JPH11238044A - 計算機 - Google Patents

計算機

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JPH11238044A
JPH11238044A JP10040447A JP4044798A JPH11238044A JP H11238044 A JPH11238044 A JP H11238044A JP 10040447 A JP10040447 A JP 10040447A JP 4044798 A JP4044798 A JP 4044798A JP H11238044 A JPH11238044 A JP H11238044A
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computers
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JP10040447A
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Katsufumi Fujimoto
克文 藤本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】疎結合計算機システムの可用性を向上させる計
算機の提供。 【解決手段】疎結合計算機システムに自己以外の他の計
算機と共に組込まれ、当該他の計算機と互いに連携動作
を行う計算機1において、自己を含む複数の計算機をそ
れぞれ互いに異なる処理を行う複数のグループに分割し
た場合における自己が所属するグループを変更要求に応
じて変更する所属グループ変更手段と、自己が所属する
グループを認識して、自己が所属するグループと同一グ
ループに所属する他の計算機と相互監視を行う構成制御
手段2と、各グループの処理31、32を記憶するグル
ープ処理記憶手段3と、当該グループ処理記憶手段3に
記憶されている各処理31、32のうち構成制御手段に
て自己が所属すると認定されたグループに対応する処理
31、32を選択して実行するグループ処理実行手段4
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疎結合計算機シス
テムに自己以外の他の計算機と共に組込まれ、他の計算
機と互いに連携動作を行うことにより疎結合計算機シス
テムの可用性の向上に寄与する計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】疎結合計算機システムには、主に、複数
台の計算機が組込まれており、この複数台の計算機はネ
ットワークを介して接続される。このような疎結合計算
機システムに組込まれる従来の計算機は、他の計算機と
の間において障害の有無を相互監視する。
【0003】疎結合計算機システムにおいて、複数台の
計算機のいずれかに障害が検出された場合には、当該障
害が検出された計算機の処理が停止され、これに代わっ
て他の計算機が障害が検出された計算機の処理を継続し
て実行する。
【0004】すなわち、当該他の計算機は、相互監視に
よって障害が検出された計算機のサービス、ジョブ実行
に必要なプログラムやデータ等のソフトウェア資源であ
るリソース、その他の業務等を引き継ぎ、処理を継続し
て実行する機能を有する。この障害が検出された計算機
の処理を継続するための処理(以下、「継続処理」とい
う)は、一般的にスクリプトによって記述されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の疎結合計算機シ
ステムにおいては、システムに組込まれる計算機の台数
が増加するほど、計算機の間で行われる相互監視によっ
て得られる障害検出の結果数が増加するため、障害検出
の精度及び信頼性を向上させることが可能となる。
【0006】同様に、疎結合計算機システムに組込まれ
る計算機の台数が増加するほど、待機用として動作する
計算機を増加させることが可能となる。ゆえに、従来の
疎結合計算機システムにおいては、計算機の増設によ
り、システムの可用性の向上が可能となる。
【0007】しかし、計算機の増設に伴い、計算機間で
行われる相互監視の回数が増加するため、相互監視に要
する通信量が増加するという問題がある。また、例えば
障害が検出された計算機の処理を継続するために待機用
の計算機が継続処理を実行した場合のように、疎結合計
算機システムの状態が変化した場合には、この変化した
旨の通知及び変化状態が疎結合計算機システムに組込ま
れている計算機全体に同時に認識されるように、計算機
間の同期をとる必要があるが、この計算機間の同期をと
るための時間(以下、「同期時間」という)も、計算機
を増設することにより増加するという問題がある。
