JPH11245382A - 無端帯状スクリーンの洗浄方法および装置 - Google Patents

無端帯状スクリーンの洗浄方法および装置

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JPH11245382A
JPH11245382A JP5251698A JP5251698A JPH11245382A JP H11245382 A JPH11245382 A JP H11245382A JP 5251698 A JP5251698 A JP 5251698A JP 5251698 A JP5251698 A JP 5251698A JP H11245382 A JPH11245382 A JP H11245382A
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endless
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endless belt
guide roller
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征夫 三辺
Yosozo Hirose
四十三 広瀬
Saburo Kuroda
三郎 黒田
Takahiro Ito
高廣 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業環境悪化、環境汚染、金属メッシ
ュの損傷等を招くことなく、設備コストや運転コストが
安価で生産性が高く、廃水処理も容易なロータリースク
リーンな染等に用いられる高価なラッカースクリーン等
の無端帯状スクリーンの再生が容易に可能な洗浄方法と
その装置の提供を課題とする。 【解決手段】 無端帯状スクリーン1をその内面から
回転・停止自在に保持するガイドローラ装置2と、無端
帯状スクリーン1の底部内面に載置され無端帯状スクリ
ーン1の回転により従動回転しつつ無端帯状スクリーン
1の全幅に張りを与えるテンションローラ3r を備えた
テンション付与手段3と、無端帯状スクリーン1のガイ
ドローラ本体2gの外周面との接触部位表面に高圧水を
噴射する高圧水噴射手段4と、該高圧水噴射手段4を無
端帯状スクリーン1の幅方向に往復移動させる移動手段
5を設け、100〜250MPa の高圧水を噴射して無端
帯状スクリーン1を洗浄することを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端帯状スクリー
ンの洗浄方法およびその装置に関し、特にロータリース
クリーンな染やロータリースクリーン印刷に用いられる
ラッカースクリーン等の柔軟な円筒状(無端帯状)スク
リーンや、固液分離(濾過)や固気分離(例えば、集
塵)等に用いられる柔軟な円筒状(無端帯状)フィルタ
ースクリーン等の再生等に適した無端帯状スクリーンの
洗浄方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリースクリーンな染は、布吊に色
柄を付与する重要な手段として広く用いられている。ロ
ータリースクリーンな染に用いられる無端帯状スクリー
ンの主流としてのラッカースクリーンは、全面に微細孔
を有する金属、特にニッケルからなる円筒状(無端帯
状)のメッシュ(紗)を基材とする。この金属メッシュ
の開口部を樹脂膜で部分的に目的とする柄にあわせてマ
スクし、非マスク部分から円筒内部に入れた色糊をスキ
ージで布上に色柄として転写するものである。
【0003】ロータリースクリーン印刷は、前記ロータ
リースクリーンな染と同じ原理で、全面に微細孔を有す
る金属からなる円筒状(無端帯状)のメッシュ(紗)を
基材とするスクリーン面や、あるいは、絹、ナイロン、
テトロン等の糸で編目状に織ったメッシュ(紗)からな
る円筒状(無端帯状)のスクリーン面に、インクの通過
部と不通過部を形成し、スキージでインクを押し出して
紙や布吊に印刷する方法で、精密印刷、大量生産が可能
な印刷法として用いられている。ロータリースクリーン
印刷に用いられる無端帯状スクリーンの主流としてのラ
ッカースクリーン(ペンキスクリーンともいう)は、主
としてニッケルメッシュやステンレス鋼メッシュ等を用
いている。
【0004】上記のようなロータリースクリーンな染や
ロータリースクリーン印刷に用いられているラッカース
クリーンのマスク形成用樹脂膜は、マスキング後のハン
ドリング中やな染あるいは印刷中に、ニッケルやステン
レス鋼等の金属メッシュ(紗)から剥がれ落ちないよう
に強固に付着するものであることが要求される。一方で
は、使用済の円筒状(無端帯状)のニッケルやステンレ
ス鋼等の金属メッシュ(紗)から頑強な樹脂膜を剥離・
除去し、再生利用したいという要望がある。その理由は
ニッケルやステンレス鋼等の金属メッシュが非常に高価
であり、かつ環境保護への配慮から再生利用に対する要
望が高まったことによる。
【0005】ニッケル等金属メッシュから樹脂膜を剥離
するための既存技術としては、強酸による酸洗法、有機
溶剤による膨潤法、レーザ照射法等が提案されている。
樹脂膜は強固に金属メッシュと接着している必要がある
ため、それを除去するためには、このような過酷な手段
が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】強酸による酸洗法に
は、主として燐酸等の無機酸が用いられており、しばし
ば50℃以上の加温条件で浸漬処理されている。コスト
的には安価に処理できるが、メッシュ金属に対する酸化
作用により、金属イオンとして溶出させる恐れがある。
これに伴い、金属メッシュの強度低下と溶出金属による
水質汚染の問題があり、また、廃酸処理を行うには設備
コストと運転コストが高いという難点がある。
【0007】有機溶剤による膨潤法では、有機溶剤とし
ては塩素系の低沸点化合物や芳香族化合物が用いられて
いる。これらは、メッシュ金属を腐食させる影響は少な
い。しかしながら、前記の有機溶剤は気化しやすく大気
汚染を、また洗浄時等に漏洩した前記有機溶剤の液体が
土壌汚染を、それぞれ引き起こす可能性が非常に大き
い。さらに、この方法で特に問題とされるのが作業環境
の悪化で、作業者が有機溶剤の気化した蒸気を吸い込ん
だり、皮膚から吸収したりして健康を害する恐れがあ
る。
【0008】レーザ照射法は、金属メッシュ全面にレー
ザ光線を照射して樹脂膜を磨滅させるもので、作業環境
に優れるが、生産性が低く、設備コストと運転コストが
高く問題がある。
【0009】上記のように、既存の技術はいずれも問題
を抱えており、使用後の金属メッシュからなる無端帯状
スクリーンは高価であるにもかかわらず、一度使用した
ら再生できずに廃棄処分しているのが現状である。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解消
し、作業環境悪化、環境汚染、金属メッシュの損傷等を
招くことがなく、設備コストや運転コストが安価で、生
産性(作業能率)が高く、廃水処理も容易な、ロータリ
ースクリーンな染やロータリースクリーン印刷等に用い
られる高価なラッカースクリーン等の無端帯状スクリー
ンの再生が容易に可能な、あるいは、さらに固液分離
(濾過)や固気分離(例えば、集塵)等に用いられる柔
軟な円筒状(無端帯状)フィルタースクリーン等の再生
等にも適した無端帯状スクリーンの洗浄方法およびその
装置の提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、無端帯状スクリーンの洗浄方法を、無端
帯状スクリーンをその内面からガイドローラで回転・停
止自在に保持しつつ、前記無端帯状スクリーンの全面に
張りを与え、前記ガイドローラ近傍に設けられた高圧水
噴射手段から、前記無端帯状スクリーンの幅方向全域に
わたる前記ガイドローラの外周面との接触部位表面に噴
射圧力100〜250MPa の高圧水を噴射することを特
徴とするように構成したものである。
【0012】本発明は、上記課題を解決するために、無
端帯状スクリーンの洗浄装置を、無端帯状スクリーンを
内面から保持しつつ回転させるガイドローラ装置と、前
記無端帯状スクリーンの底部内面上に載置され、該無端
