JPH11244731A - 電気式集塵セル - Google Patents

電気式集塵セル

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JPH11244731A
JPH11244731A JP5114698A JP5114698A JPH11244731A JP H11244731 A JPH11244731 A JP H11244731A JP 5114698 A JP5114698 A JP 5114698A JP 5114698 A JP5114698 A JP 5114698A JP H11244731 A JPH11244731 A JP H11244731A
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正和 白樫
Noriyuki Kurihara
則幸 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥を迅速に行うとともに、乾燥時の作業を
簡便にする。 【解決手段】 1は電気式集塵セルであり、11はその
筺体である。12aは筺体11の外面51に対して傾斜
した状態で配置された第1の電極板であり、12bは第
1の電極板12aの間に配置された第2の電極板であ
り、第1の電極板12aと第2の電極板12bとの間の
所定の高電圧が印加される。51は電気式集塵セル1を
洗浄後に乾燥させるときに鉛直方向に向けられる外面で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は筺体内部に配置さ
れた複数の第1の電極板と、第1の電極板の間に配置さ
れた第2の電極板との間の空間に高電圧を印加して集塵
する電気式集塵セルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気式集塵セルは、電極板間に高電圧を
印加し、空気中の塵などを電気力により集塵するもので
ある。電気式集塵セルにおいては、このような塵などが
電極板に付着して集塵効率が低下するため、定期的に洗
浄することが好ましい。このような集塵セルは、例え
ば、所定の洗浄液に所定の時間浸漬させた後に水洗いを
することにより洗浄される。このように洗浄した後、電
極板に残った水滴などの水分がなくなるまで乾燥させ
る。そして、乾燥させた後、元の場所に装着し、集塵を
再開することができる。
【0003】図10(a)および図10(b)は従来の
電気式集塵セルを示す側面図および上面図であり、さら
に、図11(a)は、図10(a)に示す電気式集塵セ
ルを簡略化した側面図である。図において、101は電
気式集塵セルであり、111はその筺体である。112
aは第1の電極板であり、112bは第2の電極板であ
り、第1の電極板112aと第2の電極板112bとの
間の所定の高電圧が印加される。151は電気式集塵セ
ル101を洗浄後に乾燥させるときに接地される外面で
ある。
【0004】次に動作について説明する。まず、この電
気式集塵セル101で集塵を行う場合、図示せぬ高電圧
印加部により第1の電極板112aと第2の電極板11
2bとの間に所定の高電圧が印加され、予め帯電させた
空気中の塵が電気力で集塵される。なお、この高電圧印
加部には、例えば特開平5−31398号公報に先に記
載した回路を利用することができる。
【0005】この電気式集塵セル101を洗浄する場
合、上述のように所定の洗浄液に浸漬した後、電気式集
塵セル101を乾燥させる。このような電気式集塵セル
101の電極板112a,112bは、図11(a)に
示すように、筺体111の外面151に平行に設けられ
ているので、外面151全体が地面に接するように配置
すると、電気式集塵セル101の電極板112a,11
2bが水平になり、洗浄時に付着した水分が流れ落ちに
くくなる。したがって、電気式集塵セル101を乾燥さ
せる場合、図11(b)に示すように、外面151と地
面との間に支持物201を挿入して、電極板112a,
112bを傾斜させることにより、付着した水分が流れ
落ち易くしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気式集塵セル
は以上のように構成されているので、洗浄後の乾燥時に
おいては、外面151と地面との間に支持物201を挿
入して、電極板112a,112bを傾斜させることに
より、付着した水分が流れ落ち易くしなければならず、
支持物201の形状によっては電気式集塵セル101が
倒れ易くなるとともに、支持物201を用意し、外面1
51と地面との間に挿入する必要があるので、乾燥作業
が煩雑になるなどの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、洗浄後の乾燥時において、そのま
ま地面に置いただけで電極板が地面に対して傾斜するよ
うに構成された電気式集塵セルを得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電気式集
塵セルは、第1の電極板および第2の電極板が、筺体の
外面のうち、洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に向けられる
外面に対して傾斜した状態で固定されるものである。