【0008】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、疎結合計算機システムに組込まれた場合に、自己が
所属するグループ内で相互監視を行うことにより、相互
監視のための通信量及び同期時間の増加を防止し、これ
により疎結合計算機システムの可用性の向上に寄与する
計算機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、疎結合計算機システムに自己以
外の他の計算機と共に組込まれ、当該他の計算機と互い
に連携動作を行う計算機において、自己を含む複数の計
算機をそれぞれ互いに異なる処理を行う複数のグループ
に分割した場合における自己が所属するグループを変更
する所属グループ変更手段と、自己が所属するグループ
を認識して、自己が所属するグループと同一グループに
所属する他の計算機と相互監視を行う構成制御手段と、
各グループの処理を記憶する処理記憶手段と、当該グル
ープ処理記憶手段に記憶されている各処理のうち構成制
御手段にて自己が所属すると認定されたグループに対応
する処理を選択して実行する実行手段とを具備した計算
機である。
【0010】したがって、請求項1の発明の計算機にお
いては、疎結合計算機システムに組込まれた場合に、同
一のグループの計算機の間のみにおいて相互監視が行わ
れるため、相互監視による通信量の増加を防止すること
ができる。
【0011】また、自己が所属するグループを必要に応
じて変更するため、疎結合計算機システムに組込まれた
場合に、所属するグループを動的に変更することがで
き、グループとしての処理を継続させることができる。
【0012】さらに、自己が所属するグループに対応す
る処理が実行されるため、グループに所属する計算機の
組合せが変化した場合であっても、変化の生じたグルー
プに所属する計算機との間で同期をとればよいため、同
期をとる必要のある計算機の台数の増加を防止すること
ができ、これにより同期時間の増加を防止することがで
きる。
【0013】ゆえに、疎結合計算機システムの可用性の
向上に寄与することができる。次に、請求項2の発明
は、請求項1記載の計算機において、グループ変更手段
は、自己が所属するグループの変更を排他的に制御する
計算機である。
【0014】したがって、請求項2の発明の計算機にお
いては、請求項1の計算機と同様の作用効果に加えて、
計算機の所属するグループが排他的に管理されるため、
グループが重複することがなく、安定して処理を実行す
ることができる。
【0015】次に、請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2記載の計算機において、処理記憶手段に記憶され
ている複数の処理は、計算機の名称が実際の物理的名称
ではなく、仮想的な論理的名称によって記述されてお
り、実行手段は、処理記憶手段に記憶されている複数の
処理のうち構成制御手段によって自己が所属すると認定
されたグループに対応する処理を選択し、当該選択され
た処理に記載されている論理的名称に物理的名称を対応
付けて実行する計算機である。
【0016】したがって、請求項3の発明の計算機にお
いては、請求項1又は請求項2の計算機と同様の作用効
果に加えて、自己と同一のグループに所属する計算機が
変更されても、論理的名称に対応付ける物理的名称を変
更するのみで、継続して自己が所属するグループに対応
した処理を実行することができるため、同一のグループ
に所属される他の計算機の変更に柔軟に対応することが
できる。
【0017】最後に、請求項4の発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれか1項に記載の計算機において、自己
が所属するグループを指定するグループ指定命令を入力
し、当該グループ指定命令をグループ変更手段に出力す
るグループ切換手段を具備し、グループ変更手段に、グ
ループ切換手段から入力したグループ指定命令に基づい
て自己が所属するグループを変更する機能を付加した計
算機である。
【0018】したがって、請求項4の発明の計算機にお
いては、請求項1乃至請求項3の計算機と同様の作用効
果に加えて、グループ切換手段への入力によって所属す
るグループを変更することができるため、疎結合計算機
システムに組込まれた場合に、待機用の計算機として動
作していない場合においても、所属するグループを変更
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態における疎結合計算
機システムの各計算機では、複数の計算機からなるグル
ープ単位で所定の処理を実行しており、各計算機は前記
任意のグループに対し組み込まれ、また切り離され得る
ものである。
【0020】また、同一のグループを構成する計算機間
