JPH1124103A - 液晶表示素子とその製造方法および製造装置 - Google Patents

液晶表示素子とその製造方法および製造装置

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JPH1124103A
JPH1124103A JP17591797A JP17591797A JPH1124103A JP H1124103 A JPH1124103 A JP H1124103A JP 17591797 A JP17591797 A JP 17591797A JP 17591797 A JP17591797 A JP 17591797A JP H1124103 A JPH1124103 A JP H1124103A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
laser light
substrate
ablation
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Application number
JP17591797A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Suzuki
堅吉 鈴木
Masaaki Matsuda
正昭 松田
Toshio Ogino
利男 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スペーサによる画素の点欠陥を無くす。 【解決手段】一方または双方に画素形成電極を有する一
対の基板を所定の間隙で対向させ、前記間隙に液晶組成
物層を挟持してなる液晶表示素子の前記一対の基板の間
の前記画素形成電極ITOにより構成される画素部分を
除く所定部分に規則的に配列させたスペーサSPCを配
置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方または双方に
画素形成電極を有する一対の基板を所定の間隙で対向さ
せ、前記間隙に液晶組成物層を挟持してなる液晶表示素
子とその製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画や動画を含めた各種の画像を表示
するデバイスとして液晶表示装置が広く用いられてい
る。
【0003】液晶表示装置は、基本的には少なくとも一
方が透明なガラス等からなる二枚の基板の間に液晶を封
入し、当該基板の周縁を液晶シール剤で接着固定して当
該液晶を挟持した液晶表示素子と、この液晶表示素子に
駆動回路、偏光板、その他、各種の光学シート等を一体
化した液晶表示素子にバックライトを組み込んでフレー
ムで一体化して構成される。
【0004】この種の液晶表示素子としては、二枚の基
板のそれぞれにストライプ状の透明電極を配置し、二枚
の基板を液晶組成物を介して所定の間隙で対向させたと
きに各ストライプ状電極が互いに交叉してマトリクスを
構成し、各交叉部分に画素を形成する単純マトリクス型
と、上記基板の一方に形成する電極を各画素毎に分離
し、各画素に薄膜トランジスタ等のスイッチ機能を持つ
素子を付加したアクティブ・マトリクス型の二つに大別
される。
【0005】図7は本発明が適用される液晶表示素子を
用いた液晶モジュールの全体構成例を説明する展開斜視
図であって、アクティブ・マトリクス型液晶表示素子を
用いたものの一例である。
【0006】SHDは金属板からなるシールドケース
(メタルフレームとも言う)、WDは表示窓、INS1
〜3は絶縁シート、PCB1〜3は回路基板(PCB1
はドレイン側回路基板:映像信号線駆動用回路基板、P
CB2はゲート側回路基板、PCB3はインターフェー
ス回路基板)、JN1〜3は回路基板PCB1〜3同士
を電気的に接続するジョイナ、TCP1,TCP2はテ
ープキャリアパッケージ、PNLは液晶表示パネル、G
Cはゴムクッション、ILSは遮光スペーサ、PRSは
プリズムシート、SPSは拡散シート、GLBは導光
板、RFSは反射シート、MCAは一体化成形により形
成された下側ケース(モールドフレーム)、MOはMC
Aの開口、LPは蛍光管、LPCはランプケーブル、G
Bは蛍光管LPを支持するゴムブッシュ、BATは両面
粘着テープ、BLは蛍光管や導光板等からなるバックラ
イトを示し、図示の配置関係で拡散板部材を積み重ねて
