JPH11231256A - 色分解プリズム及びその製造方法 - Google Patents

色分解プリズム及びその製造方法

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Publication number
JPH11231256A
JPH11231256A JP10048939A JP4893998A JPH11231256A JP H11231256 A JPH11231256 A JP H11231256A JP 10048939 A JP10048939 A JP 10048939A JP 4893998 A JP4893998 A JP 4893998A JP H11231256 A JPH11231256 A JP H11231256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prism
gap
color separation
prisms
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP10048939A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagato Osano
永人 小佐野
Junichi Sakamoto
淳一 坂本
Hiroyuki Suzuki
博幸 鈴木
Kenitsu Iwata
研逸 岩田
Fumitaka Yoshimura
文孝 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH11231256A publication Critical patent/JPH11231256A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリズムの接合面における光の全反射及び外
部への光の漏洩を防止する。 【解決手段】 黒色材料とビーズを樹脂材料に混入した
接着材料を例えばディスペンサ等でプリズム11aの外
周部に塗布して枠部12とし、その後に他のプリズムを
接合して両面から十分な力で加圧する。これにより樹脂
材料が拡散し、ビーズによって間隙が形成された状態で
加熱硬化や紫外線硬化等を用いて硬化させて、2つのプ
リズムを間隙を形成しながら接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
光学系に使用する色分解プリズム及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平8−075910号公報に
開示されているような色分解プリズムが知られており、
この色分解プリズムでは色分解性能を向上させるため
に、2個のプリズム接合面で全反射を防止するための間
隙を設け、この間隙の側面から光が漏洩することを防止
するために遮光部材が取り付けられている。
【0003】図3は従来の色分解プリズムの構成図、図
4はプリズム接合面の正面図を示し、色分解プリズム1
はそれぞれ密着接合した3個のプリズム1a、1b、1
cから成り、各接合面に色フィルタを有する構成であ
る。第1のプリズム1aと第2のプリズム1bの接合面
の間には、光の全反射を防止するための間隙2が設けら
れている。この場合に、間隙2と等しい厚さのスペーサ
部材3を接合面の間隙に挟み、プリズム1aと1bを接
合することによって間隙2を形成している。また、光の
遮光と進入防止のために、プリズム1aと1bの接合面
の外周部には、図示しない遮光性の樹脂フィルムを接着
したり、遮光塗料が厚く塗布されている。
【0004】入射光Lは色分解プリズム1によりR、
G、Bの3色に分解され、それぞれの出射面を通って、
その前面に配置した図示しないCCDによりR、G、B
の光がそれぞれ検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、プリズム1a〜1cを接合した後に、
遮光性を有する樹脂フィルムを接着したり、遮光塗料を
塗布する必要があるために、コストアップになるという
問題点がある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
接合面で光の全反射及び外部への光の漏洩を防止した安
価な色分解プリズムを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、接合面で光の全反射
及び外部への光の漏洩を防止した色分解プリズムを安価
にかつ高精度に作製する色分解プリズムの製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る色分解プリズムは、少なくとも2個以上
のプリズムを接合し、該接合面に全反射防止のための間
隙を有する色分解プリズムにおいて、前記接合面の有効
光線領域外の外周に配置した黒色樹脂により前記プリズ
ム同士を接着し前記間隙を確保したことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る色分解プリズムの製造
方法は、少なくとも2個以上のプリズムを接合し、該接
合面に全反射防止ための間隙を有する色分解プリズムの
製造方法において、前記接合面の有効光線領域外の外周
に黒色樹脂を枠状に塗布して前記間隙を確保すると共に
前記プリズム同士を接着し色分解プリズムを作製するこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図1、図2に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は色分解プリズムの
接合面の斜視図を示し、色分解プリズムは第1のプリズ
ム11aと図示しない第2のプリズム11b、第3のプ
リズム11cが従来例の図3と同様に配置されており、
第1のプリズム11aと第2のプリズム11bの間に
は、全反射を防止するための間隙が設けられている。第
1のプリズム11aの接合面には、間隙を形成するため
のビーズを含んだ黒色樹脂接着剤により枠部12が設け
られている。
