０００６】本発明は、パーマ及び縮毛矯正と同時に、
毛髪に優れた感触、すなわち、滑らかさ、くし通りの良
さを与え、かつ、しなやかさ、しっとりさも付与でき、
さらに、優れた光沢を持つウェーブ毛を得ることができ
るパーマネントウェーブ剤第２剤を提供することを目的
とする。
毛髪に優れた感触、すなわち、滑らかさ、くし通りの良
さを与え、かつ、しなやかさ、しっとりさも付与でき、
さらに、優れた光沢を持つウェーブ毛を得ることができ
るパーマネントウェーブ剤第２剤を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、酸
化剤を含む水溶液に、（１）下記化学式「化６」で表さ
れるアミノ変性高分子シリコーンの水性エマルジョン
と、（２）高級アルコールと、（３）陽イオン界面活性
剤と、（４）非イオン界面活性剤とを含有することを特
徴とするパーマネントウェーブ剤第２剤を提供するもの
である。
化剤を含む水溶液に、（１）下記化学式「化６」で表さ
れるアミノ変性高分子シリコーンの水性エマルジョン
と、（２）高級アルコールと、（３）陽イオン界面活性
剤と、（４）非イオン界面活性剤とを含有することを特
徴とするパーマネントウェーブ剤第２剤を提供するもの
である。
【化６】 ［式中、ｍは８０００〜１２０００、ｎは１〜２０の数
を表す。］
を表す。］
【０００８】また、本発明は、前記高級アルコールが、
下記化学式「化７」で表される高級アルコールであるこ
とを特徴とする前記のパーマネントウェーブ剤第２剤を
提供するものである。
下記化学式「化７」で表される高級アルコールであるこ
とを特徴とする前記のパーマネントウェーブ剤第２剤を
提供するものである。
【化７】Ｒ−ＯＨ ［式中、Ｒは炭素原子数１２〜２４のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。］
ルケニル基を表す。］
【０００９】さらに、本発明は、前記陽イオン界面活性
剤が、下記化学式「化８」で表される第４級アンモニウ
ム塩型陽イオン界面活性剤であることを特徴とする前記
のパーマネントウェーブ剤第２剤を提供するものであ
る。
剤が、下記化学式「化８」で表される第４級アンモニウ
ム塩型陽イオン界面活性剤であることを特徴とする前記
のパーマネントウェーブ剤第２剤を提供するものであ
る。
【化８】 ［式中、Ｒ1、Ｒ2はそれぞれ独立にメチル基、エチル基
またはポリオキシエチレン基を表す。Ｒ3、Ｒ4はそれぞ
れ独立に炭素原子数８〜１８のアルキル基又はアルケニ
ル基を表すか、あるいは、Ｒ3は炭素原子数１２〜２２
のアルキル基又はアルケニル基、Ｒ4はメチル基、エチ
ル基、ポリオキシエチレン基またはベンジル基を表す。
Ｘはハロゲン原子、メチルサルフェートまたはエチルサ
ルフェート残基を表す。］
またはポリオキシエチレン基を表す。Ｒ3、Ｒ4はそれぞ
れ独立に炭素原子数８〜１８のアルキル基又はアルケニ
ル基を表すか、あるいは、Ｒ3は炭素原子数１２〜２２
のアルキル基又はアルケニル基、Ｒ4はメチル基、エチ
ル基、ポリオキシエチレン基またはベンジル基を表す。
Ｘはハロゲン原子、メチルサルフェートまたはエチルサ
ルフェート残基を表す。］
【００１０】また、本発明は、前記非イオン界面活性剤
が、下記化学式「化９」または「化１０」で表される非
イオン界面活性剤であることを特徴とする請求項１、２
または３記載のパーマネントウェーブ剤第２剤。
が、下記化学式「化９」または「化１０」で表される非
イオン界面活性剤であることを特徴とする請求項１、２
または３記載のパーマネントウェーブ剤第２剤。
【化９】ＲＯ−（ＣＨ2ＣＨ2Ｏ）n−Ｈ ［式中、Ｒは炭素原子数１２〜２４のアルキル基又はア
ルケニル基を表し、ｎは２〜１００の数を表す。］
ルケニル基を表し、ｎは２〜１００の数を表す。］
【化１０】 ［式中、Ｒは炭素原子数１２〜２２のアルキル基又はア
ルケニル基を表し、（ａ＋ｂ＋ｃ）は０〜６０の数を表
す。］
ルケニル基を表し、（ａ＋ｂ＋ｃ）は０〜６０の数を表
す。］
【００１１】さらに、本発明は、前記（２）高級アルコ
ール、（３）陽イオン界面活性剤及び（４）非イオン界
面活性剤が、系の中で液晶状態または乳化状態として粘
性を有するものとして配合されることを特徴とする前記
のパーマネントウェーブ剤第２剤を提供するものであ
る。
ール、（３）陽イオン界面活性剤及び（４）非イオン界
面活性剤が、系の中で液晶状態または乳化状態として粘
性を有するものとして配合されることを特徴とする前記
のパーマネントウェーブ剤第２剤を提供するものであ
