JPH11233033A - プラズマディスプレイ用基板ガラス - Google Patents
プラズマディスプレイ用基板ガラスInfo
- Publication number
- JPH11233033A JPH11233033A JP10324860A JP32486098A JPH11233033A JP H11233033 A JPH11233033 A JP H11233033A JP 10324860 A JP10324860 A JP 10324860A JP 32486098 A JP32486098 A JP 32486098A JP H11233033 A JPH11233033 A JP H11233033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wavelength
- glass
- plasma display
- substrate glass
- light transmittance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高いコントラストを得るためにNiOやCo
Oを添加しても、高輝度のカラー画像を得ることが可能
なプラズマディスプレイ用基板ガラスを提供する。 【解決手段】 肉厚2.8mmにおいて、530nm及
び586nmの波長における光透過率が、460nm、
550nm及び620nmの波長における各光透過率よ
りも3%以上低いことを特徴とする。
Oを添加しても、高輝度のカラー画像を得ることが可能
なプラズマディスプレイ用基板ガラスを提供する。 【解決手段】 肉厚2.8mmにおいて、530nm及
び586nmの波長における光透過率が、460nm、
550nm及び620nmの波長における各光透過率よ
りも3%以上低いことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラープラズマディス
プレイの前面ガラス基板に用いられる基板ガラスに関す
るものである。
プレイの前面ガラス基板に用いられる基板ガラスに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カラープラズマディスプレイは、放電時
に発生する紫外線により赤、緑、青の蛍光体を励起して
可視光を発光させ、この発光によって作られた画像が前
面ガラス基板を通して映し出される。各蛍光体の発光の
波長は、赤が620nm、緑が550nm、青が460
nmである。
に発生する紫外線により赤、緑、青の蛍光体を励起して
可視光を発光させ、この発光によって作られた画像が前
面ガラス基板を通して映し出される。各蛍光体の発光の
波長は、赤が620nm、緑が550nm、青が460
nmである。
【0003】このカラープラズマディスプレイは、薄型
で大型化が可能であり、CRTに代わる大型テレビとし
て期待されている。しかし現状では、CRTに比べると
コントラストも輝度も低いレベルにあり、しかも太陽
光、蛍光灯等の外光により、画像のコントラストが著し
く低下するという問題を有している。
で大型化が可能であり、CRTに代わる大型テレビとし
て期待されている。しかし現状では、CRTに比べると
コントラストも輝度も低いレベルにあり、しかも太陽
光、蛍光灯等の外光により、画像のコントラストが著し
く低下するという問題を有している。
【0004】そこで外光を吸収して画像のコントラスト
を向上させるために、NiOやCoOを微量添加して着
色し、透過率を下げた前面ガラス基板を用いることが検
討されている。
を向上させるために、NiOやCoOを微量添加して着
色し、透過率を下げた前面ガラス基板を用いることが検
討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、NiO
やCoOによる着色は可視波長域全体にわたってほぼ一
様に透過率を低下させるため、赤、緑、青の蛍光体から
発光する光も吸収されて画像の輝度が低下するという好
ましくない結果を生じる。
やCoOによる着色は可視波長域全体にわたってほぼ一
様に透過率を低下させるため、赤、緑、青の蛍光体から
発光する光も吸収されて画像の輝度が低下するという好
ましくない結果を生じる。
【0006】本発明の目的は、高輝度で、しかも高コン
トラストのカラー画像を得ることが可能なプラズマディ
スプレイ用基板ガラスを提供することである。
トラストのカラー画像を得ることが可能なプラズマディ
スプレイ用基板ガラスを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々検討した
結果、赤、緑、青の蛍光体の発光色以外の波長の光の透
過率、具体的には青と緑の中間にある530nm付近
[青緑]、及び赤と緑の中間にある586nm付近[黄
色]の光透過率を下げることによって輝度が高められる
ことを見いだし、本発明として提案するものである。
結果、赤、緑、青の蛍光体の発光色以外の波長の光の透
過率、具体的には青と緑の中間にある530nm付近
[青緑]、及び赤と緑の中間にある586nm付近[黄
色]の光透過率を下げることによって輝度が高められる