帯状スクリーンに張りを与えつつ、該無端帯状スクリー
ンの回転にともない従動回転するテンションローラを備
えたテンション付与手段と、前記無端帯状スクリーンの
ガイドローラの外周面との接触部位表面に高圧水を噴射
する高圧水噴射手段とからなるように構成した。
【0013】上記の無端帯状スクリーンの洗浄装置は、
前記高圧水噴射手段が、マルチノズルヘッドを備え、該
マルチノズルヘッドの回転、旋回もしくは揺動を行う駆
動手段を備えたものであることが望ましい。
【0014】さらに、上記の無端帯状スクリーンの洗浄
装置を、前記高圧水噴射手段と前記無端帯状スクリーン
との間の該無端帯状スクリーンの幅方向への相対的移動
手段をさらにそなえて構成することが望ましい。なお、
ここにいう相対的移動手段とは、前記高圧水噴射手段を
前記無端帯状スクリーンの幅方向に移動させる移動手
段、または、前記無端帯状スクリーンを保持するガイド
ローラー装置を前記無端帯状スクリーンの幅方向に移動
させる移動手段等を意味する。
【0015】さらにまた、上記の無端帯状スクリーンの
洗浄装置を、前記高圧水噴射手段と前記無端帯状スクリ
ーンとの間の該無端帯状スクリーンの幅方向への相対的
移動を制御する幅方向相対的移動制御装置と、前記無端
帯状スクリーンの回転を制御するガイドローラ回転制御
装置とを備え、前記幅方向相対的移動制御装置と前記ガ
イドローラ回転制御装置とを制御して、前記高圧水噴射
手段の前記無端帯状スクリーンに対する幅方向の相対的
移動と前記無端帯状スクリーンの回転とを同期させる同
期制御装置とを備えて構成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態とその作用
を、添付の図面を用いて以下に説明する。
【0017】図1は、請求項2に係る本発明の無端帯状
スクリーンの洗浄装置の一実施の形態の全体構成を示す
概念図、図2は請求項3に係る本発明の無端帯状スクリ
ーンの洗浄装置の高圧水噴射手段4の一実施の形態とし
てのロータリージエットガンの構成と作用を示し、
(a)は側面図、(b)はノズル移動軌跡パターンを示
す下面図である。図3は請求項4および請求項5に係る
本発明装置の一実施の形態の全体構成を示す概念図、図
4は前記図1、図3の各々のA−A線、B−B線矢視断
面図、図5は請求3〜請求項5に係る本発明の無端帯状
スクリーン洗浄装置の実施の形態の運転パターンA〜C
におけるロータリージエットガンのマルチノズルヘッド
のノズルの前記無端帯状スクリーンの表面に対する相対
的移動軌跡を示し、(a−1)〜(c−1)は各々の無
端帯状スクリーン面の展開図、(a−2)〜(c−2)
は斜視図である。
【0018】請求項2にかかる本発明の無端帯状スクリ
ーンの洗浄装置の一実施の形態は、図1と図4とに示す
ように、ラッカースクリーン等の無端帯状スクリーン1
を内面から保持しつつ回転させるガイドローラ装置2
と、前記無端帯状スクリーン1の底部内面上に載置さ
れ、該無端帯状スクリーン1に張りを与えつつ、該無端
帯状スクリーン1の回転にともない従動回転するテンシ
ョンローラ3r を備えたテンション付与手段3と、前記
無端帯状スクリーン1のガイドローラ本体2gの外周面
との接触部位表面に高圧水を噴射する複数の、例えば後
述するロータリージエットガン4rjからなる高圧水噴射
手段4と、からなるように基本的に構成されている。
【0019】上記実施の形態は、さらに具体的には以下
のように構成されている。すなわち、前記ガイドローラ
装置2は、前記無端帯状スクリーン1をその上部外周面
で保持し、円筒からなるガイドローラ本体2gと、該ガ
イドローラ本体2g の一端(図1の紙面上左側)の回転
軸を軸受けを介して支持する固定軸受けスタンド2fs
と、前記回転軸の先端に連結された回転駆動モータ2M
と、前記ガイドローラ本体2g の他端(図1の紙面上右
側)の中空部に挿入されガイドローラ本体2g を相互の
中心軸が一致するように保持する傘型センター2pcと、
該傘型センター2pcの回転軸を支持する軸受けを内蔵
し、矢印イで示す左右方向に進退動可能に設けられ、望
みの位置で進退動を固定するロックハンドル2rhを備え
た移動式軸受けスタンド2msとで構成されている。該移
動式軸受けスタンド2msは、その下部のベース板2msb
の下面を平滑な床面GFで、前記ベース板2msb の上面
の両側端部と両側面とをベース板ガイド2msg により案
内されて、転倒することなく前後摺動可能なように保持
されている。なお、ガイドローラ装置の構成の実施の形
態は、上記の実施の形態に限られるものでなく、下記の
要件を備えたものであればよい。 (1)ガイドローラ本体2g は、無端帯状スクリーン1
をその内部から外周面の一部に巻き掛けて支持するもの
であり、望ましくは、本発明が適用される殆ど全ての無
端帯状スクリーン1の内部に装填可能な外径あるいは外
周長を持ち、かつ、前記無端帯状スクリーン1 の底部内
面に後記するテンション付与手段3のテンションローラ
3r を載置するだけの余裕をもった外径あるいは外周長
を有したものであること。 (2)無端帯状スクリーン1の装填・取外しの際にはガ
イドローラ本体2g の一端の支持を開放して自由端とす
ることが可能で、かつ、ガイドローラ本体2g の回転時
には前記一端部を常時支持されている他端部の回転軸と
同軸に支持可能なガイドローラ支持・軸受け装置を備え
ていること。 (3)無端帯状スクリーン1の洗浄時には外周に巻き掛
けられた無端帯状スクリーン1を円滑に回転させるため
に、ガイドローラ本体2g は断面円形の外周面を持つ円
柱状または円筒状のものであること。 (4)ガイドローラ本体2gは、前記無端帯状スクリー
ン1の底部内面に載置され従動回転するテンションロー
ラ3r とともに、無端帯状スクリーン1の全面に張りを
与えつつ支持し、ガイドローラ本体2gの外周面の一部
に無端帯状スクリーン1の内面が強く押し付けられ緊密
に接触させられるものであること。つまり、ガイドロー
ラ本体2g が、無端帯状スクリーン1を内部から支持し
ながら回転させ、同時に、高圧水噴射手段4からの高圧
水噴射を無端帯状スクリーン1の内面に接触させた外周
面で受ける構成であればよく、その結果、薄肉金属メッ
シュであるスクリーン全面を変形させずに洗浄すること
が可能になる。
【0020】前記テンション付与手段3のテンションロ
ーラ3r は、図1、図4に示すように、前記ガイドロー
ラ本体2g の外周面上部に内面を掛け回されて保持され
る前記無端帯状スクリーン1の底部内面に載置され、前
記無端帯状スクリーン1の幅方向両端より突き出たテン
ションローラ3r の両端部は軸受け等による支持を受け
ていない。従って、該テンションローラ3r の自重によ
って、前記無端帯状スクリーン1はその全幅にわたって
張りを与えられ、該無端帯状スクリーン1の上部の内面
も前記ガイドローラ本体2g の上部外周面に押し付けら
れる。なお、テンションローラ3r の好ましいサイズと
しては、前記ガイドローラ本体2g の外径を超えない外
径で、その長さは前記無端帯状スクリーン1の幅以上と
され、中空円筒状でも、中実円柱状であってもよい。テ
ンションローラ3r の重さが、前記無端帯状スクリーン
1 に付与する張力が適切な範囲になるように、外径、肉
厚等を設定すればよい。
【0021】前記ロータリジェットガン4rjからなる高
圧水噴射手段4は、前記図1、図4に示すように、前記
無端帯状スクリーン1の内面が、前記ガイドローラ本体
2gの外周面に接触し、かつ、前記テンションローラ3r
による張力によりガイドローラ本体2g の外周面に強
く押しつけられている部位の無端帯状スクリーン1の表
面に対向して設けられ、該表面に高圧水を噴射するよう
構成されている。また、本実施の形態においては、図1
に示すように、前記のロータリジェットガン4rjからな
る高圧水噴射手段4が前記無端帯状スクリーン1の全幅
をカバーするように、前記のロータリジェットガン4rj
が前記無端帯状スクリーン1の幅方向に、隣り合うロー
タリジェットガン4rjからの高圧水噴射範囲が無端帯状
スクリーン1の幅方向である程度重なり合うように千鳥
足状(ジグザグ状)または直列に複数配置される。
【0022】一方上記高圧水噴射手段4に高圧水を供給
する高圧水供給装置は次のように構成される。すなわ
