JPH11236543A - ホットメルト接着剤組成物 - Google Patents

ホットメルト接着剤組成物

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JPH11236543A
JPH11236543A JP30133898A JP30133898A JPH11236543A JP H11236543 A JPH11236543 A JP H11236543A JP 30133898 A JP30133898 A JP 30133898A JP 30133898 A JP30133898 A JP 30133898A JP H11236543 A JPH11236543 A JP H11236543A
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JP
Japan
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hot melt
melt adhesive
hot
polyethylene
unsaturated ester
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Withdrawn
Application number
JP30133898A
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English (en)
Inventor
Koichi Nishijima
孝一 西嶋
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Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装、製本、合板、木工等の分野に広く使用
される接着剤であり、高速塗工性及び接着性に優れ、塗
工時の糸曳き傾向が低減されたホットメルト接着剤組成
物を提供する。 【解決手段】 エチレン・不飽和エステル共重合体、粘
着付与樹脂及びワックスから成るホットメルト接着剤組
成物において、上記ホットメルトマトリックス中に微粒
化分散状態で存在する高圧法ポリエチレンを含有するこ
とを特徴とするホットメルト接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速塗工性及び接
着性に優れ、塗工時の糸曳き傾向が低減されたホットメ
ルト接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレン・酢酸ビニル共重合体で代表さ
れるエチレン・不飽和エステル共重合体(以下エステル
共重合体と略称することがある)、粘着付与樹脂および
ワックスから成るホットメルト接着剤は、包装、製本、
合板、木工などの分野で広く使用されている。ホットメ
ルト接着剤は、塗布後、冷却固化することで初期接着が
短時間で得られ、作業性が非常に良いこと、無溶剤であ
ることから年々使用量が増加している。
【0003】包装分野では、特に大型アプリケーターに
よって自動化が進んでいる。段ボールやカートンがベル
トコンベアを通して送られ、塗布ガンからホットメルト
接着剤がビードやスポット状等に塗布された後に封緘が
進んでいく。このラインは作業性の向上から年々速くな
っている。そのため、使用されるホットメルト接着剤も
高速塗工性が要求されるようになっている。高速塗工性
としては低粘度と合わせて糸曳きの少ない性能が求めら
れる。
【0004】ここでの糸曳きとは、塗布がONからOF
Fへ切り替わっているにもかかわらず、ガンのノズル先
から塗布されたホットメルト接着剤にかけてできる細い
糸のことをいう。ライン速度が速いほど、粘度が高いほ
ど、そして低温塗工(冬場の塗工)で起こりやすい。
【0005】この現象が起こる原因は、高分子量である
エステル共重合体が配合されているからであり、糸曳き
を防ぐためには、ホットメルト接着剤の粘度を下げる、
具体的にはワックスの配合量を増やし、エステル共重合
体の配合量を減らしたり、高メルトフローレートのエス
テル共重合体を使用することが一般になされている。
【0006】しかしながら、ワックスを多く配合する
と、糸曳きは改良されるが、得られる接着剤の接着力は
低下してしまう。またホットメルト接着剤自体が硬くな
り、低温接着性が大きく犠牲になってしまう。また高メ
ルトフローレートのエステル共重合体を使用すると、同