では、障害を起こした計算機の検出を行うため相互監視
が行われている。図1は、本実施の形態による計算機の
一例を示すブロック図である。
【0021】本実施の形態による計算機1は、それぞれ
が異なる処理を行う第1グループ又は第2グループのい
ずれかに所属するか、あるいは第1グループ又は第2グ
ループのいずれにも所属せずに待機用として動作する。
【0022】計算機1は、主に、構成制御部2と、第1
グループに所属する場合に実行される処理を記述した第
1グループ用スクリプト31及び第2グループに所属す
る場合に実行される処理を記述した第2グループ用スク
リプト32を記憶するスクリプト記憶部3と、スクリプ
ト実行部4とから構成される。
【0023】構成制御部2は、ネットワーク5に接続さ
れており、疎結合計算機システムに組込まれている他の
計算機1の構成制御部2とデータの送受信を行う。ま
た、構成制御部2は、自己が所属するグループを変更要
求に応じて変更するグループ変更機能を有し、当該グル
ープ変更機能によってグループが変更された際に、自己
が所属するグループを認識し、この認識された自己の所
属するグループと同一のグループに所属する他の計算機
1と相互監視による障害の検出を行い、また同一グルー
プに所属する他の計算機1との間で連携動作を行う。
【0024】さらに、構成制御部2のグループ変更機能
は、当該構成制御部2が自己の所属するグループを重複
して認識しないようにグループの排他管理等のグループ
管理処理を行う。
【0025】第1グループ用スクリプト31は、自己が
第1グループに所属する場合に実行される処理である。
同様に、第2グループ用スクリプト32は、自己が第2
グループに所属する場合に実行される処理である。
【0026】この第1グループ用スクリプト31及び第
2グループ用スクリプト32には、自己が組込まれる疎
結合計算機システムに関するハードウェアの構成が記述
されており、また障害検出により実行される継続処理が
記述されている。
【0027】また、この第1グループ用スクリプト31
及び第2グループ用スクリプト32では、計算機を示す
名称が実際の計算機の物理的名称ではなく、仮想的な論
理的名称によって記述されている。
【0028】すなわち、第1グループ用スクリプト31
及び第2グループ用スクリプト32は、計算機の物理的
名称に依存せず、また疎結合計算機システムに組込まれ
る計算機の台数に依存しないように記述されている。
【0029】スクリプト記憶部3は、この第1グループ
用スクリプト31及び第2グループ用スクリプト32を
記憶する。スクリプト実行部4は、スクリプト記憶部3
に記憶されている第1グループ用スクリプト31又は第
2グループ用スクリプト32のうち構成制御部2によっ
て自己が所属すると認識されたグループに対応する処理
を選択し解釈する。
【0030】そして、このスクリプト実行部4は、第1
グループ用スクリプト31又は第2グループ用スクリプ
ト32に記述されている計算機の論理的名称と、実際の
計算機の物理的名称とを対応付けて実行する。
【0031】次に、このように構成された計算機1が疎
結合計算機システムに組込まれている場合について説明
する。図2は、疎結合計算機システムに組込まれた複数
台の計算機1と、グループとの関係の一例を示す状態図
であり、疎結合計算機システムに5台の計算機1が組込
まれている場合を例示している。
【0032】ここで、図2(a)は、複数の計算機11
〜15のいずれかにおいて障害が検出される前の状態を
示しており、図(b)は、計算機11において障害が検
出された後の状態を示している。
【0033】計算機11〜15のいずれにおいても障害
が検出されていない場合においては、図2(a)に示す
ように、計算機11、12は第1グループに所属し、計
算機14、15は第2グループに所属し、計算機13
は、第1グループ又は第2グループのいずれにも組込み
可能であるが、現時点では第1グループ又は第2グルー
プのいずれにも組込まれていない待機用の計算機となっ
ている。
【0034】第1グループに所属する計算機11、12
及び第2グループに所属する計算機14、15は、グル
ープを重複して認識しないように構成制御部2のグルー
プ変更機能によってグループ管理処理が実行されてい
る。
【0035】また、第1グループに所属する計算機1
1、12及び第2グループに所属する計算機14、15
は、自己に障害が発生した場合にグループにおける処理
の継続が可能なように、待機用の計算機13又は図示し
ない共有ディスクに自己の処理に関する情報を定期的に
送信する。
【0036】さらに、第1グループに所属する計算機1
1、12及び第2グループに所属する計算機14、15
は、構成制御部2によって同一グループ内で相互監視を
行う。
【0037】ここで、例えば、第1グループに所属する
