JPH11237778A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH11237778A
JPH11237778A JP10040436A JP4043698A JPH11237778A JP H11237778 A JPH11237778 A JP H11237778A JP 10040436 A JP10040436 A JP 10040436A JP 4043698 A JP4043698 A JP 4043698A JP H11237778 A JPH11237778 A JP H11237778A
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image forming
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color
seam
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JP10040436A
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English (en)
Inventor
Eiichi Yamada
栄一 山田
Toshihiko Nakazawa
利彦 中沢
Kenji Izumiya
賢二 泉宮
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速化されたカラー画像形成装置において
も、環境温度の変化等に係わらず常に色ずれのない安定
した高画質の画像を得ることができるカラー画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 無端ベルト状のベルト感光体10に潜像
を形成する潜像形成手段13(Y,M,C,K)と、ベ
ルト感光体10上の潜像を現像する現像装置14(Y,
M,C,K)とを複数配置するカラー画像形成装置にお
いて、複数色のトナー像を正確に重ね合わせるためにベ
ルト感光体10上に形成したレジストマークM2を検知
するレジストセンサであり、かつ、ベルト感光体10の
継ぎ目の位置を検知する継ぎ目検知センサとを兼用した
センサを設置し、ベルト感光体10上には、センサ19
により検知可能で、レジストマークM2と異なった形態
の継ぎ目検知マークM1が形成されているカラー画像形
成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のカ
ラー画像形成装置における画像書き込み装置に関し、特
に、複数の潜像形成手段、現像手段を無端ベルト状像担
持体の周辺に配置した複写機、プリンタ、ファクシミリ
等のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置の現像方式には、通常の電
子写真複写機等に用いられる正規現像方式と、デジタル
プリンタやデジタル電子写真複写機等に用いられる反転
現像方式が知られている。反転現像方式は、一般にレー
ザーダイオード等を光源として用い、帯電、露光により
像担持体上に形成された潜像を、感光体の帯電極性と同
極性に帯電したトナーにより現像してトナー像とする方
式である。例えば、像担持体の帯電極性が負の場合、ト
ナーの極性も負であり、露光により生じた電位差を利用
して現像し、像担持体上にトナー像を形成する方式であ
る。現像処理後に、コロナ放電等を用いる転写装置によ
り転写材をトナーの極性と逆極性に帯電させ、像担持体
上のトナー像を転写材により転写させる。その後、AC
コロナ放電またはDCコロナ放電により転写材の電位を
下げ、転写材と像担持体との付着力を低減させたのち、
像担持体表面から転写材を剥離し、次のプロセスに移行
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より、無端ベルト
状像担持体を有する画像形成装置が知られている。この
無端ベルト状像担持体は、通常製造する場合、継ぎ目が
存在してしまう。
【0004】この継ぎ目において画像形成を行わないた
めには、継ぎ目の位置を検知し、継ぎ目以外の位置に画
像形成を行うようにしなければならない。
【0005】また、少なくとも無端ベルト状像担持体を
有するカラー画像形成装置において、複数色の画像を正
確に重ねるためにレジストセンサが必要なものがある。
【0006】このカラー画像形成装置は無端ベルト状像
担持体を有しているため、上記のように継ぎ目の位置を
検知し、継ぎ目以外の位置に画像形成を行う必要もあ
る。
【0007】しかし、レジストセンサ、継ぎ目の位置を
検知する継ぎ目検知センサを各々別個に装置内に設置し
