JPH11231214A - 結像レンズ系および記録光学装置 - Google Patents

結像レンズ系および記録光学装置

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JPH11231214A
JPH11231214A JP10037470A JP3747098A JPH11231214A JP H11231214 A JPH11231214 A JP H11231214A JP 10037470 A JP10037470 A JP 10037470A JP 3747098 A JP3747098 A JP 3747098A JP H11231214 A JPH11231214 A JP H11231214A
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JP
Japan
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lens
reduction side
lens group
disposed
surface facing
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JP10037470A
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English (en)
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Hideki Fukunaga
秀樹 福永
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色収差が少なく、広角化が可能で、高解像が
得られる結像レンズ系および記録光学装置を提供する。 【解決手段】 この結像レンズ1は、拡大側Aに配置さ
れ、複数のレンズからなり、負のパワーを有する第1レ
ンズ群2と、第1レンズ群2の縮小側Bに配置され、複
数のレンズからなり、正のパワーを有する第2レンズ群
3と、第2レンズ群3の縮小側Bに配置され、複数のレ
ンズからなり、負あるいは正のパワーを有する第3レン
ズ群4と、第3レンズ群4の縮小側Bに配置され、複数
のレンズからなり、正のパワーを有する第4レンズ群5
と、第3レンズ群4および第4レンズ群5によって形成
される拡大側合成焦点位置6aに一致するよう配置され
た絞り6とを備え、第1レンズ群2、第2レンズ群3、
第3レンズ群4および第4レンズ群5を構成するレンズ
は、入射光の波長領域で色収差が所定の値以下となるよ
うに所定の分散値を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立に制御可能な
1次元もしくは2次元に配列された複数の発光部を有す
る光源を用いた複写機やプリンター等の記録光学装置に
用いられる投影型の結像レンズ系およびそれを用いた記
録光学装置に関し、特に、色収差が少なく、広角化が可
能で、高解像が得られる結像レンズ系および記録光学装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の結像レンズ系としては、例えば、
特開昭62−52516号公報および特開平3−723
10号公報に示されるものがある。
【0003】特開昭62−52516号公報に示された
従来の結像レンズ系は、工学図面をマイクロ像サイズに
縮小するマイクログラフィックスに用いられるものであ
り、互いに間隔を有して配置された4群からなる10個
のレンズから構成されており、一対のメニスカスレンズ
からなる第1レンズ群と、互いに接合された2重レンズ
および両凸レンズからなる第2レンズ群と、平凸レンズ
および互いに接合された2重レンズからなる第3レンズ
群と、互いに接合された2重レンズからなる第4レンズ
群と、第2レンズ群と第3レンズ群の間に配置された開
口絞りとから構成されている。この結像レンズ系によれ
ば、色収差が少なく、半画角が33度の超広角レンズを
提供することができる。
【0004】特開平3−72310号公報に示された従
来の結像レンズ系は、プリント基板の製造における露光
装置に用いられるものであり、像側テレセントリック系
のレンズ系により構成されている。すなわち、この結像
レンズ系は、物体側に凸面を向けた正のパワーを有する
第1レンズと、この第1レンズの像側に配置され、物体
側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズと、こ
の第2レンズの像側に配置され、凹面を像側に向けた負
のパワーを有する第3レンズとからなる前側レンズ群
と、この前側レンズ群の像側に配置され、物体側に凹面
を向けた負のパワーを有する第4レンズと、この第4レ
ンズの像側に配置され、凹面を像側に向けた正のパワー
を有する第5レンズと、この第5レンズの像側に配置さ
れ、凸面を像側に向けた正のパワーを有する第6レンズ
と、この第6レンズの像側に配置され、凸面を物体側に
向けた正のパワーを有する第7レンズとからなる後側レ
ンズ群と、後側レンズ群の前側合成焦点位置に一致する
ように前側レンズ群と後側レンズ群との間に配置された
絞りとにより構成されている。この結像レンズ系によれ
ば、テレセントリック系を採用することにより、像の寸
法精度が高くなり、画面サイズに比べ物像間距離が大き
くなるとともに、口径比が大きくなって解像度を向上さ
せることができる。
【0005】一方、電子写真方式による光プリンターや
デジタル複写機等の記録光学装置においては、近年画像
品質の向上が要求され、印字画像の高精度化、すなわち
解像度の向上が進んでいる。このような従来の記録光学
装置としては、例えば、特開平1−152683号公報
に示されているものがある。この記録光学装置は、半導
体レーザを1次元的に配列させた半導体レーザアレイを
光源に用いたレーザビームスキャナーである。ここでは
半導体レーザアレイを光源としているために十分な光量
が得られ、また発光パターンを光学系によって記録面上
に投影させるため、可動部が必要ない。また、光源に単
色光である半導体レーザを用いているために、単一波長
に対応した光学系でよいことから、色収差補正が必要な
いという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
52516号公報に示された従来の結像レンズ系による
と、マイクログラフィック用のレンズ系は十分な画面サ
イズを備えているものの、拡大側の倍率は10倍以上と
大きく、FナンバーもF/5以上と大きいために必要な
解像度が得られないという問題がある。また、縮小側は
テレセントリック系となっていないため、ここで用いて
いるレンズ系を、各レーザ素子から出射されるレーザ光
の主光線が平行になっている半導体レーザアレイにその
まま適用させることはできない。
【0007】特開平3−72310号公報に示された従
来の結像レンズ系によると、縮小側テレセントリック系
の構成となっており、拡大側が2〜5倍の低い拡大倍率
