JPH11231993A - 3次元表示処理装置及び方法並びにその制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

3次元表示処理装置及び方法並びにその制御プログラムを記憶した媒体

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JPH11231993A
JPH11231993A JP3157398A JP3157398A JPH11231993A JP H11231993 A JPH11231993 A JP H11231993A JP 3157398 A JP3157398 A JP 3157398A JP 3157398 A JP3157398 A JP 3157398A JP H11231993 A JPH11231993 A JP H11231993A
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JP
Japan
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dimensional space
input data
unit
dimensional
display
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Application number
JP3157398A
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English (en)
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Yasuyoshi Yada
恭儀 矢田
Atsushi Ono
敦史 小野
Taro Morishita
太朗 森下
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面で入力データの類似性を確認する方
法として、評価値を持つ多くの入力データを3次元空間
に一覧表示可能な表示画像として配置することにより、
ユーザは3次元空間内をウォークスルーして入力データ
を比較することを可能にする。 【解決手段】 表示画面上に3次元空間とその3次元空
間に表示画像を表示する表示部と、少なくとも1つ以上
の評価値を有する複数のデータを入力する入力部と、予
め設定された3次元空間の座標に前記複数の入力データ
を各評価値に従って配置する3次元空間配置部と、前記
3次元空間に配置された複数の入力データを初期設定さ
れた視点位置から見たときの3次元空間の座標に変換す
る座標変換部と、前記座標変換部により変換された座標
に配置された複数の入力データに対応する表示画像を生
成しその生成した表示画像を前記表示部に出力する表示
画像生成部とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面上に表示
した3次元空間に複数の入力データを配置し、入力デー
タの整理や管理を行う3次元表示処理装置及び方法並び
にその制御プログラムを記憶した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの画面表
示技術の進歩や、コンピュータグラフィックの発展によ
り、一般のユーザでも画像ファイルを操作するケースが
増えている。インターネットでのWWW(World Wide W
eb)上のコンテンツでは、コンピュータグラフィックを
駆使した画像や、風景写真の画像等を掲載することが多
く、前記コンテンツを参照することにより、一般のユー
ザでも前記画像を容易に閲覧することができる。また、
デジタルカメラやスキャナーの普及に伴い、従来では記
念写真等をアルバム上で管理していたが、写真画像ファ
イルをパーソナルコンピュータにおけるフロッピーディ
スクやハードディスク等の磁気記憶媒体で管理すること
ができるようになっている。
【0003】前述の画像ファイルを磁気記憶媒体上にて
管理を行うことにより、様々な効果が発生する。例え
ば、ある特定の人物に関する画像や、風景に関する画像
等の特定の画像ファイルのみを収集し、管理することが
容易に行うことができる。しかし、前述の特定の画像フ
ァイルを収集するには、その画像をユーザが一つ一つ閲
覧することにより行われる。このため、画像ファイルの
量に比例して作業量が増加するという問題がある。
【0004】前述の問題点を解消するために、例えば、
各情報の縮小画像(サムネイル)を一覧表示させる方法
が知られている。この縮小画像を表示させる方法とし
て、例えば、特開平5−80967号公報の記載によれ
ば、情報をノードとして記述し仮想平面上に割り当て、
それらの画像を1つの表示領域において連続的に拡大縮
小したりしながら、情報の整理や編集を行うことができ
る。また、情報が論理構成を持っているとき、その論理
構成に応じて画像を縮小表示することにより、画像を縮
小しても、情報量が失われないように各情報の画像を表
示することができる情報把握装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−80967号公報に記載の技術では、例えば、
各情報をそれぞれ縮小した画像ファイルとして一覧表示
し、ある特定の画像ファイルに対する類似の画像ファイ
ルを検索する際、検索対象の画像ファイル数が数十個以
上になると、類似度に関係なく、縮小された全画像ファ
イルを端から端まで順に閲覧しなければならないので、
検索するための時間と労力が多くなり、検索ミスが発生
しやすいという問題点がある。
【0006】本発明は、以上の事情を考慮してなされた
ものであり、表示画面で入力データの類似性を確認する
方法として、評価値を持つ多くの入力データを3次元空
間に一覧表示可能な表示画像として配置することによ
り、ユーザは3次元空間内をウォークスルーして入力デ
ータを比較することができる3次元表示処理装置及び方
法並びに3次元表示処理装置制御プログラムを記憶した
媒体を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示画面上に
3次元空間とその3次元空間に表示画像を表示する表示
部と、少なくとも1つ以上の評価値を有する複数のデー
タを入力する入力部と、予め設定された3次元空間の座
標に前記複数の入力データを各評価値に従って配置する
3次元空間配置部と、前記3次元空間に配置された複数
の入力データを初期設定された視点位置から見たときの
3次元空間の座標に変換する座標変換部と、前記座標変
換部により変換された座標に配置された複数の入力デー
タに対応する表示画像を生成しその生成した表示画像を
前記表示部に出力する表示画像生成部とを備えたことを
特徴とする3次元表示処理装置である。
【0008】なお、本発明において、表示部はLCD
(液晶ディスプレイ)、PD(プラズマ・ディスプレ
イ)等で構成することができる。入力部は透明タブレッ
ト、ペン、スキャナー、通信装置等で構成することがで
きる。3次元空間配置部、座標変換部、表示画像生成部
は、CPU、ROM、RAM、I/Oポートからなるマ
イクロコンピュータとそのCPUによって起動されるプ
ログラムで構成することができる。
【0009】本発明によれば、表示画面で入力データの
類似性を確認する方法として、評価値を持つ多くの入力
データを3次元空間に一覧表示可能な表示データとして
配置することにより、ユーザは3次元空間内をウォーク
スルーして入力データを比較することができる。さら
に、一度に表示データの個数を多くして、表示画面の3
次元空間に一覧表示することができるので、ユーザの確
認作業の効率化を図ることができる。
【0010】前記3次元空間の座標に配置された複数の
入力データの配置状態に基づいて前記3次元空間に対し
最適の視点位置を算出する視点計算部をさらに備えた構
成にしてもよい。なお、視点計算部はROM、RAMに
記憶したプログラムで構成することができる。前記構成
によれば、複数の入力データの配置状態によって最適の
視点位置が求められる。これにより、ユーザが3次元空
間内のウォークスルー中に迷子になることが減少し、重
要なポイントに絞って入力データを短時間で探索するこ
ともできる。
【0011】前記評価値の類似を基準に前記複数の入力
データを順次グループ化するグループ生成部をさらに備
え、前記3次元空間配置部は、前記グループ生成部によ
り順次グループ化された複数の入力データを前記3次元
空間に配置する構成にしてもよい。なお、グループ生成
部は、ROM、RAMに記憶したプログラムで構成する
ことができる。前記構成によれば、各入力データをグル
ープ化して3次元空間に配置される。これにより、3次
元空間に配置された各入力データの密集度を緩和して、
見たときの距離感を強調することができる。
【0012】前記評価値の類似性を基準に前記複数の入
力データを順次グループ化し、かつ評価値の高いグルー
プほどグループの要素数を少なくするグループ生成部を
さらに備え、前記表示画像生成部は、前記評価値の高い
グループほどグループの要素数が少ない表示画像を生成
する構成にしてもよい。前記構成によれば、評価値が類
似した入力データをグループ内に集めることができる。
これにより、入力データの比較評価を行いやすい表示状
態を作ることができる。また、グループの要素数を、評
価値が低いものほど多くすることで、評価値が高いグル
ープには少数の入力データのみ含まれることになり、評
価の高い入力データを探すのが容易になる。さらに、3
次元空間をどの視点から見てもグループの重要性が判別
しやすい。
【0013】前記評価値の類似を基準に前記複数の入力
データを順次グループ化するグループ生成部をさらに備
え、前記3次元空間配置部は、前記グループ生成部によ
り順次グループ化された複数の入力データを前記3次元
空間の初期設定された視点位置から遠くなるに従ってグ
ループ間の距離を大きくして配置する構成にしてもよ
い。前記構成によれば、グループ化された入力データ
が、グループ間の距離が次第に大きくなるように配置さ
れる。これにより、初期設定された視点位置から見ても
十分にグループ間の間隔を意識できるようになり、結果
として遠いグループとの区切りを明確化することができ
る。
【0014】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データを初期設定された視点位置から3次元空間に設定
した任意の軸に沿って放射状に配置する構成にしてもよ
い。前記構成によれば、全ての入力データが、初期の視
点位置からある軸に沿って放射状に配置される。これに
より、視界の広がりにあわせた配置を行うことができ
る。また、全ての入力データを初期設定された視点位置
から見渡せる方向に配置することができるので、複数の
入力データの一覧表示が確保することができる。さら
に、放射状に配置された入力データのうち、軸から最も
離れた部分に配置された一連の入力データの列が配置位
置から見渡せるので、配置位置が確認できる距離感を提
示することができる。
【0015】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データの評価値が2つの場合、前記3次元空間に設定し
た2軸に各評価値を対応させて各入力データを配置する
構成にしてもよい。前記構成によれば、2つの評価値を
持つ入力データが、3次元空間内の2軸に各評価値を対
応させて配置される。これにより、2次元表示よりも多
くの入力データを一覧表示することができ、かつ種類別
に評価値の状態も確認することができる。
【0016】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データの評価値が2つある場合、前記3次元空間に設定
した2軸に各評価値を対応させ、かつその1軸に2つの
評価値に基づいて計算した1つの総合評価値に対応させ
て各入力データを配置する構成にしてもよい。前記構成
によれば、2つの評価値を持つ入力データが、3次元空
間内の2軸に各評価値を対応させ、かつその1軸には総
合評価値を対応させて配置される。これにより、2次元
表示よりも多くの入力データを一覧表示することがで
き、かつ総合評価による表示も実現することができる。
【0017】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データの評価値が3つある場合、前記3次元空間に設定
した3軸に各評価値を対応させて各入力データを配置す
る構成にしてもよい。前記構成によれば、3つの評価値
を持つ入力データが、3次元空間内の3軸に評価値を対
応させて配置される。これにより、2次元表示よりも多
くの入力データを一覧表示することができ、かつ種類別
に評価値の状態も確認することができる。
【0018】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データの評価値が4つ以上ある場合、前記3次元空間に
形成した3軸に任意の3評価値を対応させて各入力デー
タを配置した際、それ以外の評価値を表現するオブジェ
クトを生成するオブジェクト生成部と、前記オブジェク
ト生成部により生成されたオブジェクトを各入力データ
の近傍に配置するオブジェクト配置部とをさらに備えた
構成にしてもよい。なお、オブジェクト生成部、オブジ
ェクト配置部は、ROM、RAMに記憶したプログラム
で構成することができる。前記構成によれば、入力デー
タの評価値が4つ以上ある場合、各入力データが、3次
元空間内の3軸に任意の3評価値を対応させて配置され
る。これにより、2次元表示よりも多くの入力データを
一覧表示することができる。さらに、位置的に対応させ
られなかった評価値についてもオブジェクトとしてユー
ザに提示することができる。
【0019】前記複数の入力データの評価値の重要度を
計算する重要度計算部をさらに備え、前記3次元空間配
置部は、前記評価値が4つ以上ある場合、前記重要度計
算部により計算された重要度の高い3評価値を前記3次