てしまうとスペース的に問題がある。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、本発明の目的は、高速化されたカ
ラー画像形成装置においても、環境温度の変化等に係わ
らず常に色ずれのない安定した高画質の画像を得ること
ができるカラー画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の本発明のカラー画像形成装置は、無端ベル
ト状像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、前記無
端ベルト状像担持体上の潜像を現像する現像装置とを複
数配置したカラー画像形成装置において、複数色のトナ
ー像を正確に重ね合わせるために前記無端ベルト状像担
持体上に形成したレジストマークを検知するレジストセ
ンサであり、かつ、前記無端ベルト状像担持体の継ぎ目
の位置を検知する継ぎ目検知センサを兼用したセンサを
設置し、前記無端ベルト状像担持体上には、前記センサ
により検知可能で、前記レジストマークと異なった形態
の継ぎ目検知マークが形成されていることを特徴とする
ものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記継ぎ目検知マークと、前記レジス
トマークは副走査方向の幅が異なることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記継ぎ目検知マークは塗料に
より形成され、前記レジストマークは現像装置内の現像
剤により形成されることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って、本発明のカラープリンタの構成とその作用を図1
の断面構成図によって説明する。
【0013】図1は、本実施の形態の現像装置及び画像
形成装置を適用したカラープリンタを示す断面構成図で
ある。
【0014】このカラープリンタは、像担持体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、記録紙を像担持体面から剥離する方式のカラー画像
形成装置である。
【0015】このカラープリンタは、像担持体である可
撓性の無端ベルト状の感光体(以下、ベルト感光体と称
す)10の周囲に、スコロトロン帯電器(以下、帯電器
と称す)11Y,11M,11C,11K、像露光装置
13Y,13M,13C,13K、現像装置14Y,1
4M,14C,14Kとから成る画像形成ユニットを複
数組(図示の4組)縦列に配設したものである。但し、
潜像形成手段である像露光装置13(Y,M,C,K)
としてレーザビーム走査光学装置を使用したものであ
る。
【0016】ベルト感光体10は、駆動ローラ101及
び回動ローラ102,103に張架され、テンションロ
ーラ104の作用により緊張状態にされ、内周面に設け
られたバックアップ部材105により局部的に当接しな
がら、図示の時計方向に回動する。バックアップ部材1
05は、ベルト感光体10の背面に当接して、現像剤担
持体(以下、現像スリーブと称す)141(Y,M,
C,K)の現像領域及び像露光装置13(Y,M,C,
K)の結像位置を規制している。
【0017】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ101を介してベルト感光体10は
図示の時計方向へと回動し、帯電器11Yの帯電作用に
よりベルト感光体10への電位の付与が開始される。ベ
ルト感光体10は電位を付与されたあと、像露光装置1
3Yにおいて第1の色信号すなわちイエロー(Y)の画
像信号に対応する電気信号による露光が開始され、ベル
トの回転(副走査)によってその表面の感光層に現像画
像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像を形成す
る。この潜像は現像装置14Yにより現像スリーブ14
1Y上に付着搬送された現像剤が非接触の状態で反転現
像され、ベルト感光体10の回転に応じてイエロー
(Y)のトナー像が形成される。
【0018】次いでベルト感光体10はイエロー(Y)
のトナー像の上にさらに帯電器11Mの帯電作用により
電位が付与され、像露光装置13Mの第2の色信号すな
わちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が行われ、現像装置14Mによる非接触の反転現
像によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼ
ンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0019】同様のプロセスにより帯電器11C、像露
光装置13C及び現像装置14Cによってさらに第3の
色信号に対応するシアン(C)のトナー像が形成され
る。さらに帯電器11K、像露光装置段13K及び現像
装置14Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)
のトナー像が順次重ね合わせて形成され、ベルト感光体
10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形
成される。
【0020】現像装置14Y,14M,14C及び14
Kによる現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ1
41Y,141M,141C及び141Kに対し、ベル
ト感光体10の帯電と同極性の直流バイアス、あるいは
直流バイアスに交流を加えた現像バイアスが印加され、
現像スリーブ141(Y,M,C,K)上に付着した二
成分現像剤による非接触反転現像が行われて、導電層を
接地したベルト感光体10上の露光部にトナーを付着さ
せる。
【0021】かくして、ベルト感光体10の周面上に形
成されたカラーのトナー像は帯電器11Fによって付着
トナーの電位が揃えられたのち転写前露光器によって除
電が行われ、転写部において、給紙装置である給紙カセ
ット20A,20B或いは手差し給紙部20Cから、そ
れぞれ給紙手段21A,21B,21Cにより送り出さ
れ、レジストローラ対23へと搬送され、レジストロー
ラ対23の駆動によってベルト感光体10上のトナー像
領域と同期して給紙される転写紙上に、ベルト感光体1
0の駆動用の駆動ローラ101の下部に対向して配置さ
れた転写装置(転写ローラ)17により転写される。
【0022】レジストローラ対23と転写ローラ17と
の中間で、駆動ローラ101と回動ローラ102間に張
設されたベルト感光体10に対向する所定位置には、フ
ォトセンサ19A,19Bが設置されている。フォトセ
ンサ(カラーレジストセンサ)19A,19Bはベルト
感光体10の継ぎ目と、ベルト感光体10上に形成され
た後述のレジストマークとを検出するもので、1組の発
光部と受光部とから成るセンサでこれら2つの検出を兼
用可能にしている。
【0023】トナー像の転写を受けた被転写材(転写
紙)は、駆動ローラ101の曲率に沿ったベルト感光体
10周面より分離されたのち、定着装置24へ搬送さ
れ、定着装置24において加熱・圧着されてトナーが転
写紙上に溶着・定着されて定着装置24より排出され、
排紙ローラ対25A,25B,25Cにより搬送され
て、上部に設けられた排紙トレイ26に転写紙上のトナ
ー像面を下面にして排出される。
【0024】一方、転写紙を分離したベルト感光体10
はクリーニング装置18においてクリーニングブレード
181によってベルト感光体10面の摺擦がなされ、残
留トナーの除去・清掃がなされて、次の原稿画像のトナ
ー像の形成を続行するか、もしくは一旦停止して待機す
る。なお、次の原稿画像のトナー像の形成が続いて行わ
れるときは、帯電前除電器12によるベルト感光体10
の感光体面への露光が行われて前歴の除去がなされる。
【0025】図2は像露光装置(走査光学装置)の一実
施の形態を示す斜視図、図3は像露光装置の平面図であ
る。
【0026】前記複数の像露光装置13Y,13M,1
3C,13Kは、ほぼ同じ構成をなすから、以下、これ
らの像露光装置13(Y,M,C,K)を代表して像露
光装置13と称して説明する。
【0027】これらの図において、30は回転多面鏡
(ポリゴンミラー)31、駆動モータ、動圧軸受け等か
ら成る光偏向ユニットである。32はfθレンズ、33
は第2シリンドリカルレンズ、34は第1シリンドリカ
ルレンズ、35は半導体レーザ、36はコリメートレン
ズ、37はタイミング検出用のインデックスミラー、3
8は同期検知用のインデックスセンサである。
【0028】上記の光偏向ユニット30、及び走査光学
系光学部材31〜38は、像露光装置本体(ハウジン
グ)130内の所定位置に配置、固定されている。ハウ
ジング130の上部開口は、蓋部材131により密閉さ
れている。
【0029】半導体レーザ35から出射した光ビームL
は、コリメートレンズ36により平行光になり、次いで
第1結像光学系の第1シリンドリカルレンズ34を透過
して回転多面鏡31に入射する。回転多面鏡31の反射
光は、fθレンズ32、第2シリンドリカルレンズ33
から成る第2結像光学系を透過し、感光体ドラム31の
周面上に、所定のスポット径で、副走査方向に所定ピッ
チずれた状態で走査する。なお、主走査方向は図示しな