でFナンバーも2〜4程度と比較的明るく高い解像度を
持っていると思われる。しかしながら、この露光装置に
用いられるレンズ系は焦点距離が短くかつ拡大側の画角
が狭いため、ここでのレンズ系をそのまま適用して記録
光学装置に必要な画面サイズ(300mm以上)を満足
しようとすると、巨大なレンズ群が必要となり、記録光
学装置が巨大化するという問題がある。
【0008】特開平1−152683号公報に示された
従来の記録光学装置によると、半導体レーザアレイを光
源としているために十分な光量が得られるが、半導体レ
ーザを1次元的に配列しているため、熱的な干渉と作製
上の点から集積化に限界があることから、像面上での高
解像に対応した高密度化に制限が有り、また倍率を小さ
くした場合でも、半導体レーザアレイの大きさの制限か
ら、大きな画面サイズを有し、高解像が得られないとい
う問題がある。また、単色光の半導体レーザを用いて
も、環境温度の変化や同一アレイ内でのばらつきにより
波長差が生じ、色収差が生ずるという問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、色収差が少な
く、広角化が可能で、高解像が得られる結像レンズ系お
よび記録光学装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、縮小側あるいは拡大側からの入射光を拡大
あるいは縮小して結像面に結像させる結像レンズにおい
て、前記拡大側に配置され、複数のレンズからなり、負
のパワーを有する第1レンズ群と、前記第1レンズ群の
前記縮小側に配置され、複数のレンズからなり、正のパ
ワーを有する第2レンズ群と、前記第2レンズ群の前記
縮小側に配置され、複数のレンズからなり、負あるいは
正のパワーを有する第3レンズ群と、前記第3レンズ群
の前記縮小側に配置され、複数のレンズからなり、正の
パワーを有する第4レンズ群と、前記第3レンズ群およ
び前記第4レンズ群によって形成される拡大側合成焦点
位置に一致するよう配置された絞りとを備え、前記第1
レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群および
前記第4レンズ群を構成する前記レンズは、前記入射光
の波長領域で色収差が所定の値以下となるように所定の
分散値を有することを特徴とする結像レンズ系を提供す
る。本発明は、上記目的を達成するため、複数のレーザ
素子を有し、画像信号に基づいて前記複数のレーザ素子
から複数のレーザビームを出射する半導体レーザアレイ
と、縮小側あるいは拡大側に配置された前記半導体レー
ザアレイの前記複数のレーザ素子からの前記複数のレー
ザビームを拡大あるいは縮小して結像面上に結像させる
結像レンズ系と、前記複数のレーザ素子から出射され、
前記結像レンズを介して照射される前記複数のレーザビ
ームによって前記結像面上で露光され、前記画像信号に
応じた静電潜像が形成される感光体とを備えた記録光学
装置において、前記結像レンズ系は、前記拡大側に配置
され、複数のレンズからなり、負のパワーを有する第1
レンズ群と、前記第1レンズ群の前記縮小側に配置さ
れ、複数のレンズからなり、正のパワーを有する第2レ
ンズ群と、前記第2レンズ群の前記縮小側に配置され、
複数のレンズからなり、負あるいは正のパワーを有する
第3レンズ群と、前記第3レンズ群の前記縮小側に配置
され、複数のレンズからなり、正のパワーを有する第4
レンズ群と、前記第3レンズ群および前記第4レンズ群
によって形成される拡大側合成焦点位置に一致するよう
配置された絞りとを備え、前記第1レンズ群、前記第2
レンズ群、前記第3レンズ群および前記第4レンズ群を
構成する前記レンズは、前記入射光の波長領域で色収差
が所定の値以下となるように所定の分散値を有すること
を特徴とする記録光学装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る結像レンズ系を示す。なお、同図において、左
が拡大側(物体)Aを示し、右側が縮小側(像)Bを示
す(他の図でも同じ。)。この結像レンズ系1は、縮小
側Bあるいは拡大側A(本実施の形態では、縮小側Bと
する。)からの入射光を拡大して結像面に結像させるも
のであり、拡大側Aに配置され、複数のレンズからな
り、負のパワーを有する第1レンズ群2と、第1レンズ
群2の縮小側Bに配置され、複数のレンズからなり、正
のパワーを有する第2レンズ群3と、第2レンズ群3の
縮小側Bに配置され、複数のレンズからなり、負あるい
は正のパワーを有する第3レンズ群4と、第3レンズ群
4の縮小側Bに配置され、複数のレンズからなり、正の
パワーを有する第4レンズ群5と、第3レンズ群4およ
び第4レンズ群5によって形成される拡大側合成焦点位
置6aに一致するよう配置された絞り6とを備えてい
る。第1レンズ群2、第2レンズ群3、第3レンズ群4
および第4レンズ群5を構成するレンズは、入射光の波
長領域で色収差が所定の値以下となるように所定の分散
値を有するように形成され、各レンズ同士は非接合か、
あるいは互いに分散値が異なる1組のレンズを接合させ
ている。なお、ri はレンズの曲率半径を示し、di
各レンズの面の隣り合った面間隔、およびレンズ面と絞
り6の間隔を示している(以下に示す図において同
じ。)。
【0012】この第1の実施の形態は、接合面を持たな
い単一の10枚のレンズによって構成したものである。
【0013】第1レンズ群2は、拡大側Aに配置され、
縮小側Bに凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ
11と、第1レンズ11の縮小側Bに配置され、拡大側
Aに凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ12
と、第2レンズ12の縮小側Bに配置され、縮小側Bに
凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズ13と、第
3レンズ13の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凹面を
向けた負のパワーを有する第4レンズ14とからなる。
【0014】第2レンズ群3は、第1レンズ群2の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第5レンズ15と、第5レンズ15の縮小側Bに
配置され、拡大側Aに凹面を向けた負のパワーを有する
第6レンズ16とからなる。
【0015】第3レンズ群4は、第2レンズ群3の縮小
側Bに配置され、拡大側Aに凹面を向けた負のパワーを
有する第7レンズ17と、第7レンズ17の縮小側Bに
配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを有する
第8レンズ18とからなる。
【0016】第4レンズ群5は、第3レンズ群4の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第9レンズ19と、第9レンズ19の縮小側Bに