【0009】この発明に係る電気式集塵セルは、上端お
よび下端に対して傾斜した溝を表面に有し、洗浄後の乾
燥時に鉛直下方向に向けられる外面に対して垂直に配置
される1対の電極板取付板を備え、第1の電極板および
第2の電極板が、その両端部を1対の電極板取付板の溝
にそれぞれ嵌着して固定されるものである。
【0010】この発明に係る電気式集塵セルは、第1の
電極板および第2の電極板を貫通して、洗浄後の乾燥時
に鉛直下方向に向けられる外面に対して垂直に配置され
る管と、管の円周方向の外側に配置され、管に対して傾
斜した端部を有する円筒状の絶縁ブロックとを備え、第
1の電極板および第2の電極板が、絶縁ブロックの端部
に圧接され、管に対して傾斜した状態で固定されるもの
である。
【0011】この発明に係る電気式集塵セルは、第1の
電極板および第2の電極板を貫通して、洗浄後の乾燥時
に鉛直下方向に向けられる外面に対して傾斜した状態で
配置される管を備え、第1の電極板および第2の電極板
は、管に垂直に固定されるものである。
【0012】この発明に係る電気式集塵セルは、筺体の
外面のうち、洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に向けられる
外面における1つの端辺部に突起部を備えるものであ
る。
【0013】この発明に係る電気式集塵セルは、第1の
電極板または第2の電極板と筺体の内面との間に非導電
部を備えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
電気式集塵セル1を示す断面図である。図において、1
は電気式集塵セルであり、11はその筺体である。12
aは筺体11の外面51に対して傾斜した状態で固定さ
れた第1の電極板であり、12bは第1の電極板12a
の間に配置された第2の電極板であり、第1の電極板1
2aと第2の電極板12bとの間の所定の高電圧が印加
される。51は電気式集塵セル1を洗浄後に乾燥させる
ときに接地される(すなわち鉛直下方向に向けられる)
外面である。
【0015】図2は、電気式集塵セル1において、第1
の電極板12aおよび第2の電極板12bを傾斜した状
態で固定する電極板取付板13を示す斜視図である。図
2(a)において、21は、電極板取付板13の表面に
おいて傾斜した溝であり、電極板取付板13の側面にお
ける、端部からの長さがaである位置から、対向する側
面における、端部からの長さがbである位置まで、直線
的に設けられている溝である。
【0016】この溝21には、図2(b)に示すように
第1の電極板12aが嵌着され、この電極板取付板13
に対向する他の電極板取付板13(図示せず)には、第
2の電極板12bが同様に嵌着され、第1の電極板12
aと第2の電極板12bが交互に配置される。
【0017】次に動作について説明する。まず、この電
気式集塵セル1で集塵を行う場合、図示せぬ高電圧印加
部により、第1の電極板12aと第2の電極板12bと
の間に所定の高電圧が印加され、予め帯電させた空気中
の塵が電気力で集塵される。
【0018】この電気式集塵セル1を洗浄する場合、上
述のように所定の洗浄液に浸漬した後、電気式集塵セル
1を乾燥させる。乾燥させるときには、筺体11の外面
51が鉛直下方向に向くように電気式集塵セル1をその
まま配置する。このように配置しただけで、電極板12
a,12bが傾斜した状態になる。
【0019】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、電極板12a,12bが筺体11の外面51に対し
て傾斜した状態で設けられているので、洗浄後の乾燥時
に、外面51が鉛直下方向に向くように電気式集塵セル
1をそのまま配置するだけで、洗浄時に、電極板12
a,12bに付着した水分がその傾斜に沿って流れ落
ち、迅速に乾燥を行うことができるとともに、電気式集
塵セル1と地面との間に図11(b)に示すような支持
物201を挿入する必要がないので、乾燥作業が簡単に
なるという効果が得られる。
【0020】実施の形態2.この実施の形態2は、実施
の形態1における電極板12a,12bの固定方式を変
更したものであるので、その固定方式についてだけ説明
する。
【0021】図3(a)は、第1の電極板12aと第2
の電極板12bを傾斜して固定するときに使用される絶
縁ブロックを示す斜視図であり、図3(b)は、図3
(a)の絶縁ブロックの側面図である。図3(c)は、
その絶縁ブロックを使用して固定した第1の電極板12
aと第2の電極板12bを示す斜視図である。
【0022】図において、14は端面31a,31bが
中心軸の方向に対して傾斜した円筒状の絶縁ブロックで
あり、15は筺体11の外面51に対して垂直に配置さ
れ、第1の電極板12aに例えば高圧側の電位を印加す
る導電性の管である。なお、図示していないが、筺体1
1の外面51に対して垂直に配置され、第2の電極板1
2bに例えば低電圧側の電位を印加する導電性の管が管
15と同様に設けられている。
【0023】図3(c)に示すように、第1の電極板1
2aは、管15に貫通され、同様に管15に貫通された
絶縁ブロック14の傾斜した端面31aまたは端面31
bに圧接されて固定されている。すなわち、第1の電極
板12aは、絶縁ブロック14の傾斜した端面31a,
31bに平行に配置される。また、第2の電極板12b