ち、給水源4wsからの給水を濾過し・清浄化する給水フ
ィルターユニット4fuと、該給水フィルターユニット4
fuから給水される低圧水を100〜250MPa まで昇圧
する超高圧ポンプユニット4puと、該超高圧ポンプユニ
ット4puからディストリビューター4dbまで主超高圧遮
断弁4mvを介し給水する超高圧水給水主管路(ホース)
4muh と、前記ディストリビューター4dbから前記複数
のロータリージエットガン4rjの各々に給水する超高圧
水給水枝管路(ホース)4buh と、前記ガイドローラ本
体2gに保持される無端帯状スクリーン1の幅に合わせ
て、高圧水を噴射できるように少なくとも前記無端帯状
スクリーン1の幅方向両端部、または、幅方向一端の1
ないし複数の超高圧水給水枝管路(ホース)4buh に設
けられた超高圧遮断弁4bvとからなる。ただし、上記超
高圧水給水枝管路(ホース)4buh に設けられた超高圧
遮断弁4bvの代わりに、各ロータリージエットガン4rj
に図示せぬ超高圧遮断弁を設けてもよい。
【0023】上記のように構成された請求項2にかかる
本発明の実施の形態の作用と、請求項1にかかる本発明
の無端帯状スクリーンの洗浄方法の実施の形態と作用に
ついて、前記図1、図4を参照しながら以下に説明す
る。
【0024】1.運転準備作業工程 (1)図1の傘型センター2pcの軸を保持する移動式軸
受けスタンド2msを、同図の紙面右側の二点鎖線で示さ
れる待機位置まで後退させて、ガイドローラ本体2g の
右側自由端と前記傘型センター2pcの先端との間に十分
な作業用空間をつくる。 (2)前記作業用空間を利用して、前記ガイドローラ本
体2g の右側自由端から無端帯状スクリーン1を該ガイ
ドローラ本体2g の幅方向の所定の位置まで外嵌する。 (3)前記移動式軸受けスタンド2msを前記ガイドロー
ラ本体2g の右側自由端に向けて前進させ、前記傘型セ
ンター2pcをガイドローラ本体2g の右端の中空部に、
該傘型センター2pcの斜面がガイドローラ本体2g の内
周端が当接するまで挿入し、ガイドローラ本体2g の右
端を該ガイドローラ本体の中心軸と前記傘型センターの
中心軸が一致するように保持させる。この位置でロック
ハンドル2rhを操作して、移動式軸受けスタンド2msの
移動をロックする。 (4)ガイドローラ本体2g の上部外周面に掛け回され
て保持されている無端帯状スクリーン1の内側に、テン
ションローラ3r を挿入し、無端帯状スクリーン1の底
部内面上にテンションローラ3r を載置する。この結
果、前記テンションローラ3r の自重により無端帯状ス
クリーン1がその全幅にわたって張りを与えられ、ガイ
ドロ−ラ本体2g の上部外周面と接触している部位の無
端帯状スクリーン1の表面がガイドロ−ラ本体2g の外
周面に対して強く押し付けられる。そのため、前記ガイ
ドロ−ラ本体2g を回転した際のガイドロ−ラ本体2g
外周面と前記無端帯状スクリーン1の内面の間の滑りに
よる空回りと、高圧水噴射手段4から噴射された高圧水
がガイドローラ本体2gの外周面に当たって反転する反
転噴流による無端帯状スクリーン1の吹き上がりやズレ
等が抑制・防止される。また、ラッカースクリーンの基
材としての金属メッシュは、通常厚さ100μm程度で
極めて薄く柔軟性があり変形し易いが、ガイドローラ本
体2gの外周面による支持と、前記テンションローラ3
rによる張力とによって、高圧水を噴射した際の変形が
防止される。
【0025】2.洗浄作業工程 (1)ガイドローラ装置2の前記回転駆動モータ2M を
起動し、図4に示すように、ガイドローラ本体2gと該
ガイドローラ本体2gによって保持された無端帯状スク
リーン1を回転せしめる。無端帯状スクリーン1の底部
内面上に載置されたテンションローラ3r は、無端帯状
スクリーン1の回転に伴い従動回転する。従って、独立
した回転駆動装置を備えたテンションローラのように、
無端帯状スクリーン1の回転に同期するように回転同期
制御を必要としない。 (2)上記のように無端帯状スクリーン1を回転しなが
ら、前記高圧水噴射手段4から、ガイドローラ本体2g
の外周面頂部近傍に向け、かつ無端帯状スクリーン1の
全幅の表面に向けて同時に高圧水を噴射して、無端帯状
スクリーン1に付着した付着物を洗浄・除去する。この
際、前記無端帯状スクリーン1の幅に応じて、前記無端
帯状スクリーン1の幅方向に複数配置されたロータリー
ジエットガン4RJのうち、前記無端帯状スクリーン1の
幅方向両端から外れた範囲に高圧水噴射を行うような位
置の前記ロータリージエットガン4RJへの超高圧水給水
枝管路(ホース)4buh に設けられた超高圧遮断弁4b
v、または、前記ロータリージエットガン4RJに設けら
れた図示せぬ超高圧遮断弁を閉じて、必要最小限の範囲
に高圧水噴射を行うようにする。なお、前述のようにラ
ッカースクリーンに強固に付着した樹脂膜を洗浄・除去
するのに必要な高圧水の吐出圧力は100〜250MPa
であり、さらに好ましい吐出圧力は、樹脂膜の剥離状態
および生産性の観点から150〜200MPa である。ま
た、上記の吐出圧力においては、ロータリージエットガ
ン4rjのノズルの先端と無端帯状スクリーン表面との距
離が10〜30mmとすることが適当である。 (3)予め実験して求められた付着物を洗浄・除去する
のに必要な所定の回数だけ無端帯状スクリーン1を回転
させたら、前記高圧水噴射手段4からの高圧水の噴射を
停止するとともに、前記回転駆動モータ2M の運転を停
止し、回転が停止した無端帯状スクリーン1の表面から
付着物が完全に除去されているのを検査する。付着物の
残留が認められれば、前記(1)〜(2)項の工程を繰
り返し、付着物の完全な除去を確認したら次の工程に移
る。
【0026】3.後作業工程 (1)前記テンションローラ3r を無端帯状スクリーン
1の内側から抜き取った後、前記移動式軸受けスタンド
の2msのロックハンドル2rhを操作してロックを解除
し、該移動式軸受けスタンドの2msを図1の二点鎖線で
示す待機位置まで後退させる。 (2)ガイドローラ本体2g から無端帯状スクリーン1
を抜き取る。
【0027】上記のような、請求項2に係る本発明装置
の実施の形態と、請求項1にかかる本発明方法の実施の
形態によれば、作業環境悪化、環境汚染、金属メッシュ
の損傷等を招くことがなく、設備コストや運転コストが
安価で、生産性(作業能率)が高く、廃水処理も容易
で、ロータリースクリーンな染やロータリースクリーン
印刷等に用いられる高価なラッカースクリーン等の無端
帯状スクリーンの再生が容易に可能である。
【0028】なお、上記の請求項2に係る本発明装置の
実施の形態には、高圧水噴射手段4としてのロータリー
ジエットガン4rjの必要個数が多く、そのため高圧水供
給装置の全体必要容量あるいは必要基数が増加するとい
う問題がある。しかし、無端帯状スクリーン1の幅全体
を一斉に洗浄可能としているので、洗浄回数一回当たり
の時間が大幅に短縮され、高圧水噴射手段4と無端帯状
スクリーン1を保持するガイドローラ装置2とを無端帯
状スクリーン1の幅方向に相対的に移動させる幅方向相
対的移動手段とその運転制御装置が必要でなく、また、
ガイドローラ2g の回転制御装置が簡易なものとなる。
さらに、無端帯状スクリーン1の全面を均一に洗浄する
ために、該無端帯状スクリーン1の回転と前記幅方向相
対的移動手段の移動とを同期させるための同期制御装置
も不必要であるという利点もある。
【0029】なお、前記のラッカースクリーンに強固に
付着した樹脂膜を洗浄・除去するのに必要な高圧水の吐
出圧力範囲100〜250MPa の限定理由は以下のとお
りである。 (1)100MPa 未満であれば噴射された水ジェットの
ラッカースクリーンへの衝突力が弱すぎて付着した樹脂
膜を綺麗に除去できない。 (2)250MPa を超えると噴射された水ジェットのラ
ッカースクリーンへの衝突力が強すぎてスクリーンのメ
ッシュ材料を傷つけてしまう。
【0030】つぎに、請求項3に係る本発明の無端帯状
スクリーン洗浄装置の一構成要素である高圧水噴射手段
4の一実施の形態としてのロータリージェットガン4rj
の構成について、図2を用いて説明する。図2におい
て、ロータリージェットガンボデイ30内部には図示せ