様に糸曳きは改良されるが、耐熱クリープ性が低下して
しまう。かくして、糸曳き性を改良しようとすると、ホ
ットメルト接着剤の性能が非常に制約されてしまう。
【0007】かように、塗工作業時における糸曳きは深
刻な問題であり、包装工程において、ノズルから接着剤
を吐出する際に糸曳きが生じると、塗工量のむらやバラ
ツキが生じて商品価値が低下したり、塗工部以外での付
着が生じる等、製品に悪影響を与える。加えて、高速化
に対応しきれなくなると、工程がストップする等、作業
面において極めて問題である。また、アプリケーターに
蜘蛛の巣状のホットメルト接着剤が付着し、汚染される
ため、定期的な清掃が必要となる。故に、作業時におけ
る糸曳き現象をなくすことは、工業的に極めて有用であ
り、かかる欠点を解決したホットメルト接着剤の出現が
強く望まれている。
【0008】同様に、製本分野でも糸曳き現象が問題と
なる。製本工程は大きく分けて3つの工程よりなってい
る。1つは、束ねられた本の背にガリ入れと呼ばれる凹
凸をつける作業があり、ホットメルト接着剤が塗られた
際に投錨効果が発揮されることを目的としている。2つ
目は、ホットメルト接着剤が本の背に塗工される工程
で、開放されたタンク中でホットメルト接着剤を溶融し
ロールを介して本の背に塗工していく。最後に本の背表
紙が貼り付けられる。これらの工程は連続であり、ベル
トコンベアを通して上記工程が自動で進んでいく。
【0009】この製本工程での糸曳きとは、ホットメル
ト接着剤の塗工工程でロールが本の背から離れる際に、
ホットメルト接着剤が糸状に曳く現象をいう。この糸が
製本に付着すると、製本の商品価値が低下してしまう。
よって包装工程と同様に糸曳き現象が発生すると高速化
が制限され、場合によっては工程がストップする等極め
て大きな問題に発展する。
【0010】一般に無機充填剤の配合によって糸曳き傾
向を低減することは可能であるが、多くの場合、十分な
効果を発揮させるためには無機充填剤を少なからず配合
することが必要であり、その結果、ホットメルト接着剤
の溶融粘度の増加や接着性の低下を来たし、高速塗工性
が犠牲になることが問題であった。
【0011】例えば、特開平2−219872号公報に
よれば、1〜16重量%、好ましくは5〜8重量%のヒ
ュームドシリカを配合した糸曳き特性の改良されたホッ
トメルトグルースティックについて提案されている。グ
ルースティックは、簡易的なハンドガンタイプのアプリ
ケーターに用いられるものであって、日曜大工の木工の
貼り合わせや、建築現場などで主に使用されている。ハ
ンドガンにはヒーターがついており、空気圧あるいは指
圧によって、ホットメルト接着剤をノズルから基材に押
し出し、塗布するもので、塗布の安定性から高粘度が要
求されているため、溶融粘度の上昇はほとんど問題にな
ることはない。
【0012】しかるに、包装分野や製本分野では、使用
する装置の特性から、適正な溶融粘度および溶融流れ特
性を有しないと塗布を円滑に行うことができず、また接
着強度にも影響を及ぼすため、溶融粘度については極め
て敏感である。例えば、包装材料用のワックス配合のホ
ットメルト接着剤にヒュームドシリカを少量配合して、
その糸曳き特性を改良しようとしても、その種類によっ
ては溶融粘度の上昇を伴い、ホットメルト接着剤の高速
塗工に悪影響を及ぼすことを知った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
上記事情に鑑み、溶融粘度や接着性能を犠牲にすること
なく、糸曳き特性の改良された、とくに包装分野に好適
なホットメルト接着剤を得るべく、鋭意検討を行った。
その結果、特定の高圧法ポリエチレンを微粒化分散状態
で含有させることによって、その目的が達成できること
を知った。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、エ
チレン・不飽和エステル共重合体、粘着付与樹脂及びワ
ックスから成るホットメルト接着剤組成物において、上
記ホットメルトマトリックス中に微粒化分散状態で存在
する高圧法ポリエチレンを含有することを特徴とするホ
ットメルト接着剤組成物に関する。本発明のホットメル
ト接着剤組成物においては、 1.エチレン・不飽和エステル共重合体が、不飽和エス
テル含量が10〜45重量%で、190℃、2160g
荷重におけるメルトフローレートが10〜3000g/
10分のエチレン・不飽和エステル共重合体であるこ