近接配置され、拡大側Aに凸面を向けた正のパワーを有
する第10レンズ20とからなる。
【0017】上記構成の結像レンズ系1の作用を説明す
る。
【0018】第1レンズ群2は、全体として負のパワー
を有するので、拡大側Aで広い画角となり、大きな画面
サイズが得られる。その一方、それによって発生する収
差も増大する。そこで、第1レンズ群2を複数の負のパ
ワーを有するレンズで構成することにより、パワーを分
散させて発生する収差を減らすことができる。さらに、
拡大側Aの第2レンズ群3(第3レンズ群4)内に正の
パワーを有するレンズを導入し、負のパワーを有するレ
ンズと正のパワーを有するレンズの構成を適正化するこ
とにより、負レンズで発生した収差を正レンズによって
打ち消し、結像レンズ系1全体の収差を抑制することが
できる。
【0019】また、光源に半導体レーザアレイを用いた
場合、一般に、各レーザ素子からの出射光は互いに平行
であるため、縮小側Bをテレセントリック系の構成とし
なければならない。そのため、縮小側Bに設けた第4レ
ンズ群5は、少なくとも2枚の正のパワーを有するレン
ズを含んでいる。この群が例えば1枚の場合、テレセン
トリック系となるよう半導体レーザアレイから出射され
たレーザビームの軸外の光軸に平行な主光線を絞りの中
心に向かうように曲げかつ収差を抑えた明るいレンズと
することは困難である。
【0020】また、半導体レーザアレイ内の各レーザ素
子の波長のばらつきや、環境あるいは経時的な変化によ
ってレーザの波長に変動がある場合、単一波長もしくは
狭い波長領域で設計されたレンズ系では波長が異なるこ
とによって波長ごとに焦点位置が大きくずれるという色
収差の問題が発生する。そこで、本発明は、各レンズに
使用する硝材の分散値(アッベ数)を変え、所望の波長
領域で色収差が小さくなる硝材を選択することによって
色収差を補正している。例えば、第1レンズ11と第2
レンズ12に対して分散値の小さい硝材を第3レンズ1
3に用い、第5レンズ15に対して分散値の小さい硝材
を第6レンズ16に用い、第8レンズ18に対して分散
値の小さい硝材を第7レンズ17に用いることにより、
波長変動に対する焦点位置ずれの抑制が可能である。さ
らに、分散値の異なるレンズを貼りあわせた接合面を持
ったレンズを用いることも色収差を抑制する上で有効で
ある。
【0021】上記構成によれば、第1レンズ群2は、負
のパワーを有するので、拡大側Aで半画角20°以上の
広角となり、レンズの径に比べて大きな画面サイズが得
られる。従って、拡大倍率が5〜10倍、焦点距離が5
0mm〜100mmと長く、像高150mm以上にわた
って書き込みが可能となる。また、第2および第3レン
ズ群3,4を絞り6に向かう凹面を有する複数のレンズ
から構成したので、Fナンバーが4以下と明るく、高解
像が得られる。また、第4レンズ群5は、正のパワーを
有するので、テレセントリック系の構成が容易になり、
光源に高解像度が得られる半導体レーザアレイを用いる
ことができる。また、レンズの使用枚数を減らすことが
できるので、レンズ全長が50mm〜150mmと小型
化が図れる。また、レンズの分散値を適正化しているの
で、半導体レーザの波長の変動幅と考えられる770n
mから790nmの波長領域で波長変動に対するデフォ
ーカスが0.01mm/nm以下と小さくなる。
【0022】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
結像レンズ系を示す。この結像レンズ系1は、接合面を
持った1組のレンズと、単一の8枚のレンズによって構
成したものであり、第1の実施の形態とは第3レンズ群
4が異なり、他は第1の実施の形態と同様に構成されて
いる。
【0023】第3レンズ群4は、第2レンズ群3の縮小
側Bに配置され、拡大側Aに凹面を向けた第7レンズ1
7と、第7レンズ17の縮小側Bに接合され、縮小側B
に凸面を向けた第8レンズ18とからなる。
【0024】上記構成の第2の実施の形態によれば、1
つの接合面を導入しているので、色収差をより低減する
ことができる。
【0025】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
結像レンズ系を示す。この結像レンズ系1は、接合面を
含まない単一の12枚のレンズによって構成したもので
ある。
【0026】第1レンズ群2は、拡大側Aに配置され、
縮小側Bに凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ
11と、第1レンズ11の縮小側Bに配置され、拡大側
Aに凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ12
と、第2レンズ12の縮小側Bに配置され、縮小側Bに
凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズ13と、第
3レンズ13の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凹面を
向けた負のパワーを有する第4レンズ14と、第4レン
ズ14の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凹面を向けた
負のパワーを有する第5レンズ15とからなる。
【0027】第2レンズ群3は、第1レンズ群2の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第6レンズ16と、第6レンズ16の縮小側Bに
配置され、拡大側Aに凹面を向けた負のパワーを有する
第7レンズ17と、第7レンズ17の縮小側Bに配置さ
れ、拡大側Aに凸面を向けた正のパワーを有する第8レ
ンズ18とからなる。
【0028】第3レンズ群4は、第2レンズ群3の縮小
側Bに配置され、拡大側Aに凹面を向けた負のパワーを
有する第9レンズ19と、第9レンズ19の縮小側Bに
近接配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを有
する第10レンズ20とからなる。
【0029】第4レンズ群5は、第3レンズ群4の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第11レンズ21と、第11レンズ21の縮小側
Bに配置され、拡大側Aに凸面を向けた正のパワーを有
する第12レンズ22とからなる。
【0030】上記構成の第3の実施の形態によれば、接
合面を導入しない場合でも、レンズ使用枚数を増やすこ
とにより、色収差をより低減することができる。
【0031】図4は、本発明の第4の実施の形態に係る
結像レンズ系を示す。この結像レンズ系1は、接合面を
有する1組のレンズと、単一の10枚のレンズから構成
したものであり、第3の実施の形態とは第2レンズ群3
および第3レンズ群4が異なり、他は第3の実施の形態
と同様に構成されている。
【0032】第2レンズ群3は、第1レンズ群2の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第6レンズ16と、第6レンズ16の縮小側Bに