液晶表示モジュールMDLが組立てられる。
【0007】液晶表示モジュールMDLは、下側ケース
MCAとシールドケースSHDの2種の収納・保持部材
を有し、絶縁シートINS1〜3、回路基板PCB1〜
3、液晶表示パネルPNLを収納固定した金属製のシー
ルドケースSHDと、蛍光管LP、導光板GLB、プリ
ズムシートPRS等からなるバックライトBLを収納し
た下側ケースMCAとを合体させてなる。
【0008】映像信号線駆動用回路基板PCB1には液
晶表示パネルPNLの各画素を駆動するための集積回路
チップが搭載され、またインターフェース回路基板PC
B3には外部ホストからの映像信号の受入れ、タイミン
グ信号等の制御信号を受け入れる集積回路チップ、およ
びタイミングを加工してクロック信号を生成するタイミ
ングコンバータTCON等が搭載される。
【0009】上記タイミングコンバータで生成されたク
ロック信号はインターフェース回路基板PCB3および
映像信号線駆動用回路基板PCB1に敷設されたクロッ
ク信号ラインCLLを介して映像信号線駆動用回路基板
PCB1に搭載された集積回路チップに供給される。
【0010】インターフェース回路基板PCB3および
映像信号線駆動用回路基板PCB1は多層配線基板であ
り、上記クロック信号ラインCLLはインターフェース
回路基板PCB3および映像信号線駆動用回路基板PC
B1の内層配線として形成される。
【0011】なお、液晶表示パネルPNLはTFTおよ
び各種の配線/電極を形成したTFT基板と、カラーフ
ィルタを形成したフィルタ基板の2枚の基板を貼り合わ
せ、その間隙に液晶を封止してなり、TFTを駆動する
ためのドレイン側回路基板PCB1、ゲート側回路基板
PCB2およびインターフェース回路基板PCB3がテ
ープキャリアパッケージTCP1,TCP2で接続さ
れ、各回路基板間はジョイナJN1,2,3で接続され
ている。
【0012】上記のアクティブ・マトリクス型液晶表示
素子に限らず、前記した単純マトリクス型液晶表示素子
の何れの型式の液晶表示素子においても、二枚の基板を
一定の間隙で貼り合わせ、この間隙(一般に、セルギャ
ップと言う)に液晶組成物の層を挟持させるのが基本で
ある。
【0013】この間隙が有効表示領域でばらつくと、表
示のむらが生じ、品質の良い製品を得ることが出来なく
なる。
【0014】図8はアクティブ・マトリクス型液晶表示
素子の1画素付近の構成例を説明する要部平面図であ
る。
【0015】同図に示すように、各画素は隣接する2本
の走査信号線(ゲート信号線または水平信号線)GL
(ゲートライン)と、隣接する2本の映像信号線(ドレ
イン信号線または垂直信号線)DL(データライン)と
の交差領域内(4本の信号線で囲まれた領域内)に配置
されている。
【0016】各画素は薄膜トランジスタTFT(TFT
1,TFT2)、透明な画素電極ITO1および保持容
量素子Cadd (付加容量)を含む。走査信号線GLは図
では左右方向に延在し、上下方向に複数本配置されてい
る。また、映像信号線DLは上下方向に延在し、左右方
向に複数本配置されている。
【0017】なお、SD1はソース電極、SD2はドレ
イン電極、BMはブラックマトリクス、FILはカラー
フィルタである。
【0018】そして、カラーフィルタFILを形成した
一方の基板とTFTを形成した他方の基板の間の間隔す
なわちセルギャップを設定するために、両基板の間にス
ペーサSPC(ここでは、球形のビーズ)が分散されて
いる。
【0019】すなわち、従来から、この間隙を一定に保
持する手段として微小な球形形状等のスペーサを両基板
の間に分散させ、貼り合わせた二枚の基板の周縁を有機
接着剤(シール材)で封止固定する際の加圧/加熱工程
で上記スペーサによって許容される間隙を設定するよう
にしている。
【0020】上記のスペーサは、通常、プラスチック材
料または無機絶縁体材料で形成した所謂ビーズを用い、
これを水またはアルコール等の分散媒に分散し、これを
噴霧手段で基板の表面に分布させている。図示したよう
に、スペーサSPCは画素電極ITO1上にも配置され
ている。
【0021】なお、この種の液晶表示素子を開示したも
のとしては、例えば特公昭51−13666号公報、特
開昭63−309921号公報を挙げることができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のビーズ分散