ぬ回転軸受け部が設けられ、該回転軸受け部内に回転管
部32の基端部が内挿され回転自在に保持されている。
前記回転管部32の基端部の外周面と前記回転軸受け部
の内面との間には、超高圧水の漏洩を防ぐ図示せぬ回転
シール手段が設けられている。前記回転管部32の先端
には接続部33を介してマルチノズルヘッド34が接続
され、該マルチノズルヘッド34には同一円周上に並ぶ
複数のノズル34n が配設されている。一方前記マルチ
ノズルヘッド34の回転駆動手段35は、エアモータも
しくは電動モータ36と、該エアモータもしくは電動モ
ータ36の回転軸先端に接続され、ギアボックス37に
内蔵された図示せぬ駆動歯車と、該駆動歯車と係合し前
記ギアボックス37の内部の前記回転管32の基端部の
外周に固定された図示せぬ従動歯車とから構成されてい
る。
【0031】超高圧水は、前記ロータリージェットガン
ボデイ30の前記マルチノズルヘッド34とは反対側の
端部に設けられた超高圧水接続口から、ロータリージェ
ットガンボデイ30の内部に供給される。そして、該ロ
ータリージェットガンボデイ30の回転軸受け部に挿入
された回転管32の基端部先端から回転管32の内部に
入り、該回転管部33の先端の前記接続部33を経由し
て前記マルチノズルヘッド34に入り、該マルチノズル
ヘッドに設けられた複数のノズルから噴射される。
【0032】上記のように構成されたロータリージェッ
トガン4rjを、図の矢印(r)で示す方向に回転させな
がら、矢印(t)方向に移動させると、図2(b)で示
すようなノズル移動軌跡34tnがえられ、該ノズル移動
軌跡34tnの幅Wtnの範囲内では、均一な噴射水量分布
が得られる。
【0033】なお、請求項3に係る本発明の無端帯状ス
クリーン洗浄装置の一構成要素である高圧水噴射手段4
の実施の形態は、上記の図2で示したロータリージェッ
トガン4rjに限られるものではなく、例えば、実開昭6
0−31366号公報に開示されているように、マルチ
ノズルヘッドの中心軸をガン中心軸に対して所定の角度
を付けて偏心させて旋回させるようにしたものでもよ
い。このような高圧水噴射ガンにおいては、先端部のノ
ズルのそれぞれが小さな円を描くように動き、前記ガン
を一定の方向に移動させることにより、スパイラル状の
各ノズルの移動軌跡が集合して、全体としての移動軌跡
幅内での緻密かつ均一な噴射水量分布が得られる。 ま
た、前記マルチノズルヘッドを前記ジェットガンボデイ
に対して、左右/前後に所定の幅(角度)で振り子のよ
うに揺動させるようにしても、同じような噴射水量分布
の均一化効果が得られる。また、上記のようなマルチノ
ズルヘッドの回転や旋回は、均一な噴射水量分布が得ら
れ、また、生産性を向上させるので好ましいが、かなら
ずしも、回転や旋回を行わなくても、できるだけ均一な
噴射水量分布が得られる1乃至複数のノズルおよび/ま
たはノズル配置にしたマルチノズルヘッドを使用すれば
ラッカースクリーン等からの樹脂膜等の剥離・除去は可
能である。
【0034】次に請求項4に係る本発明の無端帯状スク
リーン洗浄装置の一実施の形態の構成を前記図3、図5
を用いて説明する。本実施の形態の無端帯状スクリーン
洗浄装置は、前記図1で示した請求項2に係る本発明の
実施の形態とは、以下のような点で異なる。すなわち、
前記図1で示した請求項2に係る本発明の実施の形態に
おいては、ガイドローラ本体2g に内面を保持された無
端帯状スクリーン1の幅方向全体の洗浄を行うために、
該幅方向全体をカバーするように複数のロータリージェ
ットガン4rjを配設して高圧水噴射手段を構成したのに
対して、本実施の形態では、2本のロータリージェット
ガン4rjを、図3に示すように無端帯状スクリーン1の
幅方向に並列配置するか、図4に示すようにガイドロー
ラ本体2g の周方向に並列配置するかし、これら2本ロ
ータリージエットガン4rjからなる高圧水噴射手段4を
前記無端帯状スクリーンの幅方向に往復移動させる移動
手段5を設けて、基本的に構成している。
【0035】なお、上記高圧水噴射手段4に高圧水を供
給する高圧水供給装置は、以下のように構成される。す
なわち、給水源4wsからの給水を濾過し、清浄化する給
水フィルターユニット4fuと、該給水フィルターユニッ
ト4fuから給水される低圧水を、100〜250MPa ま
で昇圧する超高圧ポンプユニット4puと、該超高圧ポン
プユニット4puからディストリビューター4dbまで給水
する超高圧水給水主管路(ホース)4muh と、前記ディ
ストリビューター4dbから前記2本のロータリージエッ
トガン4rjの各々に給水する超高圧水給水枝管路(ホー
ス)4buh とをそなえる。
【0036】上記の高圧水噴射手段4の移動手段5は、
さらに詳しくは以下のように構成される。すなわち、前
記ガイドローラ本体2g の長手方向左右両端部の上方に
設置された一対のスプロケットホイール5swl 、5swr
に掛け回されたチェーン5chの上下部いずれか一方のチ
ェーンに、前記2本のロータリージエットガン4rjから
なる高圧水噴射手段4を固定した移動台車5caを固定
し、他方のチェーンには前記移動台車5caに設けた図示
せぬ従動スプロケットホイール、従動ガイドホイールも
しくはガイドパイプなどの案内手段を係合させて移動台
車5caの姿勢を例えば垂直に一定に保持できるようにな
っている。前記一対のスプロケットホイールのうち図3
の紙面左側のスプロケットホイール5swl の回転軸に
は、電磁クラッチ5crl を介して前記台車5caの通常速
度移動用の正逆回転式駆動モータ5M2が連結され、一方
図3の紙面右側のスプロケットホイール5swr の回転軸
には、電磁クラッチ5crr を介して前記移動台車5caの
高速移動用正逆回転式駆動モータ5M3が連結されてい
る。前記移動台車5caの移動速度の切り替えは、前記電
磁クラッチ5crl および5crr の連結・切り離し操作を
選択的に行うことにより行われる。また、前記通常速度
移動用の正逆回転式駆動モータ5M2は、例えば周波数変
換装置を有する電源に接続され、必要に応じて回転速度
を変えることが出来るようになっており、従って、移動
台車5caの移動速度を、例えば、前記無端帯状スクリー
ン1の回転速度と同期させたり、無端帯状スクリーン1
の付着物の洗浄・除去の難易度に応じて変えたりするこ
とができるようになっている。
【0037】前記移動台車5caの移動範囲を必要最小限
の範囲にとどめ、かつ、高圧水噴射手段4の前記無端帯
状スクリーン1の幅方向の高圧水噴射範囲を必要最小限
の範囲にとどめるために、前記一対のスプロケットホイ
ール5swl と5swrtとの間には、図3の紙面左側から順
に、非運転時の移動台車5caの待機位置(原位置)と、
前記ガイドローラ本体2gで保持された無端帯状スクリ
ーン1の左端位置、狭幅の無端帯状スクリーン1の右端
位置、広幅の無端帯状スクリーン1の右端位置のそれぞ
れに、左から順に移動台車待機位置(原位置)停止用リ
ミットスイッチLS1、噴射開始リミットスイッチLS
2、狭幅スクリーン用噴射停止リミットスイッチLS
3、広幅スクリーン用噴射停止リミットスイッチLS4
がそれぞれ設けられている。移動台車5ca上には、前記
のリミットスイッチLS1〜LS4の作動用ストライカ
ー(図示省略)が固定されている。なお、上記の噴射開
始リミットスイッチLS2、狭幅スクリーン用噴射停止
リミットスイッチLS3、広幅スクリーン用噴射停止リ
ミットスイッチLS4のそれぞれは、前記移動台車5ca
上を無端帯状スクリーン1の幅に対応した範囲内で、折
り返し運転(往復移動)を行う際の、移動台車5caの停
止と、移動台車5caの反転(折り返し)始動を行う際の
信号発信用リミットスイッチとしての役割を兼任してい
る。
【0038】なお、前記2本のロータリージエットガン
4rjは、前記移動台車5caの上部に固定されたエアシリ
ンダー5acy のピストンロッドの先端に固定されて昇降
自在に設けられており、駆動用圧縮空気源5asから供給
される圧縮空気をソレノイドバルブ5svで前記エアシリ
ンダー5acy の上昇側・下降側のいずれかのポートへ切
り替え供給することによって上昇・下降自在に構成され
ている。
【0039】上記のようにエアシリンダー5acy によっ
てロータリージエットガン4rjを上昇・下降自在にして