配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを有する
第7レンズ17と、第7レンズ17の縮小側Bに配置さ
れ、拡大側Aに凹面を向けた負のパワーを有する第8レ
ンズ18とからなる。
【0033】第3レンズ群4は、第2レンズ群3の縮小
側Bに配置され、拡大側Aに凹面を向けた第9レンズ1
9と、第9レンズ19の縮小側Bに接合され、縮小側B
に凸面を向けた第10レンズ20とからなる。
【0034】上記構成の第4の実施の形態によれば、1
つの接合面を導入しているので、色収差をより低減する
ことができる。
【0035】図5は、本発明の第5の実施の形態に係る
結像レンズ系を示す。この結像レンズ系1は、接合面を
有する1組のレンズと、単一のレンズ10枚から構成し
たものであり、第3の実施の形態とは第1レンズ群2お
よび第2レンズ群3が異なり、他は第3の実施の形態と
同様に構成されている。
【0036】第1レンズ群2は、拡大側Aに配置され、
縮小側Bに凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ
11と、第1レンズ11の縮小側Bに配置され、拡大側
Aに凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ12
と、第2レンズ12の縮小側Bに配置され、縮小側Bに
凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズ13と、第
3レンズ13の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凸面を
向けた正のパワーを有する第4レンズ14と、第4レン
ズ14の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凹面を向けた
負のパワーを有する第5レンズ15とからなる。
【0037】第2レンズ群3は、第1レンズ群2の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第6レンズ16と、第6レンズ16の縮小側Bに
配置され、縮小側Bに凹面を向けた第7レンズ17と、
第7レンズ17の縮小側Bに接合され、拡大側Aに凸面
を向けた第8レンズ18とからなる。
【0038】上記構成の第5の実施の形態によれば、1
つの接合面を導入し、かつ、レンズ使用枚数を増やすこ
とにより、色収差をより低減することができる。
【0039】図6は、本発明の第6の実施の形態に係る
結像レンズ系を示す。この結像レンズ系1は、接合面を
有する2組のレンズと、単一のレンズ8枚から構成した
ものである。
【0040】第1レンズ群2は、拡大側Aに配置され、
縮小側Bに凹面を向けた負のパワーを有する第1レンズ
11と、第1レンズ11の縮小側Bに配置され、拡大側
Aに凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ12
と、第2レンズ12の縮小側Bに配置され、縮小側Bに
凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズ13と、第
3レンズ13の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凸面を
向けた正のパワーを有する第4レンズ14と、第4レン
ズ14の縮小側Bに配置され、縮小側Bに凹面を向けた
負のパワーを有する第5レンズ15とからなる。
【0041】第2レンズ群3は、第1レンズ群2の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第6レンズ16と、第6レンズ16の縮小側Bに
配置され、縮小側Bに凹面を向けた第7レンズ17と、
第7レンズ17の縮小側Bに接合され、拡大側Aに凸面
を向けた第8レンズ18とからなる。
【0042】第3レンズ群4は、第2レンズ群3の縮小
側Bに配置され、拡大側Aに凹面を向けた第9レンズ1
9と、第9レンズ19の縮小側Bに接合され、縮小側B
に凸面を向けた第10レンズ20とからなる。
【0043】第4レンズ群5は、第3レンズ群4の縮小
側Bに配置され、縮小側Bに凸面を向けた正のパワーを
有する第11レンズ21と、第11レンズ21の縮小側
Bに配置され、拡大側Aに凸面を向けた正のパワーを有
する第12レンズ22とからなる。
【0044】上記構成の第6の実施の形態によれば、2
つの接合面を導入することにより、色収差をより低減す
ることができる。
【0045】図7は、本発明の実施の形態に係る記録光
学装置を示す。この記録光学装置100は、n×m個の
レーザ素子をアレイ状に配置し、各レーザ素子からレー
ザビームを平行に同時に独立して出射可能な半導体レー
ザアレイ101と、半導体レーザアレイ101の各レー
ザ素子から平行に出射された複数のレーザビームを合成
焦点位置6aに集光させた後、所定の画角で拡大して図
示しない駆動装置によって回転する感光体ドラム102
上に結像させる上記構成の結像レンズ系1と、画像信号
を記憶した画像メモリ103と、画像メモリ103から
画像信号を読み出し、その画像信号を処理して記録パタ
ーンに応じた記録信号を出力する信号処理回路104
と、信号処理回路104からの記録信号を入力して半導
体レーザアレイ101を駆動するレーザ駆動回路105
と、レーザ駆動回路105に制御信号を出力してレーザ
駆動回路105による駆動を制御する制御回路106と
を具備している。また、この記録光学装置100は、図
示は省略するが、感光体ドラム102の周囲に帯電器,
現像器,転写器等の画像形成手段を設け、転写器の前段
には、転写器に記録用紙を供給する給紙部を設け、転写
器の後段には、記録用紙に転写されたトナー像を定着す
る定着器、およびトナー像が定着された記録用紙を排紙
する排紙部等を設けている。
【0046】上記構成の記録光学装置100によれば、
環境温度の変化によるレーザビームの波長変化や、同一
アレイ内での波長ばらつきによる波長変動があっても、
画質劣化のないように焦点深度に対して十分小さいデフ
ォーカスに抑えることができる。また、結像レンズ系1
は、感光体ドラム102のある拡大側Aで5倍から10
倍の倍率を有しているので、光源を小型化できる。ま
た、結像レンズ系1は、Fナンバーが4より小さく明る
いため、感光体ドラム102上に結像されるレーザビー
ムのスポット径を小さくでき、高い解像度の画像を形成
することができる。また、結像レンズ系1は、焦点距離
が50〜100mmで半画角20°以上の広角であるた
め、半導体レーザアレイ101から感光体ドラム102
までの全長を700mm以下に短くでき、かつ150m
m以上の像高が得られるので、装置の小型化が図れる。
また、結像レンズ系1は、縮小側Bをテレセントリック
系に構成しているので、縮小側Bにレーザビームの主光
線が光軸に平行な半導体レーザアレイ101を用いるこ
とができるので、高解像度が得られる。
