JPH11246350A - 質感補正メークアップ化粧料 - Google Patents

質感補正メークアップ化粧料

Info

Publication number
JPH11246350A
JPH11246350A JP10060595A JP6059598A JPH11246350A JP H11246350 A JPH11246350 A JP H11246350A JP 10060595 A JP10060595 A JP 10060595A JP 6059598 A JP6059598 A JP 6059598A JP H11246350 A JPH11246350 A JP H11246350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yellow
foundation
weight
makeup
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10060595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3696394B2 (ja
Inventor
Yuka Suzuki
優加 鈴木
Tadao Nakamura
直生 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP06059598A priority Critical patent/JP3696394B2/ja
Publication of JPH11246350A publication Critical patent/JPH11246350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3696394B2 publication Critical patent/JP3696394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、質感を改善し自然な仕上がりを提
供しうるメークアップ化粧料を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 半透明粉体10〜80重量%と黄色色素
0.1〜20重量%をファンデーションなどのメークア
ップ化粧料、好ましくは重層メークアップにおける上層
用のファンデーションに含有させる。本発明によれば、
質感を改善し自然な仕上がりを提供しうるメークアップ
化粧料を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自然な仕上がりを
提供するのに有用なメークアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ファンデーションに代表されるベースメ
ークアップ化粧料は、シミやくすみ等の肌のトラブルを
隠蔽し、色白で美しい装いを提供する目的で開発され、
その様な機能を事実果たしてきた。しかしながら、かか
るメークアップの仕上がりには様々な要求と流行があ
り、以前は二酸化チタンなどのような隠蔽性の高い粉体
で白く、地肌とは大分異なった趣で仕上げるのが好まれ
ていたが、現在ではこの様な仕上がりはかえって敬遠さ
れ、自然な肌感のある仕上がりが好まれるようになって
きている。しかしながら、自然な仕上がりとトラブルの
隠蔽には相反する面があり、様々な研究努力にもかかわ
らず、なかなか肌トラブルをカバーしながら、自然な仕
上がりを提供するメークアップ化粧料は求められていな
がら、充分満足の行くものが開発されていないのが実状
と言わざるを得なかった。
【0003】この様な研究努力の中で、肌色の要素につ
いて、実際の肌とファンデーションなどのベースメーク
アップ化粧料の色の違いについて、二酸化チタンの白さ
の質とベンガラ等の赤の質が異なることが見いだされ、
これらの色材について、二酸化チタンを黄色酸化鉄など
で黄色く着色すること、或いは赤の色材に赤色202号
などを使用することにより、ファンデーションなどのベ
ースメークアップ化粧料に自然さを付加することができ
ることが知られるようになったが、この対応だけでは未
だ、自然さが充分であるとは言えなかった。更に、この
様なファンデーションに黄色4号、黄色4号レーキ体、
黄色401号、群青、紺青、青色404号、青色201
号、チタン酸コバルトリチウム、緑202号、酸化クロ
ム及びオキシ水酸化クロムから選ばれる1種乃至は2種
以上を含有させることにより、この様な欠点を抑えるこ
とが見いだされたが、更なる向上が望まれるようになっ
てきた。特に、色の自然さはこの様なファンデーション
の登場によって大幅に改善されたが、質感の自然さは残
された課題となっている。
【0004】一方、半透明粉体10〜80重量%と黄色
色素0.1〜20重量%を含有する、メークアップ化粧
料は知られていないし、かかるメークアップ化粧料を上
記のファンデーションの上面に塗布することにより、上
記ファンデーションの質感を改善すると共に、優れた素
肌感を有するメークアップを提供しうることは全く知ら
れていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況を踏まえて為されたものであり、質感を改善し自然な
仕上がりを提供しうるメークアップ化粧料を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】かかる状況に鑑みて、本発明者ら
は、質感を改善し自然な仕上がりを提供しうるメークア
ップ化粧料を求めて鋭意研究を重ねた結果、半透明粉体
10〜80重量%と黄色色素0.1〜20重量%を含有
する、メークアップ化粧料にその様な特質を見出し、発
明を完成させるに至った。以下、本発明の実施の形態を