方法を用いた基板へのスペーサの配置方法では、噴霧し
たビーズが基板上で凝集したり、分布にむらが出るとい
う難点があった。特に、画素電極ITO1上に多数のビ
ーズ(スペーサSPC)が配置されると、当該スペーサ
が透明な材質である場合は、偏光板の配置によっては黒
レベルでの光抜け、白レベルでの黒点の発生を招き、ま
たスペーサSPCが不透明な材質である場合は、各白レ
ベルでの黒点となる。
【0023】特に、精細度が上がり、画素サイズが小さ
くなると、これらは完全な点欠陥となる。一般に、欠陥
に至らなくても、画質が劣化する。
【0024】また、液晶表示素子のセルギャップ出し
や、液晶組成物の封入工程でスペーサ(ビーズ)の移動
が起こり、配向膜を傷つけて液晶分子の配向を乱す場合
がある。さらに、ビーズ分散法では、分散媒が配向膜を
覆って蒸発する過程があり、配向膜のラビング処理後に
洗浄する工程が採用されている例があるとは言うもの
の、分散媒の蒸発に伴う汚染が配向膜のラビング状態に
悪影響を与え、液晶の配向性を劣化させるという問題が
あった。
【0025】上記の問題を解消するには、画素電極以外
の部分にスペーサ(ビーズ)を正確に配置することが必
要である。その手段として考えられる一つの方法は、ス
ペーサを、当該スペーサ1個が通過できるシリンジで基
板面上に注入することであるが、5〜6μm程度の径の
ビーズを分散媒である前記液体に分散した場合、微粒子
特有の凝集効果や表面張力等の物理的な性質から、上記
のようなシリンジによる注入配置は困難であり、実用に
は至っていない。
【0026】また、現行の噴霧方法のプロセス時間は非
常に短く、実用化のためにはA4サイズに対して1秒程
度のスピードで分散を行う必要があり、大型の液晶表示
素子の製造に適用するには困難がある。
【0027】本発明の第1の目的は、上記従来技術の諸
問題を解消し、ビーズ等のスペーサによる画素の点欠陥
を無くして高品質の画像表示を可能とした液晶表示素子
を提供することにある。
【0028】また、本発明の第2の目的は、ビース等の
スペーサを1個単位で基板上の指定された位置に配置さ
せることを可能にした液晶表示素子の製造方法を提供す
ることにある。
【0029】さらに、本発明の第3の目的は、上記製造
方法を実現する液晶表示素子の製造装置を提供すること
にある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、一方または双方に画素形成電極を
有する一対の基板を所定の間隙で対向させ、前記間隙に
液晶組成物層を挟持してなる液晶表示素子の前記一対の
基板の間の前記画素形成電極により構成される画素部分
を除く所定部分に規則的に配列させたスペーサを配置し
たことを特徴とする。
【0031】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明による液晶表示素子は、液晶表示素子を構成する
基板の前面に対向させて前記基板側表面にスペーサ粒子
を配置したアブレーション薄層を設置し、前記アブレー
ション薄層の背面から特定波長のレーザ光を照射するこ
とにより前記アブレーション薄層のレーザ光照射部分の
アブレート推力によって前記スペーサ粒子を前記基板の
選択された部分の表面に付着させることを特徴とする。
【0032】さらに、上記第3の目的を達成するため
に、本発明による液晶表示素子の製造装置は、特定波長
のレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光の照
射面と反対側の面に成膜したアブレーション薄層および
前記アブレーション薄層上にスペーサ粒子を配置した前
記レーザ光に対して透明な補助基板と、液晶表示素子の
画素部分を除く所定部分に対応した部分に開口を有し、
前記補助基板の前記スペーサ粒子の配置側と液晶表示素
子を構成する基板の間に設置したマスクと、前記レーザ
光源を前記液晶表示素子の面と平行な方向に移動させる
レーザ光源移動装置とを備え、前記レーザ光源からのレ
ーザ光を前記補助基板に照射することにより、前記補助
基板の前記液晶表示素子側に配置したアブレーション薄
層をアブレートし、このアブレートによる当該アブレー
ション薄層のアブレーション推力で前記スペーサ粒子を
前記マスクの開口を通して当該液晶表示素子の画素部分
を除く所定部分に対応した部分に付着させることを特徴
とする。