と、 2.ホットメルトマトリックスがワックス成分を5〜4
0重量%を占めるものであること、 3.高圧法ポリエチレンが、不飽和エステル含量が0〜
8重量%で、190℃、2160g荷重におけるメルト
フローレートが0.01〜400g/10分の高圧法ポ
リエチレンであること、 4.高圧法ポリエチレンがホットメルトマトリックス1
00重量部当たり0.05〜5.0重量部の割合で含有
されていること、 5.上記組成物の180℃における溶融粘度が100〜
10,000mPa・sの範囲にあること、が好まし
い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、エチレン・不飽和エス
テル共重合体、粘着付与樹脂及びワックスからなるホッ
トメルト接着剤組成物に、高圧法ポリエチレンを微粒化
分散状態で含有させると、適性粘度を維持し、しかも接
着力を低減させることなしに、高速塗工時の糸曳き性を
軽減できるという知見に基づくものである。
【0016】本発明においては、種々のポリエチレンの
内でも高圧法ポリエチレンを用いることが、糸曳き性を
軽減する上で重要であり、密度が同じ範囲にあっても、
低圧法ポリエチレン(中密度或いは低密度の線状ポリエ
チレン)を用いたのでは、未配合の場合に比して、殆ど
改善が認められないのである(後述する実施例の表3比
較例3〜4参照)。また、同じポリエチレンであって
も、ポリエチレンワックスを使用した場合にも、未配合
のものに比して、殆ど改善が認められない(比較例5参
照)。これに対して、本発明においては、高圧法ポリエ
チレン、特にメルトフローレートが特定の範囲にある高
圧法ポリエチレンを微量乃至少量配合することにより、
高速塗工時の糸曳き傾向を顕著に低減できるのである。
【0017】本発明ではまた、配合した高圧法ポリエチ
レンがホットメルト接着剤のマトリックス中に微粒化分
散されて存在することも重要である。即ち、本発明の組
成物において、糸曳きが軽減されるという作用効果は、
糸の形成時に糸切れが生じやすくなるか或いは糸の形成
そのものが困難となると考えることにより容易に了解さ
れる。
【0018】高分子溶液についてではあるが、曳糸性と
いう物性が知られており、この曳糸性には系の粘弾性が
大きい影響を与え、例えば弾性率Gを表すスプリングと
粘性ηを表すダッシュポットとの直列結合であるマック
スウエル型モデルの場合、その緩和時間η/Gが糸の生
成時間と近似している場合に糸曳きが生じるといわれて
いる。
【0019】本発明において、ホットメルト接着剤組成
物中に配合された高圧法ポリエチレンは、糸が形成され
る条件(冷却と張力が作用する条件)での溶融物の凝集
力を低下させるか、或いは上記条件下での弾性率を向上
させ、緩和時間(粘性/弾性率)を低減させるのに有効
に寄与していると信じられる。
【0020】この見地からすると、ホットメルト接着剤
組成物中の高圧法ポリエチレンは、形成される糸中に含
まれてしかも凝集力の低下或いは弾性率の向上に役立つ
程度の粒径で存在することも重要である。即ち、形成さ
れる糸曳きの繊維径に比して、高圧法ポリエチレンの分
散粒径があまりにも微細でエチレン・不飽和エステル共
重合体との相溶性があると認められるような状態では、
糸曳きの低減効果は少なく、また、繊維径に比して、高
圧法ポリエチレンの分散粒径が粗大である場合にも糸曳
きの低減効果は少ない。これに対して、本発明では、ホ
ットメルトマトリックス中に、高圧法ポリエチレンが適
切な微細分散粒径で存在することにより、糸曳き減少の
低減が有効に行われ、しかもホットメルトの粘性が適切
な範囲に維持され、接着力も低下させることがないとい
う利点が奏されるものである。
【0021】[エチレン・不飽和エステル共重合体]本
発明のホットメルト接着剤に使用されるエステル共重合
体は、この種のホットメルト接着剤に使用されているも
のは全て使用可能である。一般に、不飽和エステル含量
が10〜45重量%、特に14〜40重量%であるもの
が好適である。不飽和エステル含量が上記範囲より少な
いものは、柔軟性がなく、得られるホットメルト接着剤
の低温接着性が悪くなる傾向がある。一方、上記範囲よ
り多いものは、ワックスとの相溶性が悪くなる傾向があ
り、バランスの取れたホットメルト接着剤をつくること
が難しくなる傾向がある。
【0022】エステル共重合体としては、190℃、2
160g荷重におけるメルトフローレートが、10〜3
000g/10分、特に15〜2500g/10分のも
