JPH11239909A - バリ取り方法及びバリ取り装置 - Google Patents

バリ取り方法及びバリ取り装置

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JPH11239909A
JPH11239909A JP6031298A JP6031298A JPH11239909A JP H11239909 A JPH11239909 A JP H11239909A JP 6031298 A JP6031298 A JP 6031298A JP 6031298 A JP6031298 A JP 6031298A JP H11239909 A JPH11239909 A JP H11239909A
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deburring
burr
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deburring tool
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JP6031298A
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Shiro Takayama
史郎 高山
Kazumi Ota
和美 太田
Kazufumi Matsui
和史 松井
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工において工作物の輪郭端縁に形成するバ
リの大小に拘らず完全に除去する。 【解決手段】 バリ取り装置10における第1バリ取り工
具16を支持部12,13によって第1バリ取り工具の刃物面
をバリ非形成域面より所定量d離した状態でに維持し、
工業用ロボットにより第1バリ取り工具と工作物のバリ
形成域との間で相対送りを行い、バリ形成域において所
定高さ以下のバリを残してバリを切削除去する。次い
で、工業用ロボットにより第2バリ取り工具の刃物面を
バリ形成域に接触させて第2バリ取り工具と工作物のバ
リ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り工具で
残された所定高さ以下のバリを切削除去する。必要に応
じて、更に第3バリ取り工具をバリ形成域に接触させ
て、第3バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相
対送りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フライス切削・
ブローチ削り・打抜き等で加工された工作物の輪郭端縁
に形成したバリを除去するバリ取り方法及びバリ取り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フライス切削・ブローチ削り・打抜き等
で加工された工作物の輪郭端縁に形成したバリを除去す
る場合、工業用ロボットに装着されたバリ取り装置によ
り行うことがある。
【0003】従来の技術においては、バリ取りを工業用
ロボットに装着されたバリ取り装置により行う場合、バ
リ取り装置に円錐形超硬ロータリバーを回転駆動するよ
うに取り付け、工業用ロボットには、バリが突出形成さ
れている工作物の輪郭端縁部に円錐形の超硬ロータリバ
ーの円錐面が当接して該端縁部に沿って送られるバリ取
り軌跡を予め教示しておく。
【0004】そして、超硬ロータリバーを回転駆動する
と共に、工業用ロボットを作動操作することにより工業
用ロボットを教示された通り作動させ、回転する超硬ロ
ータリバーの円錐面をバリが形成している工作物の輪郭
端縁部に当接した状態で該端縁部に沿って送り、バリを
削り取っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フライス切削・ブロー
チ削り・打抜き等により工作物の輪郭端縁に形成するバ
リは、工具の切れ味により、毎回異なりその大きさが多
様である。そこで、上記の従来の技術におけるように、
超硬ロータリバーを取り付けたバリ取り装置を工業用ロ
ボットの作動により送っていきなりバリ取りを行った場
合には、バリの大きさが想定していたものよりも大きか
った場合には、バリが除去されなかったりして、バリの
除去が不完全となる場合がある。
【0006】従って、不良製品が生じると、バリの不完
全除去のための再仕上という手間も要することになる。
この発明は、そのようなバリの不完全除去がないバリ除
去を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のバリ取り方法
は、刃物面をバリ非形成域面より所定量離した状態でバ
リ取り工具と工作物の形成域との間で相対送りを行い、
バリ形成域において所定高さ以下のバリを残してバリを
切削除去する第1バリ取り工程、及び刃物面をバリ形成
域に接触させてバリ取り工具と工作物のバリ形成域との
間で相対送りを行い、第1バリ取り工程で残された所定
高さ以下のバリを切削除去する第2バリ取り工程から構
成されており、更には必要に応じて第2バリ取り工程後
に、第2バリ取り工程でバリ取りされた仕上面に第3バ
リ取り工具を接触させて、第3バリ取り工具と工作物の
バリ形成域との間で相対送りを行い、第2バリ取り工程
後の面を平滑する第3バリ取り工程も含む。
【0008】そして、上記のバリ取り方法を行うバリ取
り装置は、第1バリ取り工具と第1バリ取り工具の切物
面をバリ非形成域面から所定量離して維持する支持部と
を備え、第1バリ取り工具がバリ形成域において所定高
さ以下のバリを残してバリ形成域を通るように工業用ロ
ボットにより作動される第1仕上用バリ取り装置、及び
残された所定高さ以下のバリを切削除去するため第2バ
リ取り工具がバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に
沿うように工業用ロボットにより作動される第2バリ取
り装置から構成されている。
【0009】そして第3バリ取り工程も行う場合には、
バリ除去後の面を平滑にするために第3バリ取り工具が
第2バリ取り後のバリ形成域に当接した状態でバリ形成
域に沿うように工業用ロボットにより作動される第3バ
リ取り装置を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態におけるバ
リ取り方法を実施するバリ取り装置を図面に従って説明
する。この発明によるバリ取り装置は、図1乃至図5に
示すように工業用ロボットAに装着されて使用される。
【0011】工業用ロボットAは、基台1上に旋回台2
が直立軸線回りに回動し得るように、旋回台2には、第
1腕3が水平軸線回りに回動し得るように、第1腕3の
先端部には第2腕4が水平軸線回りに回動し得るよう
に、更に第2腕4の先端部には手首部5が水平軸線回り
に回動し得るように夫々枢着されている。手首部5の先
端部には、図2に示すように工具取付フランジ6がその
中心軸線L1回りに回転し得るように取り付けられてい
る。それらの回動・回転はロボットの周知の駆動制御機
構で駆動されるのである。そして、工具取付フランジ6
には、バリ取り装置が装着される。
【0012】実施の第1形態においては、必要に応じて
工具取付フランジ6に交換装着される荒仕上用バリ取り
装置10、中仕上用バリ取り装置20及び仕上用バリ取
り装置30の三種のバリ取り装置が用意されている。
【0013】荒仕上用バリ取り装置10(図2参照)
は、工具取付フランジ6に固着され、工具取付フランジ
6の半径方向に伸びる基板部11と、工具取付フランジ
6に固着された基板部11から工具取付フランジ6の中
心軸線L1を中心軸線として突出した支柱部12と、支
柱部12の先端部に中心軸線L1回りに回転自在に軸受
部13aを介して取り付けられ、中心軸線L1に垂直な
当接面13bをもつ当接部13と、基板部11の先端部
に中心軸線L1からの半径方向位置が調節可能に取り付
けられた取付具14に、出力軸の軸線L2が中心軸線L
1と平行になり、且つ軸線L2方向に位置調節可能に取
り付けられたモータ15と、モータ15の出力軸先端に
シャンクが取り付けられている円筒形の超硬ロータリバ
ーである荒仕上バリ取り工具16とから構成されてい
る。
【0014】上記のように基板部11が工具取付フラン
ジ6に直接固着される形式でなく、基板部11の支柱部
12と反対側の面にフローティング機構部17(図3参
照)が設けられ、フローティング機構部17が工具取付
フランジ6に固着される形式、即ち基板部11がフロー
ティング機構部17を介して基板部11を取り付けられ
る形式もある。
【0015】中仕上用バリ取り装置20(図4参照)
は、工具取付フランジ6に固着されるフランジ部21を
基部にもつ支持腕部22と、出力軸の軸線L2が中心軸
線L1と垂直になるように支持腕部22の先端部に取り
付けられたモータ23と、モータ23の出力軸先端にシ
ャンクが取り付けられている円錐形の超硬ロータリバー
である中仕上バリ取り工具24とから構成されている。
【0016】仕上用バリ取り装置30(図5参照)は、
中仕上用バリ取り装置20と同様に工具取付フランジ6
に固着されるフランジ部31を基部にもつ支持腕部32
と、出力軸の軸線L2が中心軸線L1と垂直になるよう
に支持腕部32の先端部に取り付けられたモータ33
と、モータ33の出力軸先端にシャンクが取り付けられ
ている放射状植毛のブラシの仕上バリ取り工具34とか
ら構成されている。
【0017】実施の第1形態のバリ取り装置によるバリ
取り作業は、下記のようにして行われる。フライス切削
・ブローチ削り・打抜き等により工作物の輪郭端縁に
は、バリが突出形成されている。その工作物として、ブ
ローチ加工で形成された歯車を例示する。(図7の工作
物W参照)
【0018】ブローチ加工により形成された工作物Wで
ある歯車の切削された歯面等の輪郭面と端面との交わる
端縁部において、バリが引き抜きの一方向の面に突出形
成されている。そして、工作物Wのバリが突出形成され
ている方の面の中心域にはバリが突出形成されてない方
の面と平行な基準面Sが形成されている。基準面は、図
2、図3に示すように、凹面として形成されている形式
でも、又図6に示すようにバリが突出形成されていない
中心部の面でもよい。
【0019】バリ取り作業において、その工作物Wは、
バリが突出形成されてない方の面を下にしてテーブル上
に例えば三爪チャック等で位置決め固定される。先ず、
荒仕上に際しては、工業用ロボットAの手首部5の工具
取付フランジ6に荒仕上用バリ取り装置10が装着され
る。荒仕上用バリ取り装置10の荒仕上バリ取り工具1
6は、その直径がバリ形成域の半径方向長さをカバーす
る寸法、歯車のような工作物Wの場合には、歯高をカバ
ーする寸法のものが選択されている。
【0020】その際、工具取付フランジ6の中心軸線L
1が工作物Wの中心と一致し、当接部13の当接面13
bが基準面Sに当接した場合に、荒仕上バリ取り工具1
6の先端面が工作物Wのバリ形成域に合致するように中
心軸線L1からのモータ15の半径方向位置を予め調節
しておくと共に、荒仕上バリ取り工具16の先端面が工
作物Wのバリ突出形成面からの所定の荒仕上げバリ高さ
dになるようにモータ15の軸線L2方向位置を予め調
節しておく。
【0021】そして、モータ15により荒仕上バリ取り
工具16が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの
作動操作により、工具取付フランジ6の中心軸線L1が
工作物Wの中心と一致させられ、且つ、当接部13の当
接面13bが工作物Wの中心域の基準面Sに当接させら
れる。次いで、工具取付フランジ6がその中心軸線L1
回りに回転駆動される。
【0022】かくして、荒仕上バリ取り工具16が、工
作物Wのバリ形成域である歯車の歯部を通過して、突出
形成した所定高さ以上の高さDのバリは、回転する荒仕
上バリ取り工具16により所定の荒仕上高さdにまで削
り取られる。(図8(1)参照)
【0023】そして、荒仕上バリ取りが終ると、工業用
ロボットAの手首部5は原位置に戻る。図3に示すよう
に、荒仕上用バリ取り装置10にフローティング機構部
17が具備されている場合には、工作物の固定姿勢が傾
いていても、当接部13の当接面13bが工作物Wの基
準面Sに完全に当接した状態となるので、荒仕上バリ取
り作業には支障がない。
【0024】次に、中仕上げに際しては、工業用ロボッ
トAの手首部5の工具取付フランジ6には、荒仕上用バ
リ取り装置10に替えて中仕上用バリ取り装置20が装
着される。工業用ロボットAには、ブローチ加工により
形成された工作物Wである歯車の切削された歯面等の輪
郭面と端面との交わる端縁部に中仕上バリ取り工具24
の円錐面が当接して端縁部に沿って送られる中仕上げ軌
跡(即ち歯車である工作物Wの歯形の輪郭形状に沿う軌
跡)が予め作業者により教示されている。
【0025】そこで、モータ23により中仕上バリ取り
工具24が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの
作動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作
動し、回転する中仕上バリ取り工具24の円錐面は、バ
リが形成している端縁部に当接された状態で端縁部に沿
って送られ、荒仕上高さdのバリは、中仕上バリ取り工
具24により完全に削り取られると共に面取りが行われ
る。(図8(2)参照) そして、中仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの
手首部5は原位置に戻る。
【0026】最後の仕上げに際しては、工業用ロボット
Aの手首部5の工具取付フランジ6には、中仕上用バリ
取り装置20に替えて仕上用バリ取り装置30が装着さ
れる。 工業用ロボットAには、バリが突出形成した側
の面のバリ形成域を仕上バリ取り工具34の外周面が当
接して通過するように仕上バリ取り工具34が送られる
仕上げ軌跡が予め作業者により教示されている。
【0027】そこで、モータ33により仕上バリ取り工
具34が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作
動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作動
し、回転する仕上バリ取り工具34の外周面は、バリ形
成域の面に当接された状態でそこを通過して、中仕上後
のバリ形成域の面は、仕上バリ取り工具34により平滑
に仕上げられる。(図8(3)参照) 仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は
原位置に戻る。
【0028】実施の第2形態におけるバリ取り装置40
は、図6に示すように、工業用ロボットAの手首部5の
工具取付フランジ6に装着されるタレットヘッド41を
備え、タレットヘッド41には、工具取付フランジ6の
中心軸線L1対称に軸線L1と直交する軸線L2,L3
回りに回転駆動される第1モータ42と第2モータ43
とが装着され、第1モータ42の外向き出力軸には実施
の第1形態の場合と同様の円筒形の荒仕上バリ取り工具
44が、第2モータ43の外向き出力軸には実施の第1
形態の場合と同様の円錐形の中仕上バリ取り工具45が
夫々装着されている。
【0029】第1モータ42には、中心軸線L1と平行
に平面で切断された半円筒状のストッパ46が、図7に
示すように荒仕上バリ取り工具44を同心的に囲繞する
ように取り付けられ、ストッパ46の先端面は、工作物
Wのバリ形成面からの所定の荒仕上げバリ高さに相当す
る所定量dだけ荒仕上バリ取り工具44の先端面より突
出している。
【0030】なお、半円筒状のストッパ46の内径は、
荒仕上バリ取り工具44の先端面がバリ形成域を通過す
る際に、半円筒状のストッパ46のの先端面がバリ形成
域に触れる可能性がない大きさであればよい。仕上げバ
リ取工具に関しては、実施の第1形態における仕上用バ
リ取り装置30と同様のものを用いる。
【0031】実施の第2形態のバリ取り装置によるバリ
取り作業は、下記のようにして行われる。工作物Wは、
実施の第1形態の場合と同様にテーブル上に位置決め固
定される。先ず、荒仕上に際しては、工業用ロボットA
の手首部5の工具取付フランジ6にバリ取り装置40が
装着される。
【0032】そして、工業用ロボットAの作動操作によ
り、手首部5の水平位置決めと、工具取付フランジ6、
即ちタレットヘッド41の所定の割出し回転が行われ、
荒仕上バリ取り工具44の先端面が工作物Wのバリ形成
域に平行に対向合致するように位置決めされる。
【0033】工業用ロボットAには、工作物Wのバリが
突出形成した側の面のバリ形成域に対向し、ストッパ4
6が工作物Wのバリが突出形成した側の面のバリ非形成
域、即ち基準面Sに当接すると共に、荒仕上バリ取り工
具16の先端面が半円筒状のストッパ46の開放されて
いる方向(図7における矢印方向)に向ってバリ形成域
を通過するように荒仕上バリ取り工具24が送られる荒
仕上げ軌跡が予め作業者により教示されている。なお、
ストッパ46が基準面Sに当接しないでバリと当接して
しまう場合には、ストッパ46がバリと当接してバリ取
りを行った範囲に対し再度バリ取りを行うように荒仕上
げ軌跡を教示する。
【0034】そこで、モータ42により荒仕上バリ取り
工具44が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの
作動操作により、工業用ロボットAは、教示された通り
作動し、ストッパ46は工作物Wのバリが突出形成した
側の面に当接してバリ非形成域及び荒仕上バリ取り域に
接触しながら旋回し、荒仕上バリ取り工具44が、工作
物Wのバリ形成域である歯車の歯部を通過して、突出形
成した所定高さ以上の高さDのバリは、回転する荒仕上
バリ取り工具44により所定の荒仕上高さdにまで削り
取られる。(図8(1)参照) 荒仕上バリ取りが終ると工業用ロボットAの手首部5は
原位置に戻る。
【0035】次に、中仕上げに際しては、工業用ロボッ
トAの作動操作により、手首部5の水平位置決めと、工
具取付フランジ6、即ちタレットヘッド41の所定の割
出し回転が行われ、中仕上バリ取り工具45が工作物W
のバリ形成域に対向するように位置決めされる。工業用
ロボットAには、実施の第1態様同様の中仕上げ軌跡が
予め作業者により教示されている。
【0036】そこで、モータ43により中仕上バリ取り
工具45が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの
作動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作
動し、回転する中仕上バリ取り工具45の円錐面は、バ
リが形成している端縁部に当接された状態で端縁部に沿
って送られ、荒仕上高さdのバリは、中仕上バリ取り工
具45により完全に削り取られる。(図8(2)参照) そして、中仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの
手首部5は原位置に戻る。
【0037】最後に仕上に際しては、工業用ロボットA
の手首部5の工具取付フランジ6には、バリ取り装置4
0に替えて実施の第1態様と同じの仕上用バリ取り装置
30が装着される。工業用ロボットには、実施の第1態
様同様の仕上げ軌跡が予め作業者により教示されてい
る。
【0038】そこで、モータ33により仕上バリ取り工
具34が回転駆動されると共に、工業用ロボットAの作
動操作により、工業用ロボットAは教示された通り作動
し、回転する仕上バリ取り工具34の外周面は、バリ形
成域の面に当接された状態でそこを通過して、中仕上後
のバリ形成域の面は、仕上バリ取り工具34により平滑
に仕上げられる。(図8(3)参照) 仕上バリ取りが終ると、工業用ロボットAの手首部5は
原位置に戻る。
【0039】
【発明の効果】この発明のバリ取り方法によるバリ取り
においては、工作物の形成時に生じたバリが工具の切れ