元空間に設定した3軸に対応させて各入力データを配置
する構成にしてもよい。前記構成によれば、入力データ
の評価値が4つ以上ある場合、評価値に対して重要度が
与えられる。これにより、重要な評価値を優先して3次
元空間の3軸に対応させて入力データを配置することが
できるので、ユーザが注目する視点を構成することがで
きる。
【0020】前記3次元空間配置部は、前記評価値が高
い入力データを順に前記3次元空間の初期設定された視
点位置に近い位置に配置する構成にしてもよい。前記構
成によれば、入力データは評価値が高いほど初期設定さ
れた視点位置(原点)に近い位置に配置される。これに
より、重要な意味を持つ評価値の入力データを初期設定
された視点位置から大きく見ることができる。
【0021】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データの評価値が2つある場合、前記3次元空間に設定
した2軸に各評価値を対応させ、かつその1軸に2つの
評価値に基づいて計算した1つの総合評価値を対応させ
て各入力データを配置する際、前記総合評価値の最高値
の入力データを前記3次元空間の初期設定された視点位
置の近傍の固定位置に配置する構成にしてもよい。前記
構成によれば、最も高い評価値を持つ入力データが、3
次元空間内の初期の視点位置の近傍の固定位置に必ず配
置される。これにより、3次元空間内ではユーザが評価
値最大のものを探索する手間が削減することができ、ま
た異なるデータベースに対して共通の判断基準を設けや
すくなる。
【0022】前記3次元空間配置部は、前記複数の入力
データに評価値の基準データが含まれている場合、前記
3次元空間の初期設定された視点位置の近傍の固定位置
に前記基準データを配置する構成にしてもよい。前記構
成によれば、評価値の基準となった入力データと他の入
力データが、同一の3次元空間上で初期設定された視点
位置から見える位置に配置される。これにより、ユーザ
が別の表示画面あるいはアプリケーションを見ることな
く、基準データと他の入力データとを容易に比較するこ
とができる。
【0023】前記3次元空間配置部は、前記複数入力デ
ータに評価値の基準データが含まれている場合、前記3
次元空間の初期視点位置の近傍の固定位置に前記基準デ
ータと最も評価値の高い入力データを配置する構成にし
てもよい。前記構成によれば、最も高い評価値を持つ入
力データが、空間内の固定位置に必ず配置される。これ
により、空間内でユーザが評価値最大のものを探索する
手間を削減することができ、また異なるデータベースに
対して共通の判断基準を設けやすくなる。
【0024】前記3次元空間配置部が、前記各評価値で
最も高い入力データを前記3次元空間に設定した軸にさ
らに平行な固定軸を設定して配置する構成にしてもよ
い。前記構成によれば、それぞれの評価値で最高の評価
を持つ入力データを基準にして、3次元空間での初期設
定された視点位置側の空き空間が狭くなるように平行移
動が行われる。これにより、総合評価最大の入力データ
を中心にした場合、その入力データより高い評価値を持
つ入力データに対しても、一覧性が確保されて全体が見
易すくなる。
【0025】前記3次元空間配置部が、前記各評価値を
前記3次元空間に設定した軸に対して対数的に割る振る
構成にしてもよい。前記構成によれば、評価値の範囲が
広い場合でも、評価値に対して配置密度に強弱が付けら
れる。これにより、ユーザに対して1つの距離に基づい
た判断基準を提示することができる。
【0026】前記3次元空間配置部が、前記各評価値を
前記3次元空間の大きさによって正規化し、3次元空間
全体に各入力データが分布するように配置する構成にし
てもよい。前記構成によれば、各入力データが、3次元
空間全体に分布するように配置される。これにより、小
さい範囲に複数の入力データが集中して配置されること
が抑制されので、入力データの一覧性が改善され、3次
元空間の有効利用が図られる。
【0027】前記3次元空間配置部が、前記複数の入力
データを前記3次元空間の座標に配置する際、各入力デ
ータが重ならないような配置座標を決定する構成にして
もよい。前記構成によれば、3次元空間で重なり合って
見える入力データが抑制される。これにより、入力デー
タの一覧性が改善される。
【0028】前記3次元空間配置部が、前記複数の入力
データを前記3次元空間の座標に配置する際、各入力デ
ータが重ならないような配置座標を前記初期設定された
視点位置から遠ざかる位置に決定する構成にしてもよ
い。前記構成によれば、3次元空間で重なり合って見え
る入力データが抑制される。また、3次元空間全体に配
置される入力データ間の距離を最大限維持することがで
きる。
【0029】前記3次元空間配置部が、一つの入力デー
タに対して最も近接して配置される入力データの距離を
上限にして各入力データの間隔を縮めるように配置する
構成にしてもよい。前記構成によれば、全体の入力デー
タの配置において、入力データ間の距離に上限(最大
値)が設けて、極端に長い距離の部分が抑制される。こ
れにより、入力データの一覧性が改善される。
【0030】前記3次元空間配置部により前記各入力デ
ータが初期設定された視点位置から遠い位置の狭い範囲
に集中して配置された際、各入力データを前記視点位置
に近づけるように平行移動を行い、かつ狭い範囲を広く
なるように再配置する再配置部をさらに備えた構成にし
てもよい。前記構成によれば、評価値を正規化した際に
低い評価を持つ入力データが原点の遠方に集中した場
合、各入力データが空間全体に分布するように再配置さ
れる。これにより、低い評価値を持つ入力データしか存
在しない場合でも、入力データは3上限空間全体に配置
されるので、各入力データの見易さが保証される。
【0031】前記オブジェクト配置部は、前記オブジェ
クト生成部により生成されたオブジェクトを前記3次元
空間の初期設定された視点位置から任意の距離に配置す
る構成にしてもよい。前記構成によれば、3次元空間の
任意の位置にオブジェクトが配置される。これにより、
3次元空間での距離の目安として見ることができので、
入力データの配置位置に対しての距離感を与えられる。
【0032】前記オブジェクト生成部により生成された
オブジェクトを配置する距離の最適の座標を前記3次元
空間に配置された入力データの分布状態に応じて計算す
る座標計算部をさらに備えた構成にしてもよい。前記構
成によれば、3次元空間の配置された入力データの分布
状態によってオブジェクトの配置位置が決定される。こ
れにより、ある基準を満たす入力データの位置を示すオ
ブジェクトを配置することができるので、3次元空間内
での距離に対する1つの目安とすることができる。
【0033】前記オブジェクト生成部により生成された
のオブジェクトが半透明板の画像であるように構成して
もよい。前記構成によれば、3次元空間内のある位置に
対して半透明板の画像が配置される。これにより、その
半透明板は十分な大きさを持つ平面であることから、他
の形状のオブジェクトよりも認識が行いやすく、かつ半
透明のオブジェクトの背後に隠れた入力データに対して
も確認することができ、入力データの一覧性が確保され
る。
【0034】前記視点計算部により算出された最適の視
点位置が、各入力データの分布した3次元空間全体を見
渡せるような位置であるよう構成してもよい。前記構成
によれば、3次元空間に配置された入力データに対して
それらを見渡せる位置への視点移動が確保される。これ
により、ユーザが入力データ全体の配置状態を、ウォー
クスルーなどの労力を要することなく、知ることができ
る。
【0035】前記視点計算部により算出された最適の視
点位置が、前記3次元空間に設定した2軸を同程度の距
離感で見渡せるような位置であるよう構成してもよい。
前記構成によれば、2軸を同程度の距離感で見渡すこと
のできる視点位置への移動が確保できる。これにより、
ユーザが、種類別の評価値間に重要度の差を付けずに、
また、ウォークスルーなどの労力を要することなく、最
適の場所へ移動することができる。
【0036】前記視点計算部により算出された最適の視
点位置が、前記各評価値から計算された総合評価値の最
高値を有する入力データを中心に見渡せるような位置で
あるよう構成してもよい。前記構成によれば、総合評価
値が最高となる入力データを中心として見渡すことので
きる視点位置への移動が確保される。これにより、ユー
ザは、2次元表示だけでなく3次元表示においても総合
評価による観点から眺めることができる。さらに、2次
元表示の場合とは異なり、総合評価に対するそれぞれの
評価値を同時に確認することができる。
【0037】本発明の別の観点によれば、表示画面上に
3次元空間とその3次元空間に表示画像を表示部に表示
するステップと、少なくとも1つ以上の評価値を有する
複数のデータを入力部により入力するステップと、予め
設定された3次元空間の座標に前記複数の入力データを
各評価値に従って配置するステップと、前記3次元空間
に配置された複数の入力データを初期設定された視点位
置から見たときの3次元空間の座標に変換するステップ
と、その変換された座標に配置された複数の入力データ
に対応する表示画像を生成しその生成した表示画像を前
記表示部に出力するステップとを含むことを特徴とする
3次元表示処理方法が提供される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、これによって本発明は限定さ
れるものではない。
【0039】図1は本発明の3次元表示処理装置の外観
とその入出力部の構成を示す斜視図である。図1(a)
において、1は本体キャビネット部、2は入出力部、3
は蓋部、8は本体電源スイッチを示す。本体キャビネッ
ト部1は、その外部にはLCD(液晶ディスプレイ)や
PD(プラズマ・ディスプレイ)等の表示部と透明なタ
ブレットを一体とした入出力部2及び本体電源スイッチ
8、図示していない赤外線通信部、ペン等を有し、その
内部には入出力部2、赤外線通信部、ペン等を制御する
制御回路、インターフェース、各部に駆動電圧を供給す
る本体電源部等を内蔵している。
【0040】蓋部3は、本体キャビネット部1の背面に
ヒンジにて接続されており、入出力部2を覆うように回
動し、持ち運び時に入出力部2を保護する役目を果たし
ている。また、本体キャビネット部1の側部には本体電
源スイッチ8が設けられており、この本体電源スイッチ
8を操作して本体電源をON、OFFするものである。
【0041】図1(b)において、入出力部2は、薄型
で文字を表示可能なマトリックス方式からなる液晶表示
部2−1と、液晶表示部2−1を覆う大きさを有する透
明タブレット部2−2とが一体となったものである。な
お、液晶表示部2−1には必要に応じて、ELパネル等
よりなるバックライト2−3を背面に設けてもよい。
【0042】図2は本発明の3次元表示処理装置のハー
ドウエア構成を示すブロック図である。図2において、
本発明のハードウエアは、液晶表示部2−1、透明タブ
レット部2−2、タブレット制御部4、液晶回路部5、
コモン回路6、セグメント回路7、本体電源スイッチ
8、中央制御部9、RTC(リアル・タイム・クロッ
ク)10、ROM11、RAM12、及びプログラムメ
ディア13とから構成される。
【0043】また、透明タブレット部2−2は、透明な
シート2枚の内側面に透明電極を設け、通常状態におい
て、各々の電極が接触しないように、小さな突起状のス
ペーサが規則正しく印刷されており、指あるいはペンに
て指示することにより透明電極が接触し、選択された位
置を検出する。また、液晶表示部2−1にて表示された
表示内容との位置情報の同期を取ることにより、使用者
は液晶表示部2−1の表示内容を選択する。
【0044】液晶表示部2−1と透明タブレット部2−
2は、図1(b)にて説明した液晶表示部2−1と透明
タブレット部2−2と同一であるため説明を省略する。
タブレット制御部4は、透明タブレット部2−2より座
標情報を取り出すためのものである。透明タブレット部
2−2としては、それぞれの透明シートに設けられてい
る透明電極に接続されており、指あるいはペンにて指示
された位置を上記両透明電極の接触により座標検出を行
っている。
【0045】液晶回路部5は、液晶を点灯させるドット
位置をビットマップとして記憶しており、必要に応じて
コモン回路6、セグメント回路7に信号を送る。本体電
源スイッチ8は、本体電源をON/OFFするスイッチ
である。液晶表示部2−1は、表示画面上に3次元空間
とその3次元空間に表示画像を表示する表示部として機
能する。透明タブレット部2−2は、少なくとも1つ以
上の評価値を有する複数のデータを入力する入力部とし
て機能する。
【0046】中央制御部9は、ROM11に記憶したプ
ログラムにより各部を制御する。ここでは、タブレット
制御部4からの制御線a、本体電源スイッチ8からの制
御線b、RAM12からの制御線c、RTC10からの
制御線d、ROM11からの制御線e、及び液晶回路部
5からの制御線fを介して、各部への入力情報、あるい
は各部からの出力情報を制御する。RTC10は、図示
していないクロック信号により時間を計時し、現在の年
月日、時間を出力する。
【0047】また、中央制御部9は、ROM11に記憶
したプログラムにより、予め設定された3次元空間の座
標に複数の入力データを各評価値に従って配置する3次
元空間配置部、3次元空間に配置された複数の入力デー
タを初期設定された視点位置から見たときの3次元空間
の座標に変換する座標変換部、座標変換部により変換さ
れた座標に配置された複数の入力データに対応する表示
画像を生成しその生成した表示画像を表示部に出力する
表示画像生成部として機能する。
【0048】さらに、中央制御部9は、ROM11に記
憶したプログラムにより、3次元空間の座標に配置され
た複数の入力データの配置状態に基づいて3次元空間に
対し最適の視点位置を算出する視点計算部、評価値の類
似を基準に前記複数の入力データを順次グループ化する