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
する。
【００１３】本発明のパーマネントウェーブ剤第２剤
は、パーマ及び縮毛矯正施術に用いられるパーマネント
ウェーブ剤第１剤によって開裂された毛髪中のシステイ
ン残基を再結合させるために、臭素酸ナトリウム、臭素
酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素等の酸化
剤の水溶液を主成分とするものである。
は、パーマ及び縮毛矯正施術に用いられるパーマネント
ウェーブ剤第１剤によって開裂された毛髪中のシステイ
ン残基を再結合させるために、臭素酸ナトリウム、臭素
酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素等の酸化
剤の水溶液を主成分とするものである。
【００１４】本発明に用いるアミノ変性高分子シリコー
ンの水性エマルジョンとは、上記化学式「化６」で表さ
れるシリコーン重合体を水中に乳化させた水中油型エマ
ルジョンであり、水中油型エマルジョンに上記アミノ変
性高分子シリコーンがエマルジョンとして含まれていれ
ばよい。上記アミノ変性高分子シリコーンは常温におい
てゴム状を呈していることより、液状ジメチルポリシロ
キサンとの混合物として提供されてエマルジョンに供さ
れるのが一般的である。
ンの水性エマルジョンとは、上記化学式「化６」で表さ
れるシリコーン重合体を水中に乳化させた水中油型エマ
ルジョンであり、水中油型エマルジョンに上記アミノ変
性高分子シリコーンがエマルジョンとして含まれていれ
ばよい。上記アミノ変性高分子シリコーンは常温におい
てゴム状を呈していることより、液状ジメチルポリシロ
キサンとの混合物として提供されてエマルジョンに供さ
れるのが一般的である。
【００１５】上記アミノ変性高分子シリコーンを水中に
乳化させる界面活性剤としては、陽イオン性界面活性剤
や非イオン界面活性剤が好ましく、陽イオン性界面活性
剤が特に好ましい。
乳化させる界面活性剤としては、陽イオン性界面活性剤
や非イオン界面活性剤が好ましく、陽イオン性界面活性
剤が特に好ましい。
【００１６】アミノ変性高分子シリコーンの水性エマル
ジョンの配合量は、アミノ変性高分子シリコーンの含有
量がパーマネントウェーブ剤第２剤全量中、好ましくは
０．１〜１０重量％、さらに好ましくは０．５〜５重量
％となるように配合される。アミノ変性高分子シリコー
ンの含有量が、０．1重量％未満の場合は毛髪の滑らか
さは低減し、また、１０重量％を越えると、毛髪の滑ら
かさはほぼ上限に達し経済的でなく、さらに安定な水性
エマルジョンの製造が難しくなるので好ましくない。
ジョンの配合量は、アミノ変性高分子シリコーンの含有
量がパーマネントウェーブ剤第２剤全量中、好ましくは
０．１〜１０重量％、さらに好ましくは０．５〜５重量
％となるように配合される。アミノ変性高分子シリコー
ンの含有量が、０．1重量％未満の場合は毛髪の滑らか
さは低減し、また、１０重量％を越えると、毛髪の滑ら
かさはほぼ上限に達し経済的でなく、さらに安定な水性
エマルジョンの製造が難しくなるので好ましくない。
【００１７】また、水性エマルジョンにおいて、界面活
性剤の配合量は、アミノ変性高分子シリコーンが水溶液
中の酸化剤及び他成分と混合された後乳化状態に保たれ
る限り、特に重要ではない。一般に、アミノ変性高分子
シリコーンを含むシリコーン油の約２〜２０重量％、好
ましくは、約８〜１８重量％である。
性剤の配合量は、アミノ変性高分子シリコーンが水溶液
中の酸化剤及び他成分と混合された後乳化状態に保たれ
る限り、特に重要ではない。一般に、アミノ変性高分子
シリコーンを含むシリコーン油の約２〜２０重量％、好
ましくは、約８〜１８重量％である。
【００１８】本発明に用いる高級アルコールは、上記化
学式「化７」で表されるものが特に好ましく、具体的に
例示すると、例えば、セタノール、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げら
れる。
学式「化７」で表されるものが特に好ましく、具体的に
例示すると、例えば、セタノール、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げら
れる。
【００１９】上記高級アルコールは、一種又は二種以上
が適宜選択され配合され、その配合量は、パーマネント
ウェーブ剤第２剤全量に対して、０．０１〜１０重量％
が好ましく、さらに好ましくは、０．０５〜５重量％で
ある。０．０１重量％未満の場合は、毛髪の滑らかさ、