のを使用するのが好ましい。メルトフローレートが上記
範囲より小さいものはホットメルト接着剤の粘度が高く
なるため、包装用および製本用ホットメルト接着剤とし
ては不向きなものになる傾向がある。また、上記範囲よ
り大きいものは、得られるホットメルト接着剤の凝集力
が低下し、特に耐熱接着性が大幅に不足する傾向があ
る。
【0023】用いるエステル共重合体は、単独でも、或
いは不飽和エステル含量やメルトフローレートの異なる
2種以上のブレンドでも、任意に使用することができ
る。
【0024】不飽和エステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸nブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸イソブチル、マイレン酸ジメチ
ル、マイレン酸ジエチルなどの不飽和カルボン酸エステ
ル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエ
ステルを例示することができ、特に酢酸ビニルが望まし
い。
【0025】このようなエチレン・不飽和エステル共重
合体は、高温、高圧下、エチレンと不飽和エステルとを
ラジカル重合することで得ることができる。
【0026】[粘着付与樹脂]本発明に使用される粘着
付与樹脂としては、一般にホットメルト接着剤の関連分
野で使用されるものであれば特に限定されるものではな
く、例えば脂肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹
脂、芳香族炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン
系樹脂、スチレン系樹脂、クマロンインデン系樹脂など
が挙げられる。脂肪族系炭化水素樹脂の例としては、1
−ブテン、イソブチレン、ブタジエン、1,3−ペンタ
ジエン、イソプレン、ピペリジン等の炭素数4〜5のモ
ノ、又はジオレフィンを主成分とする重合体が挙げられ
る。脂環族系炭化水素樹脂の例としては、炭素数4〜5
の石油留分中のジエン成分を環化二量化後重合させた樹
脂、シクロペンタジエン等の環化モノマーを重合させた
樹脂、芳香族系炭化水素樹脂を核内水添した樹脂などが
挙げられる。芳香族系炭化水素樹脂の例としては、ビニ
ルトルエン、インデン、α−メチルスチレン等の炭素数
9〜10のビニル芳香族炭化水素を主成分とした樹脂等
が挙げられる。ポリテルペン系樹脂の例としては、α−
ピネン重合体、ジテルペン重合体、テルペンフェノール
共重合体、α−ピネン−フェノール共重合体等が挙げら
れる。ロジン系樹脂の例としては、ガムロジン、ウッド
ロジン、トール油等のロジン又はその変性物であって、
変性物としては水添、不均化、二量化、エステル化等の
変性手段を施したものが例示できる。ロジンエステルの
例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、ペンタエリスリトール等のエステルが
含まれる。スチレン系樹脂の例としては、スチレン、メ
チルスチレン、α−メチルスチレン、イソプロペニルト
ルエン等の重合体が挙げられる。
【0027】[ワックス]本発明に使用されるワックス
としては、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス、アタクチッ
クポリプロピレン等の合成ワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス、
木ロウ、カルナバロウ、ミツロウ等の天然ワックス等が
挙げられる。特にフィッシャー・トロプシュワックス又
はパラフィンワックス、あるいはこれらと他のワックス
の混合物を使用するのが好ましい。
【0028】[高圧法ポリエチレン]本発明において、
高圧法ポリエチレンとしては、190℃、2160g荷
重におけるメルトフローレートが一般に0.01〜40
0g/10分、好ましくは0.1〜300g/10分の
ものが用いられる。高圧法ポリエチレンのメルトフロー
レートが上記の範囲より大きい場合、糸曳き軽減の効果
が発揮されず、目的を達成できない傾向がある。また、
メルトフローレートが上記範囲より小さい場合、溶融混
練が不十分となり、糸曳きの軽減の効果が発揮されない
だけでなく、粘度アップや接着性への悪影響が出てくる
傾向がある。
【0029】高圧法ポリエチレンの不飽和エステル含量
は、0〜8重量%、好ましくは0〜5重量%、さらに好