グループ生成部、他の評価値を表現するオブジェクトを
生成するオブジェクト生成部、オブジェクトを各入力デ
ータの近傍に配置するオブジェクト配置部、複数の入力
データの評価値の重要度を計算する重要度計算部、偏っ
て配置された入力データを再配置する再配置部、オブジ
ェクトを配置する距離の最適の座標を各入力データの分
布状態に応じて計算する座標計算部として機能する。
【0049】図3は本発明の3次元表示処理装置に適用
されるROM及びRAMの構成を示すブロック図であ
る。図3に示すように、ROM11は、液晶表示部2−
1に表示する文字のフォントを記憶したフォント情報エ
リア11−1、中央制御部9が各部として機能するため
のプログラムを記憶したプログラムエリア11−2、文
字変換のための辞書を記憶する辞書エリア11−3、及
び、タブレット制御部4で検出された座標を表示位置の
座標に対応する表示内容に変換するための変換情報を記
憶した座標情報エリア11−4とから構成されている。
【0050】さらに、前記プログラムエリア11−2に
は、中央制御部9が、3次元空間配置部11−2−1、
総合評価値計算部11−2−2、グループ生成部11−
2−3、軸配置部11−2−4、対数化処理部11−2
−5、正規化処理部11−2−6、3次元仮配置処理部
11−2−7、正規化やり直し処理部11−2−8、重
なり解消処理部11−2−9、間隔圧縮処理部11−2
−10、平行移動処理部11−2−11、半透明オブジ
ェクト生成部11−2−12、視点計算部11−2−1
3、再配置項目設定部11−2−14、視点入力読込プ
ログラム11−2−15、表示画像生成部11−2−1
6として機能する各プログラムが記憶されている。
【0051】また、RAM12は、使用者が入出力部2
より入力した文章や図形などの各種データを記憶するデ
ータ記憶部12−1、プログラムメディア13を本体キ
ャビネット部1に装着したときのプログラムメディア1
3のプログラムを記憶するプログラム記憶部12−2、
3次元表示処理時に用いるスタックデータ記憶部12−
3とから構成されている。
【0052】さらに、データ記憶部12−1には、評価
済画像データベースメモリ12−1−1、総合評価メモ
リ12−1−2、基準データメモリ12−1−3、評価
値数メモリ12−1−4、重要度メモリ12−1−5と
して機能するエリアを有する。この各メモリは、全て入
力データを評価する際に設定され、本実施例に示す3次
元表示処理に用いられるメモリであるが、詳細について
は後述する。
【0053】また、前記スタックデータ記憶部12−3
には、作業用画像データメモリ12−3−1、グループ
生成メモリ12−3−2、基準画像データメモリ12−
3−3、対数メモリ12−3−4、重なりメモリ12−
3−5、近接メモリ12−3−6、偏りメモリ12−3
−7、最適距離オブジェクト表示メモリ12−3−8、
任意距離オブジェクト表示メモリ12−3−9、任意距
離オブジェクト配置位置メモリ12−3−10、表示パ
ターンメモリ12−3−11、視点メモリ12−3−1
2として機能するエリアを有する。この各メモリは、下
記の各実施例にて処理されるもので、詳細については後
述する。
【0054】プログラムメディア13は、本体と分離可
能に構成される情報記憶媒体であり、例えば、CD−R
OM、フロッピーディスク、ICカードなどで構成する
ことができる。プログラムメディア13には、RAM1
2のプログラム記憶部12−2に読み込まれて実行され
る実行形式プログラム、実行形式プログラムを構築する
ソースプログラム、及び中間プログラムが記憶されてい
る。
【0055】なお、本体キャビネット部1のROM11
に予め本発明の制御プログラムがインストールされてい
ない場合は、プログラムメディア13からプログラム読
み込み手段(図示しない)を用いて、外部記憶装置に本
発明の機能を有する各制御プログラム及びデータを読み
込ませ、データはRAM12のデータ記憶部12−1
へ、実行プログラムのプログラムコードは、RAM12
のプログラム記憶部12−2へそれぞれ格納することが
できる。
【0056】前記構成において、表示画面上に3次元空
間とその3次元空間に表示画像を表示する表示部2−1
と、少なくとも1つ以上の評価値を有する複数のデータ
を入力する入力部2−2とを備えた3次元表示処理装置
を、前記コンピュータ9に、予め設定された3次元空間
の座標に前記複数の入力データを各評価値に従って配置
させ、前記3次元空間に配置された複数の入力データを
初期設定された視点位置から見たときの3次元空間の座
標に変換させ、その変換された座標に配置された複数の
入力データに対応する表示画像を生成しその生成した表
示画像を前記表示部に出力させる制御プログラムを記憶
媒体13に記憶することができる。
【0057】以下、本発明の3次元表示処理を、図4〜
図16に示すフローチャートを用いて説明する。そし
て、各フローチャートの判断処理や分岐処理のサブルー
チンを実施例1から実施例2−11に分岐して説明す
る。また、本発明に直接係わりのない評価値を求める説
明や、中央制御部9のレジスタ、ループカウンタ等で処
理されるデータについての説明は省略する。また、図4
〜図16に示すフローチャートにおけるSTEP4XX
〜STEP16XXは、処理手順に対応するステップの
記号を表している。また、各メモリに用いるON/OF
Fの表現は、操作された情報の記憶状況等を示すものと
する。
【0058】[実施例1]ここでは、2評価値による評
価済みの入力データ(表示データ)を対象に標準の3次
元画像表示処理について図3から図18を用いて説明す
る。図4は本実施例における3次元表示処理の手順を示
すフローチャートである。図4において、まず、ユーザ
の指示により3次元画像表示が起動され、以下に3次元
表示処理の手順を示す。
【0059】STEP401:評価済画像データベース
メモリ12−1−1を読み込む。この評価済画像データ
ベースメモリ12−1−1は、既に評価基準データや評
価済データが評価値を含めた形となって保存されている
メモリである。また、この評価済画像データベースメモ
リ12−1−1を作業用画像データメモリ12−3−1
に設定する。 STEP402:3次元空間配置部11−2−1を起動
する。この3次元空間配置部11−2−1は、図5のフ
ローチャートで後述するように、評価基準データや各評
価済データを表示画面の配置座標の決定処理を行う。
【0060】STEP403:半透明オブジェクト生成
部11−2−12を起動する。この半透明オブジェクト
生成部11−2−12は、図15のフローチャートで後
述するように、表示画面状に評価基準データや各評価済
データとは異なる半透明のオブジェクトを配置する処理
を行う。 STEP404:視点計算部11−2−13を起動す
る。この視点計算部11−2−13は、図16のフロー
チャートで後述するように、STEP402やSTEP
403で配置された各画像データの表示方法を決定する
処理を行う。
【0061】STEP405:表示画像生成部11−2
−16を起動する。そして、作業用画像データメモリ1
2−3−1から前に処理された表示データを読み出し、
視点メモリ12−3−12に記憶された初期視点位置と
の関係により表示データを液晶回路部5へ転送する。こ
れにより、ユーザは、液晶表示部2−1を介して図17
に示す表示画面を確認することができる。図17は実施
例1における表示画面の表示例を示す説明図である。
【0062】STEP406:透明タブレット部2−2
からの指示により、STEP407、STEP409、
STEP411のいずれかの処理に分岐される。図17
の表示画面において、ユーザがスクロールバーにペンダ
ウンした場合、STEP407に進み、図中の点線枠内
の表示パターン変更メニューにペンダウンした場合、S
TEP409に進み、その他の電源断等の終了要求を指
示した場合、STEP411に進み処理を終了する
【0063】STEP408:タブレット制御部4によ
り位置情報が視点入力読込部11−2−15に転送され
る。さらに、その位置情報がSTEP405の表示画像
生成処理に転送されることにより表示画面が移動する。 STEP410:図18の表示パターン変更画面(表示
画像変更画面)を表示する。図18のポップアップウイ
ンドウ上のボタンを操作(チェック指示)することによ
り、該当する表示方法が行われる。
【0064】図18は実施例1における表示パターン変
更画面の入力例を示す説明図である。このボタンの操作
情報は、タブレット制御部4より再配置項目設定部11
−2−14に指示される。再配置項目設定部11−2−
14では、タブレット制御部4から登録ボタン位置情報
が転送された時点で、各ボタンの設定情報が各メモリへ
転送されて、STEP402の3次元空間配置処理に戻
り、処理が繰り返される。
【0065】図5は本実施例における3次元空間配置処
理の手順を示すフローチャートである。図5において、 STEP501:総合評価メモリ12−1−2のON/
OFFの判定を行う。総合評価メモリ12−1−2がO
Nの場合、即ち総合評価要のボタンが操作されているこ
とを示し、STEP502に進む。総合評価メモリ12
−1−2がOFFの場合、即ち図18の総合評価要のボ
タンが操作されていないことを示し、STEP503に
進む。
【0066】STEP503:基準データメモリ12−
1−3のON/OFFの判定を行う。基準データメモリ
12−1−3がONの場合、即ち評価済画像データベー
スメモリ12−1−1に基準データが含まれていること
を示し、STEP504に進む。それ以外の場合、ST
EP505に進む。 STEP504:評価済画像データベースメモリ12−
1−1より基準データを読み出し、基準画像データメモ
リ12−3−3に設定する。あるいは、評価済画像デー
タベースメモリ12−1−1の基準データの削除を行
う。
【0067】STEP505:グループ生成メモリ12
−3−2のON/OFFの判定を行う。グループ生成メ
モリ12−3−2がOFF、即ち、図18の軸基準ボタ
ンが操作されていることを示し、STEP507に進
む。グループ生成メモリ12−3−2がONの場合は、
即ち図18の軸基準ボタンが操作されていないことを示
し、STEP506に進む。 STEP507:軸配置部11−2−4を起動する。こ
の軸配置11−2−4は、図7のフローチャートで後述
するように、各評価済データを表示画面の配置座標の決
定処理を行う。
【0068】STEP508:基準データメモリ12−
1−3のON/OFFの判定を行う。基準データメモリ
12−1−3がONの場合、即ち評価済画像データベー
スメモリ12−1−1に基準データが含まれていること
を示し、STEP509に進む。それ以外の場合、処理
を終了する。 STEP509:STEP504にて設定された基準デ
ータを作業用画像データメモリ12−3−1に配置す
る。
【0069】図7は本実施例における軸配置処理の手順
を示すフローチャートである。図7において、 STEP701:以下のループ処理に用いるループカウ
ンタf、gを初期設定する。 STEP702:評価値数メモリ12−1−4の評価値
数の判定を行う。評価値数メモリ12−1−4の評価値
数が4以上であればSTEP703に進み、評価値数が
4未満であればSTEP711に進む。本実施例では、
2評価値であるのでSTEP711に進む。
【0070】STEP711:対数メモリ12−3−4
のON/OFFの判定を行う。対数メモリ12−3−4
がONの場合、即ち図18中の対数分布ボタンが操作さ
れていることを示し、STEP712に進む。対数メモ
リ12−3−4がOFF、即ち図18中の対数分布ボタ
ンが操作されていないことを示し、STEP713に進
む。 STEP713:正規化処理部11−2−6を起動す
る。この正規化処理部11−2−6は、図9のフローチ
ャートで後述するように、高い評価値の評価済データを
3次元空間中の手前に表示させる処理を行う。
【0071】STEP714:3次元仮配置処理部11
−2−7を起動する。この3次元仮配置処理11−2−
7は、図10のフローチャートで後述するように、3次
元空間中の表示範囲に各評価済画像データを全体的に表
示させる処理を行う。 STEP715:正規化やり直し処理部11−2−8を
起動する。この正規化やり直し処理部11−2−8は、
図11のフローチャートで後述するように、3次元空間
中の一部に偏って配置された各評価済画像データを全体
的に表示させる処理を行う。
【0072】STEP716:重なりメモリ12−3−
5のON/OFFの判定を行う。重なりメモリ12−3
−5がONの場合、即ち図18中の重なりオブジェクト
解消ボタンが操作されていることを示し、STEP71
7に進む。重なりメモリ12−3−5がOFFの場合、
即ち図18中の重なりオブジェクト解消ボタンが操作さ
れていないことを示し、STEP718に進む。
【0073】STEP718:近接メモリ12−3−6
のON/OFFの判定を行う。近接メモリ12−3−6
がONの場合、即ち図18中のオブジェクト間近接表示
ボタンが操作されていることを示し、STEP719に
進む。近接メモリ12−3−6がOFFの場合、即ち図
18中のオブジェクト間近接表示ボタンが操作されてい
ないことを示し、STEP720に進む。
【0074】STEP720:偏りメモリ12−3−7
のON/OFFの判定を行う。偏りメモリ12−3−7
がONの場合、即ち図18中の偏りオブジェクト最適化
ボタンが操作されていることをSTEP721に進む。
偏りメモリ12−3−7はOFFの場合、即ち図18中
の偏りオブジェクト最適化ボタンが操作されていないこ
とを示し、処理を終了する。
【0075】図9は本実施例における正規化処理の手順
を示すフローチャートである。図9において、 STEP901:以下のループ処理に用いる評価軸に対
応するループカウンタfを初期設定する。 STEP902:ループカウンタfにより分岐を行う。
fが0の場合、STEP903に進み、fが1の場合、
STEP904に進み、fが2の場合ではSTEP90