【0047】
【実施例】<実施例1>表1は、第1の実施の形態に対
応する実施例1の結像レンズ系のレンズデータを示す。
【表1】
【0048】表1において、ri はレンズの曲率半径を
示し、di は各レンズの面の隣り合った面間隔、および
レンズ面と絞り6の間隔を示している。また、nj はd
線における各レンズの屈折率で、νj は分散値(アッベ
数)を示している。
【0049】上記レンズデータを有する結像レンズ系の
有効焦点距離f、像側倍率M、物体側半画角θ、Fナン
バーF、物像間距離TT、およびレンズ全長OALは、
以下の通りにそれぞれ設定されている。 f=65.0mm、M=0.167、θ=21°、F=
2.5 TT=619.5238mm、OAL=180mm
【0050】図8(a) ,(b) ,(c) および図9(a) ,
(b) ,(c) は、上記のように構成された結像レンズ系の
像側における球面収差、非点収差、歪曲収差、および画
角21°,14°,0°の横収差をそれぞれ示す。非点
収差、歪曲収差、横収差においては、縮小側Bの光源と
して用いる半導体レーザの基準波長である780nmに
ついてのものである。球面収差では、790nmについ
ては点線で、基準波長780nmについては実線で、7
70nmについては一点鎖線で示している。図8の非点
収差図において、Sはサジタル像面を表わし、Tはタン
ジェンシャル像面を表わしている。なお、後で述べる実
施例においては、上記と同一符号を用いてその説明を省
略する。この実施例1は、それぞれのレンズの屈折率は
収差が抑えられるよう設定され、分散値は収差および色
収差を抑えるよう設定されている。従って、図8および
図9より、軸外においても収差は小さく、また色収差に
よるデフォーカスも抑えられていることが分かる。
【0051】<実施例2>表2は、第2の実施の形態に
対応する実施例2の結像レンズ系のレンズデータを示
す。
【表2】
【0052】上記レンズデータを有する結像レンズ系の
有効焦点距離f、像側倍率M、物体側半画角θ、Fナン
バーF、物像間距離TT、およびレンズ全長OALは以
下の通りにそれぞれ設定されている。 f=65.0mm、M=0.167、θ=21°、F=
2.5 TT=603.4561mm、OAL=180mm
【0053】図10(a) ,(b) ,(c) および図11(a)
,(b) ,(c) は、上記のように構成された結像レンズ
系の球面収差、非点収差、歪曲収差、および横収差をそ
れぞれ示す。この実施例2によれば、接合面を導入して
いるので、図10,図11から明らかなように、色収差
をより低減することができる。
【0054】<実施例3>表3は、第3の実施の形態に
対応する実施例3の結像レンズ系のレンズデータを示
す。
【表3】
【0055】上記レンズデータを有する結像レンズ系の
有効焦点距離f、像側倍率M、物体側半画角θ、Fナン
バーF、物像間距離TT、およびレンズ全長OALは以
下の通りにそれぞれ設定されている。 f=60.0mm,M=0.167,θ=23°,F=
2.5 TT=539.5372mm,OAL=170mm
【0056】図12(a) ,(b) ,(c) および図13(a)
,(b) ,(c) は、上記のように構成された結像レンズ
系の球面収差、非点収差、歪曲収差、および画角23
°,15°,0°の横収差をそれぞれ示す。この実施例
3によれば、レンズ枚数を増やしているので、より広角
なレンズ系にすることが可能となり、物像間距離を短く
することができる。
【0057】<実施例4>表4は、第4の実施の形態に
対応する実施例4の結像レンズ系のレンズデータを示
す。
【表4】
【0058】上記レンズデータを有する結像レンズ系の
有効焦点距離f、像側倍率M、物体側半画角θ、Fナン
バーF、物像間距離TT、およびレンズ全長OALは以
下の通りにそれぞれ設定されている。 f=60.0mm,M=0.167,θ=23°,F=
2.5 TT=564.4000mm,OAL=170mm
【0059】図14(a) ,(b) ,(c) および図15(a)
,(b) ,(c) は、上記のように構成された結像レンズ
系の球面収差、非点収差、歪曲収差、および画角23
°,15°,0°の横収差をそれぞれ示す。この実施例
4によれば、実施例3に比べ、接合面を導入することに
より、色収差をより低減することができる。
【0060】<実施例5>表5は、第5の実施の形態に
対応する実施例5の結像レンズ系のレンズデータを示
す。
【表5】
【0061】上記レンズデータを有する結像レンズ系の
有効焦点距離f、像側倍率M、物体側半画角θ、Fナン
バーF、物像間距離TT、およびレンズ全長OALは以
下の通りにそれぞれ設定されている。 f=60.0mm,M=0.167,θ=23°,F=
2.5 TT=541.8537mm,OAL=170mm
【0062】図16(a) ,(b) ,(c) および図17(a)
,(b) ,(c) は、上記のように構成された結像レンズ
系の球面収差、非点収差、歪曲収差、および画角23
°,15°,0°の横収差をそれぞれ示す。この実施例
5によれば、実施例4とは異なる位置に接合面を導入す
ることによっても、同様に色収差をより低減することが
できる。
【0063】<実施例6>表6は、第6の実施の形態に
対応する実施例6の結像レンズ系のレンズデータを示
す。
【表6】
【0064】上記レンズデータを有する結像レンズ系の
有効焦点距離f、像側倍率M、物体側半画角θ、Fナン
バーF、物像間距離TT、およびレンズ全長OALは以
下の通りにそれぞれ設定されている。 f=60.0mm,M=0.167,θ=23°,F=
2.5 TT=542.0935mm,OAL=170mm
【0065】図18(a) ,(b) ,(c) および図19(a)
,(b) ,(c) は、上記のように構成された結像レンズ
系の球面収差、非点収差、歪曲収差、および画角23
°,15°,0°の横収差をそれぞれ示す。この実施例
6によれば、2つの接合面を導入することにより、色収
差をより低減することができる。
【0066】なお、本発明は、上記実施の形態および実
施例に限定されず、種々な形態が可能である。例えば、
上記実施の形態および実施例では、特定の倍率、Fナン
バー、焦点距離、画角、レンズ全長の構成について述べ
たが、他の構成についても本実施例を補正して用いるこ
とが可能である。また、本発明では半導体レーザアレイ
が平板状で、各レーザ素子からは面に垂直方向に互いに
平行にレーザ光の主光線が出射されるものを用い、半導
体レーザアレイの大きさがレンズ系の径に対して無視で
きない大きさであるため、縮小側Bはテレセントリック
系としたが、半導体レーザアレイが球面上かもしくは曲
面上に配置されている場合や、半導体レーザアレイが平
板状であっても各レーザ光のレーザ光の主光線がレンズ
の絞りに向かうよう構成されている場合は、テレセント
リック系に比べて設計が容易となるため、本実施例を補
正して用いることができる。また、第1レンズ群2、第
2レンズ群3、第3レンズ群4および第4レンズ群5の