【0011】この黒色樹脂接着剤はプリズム材料を接着
する機能を有し、一般の熱硬化性樹脂材料や紫外線硬化
性樹脂材料等に黒色材料と間隙形成のための粒子を混合
したものである。
【0012】熱硬化性樹脂材料としては、例えばポリア
ミド、アクリル酸モノマ、ウレタンアクリレート等を挙
げることができる。また、紫外線硬化性樹脂としては、
ベンゾフェノン及びその置換誘導体、ベンゾイン及びそ
の置換誘導体、アセチフェノン及びその置換誘導体、ベ
ンジル等のオキシム系化合物等の中から1種又は2種以
上の光重合開始剤を2〜10重量%程度含有するポリエ
ステルアクリレート、エポキシアクリレート及びウレタ
ンアクリレート等を挙げることができる。
【0013】黒色材料には黒色有機顔料やカーボンブラ
ックが使用され、また間隙を形成するための粒子はガラ
スビーズやセラミックスビーズが使用される。黒色材料
とビーズを樹脂材料に混入し、攪拌した材料を例えばデ
ィスペンサ等でプリズムの外周部に塗布する。その後
に、他のプリズムを接合して両面から十分な力で加圧す
る。この加圧により樹脂材料が拡散し、ビーズにより間
隙が形成された状態で固定した後に、樹脂材の種類によ
って加熱硬化や紫外線硬化等により硬化させる。
【0014】このように、外周部に枠状に配置した黒色
樹脂材の接着剤によって強固に接合された色分解プリズ
ムは、全反射を防止し外部への光の漏洩を防止すること
ができる。
【0015】図2は色分解プリズムの接着工程の説明図
である。第1の実施例として、図2(a) でカーボンブラ
ックを10重量%含有させたウレタンアクリレートに外
径10μmのガラスビーズを混合した樹脂を、第1のプ
リズム11aの光学有効面外の領域に、ディスペンサ1
3により厚さ30μm、幅0.1mmで図2(b) に示す
ように塗布して枠部12を形成する。更に、図2(c) に
示すように第2のプリズム11bの光軸を一致させて貼
り合せて加圧固定し、その後に加熱硬化して第1のプリ
ズム11aと第2のプリズム11bとを枠部12により
接合する。
【0016】また、第2の実施例として、黒色顔料を紫
外線硬化性樹脂に混合した樹脂に、外径10μmのセラ
ミックスビーズを混入した樹脂を、第1のプリズム11
aの光学有効面外の領域に、ディスペンサ13により厚
さ30μm、幅0.1mmに塗布して枠部12を形成
し、第2のプリズム11bの光軸を一致させて貼り合せ
て加圧固定し、その後に紫外線を照射して硬化させて、
第1のプリズム11aと第2のプリズム11bを枠部1
2により接合する。
【0017】このようにして、プリズム11aと11b
との間隙が所定の公差の範囲内に収まり、全反射を防止
すると共に光の漏洩のない色分解プリズムを作製するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る色分解
プリズムは、少なくとも2個のプリズムの接合面に黒色
樹脂により間隙が形成されているので、光の全反射及び
外部への光の漏洩を防止することができる。
【0019】また、本発明に係る色分解プリズムの製造
方法は、黒色樹脂を枠状に塗布して間隙を形成してプリ
ズム同士を接合し、光の全反射を防止すると共に外部へ
の光の漏洩を防止した色分解プリズムを安価に精度良く
作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のプリズム接合面の斜視図である。
【図2】製造方法の説明図である。
【図3】従来例の色分解プリズムの斜視図である。
【図4】プリズム接合面の平面図である。
【符号の説明】
11a、11b、11c プリズム 12 枠部 13 ディスペンサ
フロントページの続き (72)発明者 岩田 研逸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉村 文孝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個以上のプリズムを接合
    し、該接合面に全反射防止のための間隙を有する色分解
    プリズムにおいて、前記接合面の有効光線領域外の外周
    に配置した黒色樹脂により前記プリズム同士を接着し前
    記間隙を確保したことを特徴とする色分解プリズム。
  2. 【請求項2】 少なくとも2個以上のプリズムを接合
    し、該接合面に全反射防止ための間隙を有する色分解プ
    リズムの製造方法において、前記接合面の有効光線領域
    外の外周に黒色樹脂を枠状に塗布して前記間隙を確保す
    ると共に前記プリズム同士を接着し色分解プリズムを作
    製することを特徴とする色分解プリズムの製造方法。
JP10048939A 1998-02-13 1998-02-13 色分解プリズム及びその製造方法 Pending JPH11231256A (ja)

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JPH11231256A true JPH11231256A (ja) 1999-08-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193057A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Olympus Corp 光学部品とその製造方法
JP2007292934A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Sanyo Electric Co Ltd 光学部材ユニット及びこの光学部材ユニットを備えた映像表示装置

Cited By (2)

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JP2007193057A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Olympus Corp 光学部品とその製造方法
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