5に進む。最初のループではfが0であるため、STE
P903に進む。 STEP903:以下のループ処理にて用いる評価軸F
にX軸を設定する。
【0076】STEP906:作業用画像データメモリ
12−3−1を評価値の降順にソートする。 STEP907:最高評価値を持つ先頭データを求め、
変数Fmに設定する。 STEP908:ループカウンタiの初期設定を行う。
【0077】STEP909:作業用画像データメモリ
12−3−1の評価軸Fのi番目のデータの値として、
作業用画像データメモリ12−3−1の評価軸のFのi
番目のデータと変数Fmとの商(Fi/Fm)と1との
差を設定する。 STEP910:ループカウンタiのインクリメントを
行う。 STEP911:ループカウンタiの値の判定を行う。
ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい場合
にはSTEP909に戻ってループ処理を行い、それ以
外の場合、STEP912に進む。
【0078】STEP912:ループカウンタfのイン
クリメントを行う。 STEP913:ループカウンタfの値の判定を行う。
ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−4の
評価値数より小さい場合、STEP902に戻ってルー
プ処理を行い、それ以外の場合、処理を終了する。この
実施例では、最初のループであり、評価値数は2である
ためSTEP902に戻る。
【0079】再びSTEP902では、ループカウンタ
fにより分岐を行うが、今回では2回目のループ処理に
よりfが1となり、STEP904に進む。 STEP904:以下のループ処理にて用いる評価軸F
にY軸を設定する。STEP906からSTEP912
までは、既に説明済のため省略する。STEP913の
判定処理では、STEP912にてループカウンタfが
インクリメントされることにより、評価値数は2となっ
ており、このループカウンタfの値が評価値数と等しく
なるため、処理を終了する。
【0080】図10は本実施例における3次元仮配置処
理の手順を示すフローチャートである。図10におい
て、 STEP1001:以下のループ処理に用いる評価軸に
対応するループカウンタfを初期設定する。 STEP1002:ループカウンタfにより分岐を行
う。fが0の場合、STEP1003に進み、fが1の
場合、STEP1004に進み、fが2の場合、STE
P1005に進む。最初のループではfが0であるた
め、STEP1003に進む。
【0081】STEP1003:以下のループ処理にて
用いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP1006:評価軸Fの軸長さを変数Flに設定
する。 STEP1007:ループカウンタiを初期設定する。
【0082】STEP1008:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価軸Fのi番目のデータの値とし
て、作業用画像データメモリ12−3−1の評価軸Fの
i番目のデータと変数Flとの積(Fi*Fl)を設定
する。 STEP1009:ループカウンタiのインクリメント
を行う。 STEP1010:ループカウンタiの値の判定を行
う。ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい
場合、STEP1008に戻ってループ処理を行い、そ
れ以外の場合、STEP1011に進む。
【0083】STEP1011:ループカウンタfのイ
ンクリメントを行う。 STEP1012:ループカウンタfの値の判定を行
う。ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−
4の評価値数より小さい場合にはSTEP1002に戻
ってループ処理を行い、それ以外の場合、処理を終了す
る。本実施例では、最初のループであり、評価値数は2
であるためSTEP1002に戻る。
【0084】再びSTEP1002では、ループカウン
タfにより分岐を行うが、今回では2回目のループ処理
によりfが1となり、STEP1004に進む。 STEP1004:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。 STEP1006からSTEP1011までは、既に説
明済のため省略する。STEP1012の判定処理で
は、STEP1011にてループカウンタfがインクリ
メントされることにより、値が2となっており、このル
ープカウンタfの値が評価値数と等しくなるため、処理
を終了する。
【0085】図11は本実施例における正規化やり直し
処理の手順を示すフローチャートである。図11におい
て、 STEP1101:以下のループ処理に用いる評価軸に
対応するループカウンタfを初期設定する。 STEP1102:ループカウンタfにより分岐を行
う。fが0の場合、STEP1103に進み、fが1の
場合、STEP1104に進み、fが2の場合、STE
P1105に進む。最初のループではfが0であるた
め、STEP1103に進む。
【0086】STEP1103:以下のループ処理にて
用いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP1106:作業用画像データメモリ12−3−
1の評価値の昇順にソートする。 STEP1107:評価軸Fの軸長さを変数Flに設定
し、作業画像データメモリ12−3−1の先頭データ仮
配置位置を変数Ftに設定する。
【0087】STEP1108:変数Ftの判定処理を
行う。変数Ftが変数Flと2との商(Fl/2)より
小さい場合、STEP1113に進み、それ以外の場
合、STEP1109に進む。本実施例では作業用画像
データメモリ12−3−1の先頭データメモリ仮配置位
置が3次元表示画面中の右側に寄っている設定とし、即
ちSTEP1109に進む。
【0088】STEP1109;ループカウンタiの初
期設定及び新たに3次元表示画面軸の新しい幅として
1’を設定する。この1’はシステム固有のものでも、
ユーザの指示によるものでもよいが本実施例ではシステ
ムに固定のものとする。
【0089】STEP1110:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価軸Fのi番目のデータの値Fiと
して、作業用画像データメモリ12−3−1の評価軸F
のi番目のデータと変数Ftとの差(Fi−Ft)を、
変数Flと変数Ftとの差(Fl−Ft)による商
{(Fi−Ft)/(Fl−Ft)}に対して、1’と
の積{(Fi−Ft)/(Fl−Ft)*1’}を求
め、変数Ftを加算した値{(Fi−Ft)/(Fl−
Ft)*1’+Ft}を設定する。 STEP1111:ループカウンタiのインクリメント
を行う。
【0090】STEP1112:ループカウンタiの値
の判定を行う。ループカウンタiの値が評価データ数N
より小さい場合、STEP1110に戻ってループ処理
を行い、それ以外の場合、STEP1113に進む。 STEP1113:ループカウンタfのインクリメント
を行う。 STEP1114:ループカウンタfの値の判定を行
う。ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−
4より小さい場合、STEP1102に戻ってループ処
理を行い、それ以外の場合、処理を終了する。本実施例
では最初のループであり、評価値数は2であるためST
EP1102に戻る。
【0091】再びSTEP1102では、ループカウン
タfにより分岐を行うが、今回では2回目のループ処理
によりfが1となり、STEP1104に進む。 STEP1104:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。 STEP1106からSTEP1113までは、既に説
明済のため省略する。STEP1114での判定処理
は、STEP1113にてループカウンタfがインクリ
メントされることにより、値が2となっており、このル
ープカウンタfは評価値数が等しくなるため、処理を終
了する。
【0092】図15は本実施例における半透明オブジェ
クト生成処理の手順を示すフローチャートである。図1
5において、 STEP1501:以下のループ処理に用いる評価軸に
対応するループカウンタfを初期設定する。 STEP1502:ループカウンタfにより分岐を行
う。fが0の場合、STEP1503に進み、fが1の
場合、STEP1504に進み、fが2の場合、STE
P1505に進む。最初のループではfが0であるた
め、STEP1503に進む。
【0093】STEP1503:以下のループ処理にて
用いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP1506:最適距離オブジェクト表示メモリ1
2−3−8のON/OFFの判定を行う。最適距離オブ
ジェクト表示メモリ12−3−8がONの場合、即ち図
18中の最適化ボタンが操作されていることを示し、S
TEP1507に進む。最適距離オブジェクト表示メモ
リ12−3−8はOFFの場合、即ち図18中の最適化
ボタンが操作されていないことを示し、STEP150
9に進む。
【0094】STEP1509:任意距離オブジェクト
表示メモリ12−3−9のON/OFFの判定を行う。
任意距離オブジェクト表示メモリ12−3−9がONの
場合即ち図18中の任意位置ボタンが操作されているこ
とを示し、STEP1510に進む。任意距離オブジェ
クト表示メモリ12−3−9はOFFの場合、即ち図1
8中の任意位置ボタンが操作されていないことを示し、
STEP1512に進む。
【0095】STEP1512:ループカウンタfのイ
ンクリメントを行う。 STEP1513:ループカウンタfの値の判定を行
う。ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−
4の評価値数より小さい場合、STEP1502に戻っ
てループ処理を行い、それ以外の場合、処理を終了す
る。本実施例では最初のループであり、評価値数は2で
あるためSTEP1502に戻る。
【0096】再びSTEP1502では、ループカウン
タfにより分岐を行うが、今回では2回目のループ処理
によりfが1となり、STEP1504に進む。 STEP1504:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。 STEP1506からSTEP1512までは、既に説
明済のため省略する。
【0097】STEP1513の判定処理では、STE
P1512にてループカウンタfがインクリメントされ
ることにより、値が2となっており、このループカウン
タfの値が評価値数と等しくなるため、処理を終了す
る。前述の最適距離オブジェクト表示メモリ12−3−
8及び任意距離オブジェクト表示メモリ12−3−9
は、評価軸対応に設けられており、後述の図27のよう
にX軸とY軸にはONを、Z軸にはOFFを設定するこ
とが可能である。
【0098】図16は本実施例における視点計算処理の
手順を示すフローチャートである。図16において、 STEP1601:表示パターンメモリ12−3−11
による分岐を行う。表示パターンメモリ12−3−11
が全体表示の場合、STEP1602に進む。一般表示
の場合、STEP1611に進む。等角表示の場合、S
TEP1613に進む。総合評価値基準の場合、STE
P1615に進む。本実施例では、表示パターンメモリ
12−3−11は一般表示、即ち、図18中の一般表示
ボタンが操作されていることとし、STEP1611に
進む。
【0099】STEP1612:一般表示体系である指
定位置定数を読み込む。本実施例では、X軸の原点を表
示画面中の左端に、Y軸の原点を表示画面中の手前に、
そしてZ軸の原点を表示画面中の下部とした指定位置定
数とする。 STEP1620:前記処理において求めた指定位置を
視点位置として視点メモリ12−3−12に設定して、
処理を終了する。
【0100】以上の処理が図18の表示パターン変更画
面に指定された3次元画像表示パターンの変更処理内容
である。また以上の処理は標準の3次元画像表示パター
ンであり、実際にはユーザの指示により、様々な3次元
画像表示パターンを表示することができる。よって、以
降の実施例で各3次元画像表示パターンによる処理内容
を説明する。
【0101】[実施例2]図19は実施例2における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例2では、図19に示すように、表示パターン変更画面
の対数分布ボタンがユーザにより操作された場合の処理
内容を説明する。STEP410の処理終了後、STE
P402に戻り、実施例1と同様に各処理が行われる
が、実際の処理内容は、図7の軸配置処理におけるST
EP711の判定処理以降である。
【0102】STEP711では、対数メモリ12−3
−4の判定処理を行う。この対数メモリ12−3−4
は、図19の対数分布ボタンの操作によりONに遷移し
ているため、STEP712に進む。STEP712で
は、図8の対数化処理部11−2−5を起動する。
【0103】図8は本実施例における対数化処理の手順
を示すフローチャートである。図8において、 STEP801:以下のループ処理に用いる評価軸に対
応するループカウンタfを処理設定する。 STEP802:ループカウンタfにより分岐を行う。
fが0の場合、STEP803に進み、fが1の場合、
STEP804に進み、fが2の場合、STEP805
に進む。最初のループではfが0であるため、STEP
803に進む。
【0104】STEP803:以下のループ処理にて用
いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP806:作業用画像データメモリ12−3−1
の評価値を降順にソートする。 STEP807:ループカウンタiを初期設定する。