ことを見いだし、本発明として提案するものである。
【0008】即ち、本発明のプラズマディスプレイ用基
板ガラスは、肉厚2.8mmにおいて、530nm及び
586nmの波長における光透過率が、460nm、5
50nm及び620nmの波長における各光透過率より
も3%以上低いことを特徴とする。
板ガラスは、肉厚2.8mmにおいて、530nm及び
586nmの波長における光透過率が、460nm、5
50nm及び620nmの波長における各光透過率より
も3%以上低いことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のプラズマディスプレイ用基板ガラス
は、各蛍光体の発光色に対応する波長(蛍光体波長)の
光透過率のうちの最も低いもの(蛍光体波長の最低透過
率)と、530nm及び586nmの波長(中間波長)
の光透過率のうちの最も高いもの(中間波長の最高透過
率)の透過率差が、肉厚2.8mmで、3%以上、好ま
しくは5%以上、より好ましくは10%以上であること
を特徴とする。この透過率差が3%未満であると、高輝
度のプラズマディスプレイを作製できない。
は、各蛍光体の発光色に対応する波長(蛍光体波長)の
光透過率のうちの最も低いもの(蛍光体波長の最低透過
率)と、530nm及び586nmの波長(中間波長)
の光透過率のうちの最も高いもの(中間波長の最高透過
率)の透過率差が、肉厚2.8mmで、3%以上、好ま
しくは5%以上、より好ましくは10%以上であること
を特徴とする。この透過率差が3%未満であると、高輝
度のプラズマディスプレイを作製できない。
【0010】本発明において、基板ガラスに上記特性を
付与するためには、ガラス組成中にNd2 O3 を含有さ
せることが好ましい。ガラスにNd2 O3 を含有させる
と、460nm、550nm及び620nmの波長の光
には高い透過性を、また530nm及び586nmの波
長の光に対してはシャープな吸収性を示す。従ってカラ
ープラズマディスプレイの基板ガラスにNd2 O3 を含
有させることにより、赤、緑、青の各蛍光体に対応する
光には高い透過性を有し、黄色光、青緑光に対しては高
い吸収性を有する選択的な透過吸収能力を付与すること
ができる。
付与するためには、ガラス組成中にNd2 O3 を含有さ
せることが好ましい。ガラスにNd2 O3 を含有させる
と、460nm、550nm及び620nmの波長の光
には高い透過性を、また530nm及び586nmの波
長の光に対してはシャープな吸収性を示す。従ってカラ
ープラズマディスプレイの基板ガラスにNd2 O3 を含
有させることにより、赤、緑、青の各蛍光体に対応する
光には高い透過性を有し、黄色光、青緑光に対しては高
い吸収性を有する選択的な透過吸収能力を付与すること
ができる。
【0011】上記目的でNd2 O3 を使用する場合、十
分な効果を得るためには0.1%以上、特に0.6%以
上含有することが好ましい。しかし6%以上、特に10
%を超えると失透しやすくなり、また原料コストが高く
なるため好ましくない。
分な効果を得るためには0.1%以上、特に0.6%以
上含有することが好ましい。しかし6%以上、特に10
%を超えると失透しやすくなり、また原料コストが高く
なるため好ましくない。
【0012】本発明においては、Nd2 O3 等が含有さ
れる基礎ガラスには建築窓ガラスとして用いられるソー
ダライムガラスを用いても良いが、重量百分率でSiO
2 50〜65%(好ましくは52〜62%)、Al2 O
3 0.5〜15%(好ましくは3〜13%)、MgO+
CaO+SrO+BaO 10〜27%(好ましくは1
2〜25%)、Li2 O+Na2 O+K2 O 7〜15
%(好ましくは8〜14%)、ZrO2 0〜9%(好ま
しくは1〜8%)、TiO2 0〜5%(好ましくは0〜
3%)、Cl 0〜1%(好ましくは0〜0.5%)、
SO3 0〜1%(好ましくは0〜0.5%)の組成を有
する高歪点ガラスを用いることが望ましい。つまりソー
ダライムガラスは、歪点が低いために電極や絶縁ペース
トを焼き付ける際の高温処理時に熱収縮しやすく、また
体積抵抗率が低く電極材料の電気抵抗値が変化しやすい
という欠点を持っている。これに対して、上記組成を有
する高歪点ガラスは、75〜95×10-7/℃の熱膨張
係数を有し、歪点が高いため、熱処理時に熱収縮し難
い。しかもソーダライムガラスに比べて体積抵抗率が高
いという特性を有している。
れる基礎ガラスには建築窓ガラスとして用いられるソー
ダライムガラスを用いても良いが、重量百分率でSiO
2 50〜65%(好ましくは52〜62%)、Al2 O
3 0.5〜15%(好ましくは3〜13%)、MgO+
CaO+SrO+BaO 10〜27%(好ましくは1
2〜25%)、Li2 O+Na2 O+K2 O 7〜15
%(好ましくは8〜14%)、ZrO2 0〜9%(好ま
しくは1〜8%)、TiO2 0〜5%(好ましくは0〜
3%)、Cl 0〜1%(好ましくは0〜0.5%)、
SO3 0〜1%(好ましくは0〜0.5%)の組成を有
する高歪点ガラスを用いることが望ましい。つまりソー
ダライムガラスは、歪点が低いために電極や絶縁ペース