中心に詳細に説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明のメークアップ化粧
料 本発明尾メークアップ化粧料は、半透明粉体10〜80
重量%、より好ましくは20〜75重量%、更に好まし
くは30〜70重量%と黄色色素0.1〜20重量%、
より好ましくは0.5〜15重量%、更に好ましくは1
〜10重量%を含有することを特徴とする。ここで、半
透明粉体としては、表面処理されても良い無水珪酸及び
その水不溶性塩、表面処理されても良いアクリル酸系樹
脂粉体及び表面処理されても良いメチルシロキサン網状
重合体から選ばれる1種乃至は2種以上が好ましく例示
できる。ここで言う、表面処理とは、粉体の表面の特性
を帰る処理全般を意味し、例えば、シリコーンやオイル
等のコーティング処理、ハイドロジェンメチルポリシロ
キサンやジメチルポリシロキサン等の焼き付け処理、ア
ルミニウムステアレート等の金属石鹸処理、アシルアミ
ノ酸塩による処理、パーフルオロアルキル処理、シリカ
コーティング処理、燐酸塩コーティング処理、シリル化
剤によるエンドキャッピング処理等が例示できる。これ
らは通常知られている処理方法に従って処理をすれば良
く、処理剤は粉体に対して0.1〜50重量%が好まし
い。無水珪酸の水不溶性塩としては、無水珪酸とアルカ
リの塩であって水不溶性のものであれば特段の限定は受
けず、例えば、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウムなど
が好ましく例示できる。又、ここで言うアクリル系樹脂
とは、アクリル酸、メタクリル酸及びこれらのエステル
を構成モノマーに含む重合体及び共重合体を意味し、共
重合体の場合これらのモノマー以外に、ビニルアルコー
ル、塩化ビニル、スチレン、α−メチルスチレン及びア
ルキルビニルエーテルから選ばれる1種乃至は2種以上
を含むことができる。この場合、アクリル系樹脂とは、
アクリル酸、メタクリル酸及びこれらのエステルの含有
量が50重量%以上であることが望ましい。更にこれら
の樹脂粉体はこれら重合体及び/又は共重合体以外に可
塑剤や安定剤などの任意成分を含有することもできる。
これらも上記表面処理を行って用いることができる。
又、メチルシロキサン網状重合体としては、例えば、ト
スパール120A(東芝シリコーン株式会社製)等の市
販品を利用することができ、このものを利用することが
好ましい。これらも上記表面処理を行って使用すること
ができる。一方、黄色色素としては、黄色酸化鉄、黄色
401号、黄色4号及びそのレーキ体から選ばれる1種
又は2種以上が好ましく例示でき、レーキ体としては、
アルミニウムレーキ等が好ましく例示できる。これらの
黄色色素は、黄色色素そのままで含有させることも可能
であるが、上述したような表面処理を施して含有させる
ことも可能であり、更に、マイカやタルク等の他の体質
粉体や上記半透明粉体と共に複合粉体として含有させる
ことも可能であり、これらも本発明の技術範囲に属す
る。この様な複合粉体は更に上述の表面処理を施しても
良い。
【0008】本発明の化粧料に於いては、上記必須成分
以外に通常化粧料で使用される任意成分を含有すること
ができる。かかる任意成分としては、例えば、ワセリン
やマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素
類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリー
ブ油等のトリグリセライド類、セタノール、オレイルア
ルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイ
ン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール
等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エ
タノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸
収剤、抗酸化剤、上記黄色色素以外のベンガラ、紺青、
群青などの表面処理されても良い色素、上記半透明粉体
以外のタルク、二酸化チタン、酸化亜鉛、セリサイト、
マイカなどの表面処理されても良い粉体類等が好ましく
例示できる。本発明のメークアップ化粧料の種類として
は、ファンデーション、プレストパウダー、フェースパ
ウダー、フィニッシュパウダー等が好ましく、剤形とし
ては、オイルゲルタイプや乳化系にも適用できるが、濡
れによる半透明粉体の透明性の変化による発明の効果の
低下が懸念されることから、白粉やプレストパウダー等
の粉体系に適用するのが好ましい。
【0009】(2)本発明のメークアップ化粧法 本発明のメークアップ化粧料は、ファンデーション等の
メークアップ化粧料の質感を変え、自然な肌感を持たせ
る作用を有する。この為、本発明の化粧料は、仕上げメ
ークアップ化粧料として最上部に適用するのが好まし
い。即ち、重層メークアップの上層のメークアップ化粧
料として用いるのが好ましい。本発明のメークアップ化
粧料の下に塗布するメークアップ化粧料としては、本発
明のメークアップ化粧料が、質感を変える作用を有して
いるもののカバー力や色味ののりの作用はあまり有して
いないと言う性質を有しているため、カバー力や色味の
のりに優れたメークアップ化粧料が好ましい。中でも、
色のパターンが肌に類似している、赤色有機色素及び/
又は赤色有機色素で処理した粉体を含有するファンデー
ション、更に好ましくは、これらに加えて、更に黄色4
号、黄色4号レーキ体、黄色401号、群青、紺青、青
色404号、青色201号、チタン酸コバルトリチウ
ム、緑202号、酸化クロム及びオキシ水酸化クロムか
ら選ばれる1種乃至は2種以上を含有するファンデーシ
ョンを塗布することが特に好ましい。これらの下地とな