計算機12によって第1グループに所属する計算機11
の障害が検出された場合には、図2(b)に示すよう
に、計算機11が第1グループから切り離され、第1グ
ループに所属する計算機は計算機12のみになるが、待
機用であった計算機13が第1グループに組込まれ、第
1グループから切り離された計算機11と同様の処理が
この第1グループに新規に組込まれた計算機13によっ
て実行される。
【0038】すなわち、第1グループに所属する計算機
12の構成制御部2における相互監視によって、計算機
11の障害が検出されると、計算機12の構成制御部2
から計算機11の構成制御部2に、処理を停止する旨の
命令である停止命令が送信され、さらに計算機12の構
成制御部2から待機用の計算機13の構成制御部2に、
計算機11の代わりに処理を実行する旨の命令である実
行命令が送信される。
【0039】そして、待機用の計算機13の構成制御部
2に実行命令が受信されると、計算機13のスクリプト
実行部4によって、第1グループ用スクリプト31が選
択・実行され、第1グループにおいては、障害が検出さ
れた計算機11の処理が計算機13に継続される。
【0040】最後に、第1グループから切り離された計
算機11は、障害から回復された後、待機用の計算機と
して機能する。ここで、上記のように、第1グループに
所属する計算機11の障害が検出された場合における計
算機11〜15の第1グループ用スクリプト31に記述
された論理的名称と、物理的名称の対応付けの変化につ
いて説明する。
【0041】例えば、計算機11〜15の第1グループ
用スクリプト31には、計算機の論理的名称として論理
名L1及び論理名L2が記述されているとし、疎結合計
算機システムが図2(a)の状態の場合に、論理名L1
に計算機11の物理的名称が、論理名L2に計算機12
の物理的名称が対応付けられているとする。
【0042】ここで、計算機11の障害が検出される
と、第1グループから計算機11が切り離され、これに
より論理名L1は、いずれの計算機の物理的名称も対応
付けられていない状態となる。
【0043】次に、第1グループに計算機13が組込ま
れると、論理名L1に計算機13の物理的名称が対応付
けられる。以上のように、本実施の形態における疎結合
計算機システムの各計算機においては、複数の計算機か
らなる各グループ毎に所定の処理を実行しており、同一
グループを構成する計算機間で相互監視が行われるた
め、相互監視のための通信量の増加を防止することがで
きる。
【0044】また、自己が所属するグループが第1グル
ープの場合には第1グループ用スクリプト31がスクリ
プト実行部3によって選択・実行され、自己が所属する
グループが第2グループの場合には第2グループ用スク
リプト32がスクリプト実行部4によって選択・実行さ
れ、いずれのグループにも所属しない場合には待機用と
して動作するため、所属するグループを動的に変更する
ことができる。
【0045】さらに、グループに所属する計算機の組合
せが変化した場合であっても、変化の生じたグループに
所属する計算機間で同期をとればよいため、同期をとる
必要のある計算機の台数の増加を防止することができ、
これにより同期時間の増加を防止することができる。
【0046】さらに、計算機の所属するグループが構成
制御部2のグループ変更機能によって排他的に管理され
るため、所属するグループが重複することなく、安定し
た処理を実行することができる。
【0047】加えて、自己と同じグループに所属する計
算機が動的に変更されても、第1グループ用スクリプト
31又は第2グループ用スクリプト32に記述されてい
る計算機の論理的名称に、新規の計算機の物理的名称を
対応付けるのみで、継続して自己が所属するグループに
対応した処理をスクリプト実行部4によって実行するこ
とができるため、同一のグループに所属する他の計算機
の変更に柔軟に対応することができる。
【0048】したがって、本実施の形態による計算機1
においては、疎結合計算機システムに組込まれる台数の
増加による計算機の間の通信量及び同期時間の増加を防
止することができるため、疎結合計算機システムの高速
動作に寄与することができる。
【0049】すなわち、従来の計算機が組込まれた疎結
合計算機システムと本実施の形態による計算機1が組込
まれた疎結合計算機システムとにおいて、計算機1が同
数組込まれている場合には、本実施の形態による計算機
1が組込まれた疎結合計算機システムの方が、計算機の
間の通信量及び同期時間の増加を防止することができる
ため、従来の計算機が組込まれた疎結合計算機システム
よりも高速動作が可能である。
【0050】ゆえに、疎結合計算機システムに組込まれ
た計算機の台数を増加させることができ、疎結合計算機
システムの可用性の向上に寄与することができる。な