【0105】STEP808:作業用画像データメモリ
12−3−1の評価軸Fのi番目のデータの値Fiとし
て、1と作業用画像データメモリ12−3−1の評価軸
Fのi番目のデータとの差の2乗{(1−Fi)*(1
−Fi)}と1との差{1−(1−Fi)*(1−F
i)}を設定する。
【0106】STEP809:ループカウンタiのイン
クリメントを行う。 STEP810:ループカウンタiの値の判定を行う。
ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい場
合、STEP808に戻ってループ処理を行い、それ以
外の場合、STEP811に進む。
【0107】STEP811:ループカウンタfのイン
クリメントを行う。 STEP812:ループカウンタfの値の判定を行う。
ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−4の
評価値数より小さい場合、STEP802に戻ってルー
プ処理を行う。それ以外の場合、処理を終了する。本実
施例では最初のループであり、評価値数は2であるため
STEP802に戻る。
【0108】再びSTEP802では、ループカウンタ
fにより分岐を行う。今回は2回目のループ処理により
fが1となり、STEP804に進む。 STEP804:以下のループ処理にて用いる評価軸F
にY軸を設定する。 STEP806からSTEP811までは、既に説明済
のため省略する。
【0109】STEP812の判定処理では、STEP
811にてループカウンタfがインクリメントされるこ
とにより、値が2となっており、このループカウンタf
の値が評価値数メモリと等しくなるため、処理を終了す
る。以降の処理は実施例1と同じであるため省略する。
【0110】図20は実施例2における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図20の左図に示す表
示パターン(表示データ)は、右図に示すように、その
評価値が判定され、評価値の高い画像データはあまり各
画像間の距離を空けずに配置される。評価値の低い表示
データは、間隔を大きく取って表示される構成となる。
【0111】[実施例3]図21は実施例3における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例3では、図21に示すように、表示パターン変更画面
のオブジェクト間接近表示ボタンがユーザにより操作さ
れた場合の処理内容を説明する。STEP410の処理
終了後、STEP402に戻り、実施例1と同様に各処
理が行われるが、実際の処理内容は、図7の軸配置処理
におけるSTEP718の判定処理以降である。
【0112】STEP718では、近接メモリ12−3
−6の判定処理を行う。近接メモリ12−3−6は、図
21のオブジェクト間近接表示ボタンの操作によりON
に遷移しているため、STEP719に進む。STEP
719では、間隔圧縮処理部11−2−10を起動す
る。
【0113】図13は本実施例における間隔圧縮処理の
手順を示すフローチャートである。図13において、 STEP1301:以下のループ処理に用いる評価軸に
対応するループカウンタfを初期設定する。 STEP1302:ループカウンタfにより分岐を行
う。fが0の場合、STEP1303に進む。fが1の
場合、STEP1304に進む。fが2の場合、STE
P1305に進む。最初のループではfが0であるた
め、STEP1303に進む。
【0114】STEP1303:以下のループ処理にて
用いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP1306:作業用画像データメモリ12−3−
1の評価値を昇順にソートする。 STEP1307:ループカウンタiを初期設定する。 STEP1308:ループカウンタjにループカウンタ
iに1加算した値を設定する。
【0115】STEP1309:作業用画像メモリ12
−3−1の評価軸Fのj番目のデータの値F(j)と作
業用画像データメモリ12−3−1の評価軸Fのi番目
のデータの値F(i)との差{F(j)−F(i)}を
判定する。前述の差が評価軸最上間隔変数Fdより大き
い場合、STEP1310に進み、それ以外の場合、S
TEP1314へ進む。 STEP1310:変数Kに作業用画像データメモリ1
2−3−1の評価軸Fのj番目のデータF(j)を設定
する。
【0116】STEP1311:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価軸Fのj番目のデータの値F
(j)として、作業用画像データメモリ12−3−1の
評価軸Fのj番目のデータF(i)と作業用画像データ
メモリ12−3−1の評価軸Fのi番目のデータとの和
より変数Kを差し引き、さらに評価軸最上間隔変数Fd
を加算した値{F(j)+F(i)−K+Fd}を設定
する。
【0117】STEP1312:ループカウンタjのイ
ンクリメントを行う。 STEP1313:ループカウンタjの判定を行う。ル
ープカウンタjの値が評価データ数Nより小さい場合、
STEP1311に戻ってループ処理を行い、それ以外
の場合、STEP1314に進む。
【0118】STEP1314:ループカウンタiのイ
ンクリメントを行う。 STEP1315:ループカウンタiの値の判定を行
う。ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい
場合、STEP1308に戻ってループ処理を行い、そ
れ以外の場合、STEP1316に進む。
【0119】STEP1316:ループカウンタfのイ
ンクリメントを行う。 STEP1317:ループカウンタfの判定を行う。ル
ープカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−4より
小さい場合、STEP1302に戻ってループ処理を行
い、それ以外の場合、処理を終了する。本実施例では最
初のループであり、評価値数は2であるためSTEP1
302に戻る。
【0120】再びSTEP1302では、ループカウン
タfにより分岐を行うが、今回は2回目のループ処理に
よりfが1となり、STEP1304に進む。 STEP1304:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。STEP1306からSTEP1
316までは、既に説明済のため省略する。STEP1
317の判定処理では、STEP1316にてループカ
ウンタfがインクリメントされることにより、値が2と
なっており、このループカウンタfの値が評価値数と等
しくなるため、処理を終了する。以降の処理は実施例1
と同じであるため省略する。
【0121】図22は実施例3における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。左図に表示された表示
パターンは、右図に示すように、各表示データ間の最大
間隔に閾値を持たせた構成となる。
【0122】[実施例4]図23は実施例4における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例4では、図23の偏りオブジェクト最適化ボタンがユ
ーザにより操作された場合の処理内容を説明する。ST
EP410の処理終了後、STEP402に戻り、実施
例1と同様に各処理が行われるが、実際の処理内容は、
図7の軸配置処理におけるSTEP720の判定処理以
降である。
【0123】STEP720では、偏りメモリ12−3
−7の判定処理を行い、偏りメモリ12−3−7は、図
23の偏りオブジェクト最適化ボタンの操作によりON
に遷移しているため、STEP721に進む。STEP
721では、平行移動処理部11−2−1を起動する。
【0124】図14は本実施例における平行移動処理の
手順を示すフローチャートである。図14において、 STEP1401:以下のループ処理に用いる評価軸に
対応するループカウンタfを初期設定する。 STEP1402:ループカウンタfにより分岐を行
う。fが0の場合、STEP1403に進み、fが1の
場合、STEP1404に進み、fが2の場合、STE
P1405に進む。最初のループではfが0であるた
め、STEP1403に進む。
【0125】STEP1403:以下のループ処理にて
用いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP1406:総合評価メモリ12−1−2のON
/OFFを判定し、総合評価メモリ12−1−2がON
の場合、即ち図23の総合評価要のボタンの操作が行わ
れていることを示し、STEP1409に進む。OFF
の場合、即ち図23の総合評価要のボタンの操作が行わ
れていないことを示し、STEP1407に進む。
【0126】STEP1407:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価値を昇順にソートする。 STEP1408:最高評価値を持つ先頭データを求
め、それを変数Fmに設定する。 STEP1410:ループカウンタiを初期設定する。
【0127】STEP1411:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価軸Fのi番目のデータ値Fiとし
て、作業用画像データメモリ12−3−1の評価軸Fの
i番目のデータFiと変数Fmとの差(Fi−Fm)に
最高評価値表示位置変数Fgを加えた値(Fi−Fm+
Fg)を設定する。
【0128】STEP1412:ループカウンタiのイ
ンクリメントを行う。 STEP1413:ループカウンタiの値の判定を行
う。ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい
場合、STEP1411に戻ってループ処理を行い、そ
れ以外の場合、STEP1414に進む。
【0129】STEP1414:ループカウンタfのイ
ンクリメントを行う。 STEP1415:ループカウンタfの値の判定を行
い、ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−
4の評価値数より小さい場合、STEP1402に戻っ
てループ処理を行い、それ以外の場合、処理を終了す
る。本実施例では最初のループであり、評価値数は2で
あるためSTEP1402に戻る。
【0130】再びSTEP1402では、ループカウン
タfにより分岐を行う。今回は2回目のループ処理によ
りfが1となり、STEP1404に進む。 STEP1404:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。 STEP1406からSTEP1414までは、既に説
明済のため省略する。STEP1415の判定処理で
は、STEP1414にてループカウンタfがインクリ
メントされることにより、値が2となっており、このル
ープカウンタfの値が評価値数と等しくなるため、処理
を終了する。以降の処理は実施例1と同じであるため省
略する。
【0131】図24は実施例4における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図24の左図に示すよ
うに、最高評価値と他の評価値とが偏って配置された表
示データは、右図に示すように、全体に分布して表示さ
れる構成となる。
【0132】[実施例5]図25は実施例5における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例5では、図25の重なりオブジェクト解消ボタンがユ
ーザにより操作された場合の処理内容を説明する。ST
EP410の処理終了後、STEP402に進み、実施
例1と同様に各処理が行われるが、実際の処理内容は、
図7の軸配置処理におけるSTEP716の判定処理以
降である。
【0133】STEP716では、重なりメモリ12−
3−5の判定処理を行う。重なりメモリ12−3−5
は、図25の重なりオブジェクト解消ボタンの操作によ
り、ONに遷移しているためSTEP717に進む。S
TEP717では、重なり解消処理部11−2−9を起
動する。
【0134】図12は本実施例における重なり解消処理
の手順を示すフローチャートである。図12において、 STEP1201:以下のループ処理に用いる評価軸に
対応するループカウンタfを初期設定する。 STEP1202:ループカウンタfにより分岐を行
う。fが0の場合、STEP1203に進み、fが1の
場合、STEP1204に進み、fが2の場合、TEP
1205に進む。最初のループではfが0であるため、
STEP1203に進む。
【0135】STEP1203:以下のループ処理にて
用いる評価軸FにX軸を設定する。 STEP1206:作業用画像データメモリ12−3−
1の評価値を昇順にソートする。 STEP1207:ループカウンタiを初期設定する。 STEP1208:ループカウンタjの値jに、ループ
カウンタiの値iに1加算した値(i+1)を設定す
る。
【0136】STEP1209:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価軸のj番目のデータの値と作業用
画像データメモリ12−3−1の評価軸Fのi番目のデ
ータの値との差{F(j)−F(i)}を判定する。前
述の差が評価軸最上間隔変数Fdより小さい場合、ST
EP1210に進み、それ以外の場合、STEP121
4に進む。 STEP1210:変数Kに作業用画像データメモリ1
2−3−1の評価軸Fのj番目のデータF(j)を設定
する。
【0137】STEP1211:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価軸Fのj番目のデータの値F
(j)として、作業用画像データメモリ12−3−1の
評価軸Fのj番目のデータと作業用画像データメモリ1
2−3−1の評価軸Fのi番目のデータとの和{F