しなやかさ、しっとりさは低減し、また、１０重量％を
越えると、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさは
ほぼ上限に達し経済的ではなく、さらに第２剤の粘度が
高くなりすぎて毛髪への浸透が阻害される懸念があり、
好ましくない。
が適宜選択され配合され、その配合量は、パーマネント
ウェーブ剤第２剤全量に対して、０．０１〜１０重量％
が好ましく、さらに好ましくは、０．０５〜５重量％で
ある。０．０１重量％未満の場合は、毛髪の滑らかさ、
しなやかさ、しっとりさは低減し、また、１０重量％を
越えると、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさは
ほぼ上限に達し経済的ではなく、さらに第２剤の粘度が
高くなりすぎて毛髪への浸透が阻害される懸念があり、
好ましくない。
【００２０】本発明に用いる陽イオン界面活性剤は、上
記化学式「化８」で表される第４級アンモニウム塩型陽
イオン界面活性剤が特に好ましい。具体的に例示する
と、Ｒ 3、Ｒ4はそれぞれ独立に炭素原子数８〜１８のア
ルキル基又はアルケニル基を表す場合の具体例として
は、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
塩化ジココイルジメチルアンモニウム等が挙げられ、Ｒ
3は炭素原子数１２〜２２のアルキル基又はアルケニル
基、Ｒ4はメチル基、エチル基、ポリオキシエチレン基
またはベンジル基を表す場合の具体例として、例えば、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルト
リメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモ
ニウム、塩化オクチルヒドロキシエチルトリメチルアン
モニウム等が挙げられる。
記化学式「化８」で表される第４級アンモニウム塩型陽
イオン界面活性剤が特に好ましい。具体的に例示する
と、Ｒ 3、Ｒ4はそれぞれ独立に炭素原子数８〜１８のア
ルキル基又はアルケニル基を表す場合の具体例として
は、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
塩化ジココイルジメチルアンモニウム等が挙げられ、Ｒ
3は炭素原子数１２〜２２のアルキル基又はアルケニル
基、Ｒ4はメチル基、エチル基、ポリオキシエチレン基
またはベンジル基を表す場合の具体例として、例えば、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルト
リメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモ
ニウム、塩化オクチルヒドロキシエチルトリメチルアン
モニウム等が挙げられる。
【００２１】上記陽イオン界面活性剤は、一種又は二種
以上が適宜選択され配合され、その配合量は、パーマネ
ントウェーブ剤第２剤全量に対して、０．０１〜５重量
％が好ましく、さらに好ましくは、０．０５〜３重量％
である。０．０１重量％未満の場合は、毛髪の滑らか
さ、しなやかさ、しっとりさは低減し、また、５重量％
を越えると、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさ
はほぼ上限に達し経済的ではなく、好ましくない。
以上が適宜選択され配合され、その配合量は、パーマネ
ントウェーブ剤第２剤全量に対して、０．０１〜５重量
％が好ましく、さらに好ましくは、０．０５〜３重量％
である。０．０１重量％未満の場合は、毛髪の滑らか
さ、しなやかさ、しっとりさは低減し、また、５重量％
を越えると、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさ
はほぼ上限に達し経済的ではなく、好ましくない。
【００２２】本発明に用いる非イオン界面活性剤は、上
記化学式「化９」または「化１０」で表されるものが特
に好ましく、具体的に例示すると、例えば、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、自
己乳化型モノステアリン酸グリステル、親油型モノステ
アリン酸グリステル、イソステアリン酸ポリオキシエチ
レングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン
グリセリン等が挙げられる。
記化学式「化９」または「化１０」で表されるものが特