も、図示せぬ他の管15に絶縁ブロック14を使用して
同様に固定されている。このようにして、図3に示すよ
うに、第1の電極板12aと第2の電極板12bが傾斜
した状態で固定されるとともに、管15を介して高電圧
を印加される。
【0024】なお、この実施の形態2の動作は実施の形
態1の動作と同様であるので、その説明は省略する。
【0025】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同様に、洗浄後の乾燥時に、外面5
1が鉛直下方向に向くように電気式集塵セル1をそのま
ま配置するだけで、洗浄時に、電極板12a,12bに
付着した水分がその傾斜に沿って流れ落ち、迅速に乾燥
を行うことができるとともに、電気式集塵セル1と地面
との間に支持物201などを挿入する必要がないので、
乾燥作業が簡単になるという効果が得られる。
【0026】実施の形態3.図4は、この実施の形態3
による電気式集塵セル1aを示す断面図であり、図にお
いて、11aは電気式集塵セル1aの筺体であり、12
cは第1の電極板であり、12dは第2の電極板であ
る。16aは筺体11aの外面51aに対して傾斜して
配置され、第1の電極板12cに例えば高圧側の電位を
印加する導電性の管であり、16bは筺体11aの外面
51aに対して傾斜して配置され、第2の電極板12d
に例えば低圧側の電位を印加する導電性の管である。な
お、第1の電極板12cと第2の電極板12dは、管1
6aまたは管16bに垂直に固定されているので、第1
の電極板12cと第2の電極板12dは、筺体11aの
外面51aに対して傾斜した状態で配置されている。1
7は第1の電極板12cまたは第2の電極板12dと筺
体11aの内面52aとの間に配置され、電極板12
c,12dから筺体11aへの放電を抑制する非導電性
のパネル(非導電部)である。
【0027】図5(a)は、第1の電極板12c、第2
の電極板12dおよび管16a,16bの配置の詳細を
示す斜視図であり、図5(b)はその配置を簡略して示
す図である。図において、管16aは、第1の電極板1
2cと第2の電極板12dに貫通して配置され、拡径用
棒部材46を挿入されることにより拡径され、第1の電
極板12cの貫通孔42aに圧接される。このとき、管
16aと第2の電極板12dは接触しないように、管1
6aに対する第2の電極板12dの貫通孔44bは、貫
通孔42aより大きい径で形成されている。
【0028】また、同様に、管16bは、第1の電極板
12cと第2の電極板12dに貫通して配置され、拡径
用棒部材46を挿入されることにより拡径され、第2の
電極板12dの貫通孔44aに圧接される。このとき、
管16bと第1の電極板12cは接触しないように、管
16bに対する第1の電極板12cの貫通孔42bは、
貫通孔44aより大きい径で形成されている。
【0029】次に動作について説明する。まず、この電
気式集塵セル1aで集塵を行う場合、図示せぬ高電圧印
加部により、導電性の管16a,16bを介して第1の
電極板12cと第2の電極板12dとの間に所定の高電
圧が印加され、予め帯電させた空気中の塵が電気力で集
塵される。
【0030】この電気式集塵セル1aを洗浄する場合、
上述のように所定の洗浄液に浸漬した後、電気式集塵セ
ル1aを乾燥させる。乾燥させるときには、筺体11a
の外面51aが鉛直下方向に向くように、電気式集塵セ
ル1aをそのまま配置する。このように配置するだけ
で、電極板12c,12dが傾斜した状態になる。
【0031】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、電極板12c,12dが筺体11aの外面51aに
対して傾斜した状態で設けられているので、洗浄後の乾
燥時に、外面51aが鉛直下方向に向くように電気式集
塵セル1aをそのまま配置するだけで、洗浄時に、電極
板12c,12dに付着した水分がその傾斜に沿って流
れ落ち、迅速に乾燥を行うことができるとともに、電気
式集塵セル1aと地面との間に図11(b)に示すよう
な支持物201を挿入する必要がないので、乾燥作業が
簡単になるという効果が得られる。
【0032】さらに、非導電性のパネル17を、電極板
12c,12dと筺体11aの内面52aとの間に設け
たので、電極板12c,12dから筺体11aへの放電
を抑制することができ、集塵時における放電音の発生を
抑制することができるという効果が得られる。
【0033】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4による電気式集塵セル1bを示す断面図であり、
図において、11bはその断面が平行四辺形である筺体
であり、12eは筺体11bの対向する面のうち、所定
の1組の面に垂直に配置された第1の電極板であり、1
2fは第1の電極板12eの間に配置された第2の電極
板である。なお、第1の電極板12eと第2の電極板1
2fの固定は、例えば実施の形態3(図4および図5)
に示す方式を利用することができる。
【0034】次に動作について説明する。まず、この電
気式集塵セル1bで集塵を行う場合、第1の電極板12
eと第2の電極板12fとの間に所定の高電圧が印加さ
れ、予め帯電させた空気中の塵が電気力で集塵される。
【0035】この電気式集塵セル1bを洗浄する場合、