ましくは0重量%であるのがよい。不飽和エステル含量
が上記範囲より大きいものは、ホットメルト接着剤との
相溶性が良くなりすぎるため、糸曳き軽減の効果が発揮
されない傾向がある。パラフィンワックスを配合したホ
ットメルト接着剤では、高圧法ポリエチレンの不飽和エ
ステル含量は0重量%であること、即ち高圧法ホモポリ
エチレンであることが望ましい。高圧法ポリエチレンの
不飽和エステル含量と、ホットメルト成分のエステル共
重合体の不飽和エステル含量との差は、少なくとも10
重量%以上であることが望ましい。
【0030】不飽和エステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸nブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸イソブチル、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチルなどの不飽和カルボン酸エステ
ル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエ
ステルを例示することができ、特に酢酸ビニルが望まし
い。
【0031】このような高圧法ポリエチレンは、高温、
高圧下、エチレンをラジカル重合することで得ることが
でき、この際、不飽和エステルもエチレンと共に混在さ
せることで共重合高圧法ポリエチレンを得ることができ
る。
【0032】[ホットメルト接着剤組成物]本発明のホ
ットメルト接着剤には、ワックスがホットメルト成分
(エチレン・不飽和エステル共重合体、粘着付与樹脂及
びワックス)中、5〜40重量%、特に5〜30重量%
配合されるのがよい。ワックスの配合量が上記の範囲よ
り少ない場合、結晶性(造核性)が低下し、セットタイ
ムの長いホットメルト接着剤となり、ホットメルト接着
剤の特徴である作業性の良さを損なう傾向がある。一
方、上記範囲より多い場合、ホットメルト接着剤の接着
力が低下する傾向がある。
【0033】一方、ホットメルト成分中、エチレン・不
飽和エステル共重合体は30〜60重量%、特に30〜
50重量%、及び粘着付与樹脂は20〜60重量%、特
に20〜50重量%の量で存在することが、接着力及び
塗工作業性の点で好適である。
【0034】また、高圧法ポリエチレンは、ホットメル
ト成分100重量部当たり0.05〜5.0重量部、好
ましくは0.1〜3.0重量部の量で配合される。高圧
法ポリエチレンの配合量が上記範囲より少ない場合、糸
曳きの軽減には目立った効果が観察できない傾向があ
る。上記範囲より多い場合、ホットメルト接着剤の柔軟
性や相溶性が損なわれ、接着性や低温可撓性が犠牲にな
る傾向がある。
【0035】本発明のホットメルト接着剤は、180℃
における溶融粘度が100〜10,000mPa・s、
特に500〜8,000mPa・sの範囲にあることが
好ましい。180℃における溶融粘度が上記範囲より小
さい場合、ホットメルト接着剤は凝集力のない、もろい
接着剤になる傾向がある。また、溶融粘度が上記範囲よ
り大きい場合、溶融粘度が高すぎるため、高速塗工性を
有するホットメルト接着剤としては不向きとなる傾向が
ある。
【0036】本発明の組成物において、用いる高圧法ポ
リエチレンは、粘着付与樹脂及びワックスの種類に応じ
て、適切なメルトフローレートのものを選択するのがよ
い。これは、粘着付与樹脂やワックスとの相溶性によっ
て、糸曳き軽減に効果のある高圧法ポリエチレンのメル
トフローレートの範囲も異なるためと思われる。用いる
粘着付与樹脂が、粘着付与樹脂の中で一般的に極性が高
いと言われているロジンエステル系、テルペンフエノー
ル系、芳香族系などの場合、糸曳き低減効果のある高圧
法ポリエチレンのメルトフローレートの範囲は、後述す
る表3、6に示す通り、10〜400g/10分、とく
に10〜300g/10分の範囲にあるのが望ましい。
一方、粘着付与樹脂が、粘着付与樹脂の中で一般的に極
性が低いと言われている脂肪族系や脂環族系などの場合
には、糸曳き低減効果のある高圧法ポリエチレンのメル
トフローレートの好ましい範囲は、上述の高極性の粘着
付与樹脂を使用する場合より低くなり、例えば、0.0
1〜100g/10分、とくに0.1〜80g/10分
の範囲が望ましい。また用いるワックスの種類によって
も、糸曳き低減効果に好適な高圧法ポリエチレンのメル
トフローレートの範囲は異なる。
【0037】用いるワックスがパラフィンワックスの場