【0033】そして、さらに、上記第3の目的を達成す
るために、本発明による液晶表示素子の製造装置は、特
定波長のレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ
光の照射面と反対側の面に成膜したアブレーション薄層
および前記アブレーション薄層上にスペーサ粒子を配置
した前記レーザ光に対して透明な補助基板と、液晶表示
素子の画素部分を除く所定部分に対応した部分に開口を
有し、前記補助基板の前記スペーサ粒子の配置側と液晶
表示素子を構成する基板の間に設置したマスクと、前記
レーザ光源を前記液晶表示素子の面と平行な方向に移動
させるレーザ光源移動装置と、前記マスクを前記液晶表
示素子の面と平行な方向に移動させるマスク移動装置と
を備え、前記レーザ光源からのレーザ光を前記補助基板
に照射することにより、前記補助基板の前記液晶表示素
子側に配置したアブレーション薄層をアブレートし、こ
のアブレートによる当該アブレーション薄層のアブレー
ション推力で前記スペーサ粒子を前記マスクの開口を通
して当該液晶表示素子の画素部分を除く所定部分に対応
した部分に付着させることを特徴とする。
【0034】上記各発明の構成において、使用するレー
ザは100ns以下のパルス幅をもつパルスレーザを補
助基板を構成するスペーサを配置したアブレーション薄
層に、当該スペーサの大きさ程度またはそれ以下の大き
さに集光してアブレーション薄層をアブレートし、この
アブレーション推力によってスペーサを飛ばし、補助基
板に対向させて置いた液晶基板の画素部分を除いた所定
の部分に付着させる。上記アブレーション推力を発生さ
せる薄層材料としては、光分解、光化学反応により、あ
るいは加熱により、N2 ,O2 ,H2 等の気体を発生す
る各種のポリマーが好適で、スペーサ材料としては、有
機ポリマー材、SiO2 ,Al2 3等の無機材を用
い、石英板の一方の面にポリマーの薄層を塗布し、その
上に上記のスペーサ材で形成したビーズを付着させて補
助基板とする。
【0035】なお、このスペーサは適宜の溶媒または接
着材等の分散させたものをアブレーション薄層上に散布
あるいは塗布して用いることで当該スペーサの液晶基板
への接着性を向上できる。
【0036】レーザ光は、幅が20μm以下に集光した
線状ビームとし、この線状ビームの長さを液晶基板の表
示面の一辺を完全にカバーする長さとして、液晶基板と
補助基板を一軸方向に相対移動させてスペーサを配置す
べき位置間隔に同期させてレーザ光源を発振させる。
【0037】このレーザ光でアブレーション薄層をアブ
レートし、その推力でスペーサを飛ばし、液晶基板の所
定の位置に付着させる。
【0038】また、補助基板と液晶基板の間に当該液晶
基板上のスペーサ配置部分以外を遮蔽する開口を持つマ
スクを配置し、飛散させたスペーサが画素部分等のスペ
ーサ付着を避ける部分に付着するのを抑制する。
【0039】なお、補助基板に塗布するアブレーション
薄層の下層にレーザ光を吸収して熱に変化させる金属等
の下地層を設けてもよい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して詳細の説明する。
【0041】図1は本発明による液晶表示素子の1実施
例を説明するアクティブ・マトリクス型液晶表示素子の
1画素付近の構成例を説明する要部平面図である。
【0042】同図に示した画素は、前記図7での説明と
同様に、隣接する2本の走査信号線(ゲート信号線また
は水平信号線)GL(ゲートライン)と、隣接する2本
の映像信号線(ドレイン信号線または垂直信号線)DL
(データライン)との交差領域内(4本の信号線で囲ま
れた領域内)に配置されている。
【0043】各画素は薄膜トランジスタTFT(TFT
1,TFT2)、透明な画素電極ITO1および保持容
量素子Cadd(付加容量)を含む。走査信号線GLは
図では左右方向に延在し、上下方向に複数本配置されて
いる。また、映像信号線DLは上下方向に延在し、左右
方向に複数本配置されている。
【0044】SD1はソース電極、SD2はドレイン電
極、BMはブラックマトリクス、FILはカラーフィル
タである。
【0045】そして、カラーフィルタFILを形成した
一方の基板とTFTを形成した他方の基板の間の間隔す
なわちセルギャップを設定するために、両基板の間の画
素電極ITOを避けた部分のデータラインDL上にスペ