うち1つのレンズ群に2つ以上の接合面を導入してもよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズの分散値を適正化することにより、色収差を少な
くできる。また、拡大側に配置される第1レンズ群は、
負のパワーを有するように複数のレンズから構成されて
いるので、広角化が可能になる。また、縮小側に配置さ
れる第4レンズ群は、正のパワーを有するように複数の
レンズから構成されているので、テレセントリック系の
構成が容易になり、光源に高解像が得られる半導体レー
ザアレイを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る結像レンズ系
の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る結像レンズ系
の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る結像レンズ系
の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る結像レンズ系
の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る結像レンズ系
の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る結像レンズ系
の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る記録光学装置の概略
構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例1における諸収差図であり、
(a) は球面収差図、(b) は非点収差図、(c) は歪曲収差
図である。
【図9】本発明の実施例1における横収差図であり、
(a) は画角21°の横収差図、(b) は画角14°の横収
差図、(c) は画角0°の横収差図である。
【図10】本発明の実施例2における諸収差図であり、
(a) は球面収差図、(b) は非点収差図、(c) は歪曲収差
図である。
【図11】本発明の実施例2における横収差図であり、
(a) は画角21°の横収差図、(b) は画角14°の横収
差図、(c) は画角0°の横収差図である。
【図12】本発明の実施例3における諸収差図であり、
(a) は球面収差図、(b) は非点収差図、(c) は歪曲収差
図である。
【図13】本発明の実施例3における横収差図であり、
(a) は画角23°の横収差図、(b) は画角15°の横収
差図、(c) は画角0°の横収差図である。
【図14】本発明の実施例4における諸収差図であり、
(a) は球面収差図、(b) は非点収差図、(c) は歪曲収差
図である。
【図15】本発明の実施例4における横収差図であり、
(a) は画角23°の横収差図、(b) は画角15°の横収
差図、(c) は画角0°の横収差図である。
【図16】本発明の実施例5における諸収差図であり、
(a) は球面収差図、(b) は非点収差図、(c) は歪曲収差
図である。
【図17】本発明の実施例5における横収差図であり、
(a) は画角23°の横収差図、(b) は画角15°の横収
差図、(c) は画角0°の横収差図である。
【図18】本発明の実施例6における諸収差図であり、
(a) は球面収差図、(b) は非点収差図、(c) は歪曲収差
図である。
【図19】本発明の実施例6における横収差図であり、
(a) は画角23°の横収差図、(b) は画角15°の横収
差図、(c) は画角0°の横収差図である。
【符号の説明】
1 結像レンズ系 2 第1レンズ群 3 第2レンズ群 4 第3レンズ群 5 第4レンズ群 6 絞り 6a 合成焦点位置 11 第1レンズ 12 第2レンズ 13 第3レンズ 14 第4レンズ 15 第5レンズ 16 第6レンズ 17 第7レンズ 18 第8レンズ 19 第9レンズ 20 第10レンズ 21 第11レンズ 22 第12レンズ 100 記録光学装置 101 半導体レーザアレイ 102 感光体ドラム 103 画像メモリ 104 信号処理回路 105 レーザ駆動回路 106 制御回路 A 拡大側 B 縮小側

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縮小側あるいは拡大側からの入射光を拡大
    あるいは縮小して結像面に結像させる結像レンズにおい
    て、 前記拡大側に配置され、複数のレンズからなり、負のパ
    ワーを有する第1レンズ群と、 前記第1レンズ群の前記縮小側に配置され、複数のレン
    ズからなり、正のパワーを有する第2レンズ群と、 前記第2レンズ群の前記縮小側に配置され、複数のレン
    ズからなり、負あるいは正のパワーを有する第3レンズ
    群と、 前記第3レンズ群の前記縮小側に配置され、複数のレン
    ズからなり、正のパワーを有する第4レンズ群と、 前記第3レンズ群および前記第4レンズ群によって形成
    される拡大側合成焦点位置に一致するよう配置された絞
    りとを備え、 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ
    群および前記第4レンズ群を構成する前記レンズは、前
    記入射光の波長領域で色収差が所定の値以下となるよう
    に所定の分散値を有することを特徴とする結像レンズ
    系。
  2. 【請求項2】前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前
    記第3レンズ群および前記第4レンズ群のうち少なくも
    1つのレンズ群は、互いに分散値が異なり、かつ、互い
    に接合された1組のレンズを用いた構成の請求項1記載
    の結像レンズ系。
  3. 【請求項3】前記第1レンズ群は、前記拡大側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた負のパワーを有する第1
    レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ
    と、前記第2レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小
    側に凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズと、前
    記第3レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹
    面を向けた負のパワーを有する第4レンズとを含み、 前記第2レンズ群は、前記第1レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第5レンズと、前記第5レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有する第6