合、糸曳き低減効果が極大となる高圧法ポリエチレンの
メルトフローレートが存在するが、効果のある高圧法ポ
リエチレンのメルトフローレートの範囲は、後述する表
3に示すとおりかなり広く、一般に10〜400g/1
0分、特に30〜300g/10分の範囲にあるのが望
ましい。
【0038】用いるワックスがフィッシャートロプシュ
ワックスの場合、後述する表5に示すとおり、糸曳き低
減効果が極大となる高圧法ポリエチレンのメルトフロー
レートはむしろ低メルトフローレート側にあり、効果の
ある高圧法ポリエチレンのメルトフローレートの範囲
は、一般に5〜100g/10分、特に10〜50g/
10分の範囲にあるのが望ましい。この理由は、フィッ
シャートロプシュワックスと高圧法ポリエチレンとを含
む系では、両者の相溶性がよく、むしろ、高圧法ポリエ
チレンが低メルトフローレート側にある場合に、望まし
い分散状態が得られるためと考えられる。以上述べてき
た通り、ホットメルトマトリックス中に、高圧法ポリエ
チレンが適切な微細分散粒径で存在することにより、糸
曳き現象の低減が有効に行われるものと信じられるが、
この微細分散粒径は、粘着付与樹脂、ワックス及びエチ
レン・不飽和エステル共重合体との相溶性によって、大
きく変わることは明らかと思われる。すなわち、用いる
粘着付与樹脂、ワックス及びエチレン・不飽和エステル
共重合体に応じて、高圧法ポリエチレンのメルトフロー
レートを選択することにより、適切な微細分散粒径を達
成することが可能である。
【0039】本発明のホットメルト接着剤組成物は、所
謂ドライブレンドでも或いはメルトブレンドでも製造す
ることができる。ドライブレンドでは、上述した各種成
分を、各種ブレンダー、ヘンシェルミキサー、ホモミキ
サー等でブレンドするのがよく、一方メルトブレンドで
は、上述した各種成分を、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、一軸或いは多軸の押出機中で溶融混練するのがよ
い。前述した分散状態を形成させるには、ドライブレン
ドが特に適している。
【0040】本発明のホットメルト接着剤には必要に応
じて、顔料、染料、酸化防止剤、各種安定剤、可塑剤、
無機充填剤などを配合することができる。酸化防止剤と
しては、立体障害性フェノール類が使用され、ホットメ
ルト成分当たり0.05乃至1重量%の量で用いるのが
よい。本発明によれば、後記するような糸曳き試験にお
いて、糸曳き長さを、高圧法ポリエチレンを配合しない
場合の少なくとも80%以下、好ましくは60%以下、
一層好ましくは40%以下に低減させることが可能であ
る。またその試験において、糸の長さを3cm以下、好
ましくは2cm以下にすることが可能である。
【0041】
【実施例】以下、本発明を挙げて、その効果を説明す
る。以下の実施例および比較例に用いられた原料樹脂、
配合物、組成物の調整法、試験方法等は次の通りであ
る。
【0042】1.原料樹脂および配合物 (1)エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA樹脂) VA含量:28重量% MFR:400g/10min(JIS−K6760に
準ずる) 融点:73℃(三井・デュポンポリケミカル社製:エバ
フレックス210 ET) (2)粘着付与樹脂 ロジンエステル:不均化ロジン−ペンタエリスリトール
エステル、軟化点115℃(荒川化学社製:スーパーエ
ステルA115) テルペンフエノール:テルペンフエノール共重合体、軟
化点115℃(ヤスハラケミカル製:YSポリスターT
115) 芳香族系:C9樹脂、軟化点120℃(日本石油製:ネ
オポリマー120) 脂環族系:脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点115℃
(荒川化学製:アルコンM115) 脂肪族系:C5樹脂、軟化点105℃(丸善石化製:マ
ルカレッツS105A)
【0043】(3)ワックス パラフィンワックス:融点69℃(日本精蝋社製:パラ
フィンワックス155F) フィッシャー・トロプシュワックス:融点106℃(南
ア・サゾール社製:サゾールH1) (4)酸化防止剤 ヒンダードフェノール系酸化防止剤(チバ・スペシャリ
ティーケミカルズ社製:イルガノックス1010)
【0044】(5)ポリエチレン (5−1) 高圧法ポリエチレン 下記表1に記載のものを用いた。 (5−2) 低圧法ポリエチレン 下記表2に記載のものを用いた。 (5−3) ポリエチレンワックス:分子量4000、