ーサ(球形ビーズ)SPCが分散されている。
【0046】したがって、この液晶表示素子では、デー
タラインDL上に配置されたスペーサSPCで二枚の基
板の間の間隙が規定され、所定のセルギャップが保持さ
れていると共に、画素部分を構成する画素データITO
上にはスペーサは存在しない。
【0047】このため、前記図8で説明したような画素
の点欠陥等の画質劣化が起こらず、高品質の液晶表示素
子を得ることができる。
【0048】図2はアブレーションを利用したスペーサ
の配置方法の原理図である。図(a)に示したように、
AXPはレーザ光LSLの波長に対して透明な基板(補
助基板)で、この補助基板AXPの液晶基板SUB側の
面にアブレーション薄膜ABLが塗布されると共に、こ
のアブレーション薄層ABL上にスペーサ材SPCが密
に配置されている。
【0049】同図(b)は同(a)の要部拡大図であっ
て、100ns以下のパルス幅のパルスレーザからのレ
ーザ光LSLが補助基板AXPに入射して、その出射面
に塗布されたアブレーション薄層ABLに集光する。こ
のレーザ光の集光により当該集光された部分のアブレー
ション薄層がアブレートされて気化し、これが推進材S
LEとなって当該部分に配置されたいたスペーサ材SP
Cを飛ばす。飛ばされたスペーサ材SPCは、同図
(a)に示した液晶基板SUB上に付着する。
【0050】レーザ光LSLは集光レンズLCLでアブ
レーション薄層ABLの位置でスペーサSPCの径と同
等またはそれ以下に集光される。
【0051】このアブレーション薄層のアブレーション
は、レーザ光を直接アブレーション薄層ABLに照射す
る場合は、当該アブレーション薄層を構成するポリマー
の光分解、あるいは光化学反応を利用し、図示しない
が、アブレーション薄層ABLの下層に光を熱に変換す
る金属薄膜等を成膜して集光されたレーザ光を熱に変換
してポリマーの加熱分解反応を利用する。
【0052】上記のアブレーション現象は、アブレーシ
ョン薄層がエキシマレーザ光のエネルギーで瞬時に分解
して気体となる、一種の爆発現象であり、光化学的分解
と熱分解とが知られている。
【0053】良く知られた例には、エキシマレーザ光に
よる非熱的高速分解であり、マイクロマシニング加工に
利用されているが、紫外線に限らず、熱分解現象を含め
れば赤外線領域から紫外線領域までの広い範囲での波長
領域で観察される。要は、高エネルギー密度のパルス光
を用いることが基本で、これによる物質の分解が爆発的
に生じ、分解された粒子が高速で飛散する現象を利用す
るものである。
【0054】この放出速度は超音速のオーダーであるの
で、通常、ショックウエーブフロントが形成され、続い
て粒子が茸雲状(plume)に成長しながら放出され
る。この現象におけるそれぞれの様相、速度は、入射エ
ネルギー密度、照射される物質に依存するが、plum
eが数mm上昇する時間は大体100μs以下であり、
この時点では粒子の速度は数10m/sに減速してい
る。すなわち、これは一種の爆発現象であり、これを推
力として応用するものである。
【0055】なお、一例として、エキシマレーザ光の波
長を248nm、エネルギーを1J/cm2 とし、これ
をポリイミド薄層に照射したとき、約0.5μmの厚み
がアブレートされた。レーザ光のビーム径を10μmφ
としたとき、約40μm2 の体積の物質が放出される。
放出される粒子の速度は時間と共に大きく変わるが、平
均して初期の超音速の1/2程度とする。前記図2にお
けるスペーサとして5μm径のポリスチレンの球形ビー
ズを用いた場合、衝突の運動量から考えて、当該ビーズ
が少なくとも音速程度の速度で数mm飛ぶ。したがっ
て、対向してエネルギー基板を配置しておくと、これに
ビーズが付着することになる。この付着力を増すにはビ
ーズに薄い接着材層を付加しておけばよい。
【0056】このようなアブレーション現象を利用した
物質の移動(LAB:LaserAblation T
ransfer)は、例えば、T.Sameshim
a,Applied Surface Science
96−98 (1996)pp352に紹介されてい
る。この文献では、a−SiをXeClエキシマレーザ
で照射し、発生する水素ガスH2 を推進材としてa−S
i上に形成したAl膜をこのAl膜に対向させて配置し
たガラス基板に付着させている。
【0057】図3は本発明による液晶表示素子の製造方