に好ましく、具体的に例示すると、例えば、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、自
己乳化型モノステアリン酸グリステル、親油型モノステ
アリン酸グリステル、イソステアリン酸ポリオキシエチ
レングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン
グリセリン等が挙げられる。
【００２３】上記非イオン界面活性剤は、一種又は二種
以上が適宜選択され配合され、その配合量は、パーマネ
ントウェーブ剤第２剤全量に対して、０．０１〜８重量
％が好ましく、さらに好ましくは、０．０５〜５重量％
である。０．０１重量％未満の場合は、毛髪の滑らか
さ、しなやかさ、しっとりさは低減し、また、８重量％
を越えると、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさ
はほぼ上限に達し経済的ではなく、好ましくない。
以上が適宜選択され配合され、その配合量は、パーマネ
ントウェーブ剤第２剤全量に対して、０．０１〜８重量
％が好ましく、さらに好ましくは、０．０５〜５重量％
である。０．０１重量％未満の場合は、毛髪の滑らか
さ、しなやかさ、しっとりさは低減し、また、８重量％
を越えると、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさ
はほぼ上限に達し経済的ではなく、好ましくない。
【００２４】本発明においては、上記必須成分の（２）
高級アルコール、（３）陽イオン界面活性剤及び（４）
非イオン界面活性剤の３成分が、系の中で液晶状態また
は乳化状態として粘性を持つものとしても配合されるこ
とが好ましい。
高級アルコール、（３）陽イオン界面活性剤及び（４）
非イオン界面活性剤の３成分が、系の中で液晶状態また
は乳化状態として粘性を持つものとしても配合されるこ
とが好ましい。
【００２５】この粘性を持つ乳化状態の乳化物として
は、（２）高級アルコール、（３）陽イオン界面活性剤
及び（４）非イオン界面活性剤とを含む市販品であるエ
マコールＶＣＲ−１３やエマコールTＶＣＳ（山栄化学
社製）等を使用することが出来る。
は、（２）高級アルコール、（３）陽イオン界面活性剤
及び（４）非イオン界面活性剤とを含む市販品であるエ
マコールＶＣＲ−１３やエマコールTＶＣＳ（山栄化学
社製）等を使用することが出来る。
【００２６】本発明のパーマネントウェーブ剤第２剤の
主剤である酸化剤としては、例えば、臭素酸ナトリウ
ム、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム及び過酸化水
素等が挙げられる。これらの酸化剤は単独で使用しても
よいし二種以上組み合わせて使用してもよく、パーマネ
ントウェーブ剤第２剤中の水溶液中に溶解して含有され
る。
主剤である酸化剤としては、例えば、臭素酸ナトリウ
ム、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム及び過酸化水
素等が挙げられる。これらの酸化剤は単独で使用しても
よいし二種以上組み合わせて使用してもよく、パーマネ
ントウェーブ剤第２剤中の水溶液中に溶解して含有され
る。
【００２７】酸化剤の配合量は、パーマネントウェーブ
剤第２剤全量に対して、２０重量％以下が好ましく、さ
らに好ましくは、０．１〜１０重量％である。
剤第２剤全量に対して、２０重量％以下が好ましく、さ
らに好ましくは、０．１〜１０重量％である。
【００２８】本発明のパーマネントウェーブ剤第２剤
は、上記必須成分の他に、本発明の効果を損なわない範
囲で、通常、パーマネントウェーブ剤第２剤に配合され
る他の成分を添加して目的の剤形に応じて常法により製
造できる。他の成分としては、例えば、上記以外の界面
活性剤、各種保湿剤、シリコーン油を含む油分、グリコ
ール変性シリコーン、各種緩衝剤、紫外線吸収剤、香
料、色素等を安定性を損なわない量的範囲で加えること
ができる。
は、上記必須成分の他に、本発明の効果を損なわない範
囲で、通常、パーマネントウェーブ剤第２剤に配合され
る他の成分を添加して目的の剤形に応じて常法により製
造できる。他の成分としては、例えば、上記以外の界面
活性剤、各種保湿剤、シリコーン油を含む油分、グリコ
ール変性シリコーン、各種緩衝剤、紫外線吸収剤、香
料、色素等を安定性を損なわない量的範囲で加えること
ができる。
【００２９】本発明のパーマネントウェーブ剤第２剤の
剤形は、微粘性液状ないしクリーム状である。
剤形は、微粘性液状ないしクリーム状である。