上述のように所定の洗浄液に浸漬した後、電気式集塵セ
ル1bを乾燥させる。乾燥させるときには、筺体11b
の外面51bが鉛直下方向に向くように電気式集塵セル
1bをそのまま配置する。このように配置するだけで、
電極板12e,12fが傾斜した状態になる。
【0036】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、電極板12e,12fが筺体11bの外面51bに
対して傾斜した状態で設けられているので、洗浄後の乾
燥時に、外面51bが鉛直下方向に向くように電気式集
塵セル1bをそのまま配置するだけで、洗浄時に、電極
板12e,12fに付着した水分がその傾斜に沿って流
れ落ち、迅速に乾燥を行うことができるとともに、電気
式集塵セル1bと地面との間に図11(b)に示すよう
な支持物201を挿入する必要がないので、乾燥作業が
簡単になるという効果が得られる。
【0037】なお、実施の形態4の筺体11bは、その
断面が平行四辺形ではなく、図7に示すように台形の筺
体11cでもよい。なお、その場合、乾燥時には、図7
に示すように、その台形の斜辺に対応する外面51bが
鉛直下方向に向けられる。
【0038】実施の形態5.図8は、この発明の実施の
形態5による電気式集塵セル1dを示す側面図であり、
図9(a)はその電気式集塵セル1dを簡略した断面図
である。
【0039】図において、11dはその筺体であり、1
2gは第1の電極板であり、12hは第2の電極板であ
り、51dおよび51eは、そのいずれかが乾燥時に地
面に向けられる外面であり、61aおよび61bは、乾
燥時においてこの電気式集塵セル1dが配置されるとき
に地面に接触し、筺体11d全体を地面に対して傾斜さ
せる、外面51d,51eに設けられた突起部である。
【0040】次に動作について説明する。まず、この電
気式集塵セル1dで集塵を行う場合、図示せぬ高電圧印
加部により、第1の電極板12gと第2の電極板12h
との間に所定の高電圧が印加され、予め帯電させた空気
中の塵が電気力で集塵される。
【0041】この電気式集塵セル1dを洗浄する場合、
上述のように所定の洗浄液に浸漬した後、電気式集塵セ
ル1dを乾燥させる。乾燥させるときには、図9(b)
に示すように、筺体11dの外面51dまたは外面51
eを地面に向けて電気式集塵セル1dをそのまま配置す
る。このようにすると、突起部61a,61bが地面に
接触することにより電極板12g,12hが傾斜するの
で、その傾斜に沿って、付着した水分が流れる。
【0042】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、突起部61aまたは突起部61bに地面に接触して
筺体11d全体が地面に対して傾斜するので、電極板1
2g,12hが地面に対して傾斜することになり、洗浄
後の乾燥時に、電気式集塵セル1dをそのまま配置する
だけで、洗浄時に、電極板12g,12hに付着した水
分がその傾斜に沿って流れ落ち、迅速に乾燥を行うこと
ができるとともに、電気式集塵セル1dと地面との間に
図11(b)に示すような支持物201を挿入する必要
がないので、乾燥作業が簡単になるという効果が得られ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
の電極板および第2の電極板が、筺体の外面のうち、洗
浄後の乾燥時に鉛直下方向に向けられる外面に対して傾
斜した状態で固定されるように構成したので、洗浄後の
乾燥時に、その外面が鉛直下方向に向くように電気式集
塵セルをそのまま配置するだけで、洗浄時に、電極板に
付着した水分がその傾斜に沿って流れ落ち、迅速に乾燥
を行うことができるとともに、電気式集塵セルと地面と
の間に支持物などを挿入する必要がないので、乾燥作業
が簡単になるという効果がある。また、電極板を傾斜し
た状態で固定するので、同じ大きさの電極板でも、より
小さい(薄い)筺体を使用することができるという効果
がある。
【0044】この発明によれば、筺体の外面のうち、洗
浄後の乾燥時に鉛直下方向に向けられる外面における1
つの端辺部に突起部を備えるように構成したので、洗浄
後の乾燥時に、その外面が鉛直下方向に向くように電気
式集塵セルをそのまま配置するだけで、筺体全体が傾斜
して配置され、洗浄時に、電極板に付着した水分がその
傾斜に沿って流れ落ち、迅速に乾燥を行うことができる
とともに、電気式集塵セルと地面との間に支持物などを
挿入する必要がないので、乾燥作業が簡単になるという
効果がある。
【0045】この発明によれば、第1の電極板または第
2の電極板と筺体の内面との間に非導電部を備えるよう
に構成したので、電極板から筺体への放電を抑制するこ
とができ、集塵時における放電音の発生を抑制すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電気式集塵セル
を示す断面図である。
【図2】第1の電極板および第2の電極板を傾斜して固
定する電極板取付板を示す斜視図である。
【図3】第1の電極板と第2の電極板を傾斜して固定す
るときに使用される絶縁ブロック、および、その絶縁ブ
ロックを使用して固定した第1の電極板と第2の電極板
を示す図である。
【図4】この実施の形態3による電気式集塵セルを示す
断面図である。
【図5】図4の第1の電極板、第2の電極板および管の