(j)+F(i)}より変数Kを差し引き、さらに評価
軸最上間隔変数Fdを加算した値{F(j)+F(i)
−K+Fd}を設定する。
【0138】STEP1212:ループカウンタjのイ
ンクリメントを行う。 STEP1213:ループカウンタjの値の判定を行
う。ループカウンタjの値が評価データ数Nより小さい
場合、STEP1211に戻ってループ処理を行い、そ
れ以外の場合、STEP1214に進む。 STEP1214:ループカウンタiのインクリメント
を行う。 STEP1215:ループカウンタiの値の判定を行
う。ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい
場合、STEP1208に戻ってループ処理を行い、そ
れ以外の場合、STEP1216に進む。
【0139】STEP1216:ループカウンタfのイ
ンクリメントを行う。 STEP1217:ループカウンタfの値の判定を行
う。ループカウンタfの値が評価値数メモリ12−1−
4の評価値数より小さい場合、STEP1202に戻っ
てループ処理を行い、それ以外の場合、処理を終了す
る。本実施例では最初のループであり、評価値数は2で
あるためSTEP1202に戻る。
【0140】再びSTEP1202では、ループカウン
タfの値により分岐を行う。今回は2回目のループ処理
によりfが1となり、STEP1204に進む。 STEP1204:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。 STEP1206からSTEP1216までは、既に説
明済のため省略する。STEP1217の判定処理で
は、STEP1216にてループカウンタfがインクリ
メントされることにより、値が2となっており、このル
ープカウンタfの値が評価値数と等しくなるため、処理
を終了する。以降の処理は実施例1と同じであるため省
略する。
【0141】図26は実施例5における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図26の左図に示すよ
うに、重なって表示される表示データは、右図に示すよ
うに、重なって表示されない構成となる。
【0142】[実施例6]図27は実施例6における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例6では、図27の透明板表示ボタン及び最適化ボタ
ン、X軸ボタン、そしてY軸ボタンがそれぞれユーザに
より操作された場合の処理内容を説明する。STEP4
10の処理終了後、STEP402に戻り、実施例1と
同様に各処理が行われるが、実際の処理内容は、図15
の半透明オブジェクト生成処理におけるSTEP150
6の判定処理以降である。
【0143】STEP1506:最適距離オブジェクト
表示メモリ12−3−8の判定を行う。最適距離オブジ
ェクト表示メモリ12−3−8は、図27の最適化ボタ
ンの操作によりONに遷移しているため、STEP15
07に進む。 STEP1507:作業用画像データメモリ12−3−
1の評価値を昇順にソートする。
【0144】STEP1508:評価データ数Nと2と
の商(N/2)を求め、半透明オブジェクトの配置位置
変数FOに設定する。 STEP1511:作業用画像データメモリ12−3−
1に評価軸Fと垂直に評価値座標を配置位置変数FOの
示す評価値座標として、平面上の半透明オブジェクトを
配置する。 STEP1512:ループカウンタfのインクリメント
を行う。
【0145】STEP1513:ループカウンタfの値
が判定を行い、ループカウンタfの値が評価値数メモリ
12−1−4より小さい場合、STEP1502に戻っ
てループ処理を行い、それ以外の場合、処理を終了す
る。本実施例では最初のループであり、評価値数は2で
あるためSTEP1502に進む。
【0146】再びSTEP1502では、ループカウン
タfにより分岐を行う。今回は2回目のループ処理によ
りfが1となり、STEP1504に進む。 STEP1504:以下のループ処理にて用いる評価軸
FにY軸を設定する。 STEP1506からSTEP1512までは、既に説
明済のため省略する。
【0147】STEP1513の判定処理では、STE
P1512にてループカウンタfがインクリメントされ
ることにより、値が2となっており、このループカウン
タfの値が評価値数と等しくなるため、処理を終了す
る。以降の処理は実施例1と同じであるため省略する。
【0148】図28は実施例6における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図28の左図に示す表
示データに対して、右図に示すように、半透明オブジェ
クトを配置した表示データが表示される。
【0149】また、図27の任意位置ボタンがユーザに
より操作された場合、STEP1509では、任意距離
オブジェクト表示メモリ12−3−9のON/OFFが
判定される。この任意距離オブジェクト表示メモリ12
−3−9がONに遷移していることにより、STEP1
510に進む。
【0150】STEP1510:任意距離オブジェクト
配置位置メモリ12−3−10を読み出し、その値を上
述の配置位置変数FOに設定することにより、ユーザの
指定する距離に半透明オブジェクトを表示することがで
きる。前述の任意距離オブジェクト配置位置メモリ12
−3−10は、ユーザにより表示パターン変更時に任意
位置ボタンが操作された際、任意の位置を指定するダイ
ヤログ等を表示することにより容易に実現することがで
きるが、詳細については省略する。
【0151】[実施例7]図29は実施例7における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例7では、図29の総合評価要のボタンが、ユーザによ
り操作された場合の処理内容を説明する。STEP41
0の処理終了後、STEP402に戻り、実施例1と同
様に各処理が行われるが、実際の処理内容は図5の3次
元空間配置処理におけるSTEP501の判定処理以降
及び、図14の平行移動処理におけるSTEP1406
以降である。
【0152】STEP501では、総合評価メモリ12
−1−2のON/OFFの判定を行う。総合評価メモリ
12−1−2は、図29の総合表示要ボタンの操作によ
りONに遷移しているため、STEP502に進む。
【0153】STEP502では、総合評価値計算11
−2−2を行う。この際には評価値数メモリ12−1−
4の値により、作業用画像データメモリ12−3−1の
各評価値同士の積を総合評価値とし、作業用画像データ
メモリ12−3−1の各評価済データに総合評価値を対
応させ、評価値数メモリ12−1−4のインクリメント
を行う。図5における以降の処理は実施例1と同じであ
るため省略する。
【0154】次に、STEP1406では、総合評価メ
モリ12−1−2の判定を行う。総合評価メモリ12−
1−2は、図29の総合表示用ボタンの操作によりON
に遷移しているため、STEP1409に進む。STE
P1409では、作業用画像データメモリ12−3−1
における総合評価値の最高値のデータを選択し、その座
標を変数Fmに設定する。図14における以降の処理は
実施例1と同じであるため省略する。
【0155】図30は実施例7における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図30の左図に示す表
示データに対して、右図に示すように、総合評価軸を追
加した構成となる。
【0156】[実施例8]図31は実施例8における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例8では、図31の総合評価要ボタン及び総合評価基準
表示ボタンのそれぞれがユーザにより操作された場合の
処理内容を説明する。総合評価要のボタンによる実施例
は実施例7に記載のため省略する。STEP410の処
理終了後、STEP402に進み、実施例1と同様に各
処理が行われるが、実際の処理内容は、図16の視点計
算処理におけるSTEP1601の分岐ルートである。
STEP1601では、表示パターンメモリ12−3−
11による分岐を行う。図29の総合評価基準表示ボタ
ンの操作により表示パターンメモリ12−3−11は総
合評価値基準に設定され、STEP1615に進む。
【0157】STEP1616:作業用画像データメモ
リ12−3−1の総合評価値により評価済データをソー
トする。 STEP1617:前処理にてソートした評価済データ
より最高評価値のデータを選択する。 STEP1618:前処理にて選択したデータの配置位
置を取得する。 STEP1619:前処理にて取得した配置位置を中心
とした視点位置を決定する。 STEP1620:前処理て決定した視点位置を視点メ
モリ12−3−12に設定する。
【0158】図32は実施例8における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図30の左図に示す表
示画像データに対して、右図に示すように、総合評価軸
を基準とした構成となる。図32の左図では、表示画像
データのa〜eの評価値の高い画像はa、b、c、d、
eの順に直観的の捉えられる。しかし、総合評価値を基
準とした表示方法による右図では、Y軸に対して評価の
高く、X軸に対して評価の低い画像bは、総合的に評価
が低いものとして表示されることとなる。
【0159】[実施例9]図33は実施例9における表
示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。実施
例9では、図33の全体表示ボタンがユーザにより操作
された場合の処理内容を説明する。 STEP410の
処理終了後、STEP402に戻り、実施例1と同様に
各処理が行われるが、実際の処理内容は、図16の視点
計算処理におけるSTEP1601の分岐ルートであ
る。
【0160】STEP1601では、表示パターンメモ
リ12−3−11による分岐を行い、図29の全体表示
ボタンの操作により表示パターンメモリ12−3−11
は全体表示に設定され、STEP1602に進む。 STEP1603:作業用画像データメモリ12−3−
1の各評価済データの配置位置を読み込む。
【0161】STEP1604:視点メモリ12−3−
12の初期化を行う。 STEP1605:視点メモリ12−3−12の値によ
り、画像を配置可能な座標の最大値を予測する。 STEP1606:ループカウンタiの初期化を行う。
【0162】STEP1607:作業用画像データメモ
リ12−3−1の評価済データのiが表示画面に表示さ
れるか否かを判定する。表示画面に表示される場合、S
TEP1609に進み、それ以外の場合、STEP16
08に進む。 STEP1608:前記作業用画像データメモリ12−
3−1の評価済データのiが表示画面に表示されるよう
に、視点メモリ12−3−12の視点位置を移動する。
【0163】STEP1609:ループカウンタiのイ
ンクリメントを行う。 STEP1610:ループカウンタiの判定を行い、ル
ープカウンタiが評価データ数Nより小さい場合、ST
EP1607に戻ってループ処理を行い、それ以外の場
合、STEP1620に進む。 STEP1620:前処理にて決定した視点位置を視点
メモリ12−3−12に設定する。
【0164】図34は実施例9における表示画面の表示
パターン例を示す説明図である。図34の左図に示す表
示画像データに対して、右図に示すように、X、Y軸等
の2軸による平面を上方より見下ろした形で表示した構
成となる。よって、図34の右図の場合、Z軸は表示対
象とはしないことにより、全評価済データを表示するこ
とができる。実際には、評価データ数の量により全体表
示で表示される表示データの表示サイズは小さくするこ
とにより、評価後の全体的なバランスを確認する目的で
利用することが好ましい。
【0165】[実施例10]図35は実施例10におけ
る表示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。
実施例10では、図35の等角表示ボタンがユーザによ
り操作された場合の処理内容を説明する。STEP41
0の処理終了後、STEP402に進み、実施例1と同
様に各処理が行われるが、実際の処理内容は、図16の
視点計算処理におけるSTEP1601の分岐ルートで
ある。
【0166】STEP1601では、表示パターンメモ
リ12−3−11による分岐を行う。図35の等角表示
ボタンの操作により表示パターンメモリ12−3−11
は等角表示に設定され、STEP1613に進む。 STEP1614:等角表示体系である指定位置定数を
読み込む。本実施例ではX軸の原点及びY軸の原点を表
示画面中の下部中央とした定数とする。 STEP1620:前項にて決定した視点位置を視点メ
モリ12−3−12に設定する。
【0167】図36は実施例10における表示画面の表
示パターン例を示す説明図である。図36の左図に示す
表示画像データに対して、右図に示すように、X、Y軸
の2軸が左右対称に配置した構成となる。よって、図3
6の左図では、評価値の高い順から画像a、c、b、
d、eと評価が低くなるように直観的に捉えられてい
た。しかし、図36の右図のように、各評価軸を対等な
位置付けで捉えた場合、画像a、cまでの評価値の順が
明確になり、さらに残りの画像の評価値は同程度である
ことが理解できる。
【0168】[実施例11]図37は実施例11におけ
る表示パターン変更画面の入力例を示す説明図である。
実施例11では、図37のグループ化ボタンがユーザに
より操作された場合の処理内容を説明する。STEP4
10の処理終了後、STEP402に戻り、実施例1と
同様に各処理が行われるが、実際の処理内容は、図5の
3次元空間配置処理におけるSTEP505の判定処理
以降である。
【0169】STEP505では、グループ生成メモリ
12−3−2の判定を行い、グループ生成メモリ12−
3−2は、図37のグループ化ボタンの操作によりON