    レンズとを含み、 前記第3レンズ群は、前記第2レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有す
    る第7レンズと、前記第7レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有する第8
    レンズとを含み、 前記第4レンズ群は、前記第3レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第9レンズと、前記第9レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第1
    0レンズとを含む構成の請求項1記載の結像レンズ系。
  4. 【請求項4】前記第1レンズ群は、前記拡大側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた負のパワーを有する第1
    レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ
    と、前記第2レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小
    側に凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズと、前
    記第3レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹
    面を向けた負のパワーを有する第4レンズとを含み、 前記第2レンズ群は、前記第1レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第5レンズと、前記第5レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有する第6
    レンズとを含み、 前記第3レンズ群は、前記第2レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記拡大側に凹面を向けた第7レンズと、前
    記第7レンズの前記縮小側に接合され、前記縮小側に凸
    面を向けた第8レンズとを含み、 前記第4レンズ群は、前記第3レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第9レンズと、前記第9レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第1
    0レンズとを含む構成の請求項2記載の結像レンズ系。
  5. 【請求項5】前記第1レンズ群は、前記拡大側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた負のパワーを有する第1
    レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ
    と、前記第2レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小
    側に凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズと、前
    記第3レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹
    面を向けた負のパワーを有する第4レンズと、前記第4
    レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹面を向
    けた負のパワーを有する第5レンズとを含み、 前記第2レンズ群は、前記第1レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第6レンズと、前記第6レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有する第7
    レンズと、前記第7レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第8レンズ
    とを含み、 前記第3レンズ群は、前記第2レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有す
    る第9レンズと、前記第9レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有する第1
    0レンズとを含み、 前記第4レンズ群は、前記第3レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第11レンズと、前記第11レンズの前記縮小側に配
    置され、前記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する
    第12レンズとを含む構成の請求項1記載の結像レンズ
    系。
  6. 【請求項6】前記第1レンズ群は、前記拡大側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた負のパワーを有する第1
    レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ
    と、前記第2レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小
    側に凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズと、前
    記第3レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹
    面を向けた負のパワーを有する第4レンズと、前記第4
    レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹面を向
    けた負のパワーを有する第5レンズとを含み、 前記第2レンズ群は、前記第1レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第6レンズと、前記第6レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有する第7
    レンズと、前記第7レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有する第8レンズ
    とを含み、 前記第3レンズ群は、前記第2レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記拡大側に凹面を向けた第9レンズと、前
    記第9レンズの前記縮小側に接合され、前記縮小側に凸
    面を向けた第10レンズとを含み、 前記第4レンズ群は、前記第3レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第11レンズと、前記第11レンズの前記縮小側に配