るファンデーション類は、分光スペクトルパターンが肌
の色に近似していて、その塗布色の大凡のイメージも肌
に近似しているものの、塗布色が赤く見えるという欠点
があり、この調色のみでは克服できない欠点を、本発明
のメークアップ化粧料にて質感を変えることにより克服
できるからである。
【0010】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イの処方成分をヘンシ
ェルミキサーで攪拌・混合し、0.9mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながらロの処方成分を噴霧してコーティン
グし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパル
ベライザーで粉砕し、金皿に充填し加圧成型してファン
デーションを得た。 イ 煙霧状シリカゲル 85重量部 黄色酸化鉄 5重量部 ロ ジメチコン 10重量部
【0012】<実施例2>上記実施例1のファンデーシ
ョンについて、専門パネラーにより、質感付加作用を、
下記のファンデーションの上に塗布して評価した。比較
例1は煙霧状シリカゲルのみ、比較例2は黄色酸化鉄の
み、比較例3は下記に処方を示すルースパウダーを用
い、対照例は下地ファンデーションのみとした。結果を
++:対照例に比し質感が著しく増し、優れた素肌感を
有する、+:対照例に比し質感が増し素肌感が明確に感
じられる、±:対照例に比し質感がやや増しやや素肌感
が感じられる、−:対照例に比し質感に変化がなく素肌
感をあまり感じないの基準に従って評価した。結果を表
1に示す。この表より、本発明のメークアップ化粧料で
ある、ファンデーションが質感付与効果に優れ、従っ
て、本発明のファンデーションを使用することにより、
素肌感に優れるメークアップが可能であることがわか
る。 (下地ファンデーション)下記に示す処方に従って下地
ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシ
ェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スクリーン
を装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサ
ーで混合しながらロの成分を噴霧してコーティングし
た。これを1mmヘリングボーンスクリーンを装着した
パルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に詰め加圧成型し
ファンデーションを得た。 イ) ジメチコン処理セイサイト 19.6 重量部 ジメチコン処理タルク 34.84重量部 赤色106号 3.03重量部 黄色401号 0.4 重量部 青色404号 0.03重量部 ナイロンパウダー 4.0 重量部 チタンマイカ 7.6 重量部 タイペークTTO−F2 22.9 重量部 (二酸化チタン・酸化鉄燒結粉体) ロ) グリセリルトリイソオクタネート 7.6 重量部 (通常のルースパウダー(比較例3))下記に示す処方
に従って、通常タイプのルースパウダーを作成した。即
ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合し、更に、こ
の混合物にロの成分を噴霧しながらヘンシェルミキサー
で混合を続け、コーティングし、0.9mm丸穴スクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ルースパウダ
ーを得た。 イ シリコーン処理タルク 30重量部 シリコーン処理マイカ 29重量部 シリコーン処理セリサイト 30重量部 シリコーン処理チタンマイカ 5重量部 シリコーン処理酸化鉄焼き付け二酸化チタン 2重量部 ロ ジメチコン 4重量部
【0013】
【表1】
【0014】<実施例3>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イの処方成分をヘンシ
ェルミキサーで攪拌・混合し、0.9mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながらロの処方成分を噴霧してコーティン
グし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパル
ベライザーで粉砕し、金皿に充填し加圧成型してファン
デーションを得た。このものは上記実施例2の評価で+
+であった。 イ 煙霧状シリカゲル 85重量部 二酸化チタン 2重量部 セリサイト 1重量部 黄色4号アルミニウムレーキ 2重量部 ロ ジメチコン 10重量部
【0015】<実施例4>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イの処方成分をヘンシ
ェルミキサーで攪拌・混合し、0.9mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながらロの処方成分を噴霧してコーティン
グし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパル
ベライザーで粉砕し、金皿に充填し加圧成型してファン
デーションを得た。このものは上記実施例2の評価で+
+であった。 イ 煙霧状シリカゲル 85重量部 二酸化チタン 2重量部 セリサイト 2重量部 黄色401号 1重量部 ロ ジメチコン 10重量部
【0016】<実施例5>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イの処方成分をヘンシ
ェルミキサーで攪拌・混合し、0.9mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながらロの処方成分を噴霧してコーティン