トを焼き付ける際の高温処理時に熱収縮しやすく、また
体積抵抗率が低く電極材料の電気抵抗値が変化しやすい
という欠点を持っている。これに対して、上記組成を有
する高歪点ガラスは、75〜95×10-7/℃の熱膨張
係数を有し、歪点が高いため、熱処理時に熱収縮し難
い。しかもソーダライムガラスに比べて体積抵抗率が高
いという特性を有している。
【0013】なお高歪点ガラスの組成を上記のように限
定した理由を以下に述べる。
定した理由を以下に述べる。
【0014】SiO2 はガラスのネットワークフォーマ
ーである。SiO2 が50%より少ないとガラスの歪点
は低くなって熱収縮しやすくなり、65%より多いと熱
膨張係数が小さくなり過ぎるため好ましくない。
ーである。SiO2 が50%より少ないとガラスの歪点
は低くなって熱収縮しやすくなり、65%より多いと熱
膨張係数が小さくなり過ぎるため好ましくない。
【0015】Al2 O3 はガラスの歪点を上げるための
成分である。Al2 O3 は0.5%より少ないと効果は
得られず、15%多いと熱膨張係数が小さくなり過ぎ
る。
成分である。Al2 O3 は0.5%より少ないと効果は
得られず、15%多いと熱膨張係数が小さくなり過ぎ
る。
【0016】MgO、CaO、SrO及びBaOは何れ
もガラスを溶融しやすくすると共に熱膨張係数を制御す
るための成分である。これらの合量が10%より少ない
と熱膨張係数が小さくなりやすく、27%より多いとガ
ラスが失透しやすなって成形が困難になる。なおMg
O、CaO、SrO及びBaOの好適な範囲はそれぞれ
0〜5%、0〜8%、0〜10%及び0〜10%であ
る。
もガラスを溶融しやすくすると共に熱膨張係数を制御す
るための成分である。これらの合量が10%より少ない
と熱膨張係数が小さくなりやすく、27%より多いとガ
ラスが失透しやすなって成形が困難になる。なおMg
O、CaO、SrO及びBaOの好適な範囲はそれぞれ
0〜5%、0〜8%、0〜10%及び0〜10%であ
る。
【0017】Li2 O、Na2 O及びK2 Oは何れも熱
膨張係数を制御するための成分である。これらの合量が
7%より少ないと熱膨張係数が小さくなりやすく、15
%より多いと歪点が低くなる。なおLi2 O、Na2 O
及びK2 Oの好適な範囲はそれぞれ0〜0.5%、2〜
8%及び2〜10%である。
膨張係数を制御するための成分である。これらの合量が
7%より少ないと熱膨張係数が小さくなりやすく、15
%より多いと歪点が低くなる。なおLi2 O、Na2 O
及びK2 Oの好適な範囲はそれぞれ0〜0.5%、2〜
8%及び2〜10%である。
【0018】ZrO2 は化学的耐久性を向上させる効果
を有するが、9%より多くなると熱膨張係数が小さくな
り過ぎると共に、ガラス溶融時に失透物が生成しやすく
成形が困難になる。
を有するが、9%より多くなると熱膨張係数が小さくな
り過ぎると共に、ガラス溶融時に失透物が生成しやすく
成形が困難になる。
【0019】TiO2 はガラスの紫外線による着色を防
止するための成分であるが、5%より多くなるとガラス
が失透しやすく、成形が困難になる。
止するための成分であるが、5%より多くなるとガラス
が失透しやすく、成形が困難になる。
【0020】Cl及びSO3 は何れも清澄剤として添加
することができるが、各成分が1%より多くなると泡の
原因となるため好ましくない。
することができるが、各成分が1%より多くなると泡の
原因となるため好ましくない。
【0021】なお、上記組成を有するガラスの各波長に
おける光透過率(肉厚2.8mm)が、蛍光体波長の最
低透過率で83%以上(好ましくは85%以上)、53
0nmの波長における光透過率が80%以下(好ましく
は78%以下)、及び586nmの波長における光透過
率が60%以下(好ましくは50%以下)であれば、輝
度及びコントラストが十分に高いプラズマディスプレイ
を作製することができる。
おける光透過率(肉厚2.8mm)が、蛍光体波長の最
低透過率で83%以上(好ましくは85%以上)、53
0nmの波長における光透過率が80%以下(好ましく
は78%以下)、及び586nmの波長における光透過
率が60%以下(好ましくは50%以下)であれば、輝
度及びコントラストが十分に高いプラズマディスプレイ
を作製することができる。
【0022】また上記組成に加え、微妙な色度調節及び
光透過率の調節のためにNiO、CoOの1種以上を含
有することができる。これら成分を添加する場合、その
添加量は、NiO 10〜2000ppm、CoO 1
0〜500ppmの範囲にあることが好ましい。
光透過率の調節のためにNiO、CoOの1種以上を含
有することができる。これら成分を添加する場合、その
添加量は、NiO 10〜2000ppm、CoO 1
0〜500ppmの範囲にあることが好ましい。
【0023】NiO、CoOの1種以上を添加すると、
その外観は灰色透明となる。このとき各波長における光
透過率(肉厚2.8mm)が、蛍光体波長の最低透過率
で68%以上(好ましくは70%以上)、530nmの
波長における光透過率が67%以下(好ましくは65%
以下)、及び586nmの波長における光透過率が52
%以下(好ましくは40%以下)であることが好まし
い。
その外観は灰色透明となる。このとき各波長における光
透過率(肉厚2.8mm)が、蛍光体波長の最低透過率
で68%以上(好ましくは70%以上)、530nmの
波長における光透過率が67%以下(好ましくは65%
以下)、及び586nmの波長における光透過率が52
%以下(好ましくは40%以下)であることが好まし
い。
【0024】さらに本発明において、Nd2 O3 の吸収
能は586nm付近に比べて530nm付近の波長がや
や弱いため、Er2 O3 、Cr2 O3 、Pr6 O11を合
量で6%まで添加しても良い。またFe2 O3 を1%以
下含有しても良い。
能は586nm付近に比べて530nm付近の波長がや
や弱いため、Er2 O3 、Cr2 O3 、Pr6 O11を合
量で6%まで添加しても良い。またFe2 O3 を1%以
下含有しても良い。
【0025】
【実施例】以下、本発明のプラズマディスプレイ用基板
ガラスを実施例に基づき説明する。
ガラスを実施例に基づき説明する。
【0026】表1、2は、本発明の実施例(試料No.
1〜8)及び従来例(試料No.9及び10)を示して
いる。
1〜8)及び従来例(試料No.9及び10)を示して
いる。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】各試料は次のようにして調製した。
【0030】まず表のガラス組成となるように原料を調
合し、これを白金坩堝に入れた後、電気炉中で1450
〜1550℃の温度で4時間溶融し、この溶融ガラスを
カーボン台上に流し出して板状に成形した。
合し、これを白金坩堝に入れた後、電気炉中で1450
〜1550℃の温度で4時間溶融し、この溶融ガラスを
カーボン台上に流し出して板状に成形した。
【0031】得られた板ガラスを両面光学研磨し、30
×30×2.8mmの大きさに切断加工して試料とし、
(株)日立製作所製228形分光光度計にて光透過率を
測定した。なお図1に、試料No.1、9及び10の光
透過率曲線を示す。また各試料の460nm、530n
m、550nm、586nm及び620nmにおける光
透過率を表に示す。
×30×2.8mmの大きさに切断加工して試料とし、
(株)日立製作所製228形分光光度計にて光透過率を
測定した。なお図1に、試料No.1、9及び10の光
透過率曲線を示す。また各試料の460nm、530n
m、550nm、586nm及び620nmにおける光
透過率を表に示す。
【0032】図1及び表から明らかなように、本発明の
実施例である試料No.1〜8は、蛍光体波長の光に対
して高い透過性を示し、また530nmの青緑光、及び
586nmの黄色光に相当する中間波長で大きい吸収を
示しており、中間波長の最高透過率が、蛍光体波長の最
低透過率よりも3%以上低かった。
実施例である試料No.1〜8は、蛍光体波長の光に対
して高い透過性を示し、また530nmの青緑光、及び
586nmの黄色光に相当する中間波長で大きい吸収を
示しており、中間波長の最高透過率が、蛍光体波長の最
低透過率よりも3%以上低かった。
【0033】一方、比較例である試料No.9及び10
は、中間波長での吸収が殆どなく、逆に蛍光体波長の最
低透過率よりも中間波長の最高透過率の方が高かった。
は、中間波長での吸収が殆どなく、逆に蛍光体波長の最
低透過率よりも中間波長の最高透過率の方が高かった。
【0034】次に、各試料を前面ガラス基板に用いて4
2インチのカラープラズマディスプレイパネルを作製
し、コントラストを評価した。コントラストは、試料N
o.10を基準にして目視にて評価し、これよりコント
ラストがよいものを○、特によいものを◎、劣るものを
×とした。結果を表に示す。
2インチのカラープラズマディスプレイパネルを作製
し、コントラストを評価した。コントラストは、試料N
o.10を基準にして目視にて評価し、これよりコント
ラストがよいものを○、特によいものを◎、劣るものを
×とした。結果を表に示す。
【0035】その結果、本発明の基板ガラスを用いて作
製したカラープラズマディスプレイパネルは、高コント
ラストであることが分かった。
製したカラープラズマディスプレイパネルは、高コント
ラストであることが分かった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
ディスプレイ用基板ガラスは、選択的な光の透過吸収特
性を有するため、高輝度で高コントラストのプラズマデ
ィスプレイを作製することが可能である。それゆえカラ
ープラズマディスプレイの前面ガラス基板用として好適
である。
ディスプレイ用基板ガラスは、選択的な光の透過吸収特
性を有するため、高輝度で高コントラストのプラズマデ
ィスプレイを作製することが可能である。それゆえカラ
ープラズマディスプレイの前面ガラス基板用として好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】肉厚2.8mmにおける基板ガラスの光透過率
曲線を示すグラフである。
曲線を示すグラフである。
1 試料No.1の光透過率曲線 2 試料No.9の光透過率曲線 3 試料No.10の光透過率曲線
Claims (8)
- 【請求項1】 肉厚2.8mmにおいて、530nm及
び586nmの波長における光透過率が、460nm、
550nm及び620nmの波長における各光透過率よ
りも3%以上低いことを特徴とするプラズマディスプレ
イ用基板ガラス。 - 【請求項2】 ガラス組成中にNd2 O3 を含有してな
ることを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイ用
基板ガラス。 - 【請求項3】 Nd2 O3 の含有量が0.1〜10重量
%であることを特徴とする請求項2のプラズマディスプ
レイ用基板ガラス。 - 【請求項4】 肉厚2.8mmにおいて、460nm、
550nm及び620nmの波長における光透過率が何
れも83%以上であり、且つ、530nmの波長におけ
る光透過率が80%以下、及び586nmの波長におけ
る光透過率が60%以下であることを特徴とする請求項
3のプラズマディスプレイ用基板ガラス。 - 【請求項5】 ガラス組成中に、NiO、CoOの何れ
か1種以上を含有してなることを特徴とする請求項3の
プラズマディスプレイ用基板ガラス。 - 【請求項6】 NiO、CoOの含有量が、NiO 1
0〜2000ppm、CoO 10〜500ppmであ
ることを特徴とする請求項5のプラズマディスプレイ用
基板ガラス。 - 【請求項7】 肉厚2.8mmにおいて、460nm、
550nm及び620nmの波長における光透過率が何
れも68%以上であり、且つ、530nmの波長におけ
る光透過率が66%以下、及び586nmの波長におけ
る光透過率が50%以下であることを特徴とする請求項
6のプラズマディスプレイ用基板ガラス。 - 【請求項8】 重量百分率でSiO2 50〜65%、A
l2 O3 0.5〜15%、MgO+CaO+SrO+B
aO 10〜27%、Li2 O+Na2 O+K2 O 7
〜15%、ZrO2 0〜9%、TiO2 0〜5%、Cl
0〜1%、SO3 0〜1%の組成を有することを特徴
とする請求項1のプラズマディスプレイ用基板ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324860A JPH11233033A (ja) | 1997-11-17 | 1998-11-16 | プラズマディスプレイ用基板ガラス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33358697 | 1997-11-17 | ||
JP9-333586 | 1997-11-17 | ||
JP10324860A JPH11233033A (ja) | 1997-11-17 | 1998-11-16 | プラズマディスプレイ用基板ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11233033A true JPH11233033A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=26571646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10324860A Pending JPH11233033A (ja) | 1997-11-17 | 1998-11-16 | プラズマディスプレイ用基板ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11233033A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000351649A (ja) * | 1999-06-08 | 2000-12-19 | Asahi Glass Co Ltd | 基板用ガラスおよびガラス基板 |
JP2002279967A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 被覆帯を設けた電池用リード線およびそれを用いた包装材料 |
JP2003507317A (ja) * | 1999-08-26 | 2003-02-25 | コーニング インコーポレイテッド | 着色剤ガラス |
KR100404083B1 (ko) * | 2001-03-20 | 2003-11-03 | 엘지전자 주식회사 | 피디피 표시소자 |
JP2003335547A (ja) * | 2002-05-20 | 2003-11-25 | Nippon Electric Glass Co Ltd | フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板 |
KR20040077116A (ko) * | 2003-02-28 | 2004-09-04 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 상판 유리 |
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