融点126℃、密度0.97g/cm(三井化学社
製:ハイワックスP400)
【表1】
【表2】
【0045】2.ホットメルト接着剤の調製方法 EVA樹脂/粘着付与樹脂/ワックス/酸化防止剤/ポ
リエチレンを所定比率で配合した混合物1000gを2
リットルのビーカーに仕込み、これを180℃×1時間
溶融攪拌混合を行った。
【0046】3.試験方法 (1)溶融粘度の測定方法 得られたホットメルト接着剤をB型粘度計にて、JIS
K−2207に準拠して180℃、回転数30min
−1の条件にて溶融粘度を測定した。 (2)糸の長さの測定 ホットメルト接着剤をホットメルト塗布装置(旭化学合
成社製:オープンタイムテスターM202)を用いて、
塗工温度180℃、塗布量0.13g/50mm、塗工
速度20m/minの条件にてビード状に塗工し、その
際ビードの終わりから曳いている糸の長さを測定した。
【0047】4.接着性の評価 (1)接着試片の作成 ホットメルト接着剤をホットメルト塗布装置を用いて、
塗工温度180℃、塗布量0.15g/50mm、塗工
速度22m/min、オープンタイム2秒、セットタイ
ム2秒の条件にてビード状に塗工し、汎用の段ボール
(Kライナー180、3mm厚)を用いて、フルートを
クロス状に重ね合せて接着試片を作成した(サイズ:5
0mm×100mm)。この接着試片を25mm×10
0mmサイズに切断し、接着性(耐熱接着性、耐寒接着
性)評価用サンプルとした。 (2)耐熱接着性(剥離接着破壊時間) 上記作成の接着試片をT型剥離状態の基材として、30
0g/25mm荷重を吊るして、50℃にセットさせた
オーブン(クリープテスター)中において、基材の接着
剤が錘に耐え兼ねて接着破壊(錘が落下)する温度を剥
離接着破壊時間として評価を実施した。 (3)耐寒接着性 上記作成の接着試片をT型剥離状態の基材として、−1
0℃及び0℃の温度雰囲気条件下において基材を手で強
制剥離した際、接着部分の材料(段ボール表面)破壊率
を目視にて判定評価した。
【0048】[実施例1]表3に示すようにEVA/ロ
ジンエステル/パラフィンワックス/酸化防止剤/高圧
法ポリエチレン−2=40/40/20/0.1/0.
2の比率で配合した混合物1000gを上記2.の方法
で溶融攪拌混合してホットメルト接着剤を調製した。得
られたホットメルト接着剤を上記3.の方法で溶融粘
度、および糸の長さを評価した。結果を表3に示す。
【0049】[実施例2]ポリエチレンとして高圧法ポ
リエチレン−3を用い、実施例1と同様にしてホットメ
ルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表3に示
す。
【0050】[実施例3]ポリエチレンとして高圧法ポ
リエチレン−4を用い、実施例1と同様にしてホットメ
ルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表3に示
す。
【0051】[比較例1]高圧法ポリエチレンを用い
ず、実施例1と同様にしてホットメルト接着剤を調製
し、得られたホットメルト接着剤を上記3と4の方法で
溶融粘度、糸の長さ、および接着性を評価した。結果を
表3と4に示す。
【0052】[比較例2]ポリエチレンとして高圧法ポ
リエチレン−1を用いて、実施例1と同様にしてホット
メルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表3に
示す。
【0053】[比較例3]ポリエチレンとして低圧法ポ
リエチレン−1を用いて、実施例1と同様にしてホット
メルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表3に
示す。
【0054】[比較例4]ポリエチレンとして低圧法ポ
リエチレン−2を用いて、実施例1と同様にしてホット
メルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表3に
示す。
【0055】[比較例5]ポリエチレンとしてポリエチ
レンワックスを用いて、実施例1と同様にしてホットメ
ルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表3に示
す。
【0056】[実施例4]表4に示すようにEVA/ロ
ジンエステル/パラフィンワックス/酸化防止剤/高圧
法ポリエチレン−3=40/40/20/0.1/0.