グし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパル
ベライザーで粉砕し、金皿に充填し加圧成型してファン
デーションを得た。半透明粉体の種類と実施例2の方法
による質感の評価結果を表2に示す。これより、半透明
粉体粉体の種類を変えても本発明のメークアップ化粧料
は質感付与効果に優れることがわかる。 イ 半透明粉体* 85重量部 二酸化チタン 2重量部 セリサイト 2重量部 黄色401号 1重量部 ロ ジメチコン 10重量部 *半透明粉体の詳細は表2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】<実施例13>下記に示す処方に従って、
オイルゲルファンデーションを作成した。即ち、イの成
分をヘンシェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴
スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕した後、予
め98℃で加熱溶解したロの中に混ぜ込み、金型に流し
込み、冷却固化させてオイルゲル型のファンデーション
を得た。このものの実施例2に記載の評価では+〜++
であった。これより、本発明のファンデーションとして
は、ルースパウダータイプやプレストパウダータイプの
ファンデーションが好ましいことがわかる。 イ シリコーン処理シリカゲル 75重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 5重量部 ロ ジメチルポリシロキサン環状3量体 12重量部 モクロウ 3重量部 カルナウバワックス 5重量部
【0019】<実施例14>実施例1のファンデーショ
ンを用いて、下記に示す処方の下地ファンデーションに
対する質感付与作用を調べた。方法は実施例2に準じて
行った。結果は+であった。これは質感は付与されて
も、素肌感の向上が乏しかった為である。従って、本発
明のメークアップ化粧料の下地になるファンデーション
としては、赤色有機色素及び/又は赤色有機色素で処理
した粉体を含有するファンデーション、更に好ましく
は、これらに加えて、更に黄色4号、黄色4号レーキ
体、黄色401号、群青、紺青、青色404号、青色2
01号、チタン酸コバルトリチウム、緑202号、酸化
クロム及びオキシ水酸化クロムから選ばれる1種乃至は
2種以上を含有するファンデーションが好ましいことが
わかる。従って、本発明のメークアップ化粧法として
は、赤色有機色素及び/又は赤色有機色素で処理した粉
体を含有するファンデーション、更に好ましくは、これ
らに加えて、更に黄色4号、黄色4号レーキ体、黄色4
01号、群青、紺青、青色404号、青色201号、チ
タン酸コバルトリチウム、緑202号、酸化クロム及び
オキシ水酸化クロムから選ばれる1種乃至は2種以上を
含有するファンデーションの上に、本発明のファンデー
ションを塗布することが好ましいことがわかる。
【0020】<実施例15>予め、水ガラス中に珪酸生
成後、珪酸と黄色酸化鉄の比が9:1になる様に水ガラ
スの水溶液と黄色酸化鉄を混合し、希塩酸を加えて珪酸
・黄色酸化鉄複合体を沈殿させた。このものを良く水洗
いした後、220℃で一晩焼成して無水珪酸・黄色酸化
鉄複合体を得た。(黄色酸化鉄10重量%含有)このも
のを用いて、下記に示す処方に従って、ファンデーショ
ンを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで
混合した後、0.9mm丸穴スクリーンを装着したパル
ベライザーで粉砕した後、ヘンシェルミキサーで更に混
合しながらロを噴霧してコーティングし、ルース上のフ
ァンデーションを得た。このものは実施例2の評価方法
で++の評価結果であった。 イ 無水珪酸・黄色酸化鉄複合体 90重量部 ロ ジメチコン 10重量部
【0021】<実施例16>予め、水中に共重合後、ポ
リマーと黄色酸化鉄の比が9:1になる様に界面活性剤
の水溶液と黄色酸化鉄を混合し、アクリル酸メチル10
重量部とメタクリル酸メチル2重量部とアクリル酸−2
−エチルヘキシル1重量部を加えて、重合開始剤であ
る、過酸化ベンゾイルを加え、乳化共重合を行い、アク
リル樹脂・黄色酸化鉄複合体を作成した。このものを良
く水洗いした後、40℃で一晩熱風乾燥してアクリル樹
脂・黄色酸化鉄複合体を得た。(黄色酸化鉄10重量%
含有)このものを用いて、下記に示す処方に従って、フ
ァンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スクリーンを
装着したパルベライザーで粉砕した後、ヘンシェルミキ
サーで更に混合しながらロを噴霧してコーティングし、
ルース上のファンデーションを得た。このものは実施例
2の評価方法で++の評価結果であった。 イ アクリル樹脂・黄色酸化鉄複合体 90重量部 ロ ジメチコン 10重量部
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、質感を改善し自然な仕
上がりを提供しうるメークアップ化粧料を提供すること
ができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透明粉体10〜80重量%と黄色色素
    0.1〜20重量%を含有する、メークアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 半透明粉体が、表面処理されても良い無
    水珪酸及びその水不溶性塩、表面処理されても良いアク
    リル酸系樹脂粉体及び表面処理されても良いメチルシロ
    キサン網状重合体から選ばれる1種乃至は2種以上であ
    る、請求項1に記載のメークアップ化粧料。
  3. 【請求項3】 黄色色素が黄色酸化鉄、黄色401号、