い調整機構により、既に微調整してある。1ライン毎の
同期検知は、走査開始前の光束をインデックスミラー3
7を介して、インデックスセンサ38に入射させる。
【0030】図4は、ベルト感光体10とフォトセンサ
19A,19Bの配置を示す斜視図である。
【0031】継ぎ目を有する無端状の(エンドレス)ベ
ルト感光体10は、図示の二重矢示方向(副走査方向)
に回動される。ベルト感光体10の両側縁近傍には、2
個の光反射型のフォトセンサ19A,19Bが、矢示方
向(主走査方向)に平行してそれぞれ配置されている。
フォトセンサ19A,19Bは、回動するベルト感光体
10の継ぎ目を検知して、この継ぎ目のある領域では画
像形成を行わないように、継ぎ目以外の領域に画像を形
成させるための継ぎ目検知センサである。
【0032】また、少なくとも無端状のベルト感光体1
0を有するカラー画像形成装置において、複数色の画像
を正確に重ねるためにはカラーレジストセンサが必要で
ある。
【0033】請求項1記載の発明は、継ぎ目検知センサ
(フォトセンサ)とカラーレジストセンサ(フォトセン
サ)とを1組のフォトセンサ19A,19Bにより兼用
して検出可能にしたものである。
【0034】すなわち、前述したように、継ぎ目検知セ
ンサとカラーレジストセンサが必要なカラー画像形成装
置では、各々のフォトセンサを別個に設置することはス
ペース的に問題がある。
【0035】この各々のフォトセンサは、機能上大きく
異ならないために、一体的にしてフォトセンサが占める
装置内のスペースを低減させることが可能である。しか
し、各々のフォトセンサを一体に構成することにより新
たな問題が発生する。
【0036】継ぎ目検知センサ、カラーレジストセンサ
を一体化したフォトセンサ19A,19Bは、無端状の
ベルト感光体10の継ぎ目検知マークM1と、ベルト感
光体10上に形成されたレジストマークM2とを検知し
て、各々の検知目的を達している。
【0037】しかし、各々のセンサを一体的にする場
合、無端状のベルト感光体10上に形成する継ぎ目検知
マークM1、レジストマークM2を同じ形態で形成して
しまうと、どちらのマークであるのか区別出来ない。
【0038】そこで、継ぎ目検知マークM1とレジスト
マークM2とを異なった形態、具体的には、請求項2に
記載のように副走査方向の幅を異ならせる。すなわち、
継ぎ目検知マークM1の副走査方向の幅Aを約2mm
に、レジストマークM2の副走査方向の幅Bを0.2〜
0.5mmに設定した。なお、レジストマークM2の形
状は図示のフの字型パターンに限定されず、他の適宜な
形状でもよい。
【0039】また、請求項3に記載のように継ぎ目検知
マークM1は塗料により、レジストマークM2は現像剤
により形成することにより、各々のセンサを一体構成の
単一のフォトセンサ19A,19Bにしても、各々のマ
ークを区別して検知することができ、各々のセンサの目
的を達することが可能である。
【0040】レジストマークM2の形成は、電源投入
時、又は機内温度センサによる機内温度上昇情報による
制御信号発生時、あるいはマニュアル設定時、等の非画
像形成時に行う。すなわち、ベルト感光体10の継ぎ目
に形成した継ぎ目検知マークM1をフォトセンサ19
A,19Bが検知した後、図1に示す帯電器11(Y,
M,C,K)、像露光装置13(Y,M,C,K)を同
時に実施し、回動するベルト感光体10上に4種の潜像
を形成する。ただし、現像装置14(Y,M,C)によ
る現像は行わず、4種の潜像を最終の現像装置14Kに
より行い黒色トナー像を形成する。なお、トナー像の形
成は黒色に限定されるものではなく、フォトセンサ19
A,19Bが検知可能なものなら、他の現像装置14
(Y,M,C)によって形成されてもよい。
【0041】図4に示すベルト感光体10上に形成され
た4種のレジストマークM2(Y,M,C,K)のトナ
ー像は、制御部において予め作成されて記憶されたパタ
ーンを、帯電器11(Y,M,C,K)、像露光装置1
3(Y,M,C,K)、現像装置14Kにより形成され
たものである。このレジストマークM2(Y,M,C,
K)を、フォトセンサ19A,19Bにより順次読み取
り、制御部においてレジストマークM2(Y,M,C,
K)の通過タイミングを計時し、所定の間隔C1=C2
=C3に位置したか否かを判定する。
【0042】図5はベルト感光体10上に形成するレジ
ストマークM2(Y,M,C,K)の他の形状を示す平
面図である。
【0043】各レジストマークM2(Y,M,C,K)
は連続する4個のV字形状により形成されている。ベル
ト感光体10が矢示方向に回動すると、フォトセンサ1
9A,19Bは図示の破線で示す走査線上でレジストマ
ークM2(Y,M,C,K)と交差する位置において検