に遷移しているため、STEP506に進む。STEP
506では、グループ生成部11−2−3を起動する。
【0170】STEP601:作業用画像データメモリ
12−3−1をソートする。 STEP602:グループ番号メモリn、ループカウン
タi、及びグループ内データ数メモリmのそれぞれの初
期化を行う。 STEP603:グループ番号メモリnに作業用画像デ
ータメモリ12−3−1のデータi番目から、iにグル
ープ内データ数メモリmに加算し、かつ1を引いたデー
タ番号までを加える。
【0171】STEP604:グループ番号メモリnの
インクリメント、ループカウンタiにグループ内データ
数メモリmを加算、及びグループ内データ数メモリmに
データ数増分Δmを追加する。本実施例ではデータ数増
分Δmは1とする。 STEP605:ループカウンタiの値の判定を行う。
ループカウンタiの値が評価データ数Nより小さい場
合、STEP603に戻ってループ処理を行い、それ以
外の場合、STEP606に進む。
【0172】STEP606:グループ番号メモリnを
グループ番号n単位でソートする。 STEP607:位置メモリP、占有幅メモリW、グル
ープ番号メモリn、及び距離間隔メモリdのそれぞれを
初期設定する。 STEP608:グループ番号メモリnを位置メモリP
に、占有幅メモリWを占有して、作業用画像データメモ
リ12−3−1に設定する。
【0173】STEP609:位置メモリPに距離間隔
メモリdを加算、占有幅メモリWの占有幅増分ΔWを加
算、グループ番号メモリnをインクリメント、及び距離
間隔メモリdに距離間隔増分Δdを加算する。 STEP610:グループ番号メモリnの判定を行う。
グループ番号メモリnが評価データ数Nより小さい場
合、STEP608に戻ってループ処理を行い、それ以
外の場合には処理を終了する。
【0174】図38は実施例11における表示画面の表
示パターン例を示す説明図である。図38の左図に示す
表示画像データに対して、右図に示すように、グループ
化が行われ、また各グループ間は徐々に広がった構成に
より配置される構成となる。以上が様々な3次元画像の
表示体系に伴う処理内容であるが、実施例1に示すよう
に今回は2評価値を基準に各実施例を示しているが、各
フローチャート上では3評価値による処理も含まれてい
る。例えば、図8以降等にみられるfによる分岐ルート
にて、fが2の場合が3評価値による処理となるが、詳
細については省略する。
【0175】但し、4評価値以上の評価画像に関して
は、4評価値中の重要な評価値を3次元空間中の各軸に
割り振る機能が図7の軸配置処理のSTEP702以降
に含まれているため、4評価値による特有の処理部分の
みを以下に説明する。 STEP702:評価値数メモリ12−1−4の判定を
行い、評価値数メモリ12−1−4が4以上の説明であ
るためSTEP703に進む。 STEP703:重要度メモリ12−1−5(fでイン
デックス)のON/OFFを判定する。重要度メモリ1
2−1−5(fでインデックス)がONであれば、ST
EP704に進み、それ以外ではSTEP707に進
む。
【0176】STEP704:評価軸fを軸gに設定す
る。本実施例では評価軸fはX軸、Y軸とする。 STEP705:軸gのインクリメントを行う。 STEP706:評価軸fのインクリメントを行う。 STEP709:評価値数メモリ12−1−4を判定
し、評価値数メモリ12−1−4が評価軸fより大きけ
ればSTEP703に戻ってループ処理を行い、それ以
外では、STEP710に進む。
【0177】STEP710:評価値数メモリ12−1
−4に軸gを設定する。 STEP707では、評価軸の対称とならなかった評価
値をオブジェクトとして生成する。このオブジェクト
は、例えば棒グラフのようなものが適当であるが、詳細
については省略する。STEP708では、前処理にて
生成したオブジェクトを対応する画像データの近傍に付
加して表示させる。
【0178】前記構成により以下の効果が得られる。 (1)表示画面で入力データの類似性を確認する方法と
して、評価値を持つ多くの入力データを3次元空間に一
覧表示可能な表示データとして配置することにより、ユ
ーザは3次元空間内をウォークスルーして入力データを
比較することができる。さらに、一度に表示データの個
数を多くして、表示画面の3次元空間に一覧表示するこ
とができるので、ユーザの確認作業の効率化を図ること
ができる。 (2)ユーザが各画像データの一覧の見えやすい位置に
設定する作業を自動的に行うため、ユーザの負担を軽減
して作業の効率化を図ることができる。 (3)一覧表示された画像データに対して、比較的に高
い評価なものとその他との閾値的な距離感を与えて表示
することにより、一覧表示された画像データの直感性を
向上することができる。
【0179】(4)一覧表示された画像データに対し
て、視点移動しているうちに自分の位置を見失うことが
解消され、また手前には少ない画像データを表示するこ
とにより、一覧表示された画像データの視覚性を向上す
ることができる。 (5)一覧表示された画像データに対して、初期視点位
置から見たグループ毎の区切りが曖昧であったのが、遠
いグループとの区切りが明確となり、一覧表示された画
像データの視覚性を向上することができる。 (6)視点近辺に表示された画像データは不可視部分が
発生していたものが、全て可視状態となるため、不可視
部分への視点移動等の操作が不要となるため、画像デー
タの一覧性を向上することができる。
【0180】(7)基準画像との類似度を示す評価値を
2つとした場合でも、3次元空間中の2軸に対応付けて
一覧表示を行うことができるため、評価の基準を別の接
点から設定することができ、ユーザの設定する評価基準
の設定が容易となる。 (8)2つの評価値関係の偏った画像データに対して
も、評価値の平均を求めることができるため、片方の評
価値のみに依存しない画像データの一覧表示を行うこと
ができることとなり、正確な評価一覧を表示することと
なる。 (9)基準画像の類似度を示す評価値を3つとした場合
でも、3次元空間中の各軸に対応付けて一覧表示を行う
ことができるため、評価の基準を別の2接点から設定す
ることができ、ユーザの設定する評価基準の設定が容易
となる。
【0181】(10)基準画像の類似度を示す評価値を
4つ以上とした場合でも、3次元空間中の各軸に任意の
3評価値を対応付けて一覧表示を行うことができるた
め、評価の基準を限定する必要がなく、使い勝手が向上
する。 (11)基準画像との類似度を示す評価値を4つ以上と
した場合でも、3次元空間中の各軸に重要度の高い3評
価値を対応付けて一覧表示を行うことができるため、評
価の基準を限定する必要がなく、最も効果のある画像デ
ータ一覧を表示することができる。 (12)評価値の高いものは3次元空間軸上の奥側に表
示されるため、見辛いものであったが、3次元空間軸上
の原点を基準データと捉えた配置、即ち評価値の高いも
のを手前に表示させ、評価値が低くなるに従って奥側に
画像データの配置を行うことにより、視覚性が向上す
る。
【0182】(13)最高総合評価値を探す必要がな
く、効率的な作業を行うことができる。 (14)評価値基準データが他の画像データと同じ3次
元空間上に表示されるため、評価されたデータと基準デ
ータの比較が行いやすく、また基準データを他の画面上
等で確認する必要が無くなる。 (15)評価値基準データが他の画像データが近接して
表示されるため、基準データの比較が行いやすくなり、
効率的な確認作業を行うことができる。
【0183】(16)各評価値の最高値を基準に3次元
表示空間軸上の近辺に表示することにより、各評価値の
最高値を探す手間がなくなり、効率的に作業を行うこと
ができる。 (17)3次元空間上の全体に万遍なく表示された画像
データにより評価値の高いものと低いものとが不明確に
表示されるケースが無くなり、また固定距離ではなく対
数的に表示することにより評価値の高いものは手前に、
また逆に評価値の低いものは奥側に表示させることによ
り一覧画像の閲覧性が向上する。 (18)3次元空間上の前方のみや後方のみに偏って表
示されるケースが無くなることにより、3次元空間を有
効に利用でき、一覧画像の閲覧性が向上する。
【0184】(19)重なって表示される画像データが
無くなるため、全ての画像データの比較を視点移動を行
わなくても行うことができ、効率的に作業を行うことが
できる。 (20)重なって表示される画像データの移動方向が原
点から遠ざかる方向に固定となるため、安価にて3次元
表示装置を構成することができる。 (21)画像データ間の距離が一定距離以内で表示され
るため、あまりに遠くに表示される画像データが減少
し、一覧画像の閲覧性が向上する。 (22)3次元空間中の左端と右端あるいは上端と下端
に偏った一覧画像が全体的に表示されるため、3次元空
間を有効に利用でき、一覧画像の閲覧性が向上する。
【0185】(23)一覧表示された画像データに対す
るある程度の目安となる閾値がオブジェクトとして表示
されるため、オブジェクトの無い場合と比較すると少数
データを観察することの繰り返しにより、作業を進める
ことができるため、ユーザへの負担を軽減することがで
きる。 (24)オブジェクトまでの距離を画像データの分布に
応じて最適化することができるため、画像データの分布
が偏っていても適切な位置にオブジェクトを表示させる
ことができ、オブジェクトを表示することによる効果が
顕著となる。 (25)棒みたいな目印や不透明なオブジェクトとは異
なった半透明をオブジェクトとして表示させることによ
り、オブジェクトまでの距離感及び、オブジェクト背後
の画像での存在を確認することができるため、効率的に
作業を行うことができる。
【0186】(26)3次元空間中の全ての画像データ
が画面上に表示されることにより、全体的なバランスや
傾向を把握しやすくなり、例えば全体的に評価の低い傾
向であるか否かを瞬時に判断でき、効率的に作業を行う
ことができる。 (27)表示画面手前に表示される画像データと、奥に
表示される画像データを対等な位置付けで評価すること
が可能となり、3次元空間軸に対応付けられた軸による
影響を軽減することができる。 (28)全体を表示させる方法としては画像データが細
かく表示されることがなく、一覧画像の閲覧性が向上す
る。
【0187】
【発明の効果】本発明によれば、表示画面で入力データ
の類似性を確認する方法として、評価値を持つ多くの入
力データを3次元空間に一覧表示可能な表示データとし
て配置することにより、ユーザは3次元空間内をウォー
クスルーして入力データを比較することができる。さら
に、一度に表示データの個数を多くして、表示画面の3
次元空間に一覧表示することができるので、ユーザの確
認作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元表示処理装置の外観とその入出
力部の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の3次元表示処理装置のハードウエア構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の3次元表示処理装置に適用されるRO
M・RAMの構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例における3次元画像表示処理の手順を
示すフローチャートである。
【図5】本実施例における3次元空間配置処理の手順を
示すフローチャートである。
【図6】本実施例におけるグループ生成処理の手順を示
すフローチャートある。
【図7】本実施例における軸配置処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】実施例における対数化処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図9】本実施例における正規化処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本実施例における3次元仮配置処理の手順を
示すフローチャートである。
【図11】本実施例における正規化やり直し処理の手順
を示すフローチャートである。
【図12】本実施例における重なり解消処理の手順を示
すフローチャートである。
【図13】本実施例における間隔圧縮処理の手順を示す
フローチャートである。
【図14】本実施例における平行移動処理の手順を示す
フローチャートである。
【図15】本実施例における半透明オブジェクト生成処
理の手順を示すフローチャートである。
【図16】本実施例における視点計算処理の手順を示す
フローチャートである。
【図17】実施例1における表示画面の表示例を示す説
明図である。
【図18】実施例1における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図19】実施例2における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図20】実施例2における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図21】実施例3における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図22】実施例3における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図23】実施例4における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図24】実施例4における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図25】実施例5における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図26】実施例5における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図27】実施例6における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図28】実施例6における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図29】実施例7における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図30】実施例7における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図31】実施例8における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図32】実施例8における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図33】実施例9における表示パターン変更画面の入