法とその装置の基本構成を説明する模式図である。
【0058】図において、液晶基板SUB上には画素形
成用の各種電極類の上層に配向膜が成膜されているもの
とする。この前面に接近させてマスクMSKが配置され
ている。このマスクMSKには,液晶基板SUB上のス
ペーサ配置部分の幅の略々一致し、当該液晶基板SUB
の表示領域の幅を完全にカバーするスリットSLTが形
成されている。
【0059】補助基板AXPは、例えば石英板からな
り、レーザ光LSLの波長に対して透明であり、その液
晶基板側の全面にはトリアゼンポリマーの薄層をアブレ
ーション薄層ABLとして塗布し、その表面に有機ポリ
マーまたはSiO2 あるいはAl2 3 等のスペーサビ
ーズを付着してある。
【0060】レーザ光LSLは集光レンズLCLで集光
され、補助基板AXPに塗布されたアブレーション薄層
ABLを照射し、これをアブレートする。このアブレー
トによって発生した推進材がスペーサ材を液晶基板SU
B方向に飛ばす。マスクNSKは到来したスペーサ材が
液晶基板SUBの所定部分以外に付着するのを防止す
る。
【0061】前記した本発明原理により、一個一個のス
ペーサ(ビーズ)を飛ばすことが可能となったが、実用
化のためにはこれらのスペーサを狙った場所に正確に付
着させなければならない。また、スペーサを配置するた
めの工程は短いことが要求されることから、照明する面
積を大きくとることであるが、スペーサの径を考えると
10μm程度の幅でエネルギー基板の表示領域の一辺を
カバーする長さのスリット状とするのが有効である。
【0062】補助基板AXP上に十分な密度でスペーサ
材を分布させておいても、アブレートで飛ばされるスペ
ーサの液晶基板SUB上での付着分布が必ずしも一様と
はならない。レーザ光LSLの照射中心にスペーサの中
心が一致していればスペーサは真っ直ぐに飛ぶが、中心
から外れると斜め方向に飛んでしまい、正確な位置に付
着させることができない。このため、補助基板AXPと
液晶基板SUBの間にスリットSLKを形成したマスク
MSKを置いて、付着許容の範囲に入るビーズのみを通
過させるようにする。また、このマスクMSKは、推力
を発生させる材料による液晶基板SUB面の汚染を防止
する作用も有する。
【0063】図4は本発明による液晶表示素子の製造装
置の構成例を説明する模式図であって、XTBはXテー
ブル、LSSはレーザ光源、LCLは集光レーザ、CT
Lは制御部である。
【0064】この構成例では、図3に示した液晶基板S
UBを一方向移動テーブルであるXテーブルXTBに吸
着して保持すると共に補助基板AXPを液晶基板SUB
に対してXテーブルXTBに固定しておく。
【0065】一方、液晶基板SUBと補助基板AXPの
間に一個のスリットSLTを有するマスクMSKを独立
に設置しておく。レーザ光源LSSは固定されており、
このレーザ光源LSSに対してXテーブルXTBを一方
向に移動させる。
【0066】液晶基板SUBと補助基板AXPはXテー
ブルXTBにより間歇的に移動してマスクMSKのスリ
ットSLTが液晶基板SUB上のスペーサ配置位置に一
致したところで停止される。
【0067】この停止に同期して制御部CTLはレーザ
光源LSSを駆動してレーザ光を発射させる。この動作
を間歇的に順次実行することで液晶基板SUBの必要箇
所にスペーサを付着させる。
【0068】この構成において、アブレーション薄層A
BLとしてトリアゼンポリマーを用い、270mm×2
00mmの石英板からなる補助基板AXPに上記トリア
ゼンポリマーを1μm厚でスピンコート法で塗布し、さ
らにその上に平均粒径5μmのSiO2 ビーズをアルコ
ール溶液に分散し、これを同じくスピン塗布法で密に付
着させた。
【0069】液晶基板SUBとして、対角26.4mm
(公称10.4インチ)、1920ドット×480ドッ
ト、画素ピッチ110μm×330μmのTFT基板を
用いた。
【0070】そして、補助基板AXPのスペーサ付着面
と液晶基板SUB面の距離を4mmとした。
【0071】スリットSLTの幅は20μmであり、レ
ーザ光源LSSはXeClエキシマレーザで波長308
nm、繰り返し周波数500Hzのレーザ光を発射し、
集光レンズはホモジナイザー光学系で幅100μm、長
さ200mmの「tophat」の一様な光強度分布と
し、これをさらに長さ200mmのシリンドリカルレン