知信号を発生する。一例として、レジストマークM2
(Y)の4個のフの字形状がフォトセンサ19A,19
Bの光路をそれぞれ通過するとき、検知信号を発生し
て、レジストマークM2(Y)のピッチD1,D2,D
3を計測して平均値を算出し、レジストマークM2
(Y)の通過位置の代表値とすることにより、測定精度
を向上させる。他のレジストマークM2(M),M2
(C),M2(K)も同様にして複数のフの字形状を形
成する。
【0044】また、ベルト感光体10の回動方向に直交
する方向に左右一対のフォトセンサ19A,19Bを設
置し、ベルト感光体10上に左右一対のレジストマーク
M2(Y)を形成することにより、ベルト感光体10の
片寄り誤差を補正したレジストマーク検知を得る。他の
レジストマークM2(M),M2(C),M2(K)も
同様に、左右一対に形成される。
【0045】図6は、フォトセンサ19A,19Bを含
む検出回路図である。フォトセンサ19A,19Bは発
光部と受光部とから成る反射型の光センサであり、複数
色の画像を正確に重ね合わせるために無端ベルト状のベ
ルト感光体10上に形成したレジストマークM2を検知
するレジストセンサであり、かつ、ベルト感光体10の
継ぎ目の位置を検知する継ぎ目検知センサを兼用したセ
ンサである。
【0046】フォトセンサ19A,19Bの発光部によ
り照射されたベルト感光体10表面の反射率と、ベルト
感光体10上の継ぎ目検知マークM1及びフの字のレジ
ストマークM2の反射率とには差異がある。具体的に
は、ベルト感光体10表面の反射率に比べて、継ぎ目検
知マークM1及びレジストマークM2の反射率の方が低
く設定されている。もしくは、図6の回路において、ベ
ルト感光体10表面の受光部検知出力に比べて、継ぎ目
検知マークM1及びレジストマークM2の受光部検知出
力の方が低くなるように設定されている。
【0047】図7は、カラーレジスト補正アルゴリズム
のフローチャートを示す。以下、カラーレジスト補正の
過程を説明する。
【0048】(1)画像形成に先立って、必要に応じて
カラーレジスト補正を実行開始する。まず、電源を投入
し、ベルト感光体10を回動する。
【0049】(2)回動するベルト感光体10の継ぎ目
に塗装した継ぎ目検知マークM1が、転写ローラ17近
傍のフォトセンサ19A,19Bを通過するとき検知信
号が発せられ、継ぎ目の通過が検知される。
【0050】(3)ベルト感光体10が継ぎ目検知から
さらに所定距離、回動されて、ベルト感光体10上の画
像形成領域に、レジストマークM2(Y),M2
(M),M2(C),M2(K)の黒色トナーを作像す
る。この作像は帯電器11(Y,M,C,K)、像露光
装置13(Y,M,C,K)、現像装置14Kにより形
成される。
【0051】(4)ベルト感光体10の回動により、上
記のレジストマークM2(Y),M2(M),M2
(C),M2(K)の各黒色トナー像がフォトセンサ1
9A,19Bを通過するとき、各レジストマークM2
(Y,M,C,K)の形成位置が検知され、検知信号を
制御部に送る。
【0052】(5)制御部において、カラーレジストア
ルゴリズム処理が行われる。図8は、フォトセンサ19
A,19Bによるレジストマーク(フの字パターン)M
2の検知位置と検知信号を示す図である。ベルト感光体
10上のレジストマーク(フの字パターン)M2を2個
のフォトセンサ19により検知して検知信号を発生し、
1色目のパターンを基準にして、主走査開始点、副走査
開始点、相対ユニット傾き、相対横倍率を検知してシフ
ト量を算出し、副走査方向及び主走査方向の色ずれの補
正処理を行う。さらに、検知したずれ量の補正量だけ画
像形成時の書き出しタイミングを補正する。
【0053】(6)レジスト補正データをNVRAMに
格納する。Y,M,C,Kの4色の色ずれデータは、レ
ジスト情報格納FPGAに接続されたSRAMに格納さ
れている。
【0054】(7)以上のカラーレジスト補正処理が終
了したのち、正規の画像形成プロセスが開始され、画像
出力時にレジスト補正された各色(Y,M,C,K)の
合成画像が出力される。
【0055】なお、以上の実施の形態では、像担持体と
して継ぎ目のあるベルト感光体について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、帯電器、像露光
装置、現像装置等から成る像形成ユニットを複数組備え
たタンデム構造のカラー画像形成装置における継ぎ目の
ある転写ベルトにも適用可能である。あるいは、継ぎ目
のある中間転写体を配設したカラー画像形成装置にも適
用可能である。
【0056】また、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、継ぎ目のある無端ベルト状像担持