    黄色4号及びそのレーキ体から選ばれる1種又は2種以
    上である、請求項1又は2に記載のメークアップ化粧
    料。
  4. 【請求項4】 ファンデーションの質感を補正すること
    を目的とすることを特徴とする、請求項1〜3の何れか
    一項に記載のメークアップ化粧料。
  5. 【請求項5】 ファンデーションを塗布し、請求項1〜
    4の何れか一項に記載のメークアップ化粧料を塗布する
    ことを特徴とする、重層メークアップ化粧法。
  6. 【請求項6】 該ファンデーションが赤色有機色素及び
    /又は赤色有機色素で処理した粉体を含有することを特
    徴とする、請求項5に記載の重層メークアップ化粧法。
  7. 【請求項7】 該ファンデーションが、更に黄色4号、
    黄色4号レーキ体、黄色401号、群青、紺青、青色4
    04号、青色201号、チタン酸コバルトリチウム、緑
    202号、酸化クロム及びオキシ水酸化クロムから選ば
    れる1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする、
    請求項6に記載の重層メークアップ化粧法。
JP06059598A 1998-02-25 1998-02-25 質感補正メークアップ化粧料 Expired - Fee Related JP3696394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06059598A JP3696394B2 (ja) 1998-02-25 1998-02-25 質感補正メークアップ化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06059598A JP3696394B2 (ja) 1998-02-25 1998-02-25 質感補正メークアップ化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11246350A true JPH11246350A (ja) 1999-09-14
JP3696394B2 JP3696394B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=13146759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06059598A Expired - Fee Related JP3696394B2 (ja) 1998-02-25 1998-02-25 質感補正メークアップ化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3696394B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003300831A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Kao Corp 重層メイクアップ化粧料
JP2006265134A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Shiseido Co Ltd 肌化粧料用色材組成物、それを用いたファンデーション、化粧方法
FR2947176A1 (fr) * 2009-06-26 2010-12-31 Oreal Article de maquillage comprenant un pigment monoazoique et son utilisation en cosmetique
JP2011506450A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 エイボン プロダクツ インコーポレーテッド 多段式化粧用組成物

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108716A (ja) * 1990-08-29 1992-04-09 Kao Corp 化粧料
JPH0558840A (ja) * 1991-08-28 1993-03-09 Pola Chem Ind Inc 重層型メークアツプ化粧料
JPH06128122A (ja) * 1992-10-20 1994-05-10 Pola Chem Ind Inc シワ隠し用重層化粧料
JPH06157245A (ja) * 1992-11-27 1994-06-03 Pola Chem Ind Inc 粉体化粧料
JPH06157263A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Pola Chem Ind Inc 赤外線防護用重層化粧料
JPH06157262A (ja) * 1992-11-13 1994-06-03 Pola Chem Ind Inc 紫外線防護用重層化粧料
JPH07258025A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Kira Keshohin Kk 化粧品顔料
JPH07277925A (ja) * 1994-04-04 1995-10-24 Kao Corp 粉体化粧料
JPH08113514A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Kose Corp 複合粒子及びこれを配合した化粧料
JPH08217637A (ja) * 1995-02-20 1996-08-27 Kao Corp 粉体化粧料
JPH09100213A (ja) * 1995-10-03 1997-04-15 Kao Corp 化粧料