いる目的は下記のとおりである。すなわち、ロータリー
ジエットガン4rjから高圧水を噴射して無端帯状スクリ
ーン1の洗浄を行うときには、該無端帯状スクリーン1
の表面から10〜30mmの位置までノズル34n の先端
を近づけて効率よく洗浄が可能なようにロータリージエ
ットガン4rjを下降させている。しかし、下記の場合は
ロータリージエットガン4rjを上昇させる。 a)無端帯状スクリーン1を、ガイドローラ本体2gに
挿入したり、ガイドローラ本体2gから取り外したりす
るときに、無端帯状スクリーン1がノズルと干渉・接触
しないようにする 。 b)ノズルの目詰まりを目視確認するときに確認し易く
する。 c)ノズルからの噴射水を噴射開始時に昇圧したり、噴
射停止時に降圧したりするときに、高圧水ジェットによ
り無端帯状スクリーン1やガイドローラ本体2gの表面
が壊食されるのを防止する。これは、昇圧・降圧時には
ノズルヘッドの移動・回転が停止し、しかも噴射開始時
に吐出圧が設定値に達するまでに、一定の時間が必要な
ため、ノズルからの噴射高圧ジェット水が無端帯状スク
リーン1やガイドローラ本体2gの表面の一定位置に直
接集中的に当たる状態になり、ロータリージエットガン
4rjが下降していて、ノズルと無端帯状スクリーン1や
ガイドローラ本体2gの表面との間隔が小さいと高圧水
ジェットの衝突エネルギーが非常に大きくなるためであ
る。
【0040】また、上記のように構成された本実施の形
態の無端帯状スクリーン洗浄装置は、前記高圧水供給装
置のうちの給水源4wsから超高圧水給水主管路(ホー
ス)4muh の末端までと、前記の圧縮空気供給源5asと
ソレノイドバルブ5svとを除いて、洗浄室15で囲まれ
ており、無端帯状スクリーン洗浄装置から発生する蒸気
・ミストを含んだ空気は、前記洗浄室15の側壁上部の
排気孔15hから排気ファン16により吸引され、ミス
ト除去装置17でミストを除去されたのち大気中に排出
される。
【0041】さらにまた、高圧水噴射手段4から噴射さ
れ、無端帯状スクリーン1表面の付着物を洗浄・除去
し、該付着物の混入・懸濁した廃水・廃液は、ガイドロ
ーラ本体2gの下方の傾斜床面15f 上に流下し、該傾
斜床面15f 上を図2の紙面左方向に流れ、洗浄室15
の側壁下部に接続された廃水・廃液管15woを介して、
図示せぬ廃水・廃液処理装置に送られ、前記混入・懸濁
した付着物をフイルター等で除去される。
【0042】次に、上記図3、図4に示す本発明の無端
帯状スクリーン洗浄装置の実施の形態において、無端帯
状スクリーン1の全面を均一に洗浄するために、無端帯
状スクリーン1の回転・停止と、ロータリージエットガ
ン4rjからなる高圧水噴射手段4の左右方向への移動・
停止との組合せで、両者の同期運転の仕方が簡単な3種
類の運転パターンについて、図5を用いて以下に説明す
る。
【0043】a)パターンA:図5(a−1)、(a−
2)参照 このパターンは、無端帯状スクリーン1の回転をある位
置で停止させた状態で、高圧水噴射手段4を、高圧水を
噴射しつつ、例えば、無端帯状スクリーン1の左端から
所定の速度で右方向へ移動させ、無端帯状スクリーン1
の右端で一旦停止する。高圧水噴射を継続しながら、無
端帯状スクリーン1をロータリージエットガン4rjから
なる前記高圧水噴射手段4のノズルの移動軌跡の幅に等
しい周長だけ回転させて再度停止する。今度は、無端帯
状スクリーン1の右端から所定の速度で左方向へ移動さ
せ、無端帯状スクリーン1の左端で一旦停止する。高圧
水噴射を継続しながら、無端帯状スクリーン1を前記ノ
ズルの移動軌跡の幅に等しい周長だけ回転させて再度停
止する。このような動きを繰り返す。このような運転パ
ターンでは、図5(a−1)、(a−2)に示すような
無端帯状スクリーン1に対する前記ノズルの移動軌跡が
得られ、この様な移動軌跡が無端帯状スクリーン1の全
面をカバーするまで、上記の運転パターンを続行する。
なお、無端帯状スクリーン1の付着物が除去し難いもの
であるときは、例えば、無端帯状スクリーン1を1回あ
たりノズルの移動軌跡幅の半分づつ回転させることによ
って2パスづつ洗浄するようにすればよい。
【0044】b)パターンB:図5(b−1)、(b−
2)参照 このパターンは、無端帯状スクリーン1を連続的に回転
しながら、高圧水噴射手段4を、例えば無端帯状スクリ
ーン1の左端から低速度で右方向へ連続的に移動させ、
無端帯状スクリーン1の右端で停止する。この際、無端
帯状スクリーン1が1回転する間に、前記ロータリージ
エットガン4rjからなる高圧水噴射手段4が、ノズルの
移動軌跡の幅と同じ幅だけ右方向へ移動するように、無
端帯状スクリーン1の連続的回転周速度と高圧水噴射手
段4の連続的移動速度を同期させる。このような運転パ
ターンでは、図5(b−1)、(b−2)に示すような
無端帯状スクリーン1に対する前記ノズルの移動軌跡が
得られ、この様な移動軌跡が無端帯状スクリーン1の全
面をカバーするまで、上記のような運転パターンを続行
する。なお、無端帯状スクリーン1の付着物が除去し難
いものであるときは、例えば、無端帯状スクリーン1の
1回転のうちに高圧水噴射手段4がノズルの移動軌跡の
幅の半分だけ移動するようにすることによって、2パス
づつ洗浄するようにすればよい。
【0045】c)パターンC:図5(c−1)、(c−
2)参照 このパターンは、高圧水噴射手段4をある位置に停止さ
せた状態で高圧水を噴射させつつ、無端帯状スクリーン
1を1回転させ停止させる。高圧水噴射を継続しなが
ら、高圧水噴射手段4をロータリージエットガン4rjの
ノズルの移動軌跡の幅と同じ幅だけ右側に移動させて再
度停止する。次に高圧水を噴射させつつ、無端帯状スク
リーン1を1回転させ停止させる。高圧水噴射を継続し
ながら、再び高圧水噴射手段4を前記ノズルの移動軌跡
の幅と同じ幅だけ右側に移動させて再度停止する。この
ような運転パターンでは、図5(c−1)、(c−2)
に示すような無端帯状スクリーン1に対する前記ノズル
の移動軌跡が得られ、この様な移動軌跡が無端帯状スク
リーン1の全面をカバーするまで、上記のような運転パ
ターンを続行する。なお、無端帯状スクリーン1の付着
物が除去し難いものであるときは、例えば、無端帯状ス
クリーン1が1回転したときに、高圧水噴射手段4がノ
ズルの移動軌跡の幅の半分だけ移動するようにすること
によって、2パスづつ洗浄するようにすればよい。
【0046】前記のように構成された請求項3に係る発
明の実施の形態の作用と、請求項1に係る発明の実施の
形態を前記図3、図4、図5を用いて以下に説明する。
【0047】1.準備作業工程 (1)高圧水噴射手段4の移動手段5を操作して、移動
台車5caを図3左側の待機位置(原位置)停止用リミッ
トスイッチLS1の位置まで退避させておく。また、こ
の時、2本のロータリージエットガン4rjは、エアシリ
ンダー5acy によって上昇させておく。 (2)図3の傘型センター2pcの軸を保持する移動式軸
受けスタンド2msを、同図の紙面右側の一点鎖線で示さ
れる待機位置まで後退させて、ガイドローラ本体2g の
右側自由端と前記傘型センター2pcの先端との間に十分
な作業用空間をつくる。 (3)前記作業用空間を利用して、前記ガイドローラ本
体2g の右側自由端側から無端帯状スクリーン1を該ガ
イドローラ本体2g の幅方向の所定の位置すなわち無端
帯状スクリーン1の幅方向右端が噴射開始リミットスイ
ッチLS1の位置にくるように外嵌する。その後、無端
帯状スクリーン1の幅に応じて、洗浄装置の中央操作盤
23で、狭幅スクリーン用噴射停止リミットスイッチL
S3か広幅スクリーン用噴射停止リミットスイッチLS
4の何れかを選択しておく。 (4)前記移動式軸受けスタンド2msを前記ガイドロー
ラ本体2g の右側自由端に向けて前進させ、傘型センタ
ー2pcをガイドローラ本体2g の右端の中空部に、該傘
型センター2pcの斜面がガイドローラ本体2g の内周端
が当接するまで挿入し、ガイドローラ本体2g の右端を
両者の中心軸が一致するように保持させる。この位置で
ロックハンドル2rhを操作して、移動式軸受けスタンド
2msの移動をロックする。 (5)ガイドローラ本体2g の上部外周面に掛け回され
て保持されている無端帯状スクリーン1の内側に、外形