体(静電記録体を含む)と複数の現像装置(湿式現像装
置、イオン流制御方式等を含む)を備えた他のカラー画
像形成装置にも適用可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明のカラー画像形成装置により、高
速化されたカラー画像形成装置においても、環境温度の
変化等に係わらず常に色ずれのない安定した高画質の画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の像露光装置を複数組搭載したカラープ
リンタの断面構成図。
【図2】像露光装置の一実施の形態を示す斜視図。
【図3】像露光装置の平面図。
【図4】像露光装置斜視図。
【図5】ベルト感光体とセンサの配置を示す平面図。
【図6】フォトセンサを含む検出回路図。
【図7】カラーレジスト補正アルゴリズムのフローチャ
ート。
【図8】フォトセンサによるレジストマークM2の検知
位置と検知信号を示す図。
【符号の説明】
10 無端ベルト状像担持体(ベルト感光体) 11Y,11M,11C,11K スコロトロン帯電器
(帯電器) 13Y,13M,13C,13K 像露光装置(潜像形
成手段) 14Y,14M,14C,14K 現像装置 17 転写装置(転写ローラ) 19A,19B フォトセンサ(継ぎ目検知センサ、カ
ラーレジストセンサ) A 継ぎ目検知マークM1の副走査方向の幅 B レジストマークM2の副走査方向の幅 L 光ビーム M1 継ぎ目検知マーク M2(Y,M,C,K) レジストマーク(フの字パタ
ーン)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルト状像担持体に潜像を形成する
    潜像形成手段と、前記無端ベルト状像担持体上の潜像を
    現像する現像装置とを複数配置したカラー画像形成装置
    において、複数色のトナー像を正確に重ね合わせるため
    に前記無端ベルト状像担持体上に形成したレジストマー
    クを検知するレジストセンサであり、かつ、前記無端ベ
    ルト状像担持体の継ぎ目の位置を検知する継ぎ目検知セ
    ンサを兼用したセンサを設置し、前記無端ベルト状像担
    持体上には、前記センサにより検知可能で、前記レジス
    トマークと異なった形態の継ぎ目検知マークが形成され
    ていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記継ぎ目検知マークと、前記レジスト
    マークは副走査方向の幅が異なることを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記継ぎ目検知マークは塗料により形成
    され、前記レジストマークは現像装置内の現像剤により
    形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の何れ
    かのカラー画像形成装置。
JP10040436A 1998-02-23 1998-02-23 カラー画像形成装置 Pending JPH11237778A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6198490B1 (en) 1998-10-29 2001-03-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Printer and method of correcting color registration error thereof
US6682163B2 (en) 2001-07-02 2004-01-27 Nexpress Solutions Llc Method and device for detecting and correcting chromatic aberrations in multicolor printing
WO2005093526A1 (en) * 2004-03-27 2005-10-06 Eastman Kodak Company Method for the control of a transport medium and a sensor device for a printing machine
JP2014164163A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Ricoh Co Ltd 反射型光学センサ及び画像形成装置

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