お、本実施の形態による計算機1においては、グループ
の数が2つの場合を例として説明したが、これに限定さ
れるものではなく、グループの数が3つ以上であって
も、同様の動作により同様の効果を得ることができる。
【0051】また、疎結合計算機システムに組込まれる
計算機1の台数は5台の場合を例として説明したが、こ
れに限定されるものではなく、様々な台数であっても同
様の作用により同様の効果を得ることができる。
【0052】さらに、所属するグループに対応した処理
は、スクリプトにより記述されている場合を例として説
明したが、これに限定されるものではなく、他の手法に
より処理が記述されているとしてもよい。
【0053】(第2の実施の形態)本実施の形態におけ
る疎結合計算機システムの各計算機では、自身が所属す
るグループを強制的に変更可能となっている。
【0054】図3は、本実施の形態による計算機の構成
の一例を示すブロック図である。ここで、図1と同一の
部分においては、同一の符号を付してその説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明する。
【0055】グループ切換部6は、所属するグループを
切り換える旨の指示及び切り換え後のグループの指定か
らなるグループ指定命令を入力し、このグループ指定命
令を構成制御部8に出力する。
【0056】構成制御部8は、第1の実施の形態による
計算機1の構成制御部2と同様の動作を行うが、この構
成制御部8のグループ変換機能は、グループ切換部6か
ら入力したグループ指定命令にしたがって、当該計算機
7が所属するグループを変更する機能を有する。
【0057】このような本実施の形態による計算機7が
疎結合計算機システムに組込まれている場合について説
明する。図4は、疎結合計算機システムに組込まれた複
数台の計算機7と、グループとの関係の一例を示す状態
図であり、疎結合計算機システムに4台の計算機7が組
込まれている場合を例示している。
【0058】この図4の疎結合計算機システムにおいて
は、計算機71と計算機72は、第1グループに所属
し、計算機73と計算機74は、第2グループに所属す
る。また、この疎結合計算機システムにおいては、待機
用の計算機が存在しない。
【0059】例えば、第1グループに所属する計算機7
2によって第1グループに所属する計算機71の障害が
検出された場合には、計算機71が第1グループから切
り離され、計算機71の障害が回復するまでの間、第1
グループに所属する計算機は計算機72のみになり、続
けて計算機72に障害が発生すると、第1グループにお
いて実行されている処理が停止することになる。
【0060】ここで、本実施の形態による計算機7が組
込まれている疎結合計算機システムにおいては、第1グ
ループにおいて実行されている処理が、第2グループに
おいて実行されている処理よりも重要な場合には、第2
グループに所属する計算機73又は計算機74のいずれ
かのグループ切換部6に第1グループに所属を変更する
旨のグループ指定命令が手動等の手法によって入力され
る。
【0061】この第1グループに所属を変更する旨のグ
ループ指定命令を入力した計算機73又は計算機74の
いずれかは第1グループに組込まれる。障害の発生によ
り第1グループから切り離されていた計算機71が障害
から回復すると、この計算機71のグループ切換部6に
第2グループに組込む旨のグループ指定命令が手動等の
手法によって入力され、この第2グループに組込む旨の
グループ指定命令の入力により、計算機71は第2グル
ープに組込まれる。
【0062】このように、図4に示す疎結合計算機シス
テムにおいては、障害が発生した計算機をグループから
切り離すため、1台の計算機に障害が発生しても、各グ
ループの処理を継続させることができる。
【0063】また、例えば計算機72、計算機73がこ
の順序で停止した場合のように、複数のグループにわた
って計算機に障害が発生した場合においては、最大2台
の計算機に障害が発生しても、各グループの処理を継続
させることができる。
【0064】以上のように、本実施の形態における疎結
合計算機システムの各計算機7は、グループ切換部6を
備えているため、第1の実施の形態による計算機1と同
様の効果に加えて、待機用の計算機として機能していな
くても、所属するグループを動的に変更可能となってい
る。
【0065】なお、本実施の形態による計算機7におい
ては、グループの数が2つの場合を例として説明した
が、これに限定されるものではなく、グループの数が3
つ以上であっても、同様の動作により同様の効果を得る
ことができる。
【0066】また、疎結合計算機システムに組込まれる
計算機7の台数は4台の場合を例として説明したが、こ
れに限定されるものではなく、様々な台数であっても同
様の作用により同様の効果を得ることができる。