5の比率で配合した混合物1000gを上記2.の方法
で溶融攪拌混合してホットメルト接着剤を調製した。得
られたホットメルト接着剤を上記3と4の方法で溶融粘
度、糸の長さ、および接着性を評価した。結果を表4に
示す。
【0057】[実施例5]表4に示すようにEVA/ロ
ジンエステル/パラフィンワックス/酸化防止剤/高圧
法ポリエチレン−3=40/40/20/0.1/1.
0の比率で配合した混合物1000gを上記2.の方法
で溶融攪拌混合してホットメルト接着剤を調製した。得
られたホットメルト接着剤を上記3と4の方法で溶融粘
度、糸の長さ、および接着性を評価した。結果を表4に
示す。
【0058】[実施例6]表5に示すようにEVA/ロ
ジンエステル/フィッシャー・トロプシュワックス/酸
化防止剤/高圧法ポリエチレン−2=40/40/20
/0.1/0.2の比率で配合した混合物1000gを
上記2.の方法で溶融攪拌混合してホットメルト接着剤
を調製した。得られたホットメルト接着剤を上記3.の
方法で溶融粘度、および糸の長さを評価した。結果を表
5に示す。
【0059】[実施例7]ポリエチレンとして高圧法ポ
リエチレン−3を用い、実施例6と同様にしてホットメ
ルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表5に示
す。
【0060】[実施例8]ポリエチレンとして高圧法ポ
リエチレン−5を用い、実施例6と同様にしてホットメ
ルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表5に示
す。
【0061】[比較例6]ポリエチレンを用いず、実施
例6と同様にしてホットメルト接着剤を調製し、物性を
測定した。結果を表5に示す。
【0062】[比較例7]ポリエチレンとして高圧法ポ
リエチレン−1を用いて、実施例6と同様にしてホット
メルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表5に
示す。
【0063】[比較例8]ポリエチレンとして低圧法ポ
リエチレン−1を用いて、実施例6と同様にしてホット
メルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表5に
示す。
【0064】[比較例9]ポリエチレンとして低圧法ポ
リエチレン−2を用いて、実施例6と同様にしてホット
メルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表5に
示す。
【0065】[実施例9〜15、比較例10〜13]ロ
ジンエステルの代わりに、表6記載の粘着付与樹脂を使
用した以外は、実施例2又は比較例1と同様にホットメ
ルト接着剤を調製し、物性を測定した。結果を表6に示
す。
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】
【表6】
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、エチレン・不飽和エス
テル共重合体、粘着付与樹脂及びワックスからなるホッ
トメルト接着剤組成物に、高圧法ポリエチレンを微粒化
分散状態で含有させることにより、適性粘度を維持し、
しかも接着力を低減させることなしに、高速塗工時の糸
曳き性を軽減することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン・不飽和エステル共重合体、粘
    着付与樹脂及びワックスから成るホットメルト接着剤組
    成物において、上記ホットメルトマトリックス中に微粒
    化分散状態で存在する高圧法ポリエチレンを含有するこ
    とを特徴とするホットメルト接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 エチレン・不飽和エステル共重合体が、
    不飽和エステル含量が10〜45重量%で、190℃、
    2160g荷重におけるメルトフローレートが10〜3
    000g/10分のエチレン・不飽和エステル共重合体
    である請求項1記載のホットメルト接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 ホットメルトマトリックスがワックス成
    分を5〜40重量%を占めるものである請求項1記載の
    ホットメルト接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 高圧法ポリエチレンが、不飽和エステル
    含量が0〜8重量%で、190℃、2160g荷重にお
    けるメルトフローレートが0.01〜400g/10分
    の高圧法ポリエチレンである請求項1記載のホットメル
    ト接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 高圧法ポリエチレンがホットメルトマト
    リックス100重量部当たり0.05〜5.0重量部の
    割合で含有されている請求項1記載のホットメルト接着
    剤組成物。
  6. 【請求項6】 180℃における溶融粘度が100〜1
    0,000mPa・sの範囲にある請求項1記載のホッ
    トメルト接着剤組成物。
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