    置され、前記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する
    第12レンズとを含む構成の請求項2記載の結像レンズ
    系。
  7. 【請求項7】前記第1レンズ群は、前記拡大側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた負のパワーを有する第1
    レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ
    と、前記第2レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小
    側に凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズと、前
    記第3レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凸
    面を向けた正のパワーを有する第4レンズと、前記第4
    レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹面を向
    けた負のパワーを有する第5レンズとを含み、 前記第2レンズ群は、前記第1レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第6レンズと、前記第6レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた第7レンズと、前記第7
    レンズの前記縮小側に接合され、前記拡大側に凸面を向
    けた第8レンズとを含み、 前記第3レンズ群は、前記第2レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記拡大側に凹面を向けた負のパワーを有す
    る第9レンズと、前記第9レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有する第1
    0レンズとを含み、 前記第4レンズ群は、前記第3レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第11レンズと、前記第11レンズの前記縮小側に配
    置され、前記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する
    第12レンズとを含む構成の請求項2記載の結像レンズ
    系。
  8. 【請求項8】前記第1レンズ群は、前記拡大側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた負のパワーを有する第1
    レンズと、前記第1レンズの前記縮小側に配置され、前
    記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する第2レンズ
    と、前記第2レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小
    側に凹面を向けた負のパワーを有する第3レンズと、前
    記第3レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凸
    面を向けた正のパワーを有する第4レンズと、前記第4
    レンズの前記縮小側に配置され、前記縮小側に凹面を向
    けた負のパワーを有する第5レンズとを含み、 前記第2レンズ群は、前記第1レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第6レンズと、前記第6レンズの前記縮小側に配置さ
    れ、前記縮小側に凹面を向けた第7レンズと、前記第7
    レンズの前記縮小側に接合され、前記拡大側に凸面を向
    けた第8レンズとを含み、 前記第3レンズ群は、前記第2レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記拡大側に凹面を向けた第9レンズと、前
    記第9レンズの前記縮小側に接合され、前記縮小側に凸
    面を向けた第10レンズとを含み、 前記第4レンズ群は、前記第3レンズ群の前記縮小側に
    配置され、前記縮小側に凸面を向けた正のパワーを有す
    る第11レンズと、前記第11レンズの前記縮小側に配
    置され、前記拡大側に凸面を向けた正のパワーを有する
    第12レンズとを含む構成の請求項2記載の結像レンズ
    系。
  9. 【請求項9】複数のレーザ素子を有し、画像信号に基づ
    いて前記複数のレーザ素子から複数のレーザビームを出
    射する半導体レーザアレイと、 縮小側あるいは拡大側に配置された前記半導体レーザア
    レイの前記複数のレーザ素子からの前記複数のレーザビ
    ームを拡大あるいは縮小して結像面上に結像させる結像
    レンズ系と、 前記複数のレーザ素子から出射され、前記結像レンズを
    介して照射される前記複数のレーザビームによって前記
    結像面上で露光され、前記画像信号に応じた静電潜像が
    形成される感光体とを備えた記録光学装置において、 前記結像レンズ系は、前記拡大側に配置され、複数のレ
    ンズからなり、負のパワーを有する第1レンズ群と、前
    記第1レンズ群の前記縮小側に配置され、複数のレンズ
    からなり、正のパワーを有する第2レンズ群と、前記第
    2レンズ群の前記縮小側に配置され、複数のレンズから
    なり、負あるいは正のパワーを有する第3レンズ群と、
    前記第3レンズ群の前記縮小側に配置され、複数のレン
    ズからなり、正のパワーを有する第4レンズ群と、前記
    第3レンズ群および前記第4レンズ群によって形成され
    る拡大側合成焦点位置に一致するよう配置された絞りと
    を備え、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第
    3レンズ群および前記第4レンズ群を構成する前記レン
    ズは、前記入射光の波長領域で色収差が所定の値以下と
    なるように所定の分散値を有することを特徴とする記録
    光学装置。
  10. 【請求項10】前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、
    前記第3レンズ群および前記第4レンズ群のうち少なく
    も1つのレンズ群は、互いに分散値が異なり、かつ、互
    いに接合された1組のレンズを用いた構成の請求項9記
    載の記録光学装置。
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CN110376715A (zh) * 2019-07-18 2019-10-25 广东奥普特科技股份有限公司 一种高解析度定焦镜头
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