ズに通して幅10μmに集光する。
【0072】レーザ光LSLの補助基板AXPでの入射
エネルギー強度は1J/cm2 で、アブレーション薄層
である1μm厚のトリアゼンポリマー薄層が完全にアブ
レートされ、このときの推力でビーズはレーザ光の照射
後約50μsで液晶基板SUBに到達して付着する。
【0073】XテーブルXTBの移動速度は画素ピッチ
110μmを1/500=2msとした。レーザ光源L
SSの発振はXテーブルXTBの移動に同期させるが、
ビームが液晶基板SUBに到達するに要する時間だけ負
の遅延をかけて発振させる。このようにして、図1に示
した全てのデータラインDL上に選択的にスペーサSP
C(ビーズ)を付着させることができる。
【0074】図5は本発明による液晶表示素子の製造装
置の他の構成例を説明する模式図であって、SSBは液
晶基板保持機構、LSMはレーザ光源移動機構、LCL
は集光レンズ、LSSはレーザ光源、CTLは制御部、
MKMはマスク移動機構である。
【0075】この構成例は、固定された液晶基板SUB
と補助基板AXPに対してマスクMSKとレーザ光源L
SSを同期させて一方向に移動させる点を除いて前記図
4と同様である。
【0076】マスクMSKはマスク移動機構MKMで一
方向に移動可能に設置すると共に、レーザ光源LSSを
レーザ光源移動機構LSMで上記マスクMSKと同期し
て一方向に移動される。レーザ光源LSSとマスクMS
Kの同期移動は制御部CTLトマスク移動機構MKMお
よびレーザ光源移動機構LSMで制御される。
【0077】レーザ光源LSSとマスクMSKは液晶基
板のスペーサ配置位置に順次停止し、この停止に同期し
てレーザ光源LSSを制御してレーザ光を発振させる。
【0078】この構成によっても、図1に示した全ての
データラインDL上に選択的にスペーサSPC(ビー
ズ)を付着させることができる。
【0079】図6は本発明による液晶表示素子の製造装
置のさらに他の構成例を説明する模式図である。
【0080】この構成では、液晶基板SUBのスペーサ
配置位置に一対一で形成したスリット(開口パターン)
を持つマスクMSKを液晶基板SUBと補助基板AXP
の間に固定した。
【0081】レーザ光源LSSはレーザ光源移動機構L
SMで一方向に移動され、この移動に対応し、マスクM
SKのスリットSLTと液晶基板SUBのスペーサ配置
部分およびレーザ光の中心とが一致した時点でレーザ光
源LSSを駆動し、スペーサを液晶基板SUBの所定部
分に付着させる。
【0082】この構成によっても同様に、図1に示した
全てのデータラインDL上に選択的にスペーサSPC
(ビーズ)を付着させることができる。
【0083】上記した各実施例の製造装置には、液晶基
板とマスクおよびレーザ光源の相対位置を検出して制御
部に与えるセンサが配置されている。
【0084】なお、本発明は上記の実施例で説明した構
成に限るものではなく、特許請求の範囲に記載した思想
の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもな
い。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶基板の所要部分にのみスペーサを付着させることが
でき、セルギャップ出しが正確になると共に、画質向上
が図られ、高品質の液晶表示素子を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示素子の1実施例を説明す
るアクティブ・マトリクス型液晶表示素子の1画素付近
の構成例を説明する要部平面図である。
【図2】アブレーションを利用したスペーサの配置方法
の原理図である。
【図3】本発明による液晶表示素子の製造方法とその装
置の基本構成を説明する模式図である。
【図4】本発明による液晶表示素子の製造装置の構成例
を説明する模式図である。
【図5】本発明による液晶表示素子の製造装置の他の構
成例を説明する模式図である。
【図6】本発明による液晶表示素子の製造装置のさらに
他の構成例を説明する模式図である。
【図7】本発明が適用される液晶表示素子を用いた液晶
モジュールの全体構成例を説明する展開斜視図である。
【図8】アクティブ・マトリクス型液晶表示素子の1画
素付近の構成例を説明する要部平面図である。
【符号の説明】