JPH09157133A (ja) * 1995-12-05 1997-06-17 Noevir Co Ltd 固形粉体化粧料及びその製造方法
JPH11152208A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Kao Corp 粉体化粧料

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108716A (ja) * 1990-08-29 1992-04-09 Kao Corp 化粧料
JPH0558840A (ja) * 1991-08-28 1993-03-09 Pola Chem Ind Inc 重層型メークアツプ化粧料
JPH06128122A (ja) * 1992-10-20 1994-05-10 Pola Chem Ind Inc シワ隠し用重層化粧料
JPH06157262A (ja) * 1992-11-13 1994-06-03 Pola Chem Ind Inc 紫外線防護用重層化粧料
JPH06157263A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Pola Chem Ind Inc 赤外線防護用重層化粧料
JPH06157245A (ja) * 1992-11-27 1994-06-03 Pola Chem Ind Inc 粉体化粧料
JPH07258025A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Kira Keshohin Kk 化粧品顔料
JPH07277925A (ja) * 1994-04-04 1995-10-24 Kao Corp 粉体化粧料
JPH08113514A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Kose Corp 複合粒子及びこれを配合した化粧料
JPH08217637A (ja) * 1995-02-20 1996-08-27 Kao Corp 粉体化粧料
JPH09100213A (ja) * 1995-10-03 1997-04-15 Kao Corp 化粧料
JPH09157133A (ja) * 1995-12-05 1997-06-17 Noevir Co Ltd 固形粉体化粧料及びその製造方法
JPH11152208A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Kao Corp 粉体化粧料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003300831A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Kao Corp 重層メイクアップ化粧料
JP2006265134A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Shiseido Co Ltd 肌化粧料用色材組成物、それを用いたファンデーション、化粧方法
JP2011506450A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 エイボン プロダクツ インコーポレーテッド 多段式化粧用組成物
FR2947176A1 (fr) * 2009-06-26 2010-12-31 Oreal Article de maquillage comprenant un pigment monoazoique et son utilisation en cosmetique

Also Published As

Publication number Publication date
JP3696394B2 (ja) 2005-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5546792B2 (ja) メイクアップ化粧料
JPH08188723A (ja) コアシェル顔料及びこれを含有するメークアップ化粧料
JP3816015B2 (ja) メーキャップ化粧料
JP2001010929A (ja) 複合粉末
JP4044210B2 (ja) 白っぽさのないメークアップ化粧料
JP3926007B2 (ja) 下地化粧料
JP2014101343A (ja) 睫用化粧料
JPH04128211A (ja) 下地化粧料
JP3704464B2 (ja) 油性化粧料
JPH11246350A (ja) 質感補正メークアップ化粧料
JP7081784B2 (ja) 固形粉末化粧料及び固形粉末化粧料の製造方法
JP3925951B2 (ja) 粉体化粧料
JP2012184211A (ja) ベースメイク化粧料及びその製造方法
JP2004359592A (ja) 化粧料
JP6677487B2 (ja) メイクアップ化粧料
JP4236138B2 (ja) メークアップ化粧料
JP2002146237A (ja) 新規な有色虹彩箔光沢顔料及びこれらを含有してなる化粧料
JP5582525B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP2000226307A (ja) メークアップ化粧料
JP2012250954A (ja) シート状化粧料及びその製造方法
JP2002114638A (ja) パール感を有するメークアップ化粧料
JP4056255B2 (ja) 新規化粧料用粉体及びこれを配合した化粧料
WO2010098011A1 (ja) 粉末化粧料及びその製造方法
JP2002003357A (ja) 日焼け止め化粧料
JPH1135312A (ja) 色素含有シリカ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees