JPH11239176A - アドホックネットワークのパケットルーティング方法 - Google Patents

アドホックネットワークのパケットルーティング方法

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JPH11239176A
JPH11239176A JP3866798A JP3866798A JPH11239176A JP H11239176 A JPH11239176 A JP H11239176A JP 3866798 A JP3866798 A JP 3866798A JP 3866798 A JP3866798 A JP 3866798A JP H11239176 A JPH11239176 A JP H11239176A
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JP
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signal
wireless
wireless terminal
packet
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JP3866798A
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English (en)
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Toshifumi Miyagi
利文 宮城
Masataka Iizuka
正孝 飯塚
Hitoshi Takanashi
斉 高梨
Masahiro Morikura
正博 守倉
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はアドホックネットワークのパケット
ルーティング方法において発信端末と宛先端末との間に
固定された中継端末が多数存在しない場合であっても発
信端末と宛先端末との通信を可能にすることを目的とす
る。 【解決手段】 中継端末が隣接無線端末との通信状態の
悪化を検出すると、中継端末から宛先端末100(J)に対し
て第1の信号P1を送り、宛先端末100(J)は第1の信号
を検出すると不特定の無線端末に対して第2の信号P2
を送出し、中継端末は第2の信号P2を検出すると中継
端末識別情報を付加して第2の信号P2を不特定の無線
端末に送出し、発信端末100(A)は第2の信号P2を検出
すると第2の信号P2に含まれる中継端末識別情報に基
づいて通信ルートを認識することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線端末同
士が互いに通信を行うアドホックネットワークのパケッ
トルーティング方法に関し、特にデータパケットの送信
元である発信端末と送信先である宛先端末との間を中継
する中継端末が移動可能な環境における通信ルートの決
定制御に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の無線端末同士が互いに通信を行う
アドホックネットワークの従来技術としては、例えば特
開平8−97821号公報の「無線データ通信方法及び
装置ならびに無線データ通信システム」が公知である。
【0003】この種のアドホックネットワークにおいて
は、データパケットの送信元である発信端末と送信先で
ある宛先端末とが距離などの関係で直接通信できない場
合であっても、発信端末と宛先端末との間に存在する1
つまたは複数の無線端末を利用できる場合には、それら
の無線端末をデータの中継を行う中継端末として利用す
ることにより、発信端末から宛先端末へのデータ転送が
行われる。
【0004】中継端末を利用する場合には、データパケ
ットの送信を開始する前に、発信端末と宛先端末との間
の利用可能な中継端末を検出して、利用できる通信ルー
トを探索する必要がある。特開平8−97821号公報
においては、次のようにして通信ルートを探索する。す
なわち、発信端末から不特定の無線端末に向かって、特
定の信号フレームを同報送信(ブロードキャスト)す
る。前記信号フレームを検出した任意の無線端末は、そ
れ自身が宛先端末でなければ、検出した信号フレームを
不特定の無線端末に向かって送出する。
【0005】従って、中継端末を利用した同報送信が連
鎖的に繰り返されるので、発信端末から送信された信号
フレームが宛先端末まで届く。このときに信号フレーム
の中継に利用された無線端末を中継端末として利用する
ように、1つの通信ルートが決定される。但し、この種
の同報送信を実施する場合には、互いに通信可能な全て
の無線端末同士の間に連鎖的に通信が発生するので、各
無線端末において通信のトラヒックが大幅に増大する。
従って、トラヒックを低減するために、各中継端末にお
ける同報送信は1回だけに制限される。
【0006】直接通信不可能な発信端末と宛先端末との
間で通信するためには、利用可能な通信ルートが実際に
存在することが前提になる。従って、互いに隣接する無
線端末同士の通信可能範囲が互いに重複し、しかも発信
端末と宛先端末との間にとぎれなく中継可能な無線端末
が配置されている必要がある。
【0007】例えば、発信端末と宛先端末との間に第1
の中継端末と第2の中継端末とが存在する場合に、発信
端末と第1の中継端末との通信可能範囲が重なり、第1
の中継端末と第2の中継端末との通信可能範囲が重な
り、第2の中継端末と宛先端末との通信可能範囲が重な
る場合には、発信端末から送信されたデータを第1の中
継端末と第2の中継端末とで中継することにより、宛先
端末までデータを転送できる。
【0008】また、複数の通信ルートを選択可能な場合
には、一部の中継端末において通信不可能な状態や障害
が発生した場合であっても、再び通信ルートの探索を実
施するか、または予め定めた代替ルートを利用すること
により、通信ルートを確保できる。上記のような装置に
おいては、ルート検索のための信号フレームを記億する
メモリや、フレームに記述された情報をもとに処理を行
う演算装置やプログラムされた論理素子もしくはプログ
ラムが設けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
通信ルート確保のために実施される信号フレームの同報
送信は1回に制限されている。従って、1回だけしか送
信されない信号フレームを確実に中継するために、発信
端末と宛先端末との間には、互いに通信可能範囲が重な
るように多数の中継端末を固定配置しなければならな
い。
【0010】もしも、特定の無線端末の移動によって発
信端末と宛先端末との間を中継する中継端末が1つでも
所定範囲からはずれると、発信端末と宛先端末との間で
データパケットの転送が不可能になる。また、従来技術
では、送受信する信号フレームの制御処理を専用のプロ
グラムやプログラムされた論理素子等で実施するので、
専用の情報処理装置やアプリケーションを構築する必要
があり既存の無線通信装置をそのまま用いることができ
ない不具合があった。
【0011】本発明は、アドホックネットワークのパケ
ットルーティング方法において、発信端末と宛先端末と
の間に実質上固定された中継端末が多数存在していない
場合であっても、直接通信できない発信端末と宛先端末
との間で通信を可能にすることを主な目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のアドホックネ
ットワークのパケットルーティング方法は、データパケ
ットの送信,受信及び中継の全ての機能をそれぞれが備
える少なくとも3つの無線端末を利用し、データパケッ
トの送信元となる無線端末,データパケットの送信先と
なる無線端末及びデータパケットを中継する無線端末を
それぞれ発信端末,宛先端末及び中継端末とし、前記発
信端末と宛先端末との間で直接通信できない場合には、
1つ以上の前記中継端末を利用する通信ルートを特定
し、特定された通信ルートを利用してデータパケットを
転送するアドホックネットワークのパケットルーティン
グ方法において、前記中継端末が特定された通信ルート
上で隣接する無線端末との間の通信状態の悪化を検出し
た場合には、該中継端末から前記宛先端末に対して通信
途絶を示す第1の信号を送り、前記宛先端末が前記第1
の信号を検出した場合には、利用する通信ルートを更新
するために、前記宛先端末から不特定の前記無線端末に
対して第2の信号を送出し、前記第2の信号を検出した
無線端末が前記発信端末でない場合には、前記第2の信
号を検出した無線端末は、該無線端末を特定する中継端
末識別情報を付加して前記第2の信号を不特定の無線端
末に対して送出し、前記第2の信号を検出した無線端末
が前記発信端末である場合には、該発信端末は、検出さ
れた第2の信号に含まれる前記中継端末識別情報に基づ
いて更新された通信ルートを認識し、更新された通信ル
ートの中継端末を介して宛先端末へのデータパケットの
送信を継続することを特徴とする。
【0013】中継端末の移動などによって発信端末と宛
先端末との間の通信ルートが途絶えると、それを検出し
た中継端末が宛先端末に対して第1の信号を例えば通知
パケットとして送出する。この第1の信号に応答して、
宛先端末から第2の信号が送出される。すなわち、宛先
端末から発信端末に向かって通信ルートの探索が開始さ
れる。
【0014】第2の信号は宛先端末から不特定の無線端
末に対して、すなわち同報で送出されるので、通信可能
な範囲内に複数の無線端末が存在する場合には、複数の
無線端末に第2の信号が届く。第2の信号を検出した無
線端末が、該無線端末を特定する中継端末識別情報を送
出する第2の信号に付加するので、発信端末に届く第2
の信号には、それの転送ルートを特定できる中継端末群
の情報が含まれている。従って、利用できる通信ルート
の情報が確保される。
【0015】通信ルートの探索を宛先端末から開始する
ことにより、宛先端末に確実にパケットが到着するよう
な中継ルートを確保できる。また、発信端末における処
理の負荷が低減される。中継端末は、隣接する他の中継
端末からの特有の電波の受信レベルなどを周期的に監視
することにより、通信状態の悪化を検出できる。監視対
象の無線端末は、発信端末から宛先端末への通信ルート
上の直前の隣接する中継端末である。
【0016】受信レベルが所定のレベルを下回る場合に
は、無線通信可能範囲内に存在しないと判断できる。監
視対象の無線端末の状況を中継端末上に記録しておき、
最新の受信状態と記録とを比較することにより、通信状
態の変化を識別できる。従来技術においては、無線通信
可能範囲に中継する端末が配置されていることが前提に
なっているが、本発明では中継端末が自由に動き回るこ
とを前提としている。すなわち、通信可能範囲内に常時
中継端末が存在していなくても、本発明では通信が可能
である。
【0017】上記各種制御は、各無線端末にミドルウェ
アとして搭載することにより実現可能である。本発明は
ミドルウェアとして実現するのが望ましい。ミドルウェ
アは、ハードウェアとアプリケーション・ソフトウェア
との中間に位置するソフトウェアであり、ISO(国際
標準化機構)で定義されている通信プロトコルの階層モ
デルであるOSI参照モデルにおいて、データリンク層
の上位に位置する。下位レイヤにおいて提供するサービ
スに応じて必要な機能を付加することなくサービスを実
現可能とする。また、上位のアプリケーションにおいて
も、提供するサービスに応じた変更や修正をすることな
く実現できる。
【0018】本発明をミドルウェアとして実現すること
により、既存の無線端末を用いて動的トポロジーに対応
した無線パケット通信が可能になる。本発明の制御や必
要な情報の保持のために各無線端末にミドルウェアを導
入することにより、特定のアプリケーションや無線通信
装置に限らず発明を実施できる。また、宛先端末のミド
ルウェアによりルートの確保等の制御を行うことで、M
ACレイヤや物理レイヤなどのネットワーク全体に対す
る負担をより軽減した通信が可能になる。
【0019】請求項2は、請求項1記載のアドホックネ
ットワークのパケットルーティング方法において、前記
宛先端末もしくは前記第2の信号を検出した無線端末
は、所定の条件で通信可能な他の無線端末を検出できな
い場合には、前記第2の信号を保持し、前記所定の条件
で通信可能な他の無線端末を検出したときに、保持され
た前記第2の信号を送出することを特徴とする。
【0020】従って、無線端末の移動などによって、発
信端末と宛先端末との間に利用可能な通信ルートが存在
しない場合には、第2の信号が何れかの中継端末もしく
は宛先端末に保持され、利用可能な通信ルートが現れた
ときに、新たに通信ルート上に現れた中継端末に第2の
信号が送信され、通信ルートの探索が継続される。この
ため、頻繁に移動する無線端末であっても、それを中継
端末として利用することができる。この制御も、各無線
端末に設られる前述のミドルウェアで実現できる。
【0021】請求項3は、請求項1記載のアドホックネ
ットワークのパケットルーティング方法において、前記
宛先端末は前記第2の信号を生成する度に個別のパケッ
ト識別子を第2の信号に付与し、前記第2の信号を検出
した無線端末は、検出した第2の信号に付与された前記
パケット識別子を記憶し、該無線端末は検出した第2の
信号のパケット識別子が記憶されたパケット識別子と一
致する場合には検出した第2の信号を破棄し、一致しな
ければ第2の信号を他の無線端末に送出することを特徴
とする。
【0022】第2の信号の同報送信を連鎖的に繰り返す
場合には、中継端末及び発信端末において、同一の第2
の信号が何度も繰り返し検出される可能性がある。複数
の通信ルートが存在する場合には、それぞれの通信ルー
トにおける転送所要時間が互いに異なる。一般に、転送
所要時間が短い通信ルートでは、中継数が少ないか、中
継距離が短いか、あるいは通信回線の品質が良い。従っ
て、異なる経路を経由した同一の第2の信号が繰り返し
検出される場合には、最初に検出された第2の信号が経
由したルートを選択するのが好ましいと考えられる。
【0023】既に検出した第2の信号を破棄することに
より、通信トラヒックの増大を抑制できる。請求項4
は、請求項1記載のアドホックネットワークのパケット
ルーティング方法において、前記発信端末が前記宛先端
末からの第2の信号を検出した場合には、前記発信端末
が、前記第2の信号を部分的に更新して、更新された第
2の信号を、検出された第2の信号に含まれる前記中継
端末識別情報に対応する特定の無線端末を介して、前記
宛先端末まで返送することを特徴とする。
【0024】例えば、宛先端末から発信端末に送られた
第2の信号の中継に利用した無線端末が移動している場
合には、第2の信号が転送された通信ルートが、時間の
経過により利用できなくなる可能性がある。発信端末に
転送された第2の信号を宛先端末に返送することによ
り、検出された通信ルートが少なくとも2回連続的に利
用できるか否かを識別できる。発信端末が第2の信号を
更新するので、宛先端末は第2の信号が発信端末に届い
たことを確認できる。
【0025】発信端末が宛先端末に第2の信号を返送す
るときには、第2の信号に含まれる中継端末識別情報に
対応する特定の無線端末に、すなわちユニキャストで送
信を実施するので、それによって発生するトラヒックは
最小限である。請求項5は、請求項1記載のアドホック
ネットワークのパケットルーティング方法において、前
記発信端末と前記宛先端末との間で転送される前記第2
の信号の転送所要時間が最も短い通信ルートを優先的に
利用することを特徴とする。
【0026】一般に、転送所要時間が短い通信ルートで
は、中継数が少ないか、中継距離が短いか、あるいは通
信回線の品質が良い。従って、異なる経路を経由した同
一の第2の信号が繰り返し検出される場合には、最初に
検出された第2の信号が経由したルートを選択するのが
好ましいと考えられる。本発明をミドルウェアで実現す
ることにより、既存の装置やアプリケーションをそのま
ま用いることができる。さらに、MACレイヤや物理レ
イヤでの処理を少なくすることで、ネットワーク全体の
制御やルーティングの管理の負荷が軽減される。
【0027】本発明では、利用可能な通信ルートが全く
存在しない場合であっても、中継端末が無線通信可能な
範囲に入るのを待つことで通信が可能になる。従って、
本発明は直接通信できない端末間における中継端末が自
由に動き回る動的トポロジーに対応した通信を実現でき
る。ミドルウェアを用いることにより、本発明はアプリ
ケーションや設定などを変更することなく既存の無線通
信システムで使用することが可能であり、ルーティング
機能を備えたミドルウェアを導入し下位のレイヤである
MACレイヤや物理レイヤの負担を軽減することができ
るので、無線ネットワーク環境の全体の負担の軽減の効
果が得られる。
【0028】また、本発明では端末が自由に動き回って
いても確実なデータ送信が可能である。さらに、発信端
末ではなく宛先端末のミドルウェアがルーティング制御
を行うことで、発信端末の負担軽減の効果が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施の形態を図1
〜図10に示す。この形態は、全ての請求項に対応す
る。
【0030】図1は本発明を実施する各無線端末上で実
行される発信端末の制御の内容を示すフローチャートで
ある。図2は本発明を実施する各無線端末上で実行され
る中継端末及び宛先端末の制御の内容を示すフローチャ
ートである。図3は本発明を実施する各無線端末上で実
行される宛先端末の制御の内容を示すフローチャートで
ある。
【0031】図4は発信端末から宛先端末へ向かって通
信ルートの探索を実行する場合の各無線端末のレイアウ
トとパケットの転送経路の例を示す模式図である。図5
及び図6は宛先端末から発信端末へ向かって通信ルート
の探索を実行する場合の各無線端末のレイアウトとパケ
ットの転送経路の例を示す模式図である。図7は制御パ
ケットP0,P2,P3の構成を示すマップである。図
8は制御パケットP0の具体例を示すマップである。図
9は制御パケットP2,P3の具体例を示すマップであ
る。図10は本発明を実施する各無線端末の動作の概要
を示すフローチャートである。
【0032】この形態においては、請求項1の無線端
末,第1の信号,第2の信号及び中継端末識別情報は、
それぞれ無線端末100,通知パケットP1,制御パケ
ットP2及び中継端末識別子群IDRとして具体化され
ている。この例では、複数存在する無線端末100を利
用するので、これらを区別する必要がある場合には、各
無線端末100の符号にそれぞれの識別記号を括弧と共
に付加して記述する。同様に、それぞれの無線端末10
0から発信される無線パケットを区別する必要がある場
合には、無線パケットの符号にそれを発信した無線端末
100の識別符号を括弧と共に付加して記述する。
【0033】この形態では、無線端末100(A)及び1
00(J)が、それぞれ請求項1の発信端末及び宛先端末
として割り当てられている。請求項1の中継端末は状況
に応じて変更される。この形態で使用する複数の無線端
末100(A)〜100(J)は、それぞれがデータを発信す
る発信端末,データを受け取る宛先端末及びデータを中
継する中継端末としての機能を全て備えている。
【0034】無線端末100のハードウェア構成につい
ては、一般的な無線パケット端末装置と基本的に同一で
ある。すなわち、アンテナ,送信機,受信機,データ処
理回路,表示器,入力装置,記憶装置,ディジタル制御
ユニットなどが無線端末100に内蔵されている。各々
の無線端末100は、発信端末,宛先端末及び中継端末
の全ての機能を実現するために、図1に示す処理,図2
に示す処理及び図3に示す処理の全てを並列的に実行す
る。
【0035】この形態においては、図1,図2及び図3
に示す処理は全て前述のミドルウェアとして実現されて
いる。各々の無線端末100の通信可能範囲があまり広
くない場合には、例えば図4において発信端末である無
線端末100(A)から宛先端末である無線端末100(J)
に対して直接にはデータを転送できないことが想定され
る。
【0036】しかし、無線端末100(A)及び100(J)
の間に存在する他の無線端末100(B),100(D),1
00(G)を中継端末として利用することにより、無線端
末100(A)から無線端末100(J)までデータを転送可
能になる。中継端末を用いてデータ通信を行う場合に
は、利用する中継端末と中継順序を特定できるように、
発信端末から宛先端末までの通信ルートの探索を予め実
施してルートを確保する必要がある。
【0037】各無線端末100は、その周囲に存在する
他の無線端末100からの電波を監視して、電波の受信
レベルを予め定めた閾値と比較することにより、監視対
象の無線端末100が通信可能範囲内に存在するか否か
を識別する。発信端末である無線端末100(A)は、宛
先端末である無線端末100(J)と直接通信できないこ
とを認識すると、図1のステップ12から14に進むの
で、ステップ11で作成した制御パケットP0を不特定
の無線端末100に対して同報送信(ブロードキャス
ト)する。
【0038】図4の例では、無線端末100(A)から発
信される制御パケットP0(A)が、無線端末100(B)及
び100(C)に届く。制御パケットP0は、図7に示す
ように制御パケット識別子IDP,作成端末フラグF0
1,発信端末識別子IDS,宛先端末識別子IDD,中
継端末識別子群IDR及びデータ長LDPで構成され
る。
【0039】制御パケット識別子IDPは、各制御パケ
ットP0,P2,P3を区別するための情報である。作
成端末フラグF01は、各制御パケットP0,P2,P
3を作成した無線端末100が発信端末と宛先端末の何
れかを示す二値情報である。発信端末識別子IDSは、
発信端末を特定するための情報である。宛先端末識別子
IDDは宛先端末を特定するための情報である。中継端
末識別子群IDRは、中継に利用する1つ又は複数の無
線端末100を特定するための情報である。データ長L
DPは、送信データの長さを示す情報である。
【0040】無線端末100(A)から発信される制御パ
ケットP0(A)については、図8に示すように中継端末
識別子群IDRに中継端末の情報が全く含まれていない
ので、中継端末が未特定であることが分かる。従って、
制御パケットP0(A)を受信した無線端末100(B)は、
図2に示すステップ36から38に進み、制御パケット
P0(B)を不特定の無線端末100に対して送信する。
【0041】無線端末100(B)が送信する制御パケッ
トP0(B)の中継端末識別子群IDRには、図8に示す
ように無線端末100(B)の識別符号「B」が付加され
る。この処理は、図2のステップ31で実施される。無
線端末100(B)が送信する制御パケットP0(B)は、図
4の例では無線端末100(D)で受信される。制御パケ
ットP0(B)の中継端末識別子群IDRには次の中継端
末が示されていないので、制御パケットP0(B)を受信
した無線端末100(D)は、図2に示すステップ36か
ら38に進み、制御パケットP0(D)を不特定の無線端
末100に対して送信する。
【0042】無線端末100(D)が送信する制御パケッ
トP0(D)の中継端末識別子群IDRには、図8に示す
ように無線端末100(D)の識別符号「D」が付加され
る。この処理は、図2のステップ31で実施される。上
記のような処理が連鎖的に繰り返されるので、図4に示
すように、宛先端末である無線端末100(J)に制御パ
ケットP0(G)が届く。この制御パケットP0(G)の中継
端末識別子群IDRには、図8に示すようにそれまでに
中継を実施した無線端末100の識別符号「B,D,
G」が含まれている。
【0043】従って、制御パケットP0(G)の中継端末
識別子群IDRの内容から、利用可能な通信ルートを特
定できる。この中継端末識別子群IDRを含む制御パケ
ットP0が、宛先端末である無線端末100(J)から発
信端末である無線端末100(A)に返送される。宛先端
末から発信端末への制御パケットP0の返送は、図3の
ステップ55で実施される。この場合、中継端末識別子
群IDRによって返送の通信に利用できる中継端末を知
ることができるので、宛先端末は特定の無線端末100
のみに制御パケットP0を送信する。つまり、返送はユ
ニキャスト通信で行われる。
【0044】発信端末である無線端末100(A)が返送
された制御パケットP0を受信すると、無線端末100
(A)は、中継端末識別子群IDRに示された通信ルート
を利用して、図5に示すようにデータパケットの送信を
開始する。一方、中継端末である無線端末100(B),
100(D),100(G)は、図2に示すステップ32にお
いて、中継端末識別子群IDRの内容から、自局に隣接
する中継端末を特定し、それを記憶する。
【0045】また、中継端末である各無線端末100
は、ステップ39で隣接する中継端末からの電波を監視
する。そして、例えば電波の受信レベルが予め定めたレ
ベルを下回ると、通信不可として検出する。図5におい
ては、中継端末である無線端末100(G)の移動によっ
て、無線端末100(D)と無線端末100(G)との距離が
長くなり、両者の通信可能範囲が重ならなくなった状態
を想定している。
【0046】図5に示す状態において、中継端末である
無線端末100(G)は、隣接する中継端末である無線端
末100(D)との通信が不可能になったことを検知す
る。このため、無線端末100(G)は、図2のステップ
40から41に進む。従って、通知パケットP1が無線
端末100(G)から宛先端末である無線端末100(J)に
向かって送信される。
【0047】なお、図5の例では通知パケットP1が無
線端末100(G)から宛先端末である無線端末100(J)
に直接送信されるが、例えば無線端末100(B)と無線
端末100(D)との間で通信が途絶すると、通知パケッ
トP1は、無線端末100(D)から無線端末100(G)を
介して宛先端末である無線端末100(J)に送信され
る。宛先端末である無線端末100(J)は、通知パケッ
トP1を受信すると、それまで使用していた通信ルート
において通信が途絶したことを認識する。そして、図3
のステップ56から57に進む。
【0048】この場合、それまでの通信ルートとは別の
通信ルートを確保する必要があるので、宛先端末である
無線端末100(J)は、それ自身が作成した制御パケッ
トP2を不特定の無線端末100に対して同報送信す
る。図5の例では、制御パケットP2(J)が無線端末1
00(G),無線端末100(I)に送信される。制御パケッ
トP2(J)は、宛先端末により作成されたので、図9に
示すように作成端末フラグF01が「1」にセットされ
る。通信ルートが未確定なので、制御パケットP2(J)
の中継端末識別子群IDRの内容はクリアされる。デー
タ長LDPには、それまでに宛先端末である無線端末1
00(J)に届いた受信データ長(この例では「55
0」)がセットされる。
【0049】制御パケットP2(J)を受信した無線端末
100(I)は、制御パケットP2(J)の中継端末識別子群
IDRの内容から、通信ルートが未確定であることを認
識する。従って、図2のステップ36から38に進む。
ステップ38の実行により、制御パケットP2(I)が無
線端末100(I)から不特定の無線端末100に向かっ
て同報送信される。
【0050】制御パケットP2(I)の中継端末識別子群
IDRには、図9に示すように無線端末100(I)を特
定する情報「I」が追加される。この追加は、無線端末
100(I)が実行する図2のステップ31で行われる。
上記制御パケットP2の同報送信は連鎖的に繰り返され
る。図5に示す例では、制御パケットP2が無線端末1
00(I),無線端末100(H),無線端末100(E),無
線端末100(C)の順に中継されるので、発信端末であ
る無線端末100(A)まで届く。
【0051】制御パケットP2の中継端末識別子群ID
Rには、それが中継される度に、中継した無線端末10
0を特定する情報が追加される。従って、発信端末であ
る無線端末100(A)が受け取る制御パケットP2(C)に
は、図8に示すように中継した全ての無線端末100を
示す「C,E,H,I」が含まれる。従って、発信端末
である無線端末100(A)は、制御パケットP2(C)の中
継端末識別子群IDRの内容から、新しい通信ルートを
認識できる。発信端末である無線端末100(A)は、制
御パケットP2(C)を受け取った後、通信ルートを確定
するために、制御パケットP3を送信する。
【0052】すなわち、制御パケットP2(C)の作成端
末フラグF01が「1」であるため、発信端末である無
線端末100(A)は、宛先端末が新しい通信ルートを探
索していることを認識し、図1のステップ17から19
に進む。ステップ19で制御パケットP3(A)が作成さ
れる。制御パケットP3(A)は発信端末である無線端末
100(A)によって作成されるので、作成端末フラグF
01は「0」にクリアされる。制御パケットP3(A)の
中継端末識別子群IDRの内容は、制御パケットP2
(C)と同一である。
【0053】また、制御パケットP2(C)のデータ長L
DPにより、宛先端末へに「550」の長さのデータ転
送が完了しているので、転送すべき「1000」の長さ
のデータの残りの長さ「450」が、制御パケットP3
(A)のデータ長LDPにセットされる。制御パケットP
3の送信は、ユニキャストで実施される。すなわち、送
信すべき相手を示す中継端末が、制御パケットP3の中
継端末識別子群IDRによって特定されているので、発
信端末及び制御パケットP3を受信した中継端末は、中
継端末識別子群IDRに示された特定の無線端末100
のみに対して、制御パケットP3を送信する。
【0054】図6に示す例では、無線端末100(C),
無線端末100(E),無線端末100(H),無線端末10
0(I),無線端末100(J)の順に制御パケットP3が中
継され、宛先端末である無線端末100(J)まで制御パ
ケットP3が届く。通信ルートが確定すると、発信端末
である無線端末100(A)は、制御パケットP3の中継
端末識別子群IDRの内容で定まる次の無線端末100
に対してデータパケットを送信する。このデータパケッ
トは、中継端末識別子群IDRの内容に示された中継端
末群を介して、宛先端末である無線端末100(J)まで
届く。
【0055】ところで、例えば図5に示す状態におい
て、無線端末100(H)が無線端末100(I)の通信可能
範囲を外れた位置に移動すると、無線端末100(I)か
ら先の通信ルートが途絶えるので、新しい通信ルートが
確保できない。上記の場合、無線端末100(I)は、図
2のステップ33で他の無線端末100との通信が不可
能であると認識するので、ステップ35を介してステッ
プ34に進む。無線端末100(I)は、ステップ34で
送信すべき制御パケットP2を保持して待機する。
【0056】時間の経過に伴って、無線端末100(I)
の通信可能範囲内に他の無線端末100が現れると、ス
テップ35から36を介してステップ38に進むので、
現れた無線端末100に対して無線端末100(I)から
制御パケットP2が送信される。従って、一時的に通信
ルートが確保できない環境であっても、時間の経過に伴
って複数の無線端末100の位置関係が変化すると、利
用できる無線端末100が中継端末として選択されるの
で、通信ルートが確保される。
【0057】また、利用可能な通信ルートが複数存在す
る場合には、制御パケットP2の転送所要時間の短い通
信ルートが優先的に選択され利用される。各無線端末1
00は、制御パケットP2を受信すると、それの制御パ
ケット識別子IDPを記憶する。図2のステップ42で
は、各無線端末100は記憶された(以前受信した)制
御パケット識別子IDPと、受信した制御パケットの制
御パケット識別子IDPとを比較する。
【0058】比較結果が一致する場合には、ステップ4
2から43に進む。ステップ43では、受信した制御パ
ケットを破棄する。つまり、制御パケット識別子IDP
が同一の制御パケットを重複して受信した場合には、先
に受信した制御パケットP2だけを受け取り、後で受信
した制御パケットは不要とみなして破棄する。本発明を
実施する場合の動作について、以下に説明を補足する。
動作の概要は図10に示されている。
【0059】上記のルート確保処理において、宛先端末
に制御パケットP2が届きルートが確保されたことが発
信端末に伝えられる。この形態では、確保したルート上
の中継端末のミドルウェアにルートが確保されたことが
伝わるので、どの中継端末から自信の端末にデータが送
信されるかを認識することが可能である。この形態で
は、すべての無線端末が自由に動き回ることが可能であ
り、特定の無線通信可能範囲内に固定する必要がない。
そのため、データパケットの送信時に無線通信可能範囲
内に中継端末が存在しなくなり、データパケットの送信
が不可能になる場合もある。
【0060】データパケットの転送をするときには、送
信端末と受信端末との間で一対一にユニキャスト通信が
実施される。通信ルート上に存在する各無線端末100
のミドルウェアは、ルート上の直前の中継端末を認識し
ている。その中継端末が無線通信可能範囲内に存在して
いるか否か認識できる。認識の際には、例えば電波の受
信レベルを所定の閾値と比較することにより、中継端末
が無線通信可能範囲内に存在するかどうかを判断する。
【0061】もしも、無線通信可能範囲内にルート上の
直前の中継端末が存在していないと無線で通信を行うこ
とができない。つまり、データパケットを送信すること
ができないと判断することができる。このことを認識し
たミドルウェアは、宛先端末にデータパケットが送信不
可能であることを通知パケットP1で伝える。もちろ
ん、この情報はあらかじめ確保されたルートをユニキャ
ストで転送され、宛先端末に到着することになる。宛先
端末では、中継端末間で通信不可能であることを認識す
ると、次のルートの確保のために再び発信端末に向けて
制御パケットP2を送信する。
【0062】発信端末に送信される制御バケットP2に
ついては、フラグF01が宛先端末が生成した制御パケ
ットであることをわかるようにセットされ、データ長L
DPがすでに送信されたデータ長に更新される。この制
御パケットにより、発信端末は宛先端末に届いたデータ
長を知ることが可能となる。
【0063】新たな通信ルートを確保するために制御パ
ケットP2を送信する場合には、無線通信可能範囲に中
継端末が存在しない場合も考えられる。宛先端末から送
信されてきた制御バケットP2は、ミドルウェアにより
保持されている。従って、無線通信可能範囲内に中継端
末が現れるのを待ち、現れたときに保持していた制御パ
ケットP2を送信することで、再びルートの確保を行う
ことが可能となる。また、発信端末によるデータ送信前
のルート確保の際の制御パケットP0の送信時にも、同
様の方法を用いることができる。従って、データ送信前
に中継端末が自由に動き回っていても、ルートを確保す
ることが可能である。
【0064】制御パケットP2の保持などにより無事に
発信端末に制御パケットP2が送信されると、発信端末
のミドルウェアはフラグF01をみて、宛先端末が生成
した制御パケットであることを認識すると宛先端末に再
び制御パケットP3を送信する。この際の制御パケット
P3の内容は、制御パケットP2と同様であるが、すで
に宛先端末に届いたデータ長が送信されてきた制御パケ
ットP2からわかるので、データ長LDPを記述する箇
所を残りのデータ長に更新し、フラグF01を発信端末
が生成した制御パケットP3であることを示す値「1」
にする。
【0065】このフラグF01により、データ送信時に
中継端末間で通信が不可能になったことがわかるので、
再び発信端末は制御パケットP3を送信しルートを確保
する必要があることがわかる。発信端末から送信された
制御パケットP3が再び宛先端末まで転送されると、宛
先端末は、ユニキャストにより再び発信端末に向け制御
パケットを送信しルートが確保されたことを伝える。フ
ラグF01により発信端末が生成した制御パケットであ
ることがわかるので、残りのデータの送信を始める。
【0066】発信端末に制御パケットが送信された際に
ルートを確保せず、再び宛先端末に送信するのは、宛先
端末から制御パケットP2を送信するときに、無線通信
可能範囲内に中継端末が存在しないと、中継端末が現れ
るのを待つ間、制御パケットを発信端末に送信してきた
中継端末が移動して範囲内に存在しなくなる可能性があ
るためである。
【0067】再び発信端末から制御パケットP3を送信
すると、ルートが完全に確保されていないことを認識で
きる。宛先端末において発信端末から最も早く届いた制
御バケットを中継してきた通信ルートは、最も転送遅延
の少ない通信ルートであり、この通信ルートを選択する
ことで常に良好な通信状態でデータパケットの転送が可
能になる。
【0068】宛先端末から送信された制御パケットP3
を再び発信端末からユニキャストにより送信中している
間に、中継端末の移動により中継が不可能になったとし
ても、上記のルート確保の制御方法により、宛先端末か
らルートを確保するための制御パケットを送信すること
で対処することが可能である。新たなルート確保のため
の無線通信可能範囲内の中継端末への制御パケットの送
信(図10のステップ124)と、無線通信可能範囲内
に現れた中継端末への制御パケットの送信(図10のス
テップ125)では、無線通信可能範囲内に中継端末が
現れる度に制御パケットを送信する。以前に制御パケッ
トを受信している中継端末は、あらかじめミドルウェア
により制御パケットの識別子を保持している。そして、
送信された制御パケットの識別子と保持している識別子
とが同じであると認識すると、受信した制御パケットを
破棄する(ステップ128)。これにより、ネットワー
クにおける無駄とループを防ぐことが可能となる。
【0069】宛先端末や各々のミドルウェアは、上記処
理を常時繰り返し実行することで実現される。以下に各
々のミドルウェアが行う処理を挙げる。発信端末におい
ては、ミドルウェアはデータの送信の要求を受けると、
データ長と発信端末・宛先端末の識別子を付加して送信
するように、下位のレイヤに要求する。
【0070】宛先端末から送信されてきた制御パケット
が、発信端末が生成したとフラグF01によりわかる
と、中継端末識別子群IDRの内容に基づいて、ユニキ
ャストによりデータを送信するようにミドルウェアは要
求する。フラグF01により宛先端末が生成した制御パ
ケットであるとミドルウェアが認識すると、フラグF0
1を発信端末が生成した値に換え再び宛先端末に制御パ
ケットを送信する。
【0071】中継端末においては、制御パケットが送信
されてくると制御パケットに自身の中継端末の識別子を
付加して送信する。この際にミドルウェアはルート上の
直前の中継端末識別子を保持する。この情報に対応する
ルート上の直前の中継端末が、無線通信可能範囲に存在
するか否かを各中継端末は監視する。範囲内に中継端末
が存在しないことがわかると、通信が不可能になったこ
とを示す通知パケットP1を、中継端末識別子群IDR
の内容に応じたルートで、宛先端末に伝える。
【0072】宛先端末では、ミドルウェアは発信端末か
ら送信されてきた制御パケットP0の内容にすでに送信
されたデータ長LDPを記述して発信端末に送信する
(データ送信開始前のLDPの値は0)。中継端末から
無線通信可能範囲内に端末が存在せず通信不可能になっ
たことが通知パケットP1により伝えられると、宛先端
末は、制御パケットP2をブロードキャストで送信す
る。この制御パケットP2のデータ長LDPにはすでに
受け取ったデータ長がセットされ、フラグF01には宛
先端末がパケットを作成したことを示す値「1」セット
される。
【0073】フラグF01が発信端末が作成した値
「0」である場合には、制御バケットの中継端末識別子
群IDRの内容に従って、ユニキャストでデータパケッ
トの送信を行う。全てのデータパケットの送信が完了し
たか否かは、制御パケットのデータ長により認識するこ
とが可能である。データ送信完了を発信端末に伝えるこ
とで確実にデータ送信が行われたことが伝わる。
【0074】以上述べた方法により、自由に動き回る無
線端末を中継端末として利用して無線通信を行うことが
できる。この制御は、各端末のミドルウェアと制御パケ
ット中の内容による単純な処理で実現できる。
【0075】
【発明の効果】請求項1のアドホックネットワークのパ
ケットルーティング方法を用いることにより、無線で直
接通信できない端末間を、中継端末を用いて送信するこ
とができる。特に、ルーティング機能を備えるミドルウ
ェアにより実現する場合には、MACレイヤや物理レイ
ヤの負担を軽減することになるので、ネットワーク全体
として負担が少なくなる。また、特定のアプリケーショ
ンや設定などを用いることなく実現できる。
【0076】また、請求項1によれば、データパケット
の送信中に中継端末間で通信ができなくなった場合であ
っても、宛先端末から制御パケットに相当する第2の信
号が送信されるので、新しい通信ルートが確保される。
従って、全ての端末が自由に動いていてもルーティング
を確保でき、動的トポロジーに対応したルーティングに
対応することが可能である。
【0077】また、請求項1では宛先端末によりルーテ
ィングの制御を行うので発信端末はデータパケットの送
信処理に集中することができ、データ長などを見ること
で確実に宛先端末にデータを送信することが可能とな
る。また、これらの制御はミドルウェアと制御パケット
を用いることで複雑な処理を必要とせず実現することが
可能である。
【0078】請求項2によれば、新しい通信ルートを確
保する際に、無線通信可能範囲内に中継端末が存在しな
い場合、送信されてきた制御パケットをミドルウェア等
によって保持し、無線通信可能範囲内に中継端末が現れ
るまで待機するので、中継端末が無線通信可能範囲外に
移動する環境においても、通信ルートの確保が可能であ
る。
【0079】請求項3によれば、無線通信可能範囲内に
中継端末が現れる度に制御パケットが送信される。ま
た、受信した中継端末側では以前に受信した制御端末の
識別子を保持し受信した制御パケットとの比較により同
じであると判断すると破棄するので、ネットワーク送信
の無駄やループを防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する各無線端末上で実行される発
信端末の制御の内容を示すフローチャートである。
【図2】本発明を実施する各無線端末上で実行される中
継端末及び宛先端末の制御の内容を示すフローチャート
である。
【図3】本発明を実施する各無線端末上で実行される宛
先端末の制御の内容を示すフローチャートである。
【図4】発信端末から宛先端末へ向かって通信ルートの
探索を実行する場合の各無線端末のレイアウトとパケッ
トの転送経路の例を示す模式図である。
【図5】宛先端末から発信端末へ向かって通信ルートの
探索を実行する場合の各無線端末のレイアウトとパケッ
トの転送経路の例を示す模式図である。
【図6】宛先端末から発信端末へ向かって通信ルートの
探索を実行する場合の各無線端末のレイアウトとパケッ
トの転送経路の例を示す模式図である。
【図7】制御パケットP0,P2,P3の構成を示すマ
ップである。
【図8】制御パケットP0の具体例を示すマップであ
る。
【図9】制御パケットP2,P3の具体例を示すマップ
である。
【図10】本発明を実施する各無線端末の動作の概要を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 無線端末 P0,P2,P3 制御パケット P1 通知パケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守倉 正博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データパケットの送信,受信及び中継の
    全ての機能をそれぞれが備える少なくとも3つの無線端
    末を利用し、データパケットの送信元となる無線端末,
    データパケットの送信先となる無線端末及びデータパケ
    ットを中継する無線端末をそれぞれ発信端末,宛先端末
    及び中継端末とし、前記発信端末と宛先端末との間で直
    接通信できない場合には、1つ以上の前記中継端末を利
    用する通信ルートを特定し、特定された通信ルートを利
    用してデータパケットを転送するアドホックネットワー
    クのパケットルーティング方法において、 前記中継端末が特定された通信ルート上で隣接する無線
    端末との間の通信状態の悪化を検出した場合には、該中
    継端末から前記宛先端末に対して通信途絶を示す第1の
    信号を送り、 前記宛先端末が前記第1の信号を検出した場合には、利
    用する通信ルートを更新するために、前記宛先端末から
    不特定の前記無線端末に対して第2の信号を送出し、 前記第2の信号を検出した無線端末が前記発信端末でな
    い場合には、前記第2の信号を検出した無線端末は、該
    無線端末を特定する中継端末識別情報を付加して前記第
    2の信号を不特定の無線端末に対して送出し、 前記第2の信号を検出した無線端末が前記発信端末であ
    る場合には、該発信端末は、検出された第2の信号に含
    まれる前記中継端末識別情報に基づいて更新された通信
    ルートを認識し、更新された通信ルートの中継端末を介
    して宛先端末へのデータパケットの送信を継続すること
    を特徴とするアドホックネットワークのパケットルーテ
    ィング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアドホックネットワーク
    のパケットルーティング方法において、前記宛先端末も
    しくは前記第2の信号を検出した無線端末は、所定の条
    件で通信可能な他の無線端末を検出できない場合には、
    前記第2の信号を保持し、前記所定の条件で通信可能な
    他の無線端末を検出したときに、保持された前記第2の
    信号を送出することを特徴とするアドホックネットワー
    クのパケットルーティング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアドホックネットワーク
    のパケットルーティング方法において、前記宛先端末は
    前記第2の信号を生成する度に個別のパケット識別子を
    第2の信号に付与し、前記第2の信号を検出した無線端
    末は、検出した第2の信号に付与された前記パケット識
    別子を記憶し、該無線端末は検出した第2の信号のパケ
    ット識別子が記憶されたパケット識別子と一致する場合
    には検出した第2の信号を破棄し、一致しなければ第2
    の信号を他の無線端末に送出することを特徴とするアド
    ホックネットワークのパケットルーティング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のアドホックネットワーク
    のパケットルーティング方法において、前記発信端末が
    前記宛先端末からの第2の信号を検出した場合には、前
    記発信端末が、前記第2の信号を部分的に更新して、更
    新された第2の信号を検出された第2の信号に含まれる
    前記中継端末識別情報に対応する特定の無線端末を介し
    て前記宛先端末まで返送することを特徴とするアドホッ
    クネットワークのパケットルーティング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のアドホックネットワーク
    のパケットルーティング方法において、前記発信端末と
    前記宛先端末との間で転送される前記第2の信号の転送
    所要時間が最も短い通信ルートを優先的に利用すること
    を特徴とするアドホックネットワークのパケットルーテ
    ィング方法。
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