配置の詳細、および、その配置を簡略した図である。
【図6】この発明の実施の形態4による電気式集塵セル
を示す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態4による電気式集塵セル
の他の構成を示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態5による電気式集塵セル
を示す側面図である。
【図9】図8の電気式集塵セルを簡略したもの(a)
と、乾燥時の配置(b)を示す断面図である。
【図10】従来の電気式集塵セルを示す側面図(a)お
よび上面図(b)である。
【図11】図10の電気式集塵セルを簡略したもの
(a)と、乾燥時の配置(b)を示す断面図である。
【符号の説明】
11,11a乃至11d 筺体 12a,12c,12e,12g 第1の電極板 12b,12d,12f,12h 第2の電極板 13 電極板取付板 14 絶縁ブロック 15,16a,16b 管 17 パネル(非導電部) 21 溝 51,51a,51b,51d,51e 外面 61a,61b 突起部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体内部に配置された複数の第1の電極
    板と、該第1の電極板の間に配置された第2の電極板と
    の間の空間に高電圧を印加して集塵する電気式集塵セル
    において、 前記第1の電極板および第2の電極板は、前記筺体の外
    面のうち、洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に向けられる外
    面に対して傾斜した状態で固定されることを特徴とする
    電気式集塵セル。
  2. 【請求項2】 上端および下端に対して傾斜した溝を表
    面に有し、前記洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に向けられ
    る外面に対して垂直に配置される1対の電極板取付板を
    備え、 前記第1の電極板および前記第2の電極板は、その両端
    部を前記1対の電極板取付板の溝にそれぞれ嵌着して固
    定されることを特徴とする請求項1記載の電気式集塵セ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極板および前記第2の電極
    板を貫通して、前記洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に向け
    られる外面に対して垂直に配置される管と、 前記管の円周方向の外側に配置され、前記管に対して傾
    斜した端部を有する円筒状の絶縁ブロックとを備え、 前記第1の電極板および前記第2の電極板は、前記絶縁
    ブロックの端部に圧接され、前記管に対して傾斜した状
    態で固定されることを特徴とする請求項1記載の電気式
    集塵セル。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極板および前記第2の電極
    板を貫通して、前記洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に向け
    られる外面に対して傾斜した状態で配置される管を備
    え、 前記第1の電極板および前記第2の電極板は、前記管に
    垂直に固定されることを特徴とする請求項1記載の電気
    式集塵セル。
  5. 【請求項5】 筺体内部に配置された複数の第1の電極
    板と、該第1の電極板の間に配置された第2の電極板と
    の間の空間に高電圧を印加して集塵する電気式集塵セル
    において、 前記筺体の外面のうち、洗浄後の乾燥時に鉛直下方向に
    向けられる外面における1つの端辺部に突起部を備える
    ことを特徴する電気式集塵セル。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極板または前記第2の電極
    板と前記筺体の内面との間に非導電部を備えることを特
    徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記
    載の電気式集塵セル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106799307A (zh) * 2017-02-17 2017-06-06 白三妮 空气颗粒沉积吸附装置
CN107213986A (zh) * 2017-07-14 2017-09-29 侯梦斌 一种含高压静电吸附总成的气体处理设备与工艺
CN111992335A (zh) * 2019-05-27 2020-11-27 无锡凯漫科技有限公司 用于过滤空气中细微颗粒物的高压集尘装置及集尘***
WO2021044565A1 (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 三菱電機株式会社 集塵デバイス
KR20230074946A (ko) * 2021-11-22 2023-05-31 한국전자기술연구원 일체형 집진 필터팩

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