【００３０】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限
定されるものではない。実施例及び比較例における配合
量は重量％である。実施例に先立ち、本発明の効果の評
価方法について説明する。
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限
定されるものではない。実施例及び比較例における配合
量は重量％である。実施例に先立ち、本発明の効果の評
価方法について説明する。
【００３１】「評価方法」コンディショニング成分を含
まないシャンプーで洗髪した２０代日本人女性由来の未
処理毛髪（パーマ・ヘアカラー等の化学的処理の履歴の
ない毛髪）をサンプルとして、重さ約１０ｇの毛束を作
成し、常法に従って、パーマネントウェーブ処理を行っ
た。すなわち、毛束と同重量の第１剤を塗布してくし通
し、なじませた後、２０分間室温で放置し、流水ですす
ぎ、次に、毛髪と同重量の第２剤を塗布し、くし通し、
なじませた後、１５分間室温で放置し、流水ですすぎ、
乾燥した。専門の美容技術者により、仕上がり後の毛髪
の感触について滑らかさ、くし通り、しなやかさ、しっ
とりさ及び光沢を官能評価し、それぞれ未処理毛を基準
として、非常に良いものを「◎」、良いものを「○」、
同等のものを「△」、劣るものを「×」として判定し
た。
まないシャンプーで洗髪した２０代日本人女性由来の未
処理毛髪（パーマ・ヘアカラー等の化学的処理の履歴の
ない毛髪）をサンプルとして、重さ約１０ｇの毛束を作
成し、常法に従って、パーマネントウェーブ処理を行っ
た。すなわち、毛束と同重量の第１剤を塗布してくし通
し、なじませた後、２０分間室温で放置し、流水ですす
ぎ、次に、毛髪と同重量の第２剤を塗布し、くし通し、
なじませた後、１５分間室温で放置し、流水ですすぎ、
乾燥した。専門の美容技術者により、仕上がり後の毛髪
の感触について滑らかさ、くし通り、しなやかさ、しっ
とりさ及び光沢を官能評価し、それぞれ未処理毛を基準
として、非常に良いものを「◎」、良いものを「○」、
同等のものを「△」、劣るものを「×」として判定し
た。
【００３２】「実施例１〜３、比較例１〜３」「表１」
に示す組成のパーマネントウェーブ剤第２剤を常法によ
り製造し、下記組成のパーマネントウェーブ剤第１剤を
用いてパーマネントウェーブ処理を行い、毛髪の滑らか
さ、くし通り、しなやかさ、しっとりさ及び光沢につい
て評価した。結果を併せて「表１」に示す。 ＜パーマネントウェーブ剤第１剤＞常法により、以下の
組成のパーマネントウェーブ剤第１剤を調整した。 チオグリコール酸 ６．５ 重量％ 重炭酸アンモニウム ３．０ アンモニア水 適 量 ポリオキシエチレンラウリルエーテル １．０ 精製水 バランス 合計 １００．０
に示す組成のパーマネントウェーブ剤第２剤を常法によ
り製造し、下記組成のパーマネントウェーブ剤第１剤を
用いてパーマネントウェーブ処理を行い、毛髪の滑らか
さ、くし通り、しなやかさ、しっとりさ及び光沢につい
て評価した。結果を併せて「表１」に示す。 ＜パーマネントウェーブ剤第１剤＞常法により、以下の
組成のパーマネントウェーブ剤第１剤を調整した。 チオグリコール酸 ６．５ 重量％ 重炭酸アンモニウム ３．０ アンモニア水 適 量 ポリオキシエチレンラウリルエーテル １．０ 精製水 バランス 合計 １００．０
【００３３】「実施例４、比較例４」「表２」に示す組
成の縮毛矯正用のパーマネントウェーブ剤第２剤である
縮毛矯正剤第２剤を常法により製造し、下記組成のパー
マネントウェーブ剤第１剤を用いて縮毛矯正処理を行
い、毛髪の滑らかさ、くし通り、しなやかさ、しっとり
さ及び光沢について評価した。結果を併せて「表２」に
示す。 ＜パーマネントウェーブ剤第１剤＞常法により、以下の
組成のパーマネントウェーブ剤第１剤を調整した。 チオグリコール酸 ５．０ 重量％ モノエタノールアミン 適 量 プロピレングリコール ３．０ 塩化ステアリル ４．２ トリメチルアンモニウム ポリオキシエチレン（20） ４．０ セチルエーテル セタノール ８．０ 精製水 バランス 合計 １００．０ ｐＨ ９．０
成の縮毛矯正用のパーマネントウェーブ剤第２剤である
縮毛矯正剤第２剤を常法により製造し、下記組成のパー
マネントウェーブ剤第１剤を用いて縮毛矯正処理を行
い、毛髪の滑らかさ、くし通り、しなやかさ、しっとり
さ及び光沢について評価した。結果を併せて「表２」に
示す。 ＜パーマネントウェーブ剤第１剤＞常法により、以下の