【0067】(第3の実施の形態)本実施の形態におけ
る疎結合計算機システムの各計算機では、重要度の高い
処理を実行するグループほど多くの計算機が所属するよ
うにグループの設定がなされている。
【0068】すなわち、本実施の形態においては、第1
又は第2の実施の形態による計算機が組込まれた疎結合
計算機システムであって、各グループに所属する計算機
の台数が異なる疎結合計算機システムについて説明す
る。
【0069】図5は、各グループに所属する計算機の台
数が異なる疎結合計算機システムの一例を示す状態図で
あり、例として第1の実施の形態による計算機を用いた
場合を示している。
【0070】この図5において、図1及び図2と同一の
部分には、同一の符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ詳しく説明する。この疎結
合計算機システムにおいては、各グループにおいて実行
される処理の重要度が異なっており、重要性の高い処理
を実行するグループほど、所属する計算機1の台数が多
くなるように構成されている。
【0071】図5においては、第1グループの重要度が
最も高く、この第1グループに5台の計算機11〜15
が所属している。また、第2グループと第3グループの
重要度は、同レベルであり、第2グループに2台の計算
機17、18、第3グループに2台の計算機19、20
が所属している。
【0072】さらに、この疎結合計算機システムにおい
ては、第1から第3グループのいずれにも組込まれてい
ない待機用の計算機16が備えられている。この疎結合
計算機システムにおいては、第1グループに所属する任
意の5台の計算機11〜15に障害が発生しても処理を
継続することができ、第2グループに所属する任意の2
台の計算機17、18に障害が発生しても処理を継続す
ることができ、第3グループに所属する任意の2台の計
算機19、20に障害が発生しても処理を継続すること
ができる。
【0073】このように、重要度の高いグループほど所
属する計算機1の台数を多くすることにより、重要度の
高いグループの処理の継続が可能であり、疎結合計算機
システムの可用性、信頼性を向上させることができる。
【0074】なお、本実施の形態による疎結合計算機シ
ステムにおいては、第1の実施の形態による計算機1が
組込まれている場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、第2の実施の形態による計算機7が
組込まれている場合においても、同様の作用により、同
様の効果を得ることができる。
【0075】また、本実施の形態による疎結合計算機シ
ステムにおいては、第1グループに5台の計算機11〜
15、第2グループに2台の計算機17、18、第3グ
ループに2台の計算機19、20が所属し、1台の待機
用の計算機16が疎結合計算機システムに組込まれてい
る場合を例として説明したが、これに限定されるもので
はなく、グループの数、各グループに所属する計算機の
台数、待機用の計算機の台数は自由に変更して利用でき
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の計算機に
おいては、構成制御手段によって自己が所属するグルー
プと同一のグループに所属する他の計算機と相互監視が
行われ、グループ処理実行手段によって自己が所属する
グループに対応する処理が選択・実行される。
【0077】したがって、この発明の計算機において
は、疎結合計算機システムに組込まれた場合に、同一グ
ループに所属する計算機間のみにおいて相互監視が行わ
れるため、相互監視のための通信量の増加を防止するこ
とができる。
【0078】また、自己が所属するグループを必要に応
じて変更するため、疎結合計算機システムに組込まれた
場合に、所属するグループを動的に変更することがで
き、グループとしての処理を継続させることができる。
【0079】さらに、自己が所属するグループに対応す
る処理が実行されるため、グループに所属する計算機の
組合せが変化した場合であっても、変化の生じたグルー
プに所属する計算機間で同期をとればよいため、同期を
とる必要のある計算機の台数の増加を防止することがで
き、これにより同期時間の増加を防止することができ
る。
【0080】ゆえに、疎結合計算機システムの可用性の
向上に寄与することができる。また、別の発明の計算機
においては、グループ変更手段によって所属するグルー
プの排他管理が行われるので、所属するグループを重複
して認識することがなく、安定した処理を実行すること
ができる。
【0081】さらに、別の発明の計算機においては、グ
ループ処理記憶手段に記憶されている複数の処理は、複
合計算機の名称が物理的名称ではなく、論理的名称によ
って記述されており、グループ処理実行手段によって論