が前記ガイドローラ2gよりも小径の中空円筒状で、長
さが無端帯状スクリーン1の幅より長いテンションロー
ラ3r を挿入し、無端帯状スクリーン1の底部内面上に
テンションローラ3r を載置する。この結果、前記テン
ションローラ3の自重により無端帯状スクリーン1がそ
の全幅にわたって張りを与えられ、ガイドロ−ラ本体2
g の外周面上部と接触している部位の無端帯状スクリー
ン1の表面がガイドロ−ラ本体2g の外周面に対して強
く押し付けられる。
【0048】2.洗浄作業工程 前記図5で示した本実施の形態の3種類の運転パターン
A〜Cのいずれかに従って、無端帯状スクリーン1の全
面を均一に洗浄する。 (1)ロータリージエットガン4rjを上昇させた状態
で、移動台車5caを、前記高速移動用正逆回転式モータ
5M3により、高速で矢印ヘで示す右方向へ移動させ、移
動台車5caが噴射開始リミットスイッチLS1の位置ま
で移動すると、ロータリージエットガン4rjから高圧水
の噴射を開始し、吐出圧が設定圧まで達したらロータリ
ージエットガン4rjを設定スタンドオフ距離(ノズル先
端とガイドローラ本体2g外周面との間の設定距離)ま
で降下させる。 (2)その後、前記運転パターンA〜Cのいずれかに従
って、無端帯状スクリーン1の洗浄を開始する。なお、
洗浄中の移動台車5caの移動速度は、前記通常速度移動
用正逆式回転5M2を駆動源として、前記の運転パターン
A〜Cおよび無端帯状スクリーン1の付着物の洗浄・除
去の難易度に応じた速度に制御される。 (3)移動台車5caが前記狭幅スクリーン用噴射停止リ
ミットスイッチLS3または広幅スクリーン用噴射停止
リミットスイッチLS4のうちの、無端帯状スクリーン
1 の幅に応じて予め選択された方の位置まで来たとき
に、前記運転パターンAの場合は、移動台車5caが一旦
停止したのち、高圧水噴射を継続しつつ無端帯状スクリ
ーン1が所定の周長だけ回転して停止し、その後移動台
車5caは前記通常速度移動用正逆式回転5M2の逆転によ
り、矢印ホで示した左方向へ折り返し(反転)移動し、
前記噴射開始リミットスイッチLS2の位置まで戻った
ら、移動台車5caと無端帯状スクリーン1の、狭幅スク
リーン用噴射停止リミットスイッチLS3または広幅ス
クリーン用噴射停止リミットスイッチLS4のうちの選
択された方の位置における前記動作と同じような動作が
繰り返され、洗浄完了まで続けられる。また、運転パタ
ーンBまたはCの場合には、無端帯状スクリーン1の洗
浄が完了したことになるので、ロータリージエットガン
4rjによる高圧水の噴射を停止し、前記エアシリンダー
5acyによって、ロータリージエットガン4rjを上昇さ
せ、その後、前記高速移動用正逆回転式モータ5M3の逆
転により、前記待機位置(原位置)停止用リミットスイ
ッチLS1の位置まで高速で復帰させる。
【0049】3.後作業工程 (1)前記テンションローラ3r を無端帯状スクリーン
1内から抜き取った後、前記移動式軸受けスタンド2ms
のロックハンドル2rhを操作してロックを解除し、該移
動式軸受けスタンド2msを図3の一点鎖線で示す待機位
置まで後退させる。 (2)ガイドローラ本体2g から無端帯状スクリーン1
を抜き取る。
【0050】上記のような、請求項3に係る本発明装置
の実施の形態と、請求項1にかかる本発明方法の実施の
形態によれば、高圧水噴射手段4としてのロータリージ
エットガン4rjの必要個数が少なくてすみ、また、作業
環境悪化、環境汚染、金属メッシュの損傷等を招くこと
がなく、設備コストや運転コストが安価で、生産性(作
業能率)が高く、廃水処理も容易な、ロータリースクリ
ーンな染やロータリースクリーン印刷等に用いられる高
価なラッカースクリーン等の無端帯状スクリーンの再生
が容易に可能である。
【0051】なお、請求項4に係る本発明の無端帯状ス
クリーン洗浄装置の他の実施の形態として、前記2本の
ロータリージエットガン4rjを固定配置し、ガイドロー
ラ本体2g に内面を保持された無端帯状スクリーン1の
幅方向全体の洗浄を行うために、前記ガイドローラ装置
2を搭載し前記無端帯状スクリーン1の幅方向に往復走
行するた自走台車10を設けて、基本的に構成してもよ
い。
【0052】また、前記の実施の形態では、高圧水噴射
手段4を、2本のロータリージエットガン4rjを備えて
構成したが、要求される洗浄・除去作業能率が余り高く
ないときや付着物が除去し易いものである場合は、1本
のロータリージエットガン4rjだけで構成してもよい。
【0053】さらに、前記図1および図3で示した本発
明の実施の形態においては、テンション付与手段3を、
1本のテンションロール3r だけから構成したが、無端
帯状スクリーン1の面に均一に張りを与えるような構成
であればよい。また、例えば以下のような構成と作用を
備えるものとしてもよい。すなわち、図1および図3の
ガイドローラ装置2の固定軸受けスタンド2fs側に、前
記無端帯状スクリーン1内に挿入された中空管状のテン
ションローラ3rの中に挿入される水平な管もしくは棒
状のテンションローラ支持部材と、このテンションロー
ラ支持部材の左端部を昇降自在に保持する昇降装置を設
ける。なお、前記テンションローラ支持部材の右端側は
何にも支持されない自由端としておく。
【0054】そして、無端帯状スクリーン1 をガイドロ
ーラ本体2g に挿入したり、これから取外しする際に
は、前記昇降装置で前記テンションローラ3r の中に挿
入された水平なテンションローラ支持部材を上昇させ、
該テンションローラ支持部材の上面でテンションローラ
3r の内面頂部を支持して、テンションローラ3r を前
記無端帯状スクリーン1の底部内面に載置されたときの
位置より十分に上昇させて無端帯状スクリーン1の挿入
・取外しの障害とならないようにする。無端帯状スクリ
ーン1を洗浄するためにその全面に張りを与える必要が
ある時は、前記昇降装置で前記テンションローラ3r の
中に挿入された水平なテンションローラ支持部材を、テ
ンションローラ3r がガイドローラ本体2g に保持され
た無端帯状スクリーン1の底部内面に載置され、無端帯
状スクリーン1の回転に伴って従動回転するのを妨げな
いように、テンションローラ3r の内面に接触しない位
置まで降下させる。上記のように構成されたテンション
付与手段3の実施の形態によれば、無端帯状スクリーン
1 の内側へのテンションローラ3r の人手による挿入
や、無端帯状スクリーン1 の内側からのテンションロー
ラ3r の人手による抜き取りが必要でなくなるという効
果がある。
【0055】次に、前記図3を用いて、請求項5に係る
本発明装置の実施の形態について以下に説明する。本実
施の態様は、前記図3、図4で説明した請求項4にかか
る前記の実施の態様の構成に加えて、前記高圧水噴射手
段4の移動手段5の通常速度移動用正逆回転式モータ5
M2の回転制御装置20a と、高速移動用正逆回転式モー
タ5M3の回転制御装置20b と、からなる前記高圧水噴
射手段4と前記無端帯状スクリーン1との間の該無端帯
状スクリーン1の幅方向への相対的移動を制御する幅方
向相対的移動制御装置と、前記無端帯状スクリーン1の
回転を制御するガイドローラ回転制御装置21とを備
え、前記回転制御装置20a と20b とからなる前記幅
方向相対的移動制御装置と前記ガイドローラ回転制御装
置21とを制御して、前記高圧水噴射手段4の前記無端
帯状スクリーン1に対する幅方向の相対的移動と前記無
端帯状スクリーン1の回転とを同期させる同期制御装置
22と、を備えて基本的に構成される。
【0056】上記の実施の態様は、さらに下記のような
具体的な構成を有する。すなわち、前記ガイドローラ本
体2gの回転駆動モータ2M の回転を検知して、前記
(ガイドローラ)回転制御装置21に信号を送る回転検
知器2PGと、前記高圧水噴射手段4の移動手段5の左側
スプロケットホイール5swl の回転を検知して前記回転
制御装置20a に信号をおくる回転検知器5PG2 と、前
記右側スプロケットホイール5swr の回転を検知して前
記回転制御装置20b に信号を送る回転検知器5PG3
が付設されている。また、前記ガイドローラ回転制御装
置21、前記回転制御装置20a 、前記回転制御装置2