力例を示す説明図である。
【図34】実施例9における表示画面の表示パターン例
を示す説明図である。
【図35】実施例10における表示パターン変更画面の
入力例を示す説明図である。
【図36】実施例10における表示画面の表示パターン
例を示す説明図である。
【図37】実施例11における表示パターン変更画面の
入力例を示す説明図である。
【図38】実施例11における表示画面の表示パターン
例を示す説明図である。
【符号の説明】 1 本体キャビネット部 2 入出力部 2−1 液晶表示部 2−2 透明タブレット部 3 蓋部 4 タブレット制御部 5 液晶回路部 6 コモン回路 7 セグメント回路 8 本体電源スイッチ 9 中央制御部 10 RTC 11 ROM 12 RAM 13 プログラムメディア

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上に3次元空間とその3次元空
    間に表示画像を表示する表示部と、少なくとも1つ以上
    の評価値を有する複数のデータを入力する入力部と、予
    め設定された3次元空間の座標に前記複数の入力データ
    を各評価値に従って配置する3次元空間配置部と、前記
    3次元空間に配置された複数の入力データを初期設定さ
    れた視点位置から見たときの3次元空間の座標に変換す
    る座標変換部と、前記座標変換部により変換された座標
    に配置された複数の入力データに対応する表示画像を生
    成しその生成した表示画像を前記表示部に出力する表示
    画像生成部とを備えたことを特徴とする3次元表示処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記3次元空間の座標に配置された複数
    の入力データの配置状態に基づいて前記3次元空間に対
    し最適の視点位置を算出する視点計算部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装置。
  3. 【請求項3】 前記評価値の類似を基準に前記複数の入
    力データを順次グループ化するグループ生成部をさらに
    備え、前記3次元空間配置部は、前記グループ生成部に
    より順次グループ化された複数の入力データを前記3次
    元空間に配置することを特徴とする請求項1記載の3次
    元表示処理装置。
  4. 【請求項4】 前記評価値の類似性を基準に前記複数の
    入力データを順次グループ化し、かつ評価値の高いグル
    ープほどグループの要素数を少なくするグループ生成部
    をさらに備え、前記表示画像生成部は、前記評価値の高
    いグループほどグループの要素数が少ない表示画像を生
    成することを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記評価値の類似を基準に前記複数の入
    力データを順次グループ化するグループ生成部をさらに
    備え、前記3次元空間配置部は、前記グループ生成部に
    より順次グループ化された複数の入力データを前記3次
    元空間の初期設定された視点位置から遠くなるに従って
    グループ間の距離を大きくして配置することを特徴とす
    る請求項1記載の3次元表示処理装置。
  6. 【請求項6】 前記3次元空間配置部は、前記複数の入
    力データを初期設定された視点位置から3次元空間に設
    定した任意の軸に沿って放射状に配置することを特徴と
    する請求項1記載の3次元表示処理装置。
  7. 【請求項7】 前記3次元空間配置部は、前記複数の入
    力データの評価値が2つの場合、前記3次元空間に設定
    した2軸に各評価値を対応させて各入力データを配置す
    ることを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記3次元空間配置部は、前記複数の入
    力データの評価値が2つある場合、前記3次元空間に設
    定した2軸に各評価値を対応させ、かつその1軸に2つ
    の評価値に基づいて計算した1つの総合評価値に対応さ
    せて各入力データを配置することを特徴とする請求項1
    記載の3次元表示処理装置。
  9. 【請求項9】 前記3次元空間配置部は、前記複数の入
    力データの評価値が3つある場合、前記3次元空間に設
    定した3軸に各評価値を対応させて各入力データを配置
    することを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記3次元空間配置部は、前記複数の
    入力データの評価値が4つ以上ある場合、前記3次元空
    間に形成した3軸に任意の3評価値を対応させて各入力
    データを配置した際、それ以外の評価値を表現するオブ
    ジェクトを生成するオブジェクト生成部と、前記オブジ
    ェクト生成部により生成されたオブジェクトを各入力デ
    ータの近傍に配置するオブジェクト配置部とをさらに備
    えたことを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記複数の入力データの評価値の重要
    度を計算する重要度計算部をさらに備え、前記3次元空
    間配置部は、前記評価値が4つ以上ある場合、前記重要
    度計算部により計算された重要度の高い3評価値を前記
    3次元空間に設定した3軸に対応させて各入力データを
    配置することを特徴とする請求項1記載の3次元表示処
    理装置。
  12. 【請求項12】 前記3次元空間配置部は、前記評価値
    が高い入力データを順に前記3次元空間の初期設定され
    た視点位置に近い位置に配置することを特徴とする請求
    項1記載の3次元表示処理装置。
  13. 【請求項13】 前記3次元空間配置部は、前記複数の
    入力データの評価値が2つある場合、前記3次元空間に
    設定した2軸に各評価値を対応させ、かつその1軸に2
    つの評価値に基づいて計算した1つの総合評価値を対応
    させて各入力データを配置する際、前記総合評価値の最
    高値の入力データを前記3次元空間の初期設定された視
    点位置の近傍の固定位置に配置することを特徴とする請
    求項1記載の3次元表示処理装置。
  14. 【請求項14】 前記3次元空間配置部は、前記複数の
    入力データに評価値の基準データが含まれている場合、
    前記3次元空間の初期設定された視点位置の近傍の固定
    位置に前記基準データを配置することを特徴とする請求
    項1記載の3次元表示処理装置。
  15. 【請求項15】 前記3次元空間配置部は、前記複数入
    力データに評価値の基準データが含まれている場合、前
    記3次元空間の初期設定された視点位置の近傍の固定位
    置に前記基準データと最も評価値の高い入力データを配
    置することを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理
    装置。
  16. 【請求項16】 前記3次元空間配置部が、前記各評価
    値で最も高い入力データを前記3次元空間に設定した軸
    にさらに平行な固定軸を設定して配置することを特徴と
    する請求項1記載の3次元表示処理装置。
  17. 【請求項17】 前記3次元空間配置部が、前記各評価
    値を前記3次元空間に設定した軸に対して対数的に割る
    振ることを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装
    置。
  18. 【請求項18】 前記3次元空間配置部が、前記各評価
    値を前記3次元空間の大きさによって正規化し、3次元
    空間全体に各入力データが分布するように配置すること
    を特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装置。
  19. 【請求項19】 前記3次元空間配置部が、前記複数の
    入力データを前記3次元空間の座標に配置する際、各入
    力データが重ならないような配置座標を決定することを
    特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装置。
  20. 【請求項20】 前記3次元空間配置部が、前記複数の
    入力データを前記3次元空間の座標に配置する際、各入
    力データが重ならないような配置座標を前記初期設定さ
    れた視点位置から遠ざかる位置に決定することを特徴と
    する請求項1記載の3次元表示処理装置。
  21. 【請求項21】 前記3次元空間配置部が、一つの入力
    データに対して最も近接して配置される入力データの距
    離を上限にして各入力データの間隔を縮めるように配置
    することを特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装
    置。
  22. 【請求項22】 前記3次元空間配置部により前記各入
    力データが初期設定された視点位置から遠い位置の狭い
    範囲に集中して配置された際、各入力データを前記視点
    位置に近づけるように平行移動を行い、かつ狭い範囲を
    広くなるように再配置する再配置部をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の3次元表示処理装置。
  23. 【請求項23】 前記オブジェクト配置部は、前記オブ
    ジェクト生成部により生成されたオブジェクトを前記3
    次元空間の初期設定された視点位置から任意の距離に配
    置することを特徴とする請求項10記載の3次元表示処
    理装置。
  24. 【請求項24】 前記オブジェクト生成部により生成さ
    れたオブジェクトを配置する距離の最適の座標を前記3
    次元空間に配置された入力データの分布状態に応じて計
    算する座標計算部をさらに備えたことを特徴とする請求
    項10に記載の3次元表示処理装置。
  25. 【請求項25】 前記オブジェクト生成部により生成さ
    れたのオブジェクトが半透明板の画像であることを特徴
    とする請求項10記載の3次元表示処理装置。
  26. 【請求項26】 前記視点計算部により算出された最適
    の視点位置が、各入力データの分布した3次元空間全体
    を見渡せるような位置であることを特徴とする請求項2
    記載の3次元表示処理装置。
  27. 【請求項27】 前記視点計算部により算出された最適
    の視点位置が、前記3次元空間に設定した2軸を同程度
    の距離感で見渡せるような位置であることを特徴とする
    請求項2記載の3次元表示処理装置。
  28. 【請求項28】 前記視点計算部により算出された最適
    の視点位置が、前記各評価値から計算された総合評価値
    の最高値を有する入力データを中心に見渡せるような位
    置であることを特徴とする請求項2記載の3次元表示処
    理装置。
  29. 【請求項29】 表示画面上に3次元空間とその3次元
    空間に表示画像を表示部に表示するステップと、少なく
    とも1つ以上の評価値を有する複数のデータを入力部に
    より入力するステップと、予め設定された3次元空間の
    座標に前記複数の入力データを各評価値に従って配置す
    るステップと、前記3次元空間に配置された複数の入力
    データを初期設定された視点位置から見たときの3次元
    空間の座標に変換するステップと、その変換された座標
    に配置された複数の入力データに対応する表示画像を生
    成しその生成した表示画像を前記表示部に出力するステ
    ップとを含むことを特徴とする3次元表示処理方法。
  30. 【請求項30】 表示画面上に3次元空間とその3次元
    空間に表示画像を表示する表示部と、少なくとも1つ以
    上の評価値を有する複数のデータを入力する入力部とを
    備えた3次元表示処理装置をコンピュータによって制御
    するプログラムを記憶した媒体であって、前記コンピュ
    ータに、予め設定された3次元空間の座標に前記複数の
    入力データを各評価値に従って配置させ、前記3次元空
    間に配置された複数の入力データを初期設定された視点
    位置から見たときの3次元空間の座標に変換させ、その
    変換された座標に配置された複数の入力データに対応す
    る表示画像を生成しその生成した表示画像を前記表示部
    に出力させることを特徴とする3次元表示処理装置制御
    プログラムを記憶した媒体。
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