組成のパーマネントウェーブ剤第１剤を調整した。 チオグリコール酸 ５．０ 重量％ モノエタノールアミン 適 量 プロピレングリコール ３．０ 塩化ステアリル ４．２ トリメチルアンモニウム ポリオキシエチレン（20） ４．０ セチルエーテル セタノール ８．０ 精製水 バランス 合計 １００．０ ｐＨ ９．０
【００３４】
【表１】
【００３５】
【表２】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例４ 実施例４ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 臭素酸ナトリウム ８．０ ８．０ アミノ変性高分子シリ − ４．０ コーン乳化物＊ プロピレングリコール ０．５ ０．５ 塩化ステアリル ２．１ ２．１ トリメチルアンモニウム ポリオキシエチレン（25） ２．０ ２．０ オレイルエーテル セタノール ４．０ ４．０ 精製水 バランス バランス 合計 １００．０ １００．０ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 滑らかさ ○ ◎ くし通り △ ◎ しなやかさ △ ◎ しっとりさ ○ ◎ 光沢 △ ◎ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ＊アミノ変性高分子シリコーンを液状ポリジメチルシロキサンで希釈したものを 陽イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤で乳化した２０重量％アミノ変性高分 子シリコーン乳化物。
【００３６】「表１」及び「表２」より、本発明のパー
マネントウェーブ剤第２剤は、毛髪の滑らかさ、くし通
り、しなやかさ、しっとりさ及び光沢について優れた効
果を有していることが分かる。
マネントウェーブ剤第２剤は、毛髪の滑らかさ、くし通
り、しなやかさ、しっとりさ及び光沢について優れた効
果を有していることが分かる。
【００３７】
【発明の効果】本発明によれば、パーマ及び縮毛矯正と
同時に、毛髪に優れた感触、すなわち、滑らかさ、くし
通りの良さを与え、かつ、しなやかさ、しっとりさも付
与でき、さらに、優れた光沢を持つウェーブ毛が得られ
るパーマネントウェーブ剤第２剤が提供できる。
同時に、毛髪に優れた感触、すなわち、滑らかさ、くし
通りの良さを与え、かつ、しなやかさ、しっとりさも付
与でき、さらに、優れた光沢を持つウェーブ毛が得られ
るパーマネントウェーブ剤第２剤が提供できる。
Claims (5)
- 【請求項１】 酸化剤を含む水溶液に、（１）下記化学
式「化１」で表されるアミノ変性高分子シリコーンの水
性エマルジョンと、（２）高級アルコールと、（３）陽
イオン界面活性剤と、（４）非イオン界面活性剤とを含
有することを特徴とするパーマネントウェーブ剤第２
剤。 【化１】 ［式中、ｍは８０００〜１２０００、ｎは１〜２０の数
を表す。］ - 【請求項２】 前記高級アルコールが、下記化学式「化
２」で表される高級アルコールであることを特徴とする
請求項１記載のパーマネントウェーブ剤第２剤。 【化２】Ｒ−ＯＨ ［式中、Ｒは炭素原子数１２〜２４のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。］ - 【請求項３】 前記陽イオン界面活性剤が、下記化学式
「化３」で表される第４級アンモニウム塩型陽イオン界
面活性剤であることを特徴とする請求項１または２記載
のパーマネントウェーブ剤第２剤。 【化３】 ［式中、Ｒ1、Ｒ2はそれぞれ独立にメチル基、エチル基
またはポリオキシエチレン基を表す。Ｒ3、Ｒ4はそれぞ
れ独立に炭素原子数８〜１８のアルキル基又はアルケニ
ル基を表すか、あるいは、Ｒ3は炭素原子数１２〜２２
のアルキル基又はアルケニル基、Ｒ4はメチル基、エチ
ル基、ポリオキシエチレン基またはベンジル基を表す。
Ｘはハロゲン原子、メチルサルフェートまたはエチルサ
ルフェート残基を表す。］ - 【請求項４】 前記非イオン界面活性剤が、下記化学式
「化４」または「化５」で表される非イオン界面活性剤
であることを特徴とする請求項１、２または３記載のパ
ーマネントウェーブ剤第２剤。 【化４】ＲＯ−（ＣＨ2ＣＨ2Ｏ）n−Ｈ ［式中、Ｒは炭素原子数１２〜２４のアルキル基又はア
ルケニル基を表し、ｎは２〜１００の数を表す。］ 【化５】 ［式中、Ｒは炭素原子数１２〜２２のアルキル基又はア
ルケニル基を表し、（ａ＋ｂ＋ｃ）は０〜６０の数を表
す。］ - 【請求項５】 前記（２）高級アルコール、（３）陽イ
オン界面活性剤及び（４）非イオン界面活性剤が、系の