0b のそれぞれに内蔵されて、前記回転検知器2PG、前
記回転検知器5PG2 、前記回転検知器5PG3 のそれぞれ
の回転検知信号と、前記ガイドローラ本体2gnの外径、
前記左側スプロケットホイール5swl の有効外径、前記
右側スプロケットホイール5swr の有効外径のそれぞれ
とから、前記ガイドローラ本体2gの回転周長、前記左
側スプロケットホイール5swl に回転駆動される前記高
圧水噴射手段4の移動手段5の移動距離、前記右側スプ
ロケットホイール5swr に回転駆動される前記高圧水噴
射手段4の移動手段5の移動台車5caの移動距離のそれ
ぞれを演算する演算手段21c ,20ac,20bcを備え
ている。
【0057】また、前記同期制御装置22には、無端帯
状スクリーン洗浄装置の中央操作盤23が接続されてお
り、該中央操作盤23には、前記図3、図4で説明した
請求項4に係る本発明の実施の形態の作用の説明の中
で、前記図5を用いて説明した3種の運転パタンすなわ
ちパターンA〜Cの選択手段、それぞれの運転パターン
における無端帯状スクリーン1の回転・停止と高圧水噴
射手段4の移動手段5の移動台車5caの移動・停止を同
期させる同期制御に必要なパラメータの設定・入力手段
等が設けられている。
【0058】上記のように構成された本実施の態様の作
用について、以下に説明する。
【0059】(1)中央操作盤23で前記同期運転パタ
ーンA〜Cの何れかを選択する。
【0060】(2)3種の同期運転パターンに共通の制
御用パラメータと、選択された同期運転パターンに応じ
て必要なパラメータをそれぞれ設定する。 「共通」 無端帯状スクリーン1の周長Leb(mm) 無端帯状スクリーン1の全幅Web(mm) a)パターンAの場合 高圧水噴射手段4が無端帯状スクリーン1の右端・左
端で停止したときの、ノズル移動軌跡幅Wtn(mm)を考慮
した無端帯状スクリーン1の1回当たりの回転周長LW
(mm/time) b)パターンBの場合 無端帯状スクリーン1回転(1周長)当たりの、ノズ
ル移動軌跡幅Wtn(mm)を考慮した前記移動台車5caの移
動幅(連続移動速度)Vl (mm/mm)c)パターンCの場
合 無端帯状スクリーン1を1回転して停止したときの、
ノズル移動軌跡幅Wtn(mm)を考慮した前記移動台車5ca
の1回あたりの移動幅Wca(mm/time)
【0061】(3)同期運転を開始する。前記同期運転
パターンに応じて、以下のような同期制御が行われる。
【0062】a)パターンAの場合 移動台車5caが待機位置(原位置)から、前記の高速
移動用正逆回転式モータ5M3で右側スプロケットホイー
ル5swr を正転駆動し図4の矢印ヘで示す右側方向への
高速移動を開始し、噴射開始リミットスイッチLS2を
作動させたら一旦停止する。高圧水噴射手段4から高圧
水噴射を開始し、高圧水の吐出圧が設定値に達したら高
圧水噴射手段4を所定位置まで下降せしめ、無端帯状ス
クリーン1の回転を停止したまま、前記通常速度移動用
正逆回転式モータ5M2で左側スプロケットホイール5sw
l を正転駆動し図4の矢印ヘで示す右側方向への設定速
度での移動を開始しする。狭幅スクリーン用噴射停止リ
ミットスイッチLS3または広幅スクリーン用噴射停止
リミットスイッチLS4のうちの予め選択された方のリ
ミットスイッチを作動させると台車5caが停止する。あ
るいは、前記左側スプロケットホイール5swl の回転検
知器5PG2 の回転信号と、予め設定された左側スプロケ
ットホイール5swlの有効直径Dswl とから、前記回転
制御装置20a に内蔵の演算手段20acが演算する移動
台車5caの前記噴射開始リミットスイッチLS2が作動
してからの移動距離wcaが、前記無端帯状スクリーン1
の全幅Web(mm)に一致したときに台車5caを停止させる
ようにしてもよい。 高圧水噴射手段4による高圧水の噴射を続行しなが
ら、無端帯状スクリーン1を回転させ、前記ガイドロー
ラ本体2g の回転検知器2PGからの回転信号と、予め設
定されたガイドローラ本体2gの外径DGRとから、前記
ガイドローラ回転制御装置21に内蔵された演算手段2
1c が演算する無端帯状スクリーン1 の回転周長lw が
前記のノズル移動軌跡幅Wtn(mm)を考慮した無端帯状ス
クリーン1の1回当たりの回転周長LW (mm/time) に一
致したときに、無端帯状スクリーン1の回転を停止させ
る。 移動台車5caを図3の矢印ホで示す左側方向へ前記設
定速度で移動させ、噴射開始リミットスイッチLS2を
作動させると移動台車5caを停止させる。あるいは、前
記左側スプロケットホイール5swl の回転検知器5PG2
の回転信号と、予め設定された左側スプロケットホイー
ル5swl の有効直径Dswlとから、前記回転制御装置2
0a に内蔵の演算手段20acが演算する移動台車5caの
左側への移動距離wcaが、前記無端帯状スクリーン1の
全幅Web(mm)に一致したときに台車5caを停止させるよ
うにしてもよい。 (前記に同じ)。 前記〜を繰り返し、前記1回あたりの無端帯状ス
クリーン1の回転周長lw の累積値Σlw が前記無端帯
状スクリーン1の無端帯状スクリーン1の周長Leb(mm)
に一致したら、無端帯状スクリーン1の洗浄を終了す
る。
【0063】b)パターンBの場合 移動台車5caが待機位置(原位置)から、前記の高速
移動用正逆回転式モータ5M3で右側スプロケットホイー
ル5swr を正転駆動し図3の矢印ヘで示す右側方向への
高速度移動を開始し、噴射開始リミットスイッチLS2
が作動したら、一旦停止する。高圧水噴射手段4から高
圧水噴射を開始し、高圧水吐出圧が設定値に達したら高
圧水噴射手段4を所定の位置まで降下させる。無端帯状
スクリーン1の回転を開始し、同時に、移動台車5ca
は、前記無端帯状スクリーン1回転(1周長)当たり
の、ノズル移動軌跡幅Wtn(mm)を考慮した前記移動台車
5caの移動幅(連続移動速度)Vl (mm/mm) で右側方向
へ連続的に移動を続ける。 移動台車5caが狭幅スクリーン用噴射停止リミットス
イッチLS3または広幅スクリーン用噴射停止リミット
スイッチLS4のうちの予め選択された方のリミットス
イッチを作動させると無端帯状スクリーン1 の洗浄が完
了する。あるいは、前記左側スプロケットホイール5sw
l の回転検知器5PG2 の回転信号と、予め設定された左
側スプロケットホイール5swl の有効直径Dswl とか
ら、前記回転制御装置20a に内蔵の演算手段20acが
演算する移動台車5caの前記噴射開始リミットスイッチ
LS2を作動させてからの移動距離wcaが、前記無端帯
状スクリーン1の全幅Web(mm)に一致したときに無端帯
状スクリーン1 の洗浄が完了するようにしてもよい。
【0064】c)パターンCの場合 移動台車5caが待機位置(原位置)から、前記の高速
移動用正逆回転式モータ5M3で右側スプロケットホイー
ル5swr を正転駆動し図3の矢印ヘで示す右側方向へ高
速移動を開始し、噴射開始リミットスイッチLS2が作
動したら、一旦停止する。高圧水噴射手段4から高圧水
噴射を開始し、高圧水の吐出圧が設定値に達したら高圧
水噴射手段4を所定の位置まで下降させる。 無端帯状スクリーン1の回転を開始する。前記ガイド
ローラ本体2g の回転検知器2PGからの回転信号と、予
め設定されたガイドローラ本体2gの外径DGRとから、
前記ガイドローラ回転制御装置21に内蔵された演算手
段21c が演算する無端帯状スクリーン1 の回転周長l
w が前記無端帯状スクリーン1の周長Leb(mm)に一致し
たときに、無端帯状スクリーン1の回転を停止させる。 高圧水噴射手段4からの高圧水噴射を継続しながら、
移動台車5caを所定の速度で右側へ移動させ、前記左側
スプロケットホイール5swl の回転検知器5PG2 の回転
信号と、予め設定された左側スプロケットホイール5sw
l の有効直径Dswl とから、前記回転制御装置20a に
内蔵の演算手段20acが演算する移動台車5caの右側へ
の移動距離wcaが、前記ノズル移動軌跡幅Wtn(mm)を考
慮した前記移動台車5caの1回あたりの移動幅Wca(mm/
time) に一致したときに前記移動台車5caを再び停止さ
せる。 前記とを繰り返す。 移動台車5caが、狭幅クリーン用噴射停止リミットス