GL ゲートライン DL データライン TFT 薄膜トランジスタ ITO 画素電極 Cadd 保持容量素子 SD1 ソース電極 SD2 ドレイン電極 BM ブラックマトリクス FIL カラーフィルタ SPC スペーサ AXP 補助基板 ABL アブレーション薄層 LSL レーザ光 LCL 集光レンズ SUB 液晶基板 MSK マスク SLT スリット LSS レーザ光源 LSE 推進材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方または双方に画素形成電極を有する一
    対の基板を所定の間隙で対向させ、前記間隙に液晶組成
    物層を挟持してなる液晶表示素子において、 前記一対の基板の間の前記画素形成電極により構成され
    る画素部分を除く所定部分に規則的に配列させたスペー
    サを有することを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】液晶表示素子を構成する基板の前面に対向
    させて前記基板側表面にスペーサ粒子を配置したアブレ
    ーション薄層を設置し、前記アブレーション薄層の背面
    から特定波長のレーザ光を照射することにより前記アブ
    レーション薄層のレーザ光照射部分のアブレート推力に
    よって前記スペーサ粒子を前記基板の選択された部分の
    表面に付着させることを特徴とする液晶表示素子の製造
    方法。
  3. 【請求項3】特定波長のレーザ光を出射するレーザ光源
    と、 前記レーザ光の照射面と反対側の面に成膜したアブレー
    ション薄層および前記アブレーション薄層上にスペーサ
    粒子を配置した前記レーザ光に対して透明な補助基板
    と、 液晶表示素子の画素部分を除く所定部分に対応した部分
    に開口を有し、前記補助基板の前記スペーサ粒子の配置
    側と液晶表示素子を構成する基板の間に設置したマスク
    と、 前記レーザ光源を前記液晶表示素子の面と平行な方向に
    移動させるレーザ光源移動装置とを備え、 前記レーザ光源からのレーザ光を前記補助基板に照射す
    ることにより、前記補助基板の前記液晶表示素子側に配
    置したアブレーション薄層をアブレートし、このアブレ
    ートによる当該アブレーション薄層のアブレーション推
    力で前記スペーサ粒子を前記マスクの開口を通して当該
    液晶表示素子の画素部分を除く所定部分に対応した部分
    に付着させることを特徴とする液晶表示素子の製造装
    置。
  4. 【請求項4】特定波長のレーザ光を出射するレーザ光源
    と、 前記レーザ光の照射面と反対側の面に成膜したアブレー
    ション薄層および前記アブレーション薄層上にスペーサ
    粒子を配置した前記レーザ光に対して透明な補助基板
    と、 液晶表示素子の画素部分を除く所定部分に対応した部分
    に開口を有し、前記補助基板の前記スペーサ粒子の配置
    側と液晶表示素子を構成する基板の間に設置したマスク
    と、 前記レーザ光源を前記液晶表示素子の面と平行な方向に
    移動させるレーザ光源移動装置と、 前記マスクを前記液晶表示素子の面と平行な方向に移動
    させるマスク移動装置とを備え、 前記レーザ光源からのレーザ光を前記補助基板に照射す
    ることにより、前記補助基板の前記液晶表示素子側に配
    置したアブレーション薄層をアブレートし、このアブレ
    ートによる当該アブレーション薄層のアブレーション推
    力で前記スペーサ粒子を前記マスクの開口を通して当該
    液晶表示素子の画素部分を除く所定部分に対応した部分
    に付着させることを特徴とする液晶表示素子の製造装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100368900C (zh) * 2006-01-23 2008-02-13 友达光电股份有限公司 液晶显示面板
JP2015099922A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 ロフィン−ジナール テクノロジーズ インコーポレイテッド バースト超高速のレーザーパルスのエネルギー移転による基板への前方堆積の方法および装置

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