理的名称に物理的名称が対応付けられて処理が実行され
るため、自己と同一のグループに所属する複合計算機が
変更されても、論理的名称に対応付ける物理的名称を変
更するのみで継続して処理を実行することができる。
【0082】ゆえに、同一グループに所属される他の計
算機の変更に柔軟に対応することができる。さらに、別
の発明の計算機においては、グループ切換手段に自己が
所属するグループを指定するグループ指定命令が入力さ
れた場合に、グループ変更手段がこのグループ切換手段
に入力されたグループ指定命令に基づいて自己が所属す
るグループを変更する。
【0083】したがって、この発明の計算機において
は、グループ切換手段への入力によって所属するグルー
プを変更することができるため、疎結合計算機システム
に組込まれた場合に、待機用の計算機として機能してい
なくても、所属するグループを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態による計算機の
一例を示すブロック図。
【図2】同実施の形態による疎結合計算機システムに組
込まれた複数台の計算機と、グループとの関係の一例を
示す状態図。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態による計算機の
一例を示すブロック図。
【図4】同実施の形態による疎結合計算機システムに組
込まれた複数台の計算機と、グループとの関係の一例を
示す状態図。
【図5】各グループに所属する計算機の台数が異なる疎
結合計算機システムの一例を示す状態図。
【符号の説明】
1、11〜20、7、71〜74…計算機 2、8…構成制御部 3…スクリプト記憶部 31…第1グループ用スクリプト 32…第2グループ用スクリプト 4…スクリプト実行部 5…ネットワーク 6…グループ切換部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎結合計算機システムに自己以外の他の
    計算機と共に組込まれ、当該他の計算機と互いに連携動
    作を行う計算機において、 自己を含む複数の計算機をそれぞれ互いに異なる処理を
    行う複数のグループに分割した場合における自己が所属
    するグループを変更する所属グループ変更手段と、 自己が所属するグループを認識して、自己が所属するグ
    ループと同一グループに所属する他の計算機と相互監視
    を行う構成制御手段と、 前記各グループの処理を記憶する処理記憶手段と、 当該グループ処理記憶手段に記憶されている各処理のう
    ち前記構成制御手段にて自己が所属すると認定されたグ
    ループに対応する処理を選択して実行する実行手段とを
    具備したことを特徴とする計算機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計算機において、 前記グループ変更手段は、自己が所属するグループの変
    更を排他的に制御することを特徴とする計算機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の計算機にお
    いて、 前記処理記憶手段に記憶されている複数の処理は、計算
    機の名称が実際の物理的名称ではなく、仮想的な論理的
    名称によって記述されており、 前記実行手段は、前記処理記憶手段に記憶されている複
    数の処理のうち前記構成制御手段によって自己が所属す
    ると認定されたグループに対応する処理を選択し、当該
    選択された処理に記載されている前記論理的名称に前記
    物理的名称を対応付けて実行することを特徴とする計算
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の計算機において、 自己が所属するグループを指定するグループ指定命令を
    入力し、当該グループ指定命令を前記グループ変更手段
    に出力するグループ切換手段を具備し、 前記グループ変更手段に、前記グループ切換手段から入
    力したグループ指定命令に基づいて自己が所属するグル
    ープを変更する機能を付加したことを特徴とする計算
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111859A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Toshiba Corp 複合系計算機システム
WO2014080492A1 (ja) * 2012-11-22 2014-05-30 株式会社日立製作所 計算機システム、クラスタ管理方法、及び管理計算機

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