イッチLS3または広幅スクリーン用噴射停止リミット
スイッチLS4のうちの予め選択された方のリミットス
イッチを作動させると無端帯状スクリーン1 の洗浄を完
了する。あるいは、前記左側スプロケットホイール5sw
l の回転検知器5PG2 の回転信号と、予め設定された左
側スプロケットホイール5swl の有効直径Dswl とか
ら、前記回転制御装置20b に内蔵の演算手段20bcが
演算する移動台車5caの移動距離wcaの、前記噴射開始
リミットスイッチLS2を作動させてからの累積値Σw
caが前記無端帯状スクリーン1の全幅Web(mm)に一致し
たときに無端帯状スクリーン1 の洗浄が完了するように
してもよい。
【0065】上記のような請求項5に係る本発明の実施
の形態によれば、無端帯状スクリーン1の全面が均一に
洗浄され、また、自動運転も可能になるという効果があ
る。
【0066】なお、前記の請求項4に係る本発明の無端
帯状スクリーン洗浄装置の他の実施の形態として、前記
2本のロータリージエットガン4rjを固定配置し、ガイ
ドローラ本体2g に内面を保持された無端帯状スクリー
ン1の幅方向全体の洗浄を行うために、前記ガイドロー
ラ装置2を搭載し、前記無端帯状スクリーン1の幅方向
に往復走行するた自走台車を設けて、基本的に構成した
場合も、さらに、該自走台車の走行制御装置と、ガイド
ローラ回転制御装置とを備え、前記自走台車の走行制御
装置と前記ガイドローラ回転制御装置とを制御して、前
記高圧水噴射手段4の前記無端帯状スクリーン1に対す
る相対的移動と前記無端帯状スクリーン1の回転を同期
させる同期制御装置と、を備えて前記と同様な同期制御
を行わせることも可能である。
【0067】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記の実施の形態に限られるものではな
く、構成の要旨を逸脱しない範囲内で、他の実施の形態
を含むことはいうまでもない。例えば、上記の実施の形
態は、主に、高価なニッケルメッシュ等からなるラッカ
ースクリーン等を対象にして述べたが、固液分離(濾
過)や固気分離(集塵等)に用いられる柔軟なメッシュ
からなる円筒状(無端帯状)のフィルタースクリーン等
の再生のために適用することもできる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ロータリースクリーン
な染やロータリースクリーン印刷等に用いられる高価な
ラッカースクリーン等の樹脂膜等の強固な付着物の洗浄
・除去に際し、作業環境悪化、環境汚染、金属メッシュ
の損傷等を招くことがなく、設備コストや運転コストが
安価で、生産性(作業能率)が高く、廃水処理も容易
で、ロータリースクリーンな染やロータリースクリーン
印刷等に用いられる高価なラッカースクリーン等の無端
帯状スクリーンの再生が容易に可能である。さらに、本
発明によれば、固液分離(濾過)や固気分離(集塵等)
に用いられる柔軟なメッシュからなる円筒状(無端帯
状)のフィルタースクリーン等の再生も上記と同様に容
易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項2に係る本発明の実施の形態の全体構
成を示す概念図である。
【図2】 請求項3に係る本発明の実施の形態の高圧水
噴射手段の一実施の形態としてロータリージエットガン
の、(a)構成を示す側面図、(b)ノズルの移動軌跡
を示す下面図である。
【図3】 請求項4および請求項5に係る本発明の実施
の形態の全体構成を示す概念図である。
【図4】 図1のA−A矢視断面図兼図3のB−B矢視
断面である。
【図5】 請求項4および請求項5に係る本発明の実施
の形態の運転パターンA〜Cのノズルの無端帯状スクリ
ーン表面に対する相対的移動軌跡を示し、(a−1)〜
(c−1)は展開図、(a−2)〜(c−2)は斜視図
である。
【符号の説明】
1 無端帯状スクリーン 2 ガイドローラ装置 2g ガイドローラ本体 2M 回転駆動モータ 2PG ガイドローラ本体回転検知器 2pc 傘型センター 2ms 移動式軸受けスタンド 3r テンションローラ 4 高圧水噴射手段 4rj ロータリージェットガン 4pu 超高圧ポンプユニット 5 高圧水噴射手段用移動手段 5ca 移動台車 5M2 通常速度(変速)移動用正逆回転式モータ 5M3 高速移動用正逆回転式モータ 5swl 左側スプロケットホイール 5swr 右側スプロケットホイール 5PG2 左側スプロケットホイール回転検知器 5PG3 右側スプロケットホイール回転検知器 15 洗浄室 16 排気ファン 17 ミスト除去装置 20a 左側スプロケットホイール回転制御装置 20b 右側スプロケットホイール回転制御装置 21c ガイドローラ制御装置 22 同期制御装置 23 中央操作盤 34 マルチノズルヘッド 34n ノズル LS1 台車待機(原)位置停止リミットスイッチ LS2 噴射開始リミットスイッチ LS3 狭幅スクリーン用噴射停止リミットスイッチ LS4 広幅スクリーン用噴射停止リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 四十三 富山県魚津市本江2410番地 株式会社スギ ノマシン内 (72)発明者 黒田 三郎 愛知県西春日井郡西枇杷島町子新田1番地 の2 東海染工株式会社内 (72)発明者 伊藤 高廣 愛知県西春日井郡西枇杷島町子新田1番地 の2 東海染工株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端帯状スクリーンをその内面からガ
    イドローラで回転・停止自在に保持しつつ、前記無端帯
    状スクリーンの全面に張りを与え、前記ガイドローラ近
    傍に設けられた高圧水噴射手段から、前記無端帯状スク
    リーンの幅方向の全域にわたる前記ガイドローラ外周面
    との接触部位表面に噴射圧力100〜250MPa の高圧
    水を噴射することを特徴とする無端帯状スクリーンの洗
    浄方法。
  2. 【請求項2】 無端帯状スクリーンを内面から保持し
    つつ回転させるガイドローラ装置と、前記無端帯状スク
    リーンの底部内面上に載置され、該無端帯状スクリーン
    に張りを与えつつ、該無端帯状スクリーンの回転にとも
    ない従動回転するテンションローラを備えたテンション
    付与手段と、前記無端帯状スクリーンのガイドローラ外
    周面との接触部位表面に高圧水を噴射する高圧水噴射手
    段とからなることを特徴とする無端帯状スクリーンの洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】 前記高圧水噴射手段が、マルチノズル
    ヘッドを備え、該マルチノズルヘッドの回転、旋回もし
    くは揺動を行う駆動手段を備えたものであることを特徴
    とする請求項2に記載の無端帯状スクリーンの洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高圧水噴射手段と前記無端帯状ス
    クリーンとの間の該無端帯状スクリーンの幅方向への相
    対的移動手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2
    または請求項3に記載の無端帯状スクリーンの洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 前記高圧水噴射手段と前記無端帯状ス
    クリーンとの間の該無端帯状スクリーンの幅方向への相
    対的移動を制御する幅方向相対的移動制御装置と、前記
    無端帯状スクリーンの回転を制御するガイドローラ回転
    制御装置とを備え、前記幅方向相対的移動制御装置と前
    記ガイドローラ回転制御装置とを制御して、前記高圧水
    噴射手段の前記無端帯状スクリーンに対する幅方向の相
    対的移動と前記無端帯状スクリーンの回転とを同期させ
    る同期制御装置を備えたことを特徴とする請求項4に記
    載の無端帯状スクリーンの洗浄装置。
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