中で液晶状態または乳化状態として粘性を有するものと
して配合されることを特徴とする請求項１、２、３また
は４記載のパーマネントウェーブ剤第２剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6943598A JPH11246365A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | パーマネントウェーブ剤第２剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6943598A JPH11246365A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | パーマネントウェーブ剤第２剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11246365A true JPH11246365A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13402566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6943598A Pending JPH11246365A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | パーマネントウェーブ剤第２剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11246365A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322916A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Kanebo Ltd | パーマネントウェーブ用第２剤組成物 |
| JP2002308742A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-23 | L'oreal Sa | アミノシリコーンによる毛髪パーマネント再整形方法 |
| JP2004189717A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-07-08 | Shiseido Co Ltd | 染毛用組成物 |
| WO2006043676A1 (ja) * | 2004-10-22 | 2006-04-27 | Shiseido Co., Ltd. | 毛髪化粧料 |
| JP2008260732A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Nakano Seiyaku Kk | カール形成化粧料および酸化性化粧料 |
| JP2013170138A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Milbon Co Ltd | 前処理剤、パーマ用毛髪処理剤、及び毛髪処理方法 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP6943598A patent/JPH11246365A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101117028B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2012-03-16 | 가부시키가이샤 시세이도 | 염모용 조성물 |
| WO2006043676A1 (ja) * | 2004-10-22 | 2006-04-27 | Shiseido Co., Ltd. | 毛髪化粧料 |
| JP2006117606A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Shiseido Co Ltd | 毛髪化粧料 |
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| JP2013170138A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Milbon Co Ltd | 前処理剤、パーマ用毛髪処理剤、及び毛髪処理方法 |
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