味により過大な大きさのものを含んで不均一の場合で
も、バリの大きさを完全なバリ除去が可能となる適正な
大きさに予めしてから従来のようなバリ除去を行うの
で、完全なバリ取りが行われ得る。そして、この発明の
装置は、そのようなバリ取り方法におけるバリの大きさ
の適正化が簡単に行うことを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるバリ取り装置が
装着される工業用ロボットの斜視図である。
【図2】この発明の実施の第1形態における荒仕上用バ
リ取り装置の正面図である。
【図3】この発明の実施の第1形態における別形の荒仕
上用バリ取り装置の正面図である。
【図4】この発明の実施の第1形態における中仕上用バ
リ取り装置の正面図である。
【図5】この発明の実施の第1形態における仕上用バリ
取り装置の正面図である。
【図6】この発明の実施の第2形態におけるバリ取り装
置の正面図である。
【図7】この発明の実施の第2形態におけるバリ取り装
置の荒仕上バリ取りの説明図である。
【図8】この発明の実施の形態におけるバリ取りの説明
図である。
【符号の説明】
A 工業用ロボット 1 基台 2 旋回台 3 第1腕 4 第2腕 5 手首部 6 工具取付フランジ 10 荒仕上用バ
リ取り装置 11 基板部 12 支柱部 13 当接部 13a 軸受部 13b 当接面 14 取付具 15 モータ 16 荒仕上バ
リ取り工具 17 フローティング機構部 20 中仕上用
バリ取り装置 21 フランジ部 22 支持腕部 23 モータ 24 中仕上バ
リ取り工具 30 仕上用バリ取り装置 31 フランジ
部 32 支持腕部 33 モータ 34 仕上バリ取り工具 40 バリ取り
装置 41 タレットヘッド 42 第1モー
タ 43 第2モータ 44 荒仕上バ
リ取り工具 45 中仕上バリ取り工具 46 ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物面をバリ非形成域面より所定量離し
    た状態でバリ取り工具と工作物のバリ形成域との間で相
    対送りを行い、バリ形成域において所定高さ以下のバリ
    を残してバリを切削除去する第1バリ取り工程、及び刃
    物面をバリ形成域に接触させてバリ取り工具と工作物の
    バリ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り工程
    で残された所定高さ以下のバリを切削除去する第2バリ
    取り工程から構成されたバリ取り方法。
  2. 【請求項2】 刃物面をバリ非形成域面より所定量離し
    た状態で第1バリ取り工具と工作物のバリ形成域との間
    で相対送りを行い、バリ形成域において所定高さ以下の
    バリを残してバリを切削除去する第1バリ取り工程、刃
    物面をバリ形成域に接触させて第2バリ取り工具と工作
    物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第1バリ取り
    工程で残された所定高さ以下のバリを切削除去する第2
    バリ取り工程、及び第2バリ取り工程でバリ取りされた
    仕上面に第3バリ取り工具を接触させて、第3バリ取り
    工具と工作物のバリ形成域との間で相対送りを行い、第
    2バリ取り工程後の面を平滑する第3バリ取り工程から
    構成されたバリ取り方法。
  3. 【請求項3】 第1バリ取り工具と第1バリ取り工具の
    刃物面をバリ非形成域面から所定量離して維持する支持
    部とを備え、第1バリ取り工具がバリ形成域において所
    定高さ以下のバリを残してバリ形成域を通るように工業
    用ロボットにより作動される第1バリ取り装置、及び残
    された所定高さ以下のバリを切削除去するため第2バリ
    取り工具がバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿
    うように工業用ロボットにより作動される第2バリ取り
    装置から構成されたバリ取り装置。
  4. 【請求項4】 第1バリ取り工具と第1バリ取り工具の
    刃物面をバリ非形成域面から所定量離して維持する支持
    部とを備え、第1バリ取り工具がバリ形成域において所
    定高さ以下のバリを残してバリ形成域を通るように工業
    用ロボットにより作動される第1バリ取り装置、残され
    た所定高さ以下のバリを切削除去するため第2バリ取り
    工具がバリ形成域に当接した状態でバリ形成域に沿うよ
    うに工業用ロボットにより作動される第2バリ取り装
    置、及びバリ除去後の面を平滑にするために第3バリ取
    り工具が第2バリ取り後のバリ形成域に当接した状態で
    バリ形成域に沿うように工業用ロボットにより作動され
    る第3バリ取り装置から構成されたバリ取り装置。
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